JPH0820745A - 低溶剤型樹脂組成物、それを用いた塗料組成物、並びにその塗装、焼付け方法 - Google Patents
低溶剤型樹脂組成物、それを用いた塗料組成物、並びにその塗装、焼付け方法Info
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- JPH0820745A JPH0820745A JP15471494A JP15471494A JPH0820745A JP H0820745 A JPH0820745 A JP H0820745A JP 15471494 A JP15471494 A JP 15471494A JP 15471494 A JP15471494 A JP 15471494A JP H0820745 A JPH0820745 A JP H0820745A
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- hydroxyl group
- group
- polyester oligomer
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】自動車の中塗塗料等として好適に使用でき、か
つ耐チッピング性及び耐擦り傷性に優れるとともに、有
機溶剤量を大幅に低減できる低溶剤型塗料組成物の提
供。 【構成】水酸基量が2.0〜10.0モル/kg樹脂であ
り、数平均分子量が300〜1500であり、重量平均
分子量が300〜3000であり、重量平均分子量/数
平均分子量が1.0〜2.0であり、ラクトン変性量が
31〜85%であり、かつラクトンに由来しない炭素数
4〜22の脂肪族炭化水素基を有するポリエステルオリ
ゴマーと、その水酸基含有ポリエステルオリゴマーの水
酸基と反応する硬化剤とを配合する。
つ耐チッピング性及び耐擦り傷性に優れるとともに、有
機溶剤量を大幅に低減できる低溶剤型塗料組成物の提
供。 【構成】水酸基量が2.0〜10.0モル/kg樹脂であ
り、数平均分子量が300〜1500であり、重量平均
分子量が300〜3000であり、重量平均分子量/数
平均分子量が1.0〜2.0であり、ラクトン変性量が
31〜85%であり、かつラクトンに由来しない炭素数
4〜22の脂肪族炭化水素基を有するポリエステルオリ
ゴマーと、その水酸基含有ポリエステルオリゴマーの水
酸基と反応する硬化剤とを配合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車の中塗
塗料や、ソリッドカラー塗料、クリヤー塗料、ベースコ
ート等として好適に使用することのできる低溶剤型塗料
組成物に関する。特に、本発明は、耐チッピング性及び
耐擦り傷性に優れた塗膜を形成しかつ使用する有機溶剤
量を大幅に低減できる、低溶剤型樹脂組成物、及びそれ
をバインダーとして使用する低溶剤型塗料組成物、並び
にその低溶剤型塗料組成物の好適な塗装方法に関する。
塗料や、ソリッドカラー塗料、クリヤー塗料、ベースコ
ート等として好適に使用することのできる低溶剤型塗料
組成物に関する。特に、本発明は、耐チッピング性及び
耐擦り傷性に優れた塗膜を形成しかつ使用する有機溶剤
量を大幅に低減できる、低溶剤型樹脂組成物、及びそれ
をバインダーとして使用する低溶剤型塗料組成物、並び
にその低溶剤型塗料組成物の好適な塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、有機溶剤型塗料においては、焼
付工程などの塗装作業中に有機溶剤型塗料に使用される
有機溶剤が揮発して大気中に放出され、地球環境を悪化
させる要因となっている。近年、自動車外板の中塗塗料
又は上塗塗料は、ポリエステルポリオールとメラミン樹
脂との組合せ等で塗装されており、この塗装ラインから
は、大量の有機溶剤が大気中に排気されている。この排
気される有機溶剤は燃焼処理すると、大量の二酸化炭素
を発生し、地球温暖化現象を加速する。このため、従来
より、有機溶剤の使用量を低減するための種々の試みが
なされている。例えば、有機溶剤量を低減するために、
ポリエステルポリオールに低分子量のメラミン樹脂を配
合した高固形分塗料組成物や、アクリル系の高固形分塗
料組成物が提案されている(例えば、特開昭61−94
61号及び特開昭55−123660号公報)。しかし
ながら、これらの塗料組成物では、有機溶剤量を例えば
40%程度にするのが限度であり、環境保全の観点から
有機溶剤量の低減の程度としては不十分である。また、
ポリエステルポリオールに低分子量のメラミン樹脂を配
合する系において、ポリエステルポリオールを従来のよ
うにして合成する場合には、低分子量化には限界があ
り、必ずしも低粘度化を図ることはできなかった。更
に、この系では、耐チッピング性を向上させる強靱な塗
膜を得ることが困難である上、塗料塗装時の低粘度化に
伴う垂直面のタレが著しいなど問題となっていた。一
方、有機溶剤量の低減の目的で、有機溶剤を使用しない
か又は実質的に使用しない水性塗料や、粉体塗料等が広
く検討されているが、水性塗料では耐水性が劣り、依然
として有機溶剤量が20%程度必要である。また、粉体
塗料では、極めて高いガラス転移温度を有する樹脂を使
用する必要があるため、塗膜が脆くなり易く、上塗塗料
や中塗塗料に要求される耐擦り傷性及び耐チッピング性
の要件を満たすことができないなど問題となっていた。
従って、耐擦り傷性及び耐チッピング性の要件を満足し
ながら、有機溶剤量を更に大幅に低減できる塗料組成物
が強く要望されていた。
付工程などの塗装作業中に有機溶剤型塗料に使用される
有機溶剤が揮発して大気中に放出され、地球環境を悪化
させる要因となっている。近年、自動車外板の中塗塗料
又は上塗塗料は、ポリエステルポリオールとメラミン樹
脂との組合せ等で塗装されており、この塗装ラインから
は、大量の有機溶剤が大気中に排気されている。この排
気される有機溶剤は燃焼処理すると、大量の二酸化炭素
を発生し、地球温暖化現象を加速する。このため、従来
より、有機溶剤の使用量を低減するための種々の試みが
なされている。例えば、有機溶剤量を低減するために、
ポリエステルポリオールに低分子量のメラミン樹脂を配
合した高固形分塗料組成物や、アクリル系の高固形分塗
料組成物が提案されている(例えば、特開昭61−94
61号及び特開昭55−123660号公報)。しかし
ながら、これらの塗料組成物では、有機溶剤量を例えば
40%程度にするのが限度であり、環境保全の観点から
有機溶剤量の低減の程度としては不十分である。また、
ポリエステルポリオールに低分子量のメラミン樹脂を配
合する系において、ポリエステルポリオールを従来のよ
うにして合成する場合には、低分子量化には限界があ
り、必ずしも低粘度化を図ることはできなかった。更
に、この系では、耐チッピング性を向上させる強靱な塗
膜を得ることが困難である上、塗料塗装時の低粘度化に
伴う垂直面のタレが著しいなど問題となっていた。一
方、有機溶剤量の低減の目的で、有機溶剤を使用しない
か又は実質的に使用しない水性塗料や、粉体塗料等が広
く検討されているが、水性塗料では耐水性が劣り、依然
として有機溶剤量が20%程度必要である。また、粉体
塗料では、極めて高いガラス転移温度を有する樹脂を使
用する必要があるため、塗膜が脆くなり易く、上塗塗料
や中塗塗料に要求される耐擦り傷性及び耐チッピング性
の要件を満たすことができないなど問題となっていた。
従って、耐擦り傷性及び耐チッピング性の要件を満足し
ながら、有機溶剤量を更に大幅に低減できる塗料組成物
が強く要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、良好な塗膜
の耐擦り傷性及び耐チッピング性を有する塗膜を付与し
かつ有機溶剤量を大幅に低減できる低溶剤型樹脂組成
物、及びその低溶剤型樹脂組成物をバインダーとして使
用する低溶剤型塗料組成物、更には、その低溶剤型塗料
組成物を塗装するのに好適な塗装方法を提供することを
目的とする。本発明者は、上記目的を達成するため、鋭
意研究を重ねた結果、ポリエステルオリゴマーを製造す
る際に、従来の一括仕込みによる合成ではなく、反応成
分を順次反応させる分割仕込みにより、得られるポリエ
ステルオリゴマーの分子量を容易に制御することのでき
ることを見出した。また、得られたポリエステルオリゴ
マーをその中心から放射状に延びる複数の延長部を有す
る分子構造とし、更にラクトンの付加により溶解性を向
上させることにより、塗料組成物の大幅な低粘度化を達
成することができることを見出した。更に、ポリエステ
ルオリゴマー中に、ラクトンに由来しない炭素数4〜2
2の脂肪族炭化水素基を組込むことによって、ポリエス
テルオリゴマーと硬化剤との相溶性を大いに改善するこ
とができることを見出した。本発明は、これらの知見に
基づいてなされたものである。
の耐擦り傷性及び耐チッピング性を有する塗膜を付与し
かつ有機溶剤量を大幅に低減できる低溶剤型樹脂組成
物、及びその低溶剤型樹脂組成物をバインダーとして使
用する低溶剤型塗料組成物、更には、その低溶剤型塗料
組成物を塗装するのに好適な塗装方法を提供することを
目的とする。本発明者は、上記目的を達成するため、鋭
意研究を重ねた結果、ポリエステルオリゴマーを製造す
る際に、従来の一括仕込みによる合成ではなく、反応成
分を順次反応させる分割仕込みにより、得られるポリエ
ステルオリゴマーの分子量を容易に制御することのでき
ることを見出した。また、得られたポリエステルオリゴ
マーをその中心から放射状に延びる複数の延長部を有す
る分子構造とし、更にラクトンの付加により溶解性を向
上させることにより、塗料組成物の大幅な低粘度化を達
成することができることを見出した。更に、ポリエステ
ルオリゴマー中に、ラクトンに由来しない炭素数4〜2
2の脂肪族炭化水素基を組込むことによって、ポリエス
テルオリゴマーと硬化剤との相溶性を大いに改善するこ
とができることを見出した。本発明は、これらの知見に
基づいてなされたものである。
【0004】即ち、本発明は、 1. 水酸基量が2.0〜10.0モル/kg樹脂であ
り、数平均分子量が300〜1500であり、重量平均
分子量が300〜3000であり、重量平均分子量/数
平均分子量が1.0〜2.0であり、ラクトン変性量が
31〜85%であり、かつラクトンに由来しない炭素数
4〜22の脂肪族炭化水素基を有するポリエステルオリ
ゴマーと、水酸基含有ポリエステルオリゴマーの水酸基
と反応する硬化剤と、を含有し、しかも有機溶剤量が5
〜40%であることを特徴とする低溶剤型樹脂組成物、 2. 水酸基量が2.0〜10.0モル/kg樹脂であ
り、数平均分子量が300〜1500であり、重量平均
分子量が300〜3000であり、重量平均分子量/数
平均分子量が1.0〜2.0であり、ラクトン変性量が
31〜85%であり、かつラクトンに由来しない炭素数
4〜22の脂肪族炭化水素基を有するポリエステルオリ
ゴマーと、水酸基含有ポリエステルオリゴマーの水酸基
と反応する硬化剤と、水酸基と硬化剤との反応を触媒す
る硬化触媒と、を含有し、有機溶剤量が5〜40%であ
ることを特徴とする低溶剤型塗料組成物、 3. 上記2の低溶剤型塗料組成物を被塗物の表面に塗
装し、次いで熱硬化させて前記被塗物の表面に塗膜を形
成することを特徴とする塗装方法、そして 4. 上記2の低溶剤型塗料組成物を被塗物の表面に塗
装する方法であって、略水平方向軸の回りに回転可能に
支持された前記被塗物の表面に通常の上下方向に延びる
面ではタレの生じる膜厚に塗料を塗布し、次いで、前記
被塗物の表面に塗布した塗料のタレが重力により生じる
まえに前記被塗物を略水平方向軸回りに回転させ始め、
かつ前記回転が少なくとも塗布した塗料のタレが重力に
より生じる以前に被塗物の表面が略垂直状態から略水平
状態に移行するような速度でしかも回転による遠心力に
より塗料のタレが生じる速度より遅い速度で回転させる
ことを特徴とする塗装方法、に関する。
り、数平均分子量が300〜1500であり、重量平均
分子量が300〜3000であり、重量平均分子量/数
平均分子量が1.0〜2.0であり、ラクトン変性量が
31〜85%であり、かつラクトンに由来しない炭素数
4〜22の脂肪族炭化水素基を有するポリエステルオリ
ゴマーと、水酸基含有ポリエステルオリゴマーの水酸基
と反応する硬化剤と、を含有し、しかも有機溶剤量が5
〜40%であることを特徴とする低溶剤型樹脂組成物、 2. 水酸基量が2.0〜10.0モル/kg樹脂であ
り、数平均分子量が300〜1500であり、重量平均
分子量が300〜3000であり、重量平均分子量/数
平均分子量が1.0〜2.0であり、ラクトン変性量が
31〜85%であり、かつラクトンに由来しない炭素数
4〜22の脂肪族炭化水素基を有するポリエステルオリ
ゴマーと、水酸基含有ポリエステルオリゴマーの水酸基
と反応する硬化剤と、水酸基と硬化剤との反応を触媒す
る硬化触媒と、を含有し、有機溶剤量が5〜40%であ
ることを特徴とする低溶剤型塗料組成物、 3. 上記2の低溶剤型塗料組成物を被塗物の表面に塗
装し、次いで熱硬化させて前記被塗物の表面に塗膜を形
成することを特徴とする塗装方法、そして 4. 上記2の低溶剤型塗料組成物を被塗物の表面に塗
装する方法であって、略水平方向軸の回りに回転可能に
支持された前記被塗物の表面に通常の上下方向に延びる
面ではタレの生じる膜厚に塗料を塗布し、次いで、前記
被塗物の表面に塗布した塗料のタレが重力により生じる
まえに前記被塗物を略水平方向軸回りに回転させ始め、
かつ前記回転が少なくとも塗布した塗料のタレが重力に
より生じる以前に被塗物の表面が略垂直状態から略水平
状態に移行するような速度でしかも回転による遠心力に
より塗料のタレが生じる速度より遅い速度で回転させる
ことを特徴とする塗装方法、に関する。
【0005】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明で使用される水酸基含有ポリエステルオリゴマーに
おいて、水酸基量は2.0〜10.0モル/kg樹脂であ
り、数平均分子量は、300〜1500であり、重量平
均分子量は、300〜3000であり、重量平均分子量
/数平均分子量は、1.0〜2.0である。水酸基の量
が、2.0モル/kg樹脂よりも少ないと、塗膜の硬化性
が劣り、塗膜が脆くなり、耐擦り傷性、耐チッピング
性、耐ガソリン性及び耐水性が劣化する。一方、水酸基
の量が10.0モル/kg樹脂よりも多くなると、粘度が
高くなり過ぎ、本発明における低溶剤型樹脂組成物を製
造することが困難となる。水酸基の量は、好ましくは2
〜7モル/kg樹脂であり、特に好ましいのは、3〜6モ
ル/kg樹脂である。上記水酸基含有ポリエステルオリゴ
マーの数平均分子量は、300よりも小さいと、揮発し
易くなり、揮発分が増大する。一方、その数平均分子量
が1500よりも大きくなると、粘度が増大する。好ま
しい数平均分子量は、300〜1200であり、特に好
ましいのは、350〜1100である。
発明で使用される水酸基含有ポリエステルオリゴマーに
おいて、水酸基量は2.0〜10.0モル/kg樹脂であ
り、数平均分子量は、300〜1500であり、重量平
均分子量は、300〜3000であり、重量平均分子量
/数平均分子量は、1.0〜2.0である。水酸基の量
が、2.0モル/kg樹脂よりも少ないと、塗膜の硬化性
が劣り、塗膜が脆くなり、耐擦り傷性、耐チッピング
性、耐ガソリン性及び耐水性が劣化する。一方、水酸基
の量が10.0モル/kg樹脂よりも多くなると、粘度が
高くなり過ぎ、本発明における低溶剤型樹脂組成物を製
造することが困難となる。水酸基の量は、好ましくは2
〜7モル/kg樹脂であり、特に好ましいのは、3〜6モ
ル/kg樹脂である。上記水酸基含有ポリエステルオリゴ
マーの数平均分子量は、300よりも小さいと、揮発し
易くなり、揮発分が増大する。一方、その数平均分子量
が1500よりも大きくなると、粘度が増大する。好ま
しい数平均分子量は、300〜1200であり、特に好
ましいのは、350〜1100である。
【0006】水酸基含有ポリエステルオリゴマーの重量
平均分子量/数平均分子量は、1.0〜2.0である。
重量平均分子量/数平均分子量が2.0よりも大きくな
ると、分子量の大き過ぎるポリエステルオリゴマー及び
小さ過ぎるポリエステルオリゴマーが相対的に多く含ま
れるようになるため、分子量が大き過ぎる場合及び小さ
過ぎる場合の問題が生ずる。一方、下限は、理論的に
1.0であり、均一な特性を有する水酸基含有ポリエス
テルオリゴマーが得られる。そして、水酸基含有ポリエ
ステルオリゴマーの分子量が、本発明の範囲内において
小さい程、この理論値に近づけることができる。好まし
い重量平均分子量/数平均分子量は、1.0〜1.7、
特に好ましいのは1.0〜1.5である。上記水酸基含
有ポリエステルオリゴマーの重量平均分子量は、数平均
分子量及び重量平均分子量/数平均分子量に対応して、
300〜3000である。好ましい重量平均分子量は、
300〜2000であり、特に好ましいのは、350〜
1500である。また、本発明で使用される水酸基含有
ポリエステルオリゴマーにおいて、1分子中におけるラ
クトンの反応量(ラクトン変性量)が31〜85%であ
り、しかもラクトンに由来しない炭素数4〜22個の直
鎖又は分岐鎖からなる脂肪族鎖が含まれることが必要で
ある。ラクトン変性量が、31%よりも少ない場合は、
溶解性が低下するためオリゴマーの粘度が高くなるとと
もに水酸基含有ポリエステルオリゴマーの柔軟性が悪い
ので、塗膜を形成した場合に、塗膜が脆くなり、耐擦り
傷性及び耐チッピング性が低下する。一方、ラクトン変
性量が85%よりも多くなると、塗膜が柔らかくなりす
ぎ、耐ガソリン性が低下し、やはり好ましくない。好ま
しいラクトン変性量は、31〜80%、特に好ましいの
は、31〜75%である。更に、ラクトンに由来しない
炭素数4〜22の脂肪族炭化水素基がない場合、水酸基
含有ポリエステルオリゴマーと、硬化剤との相溶性が悪
くなるので、架橋が起こり難くなるため、塗膜性能が劣
ったり仕上がり外観が著しく低下する。
平均分子量/数平均分子量は、1.0〜2.0である。
重量平均分子量/数平均分子量が2.0よりも大きくな
ると、分子量の大き過ぎるポリエステルオリゴマー及び
小さ過ぎるポリエステルオリゴマーが相対的に多く含ま
れるようになるため、分子量が大き過ぎる場合及び小さ
過ぎる場合の問題が生ずる。一方、下限は、理論的に
1.0であり、均一な特性を有する水酸基含有ポリエス
テルオリゴマーが得られる。そして、水酸基含有ポリエ
ステルオリゴマーの分子量が、本発明の範囲内において
小さい程、この理論値に近づけることができる。好まし
い重量平均分子量/数平均分子量は、1.0〜1.7、
特に好ましいのは1.0〜1.5である。上記水酸基含
有ポリエステルオリゴマーの重量平均分子量は、数平均
分子量及び重量平均分子量/数平均分子量に対応して、
300〜3000である。好ましい重量平均分子量は、
300〜2000であり、特に好ましいのは、350〜
1500である。また、本発明で使用される水酸基含有
ポリエステルオリゴマーにおいて、1分子中におけるラ
クトンの反応量(ラクトン変性量)が31〜85%であ
り、しかもラクトンに由来しない炭素数4〜22個の直
鎖又は分岐鎖からなる脂肪族鎖が含まれることが必要で
ある。ラクトン変性量が、31%よりも少ない場合は、
溶解性が低下するためオリゴマーの粘度が高くなるとと
もに水酸基含有ポリエステルオリゴマーの柔軟性が悪い
ので、塗膜を形成した場合に、塗膜が脆くなり、耐擦り
傷性及び耐チッピング性が低下する。一方、ラクトン変
性量が85%よりも多くなると、塗膜が柔らかくなりす
ぎ、耐ガソリン性が低下し、やはり好ましくない。好ま
しいラクトン変性量は、31〜80%、特に好ましいの
は、31〜75%である。更に、ラクトンに由来しない
炭素数4〜22の脂肪族炭化水素基がない場合、水酸基
含有ポリエステルオリゴマーと、硬化剤との相溶性が悪
くなるので、架橋が起こり難くなるため、塗膜性能が劣
ったり仕上がり外観が著しく低下する。
【0007】脂肪族炭化水素基の好ましい炭素数は、4
〜15であり、特に好ましいのは、炭素数4〜12であ
る。脂肪族炭化水素基は、1価又は2価の脂肪族炭化水
素基であり、直鎖状でも、分岐を有するものでもよい。
また、1価の脂肪族炭化水素基としては、例えば、アル
キル基、アルケニル基、アルキニル基等の飽和又は不飽
和脂肪族炭化水素基が挙げられる。このような1価の脂
肪族炭化水素基としては、例えば、n-ブチル基、s-ブチ
ル基、t-ブチル基、n-ペンチル基、s-ペンチル基、ヘキ
シル基、n-ヘプチル基、s-ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基、ウンデシル基等のアルキル基や、n-
ブテニル基、s-ブテニル基、t-ブテニル基、n-ペンテニ
ル基、s-ペンテニル基、ヘキセニル基、n-ヘプテニル
基、s-ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセ
ニル基、ウンセニル基等のアルケニル基、更にはn-ブチ
ニル基、s-ブチニル基、t-ブチニル基、n-ペンチニル
基、s-ペンチニル基、ヘキシニル基、n-ヘプチニル基、
s-ヘプチニル基、オクチニル基、ノニニル基、デシニニ
ル基、ウンセシニル基等のアルキニル基を挙げることが
できる。好ましいアルキル基としては、具体的には、n
−ブチル、s−ブチル、n−ペンチル、s−ペンチル、
ヘキシル、n−ヘプチル、s−ヘプチル、オクチル、ノ
ニル、デニル、ウンデシル等が挙げられる。一方、2価
の脂肪族炭化水素基としては、アルキレン基、アルケニ
レン基、アルキニレン基等の飽和又は不飽和脂肪族炭化
水素基が挙げられる。このような2価の脂肪族炭化水素
基としては、例えば、テトラメチレン基、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、エチルエ
チレン基、エチルプロピレン基等のアルキレン基や、ブ
テニレン基、ペンテニレン基、ヘキセニレン基、ヘプテ
ニレン基、オクテニレン基、ノネニレン基、デセニレン
基、ウンデセニレン基、ドデセニレン基、トリデセニレ
ン基、テトラデセニレン基等のアルケニレン基、ブチニ
レン基、ペンチニレン基、ヘキシニレン基、ヘプチニレ
ン基、オクチニレン基、ノニニレン基、デシニレン基、
ウンデシニレン基、ドデシニレン基、トリデシニレン
基、テトラデシニレン基等のアルキニレン基が挙げられ
る。
〜15であり、特に好ましいのは、炭素数4〜12であ
る。脂肪族炭化水素基は、1価又は2価の脂肪族炭化水
素基であり、直鎖状でも、分岐を有するものでもよい。
また、1価の脂肪族炭化水素基としては、例えば、アル
キル基、アルケニル基、アルキニル基等の飽和又は不飽
和脂肪族炭化水素基が挙げられる。このような1価の脂
肪族炭化水素基としては、例えば、n-ブチル基、s-ブチ
ル基、t-ブチル基、n-ペンチル基、s-ペンチル基、ヘキ
シル基、n-ヘプチル基、s-ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基、ウンデシル基等のアルキル基や、n-
ブテニル基、s-ブテニル基、t-ブテニル基、n-ペンテニ
ル基、s-ペンテニル基、ヘキセニル基、n-ヘプテニル
基、s-ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセ
ニル基、ウンセニル基等のアルケニル基、更にはn-ブチ
ニル基、s-ブチニル基、t-ブチニル基、n-ペンチニル
基、s-ペンチニル基、ヘキシニル基、n-ヘプチニル基、
s-ヘプチニル基、オクチニル基、ノニニル基、デシニニ
ル基、ウンセシニル基等のアルキニル基を挙げることが
できる。好ましいアルキル基としては、具体的には、n
−ブチル、s−ブチル、n−ペンチル、s−ペンチル、
ヘキシル、n−ヘプチル、s−ヘプチル、オクチル、ノ
ニル、デニル、ウンデシル等が挙げられる。一方、2価
の脂肪族炭化水素基としては、アルキレン基、アルケニ
レン基、アルキニレン基等の飽和又は不飽和脂肪族炭化
水素基が挙げられる。このような2価の脂肪族炭化水素
基としては、例えば、テトラメチレン基、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、エチルエ
チレン基、エチルプロピレン基等のアルキレン基や、ブ
テニレン基、ペンテニレン基、ヘキセニレン基、ヘプテ
ニレン基、オクテニレン基、ノネニレン基、デセニレン
基、ウンデセニレン基、ドデセニレン基、トリデセニレ
ン基、テトラデセニレン基等のアルケニレン基、ブチニ
レン基、ペンチニレン基、ヘキシニレン基、ヘプチニレ
ン基、オクチニレン基、ノニニレン基、デシニレン基、
ウンデシニレン基、ドデシニレン基、トリデシニレン
基、テトラデシニレン基等のアルキニレン基が挙げられ
る。
【0008】本発明で使用する水酸基含有ポリエステル
オリゴマーは、分子中に水酸基と、エステル結合とを有
するオリゴマーである。好ましい水酸基含有ポリエステ
ルオリゴマーとしては、スター型又はスターバースト型
の水酸基含有ポリエステルオリゴマーを挙げることがで
きる。ここで、スター型とは、出発原料として、多価ア
ルコール又は多価エポキシ化合物を使用する場合に、そ
の分子の中心(仮想的中心)から放射状に伸びた延長部
の末端にあるこれらの官能基に、酸無水物、モノエポキ
シ化合物、若しくはラクトン又は水酸基を有するモノカ
ルボン酸が反応して、放射状の延長部が更に伸びて、星
型の形状を有するものを言う。また、スターバースト型
とは、このように中心から放射状に延びた延長部の途中
から、枝分かれを生じた形状のものを言う。このような
形状を有する水酸基含有ポリエステルオリゴマーを使用
すると、オリゴマーの粘度が低くなるとともに得られる
塗膜が強靱となる。なお、反応させる際のモル比や、反
応体の構造等によって、放射状に伸びる部分の長さを自
由に調整することができる。本発明で好ましく使用する
ことのできるスター型又はスターバースト型の水酸基含
有ポリエステルオリゴマーは、例えば、以下の方法によ
って製造することができる。
オリゴマーは、分子中に水酸基と、エステル結合とを有
するオリゴマーである。好ましい水酸基含有ポリエステ
ルオリゴマーとしては、スター型又はスターバースト型
の水酸基含有ポリエステルオリゴマーを挙げることがで
きる。ここで、スター型とは、出発原料として、多価ア
ルコール又は多価エポキシ化合物を使用する場合に、そ
の分子の中心(仮想的中心)から放射状に伸びた延長部
の末端にあるこれらの官能基に、酸無水物、モノエポキ
シ化合物、若しくはラクトン又は水酸基を有するモノカ
ルボン酸が反応して、放射状の延長部が更に伸びて、星
型の形状を有するものを言う。また、スターバースト型
とは、このように中心から放射状に延びた延長部の途中
から、枝分かれを生じた形状のものを言う。このような
形状を有する水酸基含有ポリエステルオリゴマーを使用
すると、オリゴマーの粘度が低くなるとともに得られる
塗膜が強靱となる。なお、反応させる際のモル比や、反
応体の構造等によって、放射状に伸びる部分の長さを自
由に調整することができる。本発明で好ましく使用する
ことのできるスター型又はスターバースト型の水酸基含
有ポリエステルオリゴマーは、例えば、以下の方法によ
って製造することができる。
【0009】方法1 1分子中に3〜6個の水酸基を有するポリオールに、1
分子中に1個の酸無水物基を有する酸無水物、ラクトン
及び分子中に1個のエポキシ基を有するモノエポキシ化
合物を種々の組合せで順次反応させることによって、ス
ター型の水酸基含有ポリエステルオリゴマーが形成され
る。また、モノエポキシ化合物の代わりに、水酸基を有
するモノエポキシ化合物を使用することによって、放射
状の延長部末端で分岐を形成したスターバースト型の水
酸基含有ポリエステルオリゴマーを製造することができ
る。具体的には、以下の態様が考えられる。 (1)3〜6個の水酸基を有するポリオール1モルに、
0.3〜1.5モルの酸無水物を反応させ、次いで2〜
10モルのラクトンを反応させ、更に0.3〜1.5モ
ルのモノエポキシ化合物又は水酸基を有するモノエポキ
シ化合物を反応させる方法、(2)3〜6個の水酸基を
有するポリオール1モルに、0.3〜1.5モルの酸無
水物を反応させ、次いで0.3〜1.5モルのモノエポ
キシ化合物又は水酸基を有するモノエポキシ化合物を反
応させ、更に、2〜10モルのラクトンを反応させる方
法、更に(3)3〜6個の水酸基を有するポリオール1
モルに、2〜10モルのラクトンを反応させ、次いで
0.3〜1.5モルの酸無水物を反応させ、更に、0.
3〜1.5モルのモノエポキシ化合物又は水酸基を有す
るモノエポキシ化合物を反応させる方法がある。
分子中に1個の酸無水物基を有する酸無水物、ラクトン
及び分子中に1個のエポキシ基を有するモノエポキシ化
合物を種々の組合せで順次反応させることによって、ス
ター型の水酸基含有ポリエステルオリゴマーが形成され
る。また、モノエポキシ化合物の代わりに、水酸基を有
するモノエポキシ化合物を使用することによって、放射
状の延長部末端で分岐を形成したスターバースト型の水
酸基含有ポリエステルオリゴマーを製造することができ
る。具体的には、以下の態様が考えられる。 (1)3〜6個の水酸基を有するポリオール1モルに、
0.3〜1.5モルの酸無水物を反応させ、次いで2〜
10モルのラクトンを反応させ、更に0.3〜1.5モ
ルのモノエポキシ化合物又は水酸基を有するモノエポキ
シ化合物を反応させる方法、(2)3〜6個の水酸基を
有するポリオール1モルに、0.3〜1.5モルの酸無
水物を反応させ、次いで0.3〜1.5モルのモノエポ
キシ化合物又は水酸基を有するモノエポキシ化合物を反
応させ、更に、2〜10モルのラクトンを反応させる方
法、更に(3)3〜6個の水酸基を有するポリオール1
モルに、2〜10モルのラクトンを反応させ、次いで
0.3〜1.5モルの酸無水物を反応させ、更に、0.
3〜1.5モルのモノエポキシ化合物又は水酸基を有す
るモノエポキシ化合物を反応させる方法がある。
【0010】上記反応を100〜180℃で行う場合に
おいては、酸無水基は、ポリオールの水酸基と反応し
て、その水酸基と反応して形成したエステル結合と、末
端にカルボキシル基とを有する延長部が形成する。ラク
トンは、カルボキシル基よりも、水酸基と優先的に反応
して、その水酸基と反応して形成したエステル結合と、
末端に形成した水酸基とを有する延長部を形成する。モ
ノエポキシ化合物のエポキシ基は、水酸基よりも、優先
的にカルボキシル基と反応し、エステル結合を有する延
長部を形成する。この時、カルボキシル基とエポキシ基
との反応により生成する2級水酸基が形成するが、この
2級水酸基は、次いで塗装される塗膜と付着性を向上
し、耐チッピング性を改善するのに有用である。使用す
る原料反応体における官能基の上記特性やその反応体の
構造を考慮することにより、スター型又はスターバース
ト型のポリエステルオリゴマーの放射状の延長部の長さ
を自由に調整することができる。また、放射状延長部の
数は、使用するポリオールの水酸基の数によって自由に
調整することができる。この方法1(1)によって得ら
れる水酸基含有ポリエステルオリゴマーの構造は、例え
ば以下の式(1)で示されるものが挙げられる。なお、
この例は、ポリオールとして水酸基を4個有するポリオ
ールを使用した例である。水酸基の数が、3個であれ
ば、放射状の延長部が3本となり、水酸基の数が6個で
あれば、延長部は6本となる。
おいては、酸無水基は、ポリオールの水酸基と反応し
て、その水酸基と反応して形成したエステル結合と、末
端にカルボキシル基とを有する延長部が形成する。ラク
トンは、カルボキシル基よりも、水酸基と優先的に反応
して、その水酸基と反応して形成したエステル結合と、
末端に形成した水酸基とを有する延長部を形成する。モ
ノエポキシ化合物のエポキシ基は、水酸基よりも、優先
的にカルボキシル基と反応し、エステル結合を有する延
長部を形成する。この時、カルボキシル基とエポキシ基
との反応により生成する2級水酸基が形成するが、この
2級水酸基は、次いで塗装される塗膜と付着性を向上
し、耐チッピング性を改善するのに有用である。使用す
る原料反応体における官能基の上記特性やその反応体の
構造を考慮することにより、スター型又はスターバース
ト型のポリエステルオリゴマーの放射状の延長部の長さ
を自由に調整することができる。また、放射状延長部の
数は、使用するポリオールの水酸基の数によって自由に
調整することができる。この方法1(1)によって得ら
れる水酸基含有ポリエステルオリゴマーの構造は、例え
ば以下の式(1)で示されるものが挙げられる。なお、
この例は、ポリオールとして水酸基を4個有するポリオ
ールを使用した例である。水酸基の数が、3個であれ
ば、放射状の延長部が3本となり、水酸基の数が6個で
あれば、延長部は6本となる。
【0011】
【化1】
【0012】式中、R1〜R3は、ポリオールの水酸基とラ
クトンの分子内エステル基との反応によって生じたエス
テル結合である。R4は、ポリオールの水酸基と、酸無水
物基との反応によって生じたエステル結合である。R
5は、酸無水物から誘導されたカルボキシル基とモノエ
ポキシ化合物のエポキシ基との反応によって生じたエス
テル結合である。R5からOH基を有する部分と分岐する
延長部は、モノエポキシ化合物由来の炭化水素部分であ
る。なお、モノエポキシ化合物として、水酸基を有する
モノエポキシ化合物を使用してポリエステルオリゴマー
を製造する場合には、以下の式(2)で示されるスター
バースト型のポリエステルオリゴマーが得られる。
クトンの分子内エステル基との反応によって生じたエス
テル結合である。R4は、ポリオールの水酸基と、酸無水
物基との反応によって生じたエステル結合である。R
5は、酸無水物から誘導されたカルボキシル基とモノエ
ポキシ化合物のエポキシ基との反応によって生じたエス
テル結合である。R5からOH基を有する部分と分岐する
延長部は、モノエポキシ化合物由来の炭化水素部分であ
る。なお、モノエポキシ化合物として、水酸基を有する
モノエポキシ化合物を使用してポリエステルオリゴマー
を製造する場合には、以下の式(2)で示されるスター
バースト型のポリエステルオリゴマーが得られる。
【0013】
【化2】
【0014】式中、R1〜R5は、上記定義の通りである。
方法1(2)では、方法1の(1)と対比すれば、ラク
トンとモノエポキシ化合物との反応の順序が逆転してい
るが、ラクトンとモノエポキシ化合物の反応性が選択的
であるために、方法(1)と同様の構造を有するポリエ
ステルオリゴマーとともに、以下の式(3)で示され
る、異なる構造を有する水酸基含有ポリエステルオリゴ
マーが得られる。
方法1(2)では、方法1の(1)と対比すれば、ラク
トンとモノエポキシ化合物との反応の順序が逆転してい
るが、ラクトンとモノエポキシ化合物の反応性が選択的
であるために、方法(1)と同様の構造を有するポリエ
ステルオリゴマーとともに、以下の式(3)で示され
る、異なる構造を有する水酸基含有ポリエステルオリゴ
マーが得られる。
【0015】
【化3】
【0016】式中、R1〜R5は、上記定義の通りである。
また、R6は、モノエポキシ化合物由来の水酸基と、ラク
トンとの反応によって生じたエステル結合である。方法
1(3)では、ラクトンの使用量が多くなると、例え
ば、以下の式(4)で示される水酸基含有ポリエステル
オリゴマーが生成する。
また、R6は、モノエポキシ化合物由来の水酸基と、ラク
トンとの反応によって生じたエステル結合である。方法
1(3)では、ラクトンの使用量が多くなると、例え
ば、以下の式(4)で示される水酸基含有ポリエステル
オリゴマーが生成する。
【0017】
【化4】
【0018】式中、R1〜R4は、ポリオールの水酸基とラ
クトンの分子内エステル基との反応によって生じたエス
テル結合である。R5は、ラクトン由来の水酸基と、酸無
水物基との反応によって生じたエステル結合である。R6
は、酸無水物から誘導されたカルボキシル基とモノエポ
キシ化合物のエポキシ基との反応によって生じたエステ
ル結合である。R6からOH基を有する部分と分岐する延
長部は、モノエポキシ化合物由来の炭化水素部分であ
る。なお、モノエポキシ化合物として、水酸基を含有す
るモノエポキシ化合物を使用すれば、放射状延長部の末
端で分岐したポリエステルオリゴマーが生成する。一
方、ラクトンの使用量が少ない場合には、例えば、以下
の式(5)で示されるポリエステルオリゴマーが形成す
る。
クトンの分子内エステル基との反応によって生じたエス
テル結合である。R5は、ラクトン由来の水酸基と、酸無
水物基との反応によって生じたエステル結合である。R6
は、酸無水物から誘導されたカルボキシル基とモノエポ
キシ化合物のエポキシ基との反応によって生じたエステ
ル結合である。R6からOH基を有する部分と分岐する延
長部は、モノエポキシ化合物由来の炭化水素部分であ
る。なお、モノエポキシ化合物として、水酸基を含有す
るモノエポキシ化合物を使用すれば、放射状延長部の末
端で分岐したポリエステルオリゴマーが生成する。一
方、ラクトンの使用量が少ない場合には、例えば、以下
の式(5)で示されるポリエステルオリゴマーが形成す
る。
【0019】
【化5】
【0020】式中、R1〜R2は、ポリオールの水酸基とラ
クトンの分子内エステル基との反応によって生じたエス
テル結合である。R3は、ポリオールの水酸基と酸無水物
基との反応によって生じたエステル結合である。R4は、
酸無水物から誘導されたカルボキシル基とモノエポキシ
化合物のエポキシ基との反応によって生じたエステル結
合である。R4から、OH基を有する部分と分岐する延長
部は、モノエポキシ化合物由来の炭化水素部分である。
なお、上記と同様にしてモノエポキシ化合物として、水
酸基を含有するモノエポキシ化合物を使用すれば、放射
状延長部の末端が分岐した水酸基含有ポリエステルオリ
ゴマーが生成する。なお、ラクトンが、ポリオールの水
酸基に対して当量前後で使用される場合には、方法1で
得られる式(1)で示される水酸基含有ポリエステルオ
リゴマーも生成する。方法2 この方法は、3〜6個のエポキシ基を有するポリエポキ
シ化合物1モルに対して、2〜6モルの水酸基とカルボ
キシル基とを有するヒドロキシ酸を反応させ、次いで2
〜10モルのラクトンを反応させる方法である。方法2
において、ラクトンを多量に使用する場合には、例えば
以下の式(6)で示されるポリエステルオリゴマーが挙
げられる。
クトンの分子内エステル基との反応によって生じたエス
テル結合である。R3は、ポリオールの水酸基と酸無水物
基との反応によって生じたエステル結合である。R4は、
酸無水物から誘導されたカルボキシル基とモノエポキシ
化合物のエポキシ基との反応によって生じたエステル結
合である。R4から、OH基を有する部分と分岐する延長
部は、モノエポキシ化合物由来の炭化水素部分である。
なお、上記と同様にしてモノエポキシ化合物として、水
酸基を含有するモノエポキシ化合物を使用すれば、放射
状延長部の末端が分岐した水酸基含有ポリエステルオリ
ゴマーが生成する。なお、ラクトンが、ポリオールの水
酸基に対して当量前後で使用される場合には、方法1で
得られる式(1)で示される水酸基含有ポリエステルオ
リゴマーも生成する。方法2 この方法は、3〜6個のエポキシ基を有するポリエポキ
シ化合物1モルに対して、2〜6モルの水酸基とカルボ
キシル基とを有するヒドロキシ酸を反応させ、次いで2
〜10モルのラクトンを反応させる方法である。方法2
において、ラクトンを多量に使用する場合には、例えば
以下の式(6)で示されるポリエステルオリゴマーが挙
げられる。
【0021】
【化6】
【0022】式中、R1〜R4は、エポキシ基と、ヒドロキ
シ酸のカルボキシル基との反応によって生成したエステ
ル結合である。R5、R7、R9及びR11 は、ヒドロキシ酸由
来の水酸基とラクトンの分子内エステル結合との反応に
よって生成したエステル結合である。R6、R8、R10 及び
R12 は、エポキシ基とヒドロキシ酸のカルボキシル基と
の反応によって生成した2級水酸基と、ラクトンの分子
内エステル結合との反応によって生成したエステル結合
である。このポリエステルオリゴマーは、典型的なスタ
ーバースト型のポリエステルオリゴマーである。一方、
ラクトンを少量で使用する場合には、例えば、以下の式
(7)で示されるポリエステルオリゴマーが得られる。
シ酸のカルボキシル基との反応によって生成したエステ
ル結合である。R5、R7、R9及びR11 は、ヒドロキシ酸由
来の水酸基とラクトンの分子内エステル結合との反応に
よって生成したエステル結合である。R6、R8、R10 及び
R12 は、エポキシ基とヒドロキシ酸のカルボキシル基と
の反応によって生成した2級水酸基と、ラクトンの分子
内エステル結合との反応によって生成したエステル結合
である。このポリエステルオリゴマーは、典型的なスタ
ーバースト型のポリエステルオリゴマーである。一方、
ラクトンを少量で使用する場合には、例えば、以下の式
(7)で示されるポリエステルオリゴマーが得られる。
【0023】
【化7】
【0024】式中、R1〜R4は、エポキシ基と、ヒドロキ
シ酸のカルボキシル基との反応によって生成したエステ
ル結合である。R5〜R8は、ヒドロキシ酸由来の水酸基と
ラクトンの分子内エステル結合との反応によって生成し
たエステル結合である。このポリエステルオリゴマー
は、一種のスター型ポリエステルオリゴマーである。方法3 この方法は、3〜6個のエポキシ基を有するポリエポキ
シ化合物1モルに対して、2〜6モルの脂肪酸を反応さ
せ、次いで2〜10モルのラクトンを反応させる方法で
ある。この方法において、ラクトンをエポキシ基に対し
てほぼ当量で使用すると、例えば、以下の式(8)で示
される構造のポリエステルオリゴマーが得られる。
シ酸のカルボキシル基との反応によって生成したエステ
ル結合である。R5〜R8は、ヒドロキシ酸由来の水酸基と
ラクトンの分子内エステル結合との反応によって生成し
たエステル結合である。このポリエステルオリゴマー
は、一種のスター型ポリエステルオリゴマーである。方法3 この方法は、3〜6個のエポキシ基を有するポリエポキ
シ化合物1モルに対して、2〜6モルの脂肪酸を反応さ
せ、次いで2〜10モルのラクトンを反応させる方法で
ある。この方法において、ラクトンをエポキシ基に対し
てほぼ当量で使用すると、例えば、以下の式(8)で示
される構造のポリエステルオリゴマーが得られる。
【0025】
【化8】
【0026】式中、R1〜R4は、エポキシ基と、脂肪酸の
カルボキシル基との反応によって生成したエステル結合
である。R5〜R8は、エポキシ基と脂肪酸のカルボキシル
基との反応によって生じた2級水酸基と、ラクトンの分
子内エステル結合との反応によって生成したエステル結
合である。ここで、R1〜R4から分岐する棒状の延長部
は、脂肪酸に由来する炭化水素部分である。このポリエ
ステルオリゴマーは、ほぼスター型ポリエステルオリゴ
マーである。なお、ラクトンを少量で使用する場合に
は、ラクトンによって延長する延長部の長さが短くな
る。一方、ラクトンを多量に使用する場合には、ラクト
ンによる延長部が長くなる。上記反応に使用されるポリ
オールとしては、トリオール、テトラオール、ペンタオ
ール、及びヘキサオールがある。トリオールとしては、
例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、トリスヒドロキシメチルアミノメタ
ン、1,2,6−ヘキサントリオール等が挙げられる。
テトラオールとしては、例えば、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセリン、リキソース、ソルビトールが挙げら
れる。ペンタオールとしては、例えば、マンノースが挙
げられる。ヘキサオールとしては、例えば、イノシトー
ルが挙げられる。特に、合成の容易さから、トリオール
又はテトラオールを使用することが好ましい。ポリオー
ルの使用量は、一般に、水酸基含有ポリエステルオリゴ
マーの重量に基づいて、3〜40%であり、好ましく
は、3〜30%である。酸無水物としては、例えば、無
水フタル酸や、4−メチル無水フタル酸等のアルキル無
水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、3−メチルヘ
キサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水
フタル酸等のアルキルヘキサヒドロ無水フタル酸、無水
コハク酸、テトラヒドロ無水フタル酸等が挙げられる。
特に、合成の容易さから、アルキル無水フタル酸や、ア
ルキルヘキサヒドロ無水フタル酸を使用することが好ま
しい。酸無水物の使用量は、一般に、水酸基含有ポリエ
ステルオリゴマーの重量に基づいて、3〜30%であ
り、好ましくは、3〜20%である。ラクトンとして
は、例えば、ε−カプロラクトン、β−プロピオラクト
ン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン等が挙げ
られる。合成の容易さから、ラクトンとしては、ε−カ
プロラクトンを使用することが好ましい。ラクトンの使
用量は、ラクトン変性量との関係から、上記のように、
水酸基含有ポリエステルオリゴマーの重量に基づいて、
31〜85%であり、好ましくは、31〜80%であ
る。
カルボキシル基との反応によって生成したエステル結合
である。R5〜R8は、エポキシ基と脂肪酸のカルボキシル
基との反応によって生じた2級水酸基と、ラクトンの分
子内エステル結合との反応によって生成したエステル結
合である。ここで、R1〜R4から分岐する棒状の延長部
は、脂肪酸に由来する炭化水素部分である。このポリエ
ステルオリゴマーは、ほぼスター型ポリエステルオリゴ
マーである。なお、ラクトンを少量で使用する場合に
は、ラクトンによって延長する延長部の長さが短くな
る。一方、ラクトンを多量に使用する場合には、ラクト
ンによる延長部が長くなる。上記反応に使用されるポリ
オールとしては、トリオール、テトラオール、ペンタオ
ール、及びヘキサオールがある。トリオールとしては、
例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、トリスヒドロキシメチルアミノメタ
ン、1,2,6−ヘキサントリオール等が挙げられる。
テトラオールとしては、例えば、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセリン、リキソース、ソルビトールが挙げら
れる。ペンタオールとしては、例えば、マンノースが挙
げられる。ヘキサオールとしては、例えば、イノシトー
ルが挙げられる。特に、合成の容易さから、トリオール
又はテトラオールを使用することが好ましい。ポリオー
ルの使用量は、一般に、水酸基含有ポリエステルオリゴ
マーの重量に基づいて、3〜40%であり、好ましく
は、3〜30%である。酸無水物としては、例えば、無
水フタル酸や、4−メチル無水フタル酸等のアルキル無
水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、3−メチルヘ
キサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水
フタル酸等のアルキルヘキサヒドロ無水フタル酸、無水
コハク酸、テトラヒドロ無水フタル酸等が挙げられる。
特に、合成の容易さから、アルキル無水フタル酸や、ア
ルキルヘキサヒドロ無水フタル酸を使用することが好ま
しい。酸無水物の使用量は、一般に、水酸基含有ポリエ
ステルオリゴマーの重量に基づいて、3〜30%であ
り、好ましくは、3〜20%である。ラクトンとして
は、例えば、ε−カプロラクトン、β−プロピオラクト
ン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン等が挙げ
られる。合成の容易さから、ラクトンとしては、ε−カ
プロラクトンを使用することが好ましい。ラクトンの使
用量は、ラクトン変性量との関係から、上記のように、
水酸基含有ポリエステルオリゴマーの重量に基づいて、
31〜85%であり、好ましくは、31〜80%であ
る。
【0027】モノエポキシ化合物としては、不飽和結合
を有する脂肪族炭化水素のエポキサイド、特に、α−オ
レフィンのエポキサイドや、グリシジルエーテル、グリ
シジルエステル等が好ましく使用することができる。α
−オレフィンのエポキサイドとしては、炭素数3〜25
のエポキサイドが好ましい。例えば、プロピレンオキサ
イドや、AOEX24(炭素数12及び14のα−オレフィン
のエポキサイド混合物)及びAOEX68(炭素数16及び1
8のα−オレフィンのエポキサイド混合物)(以上、ダ
イセル化学工業製)などが挙げられる。また、グリシジ
ルエーテルとしては、例えば、ブチルグリシジルエーテ
ル、フェニルグリシジルエーテル、デシルグリシジルエ
ーテル、クレシルグリシジルエーテル等が挙げられる。
グリシジルエステルとしては、例えばカジュラーE10 及
びPES10 (以上、油化シェルエポキシ製)等が挙げられ
る。モノエポキシ化合物における炭素数は、4〜22で
あることが合成の容易さや、得られる塗膜物性から好ま
しい。特に好ましいモノエポキシ化合物の炭素数は、4
〜15である。水酸基含有モノエポキシ化合物は、上記
モノエポキシ化合物に更に水酸基を導入したものであ
る。具体的には、1,2−エポキシヘキサノール、1,
2−エポキシオクタノール、1,2−エポキシデカノー
ル、ヒドロキシブチルグリシジルエーテル、ヒドロキシ
オクチル、グリシジルエーテル、ヒドロキシフェニルグ
リシジルエーテル、ヒドロキシブチルグリシジルエステ
ル、ヒドロキシシクロヘキシルグリシジルエステル等が
挙げられる。但し、モノエポキシ化合物と、水酸基含有
モノエポキシ化合物を併用してもよい。例えば、炭素数
4〜22の脂肪族炭化水素基を有するモノエポキシ化合
物と、このような脂肪族炭化水素基を有しても有さなく
てもよい、水酸基含有モノエポキシ化合物との混合物が
挙げられる。このような水酸基含有モノエポキシ化合物
としては、炭素数3〜15の水酸基含有モノエポキシ化
合物が使用される。具体的には、グリシドールが好まし
く使用することができる。併用する場合の水酸基含有モ
ノエポキシ化合物の使用量は、上記モノエポキシ化合物
の混合物の重量に基づいて、2〜100%、好ましくは
4〜90%である。モノエポキシ化合物又は水酸基含有
モノエポキシ化合物の使用量は、一般に、水酸基含有ポ
リエステルオリゴマーの重量に基づいて、5〜45%で
あり、好ましくは、5〜30%である。ヒドロキシ酸と
しては、分子中に、水酸基とカルボキシル基とを有する
ものであれば、特に限定されるものではない。このよう
なヒドロキシ酸としては、例えば、ピバリン酸、12−
ヒドロキシステアリン酸などの直鎖又は、分岐鎖のヒド
ロキシアルキル酸や、ポリオールに対して、酸無水物基
を有する化合物を反応させて得られる反応生成物等が好
ましいものとして挙げることができる。この場合に使用
されるポリオールとしては、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,5−ヘキサンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール等のジオールや、トリ
メチロールプロパンや、トリメチロールエタン、グリセ
リン等の3価のアルコール、ペンタエリスリトールや、
ジグリセリン等の4価のアルコールなどが挙げられる。
また、酸無水物基を有する化合物としては、上記で説明
した酸無水物を好ましいものとして挙げることができ
る。ヒドロキシ酸の使用量は、一般に、水酸基含有ポリ
エステルオリゴマーの重量に基づいて、5〜70%であ
り、好ましくは、10〜60%である。
を有する脂肪族炭化水素のエポキサイド、特に、α−オ
レフィンのエポキサイドや、グリシジルエーテル、グリ
シジルエステル等が好ましく使用することができる。α
−オレフィンのエポキサイドとしては、炭素数3〜25
のエポキサイドが好ましい。例えば、プロピレンオキサ
イドや、AOEX24(炭素数12及び14のα−オレフィン
のエポキサイド混合物)及びAOEX68(炭素数16及び1
8のα−オレフィンのエポキサイド混合物)(以上、ダ
イセル化学工業製)などが挙げられる。また、グリシジ
ルエーテルとしては、例えば、ブチルグリシジルエーテ
ル、フェニルグリシジルエーテル、デシルグリシジルエ
ーテル、クレシルグリシジルエーテル等が挙げられる。
グリシジルエステルとしては、例えばカジュラーE10 及
びPES10 (以上、油化シェルエポキシ製)等が挙げられ
る。モノエポキシ化合物における炭素数は、4〜22で
あることが合成の容易さや、得られる塗膜物性から好ま
しい。特に好ましいモノエポキシ化合物の炭素数は、4
〜15である。水酸基含有モノエポキシ化合物は、上記
モノエポキシ化合物に更に水酸基を導入したものであ
る。具体的には、1,2−エポキシヘキサノール、1,
2−エポキシオクタノール、1,2−エポキシデカノー
ル、ヒドロキシブチルグリシジルエーテル、ヒドロキシ
オクチル、グリシジルエーテル、ヒドロキシフェニルグ
リシジルエーテル、ヒドロキシブチルグリシジルエステ
ル、ヒドロキシシクロヘキシルグリシジルエステル等が
挙げられる。但し、モノエポキシ化合物と、水酸基含有
モノエポキシ化合物を併用してもよい。例えば、炭素数
4〜22の脂肪族炭化水素基を有するモノエポキシ化合
物と、このような脂肪族炭化水素基を有しても有さなく
てもよい、水酸基含有モノエポキシ化合物との混合物が
挙げられる。このような水酸基含有モノエポキシ化合物
としては、炭素数3〜15の水酸基含有モノエポキシ化
合物が使用される。具体的には、グリシドールが好まし
く使用することができる。併用する場合の水酸基含有モ
ノエポキシ化合物の使用量は、上記モノエポキシ化合物
の混合物の重量に基づいて、2〜100%、好ましくは
4〜90%である。モノエポキシ化合物又は水酸基含有
モノエポキシ化合物の使用量は、一般に、水酸基含有ポ
リエステルオリゴマーの重量に基づいて、5〜45%で
あり、好ましくは、5〜30%である。ヒドロキシ酸と
しては、分子中に、水酸基とカルボキシル基とを有する
ものであれば、特に限定されるものではない。このよう
なヒドロキシ酸としては、例えば、ピバリン酸、12−
ヒドロキシステアリン酸などの直鎖又は、分岐鎖のヒド
ロキシアルキル酸や、ポリオールに対して、酸無水物基
を有する化合物を反応させて得られる反応生成物等が好
ましいものとして挙げることができる。この場合に使用
されるポリオールとしては、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,5−ヘキサンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール等のジオールや、トリ
メチロールプロパンや、トリメチロールエタン、グリセ
リン等の3価のアルコール、ペンタエリスリトールや、
ジグリセリン等の4価のアルコールなどが挙げられる。
また、酸無水物基を有する化合物としては、上記で説明
した酸無水物を好ましいものとして挙げることができ
る。ヒドロキシ酸の使用量は、一般に、水酸基含有ポリ
エステルオリゴマーの重量に基づいて、5〜70%であ
り、好ましくは、10〜60%である。
【0028】1分子中に、3〜6個以上のエポキシ基を
有するポリエポキシ化合物としては、例えば、トリスグ
リシジルイソシアヌレート、トリスグリシジルプロピル
イソシアヌレート、テトラグリシジルメタキシレンジア
ミン、テトラグリシジル−1,3−ビスアミノメチルシ
クロヘキサン、テトラグリシジルジアミノジフェニルメ
タン、トリグリシジルp-アミノフェノール、ジグリシジ
ルアニリン等を挙げることができる。ポリエポキシ化合
物の使用量は、一般に、水酸基含有ポリエステルオリゴ
マーの重量に基づいて、5〜40%であり、好ましく
は、10〜30%である。脂肪酸としては、好ましく
は、炭素数4〜22、更に好ましくは4〜15の脂肪酸
が使用される。このような脂肪酸としては、ブタン酸、
ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、オ
ナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデ
カン酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカ
ン酸、ヘプタデカン酸等が使用される。脂肪酸の使用量
は、一般に、水酸基含有ポリエステルオリゴマーの重量
に基づいて、5〜70%、好ましくは10〜60%であ
る。なお、ラクトンに由来しない炭素数4〜22の脂肪
族炭化水素基は、モノエポキシ化合物、水酸基含有モノ
エポキシ化合物、ヒドロキシ酸又は脂肪酸に由来するこ
とが好ましい。従って、このような脂肪族炭化水素基を
確実に、ポリエステルオリゴマー中に導入するために
は、炭素数が4〜22の脂肪族炭化水素基を含有する化
合物を使用することが必要である。上記ポリエステルオ
リゴマーの反応は、従来より公知のエステル化反応に使
用される条件が採用される。通常、この合成には、ラク
トンの反応を促進する触媒や、カルボキシル基とエポキ
シ基との反応を促進する触媒等が使用される。ラクトン
反応触媒としては、例えば、リン酸モノエステルや、塩
酸、硫酸等のブレンステッド酸、テトラブチルチタネー
トなどのチタネート化合物、ジブチルスズジラウレー
ト、ジメチルスズジクロライドなどの有機スズ化合物等
が好ましく使用することができる。カルボキシル基とエ
ポキシ基との反応は、無触媒でも可能であるが、反応時
間を短縮させるために、触媒として、例えば、1−メチ
ルイミダゾールやジメチルイミダゾール等のイミダゾー
ル、テトラブチルホスホニウムブロマイドやテトララウ
リルホスホニウムクロライド等の四級ホスホニウム塩、
テトラアンモニウムブロマイドや、テトラアンモニウム
クロライド、トリラウリルアンモニウムアセテート等の
四級アンモニウム塩等が好ましく使用される。これらの
触媒は、触媒量で使用される。具体的には、ラクトン反
応触媒の場合には、例えば、ラクトンの使用量に対し
て、0.00001〜10重量%、好ましくは0.00
01〜1重量%であり、カルボキシル基とエポキシ基と
の反応触媒の場合には、例えば、カルボキシル基含有化
合物又はエポキシ化合物の使用量に基づいて、0.00
1〜10重量%、好ましくは0.001〜5重量%であ
る。反応温度は、一般に100〜200℃、好ましくは
120〜180℃である。また、反応時間は、30分〜
48時間、好ましくは3〜12時間である。本発明で使
用するポリエステルオリゴマーのガラス転移温度(Tg)
は、好ましくは、−35℃〜40℃、特に好ましくは−
30〜20℃である。−35℃よりもガラス転移温度が
低いと、塗膜の柔軟になりすぎ耐ガソリン性等が低下し
すぎて好ましくない。一方、ガラス転移温度が40℃よ
りも高くなると、粘度が高くなりすぎ、やはり好ましく
ない。なお、本発明の水酸基含有ポリエステルオリゴマ
ーは、ラクトン変性量が本発明の範囲内にない水酸基含
有ポリエステルオリゴマーと併用することができる。併
用する場合の本発明の水酸基含有ポリエステルオリゴマ
ーの使用量は、混合物の全重量に基づいて、20〜9
9.9%、好ましくは30〜99.9%である。
有するポリエポキシ化合物としては、例えば、トリスグ
リシジルイソシアヌレート、トリスグリシジルプロピル
イソシアヌレート、テトラグリシジルメタキシレンジア
ミン、テトラグリシジル−1,3−ビスアミノメチルシ
クロヘキサン、テトラグリシジルジアミノジフェニルメ
タン、トリグリシジルp-アミノフェノール、ジグリシジ
ルアニリン等を挙げることができる。ポリエポキシ化合
物の使用量は、一般に、水酸基含有ポリエステルオリゴ
マーの重量に基づいて、5〜40%であり、好ましく
は、10〜30%である。脂肪酸としては、好ましく
は、炭素数4〜22、更に好ましくは4〜15の脂肪酸
が使用される。このような脂肪酸としては、ブタン酸、
ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、オ
ナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデ
カン酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカ
ン酸、ヘプタデカン酸等が使用される。脂肪酸の使用量
は、一般に、水酸基含有ポリエステルオリゴマーの重量
に基づいて、5〜70%、好ましくは10〜60%であ
る。なお、ラクトンに由来しない炭素数4〜22の脂肪
族炭化水素基は、モノエポキシ化合物、水酸基含有モノ
エポキシ化合物、ヒドロキシ酸又は脂肪酸に由来するこ
とが好ましい。従って、このような脂肪族炭化水素基を
確実に、ポリエステルオリゴマー中に導入するために
は、炭素数が4〜22の脂肪族炭化水素基を含有する化
合物を使用することが必要である。上記ポリエステルオ
リゴマーの反応は、従来より公知のエステル化反応に使
用される条件が採用される。通常、この合成には、ラク
トンの反応を促進する触媒や、カルボキシル基とエポキ
シ基との反応を促進する触媒等が使用される。ラクトン
反応触媒としては、例えば、リン酸モノエステルや、塩
酸、硫酸等のブレンステッド酸、テトラブチルチタネー
トなどのチタネート化合物、ジブチルスズジラウレー
ト、ジメチルスズジクロライドなどの有機スズ化合物等
が好ましく使用することができる。カルボキシル基とエ
ポキシ基との反応は、無触媒でも可能であるが、反応時
間を短縮させるために、触媒として、例えば、1−メチ
ルイミダゾールやジメチルイミダゾール等のイミダゾー
ル、テトラブチルホスホニウムブロマイドやテトララウ
リルホスホニウムクロライド等の四級ホスホニウム塩、
テトラアンモニウムブロマイドや、テトラアンモニウム
クロライド、トリラウリルアンモニウムアセテート等の
四級アンモニウム塩等が好ましく使用される。これらの
触媒は、触媒量で使用される。具体的には、ラクトン反
応触媒の場合には、例えば、ラクトンの使用量に対し
て、0.00001〜10重量%、好ましくは0.00
01〜1重量%であり、カルボキシル基とエポキシ基と
の反応触媒の場合には、例えば、カルボキシル基含有化
合物又はエポキシ化合物の使用量に基づいて、0.00
1〜10重量%、好ましくは0.001〜5重量%であ
る。反応温度は、一般に100〜200℃、好ましくは
120〜180℃である。また、反応時間は、30分〜
48時間、好ましくは3〜12時間である。本発明で使
用するポリエステルオリゴマーのガラス転移温度(Tg)
は、好ましくは、−35℃〜40℃、特に好ましくは−
30〜20℃である。−35℃よりもガラス転移温度が
低いと、塗膜の柔軟になりすぎ耐ガソリン性等が低下し
すぎて好ましくない。一方、ガラス転移温度が40℃よ
りも高くなると、粘度が高くなりすぎ、やはり好ましく
ない。なお、本発明の水酸基含有ポリエステルオリゴマ
ーは、ラクトン変性量が本発明の範囲内にない水酸基含
有ポリエステルオリゴマーと併用することができる。併
用する場合の本発明の水酸基含有ポリエステルオリゴマ
ーの使用量は、混合物の全重量に基づいて、20〜9
9.9%、好ましくは30〜99.9%である。
【0029】本発明で使用される水酸基と反応する硬化
剤としては、従来よりこのような架橋系で使用される硬
化剤であれば、特に制限なく使用することができる。こ
のような硬化剤としては、例えば、ポリイソシアネー
ト、イソシアネートプレポリマー等のイソシアネート系
硬化剤や、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿素
樹脂等のアミノ樹脂系硬化剤が使用される。ポリイソシ
アネートとしては、イソシアネート基を複数有するポリ
イソシアネートが使用される。イソシアネート基の数
は、一般に2〜6個、好ましくは2〜4個である。ポリ
イソシアネートとしては、特に、ジイソシアネートが好
ましく使用される。このようなジイソシアネートとして
は、例えば、キシレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイ
ソシアネート、1,10−デカメチレンジイソシアネー
ト、1,18−オクタデカメチレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、リジントリイソシアネート等
が挙げられる。これらのジイソシアネートとしては、ヘ
キサメチレンジイソシアネートが好ましい。イソシアネ
ートプレポリマーとしては、ポリイソシアネートの重合
体や、ポリイソシアネートと水又は多価アルコールとの
付加反応体が挙げられる。ポリイソシアネートの重合体
としては、例えば、ポリイソシアネートが複数結合して
環状になったポリイソシアネート化合物が挙げられる。
このような環状ポリイソシアネートとしては、イソシア
ヌル環を有するイソシアヌレート等が好ましいものとし
て挙げることができる。ポリイソシアネートは、水又は
多価アルコールと反応して、複数のイソシアネート基を
有する付加反応体が得られる。ポリイソシアネートと水
との反応から、ビュレットが形成する。ここで使用され
る多価アルコールとしては、2価又は3価、更には4価
以上のアルコールが挙げられ、例えば、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、2−メチルプロパンジオール、1,4−ブチレル
グリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサ
ングリコール、1,2−ドデカンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ヒド
ロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステル、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノール
Aのエチレンオキシド付加物、ビスフェノールAのプロ
ピレンオキシド付加物、1,4−ヒドロキシハイドロキ
ノン等が挙げられる。好ましい具体的なイソシアネート
プレポリマーとしては、環状重合体であるヘキサメチレ
ンジイソシアネートプレポリマー(例えば、パーノック
901S(大日本インキ製))や、デュラネート TPA-1
00(旭化成製)等が挙げられる。アミノ樹脂系硬化剤と
しては、メラミン樹脂が好ましい。メラミン樹脂は、メ
ラミンとホルムアルデヒドとの重合によって製造され、
その製造方法は、当業者には周知である。このようなメ
ラミン樹脂として、特に、以下の式(9)で示される1
核体メラミンを50〜100%含有するメラミン樹脂が
特に好ましい。
剤としては、従来よりこのような架橋系で使用される硬
化剤であれば、特に制限なく使用することができる。こ
のような硬化剤としては、例えば、ポリイソシアネー
ト、イソシアネートプレポリマー等のイソシアネート系
硬化剤や、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿素
樹脂等のアミノ樹脂系硬化剤が使用される。ポリイソシ
アネートとしては、イソシアネート基を複数有するポリ
イソシアネートが使用される。イソシアネート基の数
は、一般に2〜6個、好ましくは2〜4個である。ポリ
イソシアネートとしては、特に、ジイソシアネートが好
ましく使用される。このようなジイソシアネートとして
は、例えば、キシレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイ
ソシアネート、1,10−デカメチレンジイソシアネー
ト、1,18−オクタデカメチレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、リジントリイソシアネート等
が挙げられる。これらのジイソシアネートとしては、ヘ
キサメチレンジイソシアネートが好ましい。イソシアネ
ートプレポリマーとしては、ポリイソシアネートの重合
体や、ポリイソシアネートと水又は多価アルコールとの
付加反応体が挙げられる。ポリイソシアネートの重合体
としては、例えば、ポリイソシアネートが複数結合して
環状になったポリイソシアネート化合物が挙げられる。
このような環状ポリイソシアネートとしては、イソシア
ヌル環を有するイソシアヌレート等が好ましいものとし
て挙げることができる。ポリイソシアネートは、水又は
多価アルコールと反応して、複数のイソシアネート基を
有する付加反応体が得られる。ポリイソシアネートと水
との反応から、ビュレットが形成する。ここで使用され
る多価アルコールとしては、2価又は3価、更には4価
以上のアルコールが挙げられ、例えば、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、2−メチルプロパンジオール、1,4−ブチレル
グリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサ
ングリコール、1,2−ドデカンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ヒド
ロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステル、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノール
Aのエチレンオキシド付加物、ビスフェノールAのプロ
ピレンオキシド付加物、1,4−ヒドロキシハイドロキ
ノン等が挙げられる。好ましい具体的なイソシアネート
プレポリマーとしては、環状重合体であるヘキサメチレ
ンジイソシアネートプレポリマー(例えば、パーノック
901S(大日本インキ製))や、デュラネート TPA-1
00(旭化成製)等が挙げられる。アミノ樹脂系硬化剤と
しては、メラミン樹脂が好ましい。メラミン樹脂は、メ
ラミンとホルムアルデヒドとの重合によって製造され、
その製造方法は、当業者には周知である。このようなメ
ラミン樹脂として、特に、以下の式(9)で示される1
核体メラミンを50〜100%含有するメラミン樹脂が
特に好ましい。
【0030】
【化9】
【0031】(式中、R1〜R6は、独立して、水素原子、
メチロール基又は炭素数1〜5のアルキル基である。) ここで、上記1核体メラミンがメラミン樹脂中において
50%よりも少ない量で配合されている場合には、塗料
粘度が大きくなり過ぎるので、好ましくない。式(9)
におけるアルコキシ基の炭素数が5よりも多くなると、
粘度が高くなりすぎ、好ましくない。好ましい炭素数
は、1〜4である。具体的には、このようなアルコキシ
基として、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基、イソブトキシ基等が挙げられる。
メチロール基又は炭素数1〜5のアルキル基である。) ここで、上記1核体メラミンがメラミン樹脂中において
50%よりも少ない量で配合されている場合には、塗料
粘度が大きくなり過ぎるので、好ましくない。式(9)
におけるアルコキシ基の炭素数が5よりも多くなると、
粘度が高くなりすぎ、好ましくない。好ましい炭素数
は、1〜4である。具体的には、このようなアルコキシ
基として、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基、イソブトキシ基等が挙げられる。
【0032】1核体メラミンの態様としては、上記式
(9)のR1〜R6が、全てアルコキシ基であるもの、水素
原子とメチロール基との混合体であるもの、水素原子と
アルコキシ基との混合体であるもの、メチロール基とア
ルコキシ基との混合体であるもの、更に水素原子と、メ
チロール基と、アルコキシ基との混合体であるものが挙
げられる。具体的には、三井サイアナミッドから市販さ
れている、サイメル325、サイメル327、サイメル
370(以上、何れも、式(9)中、R1〜R6がメチロー
ル基であり、1核体メラミン含量は、70%である)、
更には、サイメル303(式(9)中、R1〜R6は全てア
ルコキシ基であり、1核体メラミン含量は、80%であ
る)が挙げられる。なお、式(9)で示される1核体メ
ラミンは、ホルムアルデヒドによって2個以上のメラミ
ンが相互に結合された形式の2核体以上のメラミンとは
異なるが、上記式(9)で示される1核体メラミンの量
が50%以上含まれる限り、そのような2核体以上のメ
ラミンを含むメラミン樹脂(多核型のメラミン樹脂)を
併用してもよい。
(9)のR1〜R6が、全てアルコキシ基であるもの、水素
原子とメチロール基との混合体であるもの、水素原子と
アルコキシ基との混合体であるもの、メチロール基とア
ルコキシ基との混合体であるもの、更に水素原子と、メ
チロール基と、アルコキシ基との混合体であるものが挙
げられる。具体的には、三井サイアナミッドから市販さ
れている、サイメル325、サイメル327、サイメル
370(以上、何れも、式(9)中、R1〜R6がメチロー
ル基であり、1核体メラミン含量は、70%である)、
更には、サイメル303(式(9)中、R1〜R6は全てア
ルコキシ基であり、1核体メラミン含量は、80%であ
る)が挙げられる。なお、式(9)で示される1核体メ
ラミンは、ホルムアルデヒドによって2個以上のメラミ
ンが相互に結合された形式の2核体以上のメラミンとは
異なるが、上記式(9)で示される1核体メラミンの量
が50%以上含まれる限り、そのような2核体以上のメ
ラミンを含むメラミン樹脂(多核型のメラミン樹脂)を
併用してもよい。
【0033】上記1核体メラミンを50〜100%含有
するメラミン樹脂は、当業者には容易に調製することが
できる。一般には、式(9)で示されるメラミンとホル
ムアルデヒドとを反応させた後、ゲルパーミュエーショ
ンクロマトグラフィーにより分取することによって、多
核型のメラミン樹脂の量を50%未満まで調整したり又
は完全に除去することができる。硬化剤としてイソシア
ネートプレポリマーを使用する場合には、イソシアネー
トプレポリマーは、本発明の水酸基含有ポリエステルオ
リゴマーの水酸基1モル対して、一般に0.6〜1.4
モル、好ましくは0.8〜1.2モル、特に好ましいの
は0.9〜1.1モルの量で使用される。硬化剤として
メラミン樹脂を使用する場合には、メラミン樹脂は、水
酸基含有ポリエステルオリゴマーの重量に対して、20
〜140%、好ましくは40〜100の量で使用され
る。硬化剤としては、1核体メラミンが50〜100%
であるメラミン樹脂が、低粘度化の目的で、特に好まし
い。なお、本発明の低溶剤型樹脂組成物においては、上
記イソシアネートプレポリマーとメラミン樹脂とを混合
して使用することもできる。その際の配合割合として
は、メラミン樹脂の量が一般に0.1〜99.9重量
%、好ましくは0.1〜5.0重量%である。本発明の
低溶剤型塗料組成物においては、上記水酸基含有ポリエ
ステルオリゴマーの水酸基と上記硬化剤との硬化反応を
促進するための硬化触媒を配合する。
するメラミン樹脂は、当業者には容易に調製することが
できる。一般には、式(9)で示されるメラミンとホル
ムアルデヒドとを反応させた後、ゲルパーミュエーショ
ンクロマトグラフィーにより分取することによって、多
核型のメラミン樹脂の量を50%未満まで調整したり又
は完全に除去することができる。硬化剤としてイソシア
ネートプレポリマーを使用する場合には、イソシアネー
トプレポリマーは、本発明の水酸基含有ポリエステルオ
リゴマーの水酸基1モル対して、一般に0.6〜1.4
モル、好ましくは0.8〜1.2モル、特に好ましいの
は0.9〜1.1モルの量で使用される。硬化剤として
メラミン樹脂を使用する場合には、メラミン樹脂は、水
酸基含有ポリエステルオリゴマーの重量に対して、20
〜140%、好ましくは40〜100の量で使用され
る。硬化剤としては、1核体メラミンが50〜100%
であるメラミン樹脂が、低粘度化の目的で、特に好まし
い。なお、本発明の低溶剤型樹脂組成物においては、上
記イソシアネートプレポリマーとメラミン樹脂とを混合
して使用することもできる。その際の配合割合として
は、メラミン樹脂の量が一般に0.1〜99.9重量
%、好ましくは0.1〜5.0重量%である。本発明の
低溶剤型塗料組成物においては、上記水酸基含有ポリエ
ステルオリゴマーの水酸基と上記硬化剤との硬化反応を
促進するための硬化触媒を配合する。
【0034】硬化触媒としては、酸触媒が使用される。
酸触媒としては、例えば、強酸性触媒又は弱酸性触媒が
使用される。強酸性触媒としては、例えば、塩酸や、硝
酸、硫酸等の無機酸又は、スルホン酸等の有機酸、更に
はそれらのエステルやアンモニウム塩、オニウム塩等の
塩等が挙げられる。特に、強酸性触媒としては、スルホ
ン酸、そのエステル若しくはアミン塩や、安息香酸、ト
リクロル酢酸等が好ましい。具体的には、スルホン酸と
しては、例えば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸
等の脂肪族スルホン酸や、p-トルエンスルホン酸、ドデ
シルベンゼンスルホン酸、ナフタリンジスルホン酸、ジ
ノニルナフタリンスルホン酸、ジノニルナフタリンジス
ルホン酸等の芳香族スルホン酸等が挙げられる。強酸性
触媒としては、芳香族スルホン酸又はそのエステルが好
ましく、具体的には、p-トルエンスルホン酸や、ジノニ
ルナフタリンジスルホン酸が、塗膜の耐水性を向上させ
るので、特に好ましい。一方、弱酸性触媒としては、例
えば、リン酸類、リン酸モノエステル、亜リン酸エステ
ル、不飽和基含有リン酸エステル等が挙げられる。弱酸
性触媒としては、特に、リン酸類又はそのエステルが好
ましい。そのようなリン酸類又はそのエステルとして、
例えば、リン酸、ピロリン酸等や、リン酸モノ又はジエ
ステル等が挙げられる。リン酸モノエステルとしては、
例えば、リン酸モノオクチル、リン酸モノプロピル、リ
ン酸モノラウリル等が挙げられる。リン酸ジエステルと
しては、例えば、リン酸ジオクチル、リン酸ジプロピ
ル、リン酸ジラウリル等が挙げられる。更には、モノ
(2−(メタ)アクリロイロキシエチル)アシッドホス
フェートが挙げられる。硬化触媒は、ポリエステルオリ
ゴマーの重量に基づいて、0.001〜10%、好まし
くは0.001〜5%である。
酸触媒としては、例えば、強酸性触媒又は弱酸性触媒が
使用される。強酸性触媒としては、例えば、塩酸や、硝
酸、硫酸等の無機酸又は、スルホン酸等の有機酸、更に
はそれらのエステルやアンモニウム塩、オニウム塩等の
塩等が挙げられる。特に、強酸性触媒としては、スルホ
ン酸、そのエステル若しくはアミン塩や、安息香酸、ト
リクロル酢酸等が好ましい。具体的には、スルホン酸と
しては、例えば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸
等の脂肪族スルホン酸や、p-トルエンスルホン酸、ドデ
シルベンゼンスルホン酸、ナフタリンジスルホン酸、ジ
ノニルナフタリンスルホン酸、ジノニルナフタリンジス
ルホン酸等の芳香族スルホン酸等が挙げられる。強酸性
触媒としては、芳香族スルホン酸又はそのエステルが好
ましく、具体的には、p-トルエンスルホン酸や、ジノニ
ルナフタリンジスルホン酸が、塗膜の耐水性を向上させ
るので、特に好ましい。一方、弱酸性触媒としては、例
えば、リン酸類、リン酸モノエステル、亜リン酸エステ
ル、不飽和基含有リン酸エステル等が挙げられる。弱酸
性触媒としては、特に、リン酸類又はそのエステルが好
ましい。そのようなリン酸類又はそのエステルとして、
例えば、リン酸、ピロリン酸等や、リン酸モノ又はジエ
ステル等が挙げられる。リン酸モノエステルとしては、
例えば、リン酸モノオクチル、リン酸モノプロピル、リ
ン酸モノラウリル等が挙げられる。リン酸ジエステルと
しては、例えば、リン酸ジオクチル、リン酸ジプロピ
ル、リン酸ジラウリル等が挙げられる。更には、モノ
(2−(メタ)アクリロイロキシエチル)アシッドホス
フェートが挙げられる。硬化触媒は、ポリエステルオリ
ゴマーの重量に基づいて、0.001〜10%、好まし
くは0.001〜5%である。
【0035】本発明の低溶剤型塗料組成物の特性を高め
るために、上記低溶剤型樹脂組成物には、必要に応じ
て、水酸基又はブロック化水酸基、加水分解性シリル
基、エポキシ基等の官能基を有する化合物を反応性希釈
剤として使用することができる。このような化合物に
は、セロキサイド2021、セロキサイド2081、セ
ロキサイド2083(以上、ダイセル化学製)などの脂
環式エポキシ基を有する化合物や、TSL8350(東
芝シリコン製)などの加水分解性シリル基とエポキシ基
とを有する化合物、オクチルアルコール、1,5−ペン
タンジオールなどの水酸基を有する化合物等を挙げるこ
とができる。これらの化合物の粘度は、25℃で500
センチポイズ以下、好ましくは300センチポイズ以下
のものである。500センチポイズ以上では、希釈剤と
しての効果がない。本発明の低溶剤型塗料組成物は、そ
のままで、又は必要に応じて、従来より塗料の分野にお
いて使用されている種々の顔料(例えば、着色顔料や、
光輝剤)、タレ止め剤又は沈降防止剤、レベリグ剤、分
散剤、消泡剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、
シンナー等を適宜配合して、調製することができる。顔
料又は光輝剤としては、例えば、酸化チタン、カーボン
ブラック、沈降性硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タル
ク、カオリン、シリカ、マイカ、アルミニウム、ベンガ
ラ、クロム酸鉛、モリブデン酸鉛、酸化クロム、アルミ
ン酸コバルト、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、アント
ラキノン顔料等を好ましく使用することができる。タレ
止め剤又は沈降性防止剤としては、例えば、ベントナイ
ト、ヒマシ油ワックス、アマイドワックス、マイクロジ
ェル(例えば、MG100S(大日本インキ製))等を好まし
く使用することができる。レベリング剤としては、例え
ば、KF69、Kp321 及びKp301 (以上、信越化学製)等の
シリコン系のものや、モタフロー(三菱モンサント
製)、BYK358、301 (ビックケミージャパン製)及びダ
イヤエイドAD9001(三菱レイヨン製)等を好ましく使用
することができる。
るために、上記低溶剤型樹脂組成物には、必要に応じ
て、水酸基又はブロック化水酸基、加水分解性シリル
基、エポキシ基等の官能基を有する化合物を反応性希釈
剤として使用することができる。このような化合物に
は、セロキサイド2021、セロキサイド2081、セ
ロキサイド2083(以上、ダイセル化学製)などの脂
環式エポキシ基を有する化合物や、TSL8350(東
芝シリコン製)などの加水分解性シリル基とエポキシ基
とを有する化合物、オクチルアルコール、1,5−ペン
タンジオールなどの水酸基を有する化合物等を挙げるこ
とができる。これらの化合物の粘度は、25℃で500
センチポイズ以下、好ましくは300センチポイズ以下
のものである。500センチポイズ以上では、希釈剤と
しての効果がない。本発明の低溶剤型塗料組成物は、そ
のままで、又は必要に応じて、従来より塗料の分野にお
いて使用されている種々の顔料(例えば、着色顔料や、
光輝剤)、タレ止め剤又は沈降防止剤、レベリグ剤、分
散剤、消泡剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、
シンナー等を適宜配合して、調製することができる。顔
料又は光輝剤としては、例えば、酸化チタン、カーボン
ブラック、沈降性硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タル
ク、カオリン、シリカ、マイカ、アルミニウム、ベンガ
ラ、クロム酸鉛、モリブデン酸鉛、酸化クロム、アルミ
ン酸コバルト、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、アント
ラキノン顔料等を好ましく使用することができる。タレ
止め剤又は沈降性防止剤としては、例えば、ベントナイ
ト、ヒマシ油ワックス、アマイドワックス、マイクロジ
ェル(例えば、MG100S(大日本インキ製))等を好まし
く使用することができる。レベリング剤としては、例え
ば、KF69、Kp321 及びKp301 (以上、信越化学製)等の
シリコン系のものや、モタフロー(三菱モンサント
製)、BYK358、301 (ビックケミージャパン製)及びダ
イヤエイドAD9001(三菱レイヨン製)等を好ましく使用
することができる。
【0036】分散剤としては、例えば、Anti-Terra U又
は Anti-Terra P 及びDisperbyk-101 (以上、ビックケ
ミージャパン製)等を好ましく使用することができる。
消泡剤としては、例えば、BYK-O (ビックケミージャパ
ン製)等を好ましく使用することができる。紫外線吸収
剤としては、例えば、チヌビン900 、チヌビン384 、チ
ヌビンP(以上、チバガイギー製)等のベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤や、サンドバ−3206(サンド製)等
のシュウ酸アニリド系紫外線吸収剤等を好ましく使用す
ることができる。光安定剤としては、例えば、サノール
LS292 (三共製)及びサンドバー3058(サンド製)等の
ヒンダードアミン光安定剤等を好ましく使用することが
できる。シンナーとしては、例えば、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン等の芳香族化合物、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール
等のアルコール、アセトン、メチルイソブチルケトン、
メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン、
N−メチルピロリドン等のケトン、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、メチルセロソルブ等のエステル化合物、もしくは
これらの混合物等を使用することができる。帯電防止剤
としては、例えば、エソカードC25 (ライオンアーマー
製)等を好ましく使用することができる。
は Anti-Terra P 及びDisperbyk-101 (以上、ビックケ
ミージャパン製)等を好ましく使用することができる。
消泡剤としては、例えば、BYK-O (ビックケミージャパ
ン製)等を好ましく使用することができる。紫外線吸収
剤としては、例えば、チヌビン900 、チヌビン384 、チ
ヌビンP(以上、チバガイギー製)等のベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤や、サンドバ−3206(サンド製)等
のシュウ酸アニリド系紫外線吸収剤等を好ましく使用す
ることができる。光安定剤としては、例えば、サノール
LS292 (三共製)及びサンドバー3058(サンド製)等の
ヒンダードアミン光安定剤等を好ましく使用することが
できる。シンナーとしては、例えば、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン等の芳香族化合物、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール
等のアルコール、アセトン、メチルイソブチルケトン、
メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン、
N−メチルピロリドン等のケトン、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、メチルセロソルブ等のエステル化合物、もしくは
これらの混合物等を使用することができる。帯電防止剤
としては、例えば、エソカードC25 (ライオンアーマー
製)等を好ましく使用することができる。
【0037】本発明の低溶剤型塗料組成物は、特に、自
動車の塗装に使用される中塗塗料、ソリッドカラー塗
料、クリヤー塗料及びベースコート塗料に有用である。
特に、本発明の低溶剤型塗料組成物は、中塗塗料として
特に優れている。また、本発明の低溶剤型塗料組成物
は、それぞれを順次、中塗塗料、ベースコート塗料及び
クリヤー塗料として塗装したり、又はソリッドカラー塗
料及びクリヤー塗料として塗装することができる。更
に、本発明の低溶剤型塗料組成物は、これを中塗塗料と
して使用し、更にこの上に従来公知の有機溶剤型塗料又
は水性塗料からなるベースコート塗料とクリヤー塗料
を、ウェットオンウェットで塗装することができる。ま
た、本発明の低溶剤型塗料組成物をベースコート塗料と
して使用し、その上に従来公知のクリヤー塗料を塗装す
ることもできる。更には、従来公知のベースコート塗料
を塗布した後、この上に本発明の低溶剤型塗料組成物と
してのクリヤー塗料をウェットオンウェットで塗装して
もよい。この場合、ベースコート塗料としては、例え
ば、水酸基を有しかつ重量平均分子量が6000以下の
オリゴマーと、メラミン樹脂とを含む塗料組成物を使用
することが好ましい。このようなベースコート塗料組成
物としては、有機溶剤型塗料であっても、水性塗料であ
ってもよい。更に、このベースコート塗料組成物は、塗
料の固形分が35重量%以上、特に40重量%以上であ
ることが好ましい。本発明の低溶剤型塗料組成物は、有
機溶剤の量が少ないにもかかわらず、塗料組成物の粘度
を小さくすることができる。即ち、塗料の固形分を従来
よりも大幅に低減できるにもかかわらず、塗装に適した
粘度に保持することができる。例えば、有機溶剤量を4
0%以下、好ましくは35%以下、特に好ましくは30
%以下とすることができる。なお、下限は、5%であ
る。
動車の塗装に使用される中塗塗料、ソリッドカラー塗
料、クリヤー塗料及びベースコート塗料に有用である。
特に、本発明の低溶剤型塗料組成物は、中塗塗料として
特に優れている。また、本発明の低溶剤型塗料組成物
は、それぞれを順次、中塗塗料、ベースコート塗料及び
クリヤー塗料として塗装したり、又はソリッドカラー塗
料及びクリヤー塗料として塗装することができる。更
に、本発明の低溶剤型塗料組成物は、これを中塗塗料と
して使用し、更にこの上に従来公知の有機溶剤型塗料又
は水性塗料からなるベースコート塗料とクリヤー塗料
を、ウェットオンウェットで塗装することができる。ま
た、本発明の低溶剤型塗料組成物をベースコート塗料と
して使用し、その上に従来公知のクリヤー塗料を塗装す
ることもできる。更には、従来公知のベースコート塗料
を塗布した後、この上に本発明の低溶剤型塗料組成物と
してのクリヤー塗料をウェットオンウェットで塗装して
もよい。この場合、ベースコート塗料としては、例え
ば、水酸基を有しかつ重量平均分子量が6000以下の
オリゴマーと、メラミン樹脂とを含む塗料組成物を使用
することが好ましい。このようなベースコート塗料組成
物としては、有機溶剤型塗料であっても、水性塗料であ
ってもよい。更に、このベースコート塗料組成物は、塗
料の固形分が35重量%以上、特に40重量%以上であ
ることが好ましい。本発明の低溶剤型塗料組成物は、有
機溶剤の量が少ないにもかかわらず、塗料組成物の粘度
を小さくすることができる。即ち、塗料の固形分を従来
よりも大幅に低減できるにもかかわらず、塗装に適した
粘度に保持することができる。例えば、有機溶剤量を4
0%以下、好ましくは35%以下、特に好ましくは30
%以下とすることができる。なお、下限は、5%であ
る。
【0038】本発明の低溶剤型塗料組成物の塗布には、
厚手に塗布してもタレを生ずることなく、しかも表面平
滑性を向上させるために、被塗物を水平軸回りに回転さ
せながら、塗布することが好ましい。例えば、特開昭 6
3-178871号公報に開示されるように、例えば、自動車の
ボディのような被塗物を垂直方向から固定し、ボディを
水平方向に回転させながら、本発明の低溶剤型塗料組成
物を塗布したり、又は焼付け若しくは乾燥した場合にお
いても、静止時におけるタレを生じ始める限界の厚み
(限界膜厚)以上の厚みに塗装することができる。回転
は、連続回転が好ましく、タレ防止効果が大きい。詳し
く述べれば、本発明の低溶剤型塗料組成物を被塗物の表
面に塗装する方法であって、略水平方向軸の回りに回転
可能に支持された前記被塗物の表面に通常の上下方向に
延びる面ではタレの生じる膜厚に塗料を塗布し、次い
で、前記被塗物の表面に塗布した塗料のタレが重力によ
り生じる前に前記被塗物を略水平方向軸回りに回転させ
始め、かつ前記回転が少なくとも塗布した塗料のタレが
重力により生じる以前に被塗物の表面が略垂直状態から
略水平状態に移行するような速度でしかも回転による遠
心力により塗料のタレが生じる速度より遅い速度で回転
させる。回転速度は、一般に0.2〜120 rpm、好ま
しくは5〜20 rpmである。回転速度が0.2 rpmより
小さい場合には、タレ防止効果が小さいので好ましくな
い。一方、120 rpmより大きい場合には、逆に遠心力
によってタレが発生し易くなるので好ましくない。な
お、例えば、90°→135°→160°の順番に反転
させてもよい。このように水平軸回りに被塗物を回転さ
せながら塗装した後、その回転を維持しながら、垂直方
向に、塗料をセット(通常、加熱装置を有さない)又は
焼付け(加熱装置を有する)しながら、被塗物を移動さ
せることによって塗膜を形成する。セット(乾燥)は、
一般に5〜30分、好ましくは5〜15分で、室温又は
周囲温度において行う。焼付けは、60〜200℃、好
ましくは80〜160℃で、1〜60分、好ましくは1
0〜40分行うことが好ましい。本発明の低溶剤型塗料
組成物は、ホットスプレーすることにより、更に溶剤量
を低下させながら、塗料を塗布することができる。この
ようなホットスプレーは、例えば、低溶剤型塗料組成物
を貯蔵するタンクから、スプレーを行う直前までの工程
を所定の温度、一般に、30〜80℃、好ましくは35
〜70℃に保温することによって行うことができる。本
発明の低溶剤型塗料組成物においては、形成する塗膜の
特性、例えば、耐ガソリン性、耐擦り傷性、耐酸性、耐
水性等の種々の特性において、また塗膜外観において、
優れた品質を有するとともに、有機溶剤量を、これまで
よりも遙かに低下させることができる。例えば、有機溶
剤量を、40%以下、好ましくは35%以下、更に好ま
しくは30%以下に低減させることができる。従って、
有機溶剤の放出に基づく環境汚染の問題を大幅に軽減さ
せることができる。
厚手に塗布してもタレを生ずることなく、しかも表面平
滑性を向上させるために、被塗物を水平軸回りに回転さ
せながら、塗布することが好ましい。例えば、特開昭 6
3-178871号公報に開示されるように、例えば、自動車の
ボディのような被塗物を垂直方向から固定し、ボディを
水平方向に回転させながら、本発明の低溶剤型塗料組成
物を塗布したり、又は焼付け若しくは乾燥した場合にお
いても、静止時におけるタレを生じ始める限界の厚み
(限界膜厚)以上の厚みに塗装することができる。回転
は、連続回転が好ましく、タレ防止効果が大きい。詳し
く述べれば、本発明の低溶剤型塗料組成物を被塗物の表
面に塗装する方法であって、略水平方向軸の回りに回転
可能に支持された前記被塗物の表面に通常の上下方向に
延びる面ではタレの生じる膜厚に塗料を塗布し、次い
で、前記被塗物の表面に塗布した塗料のタレが重力によ
り生じる前に前記被塗物を略水平方向軸回りに回転させ
始め、かつ前記回転が少なくとも塗布した塗料のタレが
重力により生じる以前に被塗物の表面が略垂直状態から
略水平状態に移行するような速度でしかも回転による遠
心力により塗料のタレが生じる速度より遅い速度で回転
させる。回転速度は、一般に0.2〜120 rpm、好ま
しくは5〜20 rpmである。回転速度が0.2 rpmより
小さい場合には、タレ防止効果が小さいので好ましくな
い。一方、120 rpmより大きい場合には、逆に遠心力
によってタレが発生し易くなるので好ましくない。な
お、例えば、90°→135°→160°の順番に反転
させてもよい。このように水平軸回りに被塗物を回転さ
せながら塗装した後、その回転を維持しながら、垂直方
向に、塗料をセット(通常、加熱装置を有さない)又は
焼付け(加熱装置を有する)しながら、被塗物を移動さ
せることによって塗膜を形成する。セット(乾燥)は、
一般に5〜30分、好ましくは5〜15分で、室温又は
周囲温度において行う。焼付けは、60〜200℃、好
ましくは80〜160℃で、1〜60分、好ましくは1
0〜40分行うことが好ましい。本発明の低溶剤型塗料
組成物は、ホットスプレーすることにより、更に溶剤量
を低下させながら、塗料を塗布することができる。この
ようなホットスプレーは、例えば、低溶剤型塗料組成物
を貯蔵するタンクから、スプレーを行う直前までの工程
を所定の温度、一般に、30〜80℃、好ましくは35
〜70℃に保温することによって行うことができる。本
発明の低溶剤型塗料組成物においては、形成する塗膜の
特性、例えば、耐ガソリン性、耐擦り傷性、耐酸性、耐
水性等の種々の特性において、また塗膜外観において、
優れた品質を有するとともに、有機溶剤量を、これまで
よりも遙かに低下させることができる。例えば、有機溶
剤量を、40%以下、好ましくは35%以下、更に好ま
しくは30%以下に低減させることができる。従って、
有機溶剤の放出に基づく環境汚染の問題を大幅に軽減さ
せることができる。
【0039】
【実施例】1.ポリエステルオリゴマーA−1〜8の合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルエチルケトン300重量
部、トリメチロールプロパン134重量部入れ、メチル
エチルケトンが還流するまで昇温した。還流後4−メチ
ルヘキサヒドロ無水フタル酸168重量部を5分で滴下
した後、還流温度で1時間反応させた。次に、ε−カプ
ロラクトン342重量部とテトラブチルチタネート1部
の混合溶液を10分で滴下した後、更に還流温度で8時
間反応させた。その後、AOEX24(炭素数12及び
14のα−オレフィンエポキサイドの混合物)(ダイセ
ル化学工業(株)商品名)196重量部とジメチルイミ
ダゾール1重量部の混合溶液を10分で滴下し、更に6
時間その温度で反応させ、合成を終了した。減圧下でメ
チルエチルケトンを抜き、無溶剤のポリエステルオリゴ
マーA−1を得た。同様にして、以下の表1で示す原料
配合に基づいて、ポリエステルオリゴマーA−2〜8を
合成した。得られたポリエステルオリゴマーA−1〜8
の特性を合わせて表1に示した。
つけた4つ口フラスコにメチルエチルケトン300重量
部、トリメチロールプロパン134重量部入れ、メチル
エチルケトンが還流するまで昇温した。還流後4−メチ
ルヘキサヒドロ無水フタル酸168重量部を5分で滴下
した後、還流温度で1時間反応させた。次に、ε−カプ
ロラクトン342重量部とテトラブチルチタネート1部
の混合溶液を10分で滴下した後、更に還流温度で8時
間反応させた。その後、AOEX24(炭素数12及び
14のα−オレフィンエポキサイドの混合物)(ダイセ
ル化学工業(株)商品名)196重量部とジメチルイミ
ダゾール1重量部の混合溶液を10分で滴下し、更に6
時間その温度で反応させ、合成を終了した。減圧下でメ
チルエチルケトンを抜き、無溶剤のポリエステルオリゴ
マーA−1を得た。同様にして、以下の表1で示す原料
配合に基づいて、ポリエステルオリゴマーA−2〜8を
合成した。得られたポリエステルオリゴマーA−1〜8
の特性を合わせて表1に示した。
【0040】2.ポリエステルオリゴマーB−1〜2の
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルエチルケトン300重量
部、トリメチロールプロパン134重量部入れ、メチル
エチルケトンが還流するまで昇温した。還流後4−メチ
ルヘキサヒドロ無水フタル酸168重量部を5分で滴下
した後、還流温度で1時間反応させた。次にAOEX2
4(ダイセル化学工業(株)商品名)196重量部とジ
メチルイミダゾール1重量部の混合溶液を10分で滴下
し、更に6時間その温度で反応させ、ε−カプロラクト
ン342重量部とテトラブチルチタネート1部の混合溶
液を10分で滴下した。次いで、還流温度で8時間反応
させ、合成を終了した。減圧下でメチルエチルケトンを
抜き、無溶剤のポリエステルオリゴマーB−1を得た。
同様にして、以下の表1で示す原料配合に基づいて、ポ
リエステルオリゴマーB−2を合成した。得られたポリ
エステルオリゴマーB−1〜2の特性を合わせて表1に
示した。
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルエチルケトン300重量
部、トリメチロールプロパン134重量部入れ、メチル
エチルケトンが還流するまで昇温した。還流後4−メチ
ルヘキサヒドロ無水フタル酸168重量部を5分で滴下
した後、還流温度で1時間反応させた。次にAOEX2
4(ダイセル化学工業(株)商品名)196重量部とジ
メチルイミダゾール1重量部の混合溶液を10分で滴下
し、更に6時間その温度で反応させ、ε−カプロラクト
ン342重量部とテトラブチルチタネート1部の混合溶
液を10分で滴下した。次いで、還流温度で8時間反応
させ、合成を終了した。減圧下でメチルエチルケトンを
抜き、無溶剤のポリエステルオリゴマーB−1を得た。
同様にして、以下の表1で示す原料配合に基づいて、ポ
リエステルオリゴマーB−2を合成した。得られたポリ
エステルオリゴマーB−1〜2の特性を合わせて表1に
示した。
【0041】3.ポリエステルオリゴマーC−1〜3の
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、トリメチロールプロパン134重量部入れ、メ
チルイソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流
後、ε−カプロラクトン342重量部とテトラブチルチ
タネート1部の混合溶液を10分で滴下した後、還流温
度で8時間反応させた。次に、4−メチルヘキサヒドロ
無水フタル酸168重量部を5分で滴下した後、還流温
度で1時間反応させた。その後、AOEX24(ダイセ
ル化学工業(株)商品名)196重量部とジメチルイミ
ダゾール1重量部の混合溶液を10分で滴下し、更に、
6時間その温度で反応させ、合成を終了した。減圧下で
メチルイソブチルケトンを抜き、無溶剤のオリゴマーC
−1を得た。同様にして、以下の表1で示す原料配合に
基づいて、ポリエステルオリゴマーC−2〜3を合成し
た。得られたポリエステルオリゴマーC−1〜3の特性
を合わせて表1に示した。
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、トリメチロールプロパン134重量部入れ、メ
チルイソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流
後、ε−カプロラクトン342重量部とテトラブチルチ
タネート1部の混合溶液を10分で滴下した後、還流温
度で8時間反応させた。次に、4−メチルヘキサヒドロ
無水フタル酸168重量部を5分で滴下した後、還流温
度で1時間反応させた。その後、AOEX24(ダイセ
ル化学工業(株)商品名)196重量部とジメチルイミ
ダゾール1重量部の混合溶液を10分で滴下し、更に、
6時間その温度で反応させ、合成を終了した。減圧下で
メチルイソブチルケトンを抜き、無溶剤のオリゴマーC
−1を得た。同様にして、以下の表1で示す原料配合に
基づいて、ポリエステルオリゴマーC−2〜3を合成し
た。得られたポリエステルオリゴマーC−1〜3の特性
を合わせて表1に示した。
【0042】4.ポリエステルオリゴマーD−1〜2の
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、ペンタエリスリトール136重量部を入れ、メ
チルイソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流
後、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸336重量部
を5分で滴下した後、還流温度で1時間反応させた。次
に、ε−カプロラクトン342重量部とテトラブチルチ
タネート1部の混合溶液を10分で滴下し、更に、還流
温度で8時間反応させた。その後、AOEX24(ダイ
セル化学工業(株)商品名)196重量部とグリシドー
ル148重量部とジメチルイミダゾール1重量部の混合
溶液を10分で滴下し、更に、6時間その温度で反応さ
せ、合成を終了した。減圧下で、メチルイソブチルケト
ンを抜き無溶剤のポリエステルオリゴマーD−1を得
た。同様にして、以下の表1で示す原料配合に基づい
て、ポリエステルオリゴマーD−2を合成した。得られ
たポリエステルオリゴマーD−1〜2の特性を合わせて
表1に示した。
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、ペンタエリスリトール136重量部を入れ、メ
チルイソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流
後、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸336重量部
を5分で滴下した後、還流温度で1時間反応させた。次
に、ε−カプロラクトン342重量部とテトラブチルチ
タネート1部の混合溶液を10分で滴下し、更に、還流
温度で8時間反応させた。その後、AOEX24(ダイ
セル化学工業(株)商品名)196重量部とグリシドー
ル148重量部とジメチルイミダゾール1重量部の混合
溶液を10分で滴下し、更に、6時間その温度で反応さ
せ、合成を終了した。減圧下で、メチルイソブチルケト
ンを抜き無溶剤のポリエステルオリゴマーD−1を得
た。同様にして、以下の表1で示す原料配合に基づい
て、ポリエステルオリゴマーD−2を合成した。得られ
たポリエステルオリゴマーD−1〜2の特性を合わせて
表1に示した。
【0043】5.ポリエステルオリゴマーE−1〜4の
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、ペンタエリスリトール136重量部を入れ、メ
チルイソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流
後、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸342重量部
を5分で滴下した後、還流温度で1時間反応させた。次
に、AOEX24(ダイセル化学工業(株)商品名)1
96重量部とグリシドール148重量部とジメチルイミ
ダゾール1重量部の混合溶液を10分で滴下し、更に6
時間その温度で反応させた。次に、ε−カプロラクトン
342重量部とテトラブチルチタネート1部の混合溶液
を10分で滴下し、更に、還流温度で8時間反応させ、
合成を終了した。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜
き、無溶剤のポリエステルオリゴマーE−1を得た。同
様にして、以下の表1で示す原料配合に基づいて、ポリ
エステルオリゴマーE−2〜4を合成した。得られたポ
リエステルオリゴマーE−1〜4の特性を合わせて表1
に示した。
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、ペンタエリスリトール136重量部を入れ、メ
チルイソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流
後、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸342重量部
を5分で滴下した後、還流温度で1時間反応させた。次
に、AOEX24(ダイセル化学工業(株)商品名)1
96重量部とグリシドール148重量部とジメチルイミ
ダゾール1重量部の混合溶液を10分で滴下し、更に6
時間その温度で反応させた。次に、ε−カプロラクトン
342重量部とテトラブチルチタネート1部の混合溶液
を10分で滴下し、更に、還流温度で8時間反応させ、
合成を終了した。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜
き、無溶剤のポリエステルオリゴマーE−1を得た。同
様にして、以下の表1で示す原料配合に基づいて、ポリ
エステルオリゴマーE−2〜4を合成した。得られたポ
リエステルオリゴマーE−1〜4の特性を合わせて表1
に示した。
【0044】6.ポリエステルオリゴマーF−1〜3の
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、ペンタエリスリトール136重量部を入れ、メ
チルイソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流
後、ε−カプロラクトン342重量部とテトラブチルチ
タネート1部の混合溶液を10分で滴下した。更に、還
流温度で8時間反応させた。次に、4−メチルヘキサヒ
ドロ無水フタル酸342重量部を5分で滴下した後、還
流温度で1時間反応させた。次に、AOEX24(ダイ
セル化学工業(株)商品名)196重量部とグリシドー
ル148重量部とジメチルイミダゾール1重量部の混合
溶液を10分で滴下し、更に6時間その温度で反応さ
せ、合成を終了した。減圧下でメチルイソブチルケトン
を抜き、無溶剤のポリエステルオリゴマーF−1を得
た。同様にして、以下の表1で示す原料配合に基づい
て、ポリエステルオリゴマーF−2〜3を合成した。得
られたポリエステルオリゴマーF−1〜3の特性を合わ
せて表1に示した。
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、ペンタエリスリトール136重量部を入れ、メ
チルイソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流
後、ε−カプロラクトン342重量部とテトラブチルチ
タネート1部の混合溶液を10分で滴下した。更に、還
流温度で8時間反応させた。次に、4−メチルヘキサヒ
ドロ無水フタル酸342重量部を5分で滴下した後、還
流温度で1時間反応させた。次に、AOEX24(ダイ
セル化学工業(株)商品名)196重量部とグリシドー
ル148重量部とジメチルイミダゾール1重量部の混合
溶液を10分で滴下し、更に6時間その温度で反応さ
せ、合成を終了した。減圧下でメチルイソブチルケトン
を抜き、無溶剤のポリエステルオリゴマーF−1を得
た。同様にして、以下の表1で示す原料配合に基づい
て、ポリエステルオリゴマーF−2〜3を合成した。得
られたポリエステルオリゴマーF−1〜3の特性を合わ
せて表1に示した。
【0045】7.ポリエステルオリゴマーG−1〜3の
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、トリスグリシジルエチルイソシアヌレート29
7重量部を入れ、メチルイソブチルケトンが還流するま
で昇温した。還流後、モノマーAを690重量部とジメ
チルイミダゾール1重量部の混合物を10分で滴下し、
6時間反応させた。次いで、ε−カプロラクトン342
重量部とテトラブチルチタネート1部の混合溶液を10
分で滴下し、更に還流温度で8時間反応させ、合成を終
了した。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜き無溶剤
のポリエステルオリゴマーG−1を得た。同様にして、
以下の表1で示す原料配合に基づいて、ポリエステルオ
リゴマーG−2〜3を合成した。得られたポリエステル
オリゴマーG−1〜3の特性を合わせて表1に示した。
但し、ポリエステルオリゴマーG−2は、ラクトン変性
量が20%であるので、参考例である。
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、トリスグリシジルエチルイソシアヌレート29
7重量部を入れ、メチルイソブチルケトンが還流するま
で昇温した。還流後、モノマーAを690重量部とジメ
チルイミダゾール1重量部の混合物を10分で滴下し、
6時間反応させた。次いで、ε−カプロラクトン342
重量部とテトラブチルチタネート1部の混合溶液を10
分で滴下し、更に還流温度で8時間反応させ、合成を終
了した。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜き無溶剤
のポリエステルオリゴマーG−1を得た。同様にして、
以下の表1で示す原料配合に基づいて、ポリエステルオ
リゴマーG−2〜3を合成した。得られたポリエステル
オリゴマーG−1〜3の特性を合わせて表1に示した。
但し、ポリエステルオリゴマーG−2は、ラクトン変性
量が20%であるので、参考例である。
【0046】8.ポリエステルオリゴマーH−1の合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、モノマーAを690重量部を入れ、メチルイソ
ブチルケトンが還流するまで昇温した。還流後、ε−カ
プロラクトン342重量部とテトラブチルチタネート1
部の混合溶液を10分で滴下し、更に還流温度で8時間
反応させた。次に、トリスグリシジルイソシアヌレート
297重量部を入れ、還流温度で6時間反応させ、合成
を終了した。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜き、
無溶剤のポリエステルオリゴマーH−1を得た。その特
性を以下の表1に示す。
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、モノマーAを690重量部を入れ、メチルイソ
ブチルケトンが還流するまで昇温した。還流後、ε−カ
プロラクトン342重量部とテトラブチルチタネート1
部の混合溶液を10分で滴下し、更に還流温度で8時間
反応させた。次に、トリスグリシジルイソシアヌレート
297重量部を入れ、還流温度で6時間反応させ、合成
を終了した。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜き、
無溶剤のポリエステルオリゴマーH−1を得た。その特
性を以下の表1に示す。
【0047】9.ポリエステルオリゴマーI−1〜2の
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、トリスグリシジルイソシアヌレート297重量
部を入れ、メチルイソブチルケトンが還流するまで昇温
した。還流後、オクタン酸を438重量部とジメチルイ
ミダゾール1部の混合物を10分で滴下し、6時間反応
させた。次いで、ε−カプロラクトン342重量部とテ
トラブチルチタネート1部の混合溶液を10分で滴下し
た。更に、還流温度で8時間反応させ、合成を終了し
た。減圧下でメチルエチルケトンを抜き、無溶剤のポリ
エステルオリゴマーI−1を得た。同様にして、以下の
表1で示す原料配合に基づいて、ポリエステルオリゴマ
ーI−2を合成した。得られたポリエステルオリゴマー
I−1〜2の特性を合わせて表1に示した。
合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
重量部、トリスグリシジルイソシアヌレート297重量
部を入れ、メチルイソブチルケトンが還流するまで昇温
した。還流後、オクタン酸を438重量部とジメチルイ
ミダゾール1部の混合物を10分で滴下し、6時間反応
させた。次いで、ε−カプロラクトン342重量部とテ
トラブチルチタネート1部の混合溶液を10分で滴下し
た。更に、還流温度で8時間反応させ、合成を終了し
た。減圧下でメチルエチルケトンを抜き、無溶剤のポリ
エステルオリゴマーI−1を得た。同様にして、以下の
表1で示す原料配合に基づいて、ポリエステルオリゴマ
ーI−2を合成した。得られたポリエステルオリゴマー
I−1〜2の特性を合わせて表1に示した。
【0048】10.ポリエステルオリゴマーJ−1〜3
(参考例)の合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
部とトリメチロールプロパン134部を入れ、メチルイ
ソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流後、ε−
カプロラクトン228部とテトラブチルチタネート1部
の混合物を10分で滴下し、8時間反応させ、合成を終
了した。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜き、無溶
剤のポリエステルオリゴマーJ−1を得た。エチレング
リコール62部に、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル
酸336部を反応させ、次いでε−カプロラクトン22
8部を反応させたことを除いて、上記と同様にして、ポ
リエステルオリゴマーJ−2を得た。更に、1,5−ペ
ンタジオール104部に、ε−カプロラクトン114部
を反応させ、次いで4−メチルヘキサヒドロ無水フタル
酸336部を反応させた後、グリシドール148部を反
応させたことを除いて、上記と同様にして、ポリエステ
ルオリゴマーJ−3を得た。得られたポリエステルオリ
ゴマーJ−1〜3の特性を合わせて表1に示した。但
し、表1から分かるように、ポリエステルオリゴマーJ
−1は、ラクトンに由来しない炭素数4〜22の脂肪族
炭化水素基を有さない点で参考例である。また、ポリエ
ステルオリゴマーJ−2は、ラクトン変性量が0%であ
る点で参考例である。更に、ポリエステルオリゴマーJ
−3は、ラクトン変性量が27%と低い点で、参考例で
ある。
(参考例)の合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
部とトリメチロールプロパン134部を入れ、メチルイ
ソブチルケトンが還流するまで昇温した。還流後、ε−
カプロラクトン228部とテトラブチルチタネート1部
の混合物を10分で滴下し、8時間反応させ、合成を終
了した。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜き、無溶
剤のポリエステルオリゴマーJ−1を得た。エチレング
リコール62部に、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル
酸336部を反応させ、次いでε−カプロラクトン22
8部を反応させたことを除いて、上記と同様にして、ポ
リエステルオリゴマーJ−2を得た。更に、1,5−ペ
ンタジオール104部に、ε−カプロラクトン114部
を反応させ、次いで4−メチルヘキサヒドロ無水フタル
酸336部を反応させた後、グリシドール148部を反
応させたことを除いて、上記と同様にして、ポリエステ
ルオリゴマーJ−3を得た。得られたポリエステルオリ
ゴマーJ−1〜3の特性を合わせて表1に示した。但
し、表1から分かるように、ポリエステルオリゴマーJ
−1は、ラクトンに由来しない炭素数4〜22の脂肪族
炭化水素基を有さない点で参考例である。また、ポリエ
ステルオリゴマーJ−2は、ラクトン変性量が0%であ
る点で参考例である。更に、ポリエステルオリゴマーJ
−3は、ラクトン変性量が27%と低い点で、参考例で
ある。
【0049】11.ポリエステルオリゴマーK−1〜2
の合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
部とエチレングリコール62部、無水コハク酸100部
を入れ還流するまで昇温した。還流後、ε−カプロラク
トン114部とテトラブチルチタネート1部の混合物を
10分で滴下し、8時間反応させた。その後、グリシド
ールを74部とジメチルイミダゾールを10分で滴下
し、6時間反応させて終了した。減圧下でメチルイソブ
チルケトンを抜き無溶剤のポリエステルオリゴマーK−
1を得た。同様にして、以下の表1で示す原料配合に基
づいて、ポリエステルオリゴマーK−2を合成した。得
られたポリエステルオリゴマーK−1〜2の特性を合わ
せて表1に示した。
の合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン300
部とエチレングリコール62部、無水コハク酸100部
を入れ還流するまで昇温した。還流後、ε−カプロラク
トン114部とテトラブチルチタネート1部の混合物を
10分で滴下し、8時間反応させた。その後、グリシド
ールを74部とジメチルイミダゾールを10分で滴下
し、6時間反応させて終了した。減圧下でメチルイソブ
チルケトンを抜き無溶剤のポリエステルオリゴマーK−
1を得た。同様にして、以下の表1で示す原料配合に基
づいて、ポリエステルオリゴマーK−2を合成した。得
られたポリエステルオリゴマーK−1〜2の特性を合わ
せて表1に示した。
【0050】12.ポリエステルオリゴマーL−1〜3
(参考例)の合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトンを30
0部とペンタエリスリトール136部と、4−メチルヘ
キサヒドロ無水フタル酸168部とを入れ、還流温度で
1時間反応させた。次いで、ε−カプロラクトン102
4部とテトラブチルチタネート1部の混合物を10分で
滴下し、8時間反応させた。更に、AOEX24196部とジ
メチルイミダゾール1部を10分で滴下し、6時間反応
させた。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜き、無溶
剤のポリエステルオリゴマーL−1を得た。同様にし
て、以下の表1で示す原料配合に基づいて、ポリエステ
ルオリゴマーL−2〜3を合成した。得られたポリエス
テルオリゴマーL−1〜3の特性を合わせて表1に示し
た。なお、ポリエステルオリゴマーL−1は、数平均分
子量が1500より大きいので、参考例である。また、
ポリエステルオリゴマーL−2〜3は、いずれもラクト
ン変性量が31%未満であるので、参考例である。
(参考例)の合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにメチルイソブチルケトンを30
0部とペンタエリスリトール136部と、4−メチルヘ
キサヒドロ無水フタル酸168部とを入れ、還流温度で
1時間反応させた。次いで、ε−カプロラクトン102
4部とテトラブチルチタネート1部の混合物を10分で
滴下し、8時間反応させた。更に、AOEX24196部とジ
メチルイミダゾール1部を10分で滴下し、6時間反応
させた。減圧下でメチルイソブチルケトンを抜き、無溶
剤のポリエステルオリゴマーL−1を得た。同様にし
て、以下の表1で示す原料配合に基づいて、ポリエステ
ルオリゴマーL−2〜3を合成した。得られたポリエス
テルオリゴマーL−1〜3の特性を合わせて表1に示し
た。なお、ポリエステルオリゴマーL−1は、数平均分
子量が1500より大きいので、参考例である。また、
ポリエステルオリゴマーL−2〜3は、いずれもラクト
ン変性量が31%未満であるので、参考例である。
【0051】
【表1】 表1 A−1 A−2 A−3 A−4 ポリエステルオリゴマーの特性 数平均分子量(Mn) 880 540 1358 543 重量平均分子量(Mw) 1232 702 2444 1075 Mw/Mn 1.4 1.3 1.8 2.0 水酸基量(モル/kg樹脂) 3.57 5.45 3.08 6.15 ラクトン変性量(%) 41 42 61 53 出発原料 ポリオール 16 17 10 21 酸無水物 20 18 13 13 ラクトン 41 42 61 53 エポキシ化合物 23 23 15 13 原料配合 メチルイソブチルケトン 300 300 300 300 グリセリン 92 トリメチロールプロパン 134 ペンタエリスリトール 136 136 無水コハク酸 100 4-メチルヘキサヒドロ 168 168 84 無水フタル酸 ε−カプロラクトン 342 228 798 342 テトラブチルチタネート 1 1 1 1 AOEX24 196 196 88 1,2-エポキシブチル 130 エーテル ジメチルイミダゾール 1 1 1 1
【0052】
【表2】 表1(続き) A−5 A−6 A−7 A−8 ポリエステル オリゴマーの特性 数平均分子量(Mn) 852 779 815 930 重量平均分子量(Mw) 1108 1013 1141 1302 Mw/Mn 1.3 1.3 1.4 1.4 水酸基量 3.58 3.96 3.68 4.39 (モル/kg樹脂) ラクトン変性量(%) 82 31 35 78 出発原料 ポリオール 11 12 11 15 酸無水物 3 13 12 3 ラクトン 82 31 35 78 エポキシ化合物 4 44 42 4 原料配合 メチルエチルケトン 300 300 300 300 グリセリン 92 92 92 ペンタエリスリトール 136 無水コハク酸 25 100 100 25 4-メチルヘキサヒドロ 無水フタル酸 ε−カプロラクトン 684 228 285 712 テトラブチルチタ 1 1 1 1 ネート モノマーA 338 ブチルグリシジル 37.5 338 37.5 エーテル ジメチルイミダゾール 1 1 1 1
【0053】ここで、モノマーAは、炭素数23の直鎖
状脂肪族炭化水素基を有するα−オレフィンモノエポキ
サイドである。
状脂肪族炭化水素基を有するα−オレフィンモノエポキ
サイドである。
【0054】
【表3】 表1(続き) B−1 B−2 C−1 C−2 C−3 ポリエステル オリゴマーの特性 数平均分子量(Mn) 850 590 520 500 1307 重量平均分子量(Mw) 1359 1150 624 800 2600 Mw/Mn 1.6 1.9 1.2 1.6 2.0 水酸基量 3.57 6.15 5.45 5.45 3.08 (モル/kg樹脂) ラクトン変性量(%) 41 53 42 42 61 出発原料 ポリオール 16 21 17 17 10 酸無水物 20 13 18 18 13 ラクトン 41 53 42 42 61 エポキシ化合物 23 13 23 23 15 原料配合 メチルイソブチル 300 300 300 300 300 ケトン グリセリン 92 92 トリメチロール 134 プロパン ペンタエリスリトール 136 136 無水コハク酸 100 100 4-メチルヘキサヒドロ 168 84 168 無水フタル酸 ε−カプロラクトン 342 342 228 285 798 テトラブチルチタネート 1 1 1 1 1 AOEX24 196 88 196 1,2-エポキシブチル 130 130 37.5 エーテル ジメチルイミダゾール 1 1 1 1 1
【0055】
【表4】 表1(続き) D−1 D−2 E−1 E−2 E−3 ポリエステル オリゴマーの特性 数平均分子量(Mn) 1203 550 1111 1100 1325 重量平均分子量(Mw) 2045 880 2155 1650 2320 Mw/Mn 1.7 1.6 1.9 1.5 1.8 水酸基量 4.32 8.59 4.32 3.46 3.08 (モル/kg樹脂) ラクトン変性量(%) 31 39 31 32 61 出発原料 ポリオール 12 16 12 8 10 酸無水物 29 17 29 30 13 ラクトン 31 39 31 32 61 エポキシ化合物 28 28 28 30 15 原料配合 メチルイソブチル 300 300 300 300 300 ケトン グリセリン 92 92 ペンタエリスリトール 136 136 136 無水コハク酸 100 4-メチルヘキサヒドロ 336 336 336 168 無水フタル酸 ε−カプロラクトン 362 228 362 362 798 テトラブチル 1 1 1 1 1 チタネート AOEX24 196 88 196 196 196 グリシドール 148 74 148 148 ジメチルイミダゾール 1 1 1 1 1
【0056】
【表5】 表1(続き) E−4 F−1 F−2 F−3 G−1 ポリエステル オリゴマーの特性 数平均分子量(Mn) 500 1175 530 1204 1025 重量平均分子量(Mw) 900 1645 795 2167 1435 Mw/Mn 1.8 1.4 1.5 1.8 1.4 水酸基量 6.15 4.32 8.59 3.46 6.08 (モル/kg樹脂) ラクトン変性量(%) 53 31 39 32 35 出発原料 ポリオール 21 12 16 8 ヒドロキシ酸 13 29 17 30 35 ラクトン 53 31 39 32 35 ポリエポキシ化合物 13 28 28 30 30 原料配合 メチルイソブチル 300 300 300 300 300 ケトン トリスグリシジル 297 イソシアヌレート ヒドロキシ酸 690 グリセリン 92 92 ペンタエリスリトール 136 136 無水コハク酸 100 4-メチルヘキサヒドロ 84 336 336 無水フタル酸 ε−カプロラクトン 342 362 228 362 342 テトラブチルチタネート 1 1 1 1 1 AOEX24 88 196 88 196 グリシドール 148 74 148 ジメチルイミダゾール 1 1 1 1 1
【0057】
【表6】 表1(続き) G−2 G−3 H−1 I−1 I−2 ポリエステル (参考例) オリゴマーの特性 数平均分子量(Mn) 1210 1445 1070 1156 1485 重量平均分子量(Mw) 1815 2601 1712 1620 2525 Mw/Mn 1.5 1.8 1.6 1.4 1.7 水酸基量 5.62 4.2 6.08 2.78 2.71 (モル/kg樹脂) ラクトン変性量(%) 20 33 35 31 46 原料組成 ポリオール ヒドロキシ酸 54 45 35 41 34 ラクトン 20 33 35 31 46 ポリエポキシ化合物 26 22 30 28 20 原料配合 メチルイソブチル 300 300 300 300 300 ケトン トリスグリシジル 297 297 297 297 297 イソシアヌレート モノマーB 690 モノマーC 612 612 204 オクタン酸 438 292 ε−カプロラクトン 228 456 342 342 684 テトラブチルチタネート 1 1 1 1 1 ジメチルイミダゾール 1 1 1 1 1
【0058】ここで、表中のモノマーB及びCは、ヒド
ロキシ酸であり、以下のようにして合成したものであ
る。モノマーBの合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにエチレングリコールを62重量
部入れ、100℃に昇温した。4−メチルヘキサヒドロ
無水フタル酸168重量部を5分で滴下し、100℃で
3時間反応させて、モノマーAを得た。モノマーCの合成 不活性ガス導入口、温度計、攪拌機を備えた4つ口フラ
スコに、1,5−ペンタンジオール1040部と、無水
コハク酸1000部と、メチルエチルケトン2000部
とを導入し、100℃で3時間反応させ、モノマーCを
得た。
ロキシ酸であり、以下のようにして合成したものであ
る。モノマーBの合成 攪拌機、不活性ガス導入口、滴下ロート、温度計を備え
つけた4つ口フラスコにエチレングリコールを62重量
部入れ、100℃に昇温した。4−メチルヘキサヒドロ
無水フタル酸168重量部を5分で滴下し、100℃で
3時間反応させて、モノマーAを得た。モノマーCの合成 不活性ガス導入口、温度計、攪拌機を備えた4つ口フラ
スコに、1,5−ペンタンジオール1040部と、無水
コハク酸1000部と、メチルエチルケトン2000部
とを導入し、100℃で3時間反応させ、モノマーCを
得た。
【0059】
【表7】 表1(続き) J−1 J−2 J−3 K−1 K−2 ポリエステル (参考例)(参考例)(参考例) オリゴマーの特性 数平均分子量(Mn) 370 570 350 370 750 重量平均分子量(Mw) 555 741 490 444 975 Mw/Mn 1.5 1.3 1.4 1.2 1.3 水酸基量 8.38 7.33 6.02 8.57 4.12 (モル/kg樹脂) ラクトン変性量(%) 63 0 27 33 47 原料組成 ポリオール 37 11 13 18 20 酸無水物 62 41 29 23 ラクトン 63 27 33 47 モノエポキシ化合物 27 19 20 10 原料配合 メチルイソブチル 300 300 300 300 300 ケトン トリメチロール 134 プロパン エチレングリコール 62 62 1,5−ペンタジオール 104 シクロヘキサン 144 ジメタノール 無水コハク酸 100 4-メチルヘキサヒドロ 336 336 168 無水フタル酸 ε−カプロラクトン 228 228 114 342 テトラブチルチタネート 1 1 1 1 グリシドール 148 148 74 74 ジメチルイミダゾール 1 1 1 1
【0060】
【表8】 表1(続き) L−1 L−2 L−3 ポリエステルオリゴマー (参考例) (参考例) (参考例) の特性 数平均分子量(Mn) 1550 1020 850 重量平均分子量(Mw) 3100 1836 1360 Mw/Mn 2 1.8 1.6 水酸基量(モル/kg樹脂) 2.62 4.09 5.67 ラクトン変性量(%) 67 12 29 出発原料 ポリオール 9 14 19 酸無水物 11 34 24 ラクトン 67 12 29 エポキシ化合物 13 40 28 原料組成 ペンタエリスリトール 136 136 136 4−メチルヘキサヒドロ 168 336 168 無水フタル酸 ε−カプロラクトン 1024 114 205 テトラブチルチタネート 1 1 1 AOEX24 196 392 196 ジメチルイミダゾール 1 1 1
【0061】中塗塗料の作製 1.顔料分散物の調製 上記ポリエステルオリゴマーA〜K、50部に、酸化チ
タンCR95(石原産業(株)製)、50部を分散し
て、顔料分散物WA〜WKを得た。配合は、分散機とし
て、モーターミル(アイガー社商品名)を使用し、1時
間行った。 2.中塗塗料の調製 得られた顔料分散物WA〜WKを用いて、以下の表2に
示す配合で中塗塗料W1〜W47を調製した。
タンCR95(石原産業(株)製)、50部を分散し
て、顔料分散物WA〜WKを得た。配合は、分散機とし
て、モーターミル(アイガー社商品名)を使用し、1時
間行った。 2.中塗塗料の調製 得られた顔料分散物WA〜WKを用いて、以下の表2に
示す配合で中塗塗料W1〜W47を調製した。
【0062】
【表9】 表2 W1 W2 W3 W4 W5 W6 W7 WA1 100 100 WA2 100 WA3 100 WA4 100 WA5 100 WA6 100 パーノック901S 32 49 28 32 15 サイメル325 25 15 サイメル370 25 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 ビケトールOK 2 2 2 2 2 2 2 セロキサイド2021 20 ジフェニルジメト 1 キシシラン トリアセチルアセト 2 ナトアルミニウム ビケトールOKは、BYKジャパン製アクリル系表面調整剤である。
【0063】
【表10】 表2(続き) W8 W9 W10 W11 W12 W13 W14 W15 WA7 100 100 WA8 100 WB1 100 WB2 100 WC1 100 WD1 100 WD2 100 パーノック901S 32 39 25 55 39 53 33 サイメル325 25 サイメル370 5 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 ビケトールOK 2 2 2 2 2 2 2 2 セロキサイド2021 20 ジフェニルジメト 1 キシシラン トリアセチルアセト 2 ナトアルミニウム
【0064】
【表11】 表2(続き) W16 W17 W18 W19 W20 W21 W22 WE1 100 100 WE2 100 WF1 100 WG1 100 WD1 100 WH1 100 パーノック901S 39 37 39 54 10 サイメル325 25 15 サイメル370 10 20 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 ビケトールOK 2 2 2 2 2 2 2 セロキサイド2021 20 ジフェニルジメト 1 キシシラン トリアセチルアセト 2 ナトアルミニウム
【0065】
【表12】 表2(続き) W23 W24 W25 W26 W27 W28 W29 W30 WI1 100 WI2 100 WK1 100 WK2 100 WA1 80 100 WA2 80 100 パーノック901S 25 24 31 25 35 サイメル325 25 5 39 サイメル303 25 10 セロキサイド2021 20 20 20 ジフェニルジ 1 1 1 メトキシシラン トリアセチルアセトナト 2 2 2 アルミニウム リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 パラトルエンスルホン酸 2 1 ビケトールOK 2 2 2 2 2 2 2 2
【0066】
【表13】 表2(続き) W31 W32 W33 W34 W35 W36 W37 W38 W39 WA1 50 50 50 50 50 50 WB1 50 WC1 50 50 WD1 50 WE1 50 WF1 50 WG1 50 WI1 50 WJ1(参考) 50 50 50 WJ2(参考) 50 パーノック901S 53 49 62 35 40 30 60 サイメル325 25 25 5 セロキサイド2021 20 20 20 ジフェニルジ 1 1 1 メトキシシラン トリアセチルアセトナト 2 2 2 アルミニウム リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 1 ビケトールOK 2 2 2 2 2 2 2 2 2
【0067】
【表14】 表2(続き) W40 W41 W42 W43 W44 W45 W46 W47 WC2 100 WE2 100 WE4 100 WF2 100 WG2(参考) 40 WH1 100 WA1 60 50 WA5 50 WJ2(参考) 50 WJ3(参考) 50 パーノック901S 49 31 55 77 41 54 49 43 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 ビケトールOK 2 2 2 2 2 2 2 2
【0068】ソリッドカラー塗料の調製 1.顔料分散物の調製 中塗塗料の調製の場合と同様にして、顔料分散物WA〜
WKを調製した。 2.ソリッドカラー塗料の調製 得られた顔料分散物を用いて、表3に示す配合でソリッ
ド塗料S1〜S44を調製した。
WKを調製した。 2.ソリッドカラー塗料の調製 得られた顔料分散物を用いて、表3に示す配合でソリッ
ド塗料S1〜S44を調製した。
【0069】
【表15】 表3 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 WA1 100 100 WA2 100 WA3 100 WA4 100 WA5 100 WA6 100 パーノック901S 32 49 28 32 15 サイメル325 25 15 サイメル370 25 サンドバー3206 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 サノールLS292 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2BYK301 2 2 2 2 2 2 2
【0070】
【表16】 表3(続き) S8 S9 S10 S11 S12 S13 S14 S15 WA7 100 100 WA8 100 WB1 100 WB2 100 WC1 100 WD1 100 WD2 100 パーノック901S 32 39 25 55 39 53 33 サイメル325 25 サンドバー3206 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 サイメル370 5 サノールLS292 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 BYK301 2 2 2 2 2 2 2 2
【0071】
【表17】 表3(続き) S16 S17 S18 S19 S20 S21 S22 S23 WE1 100 100 WE2 100 WF1 100 WG1 100 WC1 100 WD1 100 WH1 100 パーノック901S 39 37 39 54 10 サンドバー3206 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 サイメル325 25 15 サノールLS292 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 サイメル370 25 10 20 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 BYK301 2 2 2 2 2 2 2 2
【0072】
【表18】 表3(続き) S24 S25 S26 S27 S28 S29 S30 S31 WI1 100 WI2 100 WK1 100 WK2 100 WA1 80 100 WA2 80 100 パーノック901S 25 24 31 25 35 サイメル325 25 5 25 サイメル303 25 10 セロキサイド2021 20 20 ジフェニルジメト 1 1 キシシラン トリアセチルアセトナト 2 1 アルミニウム リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 パラトルエン 2 1 スルホン酸 サンドバー3206 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 サノールLS292 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2BYK301 2 2 2 2 2 2 2 2
【0073】
【表19】 表3(続き) S32 S33 S34 S35 S36 S37 S38 S39 WA1 50 50 50 50 WB1 50 WC1 50 50 WD1 50 WE1 50 WF1 50 WG1 50 WI1 WJ1(参考) 50 50 50 50 WJ2(参考) 50 パーノック901S 53 49 62 35 40 30 サイメル325 25 25 5 セロキサイド2021 20 20 ジフェニルジメト 1 1 キシシラン サンドバー3206 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 トリアセチルアセトナト 2 2 アルミニウム サノールLS292 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 BYK301 2 2 2 2 2 2 2 2
【0074】
【表20】 表3(続き) S40 S41 S42 S43 S44 WE1 100 WF1 100 WG1 100 WH1 100 WI1 100 サンドバー3206 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 パーノック901S 39 39 54 25 サノールLS292 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 サイメル325 25 セロキサイド2021 20 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 BYK301 2 トリスアセチルア セトナトアルミニウム 2 ジフェニルジメトキシシラン 1
【0075】クリアー塗料の調製 以下の表4に示す配合割合に従って、クリヤー塗料C1
〜C43を調製した。
〜C43を調製した。
【0076】
【表21】 表4 C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7 A−1 100 100 A−2 100 A−3 100 A−4 100 A−5 100 A−6 100 パーノック901S 64 98 56 64 30 サイメル325 50 20 サイメル370 50 サノールLS292 1 1 1 1 1 1 1 チヌビン384 2 2 2 2 2 2 2 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 Kp321 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
【0077】
【表22】 表4(続き) C8 C9 C10 C11 C12 C13 C14 C15 A−7 100 100 A−8 100 B−1 100 B−2 100 C−1 100 D−1 100 D−2 100 パーノック901S 66 78 50 110 98 78 66 サイメル325 50 サイメル370 10 サノールLS292 1 1 1 1 1 1 1 1 チヌビン384 2 2 2 2 2 2 2 2 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 Kp321 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
【0078】
【表23】 表4(続き) C16 C17 C18 C19 C20 C21 C22 E−1 100 100 E−2 100 F−1 100 G−1 100 G−3 100 H−1 100 パーノック901S 78 74 78 108 10 サイメル325 50 30 サイメル370 20 20 サノールLS292 1 1 1 1 1 1 1 チヌビン384 2 2 2 2 2 2 2 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 Kp321 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
【0079】
【表24】 表4(続き) C23 C24 C25 C26 C27 C28 C29 C30 I−1 100 I−2 100 K−1 100 K−2 100 A−1 80 100 A−2 80 100 パーノック901S 50 48 62 50 70 サイメル325 50 10 40 サイメル370 50 20 セロキサイド2021 20 20 ジフェニルジメト 1 1 キシシラン トリスアセチルアセト 2 2 ナトアルミニウム リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 サノールLS292 1 1 1 1 1 1 1 1 チヌビン384 2 2 2 2 2 2 2 2 パラトルエン スルホン酸 Kp321 2 2 2 2 2 2 2 2
【0080】
【表25】 表4(続き) C31 C32 C33 C34 C35 C36 C37 C38 A−1 50 50 50 50 B−1 50 C−1 50 50 D−1 50 E−1 50 F−1 50 G−1 50 I−1 J−1(参考) 50 50 50 50 J−2(参考) 50 パーノック901S 106 98 124 70 80 60 サイメル325 50 50 10 セロキサイド2021 20 20 ジフェニルジメト 1 1 キシシラン トリスアセチルアセト 2 2 ナトアルミニウム リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 サノールLS292 1 1 1 1 1 1 1 1 チヌビン384 2 2 2 2 2 2 2 2 Kp321 2 2 2 2 2 2 2 2
【0081】
【表26】 表4(続き) C39 C40 C41 C42 C43 E−1 100 F−1 100 G−1 100 H−1 100 I−1 100 パーノック901S 78 78 108 50 サノールLS 292 1 1 1 1 1 チヌビン 384 2 2 2 2 2 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 Kp321 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 ベースコート塗料の調製 以下の表5に記載の配合割合に従って、ベースコート塗
料を調製した。
料を調製した。
【0082】
【表27】 表5 B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9 B10 A−1 50 50 A−2 50 A−3 50 A−4 50 A−5 50 A−6 50 A−7 50 A−8 50 B−1 50 606C 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 トルエン 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 パーノック 32 48 28 32 15 33 39 25 901S サイメル 25 10 325 サイメル 25 370 サノール 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 LS292 チヌビン 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 384 リン酸モノ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 オクチKp321 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02
【0083】
【表28】 表5(続き) B11 B12 B13 B14 B15 B16 B17 B18 B19 B20 B−2 50 50 C−1 50 D−1 50 D−2 50 E−1 50 E−2 50 F−1 50 G−1 50 G−3 50 606C 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 トルエン 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 パーノック 55 39 53 39 37 39 901S サイメル 25 33 15 325 サイメル 25 10 370 サノール 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 LS292 チヌビン 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 384 リン酸モノ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 オクチKp321 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02
【0084】
【表29】 表5(続き) B21 B22 B23 B24 B25 B26 B27 B28 B29 B30 B31 H−1 50 E−1 50 I−1 50 I−2 50 K−1 50 K−2 50 A−1 50 50 25 A−2 50 50 J−1(参考) 25 606C 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 トルエン 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 パーノック 54 5 25 24 31 25 35 53 901S サイメル 25 5 25 325 サイメル 20 25 370 セロキサイド 20 20 2021 ジフェニル 1 1 ジメトキ シシラン トリスアセチル 2 2 アセトナト アルミニウム サノール 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 LS292 チヌビン 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 384 リン酸モノ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 オクチルKP321 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02
【0085】
【表30】 表5(続き) B32 B33 B34 B35 B36 B37 B38 A−1 25 25 25 25 B−1 25 C−1 25 25 D−1 25 E−1 25 F−1 25 G−1 25 J−1(参考) 25 25 J−2(参考) 25 606C 5 5 5 5 5 5 5 トルエン 5 5 5 5 5 5 5 パーノック 49 62 35 40 30 901S サイメル 25 25 5 325 セロキサイド 20 20 2021 ジフェニルジメト 1 1 キシシラン トリスアセチル 2 2 アセトナトアル ミニウム サノール 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 LS292 チヌビン 1 1 1 1 1 1 1 384 リン酸モノ 1 1 1 1 1 1 1 オクチルKp321 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02
【0086】
【表31】 表5(続き) B39 B40 B41 B42 B43 B44 B45 B46 A−5 25 B−1 50 C−2 50 E−2 50 E−4 50 F−2 50 J−2(参考) 25 G−2(参考) 20 A−1 30 H−1 50 606C 10 10 10 10 10 10 10 10 トルエン 6 6 6 6 6 6 6 6 サノールLS 292 1 1 1 1 1 1 1 1 チヌビン 384 2 2 2 2 2 2 2 2 リン酸モノ 1 1 1 1 1 1 1 1 オクチル Kp321 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 パーノック901S 60 49 31 55 77 41 54 49 MG100S 5 5 5 5 5 5 5 5 606Cは、旭化成製アルミペーストである。
【0087】比較例
【0088】1.比較中塗塗料及びソリッドカラー塗料
の調製 実施例と同様にして、比較中塗塗料及びソリッドカラー
塗料を調製した。
の調製 実施例と同様にして、比較中塗塗料及びソリッドカラー
塗料を調製した。
【0089】
【表32】 表6 中塗塗料 ソリッドカラー塗料 WWL1 WWL2 WWL3 WWL4 SSL1 SSL2 SSL3 SSL4 WL1(参考) 100 100 WL2(参考) 100 100 WL3(参考) 100 100 WJ1(参考) 100 100 サイメル327 30 30 30 30 パーノック901S 23 62 23 62 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 ビケトールOK 2 2 2 2 BYK301 2 2 2 2 サンドバー3206 0.5 0.5 0.5 0.5サノールLS292 0.2 0.2 0.2 0.2
【0090】2.比較クリヤー塗料及びベースコート塗
料の調製 実施例と同様にして、比較クリヤー塗料及びベースコー
ト塗料を調製した。
料の調製 実施例と同様にして、比較クリヤー塗料及びベースコー
ト塗料を調製した。
【0091】
【表33】 表7 クリヤー塗料 ベースコート塗料 CCL1 CCL2 CCL3 CLL4 BBL1 BBL2 BBL3 BBL4 L−1(参考) 100 50 L−2(参考) 100 50 L−3(参考) 100 50 J−1(参考) 100 100 サイメル327 60 60 30 30 パーノック901S 48 124 24 124 リン酸モノオクチル 1 1 1 1 1 1 1 1 Kp321 0.2 0.2 0.2 0.2 0.02 0.02 0.02 0.02 チヌビン384 2 2 2 2 2 2 2 2 サノールLS292 1 1 1 1 1 1 1 1 606C 10 10 10 10 トルエン 6 6 6 6 MG100S 5 5 5 5
【0092】塗料性能評価 得られた中塗塗料、ソリッドカラー塗料、クリヤー塗料
及びベースコート塗料から以下のようにして、塗膜を形
成させ、その特性を以下の要領で測定した。1.テストピースの作製 前記各塗料を用いて25℃及び60℃で塗装できる粘度
(100センチポイズ)になる最少の溶剤量を調べ、溶
剤含有率を算出した。この時使用した有機溶剤は、クリ
ヤー塗料、中塗塗料、ソリッドカラー塗料については、
キシレン/シクロヘキサノン(重量比50/50)の混
合溶液を使用した。ベースコート塗料については、トル
エン/メチルイソブチルケトン(重量比50/50)を
使用した。2.塗料性能の確認 (1)中塗塗料 塗装ガンとしてワイダー77を使用して中塗塗料を電着
板の上に塗装し、150℃にて30分間焼き付けた。溶
剤型ベースコートH500(日本ペイント(株))又は
水性ベースコートH900(日本ペイント(株))のい
ずれか一方を塗装した。上記溶剤型ベースコートの上に
は10分間セットした後、OTO561クリヤー塗料
(日本ペイント(株))を塗装する一方、水性ベースコ
ート上には、100℃で、10分間乾燥した後、OTO
580クリヤー塗料(日本ペイント(株))を塗装し
た。それぞれ140℃で30分間焼き付けた。 (2)ソリッドカラー塗料 塗装ガンとしてワイダー77を使用して、ソリッドカラ
ー塗料を中塗板(OTO825、日本ペイント(株))
の上に塗装し、150℃で30分間で焼き付けた。 (3)クリヤー塗料 塗装ガンとしてワイダー77を使用して溶剤型ベースコ
ートH500(日本ペイント(株))又は水性ベースコ
ートH900(日本ペイント(株))のいずれか一方を
中塗板(OTO825、日本ペイント(株))の上に塗
装した。上記溶剤型ベースコートの上には10分間セッ
ト後、水性ベースコート上には、100℃で10分間乾
燥後、クリヤー塗料を塗装し、150℃で30分間で焼
付けた。 (4)ベースコート塗料 塗装ガンとしてワイダー77を使用して、ベースコート
塗料を中塗板(OTO825、日本ペイント(株))の
上に塗装し、OTO580クリヤーをベースコート塗装
10分後に塗装し、150℃で30分間で焼き付けた。
上記各塗料から形成した塗膜について、以下の各種性能
試験を行い、その結果を以下の表8に示した。
及びベースコート塗料から以下のようにして、塗膜を形
成させ、その特性を以下の要領で測定した。1.テストピースの作製 前記各塗料を用いて25℃及び60℃で塗装できる粘度
(100センチポイズ)になる最少の溶剤量を調べ、溶
剤含有率を算出した。この時使用した有機溶剤は、クリ
ヤー塗料、中塗塗料、ソリッドカラー塗料については、
キシレン/シクロヘキサノン(重量比50/50)の混
合溶液を使用した。ベースコート塗料については、トル
エン/メチルイソブチルケトン(重量比50/50)を
使用した。2.塗料性能の確認 (1)中塗塗料 塗装ガンとしてワイダー77を使用して中塗塗料を電着
板の上に塗装し、150℃にて30分間焼き付けた。溶
剤型ベースコートH500(日本ペイント(株))又は
水性ベースコートH900(日本ペイント(株))のい
ずれか一方を塗装した。上記溶剤型ベースコートの上に
は10分間セットした後、OTO561クリヤー塗料
(日本ペイント(株))を塗装する一方、水性ベースコ
ート上には、100℃で、10分間乾燥した後、OTO
580クリヤー塗料(日本ペイント(株))を塗装し
た。それぞれ140℃で30分間焼き付けた。 (2)ソリッドカラー塗料 塗装ガンとしてワイダー77を使用して、ソリッドカラ
ー塗料を中塗板(OTO825、日本ペイント(株))
の上に塗装し、150℃で30分間で焼き付けた。 (3)クリヤー塗料 塗装ガンとしてワイダー77を使用して溶剤型ベースコ
ートH500(日本ペイント(株))又は水性ベースコ
ートH900(日本ペイント(株))のいずれか一方を
中塗板(OTO825、日本ペイント(株))の上に塗
装した。上記溶剤型ベースコートの上には10分間セッ
ト後、水性ベースコート上には、100℃で10分間乾
燥後、クリヤー塗料を塗装し、150℃で30分間で焼
付けた。 (4)ベースコート塗料 塗装ガンとしてワイダー77を使用して、ベースコート
塗料を中塗板(OTO825、日本ペイント(株))の
上に塗装し、OTO580クリヤーをベースコート塗装
10分後に塗装し、150℃で30分間で焼き付けた。
上記各塗料から形成した塗膜について、以下の各種性能
試験を行い、その結果を以下の表8に示した。
【0093】3.性能評価方法 (1)耐水性試験 各塗板を60℃の温水に10日間浸漬し、クロスカット
テープ剥離テスト(付着テスト)を行った。耐水性試験
において、塗料の剥離の無いものを◎、剥離が面積で5
%未満のものを○、5%以上のものを×とした。 (2)付着性試験 各塗板にナイフでクロスカットを入れ、そこにセロテー
プを張りつけて剥がすことにより、付着性試験を行っ
た。この試験において、付着性を示したものを○、そう
でないものを×と表示した。 (3)冷熱サイクル試験 各塗板にナイフでクロスカットを入れた後、80℃で1
時間、常温で1時間、−20℃で1時間、常温で1時間
を1サイクルとして10サイクル繰り返し、クラックの
発生を有無を確認した。この試験において、クラックの
発生のないものを○、そうでないものを×と表示した。 (4)溶剤含有率 25℃及び60℃のホットスプレーによる塗装可能な限
界粘度での溶剤含有率(%)を実測した。ここで、溶剤
含有量が15%以下で塗装可能なものを◎、15%より
30%以下で塗装可能なものを○、30%より40%以
下で塗装可能なものを△、40%より多いものを×とし
て表示した。 (5)耐チッピング性 各塗板をダイヤモンドショット試験機に角度20°でセ
ットし、−20℃で0.02gのダイヤモンドを200
km/Hの速度で衝突させ、その時の剥離面積(mm2 )を
測定した。ここで、剥離面積が1mm2 以下のものを◎、
1mm2 以上2mm 2 未満のものを○、2mm2 以上3mm2 未
満のものを△、3mm2 以上のものを×で示した。 (6)塗装外観 測定方法について塗膜の平滑度をPGD試験機で行い
0.6以上を○、0.5以下を×とした。 (7)耐候性 促進耐候性試験機に3000時間かけた後、塗膜の光沢
保持率を測定した。ここで、光沢保持率が85%以上の
ものを◎、70%以上85%未満のものを○、70%未
満のものを×で表した。 (8)耐擦り傷性 フェルトに5%量のクレンザーをしみ込ませ、1kgの荷
重をかけて、30回往復させた後、光沢保持率を測定し
た。ここで、光沢保持率が75%以上のものを◎、60
%以上75%未満のものを○、60%未満のものを×で
表した。 (9)耐ガソリン性 塗装板を45°に傾け、そこにガソリン(日石シルバ
ー)を1ml流し、放置して乾燥させた。これを1サイク
ルとして10サイクル行った後に塗膜状態の変化を目視
で観察した。ここで、変化のないものを○、変色・クラ
ックの発生したものを×とした。
テープ剥離テスト(付着テスト)を行った。耐水性試験
において、塗料の剥離の無いものを◎、剥離が面積で5
%未満のものを○、5%以上のものを×とした。 (2)付着性試験 各塗板にナイフでクロスカットを入れ、そこにセロテー
プを張りつけて剥がすことにより、付着性試験を行っ
た。この試験において、付着性を示したものを○、そう
でないものを×と表示した。 (3)冷熱サイクル試験 各塗板にナイフでクロスカットを入れた後、80℃で1
時間、常温で1時間、−20℃で1時間、常温で1時間
を1サイクルとして10サイクル繰り返し、クラックの
発生を有無を確認した。この試験において、クラックの
発生のないものを○、そうでないものを×と表示した。 (4)溶剤含有率 25℃及び60℃のホットスプレーによる塗装可能な限
界粘度での溶剤含有率(%)を実測した。ここで、溶剤
含有量が15%以下で塗装可能なものを◎、15%より
30%以下で塗装可能なものを○、30%より40%以
下で塗装可能なものを△、40%より多いものを×とし
て表示した。 (5)耐チッピング性 各塗板をダイヤモンドショット試験機に角度20°でセ
ットし、−20℃で0.02gのダイヤモンドを200
km/Hの速度で衝突させ、その時の剥離面積(mm2 )を
測定した。ここで、剥離面積が1mm2 以下のものを◎、
1mm2 以上2mm 2 未満のものを○、2mm2 以上3mm2 未
満のものを△、3mm2 以上のものを×で示した。 (6)塗装外観 測定方法について塗膜の平滑度をPGD試験機で行い
0.6以上を○、0.5以下を×とした。 (7)耐候性 促進耐候性試験機に3000時間かけた後、塗膜の光沢
保持率を測定した。ここで、光沢保持率が85%以上の
ものを◎、70%以上85%未満のものを○、70%未
満のものを×で表した。 (8)耐擦り傷性 フェルトに5%量のクレンザーをしみ込ませ、1kgの荷
重をかけて、30回往復させた後、光沢保持率を測定し
た。ここで、光沢保持率が75%以上のものを◎、60
%以上75%未満のものを○、60%未満のものを×で
表した。 (9)耐ガソリン性 塗装板を45°に傾け、そこにガソリン(日石シルバ
ー)を1ml流し、放置して乾燥させた。これを1サイク
ルとして10サイクル行った後に塗膜状態の変化を目視
で観察した。ここで、変化のないものを○、変色・クラ
ックの発生したものを×とした。
【0094】
【表34】 表8 耐水性 付着性 冷熱 溶剤含有率 耐チッピ 外 サイクル ング性 観 溶剤 水性 溶剤 水性 溶剤 水性 25℃ 60℃ 溶剤 水性 ベー ベー ベー ベー ベー ベー ベー ベー ス ス ス ス ス ス ス ス W1 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W2 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W3 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ △ ○ ○ ○ ○ W4 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W5 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ W6 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W7 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W8 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W9 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ W10 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W11 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W12 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W13 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W14 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W15 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W16 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ W17 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ W18 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○W19 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○
【0095】
【表35】 表8(続き) 耐水性 付着性 冷熱 溶剤含有率 耐チッピ 外 サイクル ング性 観 溶剤 水性 溶剤 水性 溶剤 水性 25℃ 60℃ 溶剤 水性 ベー ベー ベー ベー ベー ベー ベー ベー ス ス ス ス ス ス ス ス W20 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ △ ◎ ○ ○ ○ W21 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ W22 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ △ ○ ○ ○ ○ W23 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ W24 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ △ ○ ○ ○ ○ W25 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ △ △ ○ W26 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W27 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W28 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W29 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W30 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W31 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ W32 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ △ △ ○ W33 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ W34 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ W35 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ W36 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W37 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○W38 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○
【0096】
【表36】 表8(続き) 耐水性 付着性 冷熱 溶剤含有率 耐チッピ 外 サイクル ング性 観 溶剤 水性 溶剤 水性 溶剤 水性 25℃ 60℃ 溶剤 水性 ベー ベー ベー ベー ベー ベー ベー ベー ス ス ス ス ス ス ス ス W39 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ W40 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W41 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ W42 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ W43 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ W44 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ W45 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ W46 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○W47 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ △ △ ○
【0097】クリヤー塗料の特性評価
【0098】
【表37】 表9 耐擦り 耐侯性 溶剤含有率 耐ガソリン 外 傷性 25℃ 60℃ 性 観 C1 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C2 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C3 ○ ○ △ ○ ○ ○ C4 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C5 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C6 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C7 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C8 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C9 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C10 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C11 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C12 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C13 ◎ ○ △ ○ ○ ○ C14 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C15 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C16 ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ C17 ○ ○ ○ ◎ ○ ○ C18 ○ ○ ○ ◎ ○ ○ C19 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C20 ○ ○ △ ○ ○ ○ C21 ○ ○ ○ ◎ ○ ○ C22 ○ ○ △ ○ ○ ○ C23 ○ ○ △ ○ ○ ○ C24 ○ ○ ○ ◎ ○ ○ C25 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C26 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C27 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○
【0099】
【表38】 表9(つづき) 耐擦り 耐侯性 溶剤含有率 耐ガソリン 外 傷性 25℃ 60℃ 性 観 C28 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C29 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C30 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C31 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C32 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C33 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C34 ○ ○ ○ ◎ ○ ○ C35 ○ ○ ○ ○ ○ ○ C36 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C37 ○ ○ ○ ◎ ○ ○ C38 ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ C39 ○ ○ △ ○ ○ ○ C40 ○ ○ ○ ◎ ○ ○ C41 ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ C42 ○ ○ ○ ◎ ○ ○ C43 ○ ○ ○ ◎ ○ ○
【0100】ソリッドカラー塗料の特性評価
【0101】
【表39】 表10 耐擦り 耐侯性 溶剤含有率 耐ガソリン 外 傷性 25℃ 60℃ 性 観 S1 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S2 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S3 ○ ◎ △ ○ ○ ○ S4 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S5 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S6 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S7 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S8 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S9 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S10 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S11 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S12 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S13 ◎ ◎ △ ○ ○ ○ S14 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S15 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S16 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ S17 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ S18 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ S19 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S20 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○
【0102】
【表40】 表10(つづき) 耐擦り 耐侯性 溶剤含有率 耐ガソリン 外 傷性 25℃ 60℃ 性 観 S21 ○ ◎ △ ○ ○ ○ S22 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ S23 ○ ◎ △ ○ ○ ○ S24 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ S25 ○ ◎ △ ○ ○ ○ S26 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S27 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S28 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S29 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S30 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S31 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S32 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S33 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S34 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S35 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ S36 ○ ◎ ○ ○ ○ ○ S37 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S38 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ S39 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S40 ○ ◎ △ ○ ○ ○ S41 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ S42 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ S43 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ S44 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○
【0103】ベースコート塗料の特性評価
【0104】
【表41】 表11 耐チッ 耐水性 溶剤含有率 冷熱サイ 付着性 外 ピング性 25℃ 60℃ クル 観 B1 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B2 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B3 ◎ ◎ △ ○ ○ ○ ○ B4 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B5 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B6 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B7 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B8 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B9 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B10 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B11 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B12 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B13 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B14 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B15 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B16 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B17 ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B18 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B19 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B20 ○ ◎ △ ○ ○ ○ ○ B21 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B22 ◎ ◎ △ ○ ○ ○ ○ B23 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B24 ◎ ◎ △ ○ ○ ○ ○ B25 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○
【0105】
【表42】 表11(つづき) 耐チッ 耐水性 溶剤含有率 冷熱サイ 付着性 外 ピング性 25℃ 60℃ クル 観 B26 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B27 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B28 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B29 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B30 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B31 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B32 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B33 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B34 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B35 ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ B36 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B37 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B38 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B39 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B40 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B41 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B42 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B43 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B44 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B45 ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ B46 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ B47 ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ B48 ◎ ○ △ ○ ○ ○ ○
【0106】比較塗料の特性評価
【0107】
【表43】 表12 中塗塗料 ソリッドカラー塗料 WWL1 WWL2 WWL3 WWL4 SSL1 SSL2 SSL3 SSL4 溶剤含有率25℃ × × × ◎ × × × ◎ 60℃ × × × ◎ × × × ◎ 耐水性 溶剤 ○ ○ ○ ○ 水性 ○ ○ ○ ○ 付着性 溶剤 ○ ○ ○ ○ 水性 ○ ○ ○ ○ 冷熱サイ クル 溶剤 × ○ ○ ○ 水性 × ○ ○ ○ 耐チッピ 溶剤 ◎ × × ○ ング性 水性 ◎ × × ○ 耐擦り傷性 溶剤 ○ × × × 水性 耐候性 ○ ○ ○ × 耐ガソリン性 溶剤 × ○ ○ ○ × ○ ○ ○ 水性 × ○ ○ ○ × ○ ○ ○外観 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ×
【0108】
【表44】 表13 クリヤー塗料 ベースコート塗料 CCL1 CCL2 CCL3 CCL4 BBL1 BBL2 BBL3 BBL4 溶剤量含有率25℃ × × × ◎ × × × ◎ 60℃ × × × ◎ × × × ◎ 耐水性 溶剤 ○ ○ ○ ○ 水性 付着性 溶剤 ○ ○ ○ ○ 水性 冷熱サイ 溶剤 × ○ ○ ○ クル 水性 耐チッピ 溶剤 ◎ × × ○ ング性 水性 耐擦り傷性 溶剤 ○ × × × 水性 ○ × × × 耐候性 溶剤 ○ ○ ○ × 水性 ○ ○ ○ × 耐ガソリン性 × ○ ○ ○ × ○ ○ ○ 外観 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ × ────────────────────────────────────
【0109】
【発明の効果】上記表から分かるように、本発明のポリ
エステルオリゴマーを使用すると、数平均分子量が本発
明の範囲内にない比較ポリエステルオリゴマーL−1及
びラクトン変性量が低い比較ポリエステルオリゴマーL
−2〜3を使用する場合に比べて、塗料を低溶剤化する
ことができるとともに、得られた塗膜の耐擦り傷性及び
耐チッピング性を優れたものとすることができる。ま
た、ラクトンに由来しない炭素数4〜22の脂肪族炭化
水素基を有さない比較ポリエステルオリゴマーJ−1を
使用する場合にも本発明の場合に比べて、塗膜の耐擦り
傷性や、耐候性、外観が劣ったものとなる。
エステルオリゴマーを使用すると、数平均分子量が本発
明の範囲内にない比較ポリエステルオリゴマーL−1及
びラクトン変性量が低い比較ポリエステルオリゴマーL
−2〜3を使用する場合に比べて、塗料を低溶剤化する
ことができるとともに、得られた塗膜の耐擦り傷性及び
耐チッピング性を優れたものとすることができる。ま
た、ラクトンに由来しない炭素数4〜22の脂肪族炭化
水素基を有さない比較ポリエステルオリゴマーJ−1を
使用する場合にも本発明の場合に比べて、塗膜の耐擦り
傷性や、耐候性、外観が劣ったものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植村 浩行 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 古賀 一陽 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 大澤 美香 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】水酸基量が2.0〜10.0モル/kg樹脂
であり、数平均分子量が300〜1500であり、重量
平均分子量が300〜3000であり、重量平均分子量
/数平均分子量が1.0〜2.0であり、ラクトン変性
量が31〜85%であり、かつラクトンに由来しない炭
素数4〜22の脂肪族炭化水素基を有するポリエステル
オリゴマーと、 前記水酸基含有ポリエステルオリゴマーの水酸基と反応
する硬化剤と、を含有し、しかも有機溶剤量が5〜40
%であることを特徴とする低溶剤型樹脂組成物。 - 【請求項2】水酸基量が2.0〜10.0モル/kg樹脂
であり、数平均分子量が300〜1500であり、重量
平均分子量が300〜3000であり、重量平均分子量
/数平均分子量が1.0〜2.0であり、ラクトン変性
量が31〜85%であり、かつラクトンに由来しない炭
素数4〜22の脂肪族炭化水素基を有するポリエステル
オリゴマーと、 前記水酸基含有ポリエステルオリゴマーの水酸基と反応
する硬化剤と、 前記水酸基と前記硬化剤との反応を触媒する硬化触媒
と、を含有し、有機溶剤量が5〜40%であることを特
徴とする低溶剤型塗料組成物。 - 【請求項3】請求項2に記載の低溶剤型塗料組成物を被
塗物の表面に塗装し、次いで熱硬化させて前記被塗物の
表面に塗膜を形成することを特徴とする塗装方法。 - 【請求項4】請求項2記載の低溶剤型塗料組成物を被塗
物の表面に塗装する方法であって、略水平方向軸の回り
に回転可能に支持された前記被塗物の表面に通常の上下
方向に延びる面ではタレの生じる膜厚に塗料を塗布し、
次いで、前記被塗物の表面に塗布した塗料のタレが重力
により生じるまえに前記被塗物を略水平方向軸回りに回
転させ始め、かつ前記回転が少なくとも塗布した塗料の
タレが重力により生じる以前に被塗物の表面が略垂直状
態から略水平状態に移行するような速度でしかも回転に
よる遠心力により塗料のタレが生じる速度より遅い速度
で回転させることを特徴とする塗装方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15471494A JPH0820745A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 低溶剤型樹脂組成物、それを用いた塗料組成物、並びにその塗装、焼付け方法 |
US08/491,736 US6040009A (en) | 1994-06-23 | 1995-06-19 | Low solvent content type-resin composition, coating composition containing such resin composition and process for coating such coating composition |
EP95109642A EP0688841A3 (en) | 1994-06-23 | 1995-06-21 | Low solvent resin composition coating composition containing this resin composition and method of coating by this coating competition |
KR1019950017027A KR960001068A (ko) | 1994-06-23 | 1995-06-23 | 저용제형수지조성물, 이런 수지조성물을 함유하는 도료조성물 및 이런 도료조성물을 도장하는 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15471494A JPH0820745A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 低溶剤型樹脂組成物、それを用いた塗料組成物、並びにその塗装、焼付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0820745A true JPH0820745A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15590364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15471494A Pending JPH0820745A (ja) | 1994-06-23 | 1994-07-06 | 低溶剤型樹脂組成物、それを用いた塗料組成物、並びにその塗装、焼付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820745A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001106971A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-04-17 | Asahi Kasei Corp | ウレタン被覆組成物 |
JP2011527721A (ja) * | 2008-07-09 | 2011-11-04 | ナノヴェレ テクノロジーズ, インク. | 樹枝状ポリウレタンコーティング |
-
1994
- 1994-07-06 JP JP15471494A patent/JPH0820745A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001106971A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-04-17 | Asahi Kasei Corp | ウレタン被覆組成物 |
JP2011527721A (ja) * | 2008-07-09 | 2011-11-04 | ナノヴェレ テクノロジーズ, インク. | 樹枝状ポリウレタンコーティング |
JP2014237829A (ja) * | 2008-07-09 | 2014-12-18 | ナノヴェレ テクノロジーズ, インク.Nanovere Technologies, Inc. | 樹枝状ポリウレタンコーティング |
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