JPH0924676A - 熱転写受容シート - Google Patents
熱転写受容シートInfo
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- JPH0924676A JPH0924676A JP7174580A JP17458095A JPH0924676A JP H0924676 A JPH0924676 A JP H0924676A JP 7174580 A JP7174580 A JP 7174580A JP 17458095 A JP17458095 A JP 17458095A JP H0924676 A JPH0924676 A JP H0924676A
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Abstract
トする工程において、2枚以上の受容シートが重なって
同時に給紙走行するなどの問題が発生することがなく、
しかも裏面に各種ペンにより筆記可能な熱転写用受容シ
ートを提供しようとするものである。 【解決手段】 シート状支持体と、このシート状支持体
の一面上に形成された染料染着性樹脂を主成分とする受
容層と、および前記シート状支持体の反対面に形成され
た裏面塗工層とを有する熱転写受容シートにおいて、該
裏面塗工層が、平均粒子径1〜30μmの薄板状硫酸バ
リウムを含有する熱転写受容シート。
Description
より転写することにより、染着画像を形成する熱転写受
容シート(以下、単に受容シートとする)に関するもの
である。さらに詳しく述べるならば、本発明は、熱転写
プリンター装置内でプリントする工程において、2枚以
上の受容シートが重なって同時に給紙走行するなどのト
ラブルの発生がなく、しかも裏面に各種ペンにより筆記
可能な受容シートに関するものである。
鮮明なフルカラー画像がプリント可能な染料熱転写プリ
ンターが注目されている。染料熱転写プリンターは、ベ
ースフィルム上に昇華性染料層を印刷したインクリボン
に、シート状支持体の上に昇華性染料に染着され易い樹
脂を主成分とする受容層を設けた受容シートを重ね合わ
せ、サーマルヘッドから供給される熱により、昇華染料
層の所要箇所の染料を所要濃度だけ受容層上に転写して
画像を形成するものである。フルカラー画像を得るため
には、この転写操作をプリンター内で、シアン・マゼン
タ・イエローの3色(または、ブラックを加えた4色)
のインクリボンで繰り返して行なうものである。
り異なり、巻取状の受容シートをプリンターに装着しプ
リントしたあと断裁したり、あるいはあらかじめ断裁し
た枚葉状の受容シートをプリンターに装着してプリント
するものがあるが、多くの場合受容シートは枚葉状で使
用される。枚葉状の受容シートをプリンター装置内でト
ラブルなく使用することが重要である。すなわち2枚以
上の受容シートが重なったまま給紙走行(重送)しない
性能が必要である。
種々の方法が提案されている。例えば、特開昭63−2
36690号公報では、被熱転写シートの摩擦係数、熱
転写シートの摩擦係数および、被熱転写シートと熱転写
シート相互の摩擦係数とを規定して、給紙走行が良好で
かつ転写画像にムラが生じない熱転写シートを提案して
いる。また、特開昭62−51490号公報では、裏面
に滑性層が設けられた被熱転写シートが提案されてい
る。また特開平3−13388号公報では、基材シート
と、この基材シートの表面に形成された染料受容層と、
および基材シートの背面に形成されたカール防止層とか
らなり、該カール防止層がフィラーを含む加熱伸縮率の
小さい樹脂から形成することを特徴とする熱転写受像シ
ートが提案されているが、これらの方法では給紙走行性
は確保されるものの、裏面への各種ペンによる筆記性が
劣るとの問題が発生した。すなわち受容シートの裏面に
は各種のペンで自在に筆記できる筆記性を備えることも
必要なのである。この性能は、プリント紙の裏面にコメ
ントや備忘などを記録したり、あるいは切手を貼付して
そのまま郵便物(はがきなど)として使用するための性
能である。
片面に受容層を有し、かつ反対面にガラス転移温度が5
0〜80℃のポリエステル樹脂と無機質および/または
有機質の粒子とを主成分とする滑性層を有することを特
徴とする感熱転写記録用受像体が提案されている。また
特開平1−241491号公報では、基体の片面に受容
層を有し、かつ反対面に無機質および/または有機質の
粒子、結着剤並びに高級脂肪酸塩を主成分とする滑性層
を有することを特徴とする感熱転写記録用受像体が提案
されている。だが、これらによっても受容シートの給紙
走行性と、各種ペンによる筆記性を同時に高めるには不
十分であった。
には、裏面の摩擦係数は低いほうが好ましい。また受容
シートの筆記性を向上させるには、裏面塗工層に顔料を
配合して、インクを吸収保持させる方法が有効である。
しかしながら通常の顔料を添加配合すると、裏面が粗面
化し、給紙走行性に不都合を生じがちであった。
熱転写プリンターに使用する受容シートに関し、プリン
トする工程において、2枚以上の受容シートが重なって
同時に給紙走行するなどの問題がなく、しかも裏面に各
種ペンでの筆記が可能な受容シートを提供しようとする
ものである。
を達成すべく鋭意研究した結果、受容シートの裏面塗工
層に、顔料として薄板状硫酸バリウムを含有せしめるこ
とにより、給紙走行性と筆記性とを両立できることを見
出だし、本発明を完成したのである。すなわち、本発明
の熱転写受容シートは、シート状支持体と、このシート
状支持体の一面上に形成された染料染着性樹脂を主成分
とする受容層と、および前記シート状支持体の反対面に
形成された裏面塗工層とを有する熱転写受容シートにお
いて、該裏面塗工層が、平均粒子径1〜30μmの薄板
状硫酸バリウムを含有することを特徴とするものであ
る。
板状硫酸バリウムと接着材成分を主成分とするものであ
り、薄板状硫酸バリウムとしては市販品から適宜選択し
て、1種類あるいは2種類以上を混合して使用すること
ができる。本発明の薄板状硫酸バリウムの平均粒子径は
1〜30μmで、好ましくは1〜15μmである。また
平均厚さは好ましくは0.1〜10μm、より好ましく
は0.1〜3μmであり、平均厚さ/平均粒子径の比
は、好ましくは0.3以下、より好ましくは0.01〜
0.2である。なお、これらの粒子形状(平均粒子径お
よび平均厚さなど)は、電子顕微鏡写真から測定したも
のである。具体例としては、堺化学工業製の板状硫酸バ
リウム・A、板状硫酸バリウム・H、および板状硫酸バ
リウム・BPLなどが示される。特に限定するものでは
ないが、吸油量は10ml/100g程度以上が望まし
い。
砕し、コークスと混合還元焙焼してBaSを生成し、さ
らにNa2 SO4 と反応させてBaSO4 を生成させ
る。これらの反応条件を適宜調節することにより、板
状、粒状など形状の異なる各種の沈降性硫酸バリウムを
得ることができる。沈降性硫酸バリウムの主な用途は、
塗料、印刷インキ、顔料、ゴム、樹脂充填剤などに使用
されている。さらに医療用X線造影剤としても使用され
ており安全性も高いものである。
など本発明の効果を損なわない範囲で従来公知の顔料を
併用することも勿論可能であり、例えばカオリン、タル
ク、シリカ、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、雲
母などが適宜使用される。
果が発揮されれば特に限定されないが、裏面塗工層の乾
燥重量組成分として薄板状硫酸バリウムの含有量は20
重量%以上90重量%未満であり、好ましい範囲は50
重量%以上90重量%未満である。薄板状硫酸バリウム
が20重量%以上であれば、一般的な各種ペンでの筆記
性において十分な性能を有する。すなわち水性サインペ
ン、万年筆、筆ペン、ボールペン、油性サインペン、鉛
筆、などによる筆記性、および印鑑の捺印性やゴムスタ
ンプの転写性を十分に維持できる。一方、薄板状硫酸バ
リウムが20重量%より少ないと、各種ペンでの筆記性
が低下する傾向があり、また薄板状硫酸バリウムの比率
が90重量%を越えると、顔料を結着することができな
くなり、受容シートから裏面塗工層が剥離してしまうな
どの不都合が生じる。裏面塗工層の塗布量は、一般に乾
燥重量で3〜20g/m2 が好ましい。
高分子バインダーを任意に選択して使用することができ
る。例えばアクリル系、ポリエステル系、ポリビニルア
ルコール系、ポリウレタン系、メラミン系、尿素系、フ
ェノール系、アクリルスチレン系、酢酸ビニル系、ブタ
ジエン共重合体ラテックス、あるいはこれらのエマルジ
ョン、さらにポリオレフィン系エマルジョン、セルロー
ス誘導体、などが例示される。本発明においては、受容
層樹脂と裏面層との粘着性を低くするために、前記接着
剤のガラス転移点温度(Tg)が受容シートの使用され
る環境温度と比較して同等あるいは高いことが好まし
い。すなわちガラス転移点温度(Tg)が20℃より高
いものが効果的である。裏面塗工層の乾燥重量組成分と
して、接着剤成分は10重量%以上配合する必要があ
り、好ましくは15〜30重量%である。
を使用することにより、筆記性を確保するとともに、プ
リンター装置内での給紙走行性に不都合の生じない摩擦
係数をも確保できることを見出だし本発明を完成したの
である。プリンター装置内で問題なく給紙走行させるた
めには、受容シートの受容層表面と裏面塗工層表面の摩
擦係数は、0.4以下が好ましく、さらに0.1〜0.
3がより好ましい。この摩擦係数が0.4を越えると走
行障害を生じ易くなる。
ウムを用いることにより、上記のような効果が発現され
る作用はまだ明確ではないが、おそらく以下の理由によ
ると推測される。すなわち、一般的に各種ペンの筆記性
を確保するためには、ペンのインクを吸収し、また保持
するために、裏面塗工層内に顔料を配合し、顔料にイン
クを吸収させる必要があった。しかしながら一般的に顔
料の粒子形状は、顔料の製造方法によって変化するもの
の、およそ球状とみなせるものであった。そのためこの
顔料粒子を配合して裏面塗工層を完成させた場合には、
特にその配合量を増やすと裏面が粗面になり、摩擦係数
を高める傾向があるために、そうして完成させた裏面塗
工層を有する受容シートはプリンター装置内でプリント
する際に、給紙走行における問題を発生させたのであ
る。一方、本発明による受容シートの裏面塗工層は顔料
粒子の形状が薄板状であるために、裏面塗工層は塗工乾
燥する過程において、塗料中の大多数の粒子が基体に並
行に重なるように固定されるために、表面の粗面化が抑
制され、その配合量を増やしても一般の球状の顔料粒子
に比べて、摩擦係数の増加が低減されるものと推測され
る。
を必要に応じて配合添加することができる。すなわち帯
電防止剤、滑剤、離型剤、分散剤、消泡剤、界面活性
剤、粘度調節剤、架橋剤、安定剤、pH調節剤あるいは
各種染料、有色顔料、蛍光増白剤などの1種または2種
類以上を適宜選択して使用することができる。帯電防止
剤としては、陽イオン型界面活性剤(たとえば第4級ア
ンモニウム塩、ポリアミン誘導体など)、陰イオン型界
面活性剤(たとえばベタイン型のものなど)、もしくは
非イオン型界面活性剤(たとえば脂肪酸エステルなど)
が使用できる。更にポリシロキサン系のものも使用でき
る。離型剤としては、シリコン系、フッ素系の化合物が
特に有効であり無機および有機の微粒子としてはシリ
カ、酸化チタン、炭酸カルシウム、アルミナなどの無機
微粒子、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、各種熱硬化性樹
脂の有機微粒子が有効である。架橋剤としては、エポキ
シ系架橋剤やイソシアネート系架橋剤を使用することが
できる。アルデヒド類、アミン類、ポリアミド類、メラ
ミンまたは尿素系樹脂の初期縮合物、ヒドラジン類、過
硫酸塩類の架橋剤を使用することもできる。
は、コート紙、アート紙、上質紙等の紙基材、ポリエチ
レン等の熱可塑性樹脂を紙基材の表裏に溶融押し出し加
工したラミネート紙、あるいはポリエチレンテレフタレ
ート、ナイロン、ポリスチレンおよびポリオレフィン
(例えばポリプロピレン)などのプラスチックフィル
ム、あるいはポリオレフィン樹脂と無機顔料を主成分と
する2軸延伸した空隙を有する多層構造のフィルムなど
のシート状基材が例示される。あるいはこれらを貼合わ
せて積層構造にした基材を使用することもできる。とく
に受容シートの光沢およびカールの性能の点からいっ
て、紙基材の両面にポリオレフィン樹脂と無機顔料を主
成分とする2軸延伸した空隙を有する多層構造のフィル
ムを貼合せた基材や、紙基材の両面にポリエチレンテレ
フタレートフィルムを貼合せた基材や、あるいはプラス
チックフィルムの両面にポリオレフィン樹脂と無機顔料
を主成分とする2軸延伸した空隙を有する多層構造のフ
ィルムを貼合せた基材を用いることが好ましい。基材の
貼り合わせは、ドライラミネート法、ウエットラミネー
ト法、溶融ラミネート法などの公知の方法で行なわれ
る。基材の厚さは100〜300μmが好ましい。厚さ
が100μm以下であると、その機械的強度が不十分と
なり、かつそれから得られる受容シートの硬さ、および
変形に対する反発力が不十分となり、印画の際に生じる
受容シートのカールを十分に防止できない不都合があ
る。また300μmを越えると、得られる受容シートの
厚さが過大になり熱転写プリンターでの取り扱いが難し
くなる。
の表面上に設けられる受容層は、インクリボンから転写
される昇華性染料によって染着される染料染着性樹脂を
主成分として含有する。染着性樹脂に要求される性能に
は、高濃度のプリント画像を得るため、インクリボンの
昇華性染料と親和性が高いことが必要がある。このよう
な染着性樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、塩化ビニル共重合体、セルロース誘導体等
が例示される。受容層の塗工量は一般に乾燥重量で3〜
10g/m2 であることが好ましい。受容層の塗工量が
少な過ぎると基材表面を完全に覆うことができず、画質
の低下をまねいたり、基材とインクリボンが接着してし
まう現象(融着)が発生することがある。また受容層の
塗工量が多過ぎると効果が飽和し不経済であるばかりで
なく、受容層の強度が低下したり、受容層表面と基材と
の距離が増し基材の断熱効果が充分に発揮されず画像濃
度が低下する。
ッドの加熱によるインクリボンとの融着を防ぐ目的で、
樹脂の架橋剤や、滑り剤、剥離剤、顔料等を必要に応じ
て添加することが好ましい。また、必要に応じ、他の添
加剤、例えば有色顔料、蛍光染料や、有色染料、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、セラミックの微粒子等を添加して
もよい。また、シリコーンなどの剥離剤を含むオーバー
コート層を設けることも差しつかえない。
面塗工層のほか、基材と塗工層の接着性を高めるために
中間接着層を設けることができる。本発明の受容シート
の受容層や裏面塗工層およびその他の塗工層は、バーコ
ーター、グラビアコーター、コンマコーター、ブレード
コーター、エアーナイフコーター、ゲートロールコータ
ー、等のコーターで塗工し、乾燥して製造できる。
する。なお、「部」および「%」は、それぞれ、特記の
ないかぎり「固形分重量部」および「重量%」である。 実施例1 米坪74g/m2 のコート紙(商標:OKコート73.
3、新王子製紙製)の表裏両面に、無機顔料を含むポリ
オレフィンを主成分として含み2軸延伸され、厚さ60
μmの多層構造フィルム(商標:ユポFPG60、王子
油化合成紙製)を、ドライラミネート法で貼合せてシー
ト状基材を作製した。このシート状基材の一方の面(表
面側)に、受容層として下記組成を有する塗料A−1
を、固形分7g/m2 の塗布量でダイコーティング法に
より塗工し、乾燥して染料受容層を形成した。また、前
記シート状基材の他の面(裏面側)に、裏面塗工層用塗
料として、下記組成を有する塗料B−1を固形分10g
/m2 の塗布量となるようにバーコーティング法により
塗工し、乾燥して裏面塗工層を形成し、受容シートを作
製した。塗料A−1 飽和ポリエステル樹脂(商標:バイロン200、東洋紡製) 100部 シリコーンオイル(商標:KF101、信越化学製) 5部 架橋剤(商標:コロネートL、日本ポリウレタン工業製) 5部 上記成分の混合物を、トルエン:メチルエチルケトン=
1:1の混合溶剤に溶解し、15%溶液とした。塗料B−1 薄板状硫酸バリウム顔料(商標:板状硫酸バリウムA、 堺化学工業製、平均粒子径8μm、平均厚さ1.0μm) 80部 アクリルスチレン共重合体樹脂(商標:RX329、 日本カーバイド工業製、Tg,25°C) 15部 水溶性シリコーン(商標:KF700、信越シリコーン社製) 2部 帯電防止剤(商標:ケミスタット7300、三洋化成製) 5部 上記成分の混合物を水で希釈して、15%溶液とした。
以外は実施例1と同様にして受容シートを作製した。塗料B−2 薄板状硫酸バリウム顔料 (商標:板状硫酸バリウムA、堺化学工業製) 50部 アクリル酸エステル樹脂 (商標:プライマルTR407、ローム&ハース社製、 Tg,35°C) 45部 帯電防止剤(商標:ケミスタット7300、三洋化成製) 5部 上記成分の混合物を水で希釈して、15%溶液とした。
以外は実施例1と同様にして受容シートを作製した。塗料B−3 薄板状硫酸バリウム顔料 (商標:板状硫酸バリウムA、堺化学工業製) 30部 アクリルスチレン共重合体樹脂 (商標:RX329、日本カーバイド工業製) 65部 帯電防止剤(商標:ゴーセファイマーC820、日本合成化学製) 5部 上記成分の混合物を水で希釈して、15%溶液とした。
塗料B−4を使用した以外は実施例1と同様にして受容
シートを作製した。塗料B−4 薄板状硫酸バリウム顔料(商標:板状硫酸バリウムBPL、 堺化学工業製、平均粒子径13μm、平均厚さ1.5μm) 70部 アクリルスチレン共重合体樹脂 (商標:RX329、日本カーバイド工業製) 25部 帯電防止剤(商標:ケミスタット7300、三洋化成製) 5部 上記成分の混合物を水で希釈して、15%溶液とした。
以外は実施例1と同様にして受容シートを作製した。塗料B−5 沈降性硫酸バリウム顔料(商標:硫酸バリウム300、 堺化学工業製、球状粒子、平均粒子径0.7μm) 70部 アクリルスチレン共重合体樹脂(商標:RX66P、 日本カーバイド工業製、Tg,44℃) 25部 帯電防止剤(商標:ケミスタット7300、三洋化成製) 5部 上記成分の混合物を水で希釈して、15%溶液とした。
以外は実施例1と同様にして受容シートを作製した。塗料B−6 アクリルスチレン共重合体樹脂 (商標:RX329、日本カーバイド工業製) 90部 帯電防止剤(商標:ゴーセファイマーC820、日本合成化学製) 5部 上記成分の混合物を水で希釈して、15%溶液とした。
容シートを作製した。
より作製した受容シートを下記の方法により評価した。
結果を表1に示す。 評価テスト (1) 摩擦係数 受容シートの受容層面と裏面塗工層との動摩擦係数をテ
ンシロン試験機(TENSILON/UTM−III −1
00、東洋ボールドウィン製)を使用して測定した。 測定荷重:1000g 移動速度:200mm/min (2) 筆記性 受容シートの裏面に各種ペン(水性サインペン、万年
筆、筆ペン、ボールペン、油性サインペン、鉛筆)で文
字を手書きし、直後のハジキと、10秒後にティッシュ
ペーパーで拭きとった後のにじみを、目視評価した。ハ
ジキやにじみが全くないものを◎、わずかにあるものを
○、ハジキやにじみがひどく、文字の判別に支障のある
ものを×と評価した。実用上○レベル以上が必要であ
る。 (3) 給紙走行性 受容シートをA6サイズに断裁し、その25枚を市販の
昇華熱転写プリンター(CVP−M3、ソニー製)の給
紙カセットに装着し、絵柄を25枚連続プリンとした。
25枚が正常にプリントされ排紙されたものを◎、1回
ないし2回の重送が生じたものを○、3回以上の重送が
生じたものを×と評価した。実用上○レベル以上が必要
である。
ンター装置内でプリントする工程において、2枚以上の
受容シートが重なって同時に給紙走行するなどの問題が
発生することがなく、しかも裏面に各種ペンによる筆記
が可能であり、実用的にきわめて価値の高いものであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 シート状支持体と、このシート状支持体
の一面上に形成された染料染着性樹脂を主成分とする受
容層と、および前記シート状支持体の反対面に形成され
た裏面塗工層とを有する熱転写受容シートにおいて、該
裏面塗工層が、平均粒子径1〜30μmの薄板状硫酸バ
リウムを含有することを特徴とする熱転写受容シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17458095A JP3651062B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 熱転写受容シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17458095A JP3651062B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 熱転写受容シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924676A true JPH0924676A (ja) | 1997-01-28 |
JP3651062B2 JP3651062B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=15981046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17458095A Expired - Fee Related JP3651062B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 熱転写受容シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3651062B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160743A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Sony Corp | ロール状に巻回された状態の記録紙及びこれを用いるプリンタ装置 |
JP2014065242A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写システムおよび印画物の製造方法 |
JP2017030294A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP17458095A patent/JP3651062B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160743A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Sony Corp | ロール状に巻回された状態の記録紙及びこれを用いるプリンタ装置 |
JP2014065242A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写システムおよび印画物の製造方法 |
JP2017030294A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3651062B2 (ja) | 2005-05-25 |
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Legal Events
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|
A521 | Written amendment |
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