JPH0820633A - ポリエステルブロック共重合体および弾性糸 - Google Patents

ポリエステルブロック共重合体および弾性糸

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JPH0820633A
JPH0820633A JP15378694A JP15378694A JPH0820633A JP H0820633 A JPH0820633 A JP H0820633A JP 15378694 A JP15378694 A JP 15378694A JP 15378694 A JP15378694 A JP 15378694A JP H0820633 A JPH0820633 A JP H0820633A
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JP
Japan
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polyester
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block copolymer
acid
aliphatic
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JP15378694A
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Masayuki Hayashi
雅幸 林
Motoyoshi Suzuki
東義 鈴木
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 A. 全二塩基酸成分のうち20〜40モル%
が炭素数6〜12の脂肪族ジカルボン酸であり、60〜
80モル%がテレフタル酸である二塩基酸成分と、全グ
リコール成分のうち70モル%以上が分岐したメチル基
を有する特定のジオール化合物であるグリコール成分と
から形成されたポリエステルソフトセグメント(A)お
よび B. 芳香族ジカルボン酸を主たる二塩基酸成分とし、炭
素数2〜4の脂肪族α、ω−ジオール化合物および/ま
たはシクロヘキサンジメタノールを主たるグリコール成
分とするポリエステルハードセグメント(B)よりなる
ポリエステルブロック共重合体およびその共重合体から
形成された弾性糸。 【効果】 耐加水分解性および弾性回復性能に優れた弾
性糸を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なポリエステルブロ
ック共重合体に関する。さらには耐加水分解性に優れ、
かつ弾性回復性能に優れた弾性糸を製造するに適したポ
リエステルブロック共重合体およびその共重合体より形
成された弾性糸に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリエステルをハード成分とし、
脂肪族ポリエーテルまたは脂肪族ポリエステルをソフト
成分とするポリエステルブロック共重合体は、いわゆる
ポリエステルエラストマーとして種々の用途に使用され
ていることは周知のことである。しかしながら、これら
のポリエステルエラストマーは耐候性及び耐熱性等が不
十分で、例えば最も普通に用いられているポリ(オキシ
テトラメチレン)グリコールをソフト成分とするポリエ
ステルエラストマーは、安定剤を併用しないかぎりはそ
の安定性が低く、室温下でも1〜2ケ月で使用不可能な
状態になるまで劣化するといった欠点がある。この劣化
は、光が照射されている場合より一層促進される。
【0003】また、脂肪族ポリエステルをソフト成分と
するポリエステルエラストマーは、上記のものに比べる
と安定性は良好なものの、やはり安定剤を併用しないか
ぎりは100℃でも1週間以内にその分子量が低下し、
初期の諸特性が劣化する場合が多い。
【0004】したがって、これら従来のポリエステルエ
ラストマーを実用に供する場合には、紫外線吸収剤、酸
化防止剤等の安定剤を併用することが必須の条件である
が、その安定効果は比較的小さく、その使用量を多くし
ないかぎり長時間使用中に劣化が起る場合が多い。しか
るに、多量の安定剤が添加された成形物を後加工、後処
理すると、逆に安定剤がブリードアウトしたり溶出する
といった別の問題が発生する場合が多い。
【0005】かかる問題点を解決するために、本発明者
らは、先に、従来のポリエステルブロック共重合体の耐
熱性及び耐候性等の耐久性に劣る要因は、ソフト成分に
用いられている脂肪族ポリエーテルまたはポリエステル
の耐酸化安定性および耐加水分解安定性が不充分なため
であることを見出し、これらの性能に優れた特定の芳香
族ポリエステル成分をソフト成分として用いることを提
案した(特開平4−33919号公報参照)。
【0006】さらに、上記のソフト成分である芳香族ポ
リエステル成分に対して特定量の脂肪族ポリエステルを
共重合することにより低温回復性能に優れたポリエステ
ルブロック共重合体を得ることを提案した。また、上記
ソフト成分として、側鎖にメチル基を有する特定のジオ
ール化合物をグリコール成分とする芳香族ポリエステル
を用いることによりポリエステルブロック共重合体の弾
性回復性能を改善することも提案した(特開平5−16
3333号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリエ
ステルブロック共重合体から形成される弾性糸は、用途
により伸長時において耐加水分解性が要求されることが
ある。前述した如き従来のポリエステルブロック共重合
体から形成される弾性糸は必ずしもかかる耐加水分解性
が充分とは云えなかった。本発明は上記事情を背景にな
されたもので、その目的は伸長時における耐加水分解性
が改善されかつ優れた弾性回復性能を有するポリエステ
ルブロック共重合体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定量のテレフ
タル酸を酸成分に用い、側鎖にメチル基を有する特定の
ジオール化合物を特定量含むグリコールをグリコール成
分に用いたポリエステルをソフトセグメントとするブロ
ック共重合体は、伸長時における耐加水分解が改善しか
つ優れた弾性回復性能を有することを見出し、本発明に
到達した。
【0009】すなわち、本発明によれば[A]全二塩基
酸成分のうち20〜40モル%が炭素数6〜12の脂肪
族ジカルボン酸であり、60〜80モル%がテレフタル
酸である二塩基酸成分と、全グリコール成分のうち70
モル%以上が下記式(I) HO−CH2−R−CH2−OH ・・・・・(I) [但し、式中Rは分岐したメチル基の少なくとも1個有
する炭素数4〜7の脂肪族飽和炭化水素基を示す]で表
わされるジオール化合物であるグリコール成分とから形
成されたポリエステルソフトセグメント(A)および
[B]芳香族ジカルボン酸を主たる二塩基酸成分とし、
炭素数2〜4の脂肪族α、ω−ジオール化合物および/
またはシクロヘキサンジメタノールを主たるグリコール
成分とするポリエステルハードセグメント(B)よりな
るポリエステルブロック共重合体およびその共重合体よ
り形成された弾性糸が提供される。
【0010】以下本発明についてさらに詳細に説明す
る。本発明のポリエステルブロック共重合体を構成する
一つの成分であるポリエステルソフトセグメント(A)
は、炭素数6〜12の脂肪族ジカルボン酸が20〜40
モル%およびテレフタル酸が60〜80モル%である二
塩基酸成分と、グリコール成分の70モル%以上が前記
式(I)で表わされる分岐したジオール化合物であるグ
リコール成分とから形成されたものである。
【0011】前記ポリエステルソフトセグメント(A)
の成分および割合について説明すると、脂肪族ジカルボ
ン酸は、炭素数が6〜12であることが必要であり、カ
ルボキシル基間の炭素原子数がこれ以上少なすぎると、
低温での弾性回復性能向上効果が小さく、加水分解も受
け易くなる。好ましい脂肪族ジカルボン酸としては、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボ
ン酸等が例示される。
【0012】前記脂肪族ジカルボン酸の割合が全二塩基
酸成分当り20モル%未満では低温時における弾性回復
性能が劣り、一方、40モル%を越すと加水分解を受け
易くなる。
【0013】また全グリコール成分当り70モル%以
上、好ましくは80モル%以上が前記式(I)で表わさ
れる分岐したジオール化合物であることが必要である。
前記式(I)においてRの炭素数が3以下の場合および
前記ジオール化合物の割合が70モル%未満の場合は、
弾性回復性能が低下するので望ましくない。前記式
(I)においてRの炭素数が8を越えるものは入手が困
難である。
【0014】前記式(I)の分岐したジオール化合物の
具体例としては、3−メチル−1,5−ペンタジオー
ル、2−メチル−1,8−オクタンジオールなどを例示
することができ、これらは単独或いは二種以上を混合し
て使用することができる。
【0015】全グリコール成分中30モル%より少ない
割合、好ましくは20モル%より少ない割合で他の脂肪
族グリコール例えば炭素数2〜10、好ましくは2〜8
の直鎖のグリコールを使用することができる。
【0016】本発明のブロック共重合体を構成する他の
成分であるポリエステルハードセグメント(B)は、芳
香族ジカルボン酸を主たる二塩酸成分とし、炭素数2〜
4の脂肪族α、ω−ジオール化合物および/またはシク
ロヘキサンジメタノールを主たるグリコール成分とする
ポリエステルである。かかるハードセグメント(B)を
形成する成分単独からなるポリエステルは固有粘度が
0.6以上であり、180℃以上、好ましくは200℃
以上の融点を有するものが好ましい。
【0017】ここで主たるとはポリエステルハードセグ
メント(B)の全成分に対して30モル%以下、好まし
くは20モル%以下の他の二塩基酸成分或いはグリコー
ル成分が共重合されていてもよいことを意味する。かか
るポリエステルハードセグメント(B)に用いられる二
塩基酸成分としての芳香族ジカルボン酸としては、例え
ばテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,
4'−ジフェニルジカルボン酸等が例示され、脂肪族
α、ω−ジオールとしては、エチレングリコール、トリ
メチレングリコール、テトラメチレングリコールがあげ
られる。なかでも、結晶性が良く結晶化速度も早くなる
といった特徴を有することから、ポリ(テトラメチレン
テレフタレート)セグメント、ポリ(テトラメチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレート)セグメントお
よびポリ(1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタ
レート)セグメント等が好ましく用いられる。
【0018】本発明のブロック共重合体は、上記のポリ
エステルソフトセグメント(A)とポリエステルハード
セグメント(B)とからなるが、その割合は目的によっ
て任意に変えることができる。すなわち、一般に弾性回
復性能を付与するには、A:Bを90:10〜30:7
0(重量比)の範囲にすればよいが、特に低温でのゴム
弾性を望む場合には、A部分が多い80:20〜60:
40(重量比)とするのがより望ましい。
【0019】本発明のブロック共重合体は、例えば、上
述のポリエステルソフトセグメント(A)あるいはポリ
エステルハードセグメント(B)の夫々単独からなる高
分子量ポリエステル(A')および(B')を予め合成し
ておき、これらをエステル交換反応せしめる(再分配反
応せしめる)ことにより容易に得ることができる。この
エステル交換反応せしめる方法としては、上記2種のポ
リエステル(A'およびB')を触媒の存在下、溶融混合
せしめる方法が一般的であるが、この際、「どこまで反
応させるか」及び「如何にしてその状態で反応を停止さ
せるか」の2点が重要なポイントとなる。前者の点につ
いては、どのような特性を有するポリマーが得たいかに
よって適宜変更することができるが、そのための反応条
件は、用いるポリエステル(A')およびポリエステル
(B')の種類、量、分子量等により異なり、また、攪
拌状況、温度、触媒等種々の因子によっても異なってく
るので、一義的に定めることは困難である。したがっ
て、実際には、使用するポリマー、組成、装置等が定ま
った後、目的とするポリエステルブロック共重合体が得
られる反応条件を見出すこととなる。なお、このエステ
ル交換反応せしめる際には、低温での十分な弾性回復性
能を得るうえで、得られるポリエステルブロック共重合
体の融点が、用いたポリエステル(B')の融点より2
〜40℃低くなるまで反応せしめることが好ましい。
【0020】次に、“如何にしてエステル交換反応を停
止させるか”については、反応後のブロック共重合体を
直ちに形成する場合には必ずしも問題とはならないが、
例えば一度チップにした後で再度溶融して形成物とする
場合には、再溶融時にエステル交換反応が更に進行し
て、ブロック共重合体の性質が変わるので、エステル交
換反応を停止させておくことが望ましい。この反応を停
止させる方法としては、触媒を失活させる方法が一般的
であり、例えばエステル交換反応触媒としてチタンまた
はスズ触媒を用い、リン酸、亜リン酸、ホスフォン酸、
ホスフィン酸およびこれらの誘導体を添加して触媒能を
失活させる方法が採用できる。
【0021】なお、この触媒能を失活させる方法は、温
度が260℃以上になるとその効果は低減するので(2
60℃以上になると触媒活性は完全には停止できな
い)、ポリエステル(B')の融点が260℃を越える
場合には、あらかじらめ溶融、可塑剤等を低温での反応
および成形が可能となるようにしておくことが望まし
い。
【0022】かくして得られるポリエステルブロック共
重合体の固有粘度(オルトクロルフェノール中35℃で
測定)は、0.4以上好ましくは0.6以上とすることが
望ましく、前記エステル交換反応時に使用するポリエス
テル(A')および(B')として固有粘度の高いものを
用い、かつエステル交換反応時に両ポリマーが分解して
重合度を低下させない条件で反応させることより容易に
達成できる。すなわち、例えばエステル交換反応時の反
応温度をあまり高くしずぎると熱分解が起るし、反応雰
囲気中に水分、グリコール成分等が共存すると、加水分
解、グリコール分解等が起って、得られるブロック共重
合体の固有粘度は低下するので望ましくない。
【0023】なお、本発明のポリエステルブロック共重
合体は、分岐剤、増粘剤、カチオン可染性を付与するた
めのスルホン酸塩化合物、難燃性を付与するためのリン
化合物、その他の共重合成分が共重合されていても良
く、また、顔料、染料、充填料、難燃剤、安定剤等が含
有されていても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明のポリエステルブロック共重合体
は、従来のポリエステルブロック共重合体に比較して伸
長時の耐加水分解性と伸長回復性能とが共に優れたので
ある。従って、伸長回復性能、伸長時の耐加水分解性能
が要求される分野に繊維、フィルム、樹脂成形品として
幅広く展開し得るものであり、その工業的価値は極めて
大きい。
【0025】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳述する。な
お、実施例において「部」は重量部を示し、固有粘度は
オルトクロロフェノール中35℃で測定したものであ
り、融点は示差走査熱量計にて昇温速度20℃/分で吸
熱ピーク温度を求めることにより測定した。また、弾性
糸の伸長回復率及び耐加水分解性は、次のようにして測
定した。
【0026】(1)弾性回復率:弾性糸を20℃で20
0%(元の長さの3.0倍)伸長した後、直ちに回復さ
せ、その回復率を求めた。
【0027】(2)耐加水分解性:弾性糸を、オートク
レーブ中で、150%(元の長さの1.5倍)に伸長さ
せた状態で130℃の熱水により1時間処理した後、強
力を測定し、熱水処理前の強力に対する強力保持率を求
め、耐加水分解性の指標とした。
【0028】実施例1 ジメチルテレフタレート 67.9部、ジメチルセバケー
ト 34.5部、3−メチル−1,5ペンタンジオール 7
0.8部、ジブチルスズジアセテート 0.21部を共に
加熱し副生するメタノールを除去した。反応生成物を減
圧可能な反応釜に移し、減圧下に反応させて固有粘度
0.91の非晶性ポリエステル(A')を得た。このポリ
エステル(A')と同様に重合して得た固有粘度が1.0
8であり融点が225℃のポリテトラメチレンテレフタ
レート(ポリエステル(B'))とをポエステル(A')
が70重量%ポリエステル(B')が30重量%となる
ように混合し、250℃で25分 0.4mmHgの減圧
下で反応させた。内容物は始めは白濁していたが、18
分程度経過した時点から透明になった。21分後にフェ
ニルホスホン酸を0.08部添加し、更に15分間攪拌
した後、生成物を取り出した。得られたポリエステルブ
ロック共重合体は固有粘度1.07融点198℃であっ
た。 このポリマーを250℃で12ホールの口金から
吐出して300m/分で巻き取り弾性糸を得た。この弾
性糸の伸長回復率(20℃)は82%で耐加水分解性
(強力保持率)は70%であり、伸長回復率(20℃)
および耐加水分解性共に優れていた。
【0029】比較例1 ジメチルイソフタレート67.9部、ジメチルセバケー
ト34.5部、3−メチル−1,5ペンタンジオール7
0.8部、ジブチルスズジアセテート0.21部と共に加
熱し副生するメタノールを除去した。反応生成物を減圧
可能な反応釜に移し、減圧下に反応させて固有粘度0.
94の非晶性ポリエステル(A')を得た。このポリエ
ステル(A')と同様に重合して得た固有粘度が1.07
であり、融点が225℃のポリテトラメチレンテレフタ
レート(ポリエステル(B'))とをポリエステル
(A')が70重量%、ポリエステル(B')が30重量
%となるように混合し、250℃で25分 0.4mmH
gの減圧下で反応させた。内容物は始めは白濁していた
が、22分程度経過した時点から透明になった。25分
後にフェニルホスホン酸を0.08部添加し、更に15
分間攪拌した後、生成物を取り出した。得られたポリエ
ステルブロック共重合体は固有粘度1.10、融点19
6℃であった。このポリマーを実施例1と同様な方法で
弾性糸を得た。この弾性糸の伸長回復率(20℃)は8
5%で耐加水分解性は58%であり、伸長回復率は良好
であったが、耐加水分解性が不足していた。
【0030】実施例2〜5及び比較例2〜7 ジブチルスズジアセテートを触媒(全ジカルボン酸成分
に対して120mmol%)として調製した表1〜3記
載、二種のポリエステルを同表に記載した条件下で溶融
混合し、実施例1と同様に内部がやや透明になつた時点
でフェニルホスホン酸を添加してブロック共重合体を得
た。得られたポリマーの特性を実施例1と同様に評価し
た結果を表1〜3に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A. 全二塩基酸成分のうち20〜40モ
    ル%が炭素数6〜12の脂肪族ジカルボン酸であり、6
    0〜80モル%がテレフタル酸である二塩基酸成分と、
    全グリコール成分のうち70モル%以上が下記式(I) HO−CH2−R−CH2−OH ・・・・・・・・(I) [但し、式中Rは分岐したメチル基を少なくとも1個有
    する炭素数4〜7の脂肪族飽和炭化水素基を示す]で表
    わされるジオール化合物であるグリコール成分とから形
    成されたポリエステルソフトセグメント(A)および B. 芳香族ジカルボン酸を主たる二塩基酸成分とし、炭
    素数2〜4の脂肪族α、ω−ジオール化合物および/ま
    たはシクロヘキサンジメタノールを主たるグリコール成
    分とするポリエステルハードセグメント(B)よりなる
    ポリエステルブロック共重合体。
  2. 【請求項2】 該ポリエステルソフトセグメント(A)
    およびポリエステルハードセグメント(B)の割合が重
    量で80:20〜60:40の範囲である請求項1記載
    のポリエステルブロック共重合体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のポリエステルブロック共
    重合体より形成された弾性糸。
JP15378694A 1994-07-05 1994-07-05 ポリエステルブロック共重合体および弾性糸 Withdrawn JPH0820633A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022005191A1 (ko) * 2020-07-01 2022-01-06 도레이첨단소재 주식회사 열접착성 복합 섬유, 그 제조방법, 이를 각각 포함하는 섬유 집합체 및 부직포

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