JPH08203107A - 光ディスク記録/再生装置及び光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク記録/再生装置及び光ディスク再生装置

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JPH08203107A
JPH08203107A JP3151495A JP3151495A JPH08203107A JP H08203107 A JPH08203107 A JP H08203107A JP 3151495 A JP3151495 A JP 3151495A JP 3151495 A JP3151495 A JP 3151495A JP H08203107 A JPH08203107 A JP H08203107A
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optical head
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disc
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JP3151495A
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Yasuhiro Ueki
泰弘 植木
Hideaki Yamagami
秀秋 山上
Takeshi Aizawa
武 相澤
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク記録/再生装置自体の物理的状態
の変化又は光ディスクの不均一性があっても、記録、再
生を中断することなく、トラッキングエラー信号及びフ
ォーカスエラー信号のオフセット、バランス、ゲインを
迅速かつ的確に再調整する。 【構成】 光ディスク記録/再生装置自体又は光記録媒
体の物理的状態を検出し、検出された物理的状態を基準
値あるいは、その物理的状態の時間的に前の値と比較
し、光ヘッド2、7が光ディスク1に対して記録又は読
み出し中であるか否かを検出し、トラッキングエラー信
号及びフォーカスエラー信号のオフセット、バランス、
ゲインの少なくとも一つについて再調整が必要なとき
は、光ヘッドが光ディスクに対して記録又は読み出し中
でない待機状態のときに、サーボ制御手段4、10にお
ける制御をマイコン11にて最適化するよう再調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状の記録媒体
に対して信号を記録/再生する光ディスク記録/再生装
置又は光ディスク再生装置に関し、特に記録/再生ヘッ
ドのサーボ制御機構に対する適切な制御に関し、具体的
にはMD(ミニディスク)やPC(相変化型)ディスク
等に対してデータを所定のブロック時間単位で記録、再
生する情報記録再生装置におけるトラッキングエラー信
号やフォーカスエラー信号のオフセット、バランス、ゲ
インの自動調整に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の情報記録再生装置で
は、光ヘッドのトラッキング制御とフォーカス制御が行
われ、記録時及び再生時にデータを正確に書き込み、ま
た読み出すようにしている。かかる制御は所謂サーボ制
御回路により光ヘッドを制御することにより行われてい
る。すなわち記録時にはディスクに光ビームスポットを
与えるレーザの出力パワー(以下レーザパワーという)
をディスクにより指定されるワット数に合わせて複数段
階に調節し、また、再生時には反射率が異なる数種類
(プリマスタードとMO)のディスクに対してレーザパ
ワーを複数段階に可変にしておき、再生光を適正にする
ためにトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信
号のゲインを切り換え、この切換えを行う毎にこれらの
エラー信号のオフセットを調整する。また、この際に他
の装置との互換性を考慮してトラッキングエラー信号及
びフォーカスエラー信号のオフセットやバランス等の調
整対象を正確に調整しなければならない。
【0003】また、トラッキングエラー信号及びフォー
カスエラー信号のオフセット、バランス、ゲインが一旦
正確に設定されたとしても、使用環境の物理的変化、例
えば温度、湿度、電源電圧等の変化があると、当初正確
に調整されていたオフセット、バランス、ゲイン等が変
化してしまい、再調整が必要となる場合がある。すなわ
ち、オフセット、バランス、ゲイン等の再調整を行わな
いと、トラッキング制御とフォーカス制御のいずれか又
は双方が制御不能となり、記録、再生が正確にできなか
ったり、最悪の場合は記録、再生が一切できない状態と
なってしまう。また、使用環境の物理的変化の他にも、
ディスク自体の偏心、面振れ等の不均一性に起因しても
同様の問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク記録/再生
装置や光ディスク再生装置の使用環境の物理的変化や、
ディスクの不均一性に対応して、トラッキングエラー信
号及びフォーカスエラー信号のオフセット、バランス、
ゲイン等を再調整しようとすると、従来の手法では、一
旦光ディスク記録/再生装置や光ディスク再生装置を停
止し、記録又は再生状態から解除しなければならず、し
たがって記録又は再生中に光ディスク記録/再生装置や
光ディスク再生装置の使用環境が急激に変化したような
場合には対応することができなかった。たとえば外気温
が−30℃であり、かかる雰囲気におかれたディスクを
+25℃の屋内に持込み、光ディスク記録/再生装置や
光ディスク再生装置に装填したような場合には、記録又
は再生開始当初に自動的かつ適切に設定されたトラッキ
ングエラー信号及びフォーカスエラー信号のオフセッ
ト、バランス、ゲインが時間の経過とともに変化し、あ
る時間の経過時点、すなわちディスクの温度がある程度
上昇した時点でサーボ制御が不能となることがある。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、光ディ
スク記録/再生装置又は光ディスク再生装置自体の物理
的状態の変化又は光記録媒体の不均一性があっても、光
ディスク記録/再生装置又は光ディスク再生装置自を停
止することなく、すなわち記録、再生を中断することな
く、トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号
のオフセット、バランス、ゲインを迅速かつ的確に再調
整することができる光ディスク記録/再生装置を提供す
ることを目的とする。なお、「光ディスク記録/再生装
置」とは、光ディスク記録機能と光ディスク再生機能の
一方又は双方を有するディスク装置を意味するものとす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様では
上記目的を達成するために、光ディスク記録/再生装置
自体又は光記録媒体の物理的状態を検出し、検出された
物理的状態を基準値あるいは、その物理的状態の時間的
に前の値と比較し、光ヘッドが光ディスクに対して記録
又は読み出し中であるか待機状態であるかを検出し、ト
ラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号のオフ
セット、バランス、ゲインの少なくとも一つについて再
調整が必要なときは、光ヘッドが光ディスクに対して光
ヘッドが待機状態のときに、サーボ制御手段における制
御を最適化するよう再調整するようにしている。
【0007】また 本発明の他の態様では上記目的を達
成するために、光ディスク記録/再生装置自体に電源が
投入された後の経過時間を計測し、計測された経過時間
を基準値と比較し、光ヘッドが光ディスクに対して記録
又は読み出し中であるか待機状態だあるかを検出し、ト
ラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号のオフ
セット、バランス、ゲインの少なくとも一つについて再
調整が必要なときは、光ヘッドが待機状態のときに、サ
ーボ制御手段における制御を最適化するよう再調整する
ようにしている。
【0008】また 本発明のさらに他の態様では上記目
的を達成するために、光ディスク再生装置のエラー訂正
手段において発生するエラー信号をカウントし、カウン
トされたエラー信号数を基準値と比較し、光ヘッドが光
ディスクに対して読み出し中であるか待機状態かを検出
し、カウントされたエラー信号数が基準値を超えたとき
は、トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号
のオフセット、バランス、ゲインの少なくとも一つにつ
いて再調整が必要と判断して、光ヘッドが待機状態のと
きに、サーボ制御手段における制御を最適化するよう再
調整するようにしている。
【0009】すなわち本発明の一つの態様によれば、デ
ィスク状の光記録媒体に情報を記録し、及び/又はディ
スク状の光記録媒体に記録された情報を再生する光ディ
スク記録/再生装置であって、記録又は再生データを一
時的に保持するメモリ手段と、光ディスクへの記録時に
は前記メモリ手段への書込み速度より速い速度でデータ
を読み出して前記光ヘッドへ送り、前記光ディスクから
の読み出し時には前記光ヘッドからの読み出しデータを
前記メモリ手段へ書き込む速度より遅い速度で前記メモ
リ手段からデータを読み出す時間軸変更手段と、前記光
ヘッドのトラッキング制御及び/又は前記光ヘッドのフ
ォーカス制御を行うサーボ制御手段と、前記光ヘッドが
前記光ディスクに対して記録又は読み出し動作を行って
いないときにこれを待機状態とする手段とを有するもの
において、当該光ディスク記録/再生装置自体又は光記
録媒体の物理的状態を検出する第1検出手段と、前記第
1検出手段により検出された物理的状態を基準値あるい
は、前記物理的状態の時間的に前の値と比較する比較手
段と、前記光ヘッドが前記光ディスクに対して記録又は
読み出し中であるか又は前記待機状態であるかを検出す
る第2検出手段と、前記比較手段及び前記第2検出手段
に応答し、検出された前記物理的状態が前記基準値を超
えるかあるいは、前記物理的状態の時間的に前の値に対
して所定値以上の差を有することとなったときは、前記
光ヘッドが前記待機状態のときに、前記サーボ制御手段
における制御を最適化する手段とを、有することを特徴
とする光ディスク記録/再生装置が提供される。
【0010】本発明の他の態様ではまた、ディスク状の
光記録媒体に情報を記録し、及び/又はディスク状の光
記録媒体に記録された情報を再生する光ディスク記録/
再生装置であって、記録又は再生データを一時的に保持
するメモリ手段と、光ディスクへの記録時には前記メモ
リ手段への書込み速度より速い速度でデータを読み出し
て前記光ヘッドへ送り、前記光ディスクからの読み出し
時には光ヘッドからの読み出しデータを前記メモリ手段
へ書き込む速度より遅い速度で前記メモリ手段からデー
タを読み出す時間軸変更手段と、前記光ヘッドのトラッ
キング制御及び/又は前記光ヘッドのフォーカス制御を
行うサーボ制御手段と、前記光ヘッドが前記光ディスク
に対して記録又は読み出し動作を行っていないときにこ
れを待機状態とする手段とを有するものにおいて、当該
光ディスク記録/再生装置自体に電源が投入された後の
経過時間を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段
により計測された経過時間を基準値と比較する比較手段
と、前記光ヘッドが前記光ディスクに対して記録又は読
み出し中であるか又は前記待機状態であるかを検出する
検出手段と、前記比較手段及び前記検出手段に応答し、
計測された前記経過時間が前記基準値を超えたときは、
前記光ヘッドが前記待機状態のときに、前記サーボ制御
手段における制御を最適化する手段とを、有することを
特徴とする光ディスク記録/再生装置が提供される。
【0011】また本発明のさらに他の態様によれば、デ
ィスク状の光記録媒体に記録された情報を再生する光デ
ィスク再生装置であって、再生データを一時的に保持す
るメモリ手段と、光ディスクからの読み出し時には光ヘ
ッドからの読み出しデータを前記メモリ手段へ書き込む
速度より遅い速度で前記メモリ手段からデータを読み出
す時間軸変更手段と、再生されたデータについてエラー
訂正処理を行うエラー訂正手段と、前記光ヘッドのトラ
ッキング制御及び/又は前記光ヘッドのフォーカス制御
を行うサーボ制御手段と、前記光ヘッドが前記光ディス
クに対して読み出し動作を行っていないときにこれを待
機状態とする手段とを有するものにおいて、前記エラー
訂正手段において発生するエラー信号をカウントする計
数手段と、前記計数手段によりカウントされた前記エラ
ー信号数を基準値と比較する比較手段と、前記光ヘッド
が前記光ディスクに対して読み出し中であるか又は前記
待機状態であるかを検出する検出手段と、前記比較手段
及び前記検出手段に応答し、カウントされた前記エラー
信号数が前記基準値を超えたときは、前記光ヘッドが前
記待機状態のときに、前記サーボ制御手段における制御
を最適化する手段とを、有することを特徴とする光ディ
スク再生装置が提供される。
【0012】
【作用】本発明の一つの態様では、光ディスク記録/再
生装置自体又は光記録媒体の物理的状態を検出し、検出
された物理的状態に応じてトラッキングエラー信号及び
フォーカスエラー信号のオフセット、バランス、ゲイン
の少なくとも一つについて再調整が必要なときは、光ヘ
ッドが光ディスクに対して記録又は読み出し中でない待
機状態のときに、サーボ制御手段における制御を最適化
するよう再調整するようにしているので、物理的状態の
急激な変化が記録又は再生中に生じても、音声、画像等
の記録、再生を中断することなく、最適化を実行するこ
とができ、したがってその後安定した記録、再生を継続
することができる。
【0013】また、本発明の他の態様では、光ディスク
記録/再生装置自体に電源が投入された後の経過時間を
計測し、計測された経過時間を基準値と比較し、光ヘッ
ドが光ディスクに対して記録又は読み出し中であるか待
機状態かを検出し、トラッキングエラー信号及びフォー
カスエラー信号のオフセット、バランス、ゲインの少な
くとも一つについて再調整が必要なときは、光ヘッドが
待機状態のときに、サーボ制御手段における制御を最適
化するよう再調整するようにしているので、物理的状態
の急激な変化が記録又は再生中に生じても、音声、画像
等の記録、再生を中断することなく、最適化を実行する
ことができ、したがってその後安定した記録、再生を継
続することができる。
【0014】また、本発明のさらに他の態様では、エラ
ー訂正手段において発生するエラー信号をカウントし、
カウントされた前記エラー信号数が基準値を超えたとき
は、トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号
のオフセット、バランス、ゲインの少なくとも一つにつ
いて再調整が必要であると判断し、光ヘッドが光ディス
クに対して読み出し中でない待機状態のときに、サーボ
制御手段における制御を最適化するよう再調整するよう
にしているので、物理的状態の急激な変化その他の好ま
しくない現象が再生中に生じても、音声、画像等の記
録、再生を中断することなく、最適化を実行することが
でき、したがってその後安定した再生を継続することが
できる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2は本発明に係る光ディスク記録/再生
装置の1実施例としてのMD記録再生装置を示すブロッ
ク図である。図3は図2中のプリアンプの要部を示す回
路図である。又、図1は図2中のマイクロコンピュータ
(マイコン)11の動作中最適化処理に関連する部分の
処理手順を示すフローチャートである。図3はトラック
ジャンプを示す説明図、図4はトラッキングエラー信号
のオフセットやバランスを調整する場合の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【0016】図2において、MD(ミニディスク)とし
て知られている光磁気ディスク(ディスク又は光ディス
クともいう)1には内周から外周に向かって渦巻き状に
形成されたトラックがあり、光ピックアップ2はこのト
ラックに対してレーザビームスポットを与えることによ
り、所定のフォーマットの書誌情報、音声情報、映像情
報が光学的に記録及び再生される。このディスク1は光
ピックアップ2により読み出されて再生された信号に基
づいてブロック10のサーボ回路でサーボ制御を行い、
スピンドルモータ3及びモータドライバ/トラッキング
・フォーカス制御回路4によりCLV(線速度一定)で
回転される。光ピックアップ2は重畳器5を有し、ま
た、磁界変調ヘッド7と一体で動作する。光ピックアッ
プ2と磁界変調ヘッド7で光ヘッドを構成している。光
ヘッドはトラバースモータ6にてディスク1の半径方向
に移動可能である。
【0017】光ピックアップ2はまた、レーザビームを
ディスク1に出射するレーザダイオードLDを有し、そ
の反射光に基づいてディスク1に記録された光学的情報
を再生した信号RF1、RF2を出力したり、非点収差
法の4種類のフォーカスエラー信号検出用信号A〜Dと
3ビーム法の2種類のトラッキングエラー信号検出用信
号E、Fを出力する。これらの信号RF1、RF2、A
〜Fはヘッドアンプ8によりその周波数に対応して周波
数特性が切り換えられて増幅され、検出・調整手段とし
て動作するプリアンプ9に出力される。また、プリアン
プ9からヘッドアンプ8に対しては、光ピックアップ2
内のレーザダイオードLDを駆動するための信号が印加
される。
【0018】光ピックアップ2の近傍でかつ、ディスク
1の近傍に雰囲気温度を測定するための温度センサ20
が設けられている。その出力信号はマイコン11のA/
D変換器11aに入力される。プリアンプ9はメモリコ
ントローラ/EFM変復調/エラー訂正/ADIP(ア
ドレスインプリグルーブ)/サーボ回路ブロック10に
対して、再生したEFM信号と、ADIP信号と、フォ
ーカスエラー信号FEOとトラッキングエラー信号TE
O等を出力する。なお、このブロック10のサーボ回路
は例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ)で構成
されている。4MBのDRAM13は、記録、再生時の
データの圧縮、伸長の際に、一時的にデータを保存する
ものであり、マイコン11の指示を受けたブロック10
のメモリコントローラにより書き込み、読み出しが制御
される。
【0019】メモリコントローラ/EFM変復調/エラ
ー訂正/ADIP/サーボ回路ブロック10は、記録時
には記録データを符号化してEFM信号に変調し、ドラ
イバ7aを介してヘッド7に出力する。ブロック10の
サーボ回路はまた、再生時にはプリアンプ9からのEF
M信号を復調してエラー訂正復号化するとともに、フォ
ーカスエラー信号FEOとトラッキングエラー信号TE
Oに基づいて光ピックアップ2がディスク1のトラック
に対してトラッキング及びフォーカシングするようにモ
ータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路4を
介して制御する。また、マイコン11は書き込み時には
光ピックアップ2をディスク1の最内周付近(TOC:
Table Of Contents及びUTOC:User Table Of Conte
nts)に移動させて必要なID情報を読み出し、後述す
るようにトラッキングエラー信号TEOのオフセットと
バランス等を調整する。D/A変換器・A/D変換器ブ
ロック14はアナログ記録信号をA/D変換してブロッ
ク10に与え、ブロック10からの再生信号をD/A変
換してアナログ信号として外部へ出力するものである。
【0020】マイコン11はプリアンプ9からの各種信
号A〜F、FEO、TEO等を取り込むA/D変換器1
1aと、光ピックアップ2内のレーザダイオードLDを
例えば12ビットのPWM信号に応じた信号で駆動して
レーザダイオードLDの出力パワーを制御等するための
PWM部11bと、ワークエリア等用のRAM11c
と、プログラム等用のROM11dと後述するような制
御を行うCPU11e等を有し、これらの回路11a〜
11eはバス11fを介して接続されている。また、R
AM11cはCPU11eが後述する調整を行うために
トラッキングエラー信号の上下のピーク値等を記憶する
ためのエリアを有する。PWM部11bからのPWM信
号はローパスフィルタ(LPF)12によりDC電圧に
変換されて図2に示すレーザパワー制御回路(LPC)
22に印加され、次いでヘッドアンプ8を介して光ピッ
クアップ2内のレーザダイオードLDが駆動される。マ
イコン11には、入力手段16と表示手段18がそれぞ
れ接続され、ユーザからの指示を受け、かつ記録、再生
の状態や、制御状態等を表示する。
【0021】本発明では、図1に示したフローのよう
に、ブロック4、10及びプリアンプ9で構成されるサ
ーボ制御手段の最適化処理の必要なときに、最適化が行
われるが、その説明の前にサーボ制御の内容について説
明する。まず図3を参照してプリアンプ9の構成を詳細
に説明する。光ピックアップ2からヘッドアンプ8を介
して入力されるRF信号RF1、RF2は、情報再生信
号出力回路21を介してEFM信号、ADIP信号等と
してEFM変復調/エラー訂正/ADIP回路10に出
力される。また、フォーカスバランスを調整するために
EFM信号のエンベロープ信号EFMENVがEFME
NV検出回路21aにより検出され、マイコン11内の
A/D変換器11aに出力される。
【0022】また、フォーカスエラー信号検出用の4分
割センサ(図示省略)の出力信号A〜Dがフォーカスバ
ランス用差動増幅器23Fに印加されて(A+C−B−
D)が演算される。この差動増幅器23Fの+端子には
フォーカスバランス用可変抵抗手段24F1、24F2
により決定されるフォーカスバランス電圧が印加され
る。したがって、この差動増幅器23Fは{α(A+
C)−B−D}(αはフォーカスバランス調整量に対応
する係数)のフォーカスエラー信号FEを出力する。
【0023】ここで、フォーカスバランス用可変抵抗手
段24F1、24F2と、後述するフォーカスゲイン用
可変抵抗手段26Fとフォーカスオフセット用可変抵抗
手段28Fと、トラッキングバランス用可変抵抗手段2
4T1、24T2と、トラッキングゲイン用可変抵抗手
段26Tとトラッキングオフセット用可変抵抗手段28
Tはともに、複数段の抵抗ラダー及びアナログスイッチ
で構成されている。また、フォーカスバランス用可変抵
抗手段24F1と24F2の2つの可変抵抗値、トラッ
キングバランス用可変抵抗手段24T1と24T2の2
つの可変抵抗値は連動して制御される。
【0024】これらの可変抵抗手段24F、26F、2
8F、24T、26T、28Tの各アナログスイッチ群
は、図1に示すマイコン11のレジスタ(RAM11
c)に設定されたデータに応じたフォーカスバランス信
号FBAL、フォーカスゲイン信号FG、フォーカスオ
フセット信号FOFS、トラッキングバランス信号TB
AL、トラッキングゲイン信号TG、トラッキングオフ
セット信号TOFSをマイコンデータI/F36から与
えることにより、選択的にオン又はオフする。したがっ
て、抵抗値がステップ状に変化し、フォーカス(F)信
号のバランス(BAL)、ゲイン(G)及びオフセット
(OFS)、トラッキング(T)信号のバランス(BA
L)、ゲイン(G)及びオフセット(OFS)を調整す
ることができる。
【0025】差動増幅器23Fの出力電圧FEはフォー
カスゲイン用の増幅器25Fと可変抵抗手段26Fによ
りフォーカスゲイン信号FGに基づいて増幅され、次い
で、フォーカスオフセット用の差動増幅器27Fと可変
抵抗手段28Fによりフォーカスオフセット信号FOF
Sに基づいてフォーカスオフセットが調整される。この
信号はフォーカスエラー信号FEOとしてサーボ回路1
0とマイコン11内のA/D変換器11aに出力され
る。
【0026】また、光ピックアップ2からのトラッキン
グエラー信号検出用の2分割センサ(図示省略)の出力
信号E、Fの極性は、マイコン11からの極性選択信号
TESELに基づいて極性切換え回路29により切り換
え可能である。極性切換え回路29の出力信号E、F
は、トラッキングバランス用差動増幅器23Tに印加さ
れてこの差動増幅器23Tと可変抵抗手段24T1、2
4T2によりトラッキングバランス信号TBALに基づ
いて信号TESELがストレートの場合にはトラッキン
グエラー信号(βF−E)(βはトラッキングバランス
調整量)が、信号TESELがクロスの場合にはトラッ
キングエラー信号(βE−F)が生成される。
【0027】この出力電圧はトラッキングゲイン用の増
幅器25Tと可変抵抗手段26Tによりトラッキングゲ
イン信号TGに基づいて増幅され、次いで、トラッキン
グオフセット用の差動増幅器27Tと可変抵抗手段28
Tによりトラッキングオフセット信号TOFSに基づい
てオフセットが調整される。この信号はトラッキングエ
ラー信号TEOとしてサーボ回路10とマイコン11内
のA/D変換器11aに出力される。
【0028】また、トラッキングエラー信号TEOのバ
ランスとオフセットを調整するために、トラッキングエ
ラー信号TEOの上側の電圧Hと下側の電圧Lがピーク
測定手段として動作するピークホールド回路30により
ホールドされる。このホールド電圧がマイコン11内の
A/D変換器11aに出力されるとともに、差動増幅器
31H、31Lによりそれぞれトラッキングエラー信号
TEOが正側にクロスしたことを示すトラッククロス信
号Hと負側にクロスしたことを示すトラッククロス信号
Lが検出され、このトラッククロス信号H、Lがマイコ
ン11内の入力ポート(図示省略)に出力される。な
お、ピークホールド回路30はマイコン11からのリセ
ット信号によりリセット可能である。
【0029】図1に戻り、マイコン11による最適化処
理の手順について説明する。図2に示した温度センサ2
0により、リアルタイムで光ディスク1付近の温度が検
出され、順次RAM11cに書き込まれているものとす
る。また、かかる測定温度は、基準値と比較されるか、
あるいは時間的に前の測定温度と比較されるものとす
る。かかる処理は、マイコン11内のCPU11eの制
御で行われるが、図1には特に示していない。図1のフ
ローチャートは、図2の光ディスク記録/再生装置が再
生モードのときに最適化処理を行うための手順を例とし
て示している。まず、光ディスク記録/再生装置が再生
モードであるか否かを判断し、(ステップS1)、再生
モードであれば直ちに最適化処理を実行する(ステップ
S2)。最適化処理は光ヘッドのトラッキング制御、フ
ォーカス制御における、オフセット、バランス、ゲイン
の少なくとも一つを調整するものであり、好ましくは全
ての項目について調整を行う。最適化処理の内容につい
ては、後述する。
【0030】最適化処理のステップS2が終了すると、
光ヘッドを指定アドレスに従って目的地へ移動させる
(ステップS3)。次のステップS4では光ディスク1
から光ヘッドにてデータを読み出し、メモリ手段である
DRAM13に書き込む。このDRAM13に書き込ま
れたデータは書き込まれたときの速度より遅い速度で読
み出されて時間軸が変更され、そのデータがデコードさ
れ順次時間伸長されて、再生信号としてブロック14か
ら出力が開始される。次にDRAM13にその容量に比
較的近い一定量(例えば80%程度)以上のデータがた
まったか否かを調べる(ステップS5)。すなわち、D
RAM13のデータは読み出されると消去されるので、
読み出しが進むにつれ、データ残量が少なくなってい
く。DRAM13にその容量に比較的近い一定量以上の
データがないときは、ステップS4へ戻る。一方、DR
AM13にその容量に比較的近い一定量以上のデータが
あるときは、ステップS6で最適化処理の要求があるか
否かをチェックする。すなわち、前述の温度センサ20
の測定温度が基準値を超えたり、前に測定した値より所
定値以上の差を有するほど変化したときは、最適化処理
の要求がある旨のフラグを立てておき、これを見て最適
化処理の要求があるものと判断する。要求のあるとき
は、最適化処理を行う(ステップS7)。
【0031】この処理内容はステップS2と基本的に同
様である。ただ、ステップS2は光ヘッドが信号の読み
出しを行う以前に実行されるのに対して、ステップS7
は、音声、画像等のデータ再生の途中で実行される点が
異なる。また、最初の最適化処理ステップS2では、先
ず、光ピックアップ2のレーザビームをディスク1のT
OC上に移動して必要な情報を読み出し、レーザパワー
や各差動増幅器のゲインの初期設定等を行うが、その後
の再調整としての最適化処理ステップS7ではかかるT
OCの情報は既に読み出してあるので繰り返して読み出
しを行う必要はない。
【0032】ステップS7の終了後、1トラックキック
を行い、次の読み出しのタイミングに備えて待機する
(ステップS8)。次にDRAM13にエンプティーに
近い一定量(例えば容量の20%)以下のデータしが残
っていないかチェックし(ステップS9)、残っていれ
ばステップS6へ行く。一方、DRAM13に一定量以
上のデータが残っていないとき、すなわち残存データ量
が少ないときは、ステップS4へ戻りディスク1から新
たにデータを読み出す。このように、温度の変化に対応
して、サーボ制御手段における制御を最適化する処理
(ステップS7)を光ヘッドがディスク1からデータを
読み出し(ピックアップ)中でない待機中のとき、すな
わち先に読み出したデータを時間伸長して、再生してい
る間に行うので、光ヘッドの次々と行われるデータ読み
出しを中断する必要がない。
【0033】図11は図1のフローチャートによる制御
の一つの態様(本発明の第1実施例)を示すタイミング
チャートである。図11中、光ヘッド状態を示す部分の
左側に示した最適化の部分は、図1のステップS2に、
右側に示した最適化の部分は、図1のステップS7に相
当する。図11に示した例では、温度差が30℃を超え
ると、最適化要求有りと判断する。図中、”ディスク再
生”とは、光ディスク1からデータを読み出すことを言
い、音声再生の部分における”再生”とは時間軸伸長さ
れた音声が図示しないアンプ及びスピーカ等のオーディ
オ再生装置を介して実際に与えられることを言う。
【0034】図12は図1のフローチャートによる制御
の他の態様(本発明の第2実施例)を示すタイミングチ
ャートである。本発明の第2実施例の構成も、図2のブ
ロック図とほぼ同様であるが、この第2実施例及び後述
する第3実施例並びに第4実施例では温度センサ20は
不要である。図12中、光ヘッド状態を示す部分の左側
に示した最適化の部分は、図1のステップS2に、右側
に示した最適化の部分は、図1のステップS7に相当す
る。図11に示した例では、図2のブロック10におけ
るエラー訂正処理でのエラーのカウント数が所定値を超
えると、最適化要求有りと判断する。
【0035】図中、”ディスク再生”と、音声再生の部
分における”再生”は、図11と同じである。第2実施
例は上記第1実施例が光ディスク記録/再生装置自体又
は光記録媒体である光ディスク1の物理的状態を検出す
る第1検出手段(温度センサ20)と、第1検出手段に
より検出された物理的状態を基準値あるいは、前記物理
的状態の時間的に前の値と比較する比較手段(マイコン
11)とを設けて、最適化処理を行うか否かを判断して
いたのに対して、ブロック10内のエラー訂正手段にお
いて発生するエラー信号をカウントする計数手段(マイ
コン11)と、計数手段によりカウントされた前記エラ
ー信号数を基準値と比較する比較手段(マイコン11)
とを設けて最適化処理を行うか否かを判断している。し
たがって、温度センサ等の物理的状況をモニタリングす
るための手段を必要としない。、
【0036】エラー信号をカウントする計数手段として
は、C1、C2のエラーカウンタ又はC1、C2、C3
のエラーカウンタ(CDROMやMDデータの場合)を
ブロック10内のエラー訂正回路に設けるか、あるいは
マイコン11のソフトウエアにて実現することができ
る。なお、エラー訂正処理を行うICとして、かかるエ
ラー信号をカウントする計数手段が設けられているもの
を用いる場合は、これを用いることができる。この計数
手段は一定時間毎に各エラー数をカウントし、そのカウ
ント値が計数手段にて基準値と比較される。このよう
に、第2実施例は図1のステップS6における最適化要
求の有無の判断材料が第1実施例と異なっている。ま
た、比較手段は、マイコン11のソフトウエアにて容易
に実現することができる。
【0037】さらに本発明の第3実施例として上記第2
実施例の次のような変化態様がある。第3実施例では、
第2実施例同様にエラー数に基づいて図1のステップS
7の最適化処理を行うが、この最適化処理にてエラー数
が基準値を下回るようになったか否かをチェックするた
め、最適化処理が必要と判断されたデータブロックにつ
いて再度光ヘッド(光ピックアップ2)による読み出し
を行う。すなわち、同一データを再度読み出すことによ
り、再度エラー数をカウントし、基準値と比較する。そ
の結果、エラー数が基準値より少なくなっていれば、改
善有りとしてその後もエラー数に基づいて図1のステッ
プS7の最適化処理を行う。一方、エラー数が基準値よ
り少なくなっていなければ、改善無しとしてその後はエ
ラー数に基づいた図1のステップS7の最適化処理は行
わないようにする。かかる処理は、図1のフローチャー
トにおいて、ステップS8の1トラックキックの代りに
又は1トラックキックと共に行うようにすることができ
る。なお、この場合ディスク1が交換されたときはリセ
ットして、ステップS7の最適化処理を行えるようにす
る。
【0038】上記第3実施例でステップS7の最適化処
理後にエラー数が基準値より少なくなっていないとき
は、その後はステップS7の最適化処理を行わないよう
にするのは次の理由による。すなわち、最適化処理にも
拘わらずエラー数に改善がない場合とは、ディスク1が
極めて劣化していたり、光ピックアップ2がほこりまみ
れか、温度その他の環境条件が使用範囲外である場合の
いずれかである可能性が高いので、その場合は最適化処
理の実行が無駄となるので、むしろマイコン11から表
示手段18にアラーム信号を送出し、ユーザに警告する
ことが望ましい。
【0039】さらに本発明の第4実施例として、図1の
ステップS6の最適化要求の有無の判断を所定時間の経
過の有無に置き換えることもできる。すなわち、光ディ
スク記録/再生装置又は光ディスク再生装置の環境条件
等は経時変化するので、一定時間ごとにステップS7の
最適化処理を実行することは本発明の好ましい態様の一
つである。第4実施例では、光ディスク記録/再生装置
自体又は光記録媒体である光ディスク1の物理的状態を
検出する検出手段やエラー信号をカウントする計数手段
等を設ける必要がなく、マイコン11のソフトウエアで
タイマを構成するだけでステップS6を実現することが
できるので、最も低コストとすることができる。
【0040】次に上記各実施例に共通の最適化処理(ス
テップS2、S7)について説明する。前述のようにス
テップS2とステップS7はTOCの情報を読みに行く
か否かで異なる点も有るが、光ヘッドのトラッキング制
御、フォーカス制御における、オフセット、バランス、
ゲインの少なくとも一つ(好ましくは全て)を調整する
点では同一である。最適化処理では、まずスピンドルモ
ータ3に対する回転制御において、通常はブロック10
内のサーボ回路に含まれるPLL回路が動作してフィー
ドバック制御が行われるが、このPLL回路をオフと
し、サーボ回路からは固定値をブロック4に与えて、ス
ピンドルモータを所定回転数で回転させる。
【0041】また、トラッキングとフォーカスのサーボ
制御をオフとし、レーザパワー制御回路22を介して光
ピックアップ2のレーザダイオードLDのパワーをオフ
とする。この状態で、トラッキングエラー信号TEOと
フォーカスエラー信号FEOをマイコン11のA/D変
換器11aを介してCPU11eに取り込み、それらの
電圧値を測定する。この二つの電圧値の基準電圧との差
をそれぞれ0とするようなトラッキングオフセット電圧
TOFSとフォーカスオフセット電圧FOFSがマイコ
ンデータI/F36から出力されるようにマイコン11
からマイコンデータI/F36へ制御データが送られ
る。
【0042】次にレーザダイオードLDをオンとし、ト
ラッキングとフォーカスのサーボ制御をオンとし、フォ
ーカスバランスを調整するために前述のEFM信号のエ
ンベロープEFMENVをマイコン11のA/D変換器
11aを介してCPU11eに取り込み、その電圧値を
測定する。この電圧値を用いてフォーカス位置を光軸方
向に動かす制御が行われる。すなわちり最適位置(例え
ばEFM信号の最大振幅の得られる点)を見出すべく、
FBALがマイコンデータI/F36から出力されるよ
うにマイコン11からマイコンデータI/F36へ制御
データが送られる。次にトラッキングバランスを調整す
るためにトラッキングサーボをオフにし、トラッキング
エラー信号TEOのSカーブにおける上下のピーク値を
測定し、これらの絶対値が等しくなるように、同様にト
ラッキングバランス信号TBALによってトラッキング
バランスを制御する。またこれらのピーク値を用いて、
トラッキングゲイン信号TGによってトラッキングゲイ
ンを制御する。トラッキングサーボがオンとされた後、
さらにEFMENV検出回路21aの出力として得られ
るEFM信号のエンベロープを用いて、情報再生信号出
力回路21におけるRF信号(EFM信号)のゲインを
適切に調整する。またフォーカスゲインについてもフォ
ーカスゲイン信号FGにより同様な制御が行われる。
【0043】次に、図4及び図5を参照してトラッキン
グエラー信号TEOのバランスとオフセットを調整する
最適化処理の具体的動作例について説明する。トラッキ
ングエラー信号TEOのバランスを調整する場合、図4
の(a)(b)に示すように段階「1」では−側のトラ
ックに、段階「2」、「3」では順次+側のトラック
に、段階「4」では−側のトラックになるようにビーム
を移動させる。なお、図4に示すn−2、n、n+2は
各トラックの中心を示し、n−1、n+1はトラック間
の中心を示している。また、図4の(a)の実線及び点
線はトラッキングエラー信号TEのお互いに逆極性の波
形を示し、1トラック分で1波の正弦波となる。また基
準電圧Vrefに対して正弦波の右下がりのセンタ位置が
トラックの中心になるようにサーボ回路10により位置
決めされる。
【0044】図5を参照して詳しく説明すると、先ず、
(E−F)が基準電圧Vrefに等しくなるようにトラッ
キングオフセットTOFSを調整し、次いで、この調整
後の値を用い、Vrefに対して所定値になるようにトラ
ッキングゲインTGを調整する。次いでフォーカスサー
ボを継続してオンにするとともに図5の(b)に示すよ
うに信号E、Fの極性は正方向に固定し、また、図5の
(c)に示すようにコイルに流す電流をアクセス信号に
より段階「1」〜「4」ではそれぞれ−方向、+方向、
+方向、−方向に設定する。段階「1」では図5の
(a)(d)に示すようにトラック「n」においてトラ
ッキングエラー信号TEの正負のピーク値が等しくない
仮の状態でトラッキングサーボをオンにした後オフにし
て1トラック分をジャンプさせるとともにその途中でア
クセス信号を停止し、図5の(e)に示すトラッククロ
ス信号H、Lを検出すると図5の(d)に示すようにト
ラッキングサーボを再度オンにする。そして図5の
(f)(g)にそれぞれ示すようにピークホールド回路
30によりホールドされている上側の電圧Hと下側の電
圧Lを図5の(h)に示すようにA/D変換器11aを
介して取り込み、次いで図5の(i)に示すようにピー
クホールド回路30をリセットする。
【0045】以下同様に、段階「2」〜「4」ではそれ
ぞれ、トラック「n−2」、「n」、「n+2」におい
てトラッキングサーボをオフにして1トラック分をジャ
ンプさせ、また、その途中でアクセス信号を停止してト
ラッククロス信号H、Lを検出するとトラッキングサー
ボをオンにし、ピークホールド回路30によりホールド
されている上側の電圧Hと下側の電圧LをA/D変換器
11aを介して取り込む。以下、同様にして数トラック
又は数十トラックにおける上側の電圧Hの和と下側の電
圧Lの和の差を算出し、この差が最小になるようにトラ
ッキングバランスTBALを調整する。
【0046】したがって、上記動作例によれば、トラッ
キングサーボをオフにして1トラック分をジャンプさせ
たときトラッキングサーボをオンにするので、トラッキ
ングサーボのオフ時間が短くなり、したがって、外的な
衝撃が発生しても所定以外のトラックに移動することを
防止することができる。また、データを間違えたり、所
定のトラックに戻る時間を短縮することができる。特
に、MDのMO(光磁気)領域の試し書き領域は6トラ
ック程度しかなく、この試し書き領域以外についても誤
って記録時のレーザパワーでトラッキングエラー信号を
調整してしまうと必要なデータを破壊するおそれがある
ことを考慮すると、本発明における動作は効果的であ
る。また、面振れが存在する場合にもホールドすべきピ
ークを正確にホールドすることができるので、測定デー
タの信頼性を大きく向上させることができる。
【0047】なお、上記最適化処理は一例であって、ピ
ークホールド回路30によりホールドされている上側の
電圧Hと下側の電圧Lを測定する回数や、移動するトラ
ック数は任意である。また、ピークホールド回路30は
上側の電圧Hと下側の電圧Lの一方のみをホールドして
その回路の前で反転して両方を取り込むようにしてもよ
く、さらにトラッククロス信号H、Lは合成した信号を
検出するようにしてもよい。また、ピークホールド回路
30を用いる代わりに、A/D変換を何度か繰り返して
正負のピーク電圧を測定するようにしてもよい。
【0048】次に、図6及び図7を参照して他の動作例
について説明する。この例では、図6に示すようにハー
フトラック単位で段階「1」、「2」では順次−側に、
段階「3」〜「6」では順次+側に、段階「7」、
「8」では順次−側になるようにビームを移動させてい
る。
【0049】図7を参照して詳しく説明すると、先ず、
フォーカスサーボを継続してオンにするとともに図7の
(b)に示すように信号E、Fの極性を段階「1」〜
「8」毎に正又は逆に切り換え(極性切り換え信号TE
SEL)、また、図7の(c)に示すようにコイルに流
す電流をアクセス信号により段階「1」、「2」では−
側、段階「3」〜「6」では+側、段階「7」、「8」
では−側に切り換え、さらに本例では図7の(d)に示
すようにトラッキングサーボを継続してオンにしてい
る。
【0050】そして、段階「1」では図7の(b)に示
すように信号E、Fの極性を逆方向にし、また、図7の
(c)に示すように−側のアクセス信号によりハーフト
ラック分だけ移動し、図7の(e)に示すトラッククロ
ス信号Lを検出すると図7の(f)(g)にそれぞれ示
すようにピークホールド回路30によりホールドされて
いる下側の電圧Lを図7の(h)に示すようにA/D変
換器11aを介して取り込み、次いで図7の(i)に示
すようにピークホールド回路30をリセットする。
【0051】以下同様に、段階「2」では下側の電圧L
を、段階「3」〜「6」では上側の電圧Hを、段階
「7」、「8」では下側の電圧Lを取り込む。以下、同
様にして数トラック又は数十トラックにおける上側の電
圧Hの和と下側の電圧Lの和の差を算出し、この差が最
小になるようにトラッキングバランスTBALを調整す
る。
【0052】したがって、この例によれば、トラッキン
グサーボを全くオフにせず、トラッキングサーボをオン
にしたままアクセス信号によりレーザビームスポットを
ハーフトラック分だけ移動(シフト)させるので、先の
例よりより効果である。なお、上記説明では、コイルに
両方向の電流を流すようにしたが、モータ3の回転時の
風圧や光ピックアップ2内部のバネ力を利用して片方向
にのみ電流を流すようにしてもよい。また、上記説明で
は、ハーフトラック分だけを移動する毎に極性を反転し
たが、3ビーム法以外のトラッキングエラー信号検出方
法によっては、トラッキング方向により細かく分割して
極性を反転するようにしてもよい。さらに、図3に示す
極性切り換え回路29は、MD等の記録再生装置ではM
O領域とピット領域で極性を反転するために一般に用い
られているので、本発明はこの回路29を特に追加する
ことなく実現することができる。
【0053】次に、トラッキングエラー信号とフォーカ
スエラー信号のオフセットの制御手法の他の例について
説明する。図8は光ピックアップ2と光ディスク1間の
距離と反射光量の関係を示し、また、フォーカス電流が
増加すると光ピックアップ(PU)2がディスク1に近
づくことを示している。図8において位置Z5で測定し
た値が回路と光学系のみによる本来のオフセットである
場合、フォーカスの初期位置が図8に示すZ0、Z1、
Z2の位置のようにばらつくと、位置Z1ではディスク
表面の信号を拾ってしまい、また、位置Z0、Z2、Z
4ではディスク表面近傍や、ディスク1のポリカーボネ
ート樹脂間の非透明部分などに合焦して本来の測定を行
うことができない。
【0054】そこで、以下に説明する9つの動作例(第
1乃至第9動作例)では、スピンドルモータ3を起動す
る前に、図8に示す位置Z0、Z1、Z2のいずれかに
対応する電流を初期値として、光ピックアップ2のフォ
ーカスアクチュエータコイルに対してディスクに近づく
方向にフォーカス電流を徐々に増加させて印加するよう
にしている。
【0055】次に、第1動作例におけるオフセット調整
について説明する。先ず、ディスク検出スイッチの検出
信号によりディスクが無い場合には、光ピックアップ2
を初期位置に配置し、フォーカスエラー信号FEとトラ
ッキングエラー信号TEの各電圧を測定し、予めROM
11dに書き込まれているテーブルのオフセット値を測
定電圧に応じてD/A変換器35に出力する。
【0056】他方、ディスクが有る場合には、初期位置
が図8に示す位置Z0より左側すなわちディスク面から
遠い位置に有るとしてドライブ電圧をサーボ回路内の図
示省略のD/A変換器により増加させることによりフォ
ーカス電流を増加し、増加する毎にトラッキングエラー
信号TEの電圧を順次取り込む。そして、図8に示すよ
うに第1のピークであるディスクの表面を所定の閾値で
検出すると、この検出時のドライブ電圧のD/A値(D
A1)を記憶し、次いで第2のピークであるディスク内
のデータ記録面を所定の閾値で検出すると、この検出時
のD/A値(DA2)を記憶する。
【0057】次いで、この2つの値から(DA1+DA
2)/2を計算してこれを出力し、図8に示すセンタの
位置Z4付近に移動してフォーカスエラー信号FEとト
ラッキングエラー信号TEの各オフセットを調整する。
なお、オフセットの調整は、フォーカスエラー信号FE
とトラッキングエラー信号TEと、A、B、C、D、
E、Fそれぞれの電圧を測定し、この各電圧が基準電圧
になるように予めROM11dに書き込まれているオフ
セット値をD/A変換器35を介して出力することによ
り行う。なお、図8に示す例では、位置Z4の電圧は多
少本来のオフセットに対して戻り光成分を持つが、許容
される範囲である。
【0058】次に、第2〜第5動作例におけるオフセッ
ト調整を説明する。なお、第2〜第5動作例においてデ
ィスクが無い場合の動作は第1の動作例と同一であるの
で説明を省略する。先ず、第2の動作例では、ディスク
が有る場合には第1の動作例と同様に、初期位置が図8
に示す位置Z0より左側すなわちディスク面から遠い位
置に有るとしてドライブ電圧をサーボ回路内の図示省略
のD/A変換器にてフォーカス電流を増加する毎にトラ
ッキングエラー信号TEの電圧を順次取り込み、また、
図8に示すように第1のピークであるディスク表面を所
定の閾値で検出するとこの検出時のサーボ回路内のD/
A変換器の電圧DA1を記憶し、次いで第2のピークで
あるデータ記録面を所定の閾値で検出するとこの検出時
のサーボ回路内のD/A変換器の電圧DA2を記憶す
る。
【0059】この第2動作例では、この2つの値から図
8に示す2つ目のピークよりデータ記録面に近い位置に
所定のオフセット、例えばDA2+(DA2−DA1)
/2を印加して位置Z5に移動し、位置Z5においてフ
ォーカスエラー信号FEとトラッキングエラー信号TE
と、A、B、C、D、E、Fの各オフセットを調整す
る。なお、図8に示す位置Z5まで移動させるまでの時
間と電流が増加するが、絶対に結像しない位置のため正
確なオフセットが測定できる。
【0060】第3動作例では、ディスクが有る場合には
初期位置が図8に示す位置Z0、Z1、Z2のどの位置
にあるかわからないとして、フォーカス電流を増加する
毎にトラッキングエラー信号TEの電圧を順次取り込
み、データ記録面を所定の閾値で検出し、その位置のD
A値をDA1とするとデータ記録面よりディスクに近い
位置に所定のオフセットa(aは−定値)を加算(=D
A1+a)して位置Z5に移動し、この位置Z5におい
て各オフセットを調整する。
【0061】第4動作例では、先ず、第3動作例と同様
に、ディスクが有る場合には初期位置が図8に示す位置
Z0、Z1、Z2のどの位置にあるかわからないとし
て、フォーカス電流を増加する毎にトラッキングエラー
信号TEの電圧を順次取り込む。そして、この第4動作
例では、データ記録面を所定の閾値で検出するとデータ
記録面より遠い位置(DA1)に所定のオフセット(−
a)を加算(=DA1−a)して位置Z4に移動し、こ
の位置Z4において各オフセットを調整する。
【0062】第5動作例では、先ず、第3及び第4動作
例と同様に、ディスクが有る場合には初期位置が図8に
示す位置Z0、Z1、Z2のどの位置にあるかわからな
いとし、フォーカス電流を徐々に増加させてトラッキン
グエラー信号TEの電圧を順次取り込む。そしてこの第
5動作例では、フォーカスエラー信号FEのSカーブの
中心でサーボをかけるためにデータ記録面を所定の閾値
で検出するとフォーカスサーボをオンにする。そして、
フォーカスエラー信号FEのSカーブの中心に位置決め
するとこの位置におけるドライブ電圧のD/A値の平均
値DA1を求める。次いで、フォーカスサーボをオフに
してデータ記録面から遠い位置Z4又は近い位置Z5に
移動し(=DA1−a,又は=DA1+a)、この位置
Z4又はZ5において各オフセットを調整する。
【0063】したがって、上記第1〜第5動作例によれ
ば、ディスク表面ではないデータ記録面から遠い位置Z
4又は近い位置Z5に移動してフォーカスエラー信号F
Eとトラッキングエラー信号TE、その他A、B、C、
D、E、Fの各オフセットを調整するので、正確なトラ
ッキングエラー信号やフォーカスエラー信号を得ること
ができ、したがって、再生時や書き込み時に最良のデー
タ信号を得ることができる。
【0064】なお、上記調整動作ではレーザパワーを一
定にして説明したが、図8に示すようにMDの場合、R
OM領域の再生時には0.25mW、MO領域の再生
時、記録時にはそれぞれ0.5mW、5mWのようにレ
ーザパワーが変化する毎にオフセットが変化するので、
レーザパワーが変化する毎にオフセットを調整するよう
にしてもよい。
【0065】次に第6動作例を説明する。ところで、図
8においてフォーカスエラー信号FEとトラッキングエ
ラー信号TEを除くその検出用信号A〜Fは全て、不要
なオフセットが本来あるべきオフセットより+方向に加
わっているので、最小値が所望のオフセットとなる。な
お、信号A〜Fが反転されている回路では、不要なオフ
セットが本来あるべきオフセットより−方向に加わって
いるので最大値が所望のオフセットとなり、換言すれば
この最小値又は最大値はレーザダイオードLDからその
センサに戻る光が最も少ないときの値である。
【0066】第6動作例において、先ず、ディスクが無
い場合の動作は第1〜第5動作例と同一であるので説明
を省略する。ディスクが有る場合には図8に示す位置Z
0〜Z5のどの位置にあるかわからないとして、フォー
カスサーボをオフにした状態でフォーカス電流を直線状
に増加した後直線状に減少する三角波形で光ピックアッ
プ2が位置Z0〜Z5の範囲を往復するように制御し、
この間の信号A〜F、TE、FE或いは回路は図示しな
いがA+C、B+D等を一定のサンプリング周期で、位
置Z0〜Z5の範囲の均等な位置の数カ所から数十カ所
分だけA/D変換器11aを取り込んで測定する。
【0067】そして、ブロック4のモータドライバを制
御するサーボ回路内の図示省略のD/A変換器で直線状
の電流を0、20、40、60、80、100、12
0、140、160、180mAの10か所で出力し、
それぞれの電流値の位置で例えば0mAでA、B、C、
D、E、F、TE、FEなどを短い時間の中でA/D変
換し、A1、B1、C1、D1、E1、F1、TE1、
FE1を1ブロックとしてRAMに記憶し、次に20m
Aにし、同様にA2、B2、C2、D2、E2、F2、
TE2、FE2を2ブロックとしてRAMに記憶し、こ
れを繰り返して180mAまで記憶し、この記憶値より
それぞれのブロックの中からA、B、C、D、E、Fの
全ての値が最小となるブロック1つを比較して抽出し、
これをA、B、C、D、E、F、TE、FEの目的のオ
フセットとする。このそれぞれのA、B、C、D、E、
F、TE、FEの値に対応し、その値を所定の基準電圧
になるように、予めROMに書き込まれたテーブルによ
って決められているD/A値をそれぞれに対して出力す
ることで行われる。
【0068】したがって、この第6動作例では、レーザ
ダイオードLDからそのセンサに戻る光が最も少ないと
きの値を用いてオフセットを調整するので、正確なトラ
ッキングエラー信号やフォーカスエラー信号を得ること
ができ、したがって、再生時や書き込み時に最良のデー
タ信号を得ることができる。
【0069】なお、ここで言うオフセットとは、光ピッ
クアップ2内の光センサ自身のオフセットと、図2に示
すような測定回路までの回路のオフセットと、光ピック
アップ2内においてレーザダイオードLDからの不要な
戻り光である迷光としてのオフセットを含む。したがっ
て、図8に示すようにMDの場合、ROM領域の再生時
には0.25mW、MO領域の再生時、記録時にはそれ
ぞれ0.5mW、5mWのようにレーザパワーが変化す
る毎にオフセットが変化するので、レーザパワーが変化
する毎にオフセットを調整するようにしてもよい。
【0070】次に第7動作例を説明する。上記第1〜第
6動作例では光ピックアップ2をフォーカス方向に移動
させるので、自重によるオフセットにより光ピックアッ
プ2がディスク1に衝突して光ピックアップ2やディス
ク1に傷を付けるおそれがある。また、設計上図8に示
す位置Z6においてデータ記録面に結像するが、光ピッ
クアップ2の自重により、図1に示すように光ピックア
ップ2がディスク1の下に位置する状態ではディスク1
から遠い方の位置Z0が結像位置になり、他方、ポータ
ブルな装置が逆に置かれた状態ではディスク1から近い
位置Z7が結像位置になる。したがって、前者の場合
(位置Z0で結像)には問題はないが、後者の場合(位
置Z7で結像)には上記衝突の問題が発生する。
【0071】そこで、第7動作例ではレーザパワーをオ
フ又は通常の再生パワーより小さくしてオフセットを調
整することにより上記衝突の問題を防止するようにして
いる。具体的な動作を説明すると、ディスク検出信号に
かかわらず光ピックアップ2を初期位置に固定してレー
ザパワーを最小値、ディスク1のROM領域を再生する
際の0.25mWの5分の1の0.05mWまたはオフ
に設定し、信号A〜F、TE、FE或いはA+C、B+
D等を一定のサンプリング周期で数十回繰り返してA/
D変換器11aを取り込んで測定する。
【0072】そして、この測定値の平均値を各信号につ
いて算出し、フォーカスエラー信号FEとトラッキング
エラー信号TEの各電圧が基準電圧になるように予めR
OM11dに書き込まれているオフセット値をマイコン
データI/F36を介して信号A〜F、TE、FE用の
オフセット信号FOFS、TOFSとして出力する。
【0073】なお、ここで言うオフセットとは、前述し
たように光ピックアップ2内の光センサ自身のオフセッ
トと、図2に示すような測定回路までの回路のオフセッ
トと、光ピックアップ2内においてレーザダイオードL
Dからの不要な戻り光である迷光としてのオフセットを
含むので、この第2動作例では迷光としてのオフセット
は測定できないが、他の2つのオフセットは光ピックア
ップ2の方向にかかわらず安定して測定することができ
る。また、迷光に対してオフセットが十分大きい光ピッ
クアップ2では、他の2つのオフセットを補正すればよ
い場合もある。更に、この方法は安定しているので、第
1〜第6動作例に比べて測定誤差がなく、精度を向上さ
せることができる場合もあり、また、測定時間が大幅に
短く、更にディスク検出信号を判定する必要もない。
【0074】次に、図9及び図10を参照して第8動作
例を説明する。先ず、図9に示すようにレーザパワーが
異なる場合には上記各検出信号A〜F、A+C−B−D
(FE)、E−F(TE)のレベルが異なり、また、式
(1)に示すようにトラッキングエラー信号TEはxの
関数(b1−b2)xである迷光成分と定数(c1−c
2)を有する。なお、図10に示すように式(1)に示
すb項はレーザパワーxに比例し、また、c項はレーザ
パワーxにかかわらず一定である。
【0075】そして、先ず、MD(ディスク1)のMO
領域であるTOC領域を再生する場合にフォーカスコイ
ルに電流を流さない状態を初期位置とし、また、レーザ
パワーxを0.25mW(=A)に設定し、この状態で
トラッキングオフセットZ1を測定して記憶する。
【0076】
【数1】E−F=(b1−b2)A+c1−c2 =Z1(測定値)
【0077】次に、MO領域であるデータ領域を再生す
る場合にレーザパワーxを0.5mW(=B)に設定
し、この状態でトラッキングオフセットZ2を測定して
記憶する。
【0078】
【数2】E−F=(b1−b2)B+c1−c2 =Z2(測定値) この2つの連立方程式から b1−b2=(Z1−Z2)/(A−B) c1−c2=(AZ2−BZ1)/(A−B) となり、この式により、 E−F=(b1−b2)x+c1−c2 =(Z1−Z2)x/(A−B)+(AZ2−BZ1)
/(A−B)
【0079】とすることができる。したがって、レーザ
パワーxが変更される場合には、この上記値Z1、Z2
を測定することによりトラッキングオフセットを計算す
ることができる。なお、このオフセットを調整する場合
にはオフセット値が基準値になるように、予めROM1
1dに書き込まれているテーブルのオフセット値を出力
する。次に、フォーカスエラー信号FEのオフセットを
調整する場合について説明する。先ず、トラッキングエ
ラー信号TEと同様に
【0080】
【数3】A=axsin ωt+b1x+c1 B=axsin (ωt+π)+b2x+c2 C=axsin ωt+b3x+c3 D=axsin (ωt+π)+b4x+c4 A+C−B−D =4axsin ωt+(b1+b3−b2−b4)x+c
1+c3−c2−c4
【0081】とする。先ず、MDのMO領域であるTO
C領域を再生する場合にフォーカスコイルに電流を流さ
ない状態を初期位置とし、また、レーザパワーxを0.
25mW(=A)に設定し、この状態でフォーカスオフ
セットZ1を測定して記憶する。
【0082】
【数4】A+C−B−D=(b1+b3−b2−b4)
A+c1+c3−c2−c4 =Z1(測定値)
【0083】次に、MO領域であるデータ領域を再生す
る場合にレーザパワーxを0.5mW(=B)に設定
し、この状態でフォーカスオフセットZ2を測定して記
憶する。
【0084】
【数5】A+C−B−D=(b1+b3−b2−b4)
B+c1+c3−c2−c4 =Z2(測定値) この2つの連立方程式から b1+b3−b2−b4=(Z1−Z2)/(A−B) c1+c3−c2−c4=(AZ2−BZ1)/(A−
B) となり、この式により、 A+C−B−D=(b1+b3−b2−b4)x+c1
+c3−c2−c4 =(Z1−Z2)x/(A−B)+(AZ2−BZ1)
/(A−B)
【0085】とすることができる。したがって、レーザ
パワーxが変更される場合には、この上記値Z1、Z2
を測定することによりフォーカスオフセットを計算する
ことができる。なお、このオフセットを調整する場合に
はオフセット値が基準値になるように、予めROM11
dに書き込まれているテーブルのオフセット値を出力す
る。
【0086】次に、第9動作例について説明する。先
ず、トラッキングオフセットを調整する場合にはフォー
カスコイルに電流を流さない状態を初期位置とし、ま
た、レーザパワーをオフ(x=0)にし、この状態でト
ラッキングオフセットZ1を測定して記憶する。
【0087】
【数6】E−F=c1−c2 =Z1(測定値)
【0088】次に、MO領域であるデータ領域を再生す
る場合にレーザパワーxを0.5mW(=B)に設定
し、この状態でトラッキングオフセットZ2を測定して
記憶する。
【0089】
【数7】E−F=(b1−b2)B+c1−c2 =Z2(測定値) この2つの連立方程式から b1−b2=(Z2−Z1)/B c1−c2=Z1 となり、この式により、 E−F=(b1−b2)x+c1−c2 =(Z2−Z1)x/B+Z1
【0090】とすることができる。したがって、レーザ
パワーxが変更される場合には、この上記値Z1、Z2
を測定することによりトラッキングオフセットを計算す
ることができる。
【0091】次に、第9動作例においてフォーカスオフ
セットを調整する動作を説明する。フォーカスコイルに
電流を流さない状態を初期位置とし、また、レーザパワ
ーをオフ(x=0)にし、この状態でフォーカスZ1を
測定して記憶する。
【0092】
【数8】A+C−B−D=c1+c3−c2−c4 =Z1(測定値)
【0093】次に、MO領域であるデータ領域を再生す
る場合にレーザパワーxを0.5mW(=B)に設定
し、この状態でフォーカスオフセットZ2を測定して記
憶する。
【0094】
【数9】A+C−B−D=(b1+b3−b2−b4)
B+c1+c3−c2−c4 =Z2(測定値) この2つの連立方程式から b1+b3−b2−b4=(Z1−Z2)/B c1+c3−c2−c4=Z1 となり、この式により、 A+C−B−D=(b1+b3−b2−b4)x+c1
+c3−c2−c4 =(Z1−Z2)x/B+Z1
【0095】とすることができる。したがって、レーザ
パワーxが変更される場合には、この上記値Z1、Z2
を測定することによりフォーカスオフセットを計算する
ことができる。なお、オフセットを調整する場合には、
オフセット値が基準値になるように、予めROM11d
に書き込まれているテーブルのオフセット値を出力す
る。
【0096】なお、上記第1〜第9動作例では、フォー
カスエラー信号FE(=A+C−B−D)、トラッキン
グエラー信号TE(=E−F)を検出することによりフ
ォーカスオフセットとトラッキングオフセットを調整し
た場合について説明したが、8つの信号A〜F、TE、
FEのどれを用いてもよく、また、A+C、B+Dの和
信号のように組み合わせた信号を用いてもよい。また、
オフセット調整は、予めROM11dに書き込まれてい
るテーブルを用いる代わりに追い込み調整で行うように
してもよい。
【0097】また、第8及び第9の動作例では、レーザ
パワーxを0mW(オフ)、0.25mW(TOC領域
の再生時)、0.5mW(データ領域の再生時)に設定
したことによりMO領域の記録時の5mW等に設定しな
くてもオフセットが調整でき、通常5mWを出してオフ
セット調整する方法で必要なデータを消去してしまうよ
うな危険もなく、短時間で測定が終了するメリットもあ
る。また、上記演算式は一例であって、簡略化してもよ
く、また、演算する代わりにテーブルを切り換えて用い
るようにしてもよい。
【0098】上記第1実施例では光ディスク記録/再生
装置自体又は光記録媒体の物理的状態を検出する第1検
出手段として、温度センサを用いているが、これに代え
て又はこれに加えて次の項目について測定・検出するよ
うにしてもよい。 (1)湿度変化 (2)電源電圧変化 (3)衝撃
による物理的変化 (4)ディスクの内外周での回転
数の差異から生じる共振状態の変化 (5)ディスク
の偏心量、面振れ量の変化 (6)ディスク上の位置
差による光学特性の変化 (7)スピンドルモータの
回転数の変動 (8)スピンドルモータの起動回数
(9)アクチュエータによる光ピックアップの移動回
数又は移動距離
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明の一つの態様
では、光ディスク記録/再生装置自体又は光記録媒体の
物理的状態を検出し、検出された物理的状態に応じてト
ラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号のオフ
セット、バランス、ゲインの少なくとも一つについて再
調整が必要なときは、光ヘッドが光ディスクに対して記
録又は読み出し中でない待機状態のときに、サーボ制御
手段における制御を最適化するよう再調整するようにし
ているので、物理的状態の急激な変化が記録又は再生中
に生じても、音声、画像等の記録、再生を中断すること
なく、最適化を実行することができ、したがってその後
安定した記録、再生を継続することができる。
【0100】また、本発明の他の態様では、光ディスク
記録/再生装置自体に電源が投入された後の経過時間を
計測し、計測された経過時間を基準値と比較し、光ヘッ
ドが光ディスクに対して記録又は読み出し中であるか待
機状態かを検出し、トラッキングエラー信号及びフォー
カスエラー信号のオフセット、バランス、ゲインの少な
くとも一つについて再調整が必要なときは、光ヘッドが
光ディスクに対して記録又は読み出し中でない待機状態
のときに、サーボ制御手段における制御を最適化するよ
う再調整するようにしているので、物理的状態を検出す
る手段がなくても物理的状態の急激な変化が記録又は再
生中に生じても、音声、画像等の記録、再生を中断する
ことなく、最適化を実行することができ、したがってそ
の後安定した記録、再生を継続することができる。
【0101】また、本発明のさらに他の態様では、光デ
ィスク再生装置におけるエラー訂正手段において発生す
るエラー信号をカウントし、カウントされたエラー信号
数が基準値を超えたときは、トラッキングエラー信号及
びフォーカスエラー信号のオフセット、バランス、ゲイ
ンの少なくとも一つについて再調整が必要であると判断
し、光ヘッドが光ディスクに対して読み出し中でない待
機状態のときに、サーボ制御手段における制御を最適化
するよう再調整するようにしているので、物理的状態の
急激な変化その他の好ましくない現象が記録又は再生中
に生じても、音声、画像等の再生を中断することなく、
最適化を実行することができ、したがってその後安定し
た再生を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク記録/再生装置及び光ディ
スク再生装置における最適化処理を実現するための制御
手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の光ディスク記録/再生装置の第1実施
例としてのMD記録/再生装置を示すブロック図であ
る。
【図3】図2中のプリアンプを示すブロック図である。
【図4】トラックジャンプを示す説明図である。
【図5】トラッキングエラー信号のオフセットやバラン
スを調整する場合の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図6】他の動作例におけるトラックジャンプを示す説
明図である。
【図7】他の動作例におけるトラッキングエラー信号の
オフセットやバランスを調整する場合の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図8】フォーカス電流と反射光量の関係を示す説明図
である。
【図9】レーザパワーと各種検出信号レベルの関係を示
す説明図である。
【図10】検出信号における定数項とパワー変化による
変数項を示す説明図である。
【図11】図1のフローチャートによる制御の一つの態
様(本発明の第1実施例)を示すタイミングチャートで
ある。
【図12】図1のフローチャートによる制御の一つの態
様(本発明の第2実施例)を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ピックアップ(磁界変調ヘッドと共に光ヘッドを
構成する) 3 スピンドルモータ 4 モータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回
路(プリアンプ9及びブロック10とともにサーボ制御
制御手段を構成する) 7 磁界変調ヘッド 9 プリアンプ(検出・調整手段) 10 メモリコントローラ/EFM変復調/エラー訂正
/ADIP(アドレスインプリグルーブ)/サーボ回路
ブロック(計数手段) 11 マイコン(比較手段、第2検出手段、最適化する
手段、時間計測手段、検出手段、計数手段、制御手段、
制御・警報手段) 13 DRAM 14 D/A変換器・A/D変換器ブロック 16 入力手段 18 表示手段 20 温度センサ(第1検出手段) 21 情報再生信号出力回路 21a EFMENV検出回路 22 レーザパワー制御回路 29 極性切換え回路 30 ピークホールド回路 31A〜31F,33F,33T 加算器 32F,32T 演算器 36 マイコンデータI/F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の光記録媒体に情報を記録
    し、及び/又はディスク状の光記録媒体に記録された情
    報を再生する光ディスク記録/再生装置であって、記録
    又は再生データを一時的に保持するメモリ手段と、光デ
    ィスクへの記録時には前記メモリ手段への書込み速度よ
    り速い速度でデータを読み出して前記光ヘッドへ送り、
    前記光ディスクからの読み出し時には前記光ヘッドから
    の読み出しデータを前記メモリ手段へ書き込む速度より
    遅い速度で前記メモリ手段からデータを読み出す時間軸
    変更手段と、前記光ヘッドのトラッキング制御及び/又
    は前記光ヘッドのフォーカス制御を行うサーボ制御手段
    と、前記光ヘッドが前記光ディスクに対して記録又は読
    み出し動作を行っていないときにこれを待機状態とする
    手段とを有するものにおいて、 当該光ディスク記録/再生装置自体又は光記録媒体の物
    理的状態を検出する第1検出手段と、 前記第1検出手段により検出された物理的状態を基準値
    あるいは、前記物理的状態の時間的に前の値と比較する
    比較手段と、 前記光ヘッドが前記光ディスクに対して記録又は読み出
    し中であるか又は前記待機状態であるかを検出する第2
    検出手段と、 前記比較手段及び前記第2検出手段に応答し、検出され
    た前記物理的状態が前記基準値を超えるかあるいは、前
    記物理的状態の時間的に前の値に対して所定値以上の差
    を有することとなったときは、前記光ヘッドが前記待機
    状態のときに、前記サーボ制御手段における制御を最適
    化する手段とを、 有することを特徴とする光ディスク記録/再生装置。
  2. 【請求項2】 ディスク状の光記録媒体に情報を記録
    し、及び/又はディスク状の光記録媒体に記録された情
    報を再生する光ディスク記録/再生装置であって、記録
    又は再生データを一時的に保持するメモリ手段と、光デ
    ィスクへの記録時には前記メモリ手段への書込み速度よ
    り速い速度でデータを読み出して前記光ヘッドへ送り、
    前記光ディスクからの読み出し時には光ヘッドからの読
    み出しデータを前記メモリ手段へ書き込む速度より遅い
    速度で前記メモリ手段からデータを読み出す時間軸変更
    手段と、前記光ヘッドのトラッキング制御及び/又は前
    記光ヘッドのフォーカス制御を行うサーボ制御手段と、
    前記光ヘッドが前記光ディスクに対して記録又は読み出
    し動作を行っていないときにこれを待機状態とする手段
    とを有するものにおいて、 当該光ディスク記録/再生装置自体に電源が投入された
    後の経過時間を計測する時間計測手段と、 前記時間計測手段により計測された経過時間を基準値と
    比較する比較手段と、 前記光ヘッドが前記光ディスクに対して記録又は読み出
    し中であるか又は前記待機状態であるかを検出する検出
    手段と、 前記比較手段及び前記検出手段に応答し、計測された前
    記経過時間が前記基準値を超えたときは、前記光ヘッド
    が前記待機状態のときに、前記サーボ制御手段における
    制御を最適化する手段とを、 有することを特徴とする光ディスク記録/再生装置。
  3. 【請求項3】 ディスク状の光記録媒体に記録された情
    報を再生する光ディスク再生装置であって、再生データ
    を一時的に保持するメモリ手段と、光ディスクからの読
    み出し時には光ヘッドからの読み出しデータを前記メモ
    リ手段へ書き込む速度より遅い速度で前記メモリ手段か
    らデータを読み出す時間軸変更手段と、再生されたデー
    タについてエラー訂正処理を行うエラー訂正手段と、前
    記光ヘッドのトラッキング制御及び/又は前記光ヘッド
    のフォーカス制御を行うサーボ制御手段と、前記光ヘッ
    ドが前記光ディスクに対して読み出し動作を行っていな
    いときにこれを待機状態とする手段とを有するものにお
    いて、 前記エラー訂正手段において発生するエラー信号をカウ
    ントする計数手段と、 前記計数手段によりカウントされた前記エラー信号数を
    基準値と比較する比較手段と、 前記光ヘッドが前記光ディスクに対して読み出し中であ
    るか又は前記待機状態であるかを検出する検出手段と、 前記比較手段及び前記検出手段に応答し、カウントされ
    た前記エラー信号数が前記基準値を超えたときは、前記
    光ヘッドが前記待機状態のときに、前記サーボ制御手段
    における制御を最適化する手段とを、 有することを特徴とする光ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 前記最適化する手段による最適化処理が
    行われた後、カウントされたエラー信号数が前記基準値
    を超えることとなったデータブロックを再度読み出すよ
    う制御する制御手段と、 再度読み出されたデータにおけるエラー信号数が前記基
    準値を超えたときは、その後の最適化処理を中止するよ
    う制御するとともにアラームを発するよう制御する制御
    ・警報手段とを更に有する請求項3記載の光ディスク再
    生装置。
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