JPH08207608A - 自動変速機用シフトレバー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフトレバーのシフトロック時にシフトボタ
ンを無理に押圧した場合でも、シフトロック解除を確実
に防止する。 【構成】 シフトレバー３１のシフトボタン３３と連動
して移動するインナケーブル４２にスライダ５１を固定
し、ケース５３に移動可能に保持されるストッパ５５を
スライダ５１の移動方向に対して直交する方向からスラ
イダ５１に係合させる。シフトロック時に、シフトボタ
ン３３を無理に押圧した場合でも、スライダ５１の移動
方向の力をストッパ５５を介してケース５３で受け止
め、シフトレバー３１のシフトロック解除を確実に防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルを用いてシフ
トレバーのシフトロックを行う自動変速機用シフトレバ
ー装置に関し、とくにシフトロックの信頼性を高めるよ
うにしたシフトロック構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】車両では、発進時のシフトレバーの誤操
作を防止するためにシフトロック機構が採用されてい
る。シフトロック機構の一例として、シフトレバーをパ
ーキングレンジ（Ｐ位置）にシフトさせた状態で、ブレ
ーキペダルを踏込むとソレノイドが励磁され、シフトレ
バーのシフトロックを解除する技術が知られている。ま
た、シフトレバーの動きに連動するケーブルを用いたシ
フトロック機構も知られている。

【０００３】図１２は、ケーブルを用いたシフトロック
機構の一例を示している。図１２において、１はシフト
レバーを示している。シフトレバー１は、シャフト２を
中心に車両前後方向に揺動可能となっている。シフトレ
バー１には、シフトボタン３と連動するディテントピン
４が移動可能に設けられている。ディテントピン４は、
シフトレバー１のシフト位置を決めるディテントプレー
ト（図示略）と係合可能となっている。ディテントプレ
ートには、リンクプレート５がピン６を中心に揺動可能
に支持されている。リンクプレート５には、カム穴７が
形成されている。シフトレバー１には、カム穴７に挿通
されるピン８が固定されるレバー９が取付けられてい
る。

【０００４】リンクプレート５には、インナケーブル１
２の一方が連結されている。インナケーブル１２を保持
するアウタケーブル１１は、車体側に固定されている。
インナケーブル１２の他方には、端末金具１３が取付け
られている。端末金具１３は、ホルダ１４に移動可能に
保持されている。端末金具１３は、スプリング１５によ
ってホルダ１４から離れる方向に付勢されている。端末
金具１３は、キーシリンダカム１６と係合可能となって
いる。アウタケーブル１１とホルダ１４との間には、ソ
レノイド１８が配置されている。ソレノイド１８の中央
の穴には、インナケーブル１２が挿通されている。ソレ
ノイド１８の近傍には、インナケーブル１２に固定され
たディスク１９が設けられている。ソレノイド１８への
通電時には、ディスク１９がソレノイド１８に吸着さ
れ、インナケーブル１２が軸方向に移動する。

【０００５】図１２の装置では、キーシリンダに挿入さ
れるキーがキーシリンダのＬＯＣＫの位置にある時は、
インナケーブル１２の端末金具１３がキーシリンダカム
１６の回転により動きが阻止される。そのため、シフト
レバー１のシフトボタン３を押圧してもリンクプレート
５は回動せず、シフトレバー１はＰ位置に保持される。
キーシリンダに差し込まれるキーがＡＣＣ（アクセサリ
ー）又はＯＮの位置にある場合は、キーシリンダカム１
６の回転によりキーシリンダカム１６と端末金具１３と
の係合が解除され、端末金具１３はインナケーブル１２
の移動方向に移動可能な状態となる。ソレノイド１８
は、キーがＬＯＣＫの位置にある以外は励磁されている
ので、ソレノイド１８の励磁によりインナケーブル１２
に固定されたディスク１９はソレノイド１８に吸着され
る。この状態では、インナケーブル１２は軸方向に動く
ことができないので、シフトボタン３を押圧してもリン
クプレート５は回動せず、シフトレバー１はＰ位置に保
持される。

【０００６】キーがキーシリンダのＡＣＣまたはＯＮの
位置にある場合、ブレーキペダル（図示略）を踏むとソ
レノイド１８への通電が停止される。そのため、端末金
具１３を付勢するスプリング１５の力に打ち勝つ力でシ
フトボタン３を押すと、リンクプレート５はディテント
ピン４に押圧されて回転し、シフトレバー１をＰ位置以
外のレンジにシフトさせることができる。シフトレバー
１をＰ位置以外のレンジにシフトさせた状態では、シフ
トレバー１の動きに伴う端末金具１３の動きによりキー
シリンダカム１６の回転が防止され、ＬＯＣＫ位置へキ
ーを回すことができず、キーシリンダからのキーの抜け
が防止される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかし、図１２の従来
装置にはつぎの問題が存在した。キーがＡＣＣまたはＯ
Ｎの位置にある場合で、かつブレーキペダルを踏み込ま
ない状態では、ソレノイド１８の励磁によりディスク１
９がソレノイド１８側に吸着されているが、この状態で
シフトレバー１のシフトボタン３を無理に押圧し、ディ
テントピン４を押し下げると、ソレノイド１８の吸着力
に打勝ってリンクプレート５が回動し、シフトレバー１
のシフトロックが解除されるという問題がある。したが
って、シフトロック時にはシフト押釦を無理に押圧して
も、シフトロックの解除を阻止できる信頼性のあるシフ
トロック構造の開発が望まれる。

【０００８】本発明の目的は、シフトロック時にシフト
ボタンを無理に押圧した場合でも、シフトロックの解除
を確実に防止することが可能な自動変速機用シフトレバ
ー装置を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る自動変速機用シフトレバー装置は、次の
通りである。シフトレバーのシフトボタンの動きに連動
して移動し、少なくともシフトレバーのシフトロックに
用いられるインナケーブルと、前記インナケーブルに固
定されるスライダと、前記インナケーブルによる前記ス
ライダの移動方向に対して直交する方向からスライダに
係合可能なストッパと、前記ストッパをスライダに向け
て付勢する付勢手段と、前記ストッパを駆動し、スライ
ダとストッパとの係合を解除するソレノイドと、前記ス
トッパを移動可能に保持するとともに、前記ソレノイド
を収納するケースと、を備えたことを特徴とする自動変
速機用シフトレバー装置。

【００１０】

【作用】本発明に係る自動変速機用シフトレバー装置に
おいては、シフトレバーのシフトロック時には、ストッ
パは付勢手段の付勢力によりスライダに向って移動し、
スライダと係合している。ストッパは、インナケーブル
によるスライダの移動方向に対して直交する方向からス
ライダに係合するので、スライダの移動方向の力をスト
ッパを介してケースで受け止めることができる。したが
って、シフトレバーのシフトロック時にシフトレバーの
シフトボタンを無理に押圧した場合でも、ケーブルの移
動は阻止され、シフトレバーのシフトロック解除は確実
に防止される。

【００１１】

【実施例】図１ないし図８は本発明の第１実施例を示
し、図９ないし図１１は本発明の第２実施例を示してい
る。はじめに、全実施例に共通する構成をたとえば図５
を参照して説明する。全実施例にわたって共通する構成
部分には、全実施例にわたって同一の符号を付してあ
る。

【００１２】図５において、３１はシフトレバーを示し
ている。シフトレバー３１は、シャフト３２を中心に車
両前後方向（矢印Ｆ方向）に揺動可能となっている。シ
フトレバー３１の頂部近傍には、シフトボタン３３が設
けられている。シフトレバー３１の下部には、シフトボ
タン３３と連動するディテントピン３４が移動可能に設
けられている。ディテントピン３４は、シフトレバー３
１のシフト位置を決めるディテントプレート（図示略）
と係合可能となっている。ディテントプレートには、ピ
ン３６が設けられている。ピン３６には、リンクプレー
ト３７が揺動可能に支持されている。リンクプレート３
７には、カム穴３８が形成されている。シフトレバー３
１には、カム穴３８に挿通されるピン３９が固定される
レバー３５が取付けられている。

【００１３】リンクプレート３７の近傍には、機械的動
力を伝達する屈曲可能なケーブル４０が設けられてい
る。ケーブル４０は、筒状のアウタケーブル４１とワイ
ヤロープ状のインナケーブル４２とから構成されてい
る。インナケーブル４２は、アウタケーブル４１に摺動
可能に挿入されている。アウタケーブル４１は、保持具
４３を介して車体側に固定されている。インナケーブル
４２の一方は、リンクプレート３７に連結されている。
インナケーブル４２の他方には、端末金具４４が取付け
られている。車両を始動させるキー２０が挿入されるキ
ーシリンダ４７の近傍には、ホルダ４６が設けられてい
る。端末金具４４は、ホルダ４６に移動可能に保持され
ている。端末金具４４は、スプリング４５によってホル
ダ４６から離れる方向に付勢されている。

【００１４】ホルダ４６の近傍には、キー２０の動きと
連動するキーシリンダカム４８が設けられている。端末
金具４４は、キーシリンダカム４８と係合可能となって
いる。図８に示すように、キーシリンダ４７に対するキ
ー２０の位置は、ＬＯＣＫ、ＡＣＣ（アクセサリ）、Ｏ
Ｎ、ＳＴＡＲＴの４つがある。ＬＯＣＫは、キー２０を
差し込む位置であり、キー２０がＬＯＣＫの位置にある
状態ではキーシリンダカム４８が端末金具４４と係合す
るようになっている。キー２０がＡＣＣ又はＯＮの位置
にあるときは、キーシリンダカム４８は端末金具４４と
係合しない。キー２０をＬＯＣＫからＡＣＣの位置まで
回転させると、車室内のラジオ等の機器をオンとするこ
とができる。キー２０をＯＮの位置を通過してＳＴＡＲ
Ｔの位置まで回転させると、モータによりエンジンを起
動させることができる。この状態でキー２０を離すと、
キー２０はＯＮの位置まで自動的に戻る。車両の走行時
は、キーはＯＮの位置に位置している。

【００１５】つぎに、本発明の各実施例の特有な構成を
説明する。本発明の第１実施例では、図１に示すよう
に、インナケーブル４２の途中に、樹脂材料からなるス
ライダ５１がインサート成形によって固定されている。
スライダ５１は、インナケーブル４２に沿って延びる角
棒状に形成されている。スライダ５１の長手方向のほぼ
中央には、外方に突出する係合部５２が形成されてい
る。スライダ５１は、両端部が合成樹脂からなるケース
５３に摺動自在に保持されている。ケース５３は、図３
に示すように、中央部の分割面５３ａを中心として２分
割されている。分割されたケース５３の一方には、ケー
スを結合するための係合蓋５４ａが形成されている。分
割されたケース５３の他方には、係合蓋５４ａと係合可
能な突起５４ｂが形成されている。ケース５３は、車体
側に固定されている。

【００１６】ケース５３内のスライダ５１と対向する位
置には、樹脂材料からなるストッパ５５が設けられてい
る。ストッパ５５の先端部には、スライダ５１の係合部
５２と係合可能な係合面５５ａが形成されている。スト
ッパ５５は、インナケーブル４２の移動方向に対して直
交する方向からスライダ５１に係合可能となっている。
ストッパ５５の頂面は傾斜面５５ｂとなっており、傾斜
面５５ｂはスライダ５１とは係合不可となっている。ス
トッパ５５の外周部は、ケース５３の保持穴５６に摺動
可能に保持されている。ケース５３内には、ストッパ５
５をスライダ５１に向けて付勢する付勢手段としてのス
プリング５７が設けられている。

【００１７】ケース５３内には、ソレノイド６０が収納
されている。ソレノイド６０は、コイル部６１、スリー
ブ６２、プランジャ６３とから構成されている。スリー
ブ６２は、コイル部６１の内側に取付けられている。プ
ランジャ６３は、スリーブ６２に摺動可能に保持されて
いる。プランジャ６３は、コイル部６１への通電により
コイル部６１側に吸引されるようになっている。ストッ
パ５５には、長孔５５ｃが形成されている。ストッパ５
５とプランジャ６３は、長孔５５ｃに挿入されたピン６
５を介して連結されている。ピン６５は、プランジャ６
３にガタなく嵌合されている。ストッパ５５に円形の孔
でなく長孔５５ａを形成したのは、ストッパ５５とプラ
ンジャ６３との間に、スライダ５１の移動方向の逃げを
もたせるためである。これにより、スライダ５１とスト
ッパ５５との係合時には、スライダ５１の移動方向の荷
重はストッパ５５を介してケース５３にかかることにな
り、プランジャ６３およびスリーブ６２にこじり力が作
用するのが防止される。ストッパ５５には、ケース５３
と嵌合する回り止め５５ｄが形成されている。

【００１８】つぎに、第１実施例における作用について
説明する。キー２０がキーシリンダ４７のＬＯＣＫの位
置に位置している状態では、端末金具４４とキーシリン
ダカム４８とが係合しているので、シフトボタン３３を
押圧してリンクプレート３７を回動させようとしてもリ
ンクプレート３７が動くことができない。すなわち、シ
フトボタン３３を押圧してもディテントピン３４を押し
下げることができず、シフトレバー３１はＰ位置（パー
キング位置）に維持されたままとなる。

【００１９】キー２０がキーシリンダ４７のＡＣＣまた
はＯＮの位置に位置している状態では、キーシリンダカ
ム４８の回転により端末金具４４とキーシリンダカム４
８との係合が解除される。この状態では、スプリング５
７の付勢力によりストッパ５５とスライダ５１とが係合
しているので、シフトボタン３３を押圧してもリンクプ
レート３７は回動しない。したがって、シフトボタン３
３の押圧によりディテントピン３４を押し下げることが
できず、シフトレバー３１はＰ位置に保持されたままと
なる。ストッパ５５は、スライダ５１の移動方向に対し
て直交する方向からスライダ５１に係合するので、スラ
イダ５１の移動方向の力をストッパ５５を介してケース
５３で受け止めることができる。したがって、シフトボ
タン３３を無理に押圧した場合でも、インナケーブル４
２の移動は阻止され、シフトレバー３１のシフトロック
解除は確実に防止される。

【００２０】キー２０がキーシリンダ４７のＯＮの位置
にあり、かつシフトレバー３１がＰ位置にある状態で、
ブレーキペダル（図示略）を踏み込むと、コイル部６１
への通電が行われ、プランジャ６３がコイル部６１側へ
吸引される。これにより、ストッパ５５がコイル部６１
側へ移動し、スライダ５１とストッパ５５との係合が解
除される。ここで、シフトボタン３３を押圧することに
より、インナケーブル４２と連結されているリンクプレ
ート３７をディテントピン３４により矢印Ａ方向に回動
させることができる。したがって、ディテントピン３４
を所定の位置まで押し下げることが可能となり、ディテ
ントピン３４とディテントプレート（図示略）との係合
解除により、シフトレバー３１をＰ位置以外のレンジ
（例えばＤレンジ）にシフトさせることが可能となる。

【００２１】シフトレバー３１をＰ位置以外のレンジに
シフトさせた状態では、ピン３９がカム穴３８に入り込
むため、リンクプレート３７はディテントピン３４で押
し下げられた状態と同じ状態に保持される。また、シフ
トレバー３１がＰ位置以外のレンジにある場合は、リン
クプート３７の回動に伴う端末金具４４の矢印Ｂ方向の
移動によりキーシリンダカム４８の回転が防止され、キ
ー２０をＬＯＣＫ位置へ回すことができず、キー２０を
キーシリンダ４７から抜くことができない。

【００２２】図１２に示す従来装置では、キーがＬＯＣ
Ｋの位置以外にある場合は、ソレノイド１８が常時通電
状態となり、消費電力が無駄になるが、本実施例ではロ
ック解除を必要となる時（ブレーキペダルを踏込んだ
時）のみソレノイド６０が通電状態となり、消費電力に
無駄がない。また、従来装置ではシフトロック状態にあ
るシフトレバー１がブレーキペダルを踏み込むことなく
他のレンジへシフトするのを防止するため、シフトボタ
ン３の押圧によりディテントピン４を押し下げる力を直
接ソレノイド１８の吸着力によって受け止めているの
で、ソレノイド１８の吸着力を大に確保する必要があ
る。これにより、従来装置ではソレノイド１８が大型化
し、消費電力も増加するという問題がある。これに対
し、本実施例では、スライダ５１の移動方向の力をスト
ッパ５５を介してケース５３で受け止めているので、ソ
レノイド６０の吸着力はスプリング５７によって付勢さ
れているストッパ５５を駆動させるだけの小さなもので
よい。したがって、ソレノイド６０は従来装置に比べて
小型化が図れるとともに、消費電力の低減が図れる。

【００２３】本発明の第２実施例では、図９ないし図１
１に示すように、インナケーブル４２の途中に、樹脂材
料からなるスライダ７１が固定されている。スライダ７
１には、外方に突出する係合突起７２が形成されてい
る。スライダ７１は、両端部が合成樹脂からなるケース
７３に摺動自在に保持されている。ケース７３内には、
Ｌ字状のストッパ７５が設けられている。ストッパ７５
の中央部には、回動軸７５ａが形成されている。ストッ
パ７５は、ケース７３に形成された穴（図示略）に嵌合
された回動軸７５ａを中心として揺動可能となってい
る。ストッパ７５の一方には、スライダ７１の係合突起
７２と係合可能な係合部７５ｂが形成されている。ケー
ス７３内には、ストッパ７５をスライダ７１に向けて付
勢する付勢手段としてのスプリング７７が設けられてい
る。

【００２４】ストッパ７５は、インナケーブル４２によ
るスライダ７１の移動方向に対して直交する方向からス
ライダ７１に係合可能となっている。ケース７３内に
は、ソレノイド８０が収納されている。ストッパ７５の
他方には、鉄片７５ｃが固定されている。ソレノイド８
０の励磁時には、鉄片７５ｃのソレノイド８０への吸着
によるストッパ７５の回動によりスライダ７１の係合突
起７２とストッパ７５の係合部７５ｂとの係合が解除さ
れる。スライダ７１とストッパ７５との係合時には、ス
ライダ７１の移動方向の荷重はストッパ７５を介してケ
ース７３にかかるようになっている。

【００２５】つぎに、第２実施例における作用について
説明する。キー２０がキーシリンダ４７のＡＣＣまたは
ＯＮの位置に位置している状態では、キーシリンダカム
４８の回転により端末金具４４とキーシリンダカム４８
との係合が解除される。この状態では、スプリング７７
の付勢力によりストッパ７５とスライダ７１とが係合し
ているので、シフトボタン３３を押圧してもリンクプレ
ート３７が回動しない。これにより、シフトボタン３３
の押圧によりディテントピン３４を押し下げることがで
きず、シフトレバー３１はＰ位置に保持されたままとな
る。ストッパ７５は、スライダ７１の移動方向に対して
直交する方向からスライダ７１に係合するので、スライ
ダ７１の移動方向の力をストッパ７５を介してケース７
３で受け止めることができる。したがって、シフトロッ
ク時にシフトボタン３３を無理に押圧した場合でも、イ
ンナケーブル４２の移動は阻止され、シフトレバー３１
のシフトロック解除は確実に防止される。その他の作用
は、第１実施例に準じる。

【００２６】

【発明の効果】本発明に係る自動変速機用シフトレバー
装置によれば、シフトレバーのシフトボタンと連動して
移動するインナケーブルにスライダを固定し、ケースに
移動可能に保持されるストッパをスライダの移動方向に
対して直交する方向からスライダに係合させるようにし
たので、スライダの移動方向の力をストッパを介してケ
ースで受け止めることができる。したがって、シフトレ
バーのシフトロック時にシフトボタンを無理に押圧した
場合でも、スライダの移動は阻止され、シフトレバーの
シフトロック解除を確実に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例に係る自動変速機用シフト
レバー装置におけるシフトロック構造の要部拡大断面図
である。

【図２】図１の装置の分解斜視図である。

【図３】図１の側面図である。

【図４】図１のケースの分割斜視図である。

【図５】図１のシフトロック構造を有するシフトレバー
装置の概略構成図である。

【図６】図５のキーシリンダカムの側面図である。

【図７】図５のシフトレバーとリンクプレートとの動き
を示す側面図である。

【図８】図５のキーシリンダカムを備えたキーシリンダ
とキーとの位置関係を示す正面図である。

【図９】本発明の第２実施例に係る自動変速機用シフト
レバー装置の要部拡大断面図である。

【図１０】図９におけるストッパとスライダとの係合状
態を示す断面図である。

【図１１】図９のシフトロック構造を有するシフトレバ
ー装置の概略構成図である。

【図１２】従来の自動変速機用シフトレバー装置のシフ
トロック構造の要部拡大断面図である。

【符号の説明】

３１ シフトレバー ３３ シフトボタン ４２ インナケーブル ５１ スライダ ５３ ケース ５５ ストッパ ５７ 付勢手段 ６０ ソレノイド ７１ スライダ ７３ ケース ７５ ストッパ ７７ スプリング ８０ ソレノイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シフトレバーのシフトボタンの動きに連
   動して移動し、少なくともシフトレバーのシフトロック
   に用いられるインナケーブルと、 前記インナケーブルに固定されるスライダと、 前記インナケーブルによる前記スライダの移動方向に対
   して直交する方向からスライダに係合可能なストッパ
   と、 前記ストッパをスライダに向けて付勢する付勢手段と、 前記ストッパを駆動し、スライダとストッパとの係合を
   解除するソレノイドと、 前記ストッパを移動可能に保持するとともに、前記ソレ
   ノイドを収納するケースと、を備えたことを特徴とする
   自動変速機用シフトレバー装置。