JPH09107426A - 印刷制御装置並びに印刷装置および印刷制御装置の印刷ジョブ処理方法 - Google Patents

印刷制御装置並びに印刷装置および印刷制御装置の印刷ジョブ処理方法

Info

Publication number
JPH09107426A
JPH09107426A JP7264454A JP26445495A JPH09107426A JP H09107426 A JPH09107426 A JP H09107426A JP 7264454 A JP7264454 A JP 7264454A JP 26445495 A JP26445495 A JP 26445495A JP H09107426 A JPH09107426 A JP H09107426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
print job
job
identification information
jobs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7264454A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Mihashi
俊哉 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7264454A priority Critical patent/JPH09107426A/ja
Publication of JPH09107426A publication Critical patent/JPH09107426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の識別情報を有する複数の印刷ジョブを
一括して連続的に処理して、集約された印刷ジョブ毎の
出力結果を効率よくユーザが取得可能な出力環境を自在
に構築することである。 【解決手段】 インタフェース111より受信した前記
印刷情報がハードディスク1131に記憶されたら、該
記憶された各印刷ジョブの識別情報を判定して認識手段
が識別情報中に同一の識別情報が存在するかどうかを判
定し、該判定結果に基づいてジョブ制御部113がハー
ドディスク1131に記憶された印刷ジョブの処理順序
を入れ替える構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータか
らの印刷情報を受けて動作する印刷装置に係り、特に、
印刷データを「印刷ジョブ」と呼ばれる一連のデータブ
ロックとして処理することが可能な印刷制御装置並びに
印刷装置および印刷制御装置の印刷ジョブ処理方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷装置においては、プ
リントデータおよび制御コードからなる印刷データの印
刷開始から終了までの一連の印刷データ群を「印刷ジョ
ブ」といい、従来の印刷装置では、内蔵RAMのような
主記憶装置やハードディスクなどの二次記憶装置に、複
数の印刷ジョブを保持することが可能である。これら保
持されている印刷ジョブは、その印刷装置に対して、デ
ータが送られてきた順に処理されている。また、特定の
印刷ジョブを指定して、その印刷ジョブの実行を中断
し、印刷データを破棄,無効とすることは可能であっ
た。
【0003】また、ネットワーク環境での印刷装置の利
用を考えた場合、一台の印刷装置に対して複数のユーザ
からの印刷ジョブが任意のタイミングで複数送られてい
る。ある一人のユーザが一つの印刷ジョブAを発行し、
その直後に別の印刷ジョブBを発行しても、別のユーザ
が発行した印刷ジョブCが、印刷ジョブBの発行より以
前に印刷装置に送られた場合は、A→C→Bの順で印刷
ジョブを処理することになる。この際、印刷ジョブの出
力結果の直前に出力されるヘッダページの出力が指定さ
れている場合は、各印刷ジョブに対してヘッダページが
必ず1枚付加される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、印刷装置から離れた場所で作業をしていて、
印刷ジョブAと印刷ジョブBを発行したユーザが印刷装
置のところまで印刷結果を取りに来た時に、別のユーザ
が発行した印刷ジョブCの処理時間が長く、その後に続
く印刷ジョブBの出力が待たされてしまうというケース
が多々あり、印刷業務の効率を悪くしている。
【0005】また、印刷装置のところに印刷結果を取り
に来た時点で、印刷ジョブBまでの出力結果が得られて
いた場合でも、印刷ジョブAと印刷ジョブBにはさまれ
た、別のユーザの印刷ジョブCを間違っていっしょに持
っていってしまうというミスも発生しやすい。
【0006】さらに、印刷装置に送った印刷ジョブをF
AXとして外部に発信する機能を持つ印刷装置では、次
のような問題も発生する。
【0007】例えば、あるユーザがXさん宛に印刷ジョ
ブxを送ったとする。その直後に別のユーザが、やはり
Xさん宛に印刷ジョブyを送ったとする。従来の印刷装
置では、これらの2つの印刷ジョブは、別々のものとし
て処理され、Xさんのところには、2回にわたってFA
Xが発信されることになる。しかしながら、電送効率
(時間や経費)を考えると、同じ宛先に送るものは、ま
とめて一度で送る方が効率が良いことになる。
【0008】これは、FAX発信機能に限るものではな
く、ヘッダページの出力機能を持つ印刷装置についても
言えることである。つまり、印刷ジョブAと印刷ジョブ
Bを発行したユーザと、その二つの印刷ジョブの間に印
刷ジョブCを送ったユーザは、自分の印刷結果を印刷装
置まで取りに来て、自分の流した印刷ジョブの数だけヘ
ッダページを探して、印刷結果を得る必要がある。
【0009】しかしながら、自分の流した印刷ジョブが
ある条件を満たす範囲内であれば、一つにまとめられて
得られた方がわかりやすいし、他人の出力結果を誤って
持っていってしまうというミスも起こりにくくなる。
【0010】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第6の発明
の目的は、印刷ジョブの出力依頼者または印刷ジョブの
送信先を考慮して、間欠的に受信した同一の識別情報を
有する複数の印刷ジョブの処理順序を再編成することに
より、同一の識別情報を有する複数の印刷ジョブを一括
して連続的に処理して、集約された印刷ジョブ毎の出力
結果を効率よくユーザが取得可能な出力環境を自在に構
築できる印刷制御装置並びに印刷装置および印刷制御装
置の印刷ジョブ処理方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、データ源から一連のデータブロックとなる印刷ジョ
ブを受信する受信手段と、前記受信手段より受信した前
記印刷情報を複数記憶可能とするための印刷ジョブ記憶
手段と、前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された各印刷ジ
ョブの識別情報を判定して識別情報中に同一の識別情報
が存在するかどうかを認識する認識手段と、前記認識手
段の判定結果に基づいて前記印刷ジョブ記憶手段に記憶
された印刷ジョブの処理順序を入れ替える印刷制御手段
とを有するものである。
【0012】本発明に係る第2の発明は、前記印刷ジョ
ブに基づいて展開された出力情報を所定の通信媒体を介
してファクシミリ通信する通信制御手段を備え、前記認
識手段は印刷ジョブ中の送信先指定情報を識別するもの
である。
【0013】本発明に係る第3の発明は、前記送信先指
定情報は、前記出力情報の送信先の電話番号情報とする
ものである。
【0014】本発明に係る第4の発明は、前記認識手段
は印刷ジョブ中の出力依頼者の識別情報を認識するもの
である。
【0015】本発明に係る第5の発明は、データ源から
一連のデータブロックとなる印刷ジョブを受信する受信
手段と、前記受信手段より受信した前記印刷情報を複数
記憶可能とするための印刷ジョブ記憶手段と、前記印刷
ジョブ記憶手段に記憶された各印刷ジョブの識別情報を
判定して識別情報中に同一の識別情報が存在するかどう
かを認識する認識手段と、前記認識手段の判定結果に基
づいて前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブ
の処理順序を入れ替える印刷制御手段と、前記印刷制御
手段により入れ替えられた印刷ジョブ中で、同一の識別
情報となる各印刷ジョブの印刷前に、集約された複数の
印刷ジョブの内容をヘッダページとして編成するヘッダ
処理手段と、前記ヘッダ処理手段により編成されたヘッ
ダページおよび前記集約された複数の印刷ジョブに基づ
く出力情報を印刷する印刷手段とを有するものである。
【0016】本発明に係る第6の発明は、データ源から
一連のデータブロックとなる印刷ジョブを受信する受信
手段と、前記受信手段より受信した前記印刷情報を複数
記憶可能とするための印刷ジョブ記憶手段とを有する印
刷制御装置の印刷ジョブ処理方法において、前記印刷ジ
ョブ記憶手段に記憶された各印刷ジョブの識別情報を判
定して識別情報中に同一の識別情報が存在するかどうか
を認識する認識工程と、該判定結果に基づいて前記印刷
ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの処理順序を入
れ替える入れ替え工程とを有するものである。
【0017】
【作用】第1の発明においては、前記受信手段より受信
した前記印刷情報が印刷ジョブ記憶手段に記憶された
ら、該記憶された各印刷ジョブの識別情報を判定して認
識手段が識別情報中に同一の識別情報が存在するかどう
かを判定し、該判定結果に基づいて印刷制御手段が前記
印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの処理順序
を入れ替えして、印刷ジョブの受信順序では間欠的な処
理となる同一の識別情報を有する複数の印刷ジョブを連
続して効率よく処理することを可能とする。
【0018】第2の発明においては、前記認識手段は印
刷ジョブ中の送信先指定情報を識別して、通信制御手段
によりファクシミリ通信される複数の印刷ジョブのう
ち、同一の送信先となる印刷ジョブを識別することを可
能とする。
【0019】第3の発明においては、前記認識手段は印
刷ジョブ中の送信先の電話番号情報送信先指定情報を識
別して、通信制御手段によりファクシミリ通信される複
数の印刷ジョブのうち、同一の送信先となる印刷ジョブ
を識別することを可能とする。
【0020】第4の発明においては、前記認識手段は印
刷ジョブ中の出力依頼者の識別情報を認識して、同一の
出力依頼者となる印刷ジョブを識別することを可能とす
る。
【0021】第5の発明においては、印刷制御手段によ
り入れ替えられた印刷ジョブ中で、同一の識別情報とな
る各印刷ジョブの印刷前に、集約された複数の印刷ジョ
ブの内容をヘッダ処理手段が編成したら、該編成された
ヘッダページおよび前記集約された複数の印刷ジョブに
基づく出力情報を印刷手段が印刷して、同一の識別情報
を有する複数の印刷ジョブが連続して出力されているこ
とをユーザに認識させることを可能とする。
【0022】第6の発明においては、前記印刷ジョブ記
憶手段に記憶された各印刷ジョブの識別情報中に同一の
識別情報が存在するかどうかを判定し、該判定結果に基
づいて前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブ
の処理順序を入れ替え、印刷ジョブの受信順序では間欠
的な処理となる同一の識別情報を有する複数の印刷ジョ
ブを連続して処理することを可能とする。
【0023】
【実施例】本実施例の構成を説明する前に、本実施例を
適用するレーザービームプリンタ(以下「LBP」と記
述)の構成について図1を参照しながら説明する。
【0024】図1は、本発明を適用可能なプリンタの構
成を示す断面図であり、例えばLBPの場合を示す。図
において、100はLBP本体であり、外部に接続され
ているホスト・コンピュータなどから供給される印刷情
報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令
等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って
対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、
記憶媒体である記録紙上に像を形成する。120は操作
のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている
オペレーション・パネル(オペレーションパネル部)、
110はLBP本体100の制御およびホスト・コンピ
ュータから供給される文字情報等を解析し印刷処理を行
うフォーマッタ制御部である。
【0025】このフォーマッタ制御部110において展
開された印刷情報は、対応するパターンのビデオ信号に
変換されレーザドライバ131に出力される。レーザド
ライバ131は半導体レーザ141を駆動するための回
路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ
141から発射されるレーザ光142をオン・オフ切り
替えする。レーザ光142は回転多面鏡143で左右方
向に振らされて静電ドラム144上を操作露光する。こ
れにより、静電ドラム144上には文字パターンの静電
潜像が形成されることになる。この潜像は、静電ドラム
144周囲に配設された現像ユニット145により現像
された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカット
シートを用い、カットシート記録紙は、LBP100に
装着した用紙カセット146に収納され、給紙ローラ1
47および搬送ローラ148と149とにより、装置内
に取り込まれて、静電ドラム144に装着され、記録紙
に転写され、画像を形成する。
【0026】図2は、本発明の一実施例を示す印刷装置
および印刷制御装置の構成を示すブロック図である。
【0027】図2において、200はホストコンピュー
タであり、プリンタデータおよび制御コードからなる印
刷情報を印刷装置100に出力するものである。
【0028】なお、印刷装置100は、機能的に大きく
分けてフォーマッタ制御部110,オペレーションパネ
ル部120,出力制御部130,プリンタエンジン部1
40より構成されている。
【0029】フォーマッタ制御部110は、ホストコン
ピュータとの通信手段であるところのインタフェース
(I/F)部(インタフェース)111,受信データ等
を一時的に保持管理するための受信バッファ112,印
刷ジョブをジョブ単位で管理するための印刷ジョブ制御
部113,コマンド解析部114,印刷制御処理実行部
115,描画処理実行部116,ページメモリ117等
より構成されている。
【0030】インタフェース(I/F)部111は、本
発明における印刷ジョブの受信手段であって、本実施例
においては、ホストコンピュータ200との通信を行う
ものである。このインタフェース部111を通して受信
した印刷ジョブデータは、そのデータを一時的保持する
記憶手段である受信バッファ112に逐次蓄積され、必
要に応じて印刷ジョブ制御部113によって読み出され
る。
【0031】印刷ジョブ制御部113は、読み出した印
刷データを解析し、印刷ジョブと呼ばれる一連のデータ
の固まりとして管理する。ホストコンピュータ200よ
り、複数の印刷ジョブが送られてくる場合は、保持記憶
装置であるハードディスクユニット(ハードディスク)
1131に印刷データを一時的に格納する。このハード
ディスクユニット1131は、本発明における印刷ジョ
ブを複数格納するための印刷ジョブ記憶手段に相当す
る。
【0032】本実施例では、印刷データを一連の印刷ジ
ョブとして認識するために、印刷データの先頭と最終に
は、ジョブ開始とジョブ終了を明示的に示すための制御
コード(ジョブ開始命令,ジョブ終了命令)が必ず付加
されているものとする。
【0033】また、本発明における、印刷ジョブから出
力結果の受け取り者を確認する認識手段は、この印刷ジ
ョブ制御部113における制御プログラム(ホストコン
ピュータ200あるいは他の通信媒体(ネットワーク)
を介して該制御プログラムをロードすることが可能に構
成されている)として存在し、ジョブ開始命令にあらか
じめ付加された情報に基づいて受け取り者の認識処理を
行う。
【0034】さらに、コマンド解析部114は、各印刷
制御コマンド体系に準じた制御プログラムにより構成さ
れており、このコマンド解析部114で解析されてコマ
ンドは、文字印字,図形,イメージ描画に関する印刷デ
ータの解析結果を描画処理実行部116においてより処
理しやすい統一的な形式の中間コードの形に変換する。
また、給紙選択やフォーム登録などの描画以外のコマン
ドは、印刷制御処理実行部115において処理される。
【0035】また、描画処理実行部116では、この中
間コードによって各描画コマンドを実行し、文字や図
形,イメージの各オブジェクトをページメモリ117に
逐次展開して行く。なお、一般には、フォーマッタ制御
部110は、中央演算処理装置(CPU),リードオン
リメモリ(ROM),ランダムアクセスメモリ(RA
M)などを用いたコンピュータ・システムによって構成
されている。また、各部の処理は、マルチタスクモニタ
のもとで、タイムシェアリングに処理される構成であっ
てもよいし、各機能ごとに専用のコントローラを用意し
て独立して処理される構成であってもかまわない。
【0036】さらに、オペレーションパネル部120
は、印刷装置の各種状態を設定・表示するためのもので
あり、設定された各データ(例えばフォント,インタフ
ェース,転送速度,給紙先等)は図示しないNVRAM
等に記憶されているものとする。
【0037】また、出力制御部130は、ページメモリ
117の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエン
ジン部140へ画像転送を行う。プリンタエンジン部1
40は受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形
成するための印刷機構部であり、図1において前述した
ものである。用紙カセット146は着脱可能な用紙格納
装置である。なお、コマンド解析部114における制御
プログラム1141は、図示しない外部インタフェース
を介して接続可能なエミュレーションカードからあるい
はハードディスクユニット1131から単数または複数
供給可能に構成してもよい。
【0038】以下、本実施例と第1〜第5の発明の各手
段との対応及びその作用について図3等を参照して説明
する。
【0039】第1の発明は、データ源(ホストコンピュ
ータ200)から一連のデータブロックとなる印刷ジョ
ブを受信する受信手段(インタフェース111)と、前
記受信手段より受信した前記印刷情報を複数記憶可能と
するための印刷ジョブ記憶手段(ハードディスク113
1)と、前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された各印刷ジ
ョブの識別情報を判定して識別情報中に同一の識別情報
が存在するかどうかを認識する認識手段(ジョブ制御部
113)と、前記認識手段の判定結果に基づいて前記印
刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの処理順序を
入れ替える印刷制御手段(ジョブ制御部113による)
とを有し、インタフェース111より受信した前記印刷
情報がハードディスク1131に記憶されたら、該記憶
された各印刷ジョブの識別情報を判定して認識手段が識
別情報中に同一の識別情報が存在するかどうかを判定
し、該判定結果に基づいてジョブ制御部113がハード
ディスク1131に記憶された印刷ジョブの処理順序を
入れ替えして、印刷ジョブの受信順序では間欠的な処理
となる同一の識別情報を有する複数の印刷ジョブを連続
して効率よく処理することを可能とする。
【0040】第2の発明は、前記印刷ジョブに基づいて
展開された出力情報を所定の通信媒体を介してファクシ
ミリ通信する通信制御手段(図示しない拡張インタフェ
ーススロットに接続される制御部)を備え、ジョブ制御
部113は印刷ジョブ中の送信先指定情報を識別して、
通信制御手段によりファクシミリ通信される複数の印刷
ジョブのうち、同一の送信先となる印刷ジョブを識別す
ることを可能とする。
【0041】第3の発明は、前記送信先指定情報は、前
記出力情報の送信先の電話番号情報として、通信制御手
段によりファクシミリ通信される複数の印刷ジョブのう
ち、同一の送信先となる印刷ジョブを識別することを可
能とする。
【0042】第4の発明は、前記認識手段(ジョブ制御
部113)は印刷ジョブ中の出力依頼者の識別情報を認
識して、同一の出力依頼者となる印刷ジョブを識別する
ことを可能とする。
【0043】第5の発明は、データ源から一連のデータ
ブロックとなる印刷ジョブを受信する受信手段(インタ
フェース111)と、前記受信手段より受信した前記印
刷情報を複数記憶可能とするための印刷ジョブ記憶手段
(ハードディスク1131)と、前記印刷ジョブ記憶手
段に記憶された各印刷ジョブの識別情報を判定して識別
情報中に同一の識別情報が存在するかどうかを認識する
認識手段(ジョブ制御部113)と、前記認識手段の判
定結果に基づいて前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された
印刷ジョブの処理順序を入れ替える印刷制御手段(ジョ
ブ制御部113)と、前記印刷制御手段により入れ替え
られた印刷ジョブ中で、同一の識別情報となる各印刷ジ
ョブの印刷前に、集約された複数の印刷ジョブの内容を
ヘッダページとして編成するヘッダ処理手段(コマンド
解析部114,描画処理実行部116)と、前記ヘッダ
処理手段により編成されたヘッダページおよび前記集約
された複数の印刷ジョブに基づく出力情報を印刷する印
刷手段(プリンタエンジン部140)とを有し、ジョブ
制御部113により入れ替えられた印刷ジョブ中で、同
一の識別情報となる各印刷ジョブの印刷前に、集約され
た複数の印刷ジョブの内容をコマンド解析部114,描
画処理実行部116等がページメモリ117上に編成し
たら、該編成されたヘッダページおよび前記集約された
複数の印刷ジョブに基づく出力情報を出力制御部130
を介してプリンタエンジン部140が印刷して、同一の
識別情報を有する複数の印刷ジョブが連続して出力され
ていることをユーザに認識させることを可能とする。
【0044】次に、このように構成された印刷装置にお
いて、本実施例における全体の印刷制御処理手順を図3
に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0045】図3は、本発明の印刷制御装置のデータ処
理方法の一実施例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(10)は各ステップを示し、印刷装置100
の動作の開始から終了までのメイン処理に対応する。
【0046】まず、ステップ(1)でホストコンピュー
タ200から送られてくる印刷データの受け取りを行
い、受信バッファ112に格納する。次に、ステップ
(2)で受信バッファ112に格納された印刷データを
印刷ジョブ制御部113が読み出し、ステップ(3)に
おいて、現在処理中の印刷ジョブがないかどうかをチェ
ックする。ここで、現在処理中の印刷ジョブがないと判
断した場合は、ステップ(6)に進み即時印刷処理を行
う。
【0047】一方、ステップ(3)において、現在処理
中の印刷ジョブが存在すると判定した場合は、ステップ
(4)に進み、その印刷ジョブをハードディスクユニッ
ト1131に格納する。さらに、未処理の印刷ジョブが
待機中であることを示すフラグをONにセットし、ステ
ップ(6)に進み、印刷処理を行う。
【0048】ステップ(6)の印刷処理は、コマンド解
析部114,印刷制御処理実行部115,描画処理実行
部116において実行される処理で前述したものであ
る。
【0049】次いで、ステップ(7)では、印刷処理が
完了したかどうかをチェックし、もし印刷処理が完了し
ていれば、ステップ(8)に進み、印刷処理が完了して
いない場合は、再度ステップ(6)における処理を行
う。
【0050】次いで、ステップ(8)では、先にステッ
プ(5)にてセットしたフラグのチェックを行う。この
フラグが「ON」にセットされていなければ、処理した
印刷ジョブは、単独で1つだけということになり、処理
を終了する。
【0051】一方、ステップ(8)で、上記フラグが
「ON」にセットされていると判定した場合は、印刷装
置内で一つの印刷ジョブを処理中に、1つ以上の印刷ジ
ョブが受け付けられたことを意味する。
【0052】従って、ステップ(8)において、フラグ
をチェックし、フラグ=ON、つまりフラグがセットさ
れていれば、ステップ(9)に進み、印刷ジョブの処理
順序の変更処理を行う。
【0053】さらに、ステップ(10)に進み、未処理
の印刷ジョブが存在するかどうかをチェックする。未処
理の印刷ジョブが存在するかどうかは、印刷ジョブ制御
部113における処理で、後述する印刷ジョブ管理テー
ブルに基づいて行われる。未処理の印刷ジョブが無くな
った時点で、処理を終了する。
【0054】なお、印刷装置全体の動きを図3に示した
フローチャートに基づいて説明したが、これらの処理は
フォーマッタ制御部110のコンピュータシステムによ
って実現されるものである。
【0055】次に、図2に示した印刷ジョブ制御部11
3での処理について、さらに詳細な説明を加える。
【0056】図4は、図2に示した印刷ジョブ制御部1
13において管理されている印刷ジョブ管理テーブルの
一例を示す模式図である。
【0057】この図に示すように、印刷装置100内に
蓄えられている全ての印刷ジョブは、このテーブルによ
って管理されている。印刷ジョブ管理テーブルPJMT
は、FIFO(First In First Out)構造となってお
り、通常状態では、送られてきた順にテーブルに登録さ
れ、テーブルの一番上では、常に現在、印刷処理中の印
刷ジョブが管理されているものとする。また、テーブル
の二番目以降のものは、待機中の印刷ジョブであること
を意味する。
【0058】印刷ジョブ管理テーブルPJMTは、前述
したような処理中か待機中を示す印刷ジョブの状態「C
またはWAIT(W)」と、その印刷ジョブの印刷結果
を送った人の「IDまたは、FAXジョブとして扱う場
合は、相手先の電話番号」を格納する欄と、印刷ジョブ
のデータの実体を示すポインタによって構成されてい
る。
【0059】図5は、図4に示した印刷ジョブ管理テー
ブルPJMTに管理される印刷ジョブの一例を示す図で
あり、印刷ジョブとして、FAXジョブの形式を示すも
のである。
【0060】本実施例において、FAXジョブとは、印
刷装置の拡張I/Fスロット(図示しない)に、FAX
送受信カードを接続し、印刷装置100がホストコンピ
ュータ200より受け取ったPDLのデータを印刷装置
内で展開した後、指定された番号にFAX送信する機能
をもつ印刷ジョブのことである。
【0061】従って、FAXジョブの場合は、印刷ジョ
ブの開始を示すジョブ開始命令の引数として、送信先の
電話番号を指定することになる。なお、通常の印刷ジョ
ブでは、この電話番号の代りにに、ユーザIDを指定す
ることになる。
【0062】図5に示すように、本実施例におけるFA
Xジョブは、テキストモード開始命令,ジョブ開始命
令,ソフトリセット命令,印刷データ,排紙命令,ジョ
ブ終了命令等から構成されているものとする。
【0063】図6は、本発明に係る印刷制御装置の印刷
ジョブ処理方法の一実施例を示すフローチャートであ
り、図2に示した印刷ジョブ制御部113での印刷ジョ
ブ処理手順に対応する。なお、(1)〜(8)は各ステ
ップを示す。
【0064】まず、ステップ(1)において、現在、印
刷処理を開始しようとしている新しいカレント印刷ジョ
ブがあるかどうかをチェックし、そういった印刷ジョブ
が存在しないと判定した場合は、ステップ(8)に進
み、現在印刷中の印刷ジョブの処理完了を待つ。なお、
ステップ(8)において、現在印刷処理中のジョブが存
在しなければ、処理を終了する。
【0065】一方、ステップ(1)において、カレント
印刷ジョブの処理が開始されたと判断された場合は、ス
テップ(2)に進み、再び印刷ジョブ管理テーブルPJ
MTを検索し、待機中(状態「W」)の印刷ジョブがあ
るかどうかを調べる。この処理は、印刷ジョブ管理テー
ブルPJMTの“状態”という項目を調べることで行
う。
【0066】そして、ステップ(2)において待機中の
印刷ジョブがないと判定された場合は、現在印刷装置内
では、一つの印刷ジョブのみが処理されている状態とい
うことになり、ステップ(6)に進み、ヘッダページの
出力処理を行う。
【0067】このヘッダページの出力装置は、オペレー
ションパネル部120によって予め設定されたスイッチ
によって、処理を行うかどうかを決定するものとする。
つまり、オペレーションパネル部120の“ヘッダペー
ジ出力”という設定項目を“ON”にすれば、印刷結果
に先立ち誰のジョブかを明示し、仕切り紙としての役割
を果たすヘッダページを印刷出力する。
【0068】一方、この設定項目が“OFF”の場合
は、ヘッダページは出力されず、ステップ(7)に進
み、印刷ジョブの出力結果のみを印刷することになる。
【0069】さて、次に、ステップ(2)において、印
刷装置内に待機中の印刷ジョブが存在すると判断された
場合について説明を続ける。
【0070】この場合は、ステップ(3)に進み、さら
に印刷ジョブ管理テーブルPJMTを検索し、現在処理
中のカレントジョブと同じ受け取り者のジョブが他にあ
るかどうかをチェックする。この受け取り者の認識処理
は、次のようにして行う。
【0071】図5において、印刷ジョブの形式について
前述したが、この“ジョブ開始命令”のパラメータを利
用する。つまり、ホストコンピュータ側では、本発明の
印刷装置に印刷ジョブを送出する際は、この“ジョブ開
始命令”のパラメータとして、必ずユーザのIDを設定
するようにする。このパラメータは、図5のFAXジョ
ブの形式では、電話番号の欄として利用されている部分
である。FAXジョブか通常の印刷ジョブかの切り分け
は、“ジョブ開始命令”の第1パラメータによって決ま
る。この部分が、20,30,40番台の数値であれ
ば、通常の印刷ジョブとして処理され、この部分が80
番台の数値であれば、FAXジョブとして処理される。
【0072】例えば、“USER_A”というユーザIDを持
つ人が、通常の印刷ジョブを送った場合は、{ESC}P31;3
00;1JUSER_A{ESC}\ という命令が送られてくることにな
る。印刷ジョブ制御部においては、この命令を解釈し、
“USER_A”という部分を印刷ジョブ管理テーブルPJM
Tの“受け取り者”の部分に格納する。これは、受け取
り者の認識処理において、通常の印刷ジョブは、印刷デ
ータの送出者=印刷結果の受け取り者という判断基準を
設けていることによるものである。FAXジョブでは、
電話番号によって、受け取り者が特定されることにな
る。
【0073】また、ステップ(3)によって、カレント
ジョブと同じ受け取り者の印刷ジョブが見つかった場
合、ステップ(4)に進み、その印刷ジョブをカレント
ジョブの続きのデータとして処理するように、情報のリ
ンクを行う。
【0074】情報のリンクは、図4に示すように、印刷
ジョブ管理テーブルPJMTの先頭テーブルの“実体へ
のポインタ”によってそのレコードの先頭アドレス(ポ
インタ)がおさえられており、各レコードの最初の次の
レコードの先頭アドレスが格納されるような構造になっ
ている。最後のレコードには、NULLポインタが入る
ことになる。
【0075】各印刷ジョブデータは、印刷装置内部で
は、このようなレコード形式をとっており、待機状態で
は、印刷ジョブ管理テーブルPJMT上で管理され、ス
テップ(4)の処理によって、そのテーブルから削除さ
れ、カレントジョブのリンクにつながれることになる。
【0076】ステップ(5)では、カレントジョブの管
理テーブルにリンクされた待機ジョブの空きテーブルを
詰める処理を行う。
【0077】さて、このようにして、受け取り者別にま
とめられた印刷ジョブは、ステップ(6)において、先
に説明したヘッダページの処理を行う。ここでは、リン
クされている全ての印刷ジョブについての情報を1枚の
ヘッダページとして処理する。
【0078】例えば、各印刷ジョブに名前が付いている
場合は、その名称の一覧をヘッダページに印刷すること
も可能である。通常の印刷装置では、各ジョブ毎に添付
されるが、本発明では、受け取り者単位でヘッダページ
を出力するので、無駄な用紙を印刷しないといった効果
がある。
【0079】ヘッダページの処理の後は、ステップ
(7)に進み、通常の印刷処理を行う。この際、リンク
されたレコードが存在する場合は、そのレコードについ
ても処理を行う。
【0080】通常、同一ユーザの印刷ジョブに対して
は、文書中で使用している書体や文字サイズなどが大幅
に変更されることは少ないため、本発明のように同一ユ
ーザの印刷ジョブをまとめて処理することにより、印刷
装置内部のフォントキャッシュのヒット率も向上し、印
刷処理の高速化,効率化といった観点でも優れた効果を
挙げることが可能となる。
【0081】次いで、ステップ(8)では、カレント印
刷ジョブの処理完了を判定し、処理が完了していなけれ
ば、再びステップ(7)に戻り、処理が完了していれ
ば、一連の印刷ジョブ制御部の処理を一旦終了すること
になる。
【0082】これにより、処理待ち状態の印刷ジョブが
複数存在する場合、その印刷ジョブの発行者または受け
取り者別に、待ち行列中の印刷ジョブの処理順序を自動
的かつ最適に入れ替えて印刷処理を行なうことができ
る。
【0083】以下、本実施例と第6の発明の各工程との
対応及びその作用について図6等を参照して説明する。
【0084】第6の発明は、データ源から一連のデータ
ブロックとなる印刷ジョブを受信する受信手段(インタ
フェース111)と、前記受信手段より受信した前記印
刷情報を複数記憶可能とするための印刷ジョブ記憶手段
(ハードディスク1131)とを有する印刷制御装置
(フォーマッタ制御部110)の印刷ジョブ処理方法に
おいて、前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された各印刷ジ
ョブの識別情報を判定して識別情報中に同一の識別情報
が存在するかどうかを認識する認識工程(図6のステッ
プ(1)〜(3))と、該判定結果に基づいて前記印刷
ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの処理順序を入
れ替える入れ替え工程(図6のステップ(4),
(5))とを実行して、印刷ジョブの受信順序では間欠
的な処理となる同一の識別情報を有する複数の印刷ジョ
ブを連続して処理することを可能とする。
【0085】次に、より具体的な例で説明を補足する。
【0086】図7は、図2に示したハードディスクユニ
ット1131が記憶される印刷ジョブの待ち行列の変化
状態を示す模式図であり、ある印刷ジョブの処理が終了
し、これから新たな印刷ジョブを処理しようとしている
状態に対応する。
【0087】この図に示すように、7つの印刷ジョブ
(ジョブ1〜7)が処理待ち状態で滞っているとする。
また、これらの印刷ジョブは、印刷ジョブ制御部113
の印刷ジョブ管理テーブルPJMTに登録されているも
のとする。
【0088】今、新たなカレントジョブとしてAさんが
発行したジョブ1が処理されるとする。すると、印刷ジ
ョブ制御部113における受け取り者認識処理によっ
て、待機中の印刷ジョブの内、やはりAさんの発行した
ジョブ4とジョブ6がカレントジョブであるジョブ1の
レコードにリンクされることになる。
【0089】そして、ヘッダページの処理を行う。この
ヘッダページには、「以降のページは、Aさんの印刷結
果である、ジョブ1,4,6の出力結果が印刷されま
す。」といった主旨の内容が印刷される。
【0090】また、これがFAXジョブであれば、図中
の()の内の名前は、宛先としてみるとわかりやすい。
つまり、様々な人がAさん宛にばらばらにFAXジョブ
を送った場合でも、印刷装置内であるタイミングで一つ
まとめられて処理されるわけである。同じ場所にその都
度電話をかけて送信するより、ある程度まとめて送った
方が効率的で、かつ電送経費も節約できるといった優れ
た効果が期待できるものである。
【0091】本発明によれば、受け取り者単位でジョブ
がまとめられ処理されるため、図7に示すように、本来
2番目に送ったはずのBさんのジョブが後回しになって
しまうという現象が発生するが、Bさんにとって、この
現象は必ずしも迷惑なものではない。
【0092】つまり、印刷装置100が離れた場所にあ
る場合は、何度もその場所に印刷結果の出力状況を見に
行くことがあるが、本発明によれば、このような作業は
最小限に抑えられる。つまり、Bさんが時間的にばらば
らに送ったものであっても、まとめられて印刷されてい
るからである。従来は、Bさんの送ったいくつかの印刷
ジョブの間に他人の印刷ジョブがまぎれ込むということ
は多々あったが、本発明では、このような問題は最小限
になる。
【0093】また、印刷ジョブの入れ替えによって、処
理待時間が長くなることがあるが、これについては、印
刷装置内の待ち行列の長さを少なめに制限することによ
って、解決することが可能である。この待ち行列の長さ
については、印刷環境や業務の内容など、ユーザの環境
にあわせた値をオペレーションパネル120からの設定
項目として設定することも可能である。
【0094】〔他の実施例〕上記実施例では、カレント
印刷ジョブを優先的に処理する場合について説明した
が、印刷ジョブ管理テーブルPJMTの検索の結果、単
独の印刷ジョブを優先的に処理し、まとめることが可能
な印刷ジョブは後回しにするような印刷制御を行うこと
も可能である。
【0095】このような処理は、人数の割に印刷装置の
台数が少ない環境で、多くの人が均等に印刷装置を活用
する手段として有効と思われる。
【0096】また、上記実施例では、処理待ち状態の印
刷ジョブの記憶手段としてハードディスクユニット11
31を活用しているが、これは増設された内部RAM領
域の一部を使用しても良いし、光磁気ディスク(M
O),MD(MiniDisk)などの2次元記憶装置であって
も良い。
【0097】さらに、上記実施例では、カレントジョブ
の印刷処理開始時に、リンクすべきジョブが存在するか
どうかを必ずチェックするようにしているが、プリンタ
内のスプーラにn個以上の印刷ジョブが溜った時に、こ
の処理を起動するようにすることも可能である。
【0098】また、受け取り者別でなく、使用している
アプリケーション別やプリンタドライバ別に分類するこ
とで、フォントキャッシュの効率を上げることに主眼を
おいた印刷制御も可能となる。
【0099】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0100】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、前記受信手段より受信した前記印刷情
報が印刷ジョブ記憶手段に記憶されたら、該記憶された
各印刷ジョブの識別情報を判定して認識手段が識別情報
中に同一の識別情報が存在するかどうかを判定し、該判
定結果に基づいて印刷制御手段が前記印刷ジョブ記憶手
段に記憶された印刷ジョブの処理順序を入れ替えするの
で、印刷ジョブの受信順序では間欠的な処理となる同一
の識別情報を有する複数の印刷ジョブを連続して効率よ
く処理することができる。
【0102】第2の発明によれば、前記認識手段は印刷
ジョブ中の送信先指定情報を識別するので、通信制御手
段によりファクシミリ通信される複数の印刷ジョブのう
ち、同一の送信先となる印刷ジョブを識別することがで
きる。
【0103】第3の発明によれば、前記認識手段は印刷
ジョブ中の送信先の電話番号情報送信先指定情報を識別
するので、通信制御手段によりファクシミリ通信される
複数の印刷ジョブのうち、同一の送信先となる印刷ジョ
ブを識別することができる。
【0104】第4の発明によれば、前記認識手段は印刷
ジョブ中の出力依頼者の識別情報を認識するので、同一
の出力依頼者となる印刷ジョブを識別することができ
る。
【0105】第5の発明によれば、印刷制御手段により
入れ替えられた印刷ジョブ中で、同一の識別情報となる
各印刷ジョブの印刷前に、集約された複数の印刷ジョブ
の内容をヘッダ処理手段が編成したら、該編成されたヘ
ッダページおよび前記集約された複数の印刷ジョブに基
づく出力情報を印刷手段が印刷するので、同一の識別情
報を有する複数の印刷ジョブが連続して出力されている
ことをユーザに認識させることができる。
【0106】第6の発明によれば、前記印刷ジョブ記憶
手段に記憶された各印刷ジョブの識別情報中に同一の識
別情報が存在するかどうかを判定し、該判定結果に基づ
いて前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブの
処理順序を入れ替えるので、印刷ジョブの受信順序では
間欠的な処理となる同一の識別情報を有する複数の印刷
ジョブを連続して処理することができる。
【0107】従って、同一の識別情報を有する複数の印
刷ジョブを一括して連続的に処理して、集約された印刷
ジョブ毎の出力結果を効率よくユーザが取得可能な出力
環境を自在に構築することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリンタの構成を示す断面
図である。
【図2】本発明の一実施例を示す印刷装置および印刷制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の印刷制御装置のデータ処理方法の一実
施例を示すフローチャートである。
【図4】図2に示した印刷ジョブ制御部において管理さ
れている印刷ジョブ管理テーブルの一例を示す模式図で
ある。
【図5】図4に示した印刷ジョブ管理テーブルに管理さ
れる印刷ジョブの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る印刷制御装置の印刷ジョブ処理方
法の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】図2に示したハードディスクユニットが記憶さ
れる印刷ジョブの待ち行列の変化状態を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
100 印刷装置 111 インタフェース部 112 受信バッファ 113 ジョブ制御部 114 コマンド解析部 115 印刷制御処理実行部 116 描画処理実行部 117 ページメモリ 130 出力制御部 140 プリンタエンジン部 200 ホストコンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ源から一連のデータブロックとな
    る印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段より
    受信した前記印刷情報を複数記憶可能とするための印刷
    ジョブ記憶手段と、前記印刷ジョブ記憶手段に記憶され
    た各印刷ジョブの識別情報を判定して識別情報中に同一
    の識別情報が存在するかどうかを認識する認識手段と、
    前記認識手段の判定結果に基づいて前記印刷ジョブ記憶
    手段に記憶された印刷ジョブの処理順序を入れ替える印
    刷制御手段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷ジョブに基づいて展開された出
    力情報を所定の通信媒体を介してファクシミリ通信する
    通信制御手段を備え、前記認識手段は印刷ジョブ中の送
    信先指定情報を識別することを特徴とする請求項1記載
    の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記送信先指定情報は、前記出力情報の
    送信先の電話番号情報であることを特徴とする請求項2
    記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記認識手段は印刷ジョブ中の出力依頼
    者の識別情報を認識することを特徴とする請求項2記載
    の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 データ源から一連のデータブロックとな
    る印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段より
    受信した前記印刷情報を複数記憶可能とするための印刷
    ジョブ記憶手段と、前記印刷ジョブ記憶手段に記憶され
    た各印刷ジョブの識別情報を判定して識別情報中に同一
    の識別情報が存在するかどうかを認識する認識手段と、
    前記認識手段の判定結果に基づいて前記印刷ジョブ記憶
    手段に記憶された印刷ジョブの処理順序を入れ替える印
    刷制御手段と、前記印刷制御手段により入れ替えられた
    印刷ジョブ中で、同一の識別情報となる各印刷ジョブの
    印刷前に、集約された複数の印刷ジョブの内容をヘッダ
    ページとして編成するヘッダ処理手段と、前記ヘッダ処
    理手段により編成されたヘッダページおよび前記集約さ
    れた複数の印刷ジョブに基づく出力情報を印刷する印刷
    手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 データ源から一連のデータブロックとな
    る印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段より
    受信した前記印刷情報を複数記憶可能とするための印刷
    ジョブ記憶手段とを有する印刷制御装置の印刷ジョブ処
    理方法において、前記印刷ジョブ記憶手段に記憶された
    各印刷ジョブの識別情報を判定して識別情報中に同一の
    識別情報が存在するかどうかを認識する認識工程と、該
    判定結果に基づいて前記印刷ジョブ記憶手段に記憶され
    た印刷ジョブの処理順序を入れ替える入れ替え工程とを
    有することを特徴とする印刷制御装置の印刷ジョブ処理
    方法。
JP7264454A 1995-10-12 1995-10-12 印刷制御装置並びに印刷装置および印刷制御装置の印刷ジョブ処理方法 Pending JPH09107426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7264454A JPH09107426A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 印刷制御装置並びに印刷装置および印刷制御装置の印刷ジョブ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7264454A JPH09107426A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 印刷制御装置並びに印刷装置および印刷制御装置の印刷ジョブ処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09107426A true JPH09107426A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17403436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7264454A Pending JPH09107426A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 印刷制御装置並びに印刷装置および印刷制御装置の印刷ジョブ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09107426A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287932A (ja) * 2000-12-22 2002-10-04 Canon Inc 印刷装置の一時排他的制御権を獲得する方法及び印刷装置
JP2008269237A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Brother Ind Ltd 印刷システム及び印刷装置
JP2008299671A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Canon Inc 情報処理装置と方法、プログラム及び印刷システム
JP2011009889A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Fuji Xerox Co Ltd 文書送信装置、文書送信プログラム、及び文書フローシステム
JP2012118837A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、機器管理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2013148944A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Seiko Epson Corp 印刷制御サーバー、印刷方法
US8587802B2 (en) 2007-07-16 2013-11-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Selecting print jobs based on detected user presence and wait time
JP2017050699A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 コニカミノルタ株式会社 遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、および遠隔制御プログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287932A (ja) * 2000-12-22 2002-10-04 Canon Inc 印刷装置の一時排他的制御権を獲得する方法及び印刷装置
JP2008269237A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Brother Ind Ltd 印刷システム及び印刷装置
JP2008299671A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Canon Inc 情報処理装置と方法、プログラム及び印刷システム
US8587802B2 (en) 2007-07-16 2013-11-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Selecting print jobs based on detected user presence and wait time
JP2011009889A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Fuji Xerox Co Ltd 文書送信装置、文書送信プログラム、及び文書フローシステム
JP2012118837A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、機器管理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2013148944A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Seiko Epson Corp 印刷制御サーバー、印刷方法
JP2017050699A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 コニカミノルタ株式会社 遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、および遠隔制御プログラム
US9979849B2 (en) 2015-09-02 2018-05-22 Konica Minolta, Inc. Communication path selection for remote control system of an image processing apparatus, remote control and communication path selection method, and non-transitory computer-readable recording medium encoded with remote control and communication path selection program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5619649A (en) Network printing system for programming a print job by selecting a job ticket identifier associated with remotely stored predefined document processing control instructions
US7355731B2 (en) Job processing apparatus
EP0574222B1 (en) A method for translating a plurality of printer page description languages
US6570605B1 (en) Print control apparatus and print control method capable of interruption printing
JP3634447B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JPH09107426A (ja) 印刷制御装置並びに印刷装置および印刷制御装置の印刷ジョブ処理方法
JPH10222319A (ja) 印刷装置及び印刷制御方法
JPH11136459A (ja) 画像入出力装置及び方法
JP2000062292A (ja) 印刷システム、印刷システムの制御方法、およびコンピュータ読取可能な記憶媒体
JP3508752B2 (ja) 印刷システム、方法及びプリンタ
JP2001222396A (ja) プリンタコントローラ及びプリンタ言語切替方法
JP3417426B2 (ja) 画像記録装置
JPH10309835A (ja) ページプリンタ
JP3037537B2 (ja) 印刷システムおよび印刷システムに使用する印刷装置
JPH11175273A (ja) 画像処理システム及び画像処理方法、記憶媒体
JP2000276311A (ja) ネットワーク情報出力装置及び方法
JPH11224169A (ja) 画像データ印刷装置およびその印刷制御方法
JP3056948B2 (ja) 印刷装置及びその制御装置、及び印刷装置の制御方法
JP2001146049A (ja) プリンタシステム及びそれを用いた描画処理方法及び描画処理を行うプログラムを記録した記録媒体
JP2002248814A (ja) 画像形成装置および画像形成装置のデータ処理方法および記憶媒体
JPH09240076A (ja) プリンタ装置
JP3105983B2 (ja) 印刷方法及びその装置
JPH05270092A (ja) 画像形成方法及び装置
JPH082067A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JPH11102263A (ja) プリンタ装置及び制御方法