JPH0926860A - 印刷装置および印刷装置のデータ通信方法 - Google Patents

印刷装置および印刷装置のデータ通信方法

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JPH0926860A
JPH0926860A JP7175232A JP17523295A JPH0926860A JP H0926860 A JPH0926860 A JP H0926860A JP 7175232 A JP7175232 A JP 7175232A JP 17523295 A JP17523295 A JP 17523295A JP H0926860 A JPH0926860 A JP H0926860A
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JP7175232A
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Shigeki Hirooka
茂樹 弘岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報処理装置側の通信手順が印刷装置側の通
信手順と異っていても、自動的に通信手順を情報処理装
置側の通信手順に自動的に合わせて、ユーザが意図した
印刷結果を確実に得ることができる。 【構成】 共通インタフェースドライバによる通信継続
中に、所定のインタフェース3000を介して出力して
いる通信パターンをRAM2002に保持し、該保持さ
れる通信パターンとNVRAM2003に記憶された各
インタフェースドライバの通信手順に特有の各通信パタ
ーンとを照合してCPU2001が通信パターンが一致
するいずれかのインタフェースドライバを選択したら、
CPU2001が共通インタフェースドライバによる通
信状態から選択されたいずれかのインタフェースドライ
バによる通信状態に切り換える構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一の通信媒体を介し
て互いに通信手順の異なるホストと自動接続可能な印刷
装置および印刷装置のデータ通信方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷装置では、インタフ
ェース部分は特定のプリンタ制御言語の解析・処理部と
結び付いており、ユーザがあらかじめ利用するプリンタ
制御言語を選択することによって切り換えることが可能
であり、自動的に切り換える構成とはなっていなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タは接続を切り換えて複数のホストに接続され得る可能
性もあり、また、プリンタ切換え器などを通して複数の
ホストと接続される可能性もある。そして、ホストまた
はホスト上で動作するオペレーティングシステムなどの
システムソフトウェアまたはホスト上で利用するワード
プロセッサや表計算ソフトウェアのようなアプリケーシ
ョンソフトウェアによって特定のプリンタとの接続のみ
を想定し、特殊な通信手順で印刷データを送ってくる可
能性がある。
【0004】このような場合に、あらかじめホストが要
求する通信手順に対応した接続手段(以下、インタフェ
ースドライバ)をプリンタ側で選択していない場合は、
ユーザが意図しない印刷結果となってしまう問題点があ
った。
【0005】また、要求する通信手順が異なる複数のホ
ストが接続されると、ホストを切り換える毎に、ホスト
とのインタフェースドライバもデータを送る前にユーザ
が切替えなければならず、ホストの切り換え伴い必要な
操作が増え、操作が煩雑となる等の問題点もあった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明,第2の発明
の目的は、インタフェース上に出力される情報の通信パ
ターンと記憶される各通信手順に特有のパターンとを比
較照合して、出力される情報を受信するのに最適な通信
手順を自動選択することにより、情報処理装置側の通信
手順が印刷装置側の通信手順と異っていても、自動的に
通信手順を情報処理装置側の通信手順に自動的に合わせ
て、ユーザが意図した印刷結果を確実に得ることができ
る印刷装置および印刷装置のデータ通信方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、前記所定のインタフェースを介して前記情報処理装
置から出力される出力情報を互いに異なる通信手順に従
って受信するための複数の通信手段と、各通信手段の通
信手順に特有の通信パターンを記憶するパターン記憶手
段と、所定の共通通信手順に従って前記情報処理装置と
通信を継続する共通通信手段と、前記共通通信手段によ
る通信継続中に、前記所定のインタフェースを介した前
記情報処理装置の通信パターンを保持する保持手段と、
前記保持手段に保持される通信パターンと前記パターン
記憶手段に記憶された各通信パターンとを照合して通信
パターンが一致するいずれかの通信手段を選択する選択
手段と、前記共通通信手段による通信状態から前記選択
手段により選択されたいずれかの通信手段による通信状
態に切り換える切換え手段とを設けたものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、所定の共通通
信手順に従って情報処理装置と通信を継続する共通通信
手段と、所定のインタフェースを介して情報処理装置か
ら出力される出力情報を互いに異なる通信手順に従って
受信するための複数の通信手段と、各通信手段の通信手
順に特有の通信パターンを記憶するパターン記憶手段と
を有する印刷装置のデータ通信方法において、前記情報
処理装置からの通信開始毎に、所定のインタフェースを
介して前記情報処理装置と前記共通通信手段が所定の共
通通信手順に従って通信を行う通信工程と、該共通通信
手順に従って前記情報処理装置が前記所定のインタフェ
ースに出力している情報の通信パターンと前記パターン
記憶手段に記憶された各通信パターンとが一致するかど
うかを判別する判別工程と、該判別結果に基づいて前記
所定のインタフェースを介して通信する通信手順を前記
共通通信手段による共通手順からいずれかの通信手段に
よる通信手順に切り換える切換え工程とを有するもので
ある。
【0009】
【作用】第1の発明においては、共通通信手段による通
信継続中に、情報処理装置が前記所定のインタフェース
を介して出力している通信パターンを保持手段に保持し
ておき、該保持される通信パターンと前記パターン記憶
手段に記憶された各通信手段の通信手順に特有の各通信
パターンとを照合して選択手段が通信パターンが一致す
るいずれかの通信手段を選択したら、切換え手段が前記
共通通信手段による通信状態から前記選択手段により選
択されたいずれかの通信手段による通信状態に切り換え
て、情報処理装置が所定のインタフェースに出力してい
る通信パターンに最適な通信手順で出力情報を継続して
受信することを可能とする。
【0010】第2の発明においては、前記情報処理装置
からの通信開始毎に、所定のインタフェースを介して前
記情報処理装置と前記共通通信手段が所定の共通通信手
順に従って通信を行い、該共通通信手順に従って前記情
報処理装置が前記所定のインタフェースに出力している
情報の通信パターンと前記パターン記憶手段に記憶され
た各通信パターンとが一致するかどうかを判別し、該判
別結果に基づいて前記所定のインタフェースを介して通
信する通信手順を前記共通通信手段による共通手順から
いずれかの通信手段による通信手順に切り換え、情報処
理装置が所定のインタフェースに出力している通信パタ
ーンに最適な通信手順で出力情報を継続して受信するた
めの通信手段の切換え処理を自動化することを可能とす
る。
【0011】
【実施例】本実施例では、印刷装置としてレーザビーム
プリンタを例にとり説明する。本実施例の構成を説明す
る前に、本実施例を適用するレーザビームプリンタの構
成を図1を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明を適用可能な印刷装置の内
部構造を示す断面図であり、例えばレーザビームプリン
タ(以下、LBPと略す)に対応し、このLBPは不図
示のデータ源から文字パターンの登録や定型書式(フォ
ームデータ)などの登録が行える。
【0013】同図において、1000はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータ(後述す
る図2のホストコンピュータ2000)から供給される
文字情報(文字コード)やフォーム情報あるいはマクロ
命令などを入力して記憶するとともに、それらの情報に
従って対応する文字パターンやフォームパターンなどを
作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。10
12は操作のためのスイッチおよびLED表示器などが
配されている操作パネル、1001はLBP1000全
体の制御およびホストコンピュータから供給される文字
情報などを解析するプリンタ制御ユニットである。
【0014】この制御ユニット1001は、主に文字情
報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレー
ザドライバ1002に出力する。レーザドライバ100
2は半導体レーザ1003を駆動するための回路であ
り、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ100
3から発射されるレーザ光1004をオンオフ切り換え
する。レーザ1004は回転多面鏡1005で左右方向
に振られ静電ドラム1006上を走査する。
【0015】これにより、静電ドラム1006上には文
字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ド
ラム1006周囲の現像ユニット1007により現像さ
れた後、記録紙に転送される。この記録紙にはカットシ
ートを用い、カットシート記録紙はLBP1000に装
着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1
009および搬送ローラ1010と1011とにより装
置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給され
る。
【0016】図2は、図1に示した印刷装置および情報
処理装置による印刷システムの制御構成を説明するブロ
ック図である。ここでは、レーザビームプリンタ(図
1)を例にして説明する。
【0017】なお、本発明の機能が実行されるのであれ
ば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステ
ムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が
行われるシステムであっても本発明を適用できることは
言うまでもない。
【0018】図において、2000はホストコンピュー
タで、所定のインタフェース3000を介してプリンタ
1000に接続されている。
【0019】プリンタ1000において、2001はプ
リンタCPUで、ROM2004のプログラム用ROM
に記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ20
10に記憶された制御プログラム等に基づいてシステム
バス2005に接続される各種のデバイスとのアクセス
を総括的に制御し、印刷部インタフェース2007を介
して接続される印刷部(プリンタエンジン)2009に
出力情報としての画像信号を出力する。
【0020】また、このROM2004のプログラムR
OMには、図4〜5に示すフローチャートで示されるよ
うなCPU2001の制御プログラム等が記憶されてい
る。ROM2004のフォント用ROMには出力情報を
生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、RO
M2004のデータ用ROMにはハードディスク等の外
部メモリ2010がないプリンタの場合には、ホストコ
ンピュータ2000上で利用される情報等を記憶してい
る。
【0021】CPU2001は入力部2006を介して
ホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、
プリンタ内の情報等をホストコンピュータ2000に通
知可能に構成されている。2002はCPU2001の
主メモリ,ワークエリア等として機能するRAMで、図
示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによ
りメモリ容量を拡張することができるように構成されて
いる。
【0022】なお、RAM2002は、出力情報展開領
域,環境データ格納領域等に用いられる。2003はN
VRAMで、環境データの格納領域あるいは登録外字な
ど保存領域として用いられる。
【0023】本実施例において、印刷システムにおける
印刷環境は、NVRAM2003、あるいは、RAM2
002、または外部メモリ2010に保存され、保存し
た場所から読み出される。前述したハードディスク(H
D),ICカード等の外部メモリ2010は、メモリコ
ントローラ(MC)2008によりアクセスを制御され
る。外部メモリ2010は、オプションとして接続さ
れ、前述のように印刷環境の保存に利用可能である。
【0024】また、フォントデータ,エミュレーション
プログラム,フォームデータ等を記憶することも可能で
ある。1012は前述した操作パネルで操作のためのス
イッチおよびLED表示器等が配されている。
【0025】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていても良い。
【0026】図3は、図2に示した入力部2006の構
成を説明する概念図である。
【0027】図において、3001は共通I/F(イン
タフェース)ドライバで、データを送信したホストに対
応するインタフェースドライバに処理が渡されるまで、
ホストとの通信を行う。3002〜3004はインタフ
ェースドライバで、それぞれ異なる信号処理あるいはデ
ータ処理を行う。3005,3006はスイッチで、イ
ンタフェースドライバ3002〜3004を切り換え
る。
【0028】以下、本実施例と第1の発明の各手段との
対応およびその作用について図2,図3等を参照して説
明する。
【0029】本発明に係る第1の発明は、前記所定のイ
ンタフェース3000を介して前記情報処理装置から出
力される出力情報を互いに異なる通信手順に従って受信
するための複数の通信手段(インタフェースドライバ3
002〜3004)と、各通信手段の通信手順に特有の
通信パターンを記憶するパターン記憶手段(NVRAM
2003,外部メモリ2010等)と、所定の共通通信
手順に従って前記情報処理装置と通信を継続する共通通
信手段(共通インタフェースドライバ3001)と、前
記共通通信手段による通信継続中に、前記所定のインタ
フェース3000を介した前記情報処理装置(ホストコ
ンピュータ2000)の通信パターンを保持する保持手
段(RAM2002)と、前記保持手段に保持される通
信パターンと前記パターン記憶手段に記憶された各通信
パターンとを照合して通信パターンが一致するいずれか
の通信手段を選択する選択手段(CPU2001の選択
処理機能による)と、前記共通通信手段による通信状態
から前記選択手段により選択されたいずれかの通信手段
による通信状態に切り換える切換え手段(CPU200
1の選択処理機能によりスイッチ3005,3006を
切換え制御する)とを設け、共通インタフェースドライ
バによる通信継続中に、ホストコンピュータ2000が
前記所定のインタフェース3000を介して出力してい
る通信パターンをRAM2002に保持しておき、該保
持される通信パターンと、例えばNVRAM2003に
記憶された各インタフェースドライバ3002〜300
4の通信手順に特有の各通信パターンとを照合してCP
U2001が通信パターンが一致するいずれかのインタ
フェースドライバを選択したら、CPU2001がスイ
ッチ3005,3006を制御して共通インタフェース
ドライバ3001による通信状態から選択されたいずれ
かのインタフェースドライバによる通信状態に切り換え
て、情報処理装置が所定のインタフェースに出力してい
る通信パターンに最適な通信手順で出力情報を継続して
受信することを可能とする。
【0030】図4は本発明に係る印刷装置におけるメイ
ンデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0031】まず、データを受信すると、受信開始処理
を行った後(1)、受信処理を実行し(2)、受信した
データの解析ルーチンを実行する(3)。次いで、展開
・出力処理を実行し(4)、プリントジョブの終了コマ
ンド,タイムアウトなどによりプリントジョブが終了し
たか否かを判断し(5)、プリントジョブが終了してい
ない場合は受信処理に戻り、プリントジョブが終了して
いる場合は受信開始処理に戻る。
【0032】図5は本発明に係る印刷装置におけるデー
タ受信開始ルーチンの詳細手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(7)は各ステップを示
す。
【0033】まず、RAM2002,NVRAM200
3あるいは外部メモリ2010などの記憶装置に保存す
る信号やデータのパターンを、何の信号やデータも受信
していない状態に初期化し(1)、ホストとのインタフ
ェースドライバを共通インタフェースドライバ3001
とする(2)。その後、信号のON/OFFまたはデー
タ受信一定時間の経過などのイベントが発生すると
(3)、そのイベントの種類と、状態変化、そのタイミ
ングおよびその時の各信号線の状態をRAM2002,
NVRAN2003あるいは外部メモリ2010などの
記憶装置に保存されているそれまでの信号およびデータ
のパターンに追加記憶し、該パターンを更新する
(4)。
【0034】その後、該パターンがROM2004,N
VRAM2003,外部メモリ2010などに記憶され
ている複数の通信手順(信号およびデータの種類とその
タイミング)のいずれかと一致するか否かにより使用す
るインタフェースドライバが確定したか否かを判断し
(5)、該判断で複数の通信手順のいずれかと一致した
場合は、インタフェースドライバを共通インタフェース
ドライバから該通信手順でホストと通信を行うインタフ
ェースドライバに変更し(6)、処理を終了する。
【0035】一方、ステップ(5)において、複数の通
信手順のいずれとも一致しなかった場合は、特定のイン
タフェースドライバを選択するには情報不足であると判
断し、そのインタフェース標準の手順にしたがって信号
線を「High」または「Low」にするなどの処理を
行い(7)、次のイベント処理に移るため、ステップ
(3)に戻る。
【0036】なお、ステップ(5)において複数の通信
手順のいずれとも一致せず、かつ一定時間の経過などの
条件が満たされていた場合は、特定の印刷装置によらな
い通常の通信手順よりホストとの通信を行うインタフェ
ースドライバが選択される。
【0037】以下、本実施例と第2の発明の各工程との
対応およびその作用について図5等を参照して説明す
る。
【0038】第2の発明は、所定の共通通信手順に従っ
て情報処理装置と通信を継続する共通通信手段(共通イ
ンタフェースドライバ3001)と、所定のインタフェ
ース3000を介して情報処理装置から出力される出力
情報を互いに異なる通信手順に従って受信するための複
数の通信手段(インタフェースドライバ3002〜30
04)と、各通信手段の通信手順に特有の通信パターン
を記憶するパターン記憶手段(NVRAM2003,外
部メモリ2010)とを有する印刷装置のデータ通信方
法において、前記情報処理装置(ホストコンピュータ2
000)からの通信開始毎に、所定のインタフェース3
000を介して前記情報処理装置と前記共通通信手段が
所定の共通通信手順に従って通信を行う通信工程(図5
のステップ(2)〜(4))と、該共通通信手順に従っ
て前記情報処理装置が前記所定のインタフェースに出力
している情報の通信パターンと、例えばNVRAM20
03に記憶された各通信パターンとが一致するかどうか
を判別する判別工程(図5のステップ(5))と、該判
別結果に基づいて前記所定のインタフェースを介して通
信する通信手順を前記共通通信手段による共通手順から
いずれかの通信手段による通信手順に切り換える切換え
工程(図5のステップ(6))とを実行して、情報処理
装置が所定のインタフェース3000に出力している通
信パターンに最適な通信手順で出力情報を継続して受信
するための通信手段の切換え処理を自動化することを可
能とする。
【0039】〔他の実施例〕上記実施例では、共通イン
タフェースドライバ3001がデータを送信したホスト
に対応するインタフェースドライバに処理が渡されるま
で、ホストとの通信を行う場合について説明したが、共
通インタフェースドライバ3001が、特定の印刷装置
によらないそのインタフェースの通常の通信手順よりホ
ストとの通信を行うインタフェースドライバを兼ねさ
せ、信号のON/OFFなどのイベントや信号線の状態
の組合せがどのインタフェースドライバの通信手順とも
一致しなかった場合は、そのまま共通インタフェースド
ライバによって受信処理を行うように構成してもよい。
【0040】上記実施例では、それまでのイベントおよ
び信号線の状態のパターンを記憶装置に記憶する場合に
ついて説明したが、それまでの信号およびデータのパタ
ーンにより、切り換える対象となるインタフェースドラ
イバを絞り込んでいき、最終的に切り換えるインタフェ
ースドライバを決定するように構成してもよい。
【0041】上記実施例では、各インタフェースドライ
バおよびその切換え部をソフトウエアで実行する場合に
ついて説明したが、ハードウェアで構成してもよい。
【0042】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0043】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、共通通信手段による通信継続中に、情
報処理装置が前記所定のインタフェースを介して出力し
ている通信パターンを保持手段に保持しておき、該保持
される通信パターンと前記パターン記憶手段に記憶され
た各通信手段の通信手順に特有の各通信パターンとを照
合して選択手段が通信パターンが一致するいずれかの通
信手段を選択したら、切換え手段が前記共通通信手段に
よる通信状態から前記選択手段により選択されたいずれ
かの通信手段による通信状態に切り換えるので、情報処
理装置が所定のインタフェースに出力している通信パタ
ーンに最適な通信手順で出力情報を継続して受信するこ
とができる。
【0045】第2の発明によれば、前記情報処理装置か
らの通信開始毎に、所定のインタフェースを介して前記
情報処理装置と前記共通通信手段が所定の共通通信手順
に従って通信を行い、該共通通信手順に従って前記情報
処理装置が前記所定のインタフェースに出力している情
報の通信パターンと前記パターン記憶手段に記憶された
各通信パターンとが一致するかどうかを判別し、該判別
結果に基づいて前記所定のインタフェースを介して通信
する通信手順を前記前記共通通信手段による共通手順か
らいずれかの通信手段による通信手順に切り換えるの
で、情報処理装置が所定のインタフェースに出力してい
る通信パターンに最適な通信手順で出力情報を継続して
受信するための通信手段の切換え処理を自動化すること
を可能とする。
【0046】従って、情報処理装置側の通信手順が印刷
装置側の通信手順と異っていても、自動的に通信手順を
情報処理装置側の通信手順に自動的に合わせて、ユーザ
が意図した印刷結果を確実に得ることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な印刷装置の内部構造を示す
断面図である。
【図2】図1に示した印刷装置および情報処理装置によ
る印刷システムの制御構成を説明するブロック図であ
る。
【図3】図2に示した入力部の構成を説明する概念図で
ある。
【図4】本発明に係る印刷装置におけるメインデータ処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る印刷装置におけるデータ受信開始
ルーチンの詳細手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1000 LBP本体 1001 プリンタ制御ユニット 2000 ホストコンピュータ 2001 CPU 2002 RAM 2003 NVRAM 2004 ROM 2006 入力部 2009 印刷部 3000 インタフェース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置と所定のインタフェースを
    介して通信可能な印刷装置において、前記所定のインタ
    フェースを介して前記情報処理装置から出力される出力
    情報を互いに異なる通信手順に従って受信するための複
    数の通信手段と、各通信手段の通信手順に特有の通信パ
    ターンを記憶するパターン記憶手段と、所定の共通通信
    手順に従って前記情報処理装置と通信を継続する共通通
    信手段と、前記共通通信手段による通信継続中に、前記
    所定のインタフェースを介した前記情報処理装置の通信
    パターンを保持する保持手段と、前記保持手段に保持さ
    れる通信パターンと前記パターン記憶手段に記憶された
    各通信パターンとを照合して通信パターンが一致するい
    ずれかの通信手段を選択する選択手段と、前記共通通信
    手段による通信状態から前記選択手段により選択された
    いずれかの通信手段による通信状態に切り換える切換え
    手段とを具備したことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 所定の共通通信手順に従って情報処理装
    置と通信を継続する共通通信手段と、所定のインタフェ
    ースを介して情報処理装置から出力される出力情報を互
    いに異なる通信手順に従って受信するための複数の通信
    手段と、各通信手段の通信手順に特有の通信パターンを
    記憶するパターン記憶手段とを有する印刷装置のデータ
    通信方法において、前記情報処理装置からの通信開始毎
    に、所定のインタフェースを介して前記情報処理装置と
    前記共通通信手段が所定の共通通信手順に従って通信を
    行う通信工程と、該共通通信手順に従って前記情報処理
    装置が前記所定のインタフェースに出力している情報の
    通信パターンと前記パターン記憶手段に記憶された各通
    信パターンとが一致するかどうかを判別する判別工程
    と、該判別結果に基づいて前記所定のインタフェースを
    介して通信する通信手順を前記共通通信手段による共通
    手順からいずれかの通信手段による通信手順に切り換え
    る切換え工程とを有することを特徴とする印刷装置のデ
    ータ通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002046906A1 (fr) * 2000-12-07 2002-06-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Imprimante, serveur, systeme et procede d'impression, support d'enregistrement et programme
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