JPH08206582A - 板材接合体の塗装方法および板材接合体の塗装構造 - Google Patents

板材接合体の塗装方法および板材接合体の塗装構造

Info

Publication number
JPH08206582A
JPH08206582A JP3628195A JP3628195A JPH08206582A JP H08206582 A JPH08206582 A JP H08206582A JP 3628195 A JP3628195 A JP 3628195A JP 3628195 A JP3628195 A JP 3628195A JP H08206582 A JPH08206582 A JP H08206582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate member
coating
plate
joined
joined body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3628195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3696280B2 (ja
Inventor
Hitoshi Yamamoto
仁之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gastar Co Ltd filed Critical Gastar Co Ltd
Priority to JP03628195A priority Critical patent/JP3696280B2/ja
Publication of JPH08206582A publication Critical patent/JPH08206582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3696280B2 publication Critical patent/JP3696280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材接合体の浸漬塗装を塗装むらのない状態
で効率的に行えるようにする。 【構成】 第1の板部材3に第2の板部材4を重ね合わ
せて配設し、第1の板部材3側から第2の板部材4側に
張り出した張り出し突部8を、間隔を介して複数配設
し、この張り出し突部8を、第1の板部材3と第2の板
部材4との重ね合わせ部分に形成される接合部6とし
て、接合部6により第1、第2の板部材3,4を接合す
ることにより接合体10を形成し、各接合部6の間の第1
の板部材3と第2の板部材4の重ね合わせ部分に隙間D
を形成する。接合体10を、この接合状態で一体的に塗料
槽にどぶ漬けして電着塗装等の浸漬塗装を行い、その
後、接合体10を一体的に乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浸漬塗装により塗装形
成される給湯器ケースやエアコン室外機のケース等の様
々な板材接合体の塗装方法および板材接合体の塗装構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5には、給湯器ケースやエアコン室外
機のケースやロッカー等の様々なケースの上部側の構成
例が示されている。同図において、第1の板部材3に第
2の板部材4が重ね合わせて配設されており、第1の板
部材3と第2の板部材4は、第1の板部材3と第2の板
部材4との重ね合わせ部分に形成される接合部6を介し
て接合され、接合体10が形成されている。第1の板部材
3と第2の板部材4とは、共に金属により形成されてお
り、接合部6は、例えばスポット溶接等により接合され
ており、この接合状態で、第1の板部材3と第2の板部
材4が一体的に浸漬塗装され、前記給湯器ケース等のケ
ースが形成される。
【0003】図4には、第1の板部材3と第2の板部材
4を接合状態で一体的に塗装するときの塗装工程がフロ
ーチャートにより示されている。同図に示すように、ス
テップ101 で、第1、第2の板部材3,4の表面側の脱
脂および被膜化成が行われ、次に、ステップ102 から10
4 で、1段目の塗装が行われる。この1段目の塗装は、
まず、ステップ102 で、浸漬塗装(どぶ漬け浸漬塗装)
の一種である電着塗装を行うことにより、第1、第2の
板部材3,4を、前記接合状態で一体的に塗装し、次
に、ステップ103 で、前記電着塗装のときに第1、第2
の板部材3,4に付着した余分の塗装剤(塗料)を洗い
落とす、いわゆる、ろ液洗浄を行い、次に、ステップ10
4 で、第1、第2の板部材を純粋洗浄するものである。
【0004】なお、電着塗装は、周知のように、被塗装
物を塗装剤(塗料)の中にどぶ漬け浸漬し、前記被塗装
物に電気を通し、それにより、帯電した塗料を被塗装物
の表面側に付着させて塗装を行うものであり、塗装終了
後に、被塗装物は塗料槽から引き上げられ、このとき、
被塗装物に付着しなかった塗料は被塗装物から流れ落ち
ることになる。この電着による塗装は、公害が少なく、
塗装剤の回収率が高いということで、給湯器ケースやロ
ッカー等のケースや自動車のボディの塗装等に広く採用
されている。
【0005】次に、ステップ105 で、第1、第2の板部
材3,4の接合体10を乾燥炉に入れて乾燥させ、乾燥終
了後に、ステップ106 で、2段目の塗装を行う。この2
段目の塗装は、例えば、塗装剤をスプレー等により吹き
付け、静電塗装による上塗を行うものであり、この上塗
終了後に、ステップ107 で、再び乾燥が行われ、接合体
10の塗装が終了する。なお、上記2段目の塗装および、
ステップ107 での乾燥を省略し、1段目の塗装、および
乾燥が終了した時点で、塗装工程を終了させることもあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような第1、第2の板部材3,4の接合体10を電着塗装
するときに、第1の板部材3と第2の板部材4との重ね
合わせ部分に、電着の塗装剤(塗料)が入り込み、この
塗料は、その表面張力のために前記重ね合わせ部分に溜
まった状態となり、ろ液洗浄や純粋洗浄を行っても洗い
落とされず、ステップ105 での乾燥のときに、乾燥炉の
熱により沸騰して出て来るために、図5,6のAの部分
に塗料が垂れ落ち、図6に示すような塗装むらができて
しまうといった問題があった。
【0007】そのため、従来は、上記乾燥のときに、乾
燥炉に入れる前に、接合部6付近にエアーブローを施し
て前記重ね合わせ部分に入った塗料を吹き飛ばしたり、
乾燥炉27にプレヒートゾーンを形成して乾燥を徐々に行
うことにより塗装むらを防ぐといった工夫が必要とな
り、そのための手間や時間が掛かり、非常に大変である
といった問題があった。また、第1の板部材3と第2の
板部材4とを接合せずに、別々に塗装を行い、塗装終了
後にビス止め等により第1の板部材3と第2の板部材4
とを接合する方法も考えられるが、このような方法によ
りケースを形成した場合は、ビスの部分の塗装が行われ
ないために、ケースの見栄えが悪くなり、また、ビス止
めによる接合は溶接による接合に比べて手間が掛かり、
作業効率が低下するといった問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、板部材同士の重ね
合わせ部分付近に塗装むらを形成することなく、むらな
く均一に、しかも効率的に塗装することが可能な板材接
合体の塗装方法および板材接合体の塗装構造を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のように構成されている。すなわち、本発
明の板材接合体の塗装構造は、第1の板部材に第2の板
部材を重ね合わせて配設し、この第1の板部材と第2の
板部材との重ね合わせ部分に形成される接合部を介して
第1の板部材と第2の板部材が接続され、この接合状態
で第1の板部材と第2の板部材が一体的に浸漬塗装され
ている板材接合体の塗装構造であって、少なくとも第1
の板部材側から第2の板部材側に張り出した張り出し突
部が間隔を介して複数配設されており、該張り出し突部
を前記接合部と成し、接合部と接合部の間の第1の板部
材と第2の板部材の重ね合わせ部分に隙間が形成されて
いることを特徴として構成されている。また、前記第1
の板部材には張り出し突部の形成領域間に切り欠き部が
形成されていることも本発明の板材接合体の塗装構造の
特徴的な構成とされている。
【0010】また、本発明の板材接合体の塗装方法は、
第1の板部材に第2の板部材を重ね合わせて配設し、こ
の第1の板部材と第2の板部材との重ね合わせ部分には
少なくとも第1の板部材側から第2の板部材側に張り出
した張り出し突部を間隔を介して複数配設して該張り出
し突部を第1の板部材と第2の板部材を接合する接合部
と成し、接合部と接合部の間の第1の板部材と第2の板
部材の重ね合わせ部分に隙間が形成された状態で第1の
板部材と第2の板部材を接合し、この接合状態で第1の
板部材と第2の板部材を一体的にどぶ漬け浸漬して塗装
し、然る後に第1の板部材と第2の板部材の乾燥を行う
ことを特徴として構成されている。また、前記どぶ漬け
浸漬による塗装は電着により行うことも本発明の板材接
合体の塗装方法の特徴的な構成とされている。
【0011】
【作用】上記構成の本発明において、少なくとも第1の
板部材側から第2の板部材側に張り出した張り出し突部
が間隔を介して複数配設されており、この張り出し突部
が第1の板部材と第2の板部材との重ね合わせ部分に形
成される接合部となり、この接合部と接合部の間の第1
の板部材と第2の板部材の重ね合わせ部分に隙間が形成
されているために、第1の板部材と第2の板部材の接合
体を一体的に浸漬塗装したときに、塗装剤(塗料)が前
記重ね合わせ部分に入り込でも、その塗料は、接合体を
塗料槽から引き上げたときや洗浄のときに重ね合わせ部
分の隙間から流れ落ちてしまう。そのため、重ね合わせ
部分に余分の塗料が溜まった状態のままで乾燥が行わ
れ、この乾燥のときに余分の塗料が流れ落ちるようなこ
とはなく、流れ落ちる塗料による塗装むらが生じること
はない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図1には、本発明に係わる板材接合体の塗装構造の第1
の実施例の要部構成が示されており、図1の(a)に
は、第1の板部材3と第2の板部材4との接合体10の接
合領域の縦断面図が、図1の(b)には、横断面図がそ
れぞれ示されている。また、図2には、接合体10の分解
構成図が示されている。これらの図に示されるように、
本実施例の特徴的なことは、第1の板部材3側から第2
の板部材4側に張り出した張り出し突部8が間隔を介し
て複数配設されており、これらの張り出し突部8を第1
の板部材3と第2の板部材4との接合部6と成し、各接
合部6の間の第1の板部材3と第2の板部材4の重ね合
わせ部分に隙間Dが形成されていることである。この隙
間Dは、例えば、接合体10を塗装するときの塗装剤の粘
度等を考慮して、適宜の大きさに設定されるものであ
り、例えば0.5 mmに形成されている。
【0013】本実施例は以上のように構成されており、
この第1の板部材3と第2の板部材4との接合体10を塗
装するときには、張り出し突部8を接合部6と成し、ス
ポット溶接等の適宜の方法により、第1の板部材3と第
2の板部材4とを接合部6を介して接合し、この接合状
態で、従来例と同様に、図4に示したフローチャートに
従い、第1の板部材3と第2の板部材4とを一体的に電
着塗装する。
【0014】そして、電着塗装終了後に、ろ液洗浄およ
び純粋洗浄を行い、その後、第1の板部材3と第2の板
部材4との一体的な乾燥が行われるが、本実施例では、
各接合部6の間の第1の板部材3と第2の板部材4の重
ね合わせ部分に隙間Dが形成されているために、前記電
着塗装のときに第1、第2の板部材3,4の重ね合わせ
部分に入り込んだ塗装剤は、接合体10を電着塗装の塗料
槽から引き上げたときや、ろ液洗浄、純粋洗浄のときに
隙間から流れ出してしまうために、従来のように、重ね
合わせ部分に入り込んだ塗料が乾燥時に沸騰して重ね合
わせ部分から出て来て流れ落ちるようなことはない。そ
のため、接合体10の接合部付近(接合領域)に塗装むら
が生じることはなく、接合体10の塗装をむらなく均一に
行うことが可能となり、従来のように、塗装むらを防ぐ
ためのエアーブロー等の操作を行う必要もなく、非常に
効率的に接合体10の塗装を行うことが可能となる。
【0015】また、本実施例でも、従来例と同様に、電
着による塗装を行うために、環境に優しい塗装を行うこ
とができる。
【0016】図3には、本発明に係わる板材接合体の塗
装構造の第2の実施例の要部構成が分解状態で示されて
いる。本実施例が上記第1の実施例と異なる特徴的なこ
とは、第1の板部材3の張り出し突部8の形成領域間
に、端面開口の切り欠き部9が形成されていることであ
る。各切り欠き部9は、1つの張り出し突部8を両サイ
ド側から挟む態様で設けられている。本実施例でも、上
記第1の実施例と同様に、第1の板部材3に第2の板部
材4を重ね合わせ配設し、張り出し突部8を第1の板部
材3と第2の板部材4との接合部6として、第1の板部
材3と第2の板部材4との接合体10が形成されている。
【0017】本実施例は以上のように構成されており、
本実施例でも上記第1の実施例と同様に、第1の板部材
3と第2の板部材4が一体的に電着塗装され、乾燥が行
われ、上記第1の実施例と同様の効果により、塗装むら
のない状態に塗装された給湯器ケース等が効率的に形成
される。また、本実施例では、第1の板部材3の張り出
し突部8の形成領域間に切り欠き部9が形成されている
ために、第1の板部材3と第2の板部材4との重ね合わ
せ部分に入り込んだ塗料は、接合体10を塗料槽から引き
上げたとき等に、切り欠き部9を介しても流れ落ちるこ
ととなり、それにより、重ね合わせ部分に入り込んだ塗
料が重ね合わせ部分に溜まることを上記第1の実施例よ
りも完璧に防ぐことが可能となり、塗装むらを防ぐ効果
をより確実なものとすることができる。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
第2の実施例では、切り欠き部9は端面開口の切り欠き
部としたが、切り欠き部9は必ずしも端面開口とすると
は限らず、例えば、張り出し突部8の形成領域間に穴を
形成し、この穴を切り欠き部9としてもよいし、切り欠
き部9の大きさ、形状は適宜設定されるものである。
【0019】また、上記第2の実施例では、切り欠き部
9は、1つの張り出し突部8を両サイド側から挟む態様
で設けたが、切り欠き部9は、例えば、張り出し突部8
を2つずつ両サイド側から挟む態様に設けても構わず、
切り欠き部9の配設態様や配設間隔等は適宜設定される
ものである。
【0020】また、張り出し突部8の形状や大きさ、配
設間隔等も上記実施例に限定されることはなく、適宜設
定されるものである。
【0021】さらに、上記実施例では、いずれも、張り
出し突部8は、第1の板部材3側から第2の板部材4側
に張り出して形成されていたが、その逆に、第2の板部
材4に、第2の板部材4側から第1の板部材3側に張り
出した張り出し突部8を間隔を介して複数配設してもよ
く、また、第1の板部材3と第2の板部材4との両方
に、互いに相手側に張り出した張り出し突部8を設けて
も構わない。
【0022】さらに、上記実施例では、いずれも、第1
の板部材3と第2の板部材4の接合体10を電着塗装によ
り塗装したが、接合体10は電着塗装以外のどぶ漬けによ
る浸漬塗装により塗装しても構わない。
【0023】さらに、上記実施例では、第1の板部材3
と第2の板部材4との接合は、スポット溶接により行っ
たが、第1の板部材3と第2の板部材4との接合は、例
えばTIG(Tungsten Insert Gas )溶接により行って
もよく、また、溶接以外のビス止め等の別の方法を用い
て行っても構わない。
【0024】さらに、上記実施例では、第1の板部材3
と第2の板部材4とは共に金属により形成されていた
が、第1、第2の板部材3,4は、樹脂等の金属以外の
別の材料により形成されていても構わない。この場合の
接合方法は、接着剤や溶剤接着、超音波溶着等により行
われる。
【0025】さらに、本発明の板材接合体の塗装方法お
よび板材接合体の塗装構造は、給湯器ケースやエアコン
室外機のケースやロッカー等に適用されるだけではな
く、第1の板部材と第2の板部材とが重ね合わせ配設さ
れ、接合部を介して接合されているあらゆる板材接合体
の塗装方法および板材接合態の塗装構造として広く適用
されるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、張り出し突部により形
成された接合部と接合部の間の第1の板部材と第2の板
部材の重ね合わせ部分に隙間を形成したことにより、第
1の板部材と第2の板部材を一体的に浸漬塗装したとき
に、前記重ね合わせ部分に入り込んだ浸漬塗装用の塗装
剤(塗料)が重ね合わせ部分から流れ落ち、従来のよう
に塗料が重ね合わせ部分に溜まった状態のままで乾燥が
行われるようなことはなく、重ね合わせ部分に溜まった
塗料が乾燥時に流れ落ちることによる塗装むらを防ぐこ
とができる。そのため、板材接合体をむらなく均一に塗
装することが可能となり、また、塗装むらを防ぐため
に、従来行われていたエアーブロー等の手間を省くこと
が可能となり、塗装を非常に効率的、かつ、見栄えよく
行うことができる。
【0027】また、第1の板部材には張り出し突部の形
成領域間に切り欠き部が形成されている本発明によれ
ば、前記重ね合わせ部分に入り込んだ塗装剤を切り欠き
部を介しても流し落とすことが可能となるために、重ね
合わせ部分に塗装剤が溜まることをより完璧に防ぐこと
が可能となり、それにより、塗装むらを防ぐ効果をより
確実なものとすることができる。
【0028】さらに、本発明によれば、接合体の塗装を
どぶ漬け浸漬により行うことにより、塗装を容易に、か
つ、効率的に行うことが可能となり、特に、前記どぶ漬
け浸漬による塗装を電着により行うようにした本発明に
よれば、電着塗装は公害が少なく、塗装剤の回収率も高
いために、省エネルギー化を図ることが可能となり、環
境に優しく、効率的な塗装を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる板材接合体の塗装構造の第1の
実施例を示す要部断面構成図である。
【図2】上記第1の実施例を分解状態で示す構成図であ
る。
【図3】本発明に係わる板材接合体の塗装構造の第2の
実施例を分解状態で示す要部構成図である。
【図4】電着を用いた一般的な塗装工程を示すフローチ
ャートである。
【図5】従来の板材接合体の塗装構造を断面図(a)と
斜視図(b)により示す説明図である。
【図6】従来の板材接合体の塗装構造における塗装むら
の発生状態を示す説明図である。
【符号の説明】
3 第1の板部材 4 第2の板部材 6 接合部 8 張り出し突部 9 切り欠き部 10 接合体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の板部材に第2の板部材を重ね合わ
    せて配設し、この第1の板部材と第2の板部材との重ね
    合わせ部分に形成される接合部を介して第1の板部材と
    第2の板部材が接続され、この接合状態で第1の板部材
    と第2の板部材が一体的に浸漬塗装されている板材接合
    体の塗装構造であって、少なくとも第1の板部材側から
    第2の板部材側に張り出した張り出し突部が間隔を介し
    て複数配設されており、該張り出し突部を前記接合部と
    成し、接合部と接合部の間の第1の板部材と第2の板部
    材の重ね合わせ部分に隙間が形成されていることを特徴
    とする板材接合体の塗装構造。
  2. 【請求項2】 第1の板部材には張り出し突部の形成領
    域間に切り欠き部が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の板材接合体の塗装構造。
  3. 【請求項3】 第1の板部材に第2の板部材を重ね合わ
    せて配設し、この第1の板部材と第2の板部材との重ね
    合わせ部分に少なくとも第1の板部材側から第2の板部
    材側に張り出した張り出し突部を間隔を介して複数配設
    して該張り出し突部を第1の板部材と第2の板部材を接
    合する接合部と成し、接合部と接合部の間の第1の板部
    材と第2の板部材の重ね合わせ部分に隙間が形成された
    状態で第1の板部材と第2の板部材を接合し、この接合
    状態で第1の板部材と第2の板部材を一体的にどぶ漬け
    浸漬して塗装し、然る後に第1の板部材と第2の板部材
    の乾燥を行うことを特徴とする板材接合体の塗装方法。
  4. 【請求項4】 どぶ漬け浸漬による塗装は電着により行
    うことを特徴とする請求項3記載の板材接合体の塗装方
    法。
JP03628195A 1995-01-31 1995-01-31 板材接合体の塗装方法および塗装された板材接合体 Expired - Fee Related JP3696280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03628195A JP3696280B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 板材接合体の塗装方法および塗装された板材接合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03628195A JP3696280B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 板材接合体の塗装方法および塗装された板材接合体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08206582A true JPH08206582A (ja) 1996-08-13
JP3696280B2 JP3696280B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=12465410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03628195A Expired - Fee Related JP3696280B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 板材接合体の塗装方法および塗装された板材接合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3696280B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187878A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 電着塗装用接合品およびその製造法と自動車車体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187878A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 電着塗装用接合品およびその製造法と自動車車体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3696280B2 (ja) 2005-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08206582A (ja) 板材接合体の塗装方法および板材接合体の塗装構造
KR102149154B1 (ko) 로봇을 이용한 흘림도장 장치
JPS62157873A (ja) 自動車車体の製造方法
JPS59140181A (ja) 自動車車体のフランジ形状
JPS62173378A (ja) 車両のル−フサイドレ−ル構造
JP3253831B2 (ja) 電着塗装の前処理方法
JPS62295746A (ja) 車両におけるアスフアルトシ−トの貼着方法
CN209700791U (zh) 用于车辆的铰链连接处的车身结构
JPS62237971A (ja) 貯蔵庫外箱の塗装方法
JP2005013949A (ja) 塗装方法及び塗装装置
JPS6365099A (ja) 電着塗装ラインにおける洗浄装置
CN113231275A (zh) 一种侧面指纹模组芯片的喷涂方法
JP2548472B2 (ja) 溶接継合わせされたろう付アルミニウム・ハニカムパネルおよびその塗装方法
JPS59179176A (ja) 無限軌道帯の塗装装置
JPS62103399A (ja) 電着塗料の二次タレ防止方法
JPH08332454A (ja) 塗装方法
JPH05171497A (ja) 電着塗膜表面の細孔整形方法及び装置
JPS6228431Y2 (ja)
JPS61244530A (ja) 複合金属板製造方法
JPH0222570Y2 (ja)
JP2001347096A (ja) 電気洗濯機および外枠体
JPH049778Y2 (ja)
JPH0718493A (ja) 電着塗装における塗料の電着方法
JPS63212066A (ja) アルミニウム製熱交換器コア
JP2019127642A (ja) 電着塗装方法及び電着塗装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040722

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040927

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20041129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050301

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050414

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050517

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20050523

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees