JP2753203B2 - 長尺材吊上げ装置 - Google Patents

長尺材吊上げ装置

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JP2753203B2
JP2753203B2 JP25916994A JP25916994A JP2753203B2 JP 2753203 B2 JP2753203 B2 JP 2753203B2 JP 25916994 A JP25916994 A JP 25916994A JP 25916994 A JP25916994 A JP 25916994A JP 2753203 B2 JP2753203 B2 JP 2753203B2
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敬一 荒牧
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば形鋼、棒鋼、
鋼管等の長尺材を、工場または倉庫内において仮置きや
払出しのために、天井走行クレーンを使用し吊り上げま
たは吊り降ろすための、長尺材の吊上げ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば形鋼、棒鋼、鋼管等の長尺材を、
工場または倉庫内において、仮置きや払出しのための、
天井走行クレーンを使用した吊り上げまたは吊り降し
は、従来、一般にダブルフック式クレーンに天秤を吊
り、このような天秤付クレーンのフックと長尺材とを、
長尺材の長さに応じその複数個所にワイヤ掛けして長尺
材を吊り上げる方式、または、天秤に吊り下げられたマ
グネットにより鋼材を吸着させ吊り上げる方式などによ
って行われている。
【0003】また、最近は、その下端が互いにビームに
よって連結された1対のアームを有する枠状の2つのト
ングを、主ビームの両端にその長さ方向に移動可能に配
置し、上記枠状の2つのトングを長尺材の両端から差し
入れ、長尺材を吊る自動吊り具方式等も開発さている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置には、次のような問題がある。 (1) 長尺材を天秤付クレーンでワイヤー掛けにより吊上
げる方式の場合には、ワイヤー掛けを2カ所以上行う必
要があり、ワイヤーを長尺材の下に掛け回し、天秤のフ
ックに掛ける玉掛け作業を人手によって行わなければな
らず、そのために、クレーン運転者のほかに2〜3人の
作業員を必要とし、多くの手間を要する。しかも、玉掛
けおよび玉外し作業は、積み上げれられた鋼材の上の高
所で行わなければならないために、作業は困難であり且
つ危険を伴う。
【0005】(2) また、長尺材および天秤がワイヤーで
吊られているために、クレーンの走行に伴い荷が揺れる
結果、長尺材を所定位置に止めるのに長時間を要し、搬
送能率が悪く、しかも、長尺材の長さに応じた各種長さ
の天秤を用意しなければならない。
【0006】(3) 長尺材をマグネットの取り付けられた
天秤付クレーンで吊上げる方式の場合には、マグネッ
ト、電源、制御装置等を必要とする上、マグネットの自
重が大のために、同一吊り能力を持たせるためには、能
力の大きいクレーンを必要とする結果、多額の設備費を
必要とし、且つ、複数段に積み重ねられた長尺材を一体
的に吊り上げることができない。
【0007】(4) 枠状の2つのトングを、主ビームの両
端にその長さ方向に移動可能に配置した自動吊り具方式
の場合には、長尺材が長大であると、必然的にその両端
部で吊ることになり、その自重で中央部に下方へのたわ
みが生ずるので、実用的ではない。
【0008】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、例えば形鋼、棒鋼、鋼管等の長尺材の吊り上
げまたは吊り降ろしを、長尺材の長さにかかわらず1つ
の天秤で荷揺れやたわみ等が生ずることなく、短時間で
安全且つ容易に能率的に行うことができ、更に、玉掛け
作業の省略化および置き場管理システムとの併用によっ
て、工場および倉庫内の搬送の全自動化をも図ることが
できる、長尺材吊上げ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の装置は、天井
走行クレーン上をその長さ方向に移動可能なクラブと、
前記クラブから昇降可能に吊り下げられた天秤と、前記
クラブと前記天秤とを連結する伸縮可能な入れ子管式の
第1振れ止め体と、前記天秤にその長さ方向に移動可能
に取り付けられた複数個のホイストと、前記複数個のホ
イストの各々に昇降可能に吊り下げられた吊り具と、前
記複数個のホイストの各々と前記吊り具とを連結する伸
縮可能な入れ子管式の第2振れ止め体とからなることに
特徴を有するものである。
【0010】
【作用】この発明の装置によれば、天秤に複数個のホイ
ストが移動可能に取り付けられているので、吊り上げる
べき長尺材の長さに応じ、複数個のホイストを適宜選別
して使用することができ、従って、1つの天秤により各
種寸法の長尺材を吊り上げることが可能であり、且つ、
クレーンのクラブと天秤との間、および、天秤と吊具と
の間が、伸縮可能な入れ子管式の振れ止め体によって連
結されているので、クレーンの走行および横行時に生ず
る天秤および吊り具の揺れ、回転、捩じれ等が防止さ
れ、吊り具に吊られた長尺材を安定して移送することが
でき、作業能率が向上すると共に自動運転化が可能にな
る。
【0011】また、複数個のホイストの各々の側面に取
り付けられた吊り位置検知器により、複数個のホイスト
間の吊り具による吊り位置の差が常に監視され、吊り位
置の差が一定範囲内になるように吊り高さが制御される
ので、吊り上げられた長尺材が斜め吊りになることがな
い。そして、自動吊り具の使用によって、玉掛け作業者
を不要にすることができ、且つ、クレーンのNC化、自
動置台、入出庫・置場管理のコンピュータ化により、ク
レーン作業の全自動化が可能になる。
【0012】
【実施例】次に、この発明の装置を図面を参照しながら
説明する。図1はこの発明の装置の一実施例を示す全体
正面図、図2は図1の拡大側面図である。図面に示すよ
うに、天井走行式のダブルフッククレーン1には、車輪
3を有するクラブ2が、クレーン1の長さ方向に設けら
れたレール4上を移動可能に設けられている。
【0013】ダブルフッククレーン1のクラブ2には、
クレーン1の長さ方向と平行または直角な天秤8が、複
数本のワイヤ5により、天秤8の上端に取り付けられた
吊りピン7’を、ワイヤ5の下端に取り付けられたフッ
ク7に係止することによって、昇降可能に吊り下げられ
ている。
【0014】クラブ2と天秤8との間は、ワイヤ5の取
付け位置に設けられた伸縮可能な入れ子管式の第1振れ
止め体6によって連結されている。従って、クレーン1
の移動時または昇降時に生ずる天秤8の揺れは、最小限
に防止される。
【0015】図1に全体正面図で、図3に図1の部分拡
大正面図でそして図4に図3のA−A線断面図で示すよ
うに、天秤8には、複数個のホイスト9が、天秤8の長
さ方向中心を対称として、所定間隔を保つように移動可
能に取り付けられている。このような複数個のホイスト
9の相互間の間隔は、吊り上げるべき長尺材の長さまた
は置台の間隔に合わせて設定する。ホイスト9の上部に
設けられた車輪9’が天秤8の下部に設けられたレール
8’上を転動することによって、ホイスト9にかかる荷
重を支えそしてホイスト9は移動する。
【0016】ホイスト9の移動は、図3に示すように、
天秤8の下面にその長さ方向に取り付けられたネジ付シ
ャフト15を、ホイスト9の上部に設けられた螺孔に螺合
させ、モータ16によってネジ付シャフト15を回転させる
ことにより行われる。なお、ホイスト9の移動機構は、
上記ネジ付シャフト式のほか、チェーン式、ラックピニ
オン式、ローラ式、シリンダー式等どのような機構であ
ってもよい。なお、どのような機構であっても、その駆
動源のモータやシリンダは遠隔操作の可能なものである
ことが必要である。
【0017】ホイスト9の各々には、吊具13がワイヤ11
により、吊具13の上端に取り付けられたブラケット13'
を、ワイヤ11の下端に取り付けられたフック12に係止す
ることによって、昇降可能に吊り下げられている。ホイ
スト9による吊具13の昇降は、インバータ制御またはサ
ーボ制御され、吊具13の吊り高さを常に検知し得るよう
になっている。
【0018】天秤8と吊具13との間は、ワイヤ11の取付
け位置に設けられた伸縮可能な入れ子管式の第2振れ止
め体10によって連結されている。従って、ホイスト9に
よる吊り具13の移動時またワイヤ11による吊り具13の昇
降時に、吊り具に吊られた長尺材に生ずる回転や揺れ
は、最小限に防止される。従って、上述したクラブ2と
天秤8との間が伸縮可能な入れ子管式の第1振れ止め体
6によって連結され、クレーン1の移動時または昇降時
に生ずる天秤8の揺れが最小限に防止されることと相ま
って、吊り具13およびこれに吊られた長尺材の位置を安
定して移送することができ、作業能率の向上を図ること
ができる。
【0019】複数個のホイスト9の各々の側面には、吊
り位置検知器14が取り付けられている。吊り位置検知器
14によって、使用中の複数個のホイスト9間の吊り具13
による吊り位置の差が常に監視され、吊り具13による吊
り位置の差が所定値を超えた場合には、ホイスト9によ
る吊り具13の昇降が自動的に停止されまたは修正され
る。
【0020】図5および図6は、ダブルフッククレーン
1のクラブ2と天秤8との間、および、天秤8に取り付
けられたホイスト9と吊具13との間の伸縮状態を示す説
明図である。図5は、クラブ2と天秤8との間が収縮し
そしてホイスト9と吊具13との間が伸長している状態を
示しており、そして、図6は、クラブ2と天秤8との間
が伸長しそしてホイスト9と吊具13との間が収縮してい
る状態を示している。
【0021】図7に吊り具13の一例を正面図で、図8に
その側面図で、図9にその平面図で示す。図面に示すよ
うに、吊り具13は、所定間隔をあけた1対のフレーム1
9,19と、シャフト19’,19 ’の各々の下端に、エアーシ
リンダ20の作動によって水平方向に約90°の角度で旋回
可能に取り付けられた、閉鎖時にその先端が合致するア
ーム18,18 とからなっている。
【0022】フレーム19,19 の各々の下部には、発光、
受光1対の光電式センサ17a, 17bが所定間隔をあけて上
下に取り付けられている。吊り具13が下降し、フレーム
19,19の各々の下部に取り付けられた上部光電式センサ1
7a および下部光電式センサ17b が、吊り上げるべき長
尺材により遮光されると、吊り具13の下降速度はほぼ1/
2 程度に減速し、次いで、下部センサ17b が再通光した
ときに、ほぼ1/10程度に減速し、上部センサ17a が再度
通光したときに、吊り具13は下降を停止する。そして、
上部センサ17a および下部センサ17b 両者の通光によ
り、アーム18,18の旋回域に干渉物の存在しないことが
確認される。
【0023】次ぎに、この発明の装置の作動を、クレー
ンのみを運転者がクレーン運転室または地上で運転して
操業する場合の例について、図10の概略状態図に基づ
き説明する。吊り荷がない状態のダブルフッククレーン
1を、ホイスト9が最上部に巻き上げられた状態で、且
つ、天秤8の高さを、置き場の最上部に吊り具13が干渉
しないように保った状態で走行させ、置台21に載置され
ている吊り上げるべき長尺材22の上方で停止させる。こ
のような作業ガイダンスは、地上より無線またはトロリ
ーでクレーン運転者に指示される。
【0024】天秤8のセンターを、吊り上げるべき長尺
材22のセンターに目視によって合致させる。次いで、吊
り上げるべき長尺材22の長さにより、所定の2つのホイ
スト9,9を選択し、その間隔を調整した上、選択され
たホイスト9,9の吊り具13を下降させる。吊り具13の
下降により、その下部に設けられた光電式センサ17a,17
bの上述した作動によって、吊り具13は、長尺材22の吊
り上げに適切な位置に自動的に停止する。
【0025】上記のようにして吊り具13が停止すると、
吊り具13のシャフト19',19' の各々の下端に取り付けら
れたアーム18,18 が、エアーシリンダ20の作動により、
水平方向に約90°の角度で旋回し、閉鎖状になって、吊
り上げるべき長尺材22の下にアーム18,18 が通される。
【0026】アーム18,18 が所定位置に旋回したことが
図示しないリミットスイッチにより確認され、そして、
ホイスト9の下降位置の差が所定範囲内であることが検
知器14によって確認されて、吊り上げ準備が完了する。
次いで、運転者により、天秤8およびホイスト9を同時
に作動させ、吊り具13によって長尺材22を所定の高さに
吊り上げ、その高さでクレーン1を走行させ、所定場所
に長尺材22を移動させる。
【0027】このようにして、長尺材22を所定場所に移
動させた後、天秤8が所定の高さ(ホイスト9の巻き上
げ最上位置において置台21の最上部に吊り具13が干渉し
ない位置)よりも上方に位置している場合には、まずそ
の位置まで天秤8を下降させ次いでホイスト9を下降さ
せる。このようなホイスト9の下降の際に、長尺材22が
斜め吊りにならないように、ホイスト9に取り付けられ
た検知器14によって、ホイスト9の吊り高さが検知さ
れ、吊り高さの差が所定範囲内になるように調整され
る。
【0028】このようにして、長尺材22が置台21上に移
載された時点で、天秤8およびホイスト9の下降が停止
され、遠隔操作により吊り具13のアーム18,18 を開放す
る。このようなアーム18,18 の開放が検知器で確認され
たことにより、次の長尺材の吊り上げが可能になる。次
いで、運転者により吊り上げの指示がなされると、ホイ
スト9は上限まで、そして、天秤8は走行下限まで自動
的に上昇し、クレーン1は、置台21上の次の吊り上げる
べき長尺材22の位置に移動する。
【0029】この発明によれば、ダブルフッククレーン
1に吊られた天秤8に、複数個のホイスト9が移動可能
に取り付けられているので、図10に示すように、吊り
上げるべき長尺材22の長さに応じて、複数個のホイスト
9を適宜選別して使用することができる。従って、天秤
8の長さに制限されることなく、谷間の長尺材22を吊り
上げることができ、従来のように、長尺材22の長さに応
じた各種長さの天秤を必要とすることがない。
【0030】また、天秤8に移動可能に設けられた複数
個のホイスト9の間隔を調節することによって、長尺材
22の長さおよび置台21の間隔に合わせて、最適な吊り位
置にホイスト9の間隔を設定することができる。
【0031】上記は、クレーンの運転を運転者が手動で
行い、作業はクレーン運転者にガイダンスとして指示し
て行った場合の例であるが、この発明によれば、置き場
管理システムを完備し例えばアームラック式の自動置台
や、クレーンのNC化、置場管理、入出庫管理等をコン
ピュータ化することにより、完全に無人自動化を図るこ
とができる。
【0032】なお、吊り具は、上述した例に限られずど
のような構造であってもよく、もっとも簡単な例では、
吊り具としてフックを使用してもよい。このように、吊
り具としてフックを使用した場合には、長尺材のフック
に対する玉掛け作業は必要になるが、作業能率および置
場効率の向上を図る上において有効である。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
次のような工業上有用な効果がもたらされる。 (1) 吊り上げるべき長尺材の長さに応じて、複数個のホ
イストを適宜選別して使用することができるので、従来
のように、長尺材の長さに応じた各種長さの天秤を必要
とすることなく、1つの天秤により各種寸法の長尺材を
吊り上げることができ、且つ、谷間の長尺材の吊り上げ
も容易である。
【0034】(2) クレーンのクラブと天秤との間、およ
び、天秤と吊具との間が、伸縮可能な入れ子管式の振れ
止め体によって連結されているので、天秤および吊り具
のクレーン走行および横行時に生ずる揺れ、回転、捩じ
れ等が防止され、吊り具およびこれに吊られた長尺材の
位置を迅速に安定し得るので、作業能率が向上し且つ自
動運転化が可能になる。
【0035】(3) 天秤に移動可能に設けられた複数個の
ホイストの間隔を調節することによって、長尺材の長さ
および置台の間隔に合わせて、最適な吊り位置にホイス
ト間隔を設定することができる。
【0036】(4) 複数個のホイストの各々の側面に取り
付けられた吊り位置検知器により、複数個のホイスト間
の吊り具による吊り位置の差が常に監視され、吊り位置
の差が一定範囲内になるように吊り高さが制御されるの
で、吊り上げられた長尺材が斜め吊りになることがな
い。
【0037】(5) 自動吊り具を使用することによって、
玉掛け作業者を不要にすることができる。
【0038】(6) クレーンのNC化、自動置台、入出庫
・置場管理のコンピュータ化により、クレーン作業の全
自動化が可能になる。従って、巨額な設備費を要する自
動倉庫を建設することなく、既存の倉庫を容易に自動倉
庫化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の一実施例を示す全体概略正面
図である。
【図2】図1の拡大側面図である。
【図3】図1の部分拡大正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】クラブと天秤との間が収縮しそしてホイストと
吊具との間が伸長している状態を示す説明図である。
【図6】クラブと天秤との間が伸長しそしてホイストと
吊具との間が収縮している状態を示す説明図である。
【図7】吊り具の一例を正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図7の平面図である。
【図10】この発明の装置を示す概略状態図である。
【符号の説明】
1 天井走行式クレーン 2 クラブ 3 車輪、 4 レール、 5 ワイヤ、 6 第1振れ止め体 7 フック、 7’吊りピン、 8 天秤、 8’レール、 9 ホイスト、 9’車輪、 10 第2振れ止め体、 11 ワイヤ、 12 フック、 13 吊り具、 13' ブラケット、 14 吊り位置検知器、 15 ネジ付シャフト、 16 モータ、 17a,17b センサ、 18 アーム、 19 フレーム、 19' シャフト、 20 エアシリンダ、 21 置台 22 長尺材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 13/06 B66C 13/08 B66C 13/22 B66C 1/10 B66C 1/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井走行クレーン上をその長さ方向に移
    動可能なクラブと、前記クラブから昇降可能に吊り下げ
    られた天秤と、前記クラブと前記天秤とを連結する伸縮
    可能な入れ子管式の第1振れ止め体と、前記天秤にその
    長さ方向に移動可能に取り付けられた複数個のホイスト
    と、前記複数個のホイストの各々に昇降可能に吊り下げ
    られた吊り具と、前記複数個のホイストの各々と前記吊
    り具とを連結する伸縮可能な入れ子管式の第2振れ止め
    体とからなることを特徴とする長尺材吊上げ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個のホイストの各々に位置検知
    器が取り付けられており、前記位置検知器によって前記
    複数個のホイストの相互の吊り位置を所定範囲内に制御
    するようになっている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記吊り具が、所定間隔をあけた1対の
    フレームと、前記1対のフレームの各々の下端に水平方
    向に旋回可能に設けられ、閉鎖時にその先端が合致する
    アームと、前記1対のフレームの各々の下部に設けられ
    た光電式センサとからなっている、請求項1記載の装
    置。
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