JP2536604Y2 - クレーンの吊荷受け渡し機構 - Google Patents
クレーンの吊荷受け渡し機構Info
- Publication number
- JP2536604Y2 JP2536604Y2 JP1992065517U JP6551792U JP2536604Y2 JP 2536604 Y2 JP2536604 Y2 JP 2536604Y2 JP 1992065517 U JP1992065517 U JP 1992065517U JP 6551792 U JP6551792 U JP 6551792U JP 2536604 Y2 JP2536604 Y2 JP 2536604Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crane
- garter
- winch
- slide
- suspended
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、巻き上げ高速ウインチ
と天井クレーンとを用いた揚重作業におけるクレーンの
吊荷受け渡し機構に関する。
と天井クレーンとを用いた揚重作業におけるクレーンの
吊荷受け渡し機構に関する。
【0002】
【従来の技術】建築工事において使用するタワークレー
ンは、垂直揚重、水平移動、取付作業のすべてを1台で
行っている。したがって、垂直揚重、水平移動中は、取
付作業員すなわち鳶職は、手待ちになることがある。
又、垂直揚重、水平移動、取付けで1サイクルとなり、
工程が長くなる。
ンは、垂直揚重、水平移動、取付作業のすべてを1台で
行っている。したがって、垂直揚重、水平移動中は、取
付作業員すなわち鳶職は、手待ちになることがある。
又、垂直揚重、水平移動、取付けで1サイクルとなり、
工程が長くなる。
【0003】一般に2つの作業機を用いて荷役すること
は知られており、例えば実開昭63−116489号公
報に開示されている。しかしながらかかる公知技術は、
コンテナ船の大小、積荷の高低に応じて中継台を移動さ
せるもので、吊荷の受け渡しを効率よく行うものではな
い。
は知られており、例えば実開昭63−116489号公
報に開示されている。しかしながらかかる公知技術は、
コンテナ船の大小、積荷の高低に応じて中継台を移動さ
せるもので、吊荷の受け渡しを効率よく行うものではな
い。
【0004】そのため、垂直揚重と水平移動及び取付作
業とを別個の機械で分担し、サイクルタイムを短縮する
ことが望まれる。したがって、上記の両機械間で吊荷の
受け渡し機構が必要となる。
業とを別個の機械で分担し、サイクルタイムを短縮する
ことが望まれる。したがって、上記の両機械間で吊荷の
受け渡し機構が必要となる。
【0005】また、水平移動機械間にも、受け渡し機構
が必要となることがあり、更に、必要に応じ他の機械間
の吊荷のストック機能を持たせることで、作業効率を向
上することが考えられる。
が必要となることがあり、更に、必要に応じ他の機械間
の吊荷のストック機能を持たせることで、作業効率を向
上することが考えられる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的は、建設工事において、クレーンやウインチの能力
を効果的に使用でき、もって効率よく吊荷の受け渡しが
できるクレーンの吊荷受け渡し機構を提供することにあ
る。
目的は、建設工事において、クレーンやウインチの能力
を効果的に使用でき、もって効率よく吊荷の受け渡しが
できるクレーンの吊荷受け渡し機構を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、巻き上
げ高速ウインチと天井クレーンとを用いた揚重作業にお
けるクレーンの吊荷受け渡し機構において、巻き上げ高
速ウインチとスライド張り出し天井クレーンとの間に複
数のL字状荷受け支柱を構造物の上部から吊設し、前記
スライド張り出し天井クレーンは天井側に設けられたラ
ンウエイガータに走行自在に横行ガータが取り付けられ
ており、その横行ガータには横行装置が吊設され、横行
装置の下部に一体に設けたスライド手段の先端部にウイ
ンチが設けられている。さらに本考案によれば、巻き上
げ高速ウインチと天井クレーンとを用いた揚重作業にお
けるクレーンの吊荷受け渡し機構において、天井に設け
られた一対の走行レールにそれぞれ走行装置を設け、そ
の走行装置に伸縮手段を介してL字状荷受け支柱が設け
られ、巻き上げ高速ウインチとスライド張り出し天井ク
レーンとの間に複数のL字状荷受け支柱を構造物の上部
から吊設し、前記スライド張り出し天井クレーンは天井
側に設けられたランウエイガータに走行自在に横行ガー
タが取り付けられており、その横行ガータには横行装置
が吊設され、横行装置の下部に一体に設けたスライド手
段の先端部にウインチが設けられている。
げ高速ウインチと天井クレーンとを用いた揚重作業にお
けるクレーンの吊荷受け渡し機構において、巻き上げ高
速ウインチとスライド張り出し天井クレーンとの間に複
数のL字状荷受け支柱を構造物の上部から吊設し、前記
スライド張り出し天井クレーンは天井側に設けられたラ
ンウエイガータに走行自在に横行ガータが取り付けられ
ており、その横行ガータには横行装置が吊設され、横行
装置の下部に一体に設けたスライド手段の先端部にウイ
ンチが設けられている。さらに本考案によれば、巻き上
げ高速ウインチと天井クレーンとを用いた揚重作業にお
けるクレーンの吊荷受け渡し機構において、天井に設け
られた一対の走行レールにそれぞれ走行装置を設け、そ
の走行装置に伸縮手段を介してL字状荷受け支柱が設け
られ、巻き上げ高速ウインチとスライド張り出し天井ク
レーンとの間に複数のL字状荷受け支柱を構造物の上部
から吊設し、前記スライド張り出し天井クレーンは天井
側に設けられたランウエイガータに走行自在に横行ガー
タが取り付けられており、その横行ガータには横行装置
が吊設され、横行装置の下部に一体に設けたスライド手
段の先端部にウインチが設けられている。
【0008】
【作用効果の説明】上記のように構成されたクレーンの
荷受け渡し機構においては、例えば巻き上げ高速ウイン
チで梁材を水平に吊り上げ、複数のL字状荷受け支柱の
下部張り出し部に載置する。ついで、一対のスライド張
り出し天井クレーンで梁材に玉かけし、僅かに吊り上げ
てから梁材を前記張り出し部の下方を通過するように移
動して、所定の場所に移動する。また、L字状荷受け支
柱の下部張り出し部に載置したまま移動できる部材に対
しては、天井に設けた一対のレールに走行装置をそれぞ
れ設け、その走行装置に伸縮手段であるテレスコピック
機構を介してL字状荷受け支柱を固設したものを用いれ
ば、さらに容易に所定場所に移動できる。
荷受け渡し機構においては、例えば巻き上げ高速ウイン
チで梁材を水平に吊り上げ、複数のL字状荷受け支柱の
下部張り出し部に載置する。ついで、一対のスライド張
り出し天井クレーンで梁材に玉かけし、僅かに吊り上げ
てから梁材を前記張り出し部の下方を通過するように移
動して、所定の場所に移動する。また、L字状荷受け支
柱の下部張り出し部に載置したまま移動できる部材に対
しては、天井に設けた一対のレールに走行装置をそれぞ
れ設け、その走行装置に伸縮手段であるテレスコピック
機構を介してL字状荷受け支柱を固設したものを用いれ
ば、さらに容易に所定場所に移動できる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
【0010】図1において、巻上げ高速ウインチ1と、
全体を符号10で示すスライド張り出し天井クレーンと
の間には、複数(図示の例では2個)のL字状荷受け支
柱20が、図示しない構造物の天井から吊設されてい
る。なお、スライド張り出し天井クレーン10は、前記
天井側のランウエイガータ11a(図4)に走行自在に
支持された横行ガータ11と、そのガータ11に吊設さ
れた横行装置12と、この横行装置12の下部に一体に
設けられたスライド部13と、そのスライド部13にス
ライド自在に支持されたスライダ14と、このスライダ
14の先端に設けられたウインチ15とから構成されて
いる。
全体を符号10で示すスライド張り出し天井クレーンと
の間には、複数(図示の例では2個)のL字状荷受け支
柱20が、図示しない構造物の天井から吊設されてい
る。なお、スライド張り出し天井クレーン10は、前記
天井側のランウエイガータ11a(図4)に走行自在に
支持された横行ガータ11と、そのガータ11に吊設さ
れた横行装置12と、この横行装置12の下部に一体に
設けられたスライド部13と、そのスライド部13にス
ライド自在に支持されたスライダ14と、このスライダ
14の先端に設けられたウインチ15とから構成されて
いる。
【0011】前記L字状荷受け支柱20の下部張り出し
部21は、先端部下面が上傾されている。
部21は、先端部下面が上傾されている。
【0012】次に、吊荷の受け渡しの態様を説明する。
【0013】巻上げ高速ウインチ1の吊具2で、吊荷で
ある図2に示す躯体材Aを水平に吊り上げ、2個のL字
状荷受け支柱20の下部張り出し部21上に吊り下ろ
す。そこで、天井クレーン10の横行装置12を横行ガ
ータ11の先端に移動し、スライド部13でスライダ1
4を2個の支柱20の間に突き出し、ウインチ15を躯
体材Aの真上に位置させる。次いで、吊具16で躯体材
Aに玉掛けし、矢印Bで示すように若干吊り上げてから
左行、下行、右行させて下部張り出し部21の下方を通
過させて構造物の内部に移動する。
ある図2に示す躯体材Aを水平に吊り上げ、2個のL字
状荷受け支柱20の下部張り出し部21上に吊り下ろ
す。そこで、天井クレーン10の横行装置12を横行ガ
ータ11の先端に移動し、スライド部13でスライダ1
4を2個の支柱20の間に突き出し、ウインチ15を躯
体材Aの真上に位置させる。次いで、吊具16で躯体材
Aに玉掛けし、矢印Bで示すように若干吊り上げてから
左行、下行、右行させて下部張り出し部21の下方を通
過させて構造物の内部に移動する。
【0014】図3は本考案の別の実施例を示し、図1に
対し3個のL字状荷受け支柱20A、20B、20Cを
設けた例である。この実施例では、2台のスライド張り
出し天井クレーン10A、10Bにより、支柱20A〜
20C上に載置された長尺梁材A1を図1と同じ態様で
構造物内に移動する。
対し3個のL字状荷受け支柱20A、20B、20Cを
設けた例である。この実施例では、2台のスライド張り
出し天井クレーン10A、10Bにより、支柱20A〜
20C上に載置された長尺梁材A1を図1と同じ態様で
構造物内に移動する。
【0015】図4及び図5は本考案の別の実施例を示
し、3個のL字状荷受け支柱20A、20B、20Cの
下部張り出し部のある側とない側とにそれぞれスライド
張り出し天井クレーンを設けた例である。なお、図中の
符号11aはランウエイガータである。この実施例で
は、実質的に図3の実施例と同じ作用効果がある。
し、3個のL字状荷受け支柱20A、20B、20Cの
下部張り出し部のある側とない側とにそれぞれスライド
張り出し天井クレーンを設けた例である。なお、図中の
符号11aはランウエイガータである。この実施例で
は、実質的に図3の実施例と同じ作用効果がある。
【0016】図6は本考案の別の実施例を示し、天井に
設けた一対のレール17にそれぞれ走行装置18を介し
伸縮装置を備えたスレスコピック機構19を介してL字
状荷受け支柱20を固設した例である。この実施例では
荷受け支柱20、20自体で、躯体材A、梁材A1を鎖
線B1で示すように、水平方向及び垂直方向に移動する
ことができる。
設けた一対のレール17にそれぞれ走行装置18を介し
伸縮装置を備えたスレスコピック機構19を介してL字
状荷受け支柱20を固設した例である。この実施例では
荷受け支柱20、20自体で、躯体材A、梁材A1を鎖
線B1で示すように、水平方向及び垂直方向に移動する
ことができる。
【0017】
【考案の効果】本考案は上記のように構成されており、
以下の優れた効果を奏することができる。 (A) 垂直揚重と水平移動及び取り付け作業とを別個
のクレーン、ウインチで分担出来るので、サイクルタイ
ムが短縮できる。 (B) クレーンやウインチ間での吊り荷のストック機
能を持たせることが出来る。 (C) したがって、建築工事において、クレーンやウ
インチの能力を効果的に使用できる。
以下の優れた効果を奏することができる。 (A) 垂直揚重と水平移動及び取り付け作業とを別個
のクレーン、ウインチで分担出来るので、サイクルタイ
ムが短縮できる。 (B) クレーンやウインチ間での吊り荷のストック機
能を持たせることが出来る。 (C) したがって、建築工事において、クレーンやウ
インチの能力を効果的に使用できる。
【図1】本考案の一実施例を示す正面図。
【図2】躯体材を示す斜視図。
【図3】本考案の別の実施例を示す斜視図。
【図4】本考案の別の実施例を示す正面図。
【図5】図4の概略平面図。
【図6】本考案の別の実施例を示す正面図。
A・・・躯体材 A1・・・梁材 1・・・巻上げ高速ウインチ 2、16・・・吊具 10、10A、10B・・・スライド張り出し天井クレ
ーン 11・・・横行ガータ 11a・・・ランウエイガータ 12、18・・・横行装置 13・・・スライダ部 14・・・スライダ 15・・・ウインチ 17・・・レール 19・・・スレスコピック機構 20、20A、20B、20C・・・L字状荷受け支柱
ーン 11・・・横行ガータ 11a・・・ランウエイガータ 12、18・・・横行装置 13・・・スライダ部 14・・・スライダ 15・・・ウインチ 17・・・レール 19・・・スレスコピック機構 20、20A、20B、20C・・・L字状荷受け支柱
Claims (2)
- 【請求項1】 巻き上げ高速ウインチと天井クレーンと
を用いた揚重作業におけるクレーンの吊荷受け渡し機構
において、巻き上げ高速ウインチとスライド張り出し天
井クレーンとの間に複数のL字状荷受け支柱を構造物の
上部から吊設し、前記スライド張り出し天井クレーンは
天井側に設けられたランウエイガータに走行自在に横行
ガータが取り付けられており、その横行ガータには横行
装置が吊設され、横行装置の下部に一体に設けたスライ
ド手段の先端部にウインチが設けられていることを特徴
とするクレーンの吊荷受け渡し機構。 - 【請求項2】 巻き上げ高速ウインチと天井クレーンと
を用いた揚重作業におけるクレーンの吊荷受け渡し機構
において、天井に設けられた一対の走行レールにそれぞ
れ走行装置を設け、その走行装置に伸縮手段を介してL
字状荷受け支柱が設けられ、巻き上げ高速ウインチとス
ライド張り出し天井クレーンとの間に複数のL字状荷受
け支柱を構造物の上部から吊設し、前記スライド張り出
し天井クレーンは天井側に設けられたランウエイガータ
に走行自在に横行ガータが取り付けられており、その横
行ガータには横行装置が吊設され、横行装置の下部に一
体に設けたスライド手段の先端部にウインチが設けられ
ていることを特徴とするクレーンの吊荷受け渡し機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065517U JP2536604Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | クレーンの吊荷受け渡し機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065517U JP2536604Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | クレーンの吊荷受け渡し機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627855U JPH0627855U (ja) | 1994-04-12 |
JP2536604Y2 true JP2536604Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=13289306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992065517U Expired - Lifetime JP2536604Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | クレーンの吊荷受け渡し機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536604Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642250B2 (ja) * | 1985-07-01 | 1994-06-01 | キヤノン株式会社 | 画像ファイリングシステムの制御装置 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP1992065517U patent/JP2536604Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0627855U (ja) | 1994-04-12 |
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