JPH08203482A - 全固体リチウム電池 - Google Patents

全固体リチウム電池

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JPH08203482A
JPH08203482A JP7009920A JP992095A JPH08203482A JP H08203482 A JPH08203482 A JP H08203482A JP 7009920 A JP7009920 A JP 7009920A JP 992095 A JP992095 A JP 992095A JP H08203482 A JPH08203482 A JP H08203482A
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battery
lithium
solid electrolyte
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solid
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JP7009920A
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English (en)
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Kazunori Takada
和典 高田
Noboru Aotani
登 青谷
Kazuya Iwamoto
和也 岩本
Shigeo Kondo
繁雄 近藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低融点金属あるいは低融点合金を電池の構成
部品の少なくとも一部に用いたリチウム電池を得る。 【構成】 インジウム、亜鉛、鉛および錫の中の少なく
とも一種類以上を含む金属あるいは合金をリチウムイオ
ン導電性無機固体電解質からなる固体電解質層4を用い
た全固体リチウム電池の端子6、電槽一式の構成部品
5、7、接合または封口する接合材料9および安全装置
15の中の少なくとも一部に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解質にリチウムイオ
ン導電性無機固体電解質を用いた全固体リチウム電池に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有機電解液を用いた高エネルギー
密度リチウム二次電池の実用化が盛んに進められてい
る。これらリチウム電池の電槽容器あるいはその上蓋材
料としてはステンレス鋼、もしくは鉄にニッケルメッキ
を施したものが多用されており、該容器内にセパレータ
を正極と負極の間にサンドウィッチ状に介在させた電池
素子を挿入した後、有機電解液を注入し、正極に接続し
た上蓋をプラスチック製パッキング材を介し電槽容器に
かしめて封口し、電池としている。
【0003】また別の電池,とりわけ電槽容器内に挿入
する電池素子あるいは電解液が外部からの湿度の侵入に
対して敏感に影響を受ける電池系、たとえば塩化チオニ
ル/リチウム電池やヨウ化リチウムを固体電解質とした
2ビニルピリジンポリアイオダイド/リチウム電池で
は、さらに密閉性の良いシール方法を採用する必要があ
り、これらの電池では、正極あるいは負極端子にガラス
質の物質により溶着してシールするハーメチック端子が
用いられ、これらがステンレス製の上蓋に溶着してシー
ルされ、さらに電槽容器と上蓋との接合もレーザービー
ム溶接で一体化されている。
【0004】この様に電池電槽容器と上蓋を一体化する
際、あるいは上蓋と電極ハーメチック端子を接合する時
にレーザ溶着装置を使用して接合することが、溶着装置
のコスト、および溶着時間などが多くかかり、電池製造
上好ましいものとはいえない。好ましくはこれらの接合
には低コスト、短時間で行える半田などの低融点金属あ
るいは低融点合金による接合が望まれていた。
【0005】さらに、リチウム二次電池は電池の充電あ
るいは放電を繰り返し用いられる電池であるため、電池
特性が異常となった場合に備えて、電池内部からのガス
発生あるいは発熱に対する安全装置として機械的な安全
弁が設けられる。
【0006】機械的な安全弁のかわりに低融点金属を防
爆弁として使用した場合には、電池が異常加熱した場
合、低融点金属が融解し内部のガスを放出して圧力を下
げることができる。また、低融点金属を電池のリード端
子として使用した場合には、短絡などの理由により異常
な大電流が流れた場合に、低融点金属が融解し電流を遮
断して熱ヒューズとして用いることができる。このよう
にリチウム二次電池内での低融点金属の様々な利用が望
まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】低融点金属としては、
インジウム、鉛、錫または亜鉛などの金属単体、もしく
はこれら金属を少なくとも1種類以上含んでなる合金が
挙げられるが、これらの材料はリチウム電池の電解液中
で酸化を受けやすく、電解液中に溶け易い。このため、
これらの金属あるいは合金を再充電可能なリチウム電池
の電槽一式の構成部品や接合材料あるいは安全装置など
に用いた場合には、金属が腐食する課題を有していた。
【0008】また、低融点金属の腐食は、有機電解液と
の接触により生じるのみならず、電池内で発生した腐食
性気体との接触によっても生じる。
【0009】そのため、これら低融点金属と有機電解液
との接触を避ける必要があるが、液体あるいは気体との
接触を完全に断つことは困難であり、低融点金属をリチ
ウム電池のシール材などの構造材料として用いること
は、極めて困難なことであった。
【0010】本発明は、上記諸課題を解決し、低融点合
金を電槽一式の構成部品や電槽容器と上蓋との接合など
の接合用材料あるいは該電池の安全装置など電池構成材
料の一部として使用したリチウム電池を提供しようとす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために本発明の全固体リチウム電池は、リチウムイオン
導電性無機固体電解質からなる固体電解質層を正極と負
極の少なくとも一対の電極がはさみ接して構成される全
固体リチウム電池において、前記全固体リチウム電池の
端子、電槽一式の構成部品、接合または封口する接合材
料および安全装置の中の少なくとも一部に、インジウ
ム、亜鉛、鉛および錫の中の少なくとも一種類を含んで
なる金属あるいは合金を用いる。
【0012】さらに、リチウムイオン導電性無機固体電
解質として、少なくとも硫化リチウムを含む物質よりな
るリチウムイオン導電性無機固体電解質を用いる。
【0013】または、リチウムイオン導電性無機固体電
解質として、硫化リチウムと硫化ケイ素を含む物質より
なるリチウムイオン導電性無機固体電解質を用いる。
【0014】または、リチウムイオン導電性無機固体電
解質として、リチウム酸化物あるいはリチウム酸素酸塩
より選ばれる少なくとも一種の化合物と、硫化リチウム
と硫化ケイ素よりなるリチウムイオン導電性無機固体電
解質を用いる。
【0015】また、上記金属あるいは合金として、金属
の融点あるいは合金の融解終了温度が450℃以下であ
る物を用いる。
【0016】
【作用】インジウム、鉛、錫あるいは亜鉛などの金属単
体、もしくはこれら金属を少なくとも1種類以上含んで
なる低融点合金をリチウム電池の電槽一式の構成部品、
接合材料および該電池の安全装置とするためには、電槽
内の有機電解液あるいは電池内の腐食性気体と前記低融
点金属との接触を避ける必要がある。
【0017】電解質として固体電解質を用いることによ
り、電解質が液体でなくなること、また電解質の蒸気圧
が低いものとなることから、電解質と低融点金属を用い
た電池構成材料との接触を断つ電池構造とすることが容
易となる。
【0018】多くの金属の腐食は、金属が化学的あるい
は電気化学的な酸化を受けた後、その酸化物が電解液中
の陰イオンと錯体を形成し、液体状態の電解液中に溶出
するものである。一方、理想的なリチウムイオン導電性
無機固体電解質はイオン伝導種がリチウムイオンのみで
あり、他の有機電解液のように陰イオンは移動しない。
従って、電池構成材料として低融点金属あるいは低融点
合金を使用した場合、これらの金属が化学的にあるいは
電気化学的に酸化を受けても、固体電解質中には錯体形
成に必要な陰イオンが存在しないため、金属が電解質中
に溶出することがなく、例え何らかの変化で錯体を形成
したとしても、固体電解質自体がリチウムイオンのみが
移動するイオン選択性を持つものであるため、一定量の
鎖体の形成が起こるだけで金属表面は安定に保たれる。
従って、電解質としてリチウムイオン導電性無機固体電
解質を用いることで、低融点金属あるいは低融点合金を
リチウム二次電池の電池構成材料として使用できるもの
となる。
【0019】また、全固体リチウム電池の電池構成材料
として用いられる金属の融点あるいは合金の融解終了温
度が、固体電解質の結晶化温度以下である場合、電池を
構成するに際して溶融点金属あるいは低融点合金を熱溶
着することが特に容易となる。硫化ケイ素と硫化リチウ
ムとを含む化合物よりなるリチウムイオン導電性無機固
体電解質の結晶化温度は、約450℃であるため、この
固体電解質を用いた全固体リチウム電池に用いられる低
融点金属の融点あるいは低融点合金の融解終了温度が4
50℃以下のものが特に好ましく用いられる。
【0020】リチウムイオン導電性無機固体電解質のう
ちで、硫化ケイ素と硫化リチウムを含む物質よりなるリ
チウムイオン導電性無機固体電解質は、負電荷を帯びた
Si−Sよりなる網目状構造の間をリチウムイオンが動
き回る構造をとる。したがって、アニオン性を有するも
のとしてはこの共有結合よりなるSi−S網目構造が主
なものであるため、電気化学的な酸化反応によるガス発
生が起こりにくい。そのため、腐食性のガスがより発生
し難く、固体電解質として好ましく用いられる。
【0021】しかし、固体電解質を構成する材料、該電
解質から避難するイオンの有無、特に陰イオンの有無、
更に陰イオンとしてハロゲン化物イオンの有無によって
は腐食状況が変わる。例えばLiI−Li2S−SiS2
などのハロゲン化リチウムを含有する固体電解質は、S
i−Sよりなる網目構造の間にヨウ化物イオンが単独の
陰イオンとして存在する構造となっている。そのため、
分解電圧以上の電圧を印加した際には(化1)で示した
固体電解質の酸化反応が生じ、ヨウ素の蒸気が電池内部
に飽和する結果となる。その結果、ヨウ素の酸化力によ
り低融点金属の腐食が生じる危惧がある。
【0022】
【化1】
【0023】したがって、固体電解質としてこのような
腐食性のガスを発生するものは好ましくない。このため
固体電解質としてリチウム酸化物あるいはリチウム酸素
酸塩より選ばれる少なくとも一種の化合物と、硫化リチ
ウムと硫化ケイ素よりなるリチウムイオン導電性無機固
体電解質は、上記のヨウ化物イオンに対応する単独の陰
イオンが存在せず、さらにSi−S網目構造の一部の硫
黄が酸素により置換されることでより強い結合の網目構
造となり、ガラス構造がより安定化される。その結果、
電気化学的酸化反応によるガス発生の可能性が一段と低
くなることから特に好ましく用いられる。
【0024】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明す
る。
【0025】(実施例1)本実施例では固体電解質層と
して0.6Li2S−0.4SiS2からなる非晶質リチ
ウムイオン導電性無機固体電解質を直径10mmφ、厚
さ0.2mmのディスク状に加圧成形したものを用い
た。正極はLiCoO2を正極活物質として前記固体電
解質と4:6の体積比率で混合したものを直径10mm
φのディスク状に加圧成形して用いた。続いて、負極に
はリチウム−アルミニウム合金(合金組成10:80重
量比率)の板(0.3mm厚)を10mmφに打ち抜き
作成したものを用いた。
【0026】このようにして作成した一対の電極ディス
クの間に固体電解質ディスクをはさみサンドウィッチ状
になるよう加圧一体化し電池素子とした。さらに、この
電池素子を下記のように容器内に納め全固体リチウム電
池を構成した。
【0027】図1に、本実施例で構成した全固体リチウ
ム電池の断面図を示す。1は上記の電池素子であり、正
極2と負極3の間に固体電解質層4が介在した構成とな
っている。この電池素子の一方の電極である正極は、電
池素子が挿入された金属製の電槽容器5に電気的に接続
される。残りの一方の電極である負極は、集電部8に接
し、これと一体となっている上蓋7にガラス質の物質に
より接着してシールされているハーメチック端子部6と
電気的に接続されている。最後に、容器と上蓋との間を
低融点金属を接着材9として熱溶着あるいは圧着し密封
し、全固体リチウム電池を作製した。ただし、本実施例
においては、電槽容器ならびに上蓋として表面をニッケ
ルめっきした鉄製のものを用い、低融点金属として融点
232℃の錫を用い、熱溶着した。
【0028】こうして作製した電池を80℃の高温槽内
で200μA/cm2の定電流で充放電特性試験を行
い、1000サイクル経過後の充放電特性ならびに低融
点金属を用いた溶着部の腐食状態を調べた。
【0029】その結果、1000サイクル経過後の充放
電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食は
認められなかった。
【0030】また、この電池を火中投棄して行った安全
性試験では、錫が融解し電池の破裂は起こらなかった。
このことから、本実施例で錫を用いて行った溶着部は、
電池が高温となった場合の防爆弁として作用することが
わかった。
【0031】以上のように本発明によると、固体電解質
を用いることにより低融点金属を電池構成部品の一部と
して用いたリチウム電池が得られることがわかった。
【0032】(実施例2)実施例1において用いた固体
電解質である0.6Li2S−0.4SiS2の代わり
に、0.01Li3PO4−0.63Li2S−0.36
SiS2からなる非晶質リチウムイオン導電性無機固体
電解質を用いた以外は実施例1と同様に構成し、本発明
による全固体リチウム電池を作製した。
【0033】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0034】(実施例3)実施例1において用いた固体
電解質である0.6Li2S−0.4SiS2の代わり
に、0.01Li2O−0.63Li2S−0.36Si
2からなる非晶質リチウムイオン導電性無機固体電解
質を用いた以外は実施例1と同様に構成し、本発明によ
る全固体リチウム電池を作製した。
【0035】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0036】(実施例4)実施例1において用いた固体
電解質である0.6Li2S−0.4SiS2の代わり
に、0.01Li4SiO4−0.63Li2S−0.3
6SiS2からなる非晶質リチウムイオン導電性無機固
体電解質を用いた以外は実施例1と同様に構成し、本発
明による全固体リチウム電池を作製した。 この電池を
実施例1と同様の方法で評価した結果、実施例1と同様
に1000サイクル経過後の充放電効率は100%で低
下は見られず、溶着部には腐食は認められなかった。
【0037】(実施例5)実施例1において用いた固体
電解質である0.6Li2S−0.4SiS2の代わり
に、0.01LiBO2−0.63Li2S−0.36S
iS2からなる非晶質リチウムイオン導電性無機固体電
解質を用いた以外は実施例1と同様に構成し、本発明に
よる全固体リチウム電池を作製した。
【0038】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0039】(実施例6)実施例1において用いた固体
電解質である0.6Li2S−0.4SiS2の代わり
に、0.6Li2S−0.4GeS2からなる非晶質リチ
ウムイオン導電性無機固体電解質を用いた以外は実施例
1と同様に構成し、本発明による全固体リチウム電池を
作製した。
【0040】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0041】(実施例7)実施例1において用いた固体
電解質である0.6Li2S−0.4SiS2の代わり
に、0.6Li2S−0.4B23からなる非晶質リチ
ウムイオン導電性無機固体電解質を用いた以外は実施例
1と同様に構成し、本発明による全固体リチウム電池を
作製した。
【0042】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0043】(実施例8)実施例1において用いた固体
電解質である0.6Li2S−0.4SiS2の代わり
に、0.6Li2S−0.4P25からなる非晶質リチ
ウムイオン導電性無機固体電解質を用いた以外は実施例
1と同様に構成し、本発明による全固体リチウム電池を
作製した。
【0044】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0045】(実施例9)実施例1において用いた正極
活物質であるコバルト酸リチウムの代わりに、LiNi
2で表されるニッケル酸リチウムを用いた以外は実施
例1と同様に構成し、本発明による全固体リチウム電池
を作製した。
【0046】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0047】(実施例10)実施例1において用いた正
極活物質であるコバルト酸リチウムの代わりに、TiS
2で表される二硫化チタンを用いた以外は実施例1と同
様に構成し、本発明による全固体リチウム電池を作製し
た。
【0048】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0049】(実施例11)実施例1において用いた負
極であるリチウム−アルミニウム合金の代わりに、天然
黒鉛と固体電解質を重量比で1:1に混合し、加圧成型
したものを用いた以外は実施例1と同様に構成し、本発
明による全固体リチウム電池を作製した。
【0050】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0051】(実施例12)本実施例では、低融点合金
として実施例1において用いた錫の代わりに、錫−鉛合
金(Sn:Pb=60:40重量比、融解終了温度19
0℃)を用いた以外は実施例1と同様に構成し、本発明
による全固体リチウム電池を作製した。
【0052】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0053】(実施例13)本実施例では、低融点合金
として実施例1において用いた錫の代わりに、錫−鉛−
ビスマス合金(Sn:Pb:Bi=22:28:50重
量比、融解終了温度190℃)を用いた以外は実施例1
と同様に構成し、本発明による全固体リチウム電池を作
製した。
【0054】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0055】(実施例14)本実施例では、低融点合金
として実施例1において用いた錫の代わりに、カドミウ
ム−亜鉛合金(Cd:Zn=82.5:17.5重量
比、融解終了温度266℃)を用いた以外は実施例1と
同様に構成し、本発明による全固体リチウム電池を作製
した。
【0056】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0057】(実施例15)本実施例では、低融点合金
として実施例1において用いた錫の代わりに、融点15
7℃のインジウムを用いて全固体リチウム電池を構成し
た。
【0058】本発明実施例における全固体リチウム電池
の断面図を図2に示す。電池の構成は実施例1と同様で
あるが、インジウムはステンレスに接着しないため、電
槽容器の内側面と上蓋の内面をガラスライニングにより
ガラス10および11をコートし、その上にインジウム
半田よりなる接着材12を用いて電槽容器と上蓋を熱溶
着し、作製した。
【0059】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0060】(比較例1)本比較例では、固体電解質と
して過塩素酸リチウムをアセトニトリルにポリエチレン
オキサイドを溶解した中に添加したものを、テフロン板
の上に塗布し、アセトニトリルを蒸発させることにより
作製した高分子固体電解質を用いた以外は実施例13と
同様に構成し、比較例の全固体リチウム電池を作製し
た。
【0061】こうして作製した電池を60℃の高温槽内
で10μA/cm2の定電流で充放電試験を行い、サイ
クル経過後の充放電特性ならびに低融点金属を用いた溶
着部の腐食状態を調べた。
【0062】その結果、50サイクル経過後の充放電効
率は55%を示し、低融点合金による溶着部には著しい
腐食が認められた。
【0063】(比較例2)本比較例では、電解質である
過塩素酸リチウムをプロピレンカーボネイトに溶解した
有機電解液を用いた以外は実施例13と同様に構成し、
比較例の全固体リチウム電池を作製した。
【0064】こうして作製した電池を60℃の高温槽内
で10μA/cm2の定電流で充放電試験を行い、サイ
クル経過後の充放電特性ならびに低融点金属を用いた溶
着部の腐食状態を調べた。
【0065】その結果、50サイクル経過後の充放電効
率は50%を示し、低融点合金による溶着部には著しい
腐食が認められた。
【0066】(比較例3)本比較例では、固体電解質と
して0.75(0.6Li2S−0.4SiS2)−0.
25LiIからなる非晶質リチウムイオン導電性無機固
体電解質を用いた以外は実施例13と同様に構成し、比
較例の全固体リチウム電池を作製した。
【0067】こうして作製した電池を80℃の高温槽内
で100μA/cm2の定電流で充放電試験を行い、1
000サイクル経過後の充放電特性ならびに低融点金属
を用いた溶着部の腐食状態を調べた。
【0068】その結果、1000サイクル経過後の充放
電効率は85%を示し、低融点合金による溶着部には著
しい腐食が認められた。また電池内部から遊離ヨウ素が
溶着部を通じて電池外部に漏れているのが確認できた。
【0069】(比較例4)本比較例では、固体電解質と
して0.75(0.6Li2S−0.4P25)−0.
25LiIからなる非晶質リチウムイオン導電性無機固
体電解質を用いた以外は実施例13と同様に構成し、比
較例の全固体リチウム電池を作製した。
【0070】こうして作製した電池を80℃の高温槽内
で20μA/cm2の定電流で充放電試験を行い、10
00サイクル経過後の充放電特性ならびに低融点金属を
用いた溶着部の腐食状態を調べた。
【0071】その結果、1000サイクル経過後の充放
電効率は83%を示し、低融点合金による溶着部には著
しい腐食が認められた。また電池内部から遊離したヨウ
素が溶着部を通じて電池外部に漏れているのが確認でき
た。
【0072】(比較例5)本比較例では、固体電解質と
して0.75(0.6Li2S−0.4B23)−0.
25LiIからなる非晶質リチウムイオン導電性無機固
体電解質を用いた以外は実施例13と同様に構成し、比
較例の全固体リチウム電池を作製した。
【0073】こうして作製した電池を80℃の高温槽内
で20μA/cm2の定電流で充放電試験を行い、10
00サイクル経過後の充放電特性ならびに低融点金属を
用いた溶着部の腐食状態を調べた。
【0074】その結果、1000サイクル経過後の充放
電効率は78%を示し、低融点合金による溶着部には著
しい腐食が認められた。また電池内部から遊離ヨウ素が
溶着部を通じて電池外部に漏れているのが確認できた。
【0075】(比較例6)本比較例では、固体電解質と
して0.75(0.6Li2S−0.4SiS2)−0.
25LiBrからなる非晶質リチウムイオン導電性無機
固体電解質を用いた以外は実施例13と同様に構成し、
比較例の全固体リチウム電池を作製した。
【0076】こうして作製した電池を80℃の高温槽内
で20μA/cm2の定電流で充放電試験を行い、10
00サイクル経過後の充放電特性ならびに低融点金属を
用いた溶着部の腐食状態を調べた。
【0077】その結果、1000サイクル経過後の充放
電効率は75%を示し、低融点合金による溶着部には著
しい腐食が認められた。また電池内部から遊離シュウ素
が溶着部を通じて電池外部に漏れているのが確認でき
た。
【0078】(比較例7)本比較例では、固体電解質と
して0.80(0.6Li2S−0.4SiS2)−0.
20LiClからなる非晶質リチウムイオン導電性無機
固体電解質を用いた以外は実施例13と同様に構成し、
比較例の全固体リチウム電池を作製した。
【0079】こうして作製した電池を80℃の高温槽内
で20μA/cm2の定電流で充放電試験を行い、10
00サイクル経過後の充放電特性ならびに低融点金属を
用いた溶着部の腐食状態を調べた。
【0080】その結果、1000サイクル経過後の充放
電効率は72%を示し、低融点合金による溶着部には著
しい腐食が認められた。また電池内部から遊離塩素が溶
着部を通じて電池外部に漏れているのが確認できた。
【0081】(比較例8)本比較例では、低融点合金と
して実施例1において用いた錫の代わりに、融点終了温
度690℃の銀−銅−亜鉛合金を用いた以外は実施例1
と同様に構成し、本発明による全固体リチウム電池を作
製した。
【0082】得られた全固体リチウム電池は、内部抵抗
が高く、充放電試験を行うことができなかった。この電
池を分解し、その原因を調べたところ、電解質が結晶化
を起こしていることがわかった。
【0083】(比較例9)本比較例では、低融点合金を
用いて電槽容器と上蓋を熱溶着する代わりに、レーザー
溶接によりシールを行った以外は実施例1と同様に構成
し、本発明による全固体リチウム電池を作製した。
【0084】この電池を用いて実施例1と同様に火中投
棄して安全性試験を行った結果、電池に破裂が生じた。
【0085】(実施例16)本実施例では低融点合金を
安全装置として用いた全固体リチウム電池について説明
を行う。
【0086】電池素子は実施例1と同様に正極と負極の
間に固体電解質層をはさみ加圧一体化し構成した。この
電池素子を容器内に納め全固体リチウム電池を構成し
た。
【0087】図3に、本実施例で構成した全固体リチウ
ム電池の断面図を示す。実施例1と同様に電池素子の一
方の電極である正極は、電池素子が挿入された金属性の
電槽容器5に電気的に接続される。残りの一方の電極で
ある負極は集電体13と接しこの集電体と上蓋7にガラ
ス質の物質により接着してシールされているハーメチク
端子14の間を安全装置15として低融点合金である錫
−鉛−ビスマス−インジウム合金(Sn:Pb:Bi:
In=12:18:49:21重量比、融解終了温度5
7.8℃)で熱溶着して電気的に接続される。最後に電
槽容器と上蓋の間を低融点金属で熱溶着して密封し、全
固体リチウム電池を構成した。
【0088】こうして作製した電池を実施例1と同様に
80℃の高温槽内で200μA/cm2の定電流で充放
電試験を行い、1000サイクル経過後の充放電特性な
らびに低融点金属を用いた溶着部の腐食状態を調べた。
【0089】その結果、1000サイクル経過後の充放
電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食は
認められなかった。
【0090】また、この電池の正極と負極を短絡させる
ことにより電池に大電流を流す安全性試験を行った結
果、40秒後に低融点合金による安全装置15が融解し
て電流が遮断され、電池が異常発熱することはなかっ
た。
【0091】(実施例17)本実施例では、安全装置の
材料として実施例16で用いた錫−鉛−ビスマス−イン
ジウム合金に代えて、錫−ビスマス−インジウム合金
(Sn:Bi:In=17:57:26重量比、融解終
了温度78.9℃)を用いた以外は実施例16と同様に
構成し、全固体リチウム電池を作製した。
【0092】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0093】また、正極と負極を短絡させる安全性試験
を行った結果、60秒後に安全装置15が融解して電流
が遮断され、電池が異常発熱することはなかった。
【0094】(実施例18)本実施例では、安全装置の
材料として実施例16で用いた錫−鉛−ビスマス−イン
ジウム合金に代えて、錫−鉛−ビスマス−カドミウム合
金(Sn:Pb:Bi:Cd=13:27:50:10
重量比、融解終了温度70℃)を用いた以外は実施例1
6と同様に構成し、全固体リチウム電池を作製した。
【0095】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0096】また、正極と負極を短絡させる安全性試験
を行った結果、50秒後に安全装置15が融解して電流
が遮断され、電池が異常発熱することはなかった。
【0097】(実施例19)本実施例では、安全装置の
材料として実施例16で用いた錫−鉛−ビスマス−イン
ジウム合金を用い、安全装置の接続法として熱溶着法に
代えて圧着法を用いた以外は実施例16と同様に構成
し、全固体リチウム電池を作製した。
【0098】この電池を実施例1と同様の方法で評価し
た結果、実施例1と同様に1000サイクル経過後の充
放電効率は100%で低下は見られず、溶着部には腐食
は認められなかった。
【0099】また、正極と負極を短絡させる安全性試験
を行った結果、40秒後に安全装置15が融解して電流
が遮断され、電池が異常発熱することはなかった。
【0100】(比較例10)比較例として、実施例1に
おいて構成したものと同じ構成の電池を用い、実施例1
6と同様の正負極を短絡させる安全性試験を行った。
【0101】その結果、低融点金属あるいは合金を用い
た安全装置がないため、電流が遮断されることがなく、
電池短絡2分後には電池が異常加熱し、表面温度が10
0℃を超えた。
【0102】なお、本発明の実施例においては、インジ
ウム、亜鉛、鉛および錫の中の少なくとも一種類以上を
含む金属あるいは合金として、インジウム金属、錫金
属、あるいは錫−鉛合金などについて説明を行ったが、
その他組成の異なった合金など実施例では説明を行わな
かった金属あるいは合金を用いても同様の効果が得ら
れ、本発明はインジウム、亜鉛、錫および錫の中の少な
くとも一種類以上を含む合金として実施例に挙げたもの
についてのみ限定されるものではない。
【0103】また、本発明の実施例においては、リチウ
ムイオン導電性無機固体電解質としてLi2S−SiS2
などを使ったものについて説明を行ったが、その他実施
例では説明を行わなかったLi2S−Al23などのリ
チウムイオン導電性無機固体電解質を用いても同様の効
果が得られ、本発明は固体電解質として実施例に挙げた
ものについてのみ限定されるものではない。
【0104】また、本発明の実施例において、リチウム
酸化物あるいはリチウム酸素酸塩より選ばれる少なくと
も一種の化合物と、硫化リチウムと硫化ケイ素よりなる
リチウムイオン導電性無機固体電解質のリチウム酸化物
あるいはリチウム酸素酸塩として、リン酸リチウム(L
3PO4)、酸化リチウム(Li2O)珪酸リチウム
(Li4SiO4などを使ったものについて説明を行った
が、その他硫酸リチウム(Li2SO4)や過酸化リチウ
ム(Li22)などの実施例では説明を行わなかったリ
チウム酸化物あるいはリチウム酸素酸塩を用いても同様
の効果が得られ、本発明はリチウム酸化物あるいはリチ
ウム酸素酸塩として実施例に挙げたものについてのみ限
定されるものではない。
【0105】また、本発明の実施例においては、正極活
物質として、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニ
ッケル酸リチウム(LiNiO2)などを用いたものに
ついてのみ説明を行ったが、その他実施例では説明を行
わなかった、マンガン酸リチウム(LiMnO2)、二
硫化ニオブ(NbS2)などを用いても同様の効果が得
られ、本発明は正極活物質として実施例に挙げたものを
用いたものについてのみ限定されるものではない。
【0106】また、本発明の実施例においては、負極活
物質として、リチウム−アルミニウム合金、リチウム−
黒鉛化合物を用いたものについてのみ説明を行ったが、
その他実施例では説明を行わなかった、リチウム−イン
ジウム合金、リチウム−ケイ素合金などを用いても同様
の効果が得られ、本発明は負極活物質として実施例に挙
げたものを用いたものについてのみ限定されるものでは
ない。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電槽構成部品の一部にインジウム、亜鉛、錫および錫の
中の少なくとも一種類以上を含む合金を用いても腐食の
ないリチウム電池を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における、全固体リチウム電
池の断面図である。
【図2】本発明の一実施例における、全固体リチウム電
池の断面図である。
【図3】本発明の一実施例における、全固体リチウム電
池の断面図である。
【符号の説明】
1 電池素子 2 正極 3 負極 4 固体電解質槽 5 電槽容器 6 ハーメチック端子部 7 上蓋 8 集電部 9 接着材 10 ガラス 11 ガラス 12 接着材 13 集電体 14 ハーメチック端子 15 安全装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 10/40 B (72)発明者 近藤 繁雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体電解質層を正極と負極の少なくとも一
    対の電極がはさみ接して構成される全固体リチウム電池
    において、 前記固体電解質層がリチウムイオン導電性無機固体電解
    質からなり、かつ前記全固体リチウム電池の端子、電槽
    一式の構成部品、接合または封口する接合材料および安
    全装置の中の少なくとも一部に、インジウム、亜鉛、鉛
    および錫の中の少なくとも一種類以上を含む金属あるい
    は合金を用いた全固体リチウム電池。
  2. 【請求項2】リチウムイオン導電性無機固体電解質が少
    なくとも硫化リチウムを含む物質よりなる請求項1記載
    の全固体リチウム電池。
  3. 【請求項3】リチウムイオン導電性無機固体電解質が硫
    化リチウムと硫化ケイ素を含む物質よりなる請求項1記
    載の全固体リチウム電池。
  4. 【請求項4】リチウムイオン導電性無機固体電解質がリ
    チウム酸化物あるいはリチウム酸素酸塩より選ばれる少
    なくとも一種の化合物と、硫化リチウムと硫化ケイ素と
    よりなる請求項1記載の全固体リチウム電池。
  5. 【請求項5】金属の融点あるいは合金の融解終了温度が
    450℃以下である請求項3記載の全固体リチウム電
    池。
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