JPH08202077A - 静電荷像現像用トナーおよび画像形成方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナーおよび画像形成方法

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JPH08202077A
JPH08202077A JP7028915A JP2891595A JPH08202077A JP H08202077 A JPH08202077 A JP H08202077A JP 7028915 A JP7028915 A JP 7028915A JP 2891595 A JP2891595 A JP 2891595A JP H08202077 A JPH08202077 A JP H08202077A
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修二 佐藤
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Satoru Torigoe
哲 鳥越
Toshimoto Inoue
敏司 井上
Takahisa Fujii
隆寿 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温高湿から低温低湿まで環境を問わず、帯
電レベルが安定化し、環境依存性が改善され、長期間に
わたり高品質の画像を得ることができる静電荷像現像用
トナー、およびそれを用いる画像形成方法を提供する。 【構成】 静電荷像現像用トナーは、高温高湿(28
℃、90%RH)下および低温低湿(10℃、30%R
H)下において24時間放置した時の含水率が0.3重
量%〜0.7重量%のトナー粒子と、疎水性無機酸化物
とを含有するものであり、そして疎水性無機酸化物の外
添後の上記各条件下で24時間放置した時の含水率が
0.3重量%〜1.0重量%である。トナー粒子は、親
水性磁性粉を含有させて、または原料の溶融混練時に水
を添加して形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電荷像現像用トナー
および画像形成方法に関するものである。さらに詳しく
は、トナーをトナー担持体上に担持させて現像部まで搬
送する工程を有し、ヒートロール等の熱定着機構を有
し、さらに潜像担持体をクリーニングする工程を有する
画像形成装置に適する静電荷像現像用トナーおよびそれ
を用いる画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、実用化されている種々の静電複写
方式における乾式現像法としては、トナーおよび鉄粉等
のキャリアを用いる二成分現像方式とキャリアを用いず
トナー内部に磁性体を含有するトナーを用いる磁性一成
分現像方式に大別される。いずれの現像方式において
も、トナー粒子と帯電列の異なるキャリアやブレードと
の摩擦によりトナー粒子を帯電させ、潜像担持体の潜像
を現像させるものであって、両者の間に大きな差はな
い。したがって、現像においては特にトナー粒子の帯電
特性が非常に重要であると考えられる。帯電レベル、安
定性を大きく左右する因子として、トナー粒子に含まれ
る水分量がある。トナー粒子の含水率が高すぎる場合
は、電荷リークの発生による著しい帯電レベルの低下が
発生し、濃度再現性、かぶり、白ぬけ等の問題を引き起
こす。また、低温低湿下では、逆にトナー粒子上の電荷
分布に不均一が生じて部分的なチャージアップが発生
し、画像濃度再現性が劣り、一成分現像方式においては
ゴーストの原因となる。
【0003】従来より知られている一成分現像剤にはマ
グネタイトをはじめとする強磁性材料が含有されるが、
この磁性材料は水分の影響を受けやすい欠点を持つ。ま
た、二成分現像剤においても、トナー中の帯電制御剤が
水分の影響を受けやすい欠点を持っている。したがっ
て、磁性材料が含有する水分量を減少させて制御する方
法、疎水化処理シリカをトナー粒子に外添する方法等が
提案されている。しかしながら、いずれの方法も低温低
湿下ではトナー粒子の電荷交換性が低下し、チャージア
ップ現象を引き起こしたり、シリカを外添する場合に
は、連続複写操作によりシリカがトナー内部に埋没して
性能の低下が発生する等の問題がある。また、高温高湿
下での電荷リークを防止するために、トナー粒子中の成
分のうち、水分の影響を受けやすいマグネタイトに関し
て水分量を規制することが知られている。例えば、特開
昭55−113056号公報には、トナー粒子に含有さ
せるマグネタイトの含水率を20℃、60%RH下で
0.15重量%以下に制限することが開示され、特開昭
58−166358号公報にはそれに加えてトナー粒子
全体の含水率を0.30重量%以下に規定することが開
示されている。これらの場合には、確かに高温高湿下で
の電荷リークが防止され、画像濃度再現性は向上し、か
ぶりも抑制される。しかしながら、含水率の低下する低
温低湿下ではチャージアップ現象が起こり、帯電の過剰
な増大に伴う現像量低下、転写性能低下、定着時の静電
的オフセット等の問題が発生し、画像濃度再現性、高画
質の点から好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、高温
高湿下、低温低湿下のいずれの環境下でも帯電レベルが
安定であり、チャージディケイやチャージアップを抑制
した環境安定性に優れた静電荷現像用トナーは存在しな
いのが現状である。本発明は、上記の様な問題点を解決
することを目的としてなされてものである。
【0005】すなわち、本発明の目的は、高温高湿下、
低温低湿下のいずれにおいても帯電レベルの安定した環
境安定性に優れたトナーを提供することにある。本発明
の目的はデジタル潜像をも忠実に再現する階調性の優れ
た静電荷像現像用トナーを提供することにある。本発明
の目的は、解像力の高い静電荷像現像用トナーを提供す
ることにある。本発明の目的は、ドット再現性、細線再
現性の優れた静電荷像現像用トナーを提供することにあ
る。本発明の目的は、高画像濃度でかぶりラチチュード
が実用上十分広い静電荷像現像用トナーを提供すること
にある。本発明の目的は、低温低湿下での定着像の静電
的オフセットを発生しないトナーを提供することであ
る。本発明のさらに他の目的は、階調性、解像力、ドッ
ト再現性、細線再現性の優れた高画質濃度の画像を形成
することが可能な画像形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、いかなる
環境化でも帯電レベルが安定し維持性に優れたトナーー
を見出すべく種々の検討を行った結果、トナー粒子中の
水分量を特定の高い範囲に制御すると帯電レベルが安定
し、現像性が向上することを確認した。そして、トナー
中の含水率を向上させるためには、従来用いられていな
かった特定量以上の含水率をもつ親水性磁性粉をトナー
中に含有させ、更にトナー表面に水分が付着し帯電レベ
ルを落とし引き起こされる現像性低下を制御するため
に、即ちトナー粒子の含水率を維持するために、疎水性
無機酸化物を組み合わせることにより、或いは混練時に
水添加を行った後、疎水性無機酸化物を外添することに
より、耐環境依存性が極めて良好であり、高帯電性のト
ナーが得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】本発明の静電荷像現像用トナーは、高温高
湿(28℃、90%RH)下および低温低湿(10℃、
30%RH)下において24時間放置した時の含水率が
0.3重量%〜0.7重量%のトナー粒子と疎水性無機
酸化物とを含有し、該疎水性無機酸化物の外添後の上記
各条件下で24時間放置した時の含水率が0.3重量%
〜1.0重量%であることを特徴とする。また、本発明
の画像形成方法は、潜像担持体上に潜像を形成する工
程、該潜像を現像剤を用いて現像する工程、現像された
トナー像を転写体上に転写する工程、転写体上のトナー
像を加熱定着する定着工程を有するものであって、その
現像剤として、上記した静電荷像現像用トナーを使用す
ることを特徴とする。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明におけるトナー粒子は、結着樹脂と着色剤とを主成
分として構成され、そして着色剤の一部または全部が磁
性粉よりなるものが好ましく使用される。結着樹脂とし
ては公知の合成樹脂および天然樹脂を用いることができ
る。例えば、1または2以上のビニルモノマーのホモポ
リマーまたはコポリマーが使用できる。代表的なビニル
モノマーとしては、スチレン、p−クロルスチレン、ビ
ニルナフタレン、例えばエチレン、プロピレン、ブチレ
ン、イソブチレン等のエチレン系不飽和モノオレフィン
類、例えば塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、ギ酸
ビニル、ステアリン酸ビニル、カプロン酸ビニル等のビ
ニルエステル類、例えば、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチル、ア
クリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、メチ
ル−α−クロルアクリレート、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル等のエチレン性
モノカルボン酸およびそのエステル類、例えばアクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のエ
チレン性モノカルボン酸置換体、例えば、マレイン酸ジ
メチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル等の
エチレン性カルボン酸およびそのエステル類、例えば、
ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイ
ソプロペニルケトン等のビニルケトン類、例えば、ビニ
ルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニル
エチルエーテル等の如きビニルエーテル類、例えば、ビ
ニリデンクロリド、ビニリデンクロルフロリド等のビニ
リデンハロゲン化物、例えばN−ビニルピロール、N−
ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニ
ルピロリドン等のN−ビニル複素環化合物等があげられ
る。
【0009】本発明において使用される磁性粉として
は、例えば、鉄、コバルト、ニッケル等の金属およびこ
れらの合金、Fe3 4 、γ−Fe2 3 、コバルト添
加酸化鉄の金属酸化物、NiZnフェライト等の各種フ
ェライト、マグネタイト、ヘマタイト等があげられる。
これらの磁性粉は未処理のまま用いてもよいが、さらに
親水性を向上させる目的で表面積を低下させたもの、密
度を大きくしたもの、アミン等の反応基をもつカップリ
ング剤で処理したもの等が使用できる。例えば、硫酸鉄
とアルカリの反応で得られるFe3 4 を乾燥/解砕し
ただけの未処理の親水性磁性粉、或いは解砕後のFe3
4 にシランカップリング剤により疎水化処理をした疎
水性磁性粉等が用いられる。これらの磁性粉の配合割合
は、30〜70重量%の範囲が好ましい。本発明におい
て、トナー粒子の含水率を調整するためには親水性磁性
粉を使用するのが好ましい。磁性粉の水分量は以下に示
すカールフィッシャー法で、28℃、90%RHの下で
24時間放置した後、0.5重量%以上、特に0.7〜
1.3重量%の範囲のものが好ましく、さらには0.9
〜1.1重量%のものが好ましく使用される。この様な
含水率のものは、従来既知の磁性体に比べ大きな含水量
をもつものである。
【0010】本発明においてトナー粒子には、必要に応
じて帯電制御、電気抵抗制御等の目的で、帯電制御剤と
して種々の物質を添加することができる。例えば、フッ
素系界面活性剤、サリチル酸、クロム錯体のようなクロ
ム系染料、マレイン酸を単量体成分として含む共重合体
のごとき高分子酸、4級アンモニウム塩、ニグロシン等
のアジン系染料、カーボンブラック等を添加することが
できる。
【0011】本発明においてトナー粒子には、離型剤と
してワックスを添加することができる。ワックスとして
は、炭素数8以上のパラフィン、ポリオレフィン等が好
ましく、例えば、パラフィンワックス、パラフィンラテ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、低分子量ポリ
エチレン、低分子量ポリプロピレン等が使用できる。
【0012】本発明においてトナー粒子には、流動性あ
るいは帯電性を向上させる目的で、疎水性無機酸化物を
含有させる。具体的には、例えば、表面をシランカップ
リング剤で疎水化処理したシリカ及びチタニア等が好ま
しく使用される。疎水性無機酸化物の疎水化度は、50
〜90の範囲が好ましい。さらには、65〜85の範囲
が好ましい。なお、疎水化度は、メタノール法により求
められ、水中にシリカ粉体を入れて混合し、シリカ粉体
が完全に濡れるまでメタノールを加えていき、そのとき
のメタノールの量(容量%)によって表わされる。上記
の疎水性無機酸化物は、一次粒子径5nm〜50nmの
範囲の微粒子が好ましく用いられる。これら疎水性無機
酸化物は、トナー粒子100重量%に対して0.05〜
5重量%の範囲、好ましくは0.1〜1重量%の範囲で
配合される。
【0013】本発明において用いるトナー粒子は、公知
の方法を用いて製造することができるが、特に粉砕方式
によるものが好ましい。すなわち、結着樹脂、磁性体、
着色剤等を熱混練機を用いて溶融混練し、冷却粉砕後、
分級を行いトナーを得る方法が好ましく採用される。ト
ナー粒子の平均粒径は、4〜10μmの範囲が好まし
く、さらには、6〜8μmの範囲が好ましい。次いで疎
水性無機酸化物が外添され、混合することによって静電
荷像現像用トナーが調製される。
【0014】本発明におけるトナー粒子は、高温高湿
(28℃、90%RH)下および低温低湿(10℃、3
0%RH)下において24時間放置した時の含水率が
0.3重量%〜0.7重量%にあることが必要である。
また、上記のトナー粒子に疎水性無機酸化物を外添した
後、高温高湿(28℃、90%RH)下および低温低湿
(10℃、30%RH)下において24時間放置した時
の含水率が0.3重量%〜1.0重量%であることが必
要である。これらの条件下での含水率が0.3重量%よ
りも低い場合には、電荷交換性の低下により画像濃度が
低下し、低温低湿でゴーストやオフセット現象が発生す
るようになる。また、トナー粒子の含水量が0.7重量
%よりも高い場合および外添後のトナーの含水量が1.
0重量%よりも高い場合には、電荷リークを発生するこ
とにより画像濃度が低下し、トナーの帯電量が低下し、
高温高湿でかぶりを生じるようになる。
【0015】本発明において、トナー粒子および疎水性
無機酸化物を外添した後のトナーの含水率を上記の範囲
になるようにするためには、種々の方法が採用できる。
例えば、含水率0.5重量%以上の親水性磁性粉を用
い、疎水性無機酸化物を添加することによって含水率を
制御することができる。また、トナー粒子の製造過程に
おいて、原料を溶融混練する時に水を添加し、その蒸発
量を制御することにより含水率を制御することができ
る。また、上記の親水性磁性粉の使用と溶融混練時にお
ける水の添加の両者によって含水率の規制をしてもよ
い。また、トナー粒子および外添後のトナーの含水率
は、24時間放置によりほぼ飽和値に達するので、本発
明においては、高温高湿(28℃、90%RH)および
低温低湿(10℃、30%RH)の条件下の開放系で放
置して調湿し、24時間放置後の含水量を測定して、そ
れぞれの含水率を求めることができる。
【0016】本願発明の画像形成方法は、上記の静電荷
像現像用トナーを使用する点に特徴を有している。本発
明の画像形成方法は、潜像担持体上に潜像を形成する工
程、該潜像を現像剤を用いて現像する工程、現像された
トナー像を転写体上に転写する工程、転写体上のトナー
像を加熱定着する定着工程を有するものであって、これ
らの各工程自体は、従来公知のものが採用され。例え
ば、潜像担持体として電子写真感光体或いは誘電体が使
用され、その上に公知の方法によって静電潜像を形成
し、次いで、上記の静電荷像現像用トナーを用いて現像
する。現像によって得られたトナー像は、公知の方法に
よって例えば転写紙等の転写体上に転写し、加熱定着
し、定着像を得る。
【0017】なお、本発明において、トナーの粒径は、
コールカウンター社製粒度測定器TA−II、アパーチャ
ー径100μmで測定した値である。また、本発明にお
いて、上記の含水率の測定は、次のようにして行うこと
ができる。すなわち、トナー粒子、外添後のトナーおよ
び磁性粉の含水率は、京都電子社製カールフィッシャー
測定器にて測定する。仕込みサンプル重量2g、加熱炉
温度200℃、加熱時間10分、N2 ガス流量200c
c/minを測定条件とする。加熱炉で気化した水分が
2 ガスで脱水溶剤(メタノール+エチレングリコー
ル)中に送られ、カールフィッシャー試薬で滴定するこ
とによって水分量を求め、サンプルの重量に対する割合
として表される。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明するが、
これらにより本発明が限定されるものではない。なお、
「%」は全て重量%を意味する。以下の実施例および比
較例で使用する磁性粉及びシリカは次のものである。 (磁性粉A)硫酸鉄とアルカリの反応で得られるFe3
4 を乾燥および解砕しただけの未処理の磁性粉[含水
率:1.05重量%(28℃、90%RH)、0.75
重量%(10℃、30%RH)]。 (磁性粉B)上記磁性粉Aと同様にして得られた解砕後
のFe3 4 を、シランカップリング剤により疎水化処
理を施したもの[含水率:0.60重量%(28℃、9
0%RH)、0.35重量%(10℃、30%R
H)]。
【0019】(シリカA)平均粒径16nmのシリカ微
粒子の表面をシランカップリング剤で疎水化処理したも
の(疎水化度:70)。 (シリカB)平均粒径16nmのシリカ微粒子であっ
て、表面処理を行わなかったもの(疎水化度:0)。
【0020】実施例1 結着樹脂: スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 45.25% (Mw=150,000、共重合比80:20) 磁性体:磁性粉A(親水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより2重量%の
水添加の下に溶融混練した。冷却後に、粗粉砕、微粉砕
し、50%体積平均径D50=6.5μmの粉砕物を得
た。これをさらに分級しD50=7.0μmの分級品を得
た。この分級品を28℃、90%RHおよび10℃、3
0%RHの各環境下で24時間放置した後、上記の疎水
性のシリカAを1.0%添加し、ヘンシェルミキサーで
混合してトナーを得た。
【0021】実施例2 結着樹脂: ポリエステル 45.25% (Mw=50,000、ビスフェノール系) 磁性体:磁性粉A(親水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより2重量%の
水添加の下に溶融混練した。冷却後に、粗粉砕、微粉砕
し、50%体積平均径D50=6.5μmの粉砕物を得
た。これをさらに分級しD50=7.0μmの分級品を得
た。この分級品を28℃、90%RHおよび10℃、3
0%RHの各環境下で24時間放置した後、上記疎水性
のシリカAを1.0%加え、ヘンシェルミキサーで混合
してトナーを得た。
【0022】実施例3 結着樹脂: スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 45.25% (Mw=150,000、共重合比80:20) 磁性体:磁性粉A(親水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより溶融混練し
た。冷却後に、粗粉砕、微粉砕し、50%体積平均径D
50=6.5μmの粉砕物を得た。これをさらに分級しD
50=7.0μmの分級品を得た。この分級品を28℃、
90%RHおよび10℃、30%RHの各環境下で24
時間放置した後、上記疎水性のシリカAを1.0%加
え、ヘンシェルミキサーで混合してトナーを得た。
【0023】実施例4 結着樹脂: スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 45.25% (Mw=150,000、共重合比80:20) 磁性体:磁性粉B(疎水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより2重量%の
水添加の下に溶融混練した。冷却後に、粗粉砕、微粉砕
し、50%体積平均径D50=6.5μmの粉砕物を得
た。これをさらに分級しD50=7.0μmの分級品を得
た。この分級品を28℃、90%RHおよび10℃、3
0%RHの各環境下で24時間放置した後、疎水性のシ
リカAを1.0%加え、ヘンシェルミキサーで混合して
トナーを得た。
【0024】比較例1 結着樹脂: スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 45.25% (Mw=150,000、共重合比80:20) 磁性体:磁性粉A(親水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより2重量%の
水添加の下に溶融混練した。冷却後に、粗粉砕、微粉砕
し、50%体積平均径D50=6.5μmの粉砕物を得
た。これをさらに分級しD50=7.0μmの分級品を得
た。この分級品を28℃、90%RHおよび10℃、3
0%RHの各環境下で24時間放置した後、疎水化処理
を行わないシリカBを1.0%加え、ヘンシェルミキサ
ーで混合してトナーを得た。
【0025】比較例2 結着樹脂: スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 45.25% (Mw=150,000、共重合比80:20) 磁性体:磁性粉B(疎水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより2重量%の
水添加の下に溶融混練した。冷却後に、粗粉砕、微粉砕
し、50%体積平均径D50=6.5μmの粉砕物を得
た。これをさらに分級しD50=7.0μmの分級品を得
た。この分級品を28℃、90%RHおよび10℃、3
0%RHの各環境下で24時間放置した後、何等外添処
理を行わずにトナーとして使用した。
【0026】比較例3 結着樹脂: スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 45.25% (Mw=150,000、共重合比80:20) 磁性体:磁性粉B(疎水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより2重量%の
水添加の下に溶融混練した。冷却後に、粗粉砕、微粉砕
し、50%体積平均径D50=6.5μmの粉砕物を得
た。これをさらに分級しD50=7.0μmの分級品を得
た。この分級品を28℃、90%RHおよび10℃、3
0%RHの各環境下で24時間放置した後、シリカBを
1.0%加え、ヘンシェルミキサーで混合してトナーを
得た。
【0027】比較例4 結着樹脂: スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 45.25% (Mw=150,000、共重合比80:20) 磁性体:磁性粉A(親水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより溶融混練し
た。冷却後に、粗粉砕、微粉砕し、50%体積平均径D
50=6.5μmの粉砕物を得た。この分級品を28℃、
90%RHおよび10℃、30%RHの各環境下で24
時間放置した後、シリカBを1.0%加え、ヘンシェル
ミキサーで混合してトナーを得た。
【0028】比較例5 結着樹脂: スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 45.25% (Mw=150,000)共重合比80:20 磁性体:磁性粉B(疎水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより溶融混練し
た。冷却後に、粗粉砕、微粉砕し、50%体積平均径D
50=6.5μmの粉砕物を得た。これをさらに分級しD
50=7.0μmの分級品を得た。この分級品を28℃、
90%RHおよび10℃、30%RHの各環境下で24
時間放置した後、シリカBを1.0%を加え、ヘンシェ
ルミキサーで混合してトナーを得た。
【0029】比較例6 結着樹脂: スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 45.25% (Mw=150,000)共重合比80:20 磁性体:磁性粉B(疎水性磁性粉) 50% 帯電制御剤:TRH(含Cr染料、保土谷化学社製) 0.75% 離型剤:ポリプロピレンワックス(660P、三洋化成社製) 4% 上記の材料をヘンシェルミキサーで粉体混合し、これを
設定温度150℃のエクストルーダーにより溶融混練し
た。冷却後に、粗粉砕、微粉砕し、50%体積平均径D
50=6.5μmの粉砕物を得た。これをさらに分級しD
50=7.0μmの分級品を得た。この分級品を28℃、
90%RHおよび10℃、30%RHの各環境下で24
時間放置した後、外添剤として疎水性シリカAを1.0
%加え、ヘンシェルミキサーで混合してトナーを得た。 比較例7 比較例6における分級品を28℃、90%RHおよび1
0℃、30%RHの各環境下で24時間放置した後、何
等外添処理を行わずにトナーとして使用した。
【0030】上記実施例1〜4および比較例1〜7のト
ナーの含水率について、各環境下で24時間放置した後
のトナー粒子、外添直後のトナー、各環境下で24時間
放置した後のトナー、および下記のテスト終了後のトナ
ーの含水率を表1に示す。これらのトナーについて、富
士ゼロックス社製XP−15を30枚/分に増速し60
0dpiに改造した改造機により評価した。高温高湿下
(28℃、90%RH)、低温低湿(10℃、30%R
H)下で約30,000枚のランニングテストを行い、
画像濃度、スリーブ上のトナーの帯電量を測定した。ま
た、高温高湿下でのかぶりその他のディフェクト、低温
低湿下でのゴースト及びオフセット現象についても評価
した。それらの結果を表2および表3に示す。なお、表
2および表3中、画像濃度は、X−Rite404反射
濃度計により測定した値である。また、帯電は吸引トラ
イボ法により測定した値である。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【発明の効果】本発明の静電荷像現像用トナーは、上記
の構成を有し、トナー粒子およびトナーの含水量を特定
の高い範囲に規制したから、高温高湿から低温低湿まで
環境を問わず、帯電レベルが安定化し、環境依存性が改
善され、長期間にわたり高品質の画像を得ることができ
る。また、本発明の静電荷像現像用トナーは、解像力が
高く、デジタル潜像をも忠実に再現する階調性の優れた
ものであり、ドット再現性、細線再現性が優れ、高画像
濃度でかぶりラチチュードが実用上十分広いという特徴
を有している。静電荷像現像用トナーを提供することに
ある。さらに、低温低湿下での定着像の静電的オフセッ
トを発生することがないという効果を奏する。したがっ
てまた、本発明の画像形成方法によれば、画質の優れた
画像を長期間にわたって形成することが可能である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/08 101 (72)発明者 井上 敏司 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 藤井 隆寿 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温高湿(28℃、90%RH)下およ
    び低温低湿(10℃、30%RH)下において24時間
    放置した時の含水率が0.3重量%〜0.7重量%のト
    ナー粒子と疎水性無機酸化物とを含有し、該疎水性無機
    酸化物の外添後の上記各条件下で24時間放置した時の
    含水率が0.3重量%〜1.0重量%であることを特徴
    とする静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 トナー粒子が磁性粉を含有することを特
    徴とする請求項1記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 トナー粒子が、原料の溶融混練時に水を
    添加して形成されたことを特徴とする請求項1記載の静
    電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 トナー粒子が、磁性微粉末として高温高
    湿(28℃、90%RH)下において24時間放置した
    時の含水率が0.5重量%以上の親水性磁性粉を用いて
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の静電荷像現
    像用トナー。
  5. 【請求項5】 潜像担持体上に潜像を形成する工程、該
    潜像を現像剤を用いて現像する工程、現像されたトナー
    像を転写体上に転写する工程、転写体上のトナー像を加
    熱定着する定着工程を有する画像形成方法において、該
    現像剤として、請求項1記載の静電荷像現像用トナーを
    使用することを特徴とする画像形成方法。
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JPH10228129A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Toyo Ink Mfg Co Ltd 二成分現像剤
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JP2014178583A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Kyocera Document Solutions Inc 磁性1成分現像用トナー

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