JPH0820210A - 緊締具とこの緊締具を用いた車両用滑止め具 - Google Patents

緊締具とこの緊締具を用いた車両用滑止め具

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JPH0820210A
JPH0820210A JP6186889A JP18688994A JPH0820210A JP H0820210 A JPH0820210 A JP H0820210A JP 6186889 A JP6186889 A JP 6186889A JP 18688994 A JP18688994 A JP 18688994A JP H0820210 A JPH0820210 A JP H0820210A
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JP
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hook
tire
tightening
rigid plate
tool
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JP6186889A
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Yoichi Okamura
与市 岡村
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GOMME CHAIN KK
Original Assignee
GOMME CHAIN KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C27/00Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels
    • B60C27/06Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over the complete circumference of the tread, e.g. made of chains or cables
    • B60C27/10Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over the complete circumference of the tread, e.g. made of chains or cables having tensioning means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】製造コストを安くし緊締状態のフックがロック
解除され難くすること。 【構成】略長方形状の剛性板20と、その対角部にそれ
ぞれ穿設した取付孔21と、それぞれの取付孔21にL
字状に曲がった基端部22aを前記剛性板20の背面側
から貫通し、先端部にフック部22bを形成したフック
22と、この剛性板20の正面側に貫通したフック22
の基端部22aに順次嵌合した弾性ワッシャー23およ
び剛性ワッシャー24と、前記フック22の基端部22
aが弾性ワッシャー23および剛性ワッシャー24から
抜けないようにかしめたかしめ部22cと、前記剛性板
20の背面側の他方の対角部に前記フック22を回動さ
せたとき傾斜部25aを容易に乗り越えた後は逆に乗り
越え難く形成したロック突起25と、前記剛性板20の
中央部にこの剛性板20を回動させる工具の先が嵌合で
きるように形成した嵌合部28とよりなる緊締具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紐や鎖や索条等を緊
締する緊締具とこの緊締具を用いた車両用滑止め具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】降雪時に自動車等を運転するときにはそ
のタイヤが滑らないようにするために、タイヤに金属製
あるいはゴム製のタイヤチエンを装着し、最後にこのタ
イヤチエンに連結した環状締め具等を緊締具によって緊
締して、前記タイヤチエンが脱落しないようにしてい
る。
【0003】この環状締め具等の緊締具として今までに
種々のものが開発されている。例えば実公昭48−39
282号公報に開示されたようなものがある。これを図
によって説明すると、図7に示すように、タイヤ1に金
属製あるいはゴム製のタイヤチエン2を装着し、さらに
このタイヤチエン2に環状締め具3を連結し、この環状
締め具3の所定間隔位置に、この環状締め具3を緊締し
て前記タイヤチエン2が脱落しないようにするための緊
締具4を係止している。
【0004】図8は前記緊締具4の緊締作動前の状態を
詳細に示したもので、外端にはタイヤチエン2の環状締
め具3側に係止される係止杆4a,4aを有する2枚の
コ字状片4b,4bと、この2枚のコ字状片4b,4b
をそのコ字状の口部4c,4cを向き合わせ得る方向に
配置して前記コ字状片4b,4bの内端をそれぞれ軸着
4d,4dしている介在盤4eとからなっている。
【0005】図9は前記緊締具4の緊締作動状態を詳細
に示したもので、前記介在盤4eの中心部に穿設した嵌
合孔4fに工具5の先端部5aを嵌合して介在盤4eを
回動させて、前記コ字状片4b,4bのコ字状の口部4
c,4cを噛み合わした場合、前記コ字状片4b,4b
の介在盤4eへの軸着4d,4d部は、前記コ字状片4
b,4bと係止杆4a,4aとの接続部4g,4gを結
ぶ線よりもコ字状片4b,4bのコ字状の口部4c,4
cの内方に位置するように形成されている。
【0006】また、環状締め具の緊締具の他の従来例と
して、例えば特公平5−58921号公報に開示された
ようなものがある。これを図によって説明すると、図1
0は緊締具本体の正面図、図11は同一部断面した側面
図、図12は緊締具の緊締前の使用状態を示す図、図1
3は緊締具の緊締後の使用状態を示す図である。
【0007】これらの図において、7は緊締具本体を形
成する金属製等のプレートで、このプレート7を心材と
して合成ゴムや軟質合成樹脂等によるモールド成形8に
よって、図10において左上隅および右下隅にロック突
起8aが形成されており、また、図12に示すように、
緊締具本体の左右位置に、タイヤチエン等に係止するフ
ック9,9が回動自在に係止される孔10,10が表裏
に貫通して形成され、さらに、緊締具本体の中心部およ
びその左右位置にこの緊締具本体を回動させる工具の三
つの爪が嵌合される孔11,11,11が表裏に貫通し
て形成されている。
【0008】そして、図12に示すように、緊締具本体
に係止したフック9,9をタイヤチエン側の連結突起1
2,12に係止する。次に、前記孔11,11,11に
工具の三つの爪を嵌合して緊締具本体を時計方向に回動
すると、図13に示すようになって、前記フック9,9
によってタイヤチエン側の連結突起12,12が引っ張
られてタイヤチエンが脱落しないように緊締される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記実公昭
48−39282号公報に開示されたような緊締具にお
いては、図9に示す緊締状態において、前記コ字状片4
b,4bの介在盤4eへの軸着4d,4d部は、前記コ
字状片4b,4bと係止杆4a,4aとの接続部4g,
4gを結ぶ線よりも、コ字状片4b,4bのコ字状の口
部4c,4cの内方に位置しているが、タイヤの振動等
によって軸着4d,4d部が、前記コ字状片4b,4b
と係止杆4a,4aとの接続部4g,4gを結ぶ線より
もコ字状の口部4c,4cの外方に位置するようになる
と、図8に示すように、緊締状態が解放されて、タイヤ
チエンが脱落する等のおそれがあった。
【0010】また、前記特公平5−58921号公報に
開示されたような緊締具においては、金属製等のプレー
ト7を心材として合成ゴムや軟質合成樹脂等によるモー
ルド成形8によって、左上隅および右下隅にロック突起
8aや、緊締具本体の左右位置にタイヤチエンに係止す
るフック9,9が回動自在に係止される孔10,10
や、さらに、緊締具本体の中心部およびその左右位置に
この緊締具本体を回動させる工具の三つの爪が嵌合され
る孔11,11,11が形成されているので、その製造
が面倒で製造コストが高くなり、また、このロック突起
8a,8aによって緊締状態の前記フック9,9が回動
しないようにロックされているが、前記ロック突起8
a,8aも弾性を有しているので、タイヤの振動等によ
って前記フック9,9が前記ロック突起8a,8aを乗
り越えて回動し、図13に示す緊締状態から、図12に
示すように、緊締状態が解放されて、タイヤチエンが脱
落する等のおそれがあった。また、前記フック9,9が
前記ロック突起8a,8aを乗り越えて回動しないよう
にするため、前記ロック突起8a,8aを高くすると、
緊締具を緊締状態にセットするときに前記フック9,9
が前記ロック突起8a,8aを乗り越えてセットする作
動が困難になる等の問題もある。この発明は前記のよう
な課題を解決した緊締具とこの緊締具を用いた車両用滑
止め具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の目的
を達成するために、略長方形状の剛性板20と、その対
角部にそれぞれ穿設した取付孔21,21と、それぞれ
の取付孔21,21にL字状に曲がった基端部22a,
22aを前記剛性板20の背面側から貫通し、先端部に
フック部22b,22bを形成したフック22,22
と、この剛性板20の正面側に貫通したフック22,2
2の基端部22a,22aに順次嵌合した弾性ワッシャ
ー23,23および剛性ワッシャー24,24と、前記
フック22,22の基端部22a,22aが弾性ワッシ
ャー23,23および剛性ワッシャー24,24から抜
けないようにかしめたかしめ部22c,22cと、前記
剛性板20の背面側の他方の対角部に前記フック22,
22を回動させたとき傾斜部25a,25aを容易に乗
り越えた後は逆に乗り越え難く形成したロック突起2
5,25と、前記剛性板20の中央部にこの剛性板20
を回動させる工具の先が嵌合できるように形成した嵌合
部26とより構成したことを特徴とする緊締具Aとした
ものである。
【0012】また、前記剛性板20に形成した少なくと
も一方のロック突起25の近傍に、このロック突起25
と共に前記フック22の回動をロックするロックフック
を挿脱できる孔27を形成したことを特徴とする緊締具
Aとしたものである。
【0013】また、両端部29,29′、30,30′
を相互に連結することによりタイヤ31の内側および外
側にそれぞれ位置する如く形成した2本の索条32,3
3と、この索条32,33に対し梯子状をなす如く両端
部が結着され、かつ、装着時に少なくともタイヤ31の
踏面31aに当接してタイヤを取巻く如く形成された複
数個のラダー状滑止め部材34とよりなり、前記タイヤ
31の外側に位置する索条33の両端部30,30′の
間に請求項1に記載の緊締具Aのフック22,22のフ
ック部22b,22bを取付けたことを特徴とする車両
用滑止め具Bとしたものである。
【0014】また、両端部29,29′、30,30′
を相互に連結することにより、タイヤ31の内側および
外側にそれぞれ位置する如く形成した2本の索条32,
33と、この索条32,33に対し梯子状をなす如く両
端部が結着され、かつ、装着時に少なくともタイヤ31
の踏面31aに当接してタイヤを取巻く如く形成された
複数個のラダー状滑止め部材34と、前記タイヤ31の
外側に位置する索条33に所要間隔で取付けられた緊締
バンド係止用フック35と、この緊締バンド係止用フッ
ク35に係止可能な緊締バンド36とよりなり、前記タ
イヤ31の外側に位置する索条33の両端部30,3
0′の間に請求項1に記載の緊締具Aのフック22,2
2のフック部22b,22bを取付け、前記緊締バンド
36に、前記緊締具Aのロック突起25の近傍に形成し
た孔27に嵌合するロックフック37を取付けたことを
特徴とする車両用滑止め具Bとしたものである。
【0015】
【作用】この発明は、前記のように構成した緊締具Aと
したので、図1乃至図3に示すように、緊締具Aのフッ
ク22,22を延ばした状態で、図6に示すように、タ
イヤ31に装着した車両用滑止め具Bの前記タイヤ31
の外側に位置する索条33の両端部30,30′の間
に、前記緊締具Aのフック22,22のフック部22
b,22bを引っ掛け、この緊締具Aの剛性板20の中
央部に形成した嵌合部26に図示しない工具の先を嵌合
して、この剛性板20を図2の状態から時計方向に回動
させると、前記フック22,22はそれぞれ前記ロック
突起25,25を乗り越えて、図4に示すようにフック
部22b,22bが短くなってロック突起25,25に
よってロックされるので、前記索条33が緊締され、前
記車両用滑止め具Bが脱落しないようにタイヤ31に装
着される。
【0016】また、図4に示すようにフック部22b,
22bが短くなってロック突起25,25によってロッ
クされた後に、前記剛性板20に形成した少なくとも一
方のロック突起25の近傍に形成した孔27に、さら
に、図6に示すように、前記緊締バンド36に連結紐3
8を介して連結したロックフック37を嵌合することに
より、前記フック22がこのロックフック37にロック
されて、前記フック22,22がロック解除方向に回動
することが全くなくなる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の緊締具のフックを延ばした
緊締前の状態の背面図、図2は同正面図、図3は同平面
図、図4は緊締具のフックのフック部間を短縮させた緊
締状態の背面図である。
【0018】これらの図において、20は略長方形状の
剛性板で、その対角部にそれぞれ取付孔21,21を穿
設し、それぞれの取付孔21,21に、先端部にフック
部22b,22bを形成したフック22,22のL字状
に曲がった基端部22a,22aを前記剛性板20の背
面側から貫通し、この剛性板20の正面側に貫通したL
字状に曲がった基端部22a,22aに順次弾性ワッシ
ャー23,23および剛性ワッシャー24,24を嵌挿
した後に、前記基端部22a,22aの端が抜けないよ
うにかしめてかしめ部22c,22cを形成する。な
お、前記弾性ワッシャー23,23は、弾性を有する剛
性ゴムや軟質合成樹脂等で作られ、また、前記剛性ワッ
シャー24,24とかしめ部22c,22cとの間には
コイルスプリングや板バネを介在させてもよい。
【0019】25,25は、前記剛性板20の背面側の
他方の対角部に前記フック22,22を回動させたとき
傾斜部25a,25aを容易に乗り越えた後は逆に乗り
越え難く形成したロック突起25,25である。26は
前記剛性板20の中央部に穿設しこの剛性板20を回動
させる工具の先が嵌合できる嵌合部、27は前記剛性板
20に形成した少なくとも一方のロック突起25の近傍
に穿設し後述するロックフック37を挿脱できる孔であ
る。前記嵌合部27は、これに工具の先を嵌合して前記
剛性板20を回動できるものであれば、三角孔、四角
孔、六角孔、星型孔、鉤孔等の如何なる嵌合孔でもよ
く、また、前記剛性板20の正面側から工具の先を嵌合
できれば、貫通していなくてもよい。また、この嵌合部
26の回りに工具の先が安定に嵌合できるようにリブ2
6aを形成してもよい。
【0020】図5は前記のように構成した緊締具Aを用
いた車両用滑止め具Bのタイヤへの装着前の斜視図で、
図6は同装着後の斜視図であり、この車両用滑止め具B
は、両端部29,29′、30,30′を相互に連結す
ることにより、タイヤ31の内側および外側にそれぞれ
位置する如く形成した2本の索条32,33と、この索
条32,33に対し梯子状をなす如く両端部が結着さ
れ、かつ、装着時に少なくともタイヤ31の踏面31a
に当接してタイヤを取巻く如く形成された複数個のラダ
ー状滑止め部材34と、前記タイヤ31の外側に位置す
る索条33に所要間隔で取付けられた緊締バンド係止用
フック35と、この緊締バンド係止用フック35に係止
可能な緊締バンド36とよりなり、前記タイヤ31の外
側に位置する索条33の両端部30,30′の間に前記
緊締具Aのフック22,22のフック部22b,22b
を取付け、前記緊締バンド36に前記緊締具Aのロック
突起25の近傍に形成した孔27に嵌合するロックフッ
ク37を連結紐38を介して取付け、あるいは、図示し
ないが前記ロックフック37の基端部を直接前記緊締バ
ンド36に遊嵌状態に取付けて構成したものである。
【0021】前記のように構成した車両用滑止め具Bを
タイヤ31に装着するには、周知のように、先ず、図5
に示す状態の車両用滑止め具Bをタイヤ31に引っ掛け
るとともに、タイヤ31の内側に位置する索条32の両
端部29,29′同士を連結し、次に、タイヤ31の外
側に位置する索条33の両端部30,30′の間に、前
記緊締具Aの図1乃至図3に示すように延ばした状態の
フック22,22のフック部22b,22bを引っ掛
け、緊締具Aの剛性板20中央部に形成した嵌合部26
に図示しない工具の先を嵌合して、この剛性板20を図
2の状態から時計方向に回動させると、前記フック2
2,22はそれぞれロック突起25,25を乗り越え
て、図4に示すようにフック部22b,22b間が短く
なっ状態がロック突起25,25によってロックされる
ので、前記タイヤ29の外側に位置する索条33が、車
両用滑止め具Bが脱落しないように緊締されて装着され
る。
【0022】さらに、図6に示すようにように、前記タ
イヤ31の外側に位置する索条33に所要間隔で取付け
られた緊締バンド係止用フック35に、緊締バンド36
を掛け止めし、さらにこの緊締バンド36に連結紐38
を介して連結したロックフック37を、前記緊締具Aの
ロック突起25の近傍に形成した孔27に嵌合すると、
前記緊締具Aのフック部22b,22bが短くなってロ
ック突起25,25によってロックされた前記フック2
2,22が、このロックフック37によってもロックさ
れてロック解除方向に回動することが全くなくなる。
【0023】
【発明の効果】この発明の緊締具は、以上説明したよう
に、略長方形状の剛性板と、その対角部にそれぞれ穿設
した取付孔と、それぞれの取付孔にL字状に曲がった基
端部を前記剛性板の背面側から貫通し、先端部にフック
部を形成したフックと、この剛性板の背面側に貫通した
フックの基端部に順次嵌合した弾性ワッシャーおよび剛
性ワッシャーと、前記フックの基端部が弾性ワッシャー
および剛性ワッシャーから抜けないようにかしめたかし
め部と、前記剛性板の背面側の他方の対角部に前記フッ
クを回動させたとき傾斜部を容易に乗り越えた後は逆に
乗り越え難く形成したロック突起と、前記剛性板の中央
部にこの剛性板を回動させる工具の先が嵌合できるよう
に形成した嵌合孔とより構成されているので、前記特公
平5−58921号公報に開示されたような緊締具に比
べて製造コストが安くなり、また、剛性板の背面側に貫
通したフックの基端部に順次嵌合した弾性ワッシャーお
よび剛性ワッシャーを嵌合してフックの基端を抜けない
ようにかしめているので、フックが前記ロック突起を乗
り越えるときには、この弾性ワッシャーが圧縮されて前
記乗り越えが容易に行え、また、乗り越えた後では弾性
ワッシャーが復元してフックを剛性板の平面に引き寄せ
るので、フックが前記ロック突起を逆に乗り越え難くす
る。
【0024】また、両端部を相互に連結することによ
り、タイヤの内側および外側にそれぞれ位置する如く形
成した2本の索条と、この索条に対し梯子状をなす如く
両端部が結着され、かつ、装着時に少なくともタイヤの
踏面に当接してタイヤを取巻く如く形成された複数個の
ラダー状滑止め部材と、前記タイヤの外側に位置する索
条に所要間隔で取付けられた緊締バンド係止用フック
と、この緊締バンド係止用フックに係止可能な緊締バン
ドとよりなり、前記タイヤの外側に位置する索条の両端
部の間に前記緊締具のフックのフック部を取付け、前記
緊締バンドに前記緊締具のロック突起の近傍に形成した
孔に嵌合するロックフックを取付けた車両用滑止め具と
したので、この車両用滑止め具をタイヤに引っ掛け、タ
イヤの外側に位置する索条の両端部の間に、前記緊締具
の延ばした状態のフックのフック部を引っ掛け、緊締具
の剛性板の中央部に形成した嵌合部に工具の先を嵌合し
て、この剛性板を回動させると、前記フックはそれぞれ
ロック突起を乗り越えて、フック部間が短くなっ状態が
ロック突起によってロックされるので、車両用滑止め具
が脱落しないように緊締されて装着される。
【0025】さらに、前記タイヤの外側に位置する索条
に所要間隔で取付けられた緊締バンド係止用フックに、
緊締バンドを掛け止めし、さらにこの緊締バンドに取付
けたロックフックを、前記緊締具のロック突起の近傍に
形成した孔に嵌合すると、前記緊締具のフック部が短く
なってロック突起によってロックされた前記フックが、
このロックフックによってもロックされてロック解除方
向に回動することが全くなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の緊締具のフックを延ばした緊締前の
状態の背面図である。
【図2】この発明の緊締具のフックを延ばした緊締前の
状態の正面図である。
【図3】この発明の緊締具のフックを延ばした緊締前の
状態の平面図である。
【図4】この発明の緊締具のフックのフック部間を短く
した緊締状態の背面図である。
【図5】この発明の緊締具を用いた車両用滑止め具をタ
イヤへ装着する前の斜視図である。
【図6】この発明の緊締具を用いた車両用滑止め具をタ
イヤへ装着した状態の斜視図である。
【図7】従来の車両用滑止め具の緊締具のフックの使用
状態を示す図である。
【図8】従来の車両用滑止め具の緊締具の緊締作動前の
状態を詳細に示す図である。
【図9】従来の車両用滑止め具の緊締具の緊締作動状態
を詳細に示す図である。
【図10】他の従来の車両用滑止め具の緊締具本体の正
面図である。
【図11】他の従来の車両用滑止め具の緊締具本体の一
部断面した側面図である。
【図12】他の従来の車両用滑止め具の緊締具の緊締前
の使用状態を示す図である。
【図13】他の従来の車両用滑止め具の緊締具の緊締後
の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 タイヤチエン 3 環状締め具 4 緊締具 4a 係止杆 4b コ字状片 4c コ字状の口部 4d 軸着 4e 介在盤 4f 嵌合孔 4g 接続部 5 工具 5a 工具の先端部 7 金属製等のプレート 8 モールド成形 8a ロック突起 9 フック 10 孔 11 孔 12 連結突起 20 略長方形状の剛性板 21 取付孔 22 フック 22a 基端部 22b フック部 22c かしめ部 23 弾性ワッシャー 24 剛性ワッシャー 25 ロック突起 25a 傾斜部 26 嵌合部 27 孔 29,29′ 両端部 30,30′ 両端部 31 タイヤ 31a 踏面 32 索条 33 索条 34 ラダー状滑止め部材 35 緊締バンド係止用フック 36 緊締バンド 37 ロックフック 38 連結紐

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略長方形状の剛性板(20)と、その対角
    部にそれぞれ穿設した取付孔(21,21)と、それぞ
    れの取付孔(21,21)にL字状に曲がった基端部
    (22a,22a)を前記剛性板(20)の背面側から
    貫通し、先端部にフック部(22b,22b)を形成し
    たフック(22,22)と、この剛性板(20)の正面
    側に貫通したフック(22,22)の基端部(22a,
    22a)に順次嵌合した弾性ワッシャー(23,23)
    および剛性ワッシャー(24,24)と、前記フック
    (22,22)の基端部(22a,22a)が弾性ワッ
    シャー(23,23)および剛性ワッシャー(24,2
    4)から抜けないようにかしめたかしめ部(22c,2
    2c)と、前記剛性板(20)の背面側の他方の対角部
    に前記フック(22,22)を回動させたとき傾斜部
    (25a,25a)を容易に乗り越えた後は逆に乗り越
    え難く形成したロック突起(25,25)と、前記剛性
    板(20)の中央部にこの剛性板(20)を回動させる
    工具の先が嵌合できるように形成した嵌合部(26)と
    より構成したことを特徴とする緊締具。
  2. 【請求項2】前記剛性板(20)に形成した少なくとも
    一方のロック突起(25)の近傍に、このロック突起
    (25)と共に前記フック(22)の回動をロックする
    ロックフックを挿脱できる孔(27)を形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の緊締具。
  3. 【請求項3】両端部(29,29′、30,30′)を
    相互に連結することによりタイヤ(31)の内側および
    外側にそれぞれ位置する如く形成した2本の索条(3
    2,33)と、この索条(32,33)に対し梯子状を
    なす如く両端部が結着され、かつ、装着時に少なくとも
    タイヤ(31)の踏面(31a)に当接してタイヤを取
    巻く如く形成された複数個のラダー状滑止め部材(3
    4)とよりなり、前記タイヤ(31)の外側に位置する
    索条(33)の両端部(30,30′)の間に請求項1
    に記載の緊締具Aのフック(22,22)のフック部
    (22b,22b)を取付けたことを特徴とする車両用
    滑止め具。
  4. 【請求項4】両端部(29,29′、30,30′)を
    相互に連結することによりタイヤ(31)の内側および
    外側にそれぞれ位置する如く形成した2本の索条(3
    2,33)と、この索条(32,33)に対し梯子状を
    なす如く両端部が結着され、かつ、装着時に少なくとも
    タイヤ(31)の踏面(31a)に当接してタイヤを取
    巻く如く形成された複数個のラダー状滑止め部材(3
    4)と、前記タイヤ(31)の外側に位置する索条(3
    3)に所要間隔で取付けられた緊締バンド係止用フック
    (35)と、この緊締バンド係止用フック(35)に係
    止可能な緊締バンド(36)とよりなり、前記タイヤ
    (31)の外側に位置する索条(33)の両端部(3
    0,30′)の間に請求項1に記載の緊締具Aのフック
    (22,22)のフック部(22b,22b)を取付
    け、前記緊締バンド(36)に、前記緊締具Aのロック
    突起(25)の近傍に形成した孔(27)に嵌合するロ
    ックフック(37)を取付けたことを特徴とする車両用
    滑止め具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7403735B2 (en) 2002-01-24 2008-07-22 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus using an electrophotographic process
CN115818395A (zh) * 2022-07-11 2023-03-21 广州大学 一种节约空间的家用小型电梯
WO2024095619A1 (ja) * 2022-11-01 2024-05-10 株式会社カーメイト タイヤ滑り止め装置の緊締手段

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