JPH0820788A - 生分解性グリース組成物 - Google Patents
生分解性グリース組成物Info
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- JPH0820788A JPH0820788A JP15709194A JP15709194A JPH0820788A JP H0820788 A JPH0820788 A JP H0820788A JP 15709194 A JP15709194 A JP 15709194A JP 15709194 A JP15709194 A JP 15709194A JP H0820788 A JPH0820788 A JP H0820788A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自然環境中での生分解性に優れ、かつ、実用
的な潤滑寿命及び酸化安定度を備えた、グリース組成物
を提供すること。 【構成】 ナタネ油;カルシウム石鹸;硫黄−燐系の極
圧剤;及び酸化防止剤を含む生分解性グリース組成物。
的な潤滑寿命及び酸化安定度を備えた、グリース組成物
を提供すること。 【構成】 ナタネ油;カルシウム石鹸;硫黄−燐系の極
圧剤;及び酸化防止剤を含む生分解性グリース組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生分解性に優れたグリ
ース組成物に関する。さらに詳細には、自然環境中に放
出されても短時間で分解され、海洋、河川、地下水、土
壌等の汚染を起こす恐れのない又は少ない生分解性に優
れたグリース組成物に関する。
ース組成物に関する。さらに詳細には、自然環境中に放
出されても短時間で分解され、海洋、河川、地下水、土
壌等の汚染を起こす恐れのない又は少ない生分解性に優
れたグリース組成物に関する。
【従来の技術及びその問題点】グリースは、自動車、鉄
道車両・レール、農業機械、建設・工事機器、水処理関
係機器等の各種の機械・装置の潤滑や錆止め用等に広く
使用されている。これらのグリースは、自然環境中に放
出されるおそれのある場所での使用も多い。ところが、
これらグリースの多くは、その主成分である基油として
鉱物油を用いている。しかし、鉱物油は生分解性が悪
く、自然環境中に放出されると水質や土壌の汚染を引き
起こすという問題がある。このような問題を解消するも
のとして、特開平5−86389号公報及び特開平6−
1989号公報には、基油としてポリオールエステル油
や植物油を使用した生分解性グリース組成物が開示され
ている。しかし、従来提案されている生分解性グリース
組成物は、確かに生分解性は改善されているものの、潤
滑寿命や酸化安定度が不十分であるという問題があっ
た。
道車両・レール、農業機械、建設・工事機器、水処理関
係機器等の各種の機械・装置の潤滑や錆止め用等に広く
使用されている。これらのグリースは、自然環境中に放
出されるおそれのある場所での使用も多い。ところが、
これらグリースの多くは、その主成分である基油として
鉱物油を用いている。しかし、鉱物油は生分解性が悪
く、自然環境中に放出されると水質や土壌の汚染を引き
起こすという問題がある。このような問題を解消するも
のとして、特開平5−86389号公報及び特開平6−
1989号公報には、基油としてポリオールエステル油
や植物油を使用した生分解性グリース組成物が開示され
ている。しかし、従来提案されている生分解性グリース
組成物は、確かに生分解性は改善されているものの、潤
滑寿命や酸化安定度が不十分であるという問題があっ
た。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自然
環境中に放出されても短時間で分解され、水質汚染や土
壌汚染を起こす恐れのない又は少ない生分解性に優れた
グリース組成物であって、実用的な潤滑寿命及び酸化安
定度を備えた、グリース組成物を提供することである。
環境中に放出されても短時間で分解され、水質汚染や土
壌汚染を起こす恐れのない又は少ない生分解性に優れた
グリース組成物であって、実用的な潤滑寿命及び酸化安
定度を備えた、グリース組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、特定の
基油、特定の増ちょう剤、特定の極圧剤及び酸化防止剤
を含むグリース組成物により達成される。すなわち本発
明は、40℃における動粘度が25〜80 mm2/sである
植物油を少なくとも80重量%含む基油;カルシウム石
鹸、有機化ベントナイト及びシリカからなる群から選ば
れる少なくとも1種の増ちょう剤;硫黄−燐系の極圧
剤;及び酸化防止剤を含む生分解性グリース組成物を提
供するものである。
基油、特定の増ちょう剤、特定の極圧剤及び酸化防止剤
を含むグリース組成物により達成される。すなわち本発
明は、40℃における動粘度が25〜80 mm2/sである
植物油を少なくとも80重量%含む基油;カルシウム石
鹸、有機化ベントナイト及びシリカからなる群から選ば
れる少なくとも1種の増ちょう剤;硫黄−燐系の極圧
剤;及び酸化防止剤を含む生分解性グリース組成物を提
供するものである。
【0003】以下本発明をさらに詳細に説明する。本発
明に使用される植物油は、40℃における動粘度が25
〜80 mm2/sのものであり、その具体例としてはナタネ
油(35 mm2/s/40℃)又はヒマワリ油(47 mm2/s
/40℃)、大豆油(61 mm2/s/40℃)等が挙げら
れる。本発明において基油はこの特定の植物油を少なく
とも80重量%以上含むことが必要であり、好ましくは
90重量%以上、最も好ましくは100重量%である。
基油中の植物油の割合が80重量%未満では生分解性が
低下し、好ましくない。また本発明のグリース組成物
中、基油の量は65〜95.5重量%が適当である。本
発明に使用される増ちょう剤は、カルシウム石鹸、有機
化ベントナイト及びシリカからなる群から選ばれる少な
くとも1種であるが、カルシウム石鹸としては12−ヒ
ドロキシステアリン酸カルシウム、有機化ベントナイト
としては第4級アンモニウム塩で処理したモンモリロナ
イト、シリカとしては気相反応にて製造された超微粒子
のシリカ粉末又はそれらの表面を例えば、メタノールの
ような低級アルコールで処理したものが挙げられる。好
ましいものはカルシウム石鹸である。本発明のグリース
組成物中、増ちょう剤の量は3〜20重量%が適当であ
る。
明に使用される植物油は、40℃における動粘度が25
〜80 mm2/sのものであり、その具体例としてはナタネ
油(35 mm2/s/40℃)又はヒマワリ油(47 mm2/s
/40℃)、大豆油(61 mm2/s/40℃)等が挙げら
れる。本発明において基油はこの特定の植物油を少なく
とも80重量%以上含むことが必要であり、好ましくは
90重量%以上、最も好ましくは100重量%である。
基油中の植物油の割合が80重量%未満では生分解性が
低下し、好ましくない。また本発明のグリース組成物
中、基油の量は65〜95.5重量%が適当である。本
発明に使用される増ちょう剤は、カルシウム石鹸、有機
化ベントナイト及びシリカからなる群から選ばれる少な
くとも1種であるが、カルシウム石鹸としては12−ヒ
ドロキシステアリン酸カルシウム、有機化ベントナイト
としては第4級アンモニウム塩で処理したモンモリロナ
イト、シリカとしては気相反応にて製造された超微粒子
のシリカ粉末又はそれらの表面を例えば、メタノールの
ような低級アルコールで処理したものが挙げられる。好
ましいものはカルシウム石鹸である。本発明のグリース
組成物中、増ちょう剤の量は3〜20重量%が適当であ
る。
【0004】本発明に使用される極圧剤は、硫黄−燐系
のものであり、分子中に硫黄と燐を含む化合物であり、
市販品としては例えば、日本ルブリゾール社製、アング
ラモル99が挙げられる。硫黄−燐系以外の極圧剤、例
えば亜鉛のような重金属を含むものでは生分解性が著し
く低下してしまうので好ましくない。本発明のグリース
組成物中、この極圧剤の量は1〜10重量%、好ましく
は2〜7.5重量%が適当である。本発明に使用される
酸化防止剤としては、フェノール系や芳香族アミン系の
化合物が挙げられる。具体例としては、2,6−ジ−t
−ブチル−p−クレゾール、ジオクチルジフェニルアミ
ン等がある。本発明のグリース組成物中、この酸化防止
剤の量は0.5〜5重量%が適当である。本発明のグリ
ース組成物は、従来公知の方法により製造することがで
きる。グリース組成物の生分解性は化審法やCEC-L-33-T
-82 により測定することができるが、本発明のグリース
組成物のCEC-L-33-T-82 による生分解性は、好ましくは
85%以上、さらに好ましくは95%以上、最も好まし
くは100%である。
のものであり、分子中に硫黄と燐を含む化合物であり、
市販品としては例えば、日本ルブリゾール社製、アング
ラモル99が挙げられる。硫黄−燐系以外の極圧剤、例
えば亜鉛のような重金属を含むものでは生分解性が著し
く低下してしまうので好ましくない。本発明のグリース
組成物中、この極圧剤の量は1〜10重量%、好ましく
は2〜7.5重量%が適当である。本発明に使用される
酸化防止剤としては、フェノール系や芳香族アミン系の
化合物が挙げられる。具体例としては、2,6−ジ−t
−ブチル−p−クレゾール、ジオクチルジフェニルアミ
ン等がある。本発明のグリース組成物中、この酸化防止
剤の量は0.5〜5重量%が適当である。本発明のグリ
ース組成物は、従来公知の方法により製造することがで
きる。グリース組成物の生分解性は化審法やCEC-L-33-T
-82 により測定することができるが、本発明のグリース
組成物のCEC-L-33-T-82 による生分解性は、好ましくは
85%以上、さらに好ましくは95%以上、最も好まし
くは100%である。
【0005】
【発明の効果】本発明の生分解性グリース組成物は、生
分解性が高く、しかも実用的な潤滑寿命及び酸化安定度
を備えている。
分解性が高く、しかも実用的な潤滑寿命及び酸化安定度
を備えている。
【0006】
【実施例1〜3及び比較例1〜3及び5】基油約50重
量%にヒマシ硬化脂肪酸10重量%を溶解し、ヒマシ硬
化脂肪酸と等モルより過剰の水酸化カルシウムの水溶液
を加えて攪拌し、120℃まで加熱して脱水した後、攪
拌しながら残りの基油を加え、次いで酸化防止剤及び極
圧剤の全量を加え、攪拌しながら室温まで冷却した後、
三段ロールでミリングを行い、脱泡処理してグリース組
成物を調製した。
量%にヒマシ硬化脂肪酸10重量%を溶解し、ヒマシ硬
化脂肪酸と等モルより過剰の水酸化カルシウムの水溶液
を加えて攪拌し、120℃まで加熱して脱水した後、攪
拌しながら残りの基油を加え、次いで酸化防止剤及び極
圧剤の全量を加え、攪拌しながら室温まで冷却した後、
三段ロールでミリングを行い、脱泡処理してグリース組
成物を調製した。
【実施例4】基油98重量%と有機化ベントナイト10
重量%を60℃に加熱し、アセトンを有機化ベントナイ
トの重量に対して1/10量加え、60〜70℃に加熱
し、残りのに酸化防止剤全量を加え溶解したものと極圧
剤の全量とを加え、攪拌しながら室温まで冷却した後、
三段ロールでミリングを行い、脱泡処理してグリース組
成物を調製した。
重量%を60℃に加熱し、アセトンを有機化ベントナイ
トの重量に対して1/10量加え、60〜70℃に加熱
し、残りのに酸化防止剤全量を加え溶解したものと極圧
剤の全量とを加え、攪拌しながら室温まで冷却した後、
三段ロールでミリングを行い、脱泡処理してグリース組
成物を調製した。
【比較例4及び6】基油約50重量%にヒマシ硬化脂肪
酸10重量%(比較例6は8.2重量%)を溶解し、ヒ
マシ硬化脂肪酸と等モルより過剰の水酸化リチウム・1
水和物の水溶液を加えて攪拌し、210℃まで加熱して
脱水した後、攪拌しながら残りの基油を加え、次いで酸
化防止剤及び極圧剤の全量を加え、攪拌しながら室温ま
で冷却した後、三段ロールでミリングを行い、脱泡処理
してグリース組成物を調製した。このグリース組成物の
混和ちょう度(JIS K2220 5.3) (グリースの硬さを示す
指標、小さい方が硬い)、滴点(℃)、高速4球W.P.(w
eld point)(ASTM D 2596)(Kgf)(極圧性能試験) 、軸受
寿命(ASTM D 1741 準拠)(100℃)(時間)、酸化安定
度(JIS K 2220 5.8 準拠)(80℃:100時間)(kPa)
(小さい方が安定度が高い)及び生分解性(化審法、CE
C-L-33-T-82)(大きい方が分解性が高い)を調べた。結
果を表1に示す。
酸10重量%(比較例6は8.2重量%)を溶解し、ヒ
マシ硬化脂肪酸と等モルより過剰の水酸化リチウム・1
水和物の水溶液を加えて攪拌し、210℃まで加熱して
脱水した後、攪拌しながら残りの基油を加え、次いで酸
化防止剤及び極圧剤の全量を加え、攪拌しながら室温ま
で冷却した後、三段ロールでミリングを行い、脱泡処理
してグリース組成物を調製した。このグリース組成物の
混和ちょう度(JIS K2220 5.3) (グリースの硬さを示す
指標、小さい方が硬い)、滴点(℃)、高速4球W.P.(w
eld point)(ASTM D 2596)(Kgf)(極圧性能試験) 、軸受
寿命(ASTM D 1741 準拠)(100℃)(時間)、酸化安定
度(JIS K 2220 5.8 準拠)(80℃:100時間)(kPa)
(小さい方が安定度が高い)及び生分解性(化審法、CE
C-L-33-T-82)(大きい方が分解性が高い)を調べた。結
果を表1に示す。
【0007】
【表1】 成分 実施例 比較例 1 2 3 4 1 2 3 4 5 6 基油 (1) 84.0 86.5 ─ 84.0 90.0 89.0 ─ 84.0 86.5 26.6 (2) ─ ─ 84.0 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ (3) ─ ─ ─ ─ ─ ─ 84.0 ─ ─ 62.2 増ちょう剤 (4) 10.0 10.0 10.0 ─ 10.0 10.0 10.0 ─ 10.0 ─ (5) ─ ─ ─ 10.0 ─ ─ ─ ─ ─ ─ (6) ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 10.0 ─ 8.2 極圧剤 硫黄−燐系 5.0 2.5 5.0 5.0 ─ ─ 5.0 5.0 ─ 1.0 ZnDTP ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 2.5 1.0 酸化防止剤 (7) 0.5 0.5 0.5 0.5 ─ 0.5 0.5 0.5 0.5 1.0 (8) 0.5 0.5 0.5 0.5 ─ 0.5 0.5 0.5 0.5 ─ 性状 混和ちょう度 280 276 270 320 259 260 273 273 285 263 滴点(℃) 150 150 148 260< 149 146 147 203 153 189 高速4球 500 315 500 400 126 126 500 500 315 315 (W.P.)(Kgf) 軸受寿命 239 380 219 230 17 130 305 106 368 152 (100 ℃,h) 酸化安定度 25 20 26 26 ─ 39 22 118 24 47 (kPa)(80℃,100h) 生分解性* 化審法 97 93 92 88 89 92 49 100 45 63CEC-L-33-T-82 92 ─ ─ ─ ─ ─ ─ 84 ─ ─ * 化審法によるナタネ油リチウムグリース(比較例4)の値を100とした相 対値である。 (1) ナタネ油 (2) ヒマワリ油 (3) ヒマシ油 (4) ヒマシ硬化脂肪酸カルシウム塩 (5) 有機化ベントナイト (6) ヒマシ硬化脂肪酸リチウム塩 (7) ジオクチルジフェニルアミン (8) 2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール
【0008】表1から以下のことがわかる。基油として
40℃における動粘度が25〜80 mm2/sであるナタネ
油又はヒマワリ油を使用し、増ちょう剤としてカルシウ
ム石鹸又は有機化ベントナイトを使用し、極圧剤として
硫黄−燐系の極圧剤を使用し、酸化防止剤を含む本発明
の実施例1〜4の生分解性グリース組成物は、軸受寿命
が長く、酸化安定度が高く、生分解性も高い。これに対
して、極圧剤を含まない比較例1及び2では、生分解性
は高いが、軸受寿命が短く、酸化安定度が低い。基油と
して、40℃における動粘度が256 mm2/sであるヒマ
シ油を使用した比較例3では生分解性が極めて低い。増
ちょう剤として、ヒマシ硬化脂肪酸リチウム塩を使用し
た比較例4では軸受寿命が短く、酸化安定度も低い。極
圧剤として亜鉛ジチオホスフェートを使用した比較例5
では生分解性が極めて低い。基油の一部としてヒマシ油
を使用し、増ちょう剤としてヒマシ硬化脂肪酸リチウム
塩を使用し、極圧剤の一部として亜鉛ジチオホスフェー
トを使用した比較例6では、軸受寿命が短く、酸化安定
度が低く、また生分解性も極めて低い。
40℃における動粘度が25〜80 mm2/sであるナタネ
油又はヒマワリ油を使用し、増ちょう剤としてカルシウ
ム石鹸又は有機化ベントナイトを使用し、極圧剤として
硫黄−燐系の極圧剤を使用し、酸化防止剤を含む本発明
の実施例1〜4の生分解性グリース組成物は、軸受寿命
が長く、酸化安定度が高く、生分解性も高い。これに対
して、極圧剤を含まない比較例1及び2では、生分解性
は高いが、軸受寿命が短く、酸化安定度が低い。基油と
して、40℃における動粘度が256 mm2/sであるヒマ
シ油を使用した比較例3では生分解性が極めて低い。増
ちょう剤として、ヒマシ硬化脂肪酸リチウム塩を使用し
た比較例4では軸受寿命が短く、酸化安定度も低い。極
圧剤として亜鉛ジチオホスフェートを使用した比較例5
では生分解性が極めて低い。基油の一部としてヒマシ油
を使用し、増ちょう剤としてヒマシ硬化脂肪酸リチウム
塩を使用し、極圧剤の一部として亜鉛ジチオホスフェー
トを使用した比較例6では、軸受寿命が短く、酸化安定
度が低く、また生分解性も極めて低い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 113:12 137:10 137:14 129:10 133:12) C10N 10:04 20:02 30:00 Z 30:06 30:10 50:10
Claims (4)
- 【請求項1】 40℃における動粘度が25〜80 mm2
/sである植物油を少なくとも80重量%含む基油;カル
シウム石鹸、有機化ベントナイト及びシリカからなる群
から選ばれる少なくとも1種の増ちょう剤;硫黄−燐系
の極圧剤;及び酸化防止剤を含む生分解性グリース組成
物。 - 【請求項2】 植物油がナタネ油又はヒマワリ油又は大
豆油である請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 組成物の生分解性が85%以上である請
求項1又は2記載の組成物。 - 【請求項4】 基油65〜95.5重量%、増ちょう剤
3〜20重量%、極圧剤1〜10重量%、酸化防止剤
0.5〜5重量%を含む請求項1、2又は3記載の組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15709194A JPH0820788A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 生分解性グリース組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15709194A JPH0820788A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 生分解性グリース組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0820788A true JPH0820788A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15642055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15709194A Pending JPH0820788A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 生分解性グリース組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820788A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003018729A1 (en) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | Abcon Aps | Non-toxic biodegradable grease |
JP2003095355A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Nippon Koyu:Kk | グリース充填用容器 |
CN110157531A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-23 | 钟幸华 | 一种可生物降解润滑油及其制备方法 |
CN115851341A (zh) * | 2022-11-23 | 2023-03-28 | 新乡市恒星科技有限责任公司 | 轴承用钙基润滑脂及其制备方法 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP15709194A patent/JPH0820788A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003018729A1 (en) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | Abcon Aps | Non-toxic biodegradable grease |
JP2003095355A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Nippon Koyu:Kk | グリース充填用容器 |
CN110157531A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-23 | 钟幸华 | 一种可生物降解润滑油及其制备方法 |
CN115851341A (zh) * | 2022-11-23 | 2023-03-28 | 新乡市恒星科技有限责任公司 | 轴承用钙基润滑脂及其制备方法 |
CN115851341B (zh) * | 2022-11-23 | 2023-12-01 | 新乡市恒星科技有限责任公司 | 轴承用钙基润滑脂及其制备方法 |
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