JPH08207434A - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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JPH08207434A
JPH08207434A JP7041433A JP4143395A JPH08207434A JP H08207434 A JPH08207434 A JP H08207434A JP 7041433 A JP7041433 A JP 7041433A JP 4143395 A JP4143395 A JP 4143395A JP H08207434 A JPH08207434 A JP H08207434A
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writing
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Kazuo Sato
和男 佐藤
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Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種カード等の筆記層に於てインク吸収能力
に優れ、かつ表層強度の強い被記録材を提供する。 【構成】 基材上に、表面に不定形の亀裂を有する塗工
層を設け、その表面の中心線平均粗さ(Ra)の値が
0.5〜2.5μmになるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の被記録材は、身分証明
書、運転免許証、定期券、キャッシュカード、IDカー
ド等に使用され、主にその裏面に、水性スタンプで押印
したり、水性サインペン、水性ボールペン、万年筆、鉛
筆等で筆記したり、朱肉を用いて押印したりする被記録
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記カード等の被記録材の表面に印画さ
れている文字、画像等はオフセット印刷、グラビア印
刷、シルク印刷等の極めて一般的な公知の印刷方式、或
は実開平5―31975号公報に開示されているような
熱昇華型転写方式、実願平5―46191号に開示され
ているような熱溶融型転写方式等の手段を用いて印画さ
れ、その裏面については、従来、上質紙、コート紙等の
一般紙、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、又はこれらの発泡
体、炭酸カルシウム等の無機顔料混入体等のプラスチッ
クフィルム、或はプラスチックフィルム上に顔料塗工層
を塗設した合成紙などが使用されてきた。
【0003】然しながら、一般紙の場合は、耐水性が弱
く、又プラスチックフィルムは耐水性は強いが、水性イ
ンク等のインク吸収能力がほとんどなく、水性サインペ
ン、水性ボールペン、万年筆等で筆記することは困難で
あり、又朱肉等を用いて押印すると自然乾燥によって乾
くまでに48時間程度を要し、その間擦れて紙面が汚染
するなど、ほとんど実用に耐えないという問題があっ
た。
【0004】更には合成紙は塗設した顔料塗工層にイン
ク吸収能力が備わっているため、プラスチックフィルム
に比較してかなり筆記性は向上するが、それでも水性イ
ンクを用いる水性スタンプで押印すると実用上は3分以
内に乾かないと不都合を生じるところ、乾くまでに7〜
12分要していた。
【0005】又3分以内に乾くようにするため、前記顔
料塗工層中に顔料を多量に投入すると塗工層自体の強度
が低下し、摩擦域は折れ等の衝撃が加わると塗工層の欠
落を生じるという問題があった。
【0006】更には朱肉で押印しても、水性スタンプと
同様乾くまでに7分以上を要し、3分以内に乾くという
レベルには至っていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術に鑑み、身分証明証、運転免許証、定期券、
キャッシュカード、IDカード等に使用されるカードに
於て、主にその裏面に水性スタンプで押印したり、水性
サインペン、水性ボールペン、万年筆、鉛筆等で筆記し
たり、朱肉を用いて押印したりする被記録材に関し、擦
れても紙面が汚染せず、耐水性に強く、水性スタンプ、
万年筆、水性サインペン、朱肉スタンプ等で筆記、押印
後3分以内に乾き、かつ摩擦或は折れ等の衝撃が加わっ
ても塗工層の欠落を生じさせない塗工層の強度の強い被
記録材を提供することを課題とするものである。さら
に、カードなどに用いるためには、塗工層表面の滑り性
の良いことも要求される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的としてなされたもので、基材の少なくと
も片面に筆記層を有してなるシートに於て、該筆記層が
不定形の亀裂を表面に有し、かつ該筆記層表面の中心線
平均粗さ(Ra)の値が0.5〜2.5μmであること
を特徴とするものである。
【0009】即ち、本発明の発明者は、上記課題を解決
するため、研究を重ねた結果、筆記層としての顔料塗工
層の表面に不定形の微細な亀裂を多数発生せしめること
により、この亀裂を通してインクが吸収されていくた
め、わずかな顔料を塗工層中に投入するだけで前述した
目標のインク乾燥時間を充分満足し、従って塗工層強度
も充分強いものができることを知得した。
【0010】更には、塗工層表面の中心線平均粗さを上
述した特定値の範囲に設定することにより塗工層表面の
耐摩耗性を向上させることができ、上記課題を解決でき
ることを知得し、本発明を完成したのである。
【0011】以下に本発明について詳述する。
【0012】本発明の被記録材は以下のようにして得ら
れる。
【0013】図1は被記録材の構成を示し、1の基材と
して用いられる材質はプラスチックフィルムであれば特
に限定されないが、好適に用いられるものとしては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、ポリスチレン、又はこれ等の発泡体、炭酸カル
シウム等の無機顔料混入体等のプラスチックフィルムが
挙げられる。
【0014】又、一般紙の片面、または両面に上記フィ
ルムをラミネートしたラミネート紙も有効に使用するこ
とができる。
【0015】次に筆記層である顔料塗工層2であるが、
基本的にその構成は、バインダーと無機質及び又は有機
質の顔料から成る。
【0016】バインダーは基本的には成膜性のあるポリ
マーが選ばれるが、耐水性を保つためにはバインダー成
分(固形分重量)は主として疎水性バインダーで構成さ
れることが好ましい。水酸基、カルボキシル基などを有
する親水性バインダーは塗工層の耐水性を弱めるので、
用いたとしてもバインダー成分中の20重量%未満であ
ることが好ましい。
【0017】このような疎水性バインダーとしては、例
えば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリアクリロニトリル、飽和共重合ポリエステ
ル、塩ビ―酢ビ共重合体、アルキッド樹脂、SBR、A
BS等が挙げられる。
【0018】又、親水性バインダーとしては、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセ
タール、ポリエチレングリコール、ポリエチレンイミ
ン、カルボキシメチルセルロース、デンプン、カゼイン
等が挙げられる。
【0019】次に顔料であるが、無機質顔料としては、
例えば、合成シリカ、クレー、タルク、ケイソウ土、炭
酸カルシウム、焼成カオリン、酸化チタン、酸化亜鉛、
サテンホワイト等が好適に使用され、又有機質顔料とし
ては、例えばポリスチレン、ポリメチルメタクリレー
ト、スチレン―アクリル共重合体等が好適に使用でき
る。
【0020】顔料の粒径としては0.1〜30μ、さら
に1〜20μ程度のものが、好ましく用いられる。
【0021】前記顔料塗工層2を形成するには、基材1
上に公知の手法(例えばロールコーティング方式、ワイ
ヤーバーコーティング方式、グラビアコーティング方
式、エアーナイフコーティング方式等)により一般に乾
燥塗工層厚みで5μm〜50μm、好ましくは10〜4
0μmとなるように顔料塗工層形成塗液を塗工し乾燥す
ればよい。
【0022】5μmより薄いとスタンプ等のインクの吸
収能力が著しく劣り、乾くまでに3分以上の時間を要す
るようになり、又50μm超になると塗工層の強度が著
しく弱くなる。
【0023】又前記塗工液中のバインダー固形分重量
(R)と顔料固形分重量(F)の比F/Rを0.3〜
2.0にする。顔料の含量を多くするとインクの液体吸
収性が良く乾き易く、汚染もしにくくなるが、塗工層の
強度も弱まるため、本発明では強度を強くするため上記
の範囲に設定し、吸収性については次記する亀裂によっ
て補うこととした。
【0024】以上のようにして得られる顔料塗工層2の
表面には図2の電顕写真(1000倍)に示すような肉
眼では見えない筋状の不定形の亀裂が表面に形成されて
おり、その大半は基材1の表面にまで達している。
【0025】そしてこれらは互に密接して2次元配列し
ており、不定形の亀裂により区画された部分の大きさ
が、方形に換算して10μm×30μm〜100μm×
300μm程度の面積の範囲にあるものが一般的であ
り、目的に応じて、塗工液の組成或は、成膜条件、或は
塗工後の乾燥条件の調整により、ほぼ前記の範囲内に於
て任意に変化させることができる。又亀裂間の幅は1〜
10μm程度である。
【0026】特に実施例1で示したように、乾燥を2段
以上で行い、2段目の乾燥温度を1段目の乾燥温度より
10〜40℃低くすることが、亀裂の発生に有効であっ
た。
【0027】以上のように、顔料塗工層表面に亀裂を形
成することにより、塗工層中に小量の顔料(前述したよ
うにF/Rの比が2.0以下)を含有させるだけで、亀
裂間の空隙がインク吸収に多大に寄与するため、本発明
の目的を満足させるに充分なインク吸収能力と更には塗
工層強度を得ることができた。
【0028】次に塗工層表面の中心線平均粗さ(Ra)
の値を0.5〜2.5μmに設定するところに本発明の
もう一つの特徴がある。(Ra)とは以下のように定義
されるものとする。
【0029】中心線平均粗さ(Ra)とは、粗さ曲線か
らその中心線の方向に測定長さlの部分を抜き取り、こ
の抜き取り部分の中心線をX軸、縦倍率の方向をY軸と
し、粗さ曲線をy=f(x)で表わしたとき、次の式に
よって求められる値をマイクロメートル(μm)で表わ
したものをいう。
【0030】
【数1】
【0031】(Ra)の値が2.5μmより大となると
表面上の突起部が摩擦衝撃により著しく欠落しやすくな
るため、(Ra)の値は2.5μm以下、好ましくは
2.0μm以下にすることが必要となる。
【0032】又、0.5μm以下では摩擦衝撃には強い
が、前述したカード等の表面にプリンター等で印画する
場合、平担すぎるため、1度に2枚以上が送られる重送
等、搬送性で問題を生じてしまう。
【0033】従って(Ra)の値は0.5μm以上、好
ましくは1.0μm以上なくてはならない。
【0034】このようなRaの値を0.5〜2.5μm
にすることは、上記顔料の含量を少くし、F/Rの比を
0.3〜2.0とすることによって達成できた。
【0035】又、基材1と顔料塗工層2の密着を強化す
ることを目的に、基材1の表面に下引層を設けたり、コ
ロナ放電処理を施したりすることも有効であり、更に静
電気の発生を防止する目的で顔料塗工層2の表面及び又
は内部に静電防止処理を施しても良い。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。部は重量部、%は重量%を示す。
【0037】
【実施例1】基材として、炭酸カルシウム内添ポリプロ
ピレンフィルム(王子油化合成紙社製、Yupo DF
G―65)を用い、その片面に下引層としてアクリル系
バインダー(ヘキスト合成社製、モビニール8020)
を乾燥膜厚が1μmになるよう一層設けたものを準備し
た。
【0038】次に飽和共重合ポリエステルバインダー
(東洋紡社製、バイロナールMD―1200、固形分濃
度30%)100重量部(以下部と記す)にシリカ(水
沢化学社製、ミズカソルブC―1)を25部、更に水を
70部加えたものを充分撹拌、分散したものを塗工液と
し、リバースロールコーターにて上記基材の下引層上に
塗工し、更にこのものを、3室を有する乾燥機(温度:
1室 110℃、2室80℃、3室 100℃)中に通
し、乾燥させたところ、その表面に区画の大きさが70
μm×100μm程の亀裂を多数有する本発明の一例の
被記録材を得た。
【0039】なお、乾燥機の温度には勾配をかけ、第1
室は80〜120℃とし、第2室はそれより10〜40
℃低くすることにより亀裂を生じさせ、第3室で残存溶
媒を飛ばす方法が好ましい。
【0040】このものの塗工層の厚みは20μmで中心
線平均粗さは1.6μmであった。
【0041】このものに一般的に市販されているシャチ
ハタ社製水性スタンプで文字を押印したところ26秒で
完全乾燥の状態に至った。
【0042】又、塗工層表面に1kgの荷重で1000
往復の摩擦試験をかけても表層の欠落は見られず、更に
は折りをかけても表層の欠落はみられなかった。
【0043】
【実施例2】基材として発泡ポリエチレンテレフタレー
トフィルム(東洋紡社製、クリスパー100)を用い、
その片面に実施例1と同様の下引層を一層設けたものを
準備した。
【0044】次に塩ビ―酢ビ共重合バインダー(日信化
学社製、ビニブラン240、固形分33%)100部に
ケイソウ土(昭和化学社製、ラジオライトF)を45
部、更に水を100部加えたものを充分撹拌、分散した
ものを塗工液とし、ワイヤーバーコーターにて上記基材
の下引層上に塗工し、更にこのものを3室を有する乾燥
機(温度、1室 120℃、2室 75℃、3室 11
0℃)中に通し、乾燥させたところ、その表面に区画の
大きさが50μm×80μm程の亀裂を無数に有する本
発明の別例の被記録材を得た。
【0045】このものの塗工層の厚みは15μmで中心
線平均粗さは1.8μmであった。
【0046】このものに実施例1と同様に水性スタンプ
で押印したところ53秒で完全乾燥の状態に至った。
【0047】又、実施例1と同様に塗工層表面に摩擦試
験と折をかけても表層の欠落はみられなかった。
【0048】
【比較例1】実施例1で乾燥機の温度を1室から3室ま
ですべて70℃にして乾燥させたところ、表面に亀裂を
まったく有しない被記録材を得た。
【0049】このものの塗工層の厚みは20μmで中心
線平均粗さは1.2μmであった。
【0050】このものに実施例1と同様に水性スタンプ
で文字を押印したところ完全乾燥の状態に至るまで7分
45秒要した。
【0051】
【比較例2】実施例1でバインダー100部に対してシ
リカを90部、水を130部加えたものを塗工液として
実施例1と同様に塗工、乾燥したところ、その表面に区
画の大きさが120μm×400μm程の亀裂を有する
被記録材を得た。
【0052】このものの塗工層の厚みは24μmで中心
線平均粗さは3.6μmであった。
【0053】このものに実施例1と同様に水性スタンプ
で押印したところ13秒で完全乾燥の状態に至ったが、
実施例1と同様に摩擦試験をかけたところ2往復で表層
の欠落が発生し、折りをかけたところ、その折り目に表
層の欠落がみられた。
【0054】
【発明の効果】本発明は、塗工層強度の強い状態で充分
なインク吸収力を有することができ、更には、摩擦等の
衝撃にも強く、優れたインク吸収能力と塗工層強度の両
方の性能を備えた、被記録材を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被記録材の構成を示すための模式図。
【図2】亀裂の状態を示す走査型電子顕微鏡写真。
【符号の説明】
1 基材 2 顔料塗工層 3 亀裂 4 鱗片状被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B42D 15/10 541 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも片面に顔料塗工層から
    なる筆記層を有してなる被記録材に於て、該筆記層が不
    定形の亀裂を表面に有し、かつ該筆記層表面の中心線平
    均粗さ(Ra)の値が0.5〜2.5μmであることを
    特徴とする被記録材。
  2. 【請求項2】 筆記層を構成する主バインダーが疎水性
    ポリマーより成り、かつ全バインダーの固形分重量
    (R)と該筆記層中に含有される顔料の固形分重量
    (F)の比、F/Rが0.3〜2.0であることを特徴
    とする請求項1に記載の被記録材。
JP7041433A 1995-02-07 1995-02-07 被記録材 Pending JPH08207434A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7041433A JPH08207434A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 被記録材
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