JPH082067A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法

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JPH082067A
JPH082067A JP6134366A JP13436694A JPH082067A JP H082067 A JPH082067 A JP H082067A JP 6134366 A JP6134366 A JP 6134366A JP 13436694 A JP13436694 A JP 13436694A JP H082067 A JPH082067 A JP H082067A
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JP6134366A
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Toshiya Mihashi
俊哉 三橋
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Canon Inc
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷の高速化・効率かを図る。 【構成】印刷装置100は、印刷データを受信すると印
刷制御コマンド自動判別処理部112により、受信した
印刷データのコマンド体系を判別し、それに応じた制御
プログラムに切り替えて印刷処理を行う。その際、ま
ず、各印刷装置100が支援するコマンド体系に共通の
コマンドが登録された参照表を受信したコマンドで検索
する。検索が成功したなら、そのコマンドを含むコマン
ド体系に候補を絞る。次に、絞られた候補であるコマン
ド体系を対象として、各コマンド体系に特徴的なコマン
ドにより、受信データの従うコマンド体系を確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホストコンピュ
ータからの印刷情報を出力する印刷装置に関するもので
あり、特に印刷制御コマンド体系を自動識別する印刷装
置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷制御コマンド体系の自動識別
を行なう際は、印刷装置本体にあらかじめ登録された各
コマンドの特徴抽出データを保有し、受信したコマンド
をその特徴抽出データから検索することでコマンド体系
の識別を行なっている。
【0003】このような従来の自動判別処理において
は、各印刷制御コマンド体系間で共通のコマンドは特徴
を特定できない等の理由により検索の対象外とし、各印
刷制御コマンド体系の特徴的なコマンドのみを列記した
テーブルを用い、受信した印刷データを比較することに
よりコマンド体系の判別を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、受信した印刷データ中に、そのデータの属す
る印刷制御コマンド体系にあって他の印刷制御コマンド
体系にない特徴的なコマンドがないと判別率が著しく低
下するという欠点があった。さらに、印刷制御コマンド
体系が同一印刷装置内にいくつも存在する場合は、ある
コマンドとの比較を行なうために、最終的にすべての判
別テーブルのすべてのコマンドとの比較処理を順に行な
う必要があり、処理速度的にも問題があった。
【0005】更に、コマンド体系を識別するための制御
プログラムを外部記憶手段から供給する場合には、その
制御プログラムに対応した特徴抽出データや共通のコマ
ンドに関する情報が印刷装置内にあらかじめ内蔵されて
いないと自動識別が行なえない。この結果新たな制御プ
ログラムを外部記憶装置によって供給しても、自動識別
の機能が十分に発揮できないという問題があった。
【0006】また、自動識別のためのプログラムそのも
のを外部記憶手段に搭載してしまうという方法もある
が、内蔵されているものと二重に持つことになり、メモ
リ容量を無駄に使用することになるという欠点があっ
た。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、コマンド体系の認識処理を高速化して印刷処理の高
速化を可能とし、コマンド体系の認識率を向上させて印
刷処理の効率化を可能とする印刷装置及び制御方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【発明を解決するための手段】及び
【作用】上記目的を達成するために、本発明の印刷装置
は次のような構成から成る。すなわち、判別テーブルと
して、各エミュレーション固有のコマンドテーブルに加
え、新たに共通のコマンドとそのエミュレーションへの
判別テーブルへのインデックスの関係を記述したテーブ
ルを設け、判別処理手段において、このテーブルから検
索を始めることにより、インデックスに基づき所定のテ
ーブルのみを検索対象とする様に構成される。また、こ
のテーブルにより、従来に比べ判別処理の高速化が期待
できると共に、各エミュレーション間で共通のコマンド
情報も利用するので、認識率の向上という効果も併せ持
つ。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例として、ホストコン
ピュータと接続された印刷装置を説明する。
【0010】まず、本実施例であるレーザビームプリン
タ(以下「LBP」と記述)の一般的な構成について図
1を参照しながら説明する。
【0011】図1は、レーザービームプリンタの構成を
示す断面図である。
【0012】図において、100はLBP本体であり、
外部に接続されているホスト・コンピュータ等から供給
される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるい
はマクロ命令等を入力して記憶すると共に、それらの情
報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等
を作成し、記憶媒体である記録紙上に像を形成する。1
20は操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配さ
れているオペレーション・パネル、110はLBP本体
100の制御及びホスト・コンピュータから供給される
文字情報等を解析し印刷処理を行なうフォーマッタ制御
部である。このフォーマッタ制御部110において展開
された印刷情報は、対応するパターンのビデオ信号に変
換されレーザドライバ131に出力される。レーザドラ
イバ131は半導体レーザ141を駆動するための回路
であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1
41から発射されるレーザ光142をオン・オフ切り替
えする。レーザ光142は回転多面鏡143で左右方向
に振らされて静電ドラム144上を走査露光する。これ
により、静電ドラム144上には文字パターンの静電潜
像が形成されることになる。この潜像は、静電ドラム1
44周囲に配設された現像ユニット145により現像さ
れた後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシ
ートを用い、カットシート記録紙はLBP100に装着
した用紙カセット146に収納され、給紙ローラ147
及び搬送ローラ148と149とにより、装置内に取り
込まれて、静電ドラム144に供給され、記録紙に転写
され、画像を形成する。
【0013】<印刷装置の制御構造>図2は、本実施例
の印刷装置の基本的な構成を示すブロック図である。
【0014】図2において200はホストコンピュータ
であり、プリントデータ及び制御コードからなる印刷情
報を印刷装置100に出力するものである。
【0015】印刷装置100は、機能的に大きく分けて
フォーマッタ制御部110、オペレーションパネル部1
20、出力制御部130、プリンタエンジン部140よ
り構成されている。
【0016】フォーマッタ制御部110は、ホストコン
ピュータとの通信手段であるところのインターフェイス
(I/F)部111、印刷制御コマンド体系自動判別処
理部112、コマンド解析部113、印刷制御処理実行
部114、描画処理実行部115、ページメモリ11
6、コネクタ部117等より構成されている。
【0017】ホストコンピュータ200との通信手段で
あるところのインターフェイス部111を通して受信し
た印刷データは、そのデータを一時的に保持する記憶手
段である受信バッファ111に逐次蓄積され、必要に応
じて印刷制御コマンド体系自動判別処理部112に読み
出される。また、所定の印刷データまたはオペレーショ
ンパネル120からの指定によって、印刷制御コマンド
体系が確定後は、コマンド解析部113によって逐次読
み出されることになる。
【0018】印刷制御コマンド体系自動識別処理部11
2は、受信バッファ1111の内容の一部分を調べ、ホ
ストコンピュータ200より送られてきた印刷データが
どの種類のコマンド体系で記述されたものかの識別を行
ない、コマンド解析部113において対応する制御プロ
グラムを選択するための切換処理を行なうものである。
なお、以下では印刷制御コマンド体系をPDL(ページ
記述言語)と呼ぶ場合もある。PDLは、所定の記述形
式で印刷すべきデータを記述するための言語体系で、そ
れを解釈する制御プログラムであるコマンド解析部をエ
ミュレーションと呼ぶこともある。エミュレーション
は、後述するように特定のPDLで記述された印刷デー
タを、それに含まれるコマンド、即ち命令コードに従っ
て中間コードを生成する。
【0019】また、印刷制御コマンド体系自動判別処理
部112は、図3に示す様に、共通コマンド参照テーブ
ル1121を有する。共通コマンド参照テーブル(以
下、単に参照テーブルと呼ぶ)1121は、各印刷制御
コマンド体系に共通のコマンドを配列したテーブルであ
り、登録された共通のコマンドそれぞれに対応して、コ
マンド判別部113の有するコマンド判別テーブル(単
に判別テーブルと呼ぶ)へのインデクスポインタが登録
されている。コマンド判別テーブルは、各PDLに特徴
的なコマンドを登録したテーブルであり、参照テーブル
のインデクスポインタは、登録された共通コマンドを含
むPDLの判別テーブルへのポインタとなっている。図
3の例でいえば、参照テーブル1121に登録された共
通コマンド{ESC}Dは、PDL−b及びdに共通す
るコマンドであるため、これらPDLの判別テーブルへ
のインデクスがそれぞれ2,4として登録されている。
【0020】コマンド解析部113は、各印刷制御コマ
ンド体系に準じた制御プログラムにより構成されてお
り、各コマンド体系ごとの判別テーブルを含んでいる。
また、これらを格納する領域は内蔵領域と外部領域にわ
かれており、外部領域が選択された場合はコネクター1
17を介して、外部記憶手段であるメモリカード300
に収められている領域を選択する様に構成されている。
このコマンド解析部113で解析されたコマンドは、文
字印字、図形・イメージ描画に関する印刷データの解析
結果を、描画処理実行部115においてより処理しやす
い統一的な形式の中間コードの形に変換する。また、給
紙選択やフォーム登録等の描画以外のコマンドは、印刷
制御処理実行部114において処理される。
【0021】描画処理実行部115では、この中間コー
ドによって各描画命令を実行し、ページメモリ116に
逐次格納されていく。なお一般的には、フォーマッタ制
御部110は、中央演算処理装置(CPU)、リードオ
ンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(R
AM)、入出力制御装置(I/O)等を用いたコンピュ
ータ・システムによって構成されている。
【0022】オペレーション・パネル120は、印刷装
置の各種状態を設定・表示するためのものである。
【0023】出力制御部130は、ページメモリ116
の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジン部
140へ画像転送を行なう。プリンタエンジン部140
は受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成す
るための印刷機構部であり、図1において前述したもの
であり、給紙カセット146は着脱可能である。
【0024】<印刷制御処理>次に、このように構成さ
れた印刷装置において、本実施例における全体の印刷制
御処理の手順を図4に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。図4において、(1)〜(17)は各処理
ステップを示す。この処理はフォーマッタ制御部110
により実行される。
【0025】先ずステップ(1)で印刷制御コマンド体
系自動識別処理においてコマンド体系が確定したかどう
かを判別するためのフラグである確定フラグを初期化す
る。次にステップ(2)でホストコンピュータ200よ
り印刷データを受信し、受信したデータを逐次、受信バ
ッファに格納する。印刷制御コマンド体系自動識別処理
のために最低限必要なデータが受信バッファに格納され
ると、ステップ(3)において確定フラグの状態を調
べ、もし確定フラグがオンであれば、すなわち確定して
いたならステップ(9)に進み、未確定の場合はステッ
プ(4)に進む。印刷制御コマンド体系自動識別処理の
ために最低限必要なデータ量に満たない場合は、ある時
間を待ち、それでもデータが送られてこない場合はタイ
ムアウトとし、デフォルトのコマンド体系で確定フラグ
をONにし、ステップ(3)へ進む。
【0026】ステップ(4)からステップ(8)は、印
刷制御コマンド体系自動識別に関する処理である。先
ず、ステップ(4)において受信バッファから所定の文
字列を取り出し、その文字列をパラメータとしてステッ
プ(5)の印刷制御コマンド体系自動識別処理に引き渡
す。ステップ(5)における処理内容は後述する。
【0027】ステップ(5)の識別処理結果を受けて、
ステップ(6)ではホストコンピュータ200から送ら
れてきたコマンド体系が何であるか確定したかどうかを
チェックする。コマンドが確定した場合はステップ
(7)において、受信バッファ1111とコマンド解析
113を結ぶラインを、確定されたコマンド解析部に切
換え、受信データを確定されたコマンド体系の制御プロ
グラムとする。そして、確定フラグをオンにし(8)、
再びステップ(2)からの処理を繰り返す。
【0028】ステップ(6)においてコマンドが確定し
ていない場合は、再びステップ(4)に戻り、受信バッ
ファよりされに所定の文字列を取り出し自動識別処理を
続行する。但し、この繰り返しにはあらかじめ設定した
限度があり、その限度を越えた場合はデフォルトのコマ
ンド体系で確定フラグをオンにする。
【0029】ステップ(3)において確定フラグがオン
の場合は、コマンド解析部もどの制御プログラムを用い
るか確定しているので、ステップ(9)で受信バッファ
1111の内容を始めから読み出し、それをコマンド解
析部113に引き渡す。コマンド解析部113では、先
ず排紙命令がどうかをチェックし(ステップ(1
0))、排紙命令の場合は、ステップ(15)に進み出
力処理を行なう。
【0030】またステップ(10)において解析したデ
ータが排紙命令でない場合は、次に解析したコマンドが
文字印字または図形描画等ページメモリへの展開処理の
コマンドかどうかを判別し(ステップ(11))、そう
でない場合は、ステップ(14)に進みそのコマンドを
ただちに実行する。また、ステップ(11)からステッ
プ(12)に進んだ場合は、展開コマンド実行処理がし
やすい形の中間コードを生成する。この中間コードを受
けて、描画処理実行部115では、ページメモリ116
への展開処理を行ない(ステップ(13))、展開処理
終了後は、ステップ(9)に戻り続けてデータの解析処
理を繰り返す。
【0031】ステップ(10)において排紙命令と判別
された場合は、出力制御部130においてページメモリ
116の内容をプリンタエンジン部140に対するビデ
オ信号に変換して画像転送出力する(ステップ(1
5))。プリンタエンジン部140では、受け取ったビ
デオ信号を記録紙に永久可視画像形成し印刷を行なう
(ステップ(16))。印刷された結果を排紙すると1
ページあたりの印刷制御処理は終了する(ステップ(1
7))。
【0032】以上、印刷装置全体の動きを図4に示した
フローチャートに基づいて説明したが、これらの処理
は、フォーマッタ制御部110のによって実現される。
【0033】次に、本実施例の印刷装置に特徴的な構成
である図4のステップ(5)における印刷制御コマンド
体系自動識別処理部について、図5の摸式図及び図6の
フローチャートを用いて更に詳細な説明を加える。
【0034】先ず{ESC}D{ESC}Tというコマ
ンドがホストコンピュータから送られていた場合を例に
取って説明する(なお{ESC}は制御コードで16進
数で1Bhであるとする)。また、本実施例の印刷装置
はPDL−a,b,c,dという4種類のコマンド体系
をサポートするものとする。
【0035】従来の自動判別処理では、受信したコマン
ドと印刷制御コマンド体系の特徴的コマンドを羅列した
コマンド判別テーブルとあらかじめ設定された優先度に
基づいて順番に検索することになる。図5でいえば先ず
{ESC}DをPDL−aのコマンド判別テーブルと比
較し、次にPDL−bのコマンド判別テーブルといった
要領で順次検索を行なっていき、いずれの判別テーブル
にもないため、次に{ESC}TをPDL−aから再び
検索する。こうして最終的にPDL−dのコマンド判別
テーブルで{ESC}Tというコマンドが見いだされ、
ここで確定フラグがONとなり判別を終了していた。
【0036】また受信したデータ中のコマンドの発行頻
度を用いて判別を行なう方法であっても、検索方法は基
本的に同じである。これらの方法は何れもそれぞれの印
刷制御コマンド体系において他の印刷制御コマンド体系
にない特徴的なコマンドを判別テーブルのみを判別の際
の情報としている。
【0037】しかし、本実施例の印刷装置は、それぞれ
の印刷制御コマンド体系で共通に存在するコマンドをテ
ーブルとして持ち、判別の際の情報として活用する点が
大きな特徴である。これを図6のフローチャートで説明
する。
【0038】まず、ステップ(61)で読出した受信バ
ッファの内容からコマンドを取出し、ステップ(62)
により、そのコマンドで参照テーブル1121を検索す
る。ステップ(63)では検索結果をテストし、見つか
らなければステップ(64)に、見つかればステップ
(66)に分岐する。
【0039】ステップ(64)では、読出した受信バッ
ファの内容を先頭から128バイト分試したか調べ、1
28バイト分済んでいれば参照テーブルの検索を取りや
め、それ以降は所定の優先順位に従って判別テーブルを
選択し(ステップ(65))、ステップ(69)に進ん
で判別テーブルを検索して、そこからコマンド体系を確
認する。一方、まだ128バイト分済んでいなければ、
次のコマンドを取り出して参照テーブルの検索を続行す
る。
【0040】ステップ(66)では、参照テーブルで一
致したコマンドのインデクスポインタをたどり、インデ
クスポインタで示される判別テーブルを選択する(ステ
ップ(67))。検索すべき判別テーブルが残っていな
ければ(ステップ(68)−Yes)、呼び出し元に戻
る。
【0041】一方、まだ検索すべき判別テーブルが残っ
ていれば、ステップ(69)で読出した受信バッファの
内容からコマンドを取出し、ステップ(70)において
は選択された判別テーブルを取り出したコマンドで検索
する。
【0042】もし一致するコマンドが判別テーブルにあ
るならば、ステップ(72)でコマンド体系を、一致す
るコマンドが登録されていた印刷制御コマンド体系に確
定し、確定フラグをセットする。また、検索が失敗した
ならば、他の判別テーブルを選択し、検索を繰りかえ
す。このとき、参照テーブルのインデクスポインタで判
別テーブルを選択しているなら、次のポインタにしたが
って判別テーブルを選択する。また、ステップ(65)
において、所定優先順位で判別テーブルを選択している
ならば、次の優先度の判別テーブルを選択する。
【0043】例えば、図5に示す様に、印刷制御コマン
ド体系のPDL−bとPDL−dとで共通に存在する
{ESC}Dというコマンドがあるとすると、参照テー
ブルには、そのコマンド{ESC}Dと共に、それが何
と何の共通コマンドかといった情報を、それぞれのコマ
ンド判別テーブルのテーブル番号へのインデックス情報
として持つのである。図5の場合は、PDL−bとPD
L−d、すなわち2番と4番ということになる。
【0044】そして、ホストコンピュータからの印刷デ
ータを受信すると、先ずこの参照テーブルとの比較を行
なう。比較して一致するものが無ければ、次の受信デー
タと比較する。受信データのうち先頭の128バイト分
を比較して一致するものが一つも無い場合は、従来と同
様にあらかじめ設定された優先度に従いコマンド判別テ
ーブルを順に検索することになる。一方参照テーブルと
の比較処理において一つでも一致するものがあれば、そ
の段階で以後検索すべきコマンド判別テーブルのしぼり
込みを行なう。つまり、図5においては、{ESC}B
を処理した時点で、以後対象とする判別テーブルは、P
DL−bとPDL−dのものだけとなる。こうしてあら
かじめ共通のコマンドを使った参照テーブルを利用する
ことにより、無駄な判別処理を大幅に削除し、処理速度
の向上をもたらすことになる。図5では、従来4個のコ
マンド判別テーブルを検索していたものが、2個のみで
判別できる様になったことを示している。
【0045】なお、印刷制御プログラムはコネクター1
17を介して外部記憶手段であるメモリカード等から供
給可能であるが、この際にコマンド判別テーブルと共
に、共通コマンドと判別テーブルへのインデックスを記
述した参照テーブルも外部記憶手段上に持つことによ
り、より多くの印刷制御コマンド体系に柔軟に対応でき
る様にもなる。
【0046】最後に、本発明は、各印刷制御コマンドが
重複する場合に特にその威力を発揮するが、現在存在す
るコマンド体系では、重複するコマンドの方が多いこと
を付け加えておく。
【0047】以上の構成及び処理手順により、共通コマ
ンドを用いてコマンド体系の候補を絞り込んでおき、そ
の後コマンド体系ごとに特徴的なコマンドを調べて印刷
制御コマンド体系を確定する。このため、使用可能なコ
マンド体系すべてについてコマンドを調べることがな
く、迅速に受信した印刷データのコマンド体系の確定が
行え、印刷処理の高速化、効率化を図ることができる。
【0048】また、コマンド体系毎に特徴的なコマンド
のみを用いるのではなく、共通のコマンドをも用いるた
め、認識率を向上させることができる。
【0049】さらに、各コマンド体系間で共通性の高い
コマンドを参照テーブルの前方に集めることによって更
に高速化がはかれる様になる。
【0050】また、自動判別に用いる印刷データのサン
プル数を128バイトとしたが、パネルやコマンドによ
って設定させることも可能である。
【0051】また、受信データがすべて共通コマンドで
あった場合は、絞り込まれたインデックスの中で一番番
号の若い印刷制御コマンド体系に確定することで、デフ
ォルトのコマンド体系を決定することも可能である。こ
の場合は、コマンド判別テーブルの番号は、若い方から
順に優先度の高いものを並べておく。
【0052】また、参照テーブルに含まれるインデック
スポインタは、コマンド体系を識別でき、それに応じた
判別テーブルを容易に選択することができるのであれば
どのように与えられてもよい。
【0053】また、実際に印刷装置を使用する上で、ユ
ーザがカードにより新たにエミュレーションを追加する
場合は、意図的にそのエミュレーションを選択する場合
が多いので、サーチする際はカード側のデータ郡を優先
的にする方法も考えられる。
【0054】さらに、外部記憶手段としてはメモリカー
ドを用いて説明したが、ハードディスクや不揮発性メモ
リ等であっても問題ない。
【0055】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る印刷装
置及びその制御方法は、受信した印刷データの判別処理
を高速化できると共に、各コマンド体系において共通の
コマンド情報も利用するので、認識率の向上という効果
も併せ持つ。
【0057】また、装置内部の制御プログラムを変更す
ることなく制御プログラムの自動切り換え機能に対応で
きる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザビームプリンタの構
造を示す側断面図である。
【図2】本発明の一実施例である印刷装置の基本構成を
示すブロック図である。
【図3】印刷制御コマンド判別処理の概要を説明する模
式図である。
【図4】本実施例の印刷処理手順を示すフローチャート
である。
【図5】本実施例を説明する模式図である。
【図6】本実施例の印刷制御コマンド判別処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
100…印刷装置(LBP)、 110…フォーマッタ制御部、 111…インターフェイス、 1111…受信バッファ、 112…印刷制御コマンド体系自動判別処理部、 1121…共通コマンド参照テーブル、 113…コマンド解析部、 114…印刷制御処理実行部、 115…描画処理実行部、 116…ページメモリ、 117…コネクター部、 120…オペレーション・パネル、 130…出力制御部、 140…プリンタエンジン部、 146…給紙カセット、 200…ホスト・コンピュータ、 300…メモリカードである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる複数の記述形式に従う印刷
    データそれぞれに応じて印刷処理を行う印刷装置であっ
    て、 印刷データを入力する入力手段と、 前記複数の記述形式の少なくとも2つにより共通に用い
    られる命令コードと、該命令コードを用いる記述形式の
    識別子とを参照表として記憶する第1の記憶手段と、 前記入力手段により入力されたデータに含まれる命令コ
    ードで、前記参照表を検索する第1の検索手段と、 前記複数の記述形式毎に、特徴的な命令コードを判別表
    として記憶する第2の記憶手段と、 前記判別表を命令コードで検索する第2の検索手段と、 前記第1の検索手段による検索結果に応じて、前記第2
    の検索手段により検索を行うよう制御する制御手段と、 前記第2の検索手段による検索結果に応じて、印刷デー
    タに基づいた印刷を行う印刷手段と、を備えることを特
    徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1の検索手段に
    よる検索が成功した場合には、見いだされた命令コード
    に対応する識別子の記述形式の判別表を検索することを
    特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1の検索手段に
    よる検索が失敗した場合には、各記述形式の判別表を、
    所定の優先順位に従って検索することを特徴とする請求
    項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記参照表は、外部記憶手段に記憶され
    ることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 互いに異なる複数の記述形式に従う印刷
    データそれぞれに応じて印刷処理を行う印刷制御方法で
    あって、 印刷データを入力する入力工程と、 前記複数の記述形式の少なくとも2つにより共通に用い
    られる命令コードと、該命令コードを用いる記述形式の
    識別子とを含む参照表を、前記入力工程により入力され
    たデータに含まれる命令コードで検索する第1の検索工
    程と、 前記複数の記述形式毎に、特徴的な命令コードを含む判
    別表を、命令コードで検索する第2の検索工程と、 前記第1の検索工程による検索結果に応じて、前記第2
    の検索工程により検索を行うよう制御する制御工程と、 前記第2の検索工程による検索結果に応じて、印刷デー
    タに基づいた印刷を行う印刷工程と、を備えることを特
    徴とする印刷制御方法。
  6. 【請求項6】 前記制御工程は、前記第1の検索工程に
    よる検索が成功した場合には、見いだされた命令コード
    に対応する識別子の記述形式の判別表を検索することを
    特徴とする請求項5記載の印刷制御方法。
  7. 【請求項7】 前記制御工程は、前記第1の検索工程に
    よる検索が失敗した場合には、各記述形式の判別表を、
    所定の優先順位に従って検索することを特徴とする請求
    項5記載の印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 前記参照表は、外部記憶工程に記憶され
    ることを特徴とする請求項5記載の印刷制御方法。
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