JPH08207083A - 光ディスクの成型方法および成型用金型 - Google Patents

光ディスクの成型方法および成型用金型

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JPH08207083A
JPH08207083A JP1441695A JP1441695A JPH08207083A JP H08207083 A JPH08207083 A JP H08207083A JP 1441695 A JP1441695 A JP 1441695A JP 1441695 A JP1441695 A JP 1441695A JP H08207083 A JPH08207083 A JP H08207083A
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JP
Japan
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substrate
stamper
outer peripheral
mold
molding
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JP1441695A
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Kazuhiko Arikawa
和彦 有川
Toshiichi Nagaura
歳一 長浦
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 コンパクトディスクやミニディスクなどの光
ディスクの基板を成型するための金型21を、鏡面板2
2、外周リング23および油圧シリンダ24を備える固
定金型25と、スタンパ26およびスタンパ押え27,
28を備える可動金型29とによって構成する。前記外
周リング23は基板31の外周面を形成するための第1
内周面23aを有しており、この第1内周面23aを基
板31の外周面がスタンパ26側から鏡面板22側とな
るにつれて拡開してゆくように逆テーパ状に形成する。
また、成型の終了した基板31を、油圧シリンダ24を
駆動して鏡面板22の全面で押出して、外周リング23
からの型抜きを行う。 【効果】 型開き時に基板31の外周面は前記第1内周
面23aで係止されて、基板31は鏡面板22に密着し
た状態でスタンパ26から離型される。こうしてピット
ずれやグルーブの変形等の転写不良を防止して、品質を
向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクや
ミニディスクなどの光を利用して情報の記録、再生また
は消去の少なくともいずれか1つが行われる光ディスク
の成型方法および成型用金型に関し、特にピットやグル
ーブなどの突起または凹所の少なくともいずれか一方が
形成される基板の成型方法および成型用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】前記光ディスクは、基板上に金属薄膜が
形成され、さらにその金属薄膜上に透明な保護膜が形成
されて構成されている。前記コンパクトディスクでは、
前記基板にはピットと呼ばれる凹所が周方向に配列され
ており、再生装置の光学ヘッドは、金属薄膜にレーザ光
を照射し、前記ピットの部分と残余の部分との反射光量
の差から情報を再生する。また前記ミニディスクでは、
前記情報の記録は、前記金属薄膜に磁界を印加しつつ、
レーザ光を照射することによって行われる。このような
磁界の印加およびレーザ光の照射にあたってのトラッキ
ングやフォーカシングなどのために、前記基板には周方
向にグルーブやピットが形成されている。
【0003】前記基板を、前記突起または凹所に対応し
たスタンパを備える金型を用いて、樹脂材料を射出成型
するようにした典型的な従来技術の光ディスクの成型用
金型1は、図4で示されている。この金型1は、大略的
に、鏡面板3を備える固定金型2と、スタンパ5、スタ
ンパ押え6および外周リング7を備える可動金型4とを
含んで構成されている。鏡面板3は固定金型2に取付け
られており、その固定金型2とは反対側の表面は前記光
ディスクの外表面を形成するために鏡面に仕上げられて
いる。また、前記固定金型2に対向配置され、該固定金
型2と近接・離反可能に構成される可動金型4には、前
記ピットやグルーブに対応した突起または凹所の形成さ
れたスタンパ5が搭載されている。このスタンパ5は、
その内周面がスタンパ押え6によって、また外周面が外
周リング7によって可動金型4に固定されている。
【0004】このように構成される金型1において、型
組が行われ、前記スタンパ5、外周リング7および鏡面
板3によって形成されたキャビティ8内に、スプルブッ
シュ9を介して加熱熔融された樹脂材料が射出充填さ
れ、充填完了後にキャビティ8内の加圧が行われて、前
記スタンパ5のピットやグルーブが転写された基板20
が成型される。なおこのとき、前記樹脂材料が完全に固
化する以前にカッター刃10が突出、すなわち固定金型
2側に変位し、前記基板20に中心孔が形成される。
【0005】こうして基板20の成型が完了すると、型
開き、すなわち固定金型2から可動金型4が離反変位さ
れる。基板20は、鏡面板3への密着力よりもスタンパ
5への密着力が大きく、したがってこのとき可動金型4
に残留・保持される。その後、スプル11がエジェクタ
ーピン12で突出され、完成した基板20はその中央部
のフローティングパンチ13による突出しと、エアーブ
ローによる突出しとによって取出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
基板20をスタンパ5から取外す際に、両者の密着が良
いと、前記ピットなどの凹凸によって基板20がスタン
パ5から均一に離型しないことがある。すなわち、中央
部を突出す際に、図5で示すように基板20が撓んでし
まい、外周側では基板20はスタンパ表面を引きずるよ
うになり、転写されたピットやグルーブにピットずれや
グルーブの変形等の転写不良が生じ、品質の低下を招く
という問題がある。
【0007】この問題を解決するために他の従来技術、
たとえば特開平2−39910号公報では、型開き前に
可動金型および固定金型の両方から離型用のエアーブロ
ーを行うようなエアー条件の設定方法によって、上述の
ような問題点の解消が図られている。また、さらに他の
従来技術として、スタンパ表面を科学的に処理して基板
との密着力を低減する方法も提案されている。さらにま
た他の従来技術の特開平4−290715号公報では、
可動金型に取付けられる鏡面板において、基板の記憶領
域外の部分に溝を形成しておき、基板と鏡面板との密着
力を増すことによって基板をスタンパから均一に離型す
ることができるように工夫されている。
【0008】一方、基板と鏡面板との密着力を増して、
型開き時に基板をスタンパから外して鏡面板側に残すよ
うにした成型方法も従来から用いられている。すなわち
この従来技術では、前記基板と鏡面板との密着力および
基板と外周リング内周面との密着力によって、基板とス
タンパとの密着力に抗して、基板を鏡面板側に残すよう
に工夫されている。
【0009】しかしながら、スタンパと基板との密着力
の方が強い場合には、基板がスタンパから離れるタイミ
ングにずれが生じ、部分的に残るなどして均一に外すこ
とは困難となり、したがって上述のような各成型方法が
提案されている。
【0010】本発明の目的は、光ディスクの基板をスタ
ンパから均一に離型することができる光ディスクの成型
方法および成型用金型を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る光
ディスクの成型方法は、周方向に突起または凹所の少な
くともいずれか一方が配列される基板上に金属薄膜が形
成されて構成される光ディスクの前記基板を射出成型す
る成型方法において、前記突起または凹所を形成するた
めのスタンパを保持する一方の金型に、基板の外表面を
成型するための鏡面板と、前記基板の外周面がスタンパ
側から鏡面板側となるにつれて拡開してゆくように形成
するために逆テーパ状の内周面を有する外周リングとを
備える他方の金型を組合せ、前記一方の金型および他方
の金型によって形成されたキャビティ内に基板材料を充
填・固化し、前記一方の金型と他方の金型とを型開きし
た後、前記鏡面板をスタンパ側に押出して、成型された
基板を離型することを特徴とする。
【0012】また請求項2の発明に係る光ディスクの成
型用金型は、周方向に突起または凹所の少なくともいず
れか一方が配列される基板上に金属薄膜が形成されて構
成される光ディスクの前記基板を射出成型するための金
型において、前記突起または凹所を形成するためのスタ
ンパを保持する一方の金型と、前記スタンパに対向し、
前記基板の外表面を成型するための鏡面板と、前記基板
の外周面を成型するための外周リングとを備え、前記外
周リングは前記基板の外周面が前記スタンパ側から鏡面
板側となるにつれて拡開してゆくようにその内周面が逆
テーパ状に形成される他方の金型と、成型後の基板を前
記外周リングから離型させるために、前記鏡面板をスタ
ンパ側に押出す押出手段とを含むことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明に従えば、周方向にピットまた
はグルーブなどの突起または凹所の少なくともいずれか
一方が配列される基板上に金属薄膜が形成されて構成さ
れるミニディスクなどの光ディスクにおいて、前記基板
を射出成型するにあたって、一方の金型、たとえば可動
金型に前記突起または凹所を形成するためのスタンパを
取付け、これに対して他方の金型、すなわち固定金型
を、基板の外表面を成型するための鏡面板と、前記基板
の外周面を形成するための外周リングとを備えて構成す
る。外周リングは、スタンパ側から鏡面板側となるにつ
れて、基板の外周面が拡開してゆくように、その内周面
が逆テーパ状に形成されている。
【0014】したがってこのような一方の金型と他方の
金型とを組合せて形成されたキャビティ内に基板材料を
充填・固化した後、型開きを行うと、成型された基板は
前記外周リングによってその外周面が係止されて抜止め
され、前記外表面が鏡面板に密着したままで、したがっ
てスタンパから均一に離型してゆく。その後、鏡面板を
スタンパ側に押出すことによって基板がその半径方向内
方側に弾性変形し、前記外周面が外周リングの内周面を
乗越え、基板が他方の金型から離型される。
【0015】したがって基板は、その外周面が外周リン
グの内周面で係止されて外表面が鏡面板に密着したまま
で、撓むことなくスタンパから離型してゆくので、基板
をスタンパから均一に離型することができ、前記ピット
ずれやグルーブの変形等の発生を抑え、光ディスクの品
質を向上することができる。
【0016】また請求項2の発明に従えば、周方向にピ
ットやグルーブなどの突起または凹所の少なくともいず
れか一方が配列される基板上に金属薄膜が形成されて構
成される光ディスクにおいて、前記基板を射出成型する
ための金型を、前記突起または凹所を形成するためのス
タンパを保持する一方の金型、たとえば可動金型と、基
板の外表面を成型するための鏡面板および基板の外周面
を形成するための外周リングを備える他方の金型、すな
わち固定金型と、鏡面板をスタンパ側に押出す押出手段
とを備えて構成する。前記外周リングは、スタンパ側か
ら鏡面板側になるにつれて、基板の外周面が拡開してゆ
くように、その内周面が逆テーパ状に形成されている。
【0017】したがって、これらの一方の金型および他
方の金型を組合わせて形成されたキャビティ内に基板材
料を充填して固化した後、型開きを行うと、基板の外周
面が外周リングで係止されて抜止めが行われているの
で、該基板とスタンパとの密着力に抗して該基板はその
外表面が鏡面板に密着した状態でスタンパから離型して
ゆき、他方の金型側に残る。その後、前記押出手段によ
って鏡面板側がスタンパ側に押出されることによって、
基板はその半径方向内方側に弾性変形して、その外周面
が外周リングを乗越えて、該基板は他方の金型から離型
する。
【0018】したがって、基板のスタンパからの離型時
に該基板は撓んだりすることなく、均一に離型してゆく
ので、前記ピットずれやグルーブの変形等を抑え、該基
板の品質を向上することができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例について、図1〜図3に基
づいて説明すれば以下のとおりである。
【0020】図1は、本発明の一実施例の光ディスクの
成型用金型21の断面図である。この金型21は、大略
的に、鏡面板22、外周リング23および油圧シリンダ
24備える固定金型25と、スタンパ26およびスタン
パ押え27,28を備える可動金型29とを含んで構成
されている。
【0021】鏡面板22の可動金型29側は、光ディス
クの基板31の外表面を形成するために鏡面に仕上げら
れている。またこの鏡面板22と外周リング23とは凹
所に形成されており、スタンパ26と前記凹所とによっ
てキャビティ32を形成する。図2で示すように、外周
リング23の第1内周面23aは、基板31の外周面が
スタンパ26側から鏡面板22側となるにつれて拡開し
てゆくように、鏡面板22からの垂線33に対して傾斜
角θ、たとえば10°だけ傾斜した逆テーパ状に形成さ
れている。
【0022】前記外周リング23において、第1内周面
23aに連なり、鏡面板22とともに基板31の外表面
の外周縁部を形成する段差面23bを介して、第2内周
面23cが形成されている。この第2内周面23c内に
は円筒状の鏡面板22が嵌込まれている。前記第2内周
面23bの内径は、前記第1内周面23aの開口側端部
の内径よりも小さく形成されており、したがって第2内
周面23cで鏡面板22の外周面22aが摺動自在に保
持され、こうして鏡面板22はスタンパ26方向に突出
またはスタンパ26側から後退自在となる。
【0023】前記鏡面板22の内周面22bには、固定
金型25内を挿通して設けられているフローティングパ
ンチ34が挿通されている。前記フローティングパンチ
34は、固定金型25に固定されている固定筒35上を
摺動変位自在に構成されており、この固定筒35内には
スプルブッシュ39が設けられている。
【0024】また、前記鏡面板22の内周縁部には、押
出手段である油圧シリンダ24の移動片36が固着され
ている。この移動片36の外周面からはフランジ36a
が延設されており、これに対応して固定金型25の内周
面は前記フランジ23aの外周面が気密に摺動するよう
に形成されている。固定金型25の内周面において前記
移動片36の図1における上下両面に臨んで、管路3
7,38がそれぞれ接続されており、これらの管路3
7,38には図示しない外部の油圧供給源からの圧油が
選択的に供給される。これによって鏡面板22は、図3
(a)および図1で示すような外周リング23内に後退
している状態と、図3(b)で示すような外周リング2
3外へ突出した状態との間だけ、たとえば基板31の厚
さである1.2mmだけ変位することができる。
【0025】前記固定金型25に対向配置され、該固定
金型25と近接・離反可能に構成される可動金型29に
は、前記ピットやグルーブに対応した突起または凹所の
形成されたスタンパ26が搭載されている。このスタン
パ26は、その内周面がスタンパ押え27によって、ま
た外周面がスタンパ押え28によって可動金型29に固
定されている。また、前記スタンパ押え27内にはカッ
ター刃40が挿通して摺動変位自在に設けられており、
さらにまたこの筒状のカッター刃40内にはエジェクタ
ーピン41が摺動自在に設けられている。
【0026】上述のように構成された金型21におい
て、管路38から圧油が供給されて鏡面板22が図3
(a)および図1で示すように外周リング23内に後退
した状態で型組が行われ、該鏡面板22、外周リング2
3およびスタンパ26によって形成されたキャビティ3
2内にスプルブッシュ39を介して加熱熔融された樹脂
材料が射出充填され、充填完了後にキャビティ32内の
加圧が行われて、前記スタンパ26のピットやグルーブ
が転写された基板31が成型される。なおこのとき、前
記樹脂材料が完全に固化する以前にカッター刃40が突
出、すなわち固定金型25側に変位し、前記基板31に
中心孔が形成される。こうして基板31の成型が完了す
ると、所定の冷却期間が経過した後、型開き、すなわち
固定金型25から可動金型29が離反変位される。
【0027】このとき、基板31の外周面は外周リング
23の第1内周面23aに係止されて、該基板31は鏡
面板22に密着し、スタンパ26から均一に離型してゆ
く。その後、管路37に圧油が供給されて油圧シリンダ
24が駆動され、鏡面板22は図3(b)で示すよう
に、可動金型29側へ突出される。これによって、基板
31は半径方向内方側に僅かに弾性変形して、その外周
面が外周リング23の第1内周面23aを乗越える。こ
の後、フローティングパンチ34およびエアブローによ
る吹出しによって基板31は固定金型25から取外され
る。一方、型開き後、可動金型29側に残ったスプル4
2はエジェクターピン41によって突出されて除去され
る。
【0028】前記フローティングパンチ34によって基
板31の中央部を突出す際に、鏡面板22との密着力に
よって該基板31が撓み、鏡面板22上を引きずるよう
にして外れる場合が生じることもあるけれども、鏡面板
22側には前記ピットやグルーブなどの転写すべき凹凸
は形成されていない。
【0029】なお、前記傾斜角θを必要以上に大きくす
ると、外周リング23から基板31を押出す際に弾性変
形量が樹脂材料の限界を超えてしまい、基板31が割れ
てしまうような不具合が発生するので、本発明では前記
傾斜角θを10°とし、そのような不具合の発生を抑え
ている。また、外周リング23から基板31を外すにあ
たって、前記フローティグパンチ34およびエアブロー
で行うと基板31が大きく撓み、反りが大きくなってし
まう。このため本発明では、鏡面板22の全面を油圧シ
リンダ24で押出すことによって、そのような不具合を
防止している。このようにして、ピットずれやグルーブ
の変形のない高品質な基板31の成型が可能となる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明に係る光ディスクの成型
方法は、以上のように、一方の金型にスタンパを取付
け、これに対して他方の金型を基板の外表面を成型する
ための鏡面板と前記基板の外周面を形成するための外周
リングとを備えて構成し、その外周リングの内周面をス
タンパ側から鏡面板側となるにつれて、基板の外周面が
拡開してゆくように逆テーパ状に形成する。
【0031】それゆえ、型開きを行うと、成型された基
板は、その外周面が外周リングによって係止されて抜止
めされ、外表面が鏡面板に密着したままで、撓むことな
くスタンパから均一に離型される。したがって、ピット
ずれやグルーブの変形等の発生を抑えて、高い品質の光
ディスクを成型することができる。
【0032】また、請求項2の発明に係る光ディスクの
成型用金型は、以上のように、スタンパを保持する一方
の金型に対して、他方の金型が、基板の外表面を成型す
るための鏡面板と基板の外周面を形成するための外周リ
ングとを備えて構成され、前記外周リングの内周面がス
タンパ側から鏡面板側になるにつれて基板の外周面が拡
開してゆくように逆テーパ状に形成される。
【0033】それゆえ、型開きを行うと、基板は、その
外周面が外周リングで係止されて抜止めされ、撓むこと
なく、スタンパから均一に離型されてゆく。したがっ
て、ピットずれやグルーブの変形等を抑えて、高い品質
で光ディスクを成型することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の金型の構造を説明するため
の断面図である。
【図2】前記金型の外周リングおよび鏡面板付近を拡大
して示す断面図である。
【図3】型開きによってスタンパから離型した後の基板
の固定金型からの離型動作を説明するための断面図であ
る。
【図4】典型的な従来技術の金型の構造を説明するため
の断面図である。
【図5】前記従来技術の金型による成型不良を説明する
ための一部分を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
21 金型 22 鏡面板 23 外周リング 23a 第1内周面 24 油圧シリンダ(押出手段) 25 固定金型 26 スタンパ 27 スタンパ押え 28 スタンパ押え 29 可動金型 31 基板 32 キャビティ 34 フローティングパンチ 39 スプルブッシュ 40 カッター刃 41 エジェクターピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周方向に突起または凹所の少なくともいず
    れか一方が配列される基板上に金属薄膜が形成されて構
    成される光ディスクの前記基板を射出成型する成型方法
    において、 前記突起または凹所を形成するためのスタンパを保持す
    る一方の金型に、基板の外表面を成型するための鏡面板
    と、前記基板の外周面がスタンパ側から鏡面板側となる
    につれて拡開してゆくように形成するために逆テーパ状
    の内周面を有する外周リングとを備える他方の金型を組
    合せ、 前記一方の金型および他方の金型によって形成されたキ
    ャビティ内に基板材料を充填し、 前記一方の金型と他方の金型とを型開きした後、前記鏡
    面板をスタンパ側に押出して、成型された基板を離型す
    ることを特徴とする光ディスクの成型方法。
  2. 【請求項2】周方向に突起または凹所の少なくともいず
    れか一方が配列される基板上に金属薄膜が形成されて構
    成される光ディスクの前記基板を射出成型するための金
    型において、 前記突起または凹所を形成するためのスタンパを保持す
    る一方の金型と、 前記スタンパに対向し、前記基板の外表面を成型するた
    めの鏡面板と、前記基板の外周面を成型するための外周
    リングとを備え、前記外周リングは前記基板の外周面が
    前記スタンパ側から鏡面板側となるにつれて拡開してゆ
    くようにその内周面が逆テーパ状に形成される他方の金
    型と、 成型後の基板を前記外周リングから離型させるために、
    前記鏡面板をスタンパ側に押出す押出手段とを含むこと
    を特徴とする光ディスクの成型用金型。
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