JPH08205117A - 会議通信端末装置 - Google Patents

会議通信端末装置

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JPH08205117A
JPH08205117A JP7032883A JP3288395A JPH08205117A JP H08205117 A JPH08205117 A JP H08205117A JP 7032883 A JP7032883 A JP 7032883A JP 3288395 A JP3288395 A JP 3288395A JP H08205117 A JPH08205117 A JP H08205117A
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monitor
panel
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JP7032883A
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Naoki Tsunoda
直規 角田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タッチパネルに表示される画像を、自端末装
置のモニタに表示したり、相手端末装置に送信するする
ことができる会議通信端末装置を提供すること。 【構成】 タッチパネルに表示されるモノクロ2値のパ
ネル画像を構成する各画素について、その画素値がモノ
クロ2値のうちの一方の値の画素を前記モニタに可視表
示される画素である可視画素に変換し、他方の値の画素
を前記モニタに可視表示されない画素である透明画素に
変換するか、または、逆に、モノクロ2値のうちの前記
他方の値の画素を前記可視画素に変換し、前記一方の値
の画素を前記透明画素に変換する画像変換手段と、前記
モニタに表示され画像に、前記画像変換手段により変換
されたパネル画像を合成するモニタ表示画像合成手段と
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも、カメラで
撮影した自端末画像または相手端末装置から受信した相
手端末画像をモニタに表示する一方、前記自端末画像を
前記相手端末装置に送信すると共に、手書き画像の入力
及び各種表示のためのタッチパネルを備えた会議通信端
末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記従来の会議通信端末装置では、その
モニタに表示される画像は、自端末のカメラで撮影し
た、自端末側の会議参加者等が映し出された画像等の自
端末画像、または、相手端末で撮影された相手端末側の
会議参加者等が映し出された画像等の相手端末画像だけ
である。また、相手端末に送信される画像は、前記自端
末画像だけである。
【0003】また、テレライティング等のサービスのた
めに備えられた、タッチペン等による手書き画像の入力
及び、原稿画像等の各種表示のためのタッチパネルに表
示されるパネル画像は、そのタッチパネルのそばにいる
者だけが容易に見ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、タッチパ
ネルのそばにいる者以外の自端末側の会議参加者は、タ
ッチパネルの配置場所まで移動しなければ、パネル画像
を見ることができない。また、相手端末側の会議参加者
は、前記パネル画像を見ることができない。そのため、
会議の臨場感が損なわれるという問題点があった。
【0005】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、タッチパネルに表示される画像を、自端末装置の
モニタに表示したり、相手端末装置に送信するすること
ができる会議通信端末装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の会議通信端末装置は、少なくとも、
カメラで撮影した自端末画像または相手端末装置から受
信した相手端末画像をモニタに表示する一方、前記自端
末画像を前記相手端末装置に送信すると共に、手書き画
像の入力及び各種表示のためのタッチパネルを備えた会
議通信端末装置において、前記タッチパネルに表示され
るモノクロ2値のパネル画像を構成する各画素につい
て、その画素値がモノクロ2値のうちの一方の値の画素
を前記モニタに可視表示される画素である可視画素に変
換し、他方の値の画素を前記モニタに可視表示されない
画素である透明画素に変換するか、または、逆に、モノ
クロ2値のうちの前記他方の値の画素を前記可視画素に
変換し、前記一方の値の画素を前記透明画素に変換する
画像変換手段と、前記モニタに表示される画像に、前記
画像変換手段により変換されたパネル画像を合成するモ
ニタ表示画像合成手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0007】請求項2記載の会議通信端末装置は、請求
項1記載の会議通信端末装置において、前記相手端末装
置に送信する画像に、前記画像変換手段により変換され
たパネル画像を合成する送信画像合成手段を備えている
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の会議通信端末装置は、少な
くとも、カメラで撮影した自端末画像または相手端末装
置から受信した相手端末画像をモニタに表示する一方、
前記自端末画像を前記相手端末装置に送信すると共に、
手書き画像の入力及び各種表示のためのタッチパネルを
備えた会議通信端末装置において、送信側会議通信端末
装置は、前記タッチパネルに表示されるモノクロ2値の
パネル画像を、受信側会議通信端末装置に送信するパネ
ル画像送信手段を備える一方、前記受信側会議通信端末
装置は、前記送信側会議通信端末装置から受信したモノ
クロ2値のパネル画像を構成する各画素について、その
画素値がモノクロ2値のうちの一方の値の画素を前記モ
ニタに可視表示される画素である可視画素に変換し、他
方の値の画素を前記モニタに可視表示されない画素であ
る透明画素に変換するか、または、逆に、モノクロ2値
のうちの前記他方の値の画素を前記可視画素に変換し、
前記一方の値の画素を前記透明画素に変換する画像変換
手段と、前記モニタに表示される画像に、前記画像変換
手段により変換されたパネル画像を合成するモニタ表示
画像合成手段とを備えていることを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項4記載の会議通信端末装置は、少な
くとも、カメラで撮影した自端末画像または相手端末装
置から受信した相手端末画像をモニタに表示する一方、
前記自端末画像を前記相手端末装置に送信すると共に、
手書き画像の入力及び各種表示のためのタッチパネルを
備えた会議通信端末装置において、前記タッチパネルに
表示されるパネル画像の一部領域を指定する領域指定手
段と、その領域指定手段により指定された前記一部領域
のパネル画像を構成する各画素について、その画素値が
モノクロ2値のうちの一方の値の画素を前記モニタに可
視表示される画素である可視画素に変換し、他方の値の
画素を前記モニタに可視表示されない画素である透明画
素に変換するか、または、逆に、モノクロ2値のうちの
前記他方の値の画素を前記可視画素に変換し、前記一方
の値の画素を前記透明画素に変換する画像変換手段と、
前記モニタに表示される画像に、前記画像変換手段によ
り変換された一部領域のパネル画像を合成するモニタ表
示画像合成手段とを備えていることを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項5記載の会議通信端末装置は、請求
項4記載の会議通信端末装置において、前記相手端末装
置に送信する画像に、前記画像変換手段により変換され
た一部領域のパネル画像を合成する送信画像合成手段を
備えていることを特徴とするものである。
【0011】請求項6記載の会議通信端末装置は、請求
項1、2、3、4または5のいずれかの記載の会議通信
端末装置において、パネル画像の色を指定するパネル画
像色指定手段を備え、前記画像変換手段は、前記パネル
画像色指定手段の指定に応じた色で、前記可視画素を着
色することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、画像変換手段
は、前記タッチパネルに表示されるモノクロ2値のパネ
ル画像を構成する各画素について、その画素値がモノク
ロ2値のうちの一方の値の画素を前記モニタに可視表示
される画素である可視画素に変換し、他方の値の画素を
前記モニタに可視表示されない画素である透明画素に変
換するか、または、逆に、モノクロ2値のうちの前記他
方の値の画素を前記可視画素に変換し、前記一方の値の
画素を前記透明画素に変換する。つまり、パネル画像
が、原稿を読み取って得た原稿画像である場合等の、モ
ノクロ2値画像である場合、例えば、原稿が文字原稿で
あるときは、白地に黒文字の原稿であったり、黒地に白
文字の原稿であったりするが、黒文字の背景となる白地
や、白文字の背景となる黒地を構成する画素は、モニタ
には表示されない無信号の透明画素に変換され、黒文字
や白文字を構成する画素は、モニタに表示される所定の
信号値を持つ可視画素に変換される。そして、前記モニ
タに表示される画像には、モニタ表示画像合成手段によ
り、前記画像変換手段により変換されたパネル画像が合
成される。これにより、パネル画像を自端末装置のモニ
タに表示することができ、また、本来モニタに表示され
るべき画像が、パネル画像の表示により見えなくなるこ
とを最小限に抑えることができる。
【0013】請求項2記載の構成によれば、送信画像合
成手段は、前記相手端末装置に送信する画像に、前記画
像変換手段により変換されたパネル画像を合成する。こ
れにより、本来モニタに表示されるべき画像が、パネル
画像の表示により見えなくなることを最小限に抑えつ
つ、パネル画像を自端末装置のモニタに表示することが
できるばかりでなく、相手端末装置のモニタに表示した
りすることができる。
【0014】請求項3記載の構成によれば、送信側会議
通信端末装置は、パネル画像送信手段を備え、前記タッ
チパネルに表示されるモノクロ2値のパネル画像を受信
側会議通信端末装置に送信する。一方、前記受信側会議
通信端末装置は、画像変換手段により、前記送信側会議
通信端末装置から受信したモノクロ2値のパネル画像を
構成する各画素について、その画素値がモノクロ2値の
うちの一方の値の画素を前記モニタに可視表示される画
素である可視画素に変換し、他方の値の画素を前記モニ
タに可視表示されない画素である透明画素に変換する
か、または、逆に、モノクロ2値のうちの前記他方の値
の画素を前記可視画素に変換し、前記一方の値の画素を
前記透明画素に変換する。そして、前記モニタに表示さ
れる画像には、モニタ表示画像合成手段前記画像変換手
段により変換されたパネル画像が合成される。これによ
り、本来モニタに表示されるべき画像が、パネル画像の
表示により見えなくなることを最小限に抑えつつ、パネ
ル画像を相手端末装置のモニタに表示したりすることが
できる。
【0015】請求項4記載の構成によれば、領域指定手
段により、前記タッチパネルに表示されるパネル画像の
一部領域が指定される。画像変換手段は、前記領域指定
手段により指定された前記一部領域のパネル画像を構成
する各画素について、その画素値がモノクロ2値のうち
の一方の値の画素を前記モニタに可視表示される画素で
ある可視画素に変換し、他方の値の画素を前記モニタに
可視表示されない画素である透明画素に変換するか、ま
たは、逆に、モノクロ2値のうちの前記他方の値の画素
を前記可視画素に変換し、前記一方の値の画素を前記透
明画素に変換する。そして、前記モニタに表示される画
像には、モニタ表示画像合成手段により、前記画像変換
手段により変換された一部領域のパネル画像が合成され
る。これにより、パネル画像を自端末装置のモニタに表
示することができ、また、本来モニタに表示されるべき
画像が、パネル画像の表示により見えなくなることを最
小限に抑えることができる。また、モニタに表示するパ
ネル画像は、その領域を自由に指定することができるた
め、表示したい部分だけを表示することができる。
【0016】請求項5記載の構成によれば、送信画像合
成手段は、前記相手端末装置に送信する画像に、前記画
像変換手段により変換された一部領域のパネル画像を合
成する。これにより、本来モニタに表示されるべき画像
が、パネル画像の表示により見えなくなることを最小限
に抑えつつ、パネル画像を自端末装置のモニタに表示す
ることができるばかりでなく、相手端末装置のモニタに
表示したりすることができる。また、モニタに表示した
り、相手端末装置に送信するパネル画像は、その領域を
自由に指定することができるため、表示したい部分たけ
を表示することができる。
【0017】請求項6記載の構成によれば、パネル画像
色指定手段により、パネル画像の色が指定される。前記
画像変換手段は、前記パネル画像色指定手段の指定に応
じた色で、前記可視画素を着色する。これにより、モニ
タに表示したり、相手端末装置に送信するパネル画像を
適当な色で着色することができる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例に係る会議通信
端末装置を示している。この会議通信端末装置は、IS
DNの基本インターフェースを伝送路として用いるもの
であり、音声情報の通信機能、動画情報の通信機能、静
止画像情報の通信機能、ファクシミリ通信機能、テレラ
イティング機能、及び、これらの通信機能の多重化通信
機能を備え、ISDNの基本インターフェースに接続す
ることにより、2つの情報チャンネル(Bチャンネル)
を用いたデータ通信が可能である。
【0020】同図において、システム制御部1は、この
会議通信端末装置の各部の制御処理、テレビ会議通信の
上位レイヤの処理、この会議通信端末装置が備えている
各種アプリケーショプログラムの実行処理、及び、ユー
ザからのヘルプ要求に対応したヘルプ表示処理などの各
種制御処理を実行するものである。ROM(リード・オ
ンリ・メモリ)2は、システム制御部1が実行する制御
処理プログラムの一部や、制御処理プログラムを実行す
るために必要な各種のデータなどを記憶するものであ
る。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)3は、シス
テム制御部1のワークエリアなどを構成するものであ
る。
【0021】時計回路4は、現在日時情報を出力するた
めのものである。スキャナ5は、所定の解像度で原稿画
像を読み取り入力するためのものである。プロッタ6
は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであ
り、符号化復号化部7は、スキャナ5が読み取って得た
画信号をグループ4ファクシミリ機能の符号化方式、ま
たは、グループ3ファクシミリ機能の符号化方式で符号
化圧縮するとともに、符号化された画情報を元の画信号
に復号化するためのものである。画像処理部8は、画像
データの変倍処理や解像度変換処理などの各種画像処理
を実行するものである。磁気ディスク9は、システムソ
フトウェア、複数のアプリケーションプログラム、及
び、スキャナで読み取った原稿画像等の多数のユーザデ
ータなどを記憶するためのものである。
【0022】タッチパネル装置12は、テレライティン
グ通信機能のための表示装置として用いられると共に、
ユーザがこの会議通信端末装置を操作するときの表示部
として用いられるものである。LCD表示制御部11
は、タッチパネル装置12の表示部として設けられた液
晶ディスプレイ(LCD)の表示内容を制御するための
ものである。
【0023】タッチパネル制御部13は、タッチパネル
装置12の液晶ディスプレイの表面に設けられたタッチ
パネルの、タッチ操作された座標データや、タッチ状態
データなどを出力するものである。
【0024】音声入出力装置14は、通話のための音声
をマイク入力するとともにスピーカ出力するためのもの
である。音声入出力装置14からマイク入力されたアナ
ログ音声信号は音声CODEC15に出力され、また、
音声入出力装置14からスピーカ出力するアナログ音声
信号は、音声CODEC15から出力されて音声入出力
装置14に加えられる。
【0025】音声CODEC15は、ISDNのBチャ
ンネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのアナ
ログ信号/デジタルデータの信号変換処理を行うための
ものである。また、音声制御部16は、音声入出力装置
14の動作を制御するためのものである。
【0026】ビデオカメラ装置17は、この会議通信端
末装置のユーザ側の映像を撮影するためのものであり、
このビデオカメラ装置17から出力される動画信号は、
動画CODEC18の映像信号入力端に加えられると共
に、表示制御部19の動画信号入力端に加えられてい
る。ビデオカメラ制御部20は、ビデオカメラ装置17
の撮影オン/オフ、ズームイン/ズームアウト、及び、
パンなどの各種操作動作を制御するためのものである。
【0027】動画CODEC18は、ビデオカメラ装置
17の動画信号を、TTC標準JT−H.261の符号
化方式で符号化圧縮して動画情報を形成するとともに、
符号化圧縮された状態の動画情報を元の動画信号に変換
する一方、画信号の切り換えを行うものである。
【0028】静止カメラ装置21は、静止画像を撮影す
るためのものであり、この静止画カメラ21から出力さ
れる静止画信号は、静止画CODEC22に加えられて
いる。
【0029】静止画CODEC22は、静止画カメラ装
置21から加えられる静止画信号を所定の符号化方式
(例えば、JPEG方式)で符号化圧縮すると共に、圧
縮された状態の静止画情報を元の静止画信号に復号化す
るものであり、形成した1フレーム分の静止画信号、あ
るいは、復号化して得た静止画信号を表示制御部19の
静止画信号入力端に出力している。
【0030】表示制御部19は、ビデオモニタ装置24
に表示する画面の表示内容を制御するものであり、シス
テム制御部1からの指令により、ビデオカメラ装置17
から出力される動画信号の表示画面情報、動画CODE
C18から出力される動画信号の表示画面情報、及び、
静止画CODEC22から加えられる静止画信号の表示
画面情報を形成し、それらの表示画面情報を適宜に組み
合わせて、ビデオモニタ装置24の表示装置に表示す
る。
【0031】ISDNインターフェース回路25は、I
SDNに接続すると共に、ISDNのレイヤ1の信号処
理機能及びDチャンネルの信号と2つのBチャンネルの
信号の統合/分離機能を備えたものであり、Dチャンネ
ルの信号はDチャンネル伝送制御部26とやり取りし、
また、2つのBチャンネルの信号は多重化/分離装置2
7とやりとりしている。
【0032】Dチャンネル伝送制御部26は、Dチャン
ネルのレイヤ2の信号処理機能、および、1つまたは2
つのBチャンネルを呼接続/開放するための呼制御処理
機能を備えたものである。
【0033】多重化/分離装置27は、Bチャンネルを
用いてやりとりする音声、動画、及び、汎用データ(静
止画データなどのその他のデータ)などの複数のメディ
アのデータを多重化し、TTC標準JT−H.221に
規定されているフレームデータを形成して回線側に送出
すると共に、受信したフレームデータに多重化されてい
る複数のメディアのデータを分離するものである。この
多重化/分離装置28は、音声データを音声CODEC
15との間でやり取りし、動画データを動画CODEC
18との間でやり取りし、また、汎用データをシステム
制御部1との間でやり取りしている。
【0034】操作表示部30は、オペレータが各種操作
を行なうと共に、装置が動作状態等を表示するものであ
り、キーボード等のマンマシンインターフェースが備え
られている。
【0035】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、符号化
復号化部7、画像処理部8、磁気ディスク装置9、LC
D表示制御部11、タッチパネル制御部13、音声CO
DEC15、音声制御部16、動画CODEC18、表
示制御部19、ビデオカメラ制御部20、Dチャンネル
伝送制御部26、多重化/分離装置27、及び、操作表
示部30は、システムバス28に接続されており、これ
らの各要素間のデータのやり取りは、主として、システ
ムバス28を介して行われる。
【0036】図2は、図1に示した会議通信端末装置の
タッチパネル装置12の一例を示している。
【0037】このタッチパネル装置12には、原稿画像
等がモノクロ2値画像で表示される液晶ディスプレイ1
2aと、その液晶ディスプレイ12aの表示画面に付設
されたタッチパネル12bとが設けられている、また、
タッチペン31は、タッチパネル12bの表面を適宜に
タッチ操作するものであり、図に示されるように、四辺
形の対角等を指定するなどして一部領域を指定したり、
液晶ディスプレイ12aに表示される各種メニューをタ
ッチ操作するものである。
【0038】また、図1に示した会議通信端末装置で
は、その通信処理を実現するためのプロトコルスタック
が、それぞれのアプリケーション毎に独立して構成され
ており、その一例を図3に示す。
【0039】同図において、Dチャンネルを用い呼制御
手順を実行する処理では、Q921、Q931のプロト
コルスタックが用いられる。また、Bチャンネルを用い
て実行されるC&I制御処理、テレライティング(T
W)制御処理、汎用データ伝送(BULK)制御処理、
グループ4ファクシミリ伝送(G4FAX)制御処理、
及び、グループ3ファクシミリ伝送(G3FAX)制御
処理は、それそれ対応する装置機能の勧告または標準に
定められているプロトコルスタックが用いられる。
【0040】図4は、図1に示した構成と同じ構成の会
議通信端末装置TA、TBが、C&I通信のためのデー
タのやり取りをする際のタイムチャートを示している。
【0041】同図において、会議通信端末装置TA、T
Bは、C&I通信のためのプロトコルスタックを形成し
て、そのユーザデータに必要な会議制御情報をセット
し、それらの会議制御情報を相互にやりとりしている。
【0042】図5は、図1に示した構成と同じ構成の会
議通信端末装置TA、TBが、図4に示したC&I通信
のためのデータのやり取りを実行した後に、テレライテ
ィング(TW)や、ファクシミリ通信等のアプリケーシ
ョンを実行するためのデータのやり取りをする際のタイ
ムチャートを示している。
【0043】同図において、図4に示したC&I通信の
ためのデータのやり取りを実行したことにより起動され
た会議通信用のプロトコルを使って、テレライティング
通信のプロトコルスタックを生成する。テレライティン
グ通信のプロトコルスタックを生成後、会議通信端末装
置TA、TBは、互いにテレライティング通信を実行す
る。
【0044】また、会議通信用のプロトコルを使って、
ファクシミリ通信のプロトコルスタックを生成する。フ
ァクシミリ通信のプロトコルスタックを生成後、会議通
信端末装置TA、TBは、互いにファクシミリ通信を実
行し、画像データ(BULK情報)を伝送する。
【0045】これら、テレライティング通信やファクシ
ミリ通信は、図3に示されたプロトコルスタックにより
実行される。
【0046】図6は、図1に示した会議通信端末装置の
動画CODEC18の、構成の一例を示すブロック図で
ある。
【0047】同図において、A/D変換器32は、ビデ
オカメラ装置17から入力されるNTSC方式に準拠し
たアナログ画信号をNTSCデジタル画信号に変換する
ものである。NTSCデコーダ33は、A/D変換器3
2から出力されるNTSCデジタル信号を所定の画像信
号に変換するものである。H261エンコーダ34は、
NTSCデコーダ33から出力される画像信号をITU
−T勧告H.261の符号化方式で符号化圧縮して出力
するものである。その出力画像データDo(H261)
は、多重化/分離装置27、ISDNインターフェース
回路25を介し、ISDN回線を経由して、相手端末装
置に送信される。
【0048】逆に、相手端末装置から送信され、ISD
N回線を経由して、ISDNインターフェース回路2
5、多重化/分離装置27を介して入力される、ITU
−T勧告H.261の符号化方式で符号化圧縮された入
力画像データDo(H261)は、H261デコーダ3
5に入力され、その入力される画像データは、ITU−
T勧告H.261の符号化方式で復号伸長されて出力さ
れる。
【0049】NTSCエンコーダ36は、H261デコ
ーダ35から出力される画像信号をNTSCデジタル信
号に変換するものである。D/A変換器37は、NTS
Cエンコーダ36から出力されるNTSCデジタル信号
をNTSCアナログ画信号に変換するものである。その
NTSCアナログ画信号は、後述するスーパインポーズ
回路39、及び、表示制御部19を介して、ビデオモニ
タ装置24に表示される。
【0050】画像メモリ38は、システムバス28を経
由して入力される、タッチパネル12の液晶ディスプレ
イ12aに表示される画像データと同一の画像データで
ある、パネル画像データDi(LCD)が格納されるも
のであり、パネル画像データDi(LCD)は、画像メ
モリ38にマッピングされる。なお、パネル画像データ
Di(LCD)は、モノクロ2値(1または0)の画像
データであり、画素値が1または0の画素で構成されて
いる。
【0051】スーパインポーズ回路39は、画像メモリ
38にマッピングされたパネル画像データDi(LC
D)を、入力される画像に合成して出力するものであ
る。スーパインポーズ回路39は、パネル画像データD
i(LCD)のうち、画素値が1の画素を、ビデオモニ
タ装置24に可視表示される画素である可視画素とし
て、システム制御部1から指定された所定のカラー信号
に変換する一方、画素値が0の画素を、ビデオモニタ装
置24に可視表示されない画素である透明画素として、
信号レベルがゼロの信号に変換し、前記入力される画像
に画素値0の画素が表示されないようにする。
【0052】スイッチSW1は、それに設けられた入力
端子2または3と、出力端子1とを選択的に切り替えて
接続するものであり、その切り替えは、システム制御部
1からの指令により行われる。
【0053】スイッチSW1の入力端子2には、ビデオ
カメラ装置17から入力されるNTSC方式に準拠した
アナログ画信号Viが接続され、入力端子3には、D/
A変換器37の出力が接続され、出力端子1は、スーパ
インポーズ回路39の入力に接続されている。
【0054】図7は、図1に示した会議通信端末装置の
動画CODEC18の、構成の図6とは別の例を示すブ
ロック図である。
【0055】同図に示される、動画CODEC18にお
いて、図6に示される動画CODEC18と、同一部分
には、同一符号を付し、その説明を省略する。図6に示
される動画CODEC18と異なる点は、スーパインポ
ーズ回路40が追加され、ビデオカメラ装置17から入
力されるNTSC方式に準拠したアナログ画信号Viが
スーパインポーズ回路40の入力に接続され、スーパイ
ンポーズ回路40の出力が、A/D変換器32の入力に
接続れていることである。
【0056】スーパインポーズ回路40は、スーパイン
ポーズ回路39と同様に、画像メモリ38にマッピング
されたパネル画像データDi(LCD)を、入力される
画像に合成して出力するものである。スーパインポーズ
回路40は、パネル画像データDi(LCD)のうち、
画素値が1の画素を、ビデオモニタ装置24に可視表示
される画素である可視画素として、システム制御部1か
ら指定された所定のカラー信号に変換する一方、画素値
が0の画素を、ビデオモニタ装置24に可視表示されな
い画素である透明画素として、信号レベルがゼロの信号
に変換し、前記入力される画像に画素値0の画素が表示
されないようにする。
【0057】以上のように図1及び、図6または図7に
示されるように構成され、相手端末装置である相手側の
会議通信端末装置とISDN回線を経由して会議通信を
実行している自端末である会議通信端末装置における、
自端末モニタであるビデオモニタ装置24に表示する画
像の切り替えは、画像切替えのために操作表示部30の
キーボードに割り当てられた画像切替えキーを押下する
ことにより要求されるユーザの画像切替えの要求をシス
テム制御部1が検知し、その要求にしたがって、システ
ム制御部1がスイッチSW1の接続を切替ることにより
実行される。
【0058】すなわち、スイッチSW1の入力端子2
と、出力端子1とが接続された場合は、ビデオカメラ装
置17から入力される画信号Viが、スーパインポーズ
回路39を介してビデオモニタ装置24に表示される。
この際、スーパインポーズ回路39により、液晶ディス
プレイ12aに表示されるパネル画像と同一の画像が、
ビデオカメラ装置17から入力される画信号Viと合成
され、ビデオモニタ装置24に表示される。
【0059】スイッチSW1の入力端子3と、出力端子
1とが接続された場合は、H261デコーダ35、NT
SCエンコーダ36及びD/A変換器37を介して、相
手端末装置から送信された画信号が、スーパインポーズ
回路39を介してビデオモニタ装置24に表示される。
この際、スーパインポーズ回路39により、液晶ディス
プレイ12aに表示されるパネル画像と同一の画像が、
相手端末装置から送信された画信号と合成され、ビデオ
モニタ装置24に表示される。
【0060】なお、図7に示される動画CODEC18
の構成では、相手端末装置に送信される画信号Viに
も、自端末の液晶ディスプレイ12aに表示されるパネ
ル画像と同一の画像が合成され、相手端末装置が備える
ビデオモニタ装置等に表示される。
【0061】図8は、画像メモリ38に格納されるパネ
ル画像データDi(LCD)が、磁気ディスク装置9等
からシステム制御部1により読みだされて格納される場
合に、画像データを構成する各画素の画素値を反転させ
るか、させないかを予め設定しておくための手順を示
す、フローチャートである。
【0062】すなわち、スキャナ5等で読み取られる原
稿画像としては、白い紙に印字された黒い文字のような
白地に黒字の原稿画像と、逆に、黒地に白字の原稿画像
とがある。したがって、黒を画素値1、白を画素値0と
すると、スーパインポーズ回路39や40で、前記透明
画素とすべき画素が、白地に黒字の原稿画像の場合は、
白地を構成する白画素となり、逆に、黒地に白字の原稿
画像の場合は、白字を構成する白画素となる。したがっ
て、黒地に白字の原稿画像の場合は、予め画素値を反転
しておかないと、自端末モニタ24に本来表示される画
像や、相手端末装置に本来送信される画像を、不必要に
隠してまうことになる。
【0063】そのために、同図において、システム制御
部1は、操作表示部30のキーボードに割り当てられた
反転キーが押下されたかを監視している(判断101の
Noループ)。反転キーが押下されると(判断101の
No)、画素値反転モードに設定する(処理102)。
画素値反転モードに設定された後に、画像メモリ38に
格納されるパネル画像データDi(LCD)が、磁気デ
ィスク装置9等からシステム制御部1により読みだされ
て格納されるときには、画像データを構成する各画素の
画素値は反転される。
【0064】図9は、画像メモリ38に格納されるモノ
クロ2値のパネル画像データDi(LCD)が、スーパ
インポーズ回路39または40により合成される際に、
適当な色信号に変換することにより着色される場合の色
を予め設定しておくための手順を示す、フローチャート
である。
【0065】すなわち、自端末モニタ24に表示される
画像や、相手端末装置に送信される画像がカラー画像で
有る場合に、そのカラー画像にモノクロ2値画像が合成
されると、殺風景な画像となってしまう。そこで、モノ
クロ2値のパネル画像に、適当な色を付けて表示できれ
ば、パネル画像が合成されても、自端末モニタ24に表
示される画像や、相手端末装置に送信される画像の見映
えが悪くなることを低減することができる。
【0066】そのために、同図において、システム制御
部1は、操作表示部30のキーボードに、複数の色、例
えば、赤、緑、青、等に対応付けられて割り当てられた
色指定キーのうちのいずれかのキーが押下されたかを監
視している(判断201のNoループ)。色指定キーが
押下されると(判断201のYes)、押下された色指
定キーに応じた色を設定する(処理202)。色が設定
された後に、画像メモリ38に格納されるモノクロ2値
のパネル画像データDi(LCD)が、スーパインポー
ズ回路39または40により合成される際には、システ
ム制御部1からの指令により、スーパインポーズ回路3
9または40は、その設定された色にパネル画像データ
を変換して合成する。
【0067】図10は、相手端末装置である相手側の会
議通信端末装置とISDN回線を経由して会議通信を実
行している自端末である、図1及び図6に示される構成
の会議通信端末装置において、自端末モニタ24に表示
する画像にパネル画像データDi(LCD)を合成する
手順を示すフローチャートである。
【0068】同図の処理に先立って、磁気ディスク装置
には、スキャナ5等で読取られた原稿画像データが、符
号化復号化部7により符号化圧縮されて蓄積されている
とする。
【0069】同図において、システム制御部1は、磁気
ディスク装置9から原稿画像データを読み込み(処理3
01)、符号化復号化部7により、復号して元の原稿画
像データに伸長する(処理302)。
【0070】そして、伸長されて画像データを、画素単
位で順次読み取り(処理303)、図8に示される手順
により、反転モードに設定されている場合(判断304
のYes)は、その画素の画素値を反転する。すなわ
ち、画素値1の画素は、画素値を0に変換し、画素値0
の画素は、画素値を1に変換する。反転モードに設定さ
れていない場合(判断304のNo)は、画素値を保存
して、処理306に移る。
【0071】処理306では、その反転モードの設定に
したがって処理された画素を画像メモリ38に書き込
む。また、未処理画素が有る場合(判断307のYe
s)は、処理303からの処理を繰り返し、読み込んだ
原稿画像データを構成する全ての画素を画像メモリ38
に格納する。
【0072】システム制御部1は、画像メモリに格納さ
れた画像データを図9に示される処理により設定された
色に変換するように、スーパインポーズ回路39を設定
し、画像メモリ38に格納された画像データは、スーパ
インポーズ回路39により自端末モニタ24に表示され
る画像に合成されて表示される。
【0073】なお、以上の手順と並行して、システム制
御部1は、LCD表示制御部11に、原稿画像データを
転送し、液晶ディスプレイ12aには、自端末モニタ2
4に表示される画像に合成された画像と同様の画像がモ
ノクロ表示されている。
【0074】図11は、相手端末装置である相手側の会
議通信端末装置とISDN回線を経由して会議通信を実
行している自端末である、図1及び図7に示される構成
の会議通信端末装置において、相手端末装置に送信する
画像にパネル画像データDi(LCD)を合成する手順
を示すフローチャートである。
【0075】同図の処理に先立って、磁気ディスク装置
には、スキャナ5等で読取られた原稿画像データが、符
号化復号化部7により符号化圧縮されて蓄積されている
とする。
【0076】同図において、システム制御部1は、磁気
ディスク装置9から原稿画像データを読み込み(処理4
01)、符号化復号化部7により、復号して元の原稿画
像データに伸長する(処理402)。
【0077】そして、伸長されて画像データを、画素単
位で順次読み取り(処理403)、図8に示される手順
により、反転モードに設定されている場合(判断404
のYes)は、その画素の画素値を反転する。すなわ
ち、画素値1の画素は、画素値を0に変換し、画素値0
の画素は、画素値を1に変換する。反転モードに設定さ
れていない場合(判断404のNo)は、画素値を保存
して、処理406に移る。
【0078】処理406では、その反転モードの設定に
したがって処理された画素を画像メモリ38に書き込
む。また、未処理画素が有る場合(判断407のYe
s)は、処理403からの処理を繰り返し、読み込んだ
原稿画像データを構成する全ての画素を画像メモリ38
に格納する。
【0079】システム制御部1は、画像メモリに格納さ
れた画像データを図9に示される処理により設定されて
色に変換するように、スーパインポーズ回路40を設定
し、画像メモリに格納された画像データは、スーパイン
ポーズ回路40により相手端末装置に送信される画像に
合成されて送信される。
【0080】なお、以上の手順と並行して、システム制
御部1はLCD表示制御部11に原稿画像データを転送
し、液晶ディスプレイ12aには、自端末モニタ24に
表示される画像に合成された画像と同様の画像がモノク
ロ表示されている。
【0081】また、図1及び図7に示される構成の会議
通信端末装置において、図10に示された手順を実行す
れば、前述の図1及び図6に示される構成の会議通信端
末装置において、図10の手順を実行した場合と同様
に、パネル画像を自端末モニタ24に表示される画像に
合成することができるのはいうまでもない。
【0082】さて、このように、図1及び図7の構成に
おいて、図11に示される手順を実行することにより、
相手端末装置に送信される画像にも、パネル画像を合成
することができ、相手端末装置においては、その送信さ
れた画像を受信して、その相手端末装置が備える相手端
末モニタに表示することにより、相手端末モニタに表示
される画像に、自端末のパネル画像を合成して表示する
ことができるが、同様のことを、相手端末装置を図1及
び図6に示す構成とすることによっても実現することが
できる。
【0083】すなわち、図1に示す構成の自端末側の会
議通信端末装置が、図5に示したようなプロトコル手順
を用いて、原稿画像データを図1及び図6に示す構成の
相手端末側の会議通信端末装置に送信する。これによ
り、自端末側及び相手端末側の会議通信端末装置は、同
じ原稿画像データを共有することになる。したがって、
相手端末側の会議通信端末装置が、受信したその原稿画
像データに対して、図10の手順を実行することによ
り、相手端末モニタに表示される画像に、自端末のパネ
ル画像を合成して表示することができる。また、自端末
側の会議通信端末装置の動画CODEC18が図6の構
成であれば、自端末モニタ24に表示されるパネル画像
と、相手端末モニタに表示されるパネル画像を同じもの
にすることができる。また、図5に示すプロトコル手順
を用いて制御データを交換することにより、合成される
パネル画像の表示の切替え、改行、改頁、加筆等をリモ
ート操作で同時に行えるようにすることも可能である。
【0084】また、画像メモリ38に格納されるパネル
画像データDi(LCD)は、液晶ディスプレイ12a
に表示される画像と同一の全画面分のデータに限られる
ものではなく、タッチペン31でタッチパネル12bに
タッチ操作して任意の形状及び大きさの四辺形の対角す
る2つの頂点を指定することにより、一部領域を指定
し、その指定された四辺形に対応する画像データを抽出
して構成された一部領域のパネル画像データとすること
ができる。これにより、自端末モニタ24に表示される
画像や、相手端末装置に送信される画像に、合成したい
部分だけを選択的に合成することができ、本来の画像の
うちパネル画像が合成されたことにより隠れてしまう部
分を最小限に抑えることができる。
【0085】図12、13及び14は、自端末装置TA
である、本実施例に係る会議通信端末装置が、ISDN
回線を経由して相手端末装置TBと会議通信する場合
の、タッチパネル装置12の液晶ディスプレイ12aに
表示されるパネル画像が、自端末モニタ24に合成され
て表示されたり、相手端末装置TBの相手端末モニタ5
1に合成されて表示される様を概念的に示したものであ
る。
【0086】図12、13及び14に共通して示され
る、自端末装置TAは、スキャナ5で原稿Pを読み取る
等して得た原稿画像等をパネル画像としてタッチパネル
装置12の液晶ディスプレイ12aに表示する一方、自
端末カメラ17で撮影した画像や、相手端末装置TBか
ら受信した画像にパネル画像を合成して表示することが
できる。一方、相手端末装置TBは、相手端末カメラ5
0で撮影した画像や、自端末装置TAから受信した画像
を相手端末モニタ51に表示することができる。
【0087】図12は、自端末の液晶ディスプレイ12
aに表示されたパネル画像と同一の画像が、自端末モニ
タ24に表示されている様を示している。これにより、
タッチパネルのそばにいる者以外の自端末側の会議参加
者でも、自端末モニタ24を見ることによりパネル画像
と同様の画像を見ることができる。また、自端末モニタ
24に表示される画像に合成されるパネル画像は、前記
可視画素だけが表示され、前記透明画素は表示されず
に、会議参加者等の姿が映し出された本来の画像が透け
て表示されるため、パネル画像を合成したことにより本
来の画像が隠れてしまう弊害を最小限にすることができ
る。
【0088】図13は、自端末の液晶ディスプレイ12
aに表示されたパネル画像の一部領域がタッチペン31
により指定され、その指定された領域の画像と同様の画
像が、自端末モニタ24に表示されている様を示してい
る。これにより、タッチパネルのそばにいる者以外の自
端末側の会議参加者でも、自端末モニタ24を見ること
によりパネル画像と同様の画像を見ることができる。ま
た、自端末モニタ24に表示される画像に合成されるパ
ネル画像は、前記可視画素だけが表示され、前記透明画
素は表示されずに、会議参加者等の姿が映し出された本
来の画像が透けて表示されるため、パネル画像を合成し
たことにより、本来の画像が隠れてしまう弊害を最小限
にすることができる。また、パネル画像のうちの表示し
たい部分だけを合成できるため、本来の画素が隠れてし
まう弊害をいっそう最小限にすることができる。
【0089】図14は、自端末の液晶ディスプレイ12
aに表示されたパネル画像と同様の画像が、自端末モニ
タ24に表示される一方、相手端末装置TBの相手端末
モニタ51に表示されている様を示している。これによ
り、タッチパネルのそばにいる者以外の自端末側の会議
参加者ばかりでなく、相手端末側の会議参加者も、自端
末モニタ24または、相手端末モニタ51を見ることに
より自端末側のパネル画像と同様の画像を見ることがで
きる。また、自端末モニタ24や相手端末モニタ51に
表示される画像に合成されるパネル画像は、前記可視画
素だけが表示され、前記透明画素は表示されずに、会議
参加者等の姿が映し出された本来の画像が透けて表示さ
れるため、パネル画像を合成したことにより、本来の画
像が隠れてしまう弊害を最小限にすることができる。
【0090】なお、図14に示されるように、自端末の
液晶ディスプレイ12aに表示されたパネル画像と同様
の画像を、自端末モニタ24及び、相手端末装置TBの
相手端末モニタ51に表示させるには、自端末装置TA
が、図1及び図7の構成で、図11の処理を実行する場
合と、自端末装置TAが、相手端末装置TBにパネル画
像となる画像データを送信し、相手端末装置TBが、図
1及び図6の構成で、図10の処理を実行する場合とが
あるのは、前述した通りである。
【0091】また、図12、13及び14のいずれの場
合においても、もし、スキャナ5で読み取られる原稿画
像が、白地に黒字の原稿でなく、黒地に白字の原稿であ
れば、前述した図8に示した手順により、反転モードに
設定することにより、本来の画像を合成されたパネル画
像から透けた状態で表示させることができる。また、前
述した図9に示される手順により設定され色でパネル画
像は表示されるため、モノクロ画像のままで表示される
よりも画像の見映えが良くなる。
【0092】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、パネル画
像を自端末装置のモニタに表示することができるため、
タッチパネルのそばにいる者以外の自端末側の会議参加
者が、タッチパネルの配置場所まで移動しなくてもパネ
ル画像を見ることができ、さらに、本来モニタに表示さ
れるべき画像が、パネル画像の表示により見えなくなる
ことを最小限に抑えることができる。したがって、会議
の臨場感が損なわれることがない。
【0093】請求項2に係る発明によれば、本来モニタ
に表示されるべき画像が、パネル画像の表示により見え
なくなることを最小限に抑えつつ、パネル画像を自端末
装置のモニタに表示することができるばかりでなく、相
手端末装置のモニタに表示したりすることができるた
め、相手端末側の会議参加者も、前記パネル画像を見る
ことができ、会議の臨場感がいっそう損なわれることが
ない。
【0094】請求項3に係る発明によれば、本来モニタ
に表示されるべき画像が、パネル画像の表示により見え
なくなることを最小限に抑えつつ、パネル画像を相手端
末装置のモニタに表示したりすることができるため、相
手端末側の会議参加者は、前記パネル画像を見ることが
でき、会議の臨場感が損なわれることがない。
【0095】請求項4に係る発明によれば、パネル画像
を自端末装置のモニタに表示することができ、また、本
来モニタに表示されるべき画像が、パネル画像の表示に
より見えなくなることを最小限に抑えることができる。
また、モニタに表示するパネル画像は、その領域を自由
に指定することができるため、表示したい部分だけを表
示することができ、会議進行を柔軟に行うことができ
る。
【0096】請求項5に係る発明によれば、本来モニタ
に表示されるべき画像が、パネル画像の表示により見え
なくなることを最小限に抑えつつ、パネル画像を自端末
装置のモニタに表示することができるばかりでなく、相
手端末装置のモニタに表示したりすることができる。ま
た、モニタに表示したり、相手端末装置に送信するパネ
ル画像は、その領域を自由に指定することができるた
め、表示したい部分だけを表示することができ、会議進
行をいっそう柔軟に行うことができる。
【0097】請求項6に係る発明によれば、モニタに表
示したり、相手端末装置に送信するパネル画像を適当な
色で着色することができるため、モニタ画像の見映えが
良くなり、通常はカラー画像が表示されている相手端末
装置のモニタ画面に、モノクロのパネル画像が表示され
ることによる違和感が緩和され、会議の臨場感が損なわ
れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置のブ
ロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置が備
えるタッチパッド装置の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置の各
通信機能に対応したプロトコルスタックの構成の一例を
示した概略図である。
【図4】C&I情報のやりとりの一例を示したタイムチ
ャートである。
【図5】テレライティング通信やファクシミリ通信等の
アプリケーションを実行するためのデータのやりとりの
一例を示したタイムチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置の動
画CODECの構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置の動
画CODECの図6とは別の構成例を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置にお
ける、反転モード設定手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置にお
ける、色の設定手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置に
おける、自端末モニタに表示する画像にパネル画像を合
成する手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置に
おける、相手端末装置に送信する画像にパネル画像を合
成する手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例に係る会議通信端末装置に
おける、パネル画像が合成される様を例示する概念図で
ある。
【図13】図12と共に、本発明の一実施例に係る会議
通信端末装置における、パネル画像が合成される様を例
示する概念図である。
【図14】図12と共に、本発明の一実施例に係る会議
通信端末装置における、パネル画像が合成される様を例
示する概念図である。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 ROM 3 RAM 4 時計回路 5 スキャナ 6 プロッタ 7 符号化復号化部 8 画像処理部 9 磁気ディスク装置 11 LCD表示制御部 12 タッチパネル装置 12a 液晶ディスプレイ 12b タッチパネル 13 タッチパネル制御部 14 音声入出力装置 15 音声CODEC 16 音声制御部 17 ビデオカメラ装置 18 動画CODEC 19 表示制御部 20 ビデオカメラ制御部 21 静止画カメラ装置 22 静止画CODEC 23 静止画カメラ制御部 24 ビデオモニタ装置 25 ISDNインターフェース装置 26 Dチャンネル伝送制御部 27 多重化/分離装置 28 システムバス 30 操作表示部 31 タッチペン 32 A/D変換器 33 NTSCデコーダ 34、H261エンコーダ 35 H261デコーダ 36 NTSCエンコーダ 37 D/A変換器 38 画像メモリ 39、40 スーパインポーズ回路 50 相手端末カメラ 51 相手端末モニタ P 原稿 SW1 スイッチ TA 自端末装置 TB 相手端末装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、カメラで撮影した自端末画
    像または相手端末装置から受信した相手端末画像をモニ
    タに表示する一方、前記自端末画像を前記相手端末装置
    に送信すると共に、手書き画像の入力及び各種表示のた
    めのタッチパネルを備えた会議通信端末装置において、 前記タッチパネルに表示されるモノクロ2値のパネル画
    像を構成する各画素について、その画素値がモノクロ2
    値のうちの一方の値の画素を前記モニタに可視表示され
    る画素である可視画素に変換し、他方の値の画素を前記
    モニタに可視表示されない画素である透明画素に変換す
    るか、または、逆に、モノクロ2値のうちの前記他方の
    値の画素を前記可視画素に変換し、前記一方の値の画素
    を前記透明画素に変換する画像変換手段と、前記モニタ
    に表示される画像に、前記画像変換手段により変換され
    たパネル画像を合成するモニタ表示画像合成手段とを備
    えたことを特徴とする会議通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記相手端末装置に送信する画像に、前
    記画像変換手段により変換されたパネル画像を合成する
    送信画像合成手段を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の会議通信端末装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、カメラで撮影した自端末画
    像または相手端末装置から受信した相手端末画像をモニ
    タに表示する一方、前記自端末画像を前記相手端末装置
    に送信すると共に、手書き画像の入力及び各種表示のた
    めのタッチパネルを備えた会議通信端末装置において、 送信側会議通信端末装置は、前記タッチパネルに表示さ
    れるモノクロ2値のパネル画像を、受信側会議通信端末
    装置に送信するパネル画像送信手段を備える一方、前記
    受信側会議通信端末装置は、前記送信側会議通信端末装
    置から受信したモノクロ2値のパネル画像を構成する各
    画素について、その画素値がモノクロ2値のうちの一方
    の値の画素を前記モニタに可視表示される画素である可
    視画素に変換し、他方の値の画素を前記モニタに可視表
    示されない画素である透明画素に変換するか、または、
    逆に、モノクロ2値のうちの前記他方の値の画素を前記
    可視画素に変換し、前記一方の値の画素を前記透明画素
    に変換する画像変換手段と、前記モニタに表示される画
    像に、前記画像変換手段により変換されたパネル画像を
    合成するモニタ表示画像合成手段とを備えていることを
    特徴とする会議通信端末装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、カメラで撮影した自端末画
    像または相手端末装置から受信した相手端末画像をモニ
    タに表示する一方、前記自端末画像を前記相手端末装置
    に送信すると共に、手書き画像の入力及び各種表示のた
    めのタッチパネルを備えた会議通信端末装置において、 前記タッチパネルに表示されるパネル画像の一部領域を
    指定する領域指定手段と、その領域指定手段により指定
    された前記一部領域のパネル画像を構成する各画素につ
    いて、その画素値がモノクロ2値のうちの一方の値の画
    素を前記モニタに可視表示される画素である可視画素に
    変換し、他方の値の画素を前記モニタに可視表示されな
    い画素である透明画素に変換するか、または、逆に、モ
    ノクロ2値のうちの前記他方の値の画素を前記可視画素
    に変換し、前記一方の値の画素を前記透明画素に変換す
    る画像変換手段と、前記モニタに表示される画像に、前
    記画像変換手段により変換された一部領域のパネル画像
    を合成するモニタ表示画像合成手段とを備えていること
    を特徴とする会議通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記相手端末装置に送信する画像に、前
    記画像変換手段により変換された一部領域のパネル画像
    を合成する送信画像合成手段を備えていることを特徴と
    する請求項4記載の会議通信端末装置。
  6. 【請求項6】 パネル画像の色を指定するパネル画像色
    指定手段を備え、前記画像変換手段は、前記パネル画像
    色指定手段の指定に応じた色で、前記可視画素を着色す
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4または5のい
    ずれかの記載の会議通信端末装置。
JP7032883A 1995-01-31 1995-01-31 会議通信端末装置 Pending JPH08205117A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010079212A (ko) * 2001-06-23 2001-08-22 강경진 필기영상 발생 및 표시기
KR100408363B1 (ko) * 2001-10-05 2003-12-06 인피닉스 주식회사 전자공책
JP2013051664A (ja) * 2010-11-30 2013-03-14 Ricoh Co Ltd 通信端末、通信システム、及び通信用プログラム

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KR100408363B1 (ko) * 2001-10-05 2003-12-06 인피닉스 주식회사 전자공책
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