JPH08200684A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Publication number
JPH08200684A
JPH08200684A JP1389295A JP1389295A JPH08200684A JP H08200684 A JPH08200684 A JP H08200684A JP 1389295 A JP1389295 A JP 1389295A JP 1389295 A JP1389295 A JP 1389295A JP H08200684 A JPH08200684 A JP H08200684A
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JP
Japan
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cooking
central
heating chamber
outlet
air
Prior art date
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Application number
JP1389295A
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English (en)
Inventor
Kazunari Imamoto
和成 今本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理物に対する熱風の当り具合を均一化する
こと。 【構成】 ケーシング22内の下部には横流ファン23
が収容されており、横流ファン23が回転すると、吸気
口21から加熱室13内の空気が吸引され、上方向へ吐
出される。また、加熱室13には、横流ファン23によ
る風の吐出方向に沿って複数の吹出口27および28が
設けられている。従って、吹出口28から上段の角皿2
0の上面に熱風が吹出され、吹出口27bから下段の角
皿20の上面に熱風が吹出されることになるので、各角
皿20上の調理物に対する熱風の当り具合が均一化され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱室内に熱風を循環
させることに基づいて調理物を加熱する構成の加熱調理
器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種加熱調理器の一例としてオーブン
機能を備えた電子レンジがあげられる。この電子レンジ
は、図11および図12に示すように、遠心ファン1の
回転に伴い、吸気口2および吹出口3a,3bを通して
加熱室4内に熱風を循環させる構成であり、吸気口2は
加熱室4の背壁4aの中央部に位置し、吹出口3aは背
壁4aの上部に位置し、吹出口3bは背壁4aの下部に
位置している。
【0003】この構成の場合、遠心ファン1が回転する
と、まず、加熱室4内から吸気口2を通して空気が吸引
され、遠心ファン1の上下方向へ吐出される。次に、こ
の風がヒータ5により熱風化され、各吹出口3a,3b
から加熱室4内に吹出された後、吸気口2を通して吸引
される。これにより、加熱室4内を矢印で示すように熱
風が循環し、上段の角皿6a上の調理物7aおよび下段
の角皿6b上の調理物7bが夫々加熱される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来は、背壁4aの中央部から空気を吸込み、上下部から
熱風を吹出す構成であるため、上段の角皿6aに対して
は上側から下側に熱風が回り込み、下段の角皿6bに対
しては下側から上側に熱風が回り込むことになる。従っ
て、角皿6a上の調理物7aは上面が強く加熱され、角
皿6b上の調理物7bは下面が強く加熱され、その結
果、調理物7aと7bとの間で加熱むら,焼むらの生じ
る虞れがあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、調理物に対する熱風の当り具合を均
一化することにより、加熱むら,焼むらの発生を防止で
きる加熱調理器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の加熱調理
器は、加熱室の下部に設けられた吸気口と、前記加熱室
に前記吸気口の上方に位置して設けられ、配置高さが異
なる複数の吹出口と、前記吸気口から前記加熱室内の空
気を吸引して前記複数の吹出口から加熱室内に吐出する
ファン装置と、前記吸気口から前記複数の吹出口に至る
前記ファン装置の通風路に設けられ、該通風路を流れる
風を加熱する熱源と、前記通風路に設けられ、該通風路
を流れる風の向きを調節する風向調節部材とを備えたと
ころに特徴を有する。
【0007】請求項2記載の加熱調理器は、風向調節部
材が移動可能に設けられているところに特徴を有する。
請求項3記載の加熱調理器は、移動可能に設けられ、そ
の移動に伴い風向調節部材を押圧して移動させる押圧部
材を備え、この押圧部材が、加熱室内に調理皿が装着さ
れることに伴い、調理皿に押圧されて移動する構成であ
るところに特徴を有する。
【0008】請求項4記載の加熱調理器は、押圧部材が
加熱室内に突出しないように設けられ、この押圧部材を
押圧する押圧凸部が調理皿に設けられているところに特
徴を有する。請求項5記載の加熱調理器は、押圧部材の
先端部が加熱室の内壁と略面一になっているところに特
徴を有する。
【0009】請求項6記載の加熱調理器は、加熱室の扉
に接触することに伴い扉と調理皿との間に熱風通路を形
成する位置決め凸部が調理皿に設けられているところに
特徴を有する。請求項7記載の加熱調理器は、位置決め
凸部を含んだ調理皿の奥行き寸法が、加熱室の奥行き寸
法に略等しく設定されているところに特徴を有する。
【0010】請求項8記載の加熱調理器は、複数の吹出
口が、加熱室の上部に風を吹出す上部吹出口と加熱室の
中央部に風を吹出す中央部吹出口とを有し、熱源が、前
記上部吹出口および前記中央部吹出口に対応して設けら
れているところに特徴を有する。請求項9記載の加熱調
理器は、風向調節部材が、中央部吹出口を中央部上吹出
口と中央部下吹出口とに分割するように、中央部吹出口
に通じる通風路を2つに分割する構成であるところに特
徴を有する。
【0011】請求項10記載の加熱調理器は、中央部上
吹出口に通じる通風路および中央部下吹出口に通じる通
風路に対応して夫々独立した熱源が設けられているとこ
ろに特徴を有する。請求項11記載の加熱調理器は、加
熱室に設けられ、加熱室内に調理皿を上下2段に装着す
るための調理皿装着部と、この調理皿装着部の下段に調
理皿が装着されたことを検出する調理皿検出手段と、こ
の調理皿検出手段の検出結果に基づいて、熱源の発熱状
態を制御する発熱状態制御手段とを備えたところに特徴
を有する。
【0012】請求項12記載の加熱調理器は、発熱状態
制御手段が、調理皿装着部の下段に調理皿が装着される
ことに伴い、上部吹出口および中央部吹出口に対応する
熱源を発熱させるように構成され、風向調節部材が、調
理皿装着部の下段に調理皿が装着されることに伴い、上
部吹出口および中央部吹出口の双方から風が吹出される
ように風向を調節する構成であるところに特徴を有す
る。
【0013】請求項13記載の加熱調理器は、発熱状態
制御手段が、調理皿装着部の下段に調理皿が装着されな
いことに伴い、上部吹出口に対応する熱源および中央部
上吹出口に対応する熱源を発熱させるように構成されて
いるところに特徴を有する。請求項14記載の加熱調理
器は、風向調節部材が、調理皿装着部の下段に調理皿が
装着されないことに伴い、上部吹出口および中央部上吹
出口に風が供給されるように風向を調節する構成である
ところに特徴を有する。
【0014】請求項15記載の加熱調理器は、加熱室に
設けられ、加熱室内に調理皿を上下2段に装着するため
の調理皿装着部と、この調理皿装着部の下段に調理皿が
装着されたことを検出する調理皿検出手段と、風向調節
部材を移動させる駆動手段と、前記調理皿検出手段の検
出結果に基づいて、前記駆動手段を駆動制御する駆動制
御手段とを備えたところに特徴を有する。請求項16記
載の加熱調理器は、調理物の形状を検出する形状検出手
段と、風向調節部材を移動させる駆動手段と、前記形状
検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動手段を駆動制
御する駆動制御手段とを備えたところに特徴を有する。
【0015】
【作用】請求項1記載の手段によれば、ファン装置が作
動すると、下記(1)〜(3)のサイクルが繰返され、
加熱室内を熱風が循環する。 (1)加熱室の下部から空気が吸引され、ファン装置の
上方へ吐出される。 (2)ファン装置の上方へ吐出された風が熱源により加
熱され、熱風化される。 (3)熱風が複数の吹出口から加熱室内に吹出された
後、吸気口からファン装置に吸引される。
【0016】この場合、吸気口が加熱室の下部に設けら
れ、高さ位置が異なる複数の吹出口が吸気口の上方に設
けられている。このため、加熱室内の各部において、熱
風が上側から下側に回り込むように循環する。従って、
調理物に対する熱風の当り具合が均一化されるので、そ
の結果、加熱むら,焼むらが防止される。しかも、通風
路内の風向を風向調節部材により調節するので、各吹出
口から吹出される熱風量を調理物の収容位置や高さ等に
応じて調節することが可能になる。従って、ファン装置
の風を有効利用して調理物が効率良く加熱されることに
なる。
【0017】請求項2記載の手段によれば、風向調節部
材が移動することに伴い、通風路内の風向が調節され
る。従って、通風路内に風向調節部材を着脱することに
より風向を調節する場合に比べ、通風路内の風向を簡単
に調節することが可能となり、その結果、使い勝手が向
上する。請求項3記載の手段によれば、加熱室内に調理
皿を収容すると、調理皿が押圧部材を押圧し、押圧部材
が移動する。すると、押圧部材が風向調節部材を押圧
し、風向調節部材が移動する。従って、調理皿の収容に
伴って通風路内の風向が自動調節されるので、使い勝手
が一層向上する。
【0018】請求項4記載の手段によれば、押圧部材を
加熱室内に突出させず、調理皿の押圧凸部により押圧部
材を押圧する。従って、加熱室内を清掃するにあたって
押圧部材による引掛かりがなくなり、その結果、加熱室
内の清掃性が向上する。しかも、加熱室内にマイクロ波
を照射してレンジ調理を行うにあたって、押圧部材によ
るスパークの発生が防止される。
【0019】請求項5記載の手段によれば、押圧部材の
先端部が加熱室の内壁と略面一になっている。従って、
押圧部材の先端部が加熱室の壁に対して凹んでいる場合
とは異なり、その凹み部分に異物が侵入することが防止
される。
【0020】請求項6記載の手段によれば、加熱室内に
調理皿を収容して扉を閉めると、調理皿の位置決め凸部
が扉に接触し、両者の間に熱風通路が形成される。従っ
て、加熱室内に吹出した熱風が熱風通路を通って円滑に
循環するようになるので、加熱性能が向上する。
【0021】請求項7記載の手段によれば、調理皿の奥
行き寸法が加熱室の奥行き寸法に略等しいため、加熱室
内に調理皿を収容して扉を閉めると、調理皿の一辺が加
熱室の内面に接触し、調理皿の一辺と加熱室との間の隙
間が廃止される。従って、該隙間を通る熱風により、規
則正しい熱風の循環が阻害されることが防止され、その
結果、加熱性能が向上する。
【0022】請求項8記載の手段によれば、上部吹出口
から加熱室の上部に熱風が吹出され、中央部吹出口から
加熱室の中央部に熱風が吹出される。従って、加熱室内
の上下部に夫々調理物を収容した場合には、各調理物が
集中的に加熱される。しかも、上部吹出口および中央部
吹出口に対応して熱源が設けられているため、加熱室内
の上部に吹出される熱風および中央部に吹出される熱風
の温度が夫々上昇し、その結果、加熱性能が向上する。
【0023】請求項9記載の手段によれば、風向調節部
材により、中央部吹出口に通じる通風路が2分割され、
中央部吹出口が中央部上吹出口と中央部下吹出口とに分
割される。このため、加熱室内の上部に調理物を収容し
た場合には、該調理物の上側が上部吹出口からの熱風に
より加熱され、該調理物の下側が中央部上吹出口からの
熱風により加熱される。また、加熱室内の下部に調理物
を収容した場合には、該調理物の上側が中央部下吹出口
からの熱風により加熱され、該調理物の下側が吸気口に
向う熱風により加熱される。従って、加熱室内の上部を
包み込む熱風の流れおよび下部を包み込む熱風の流れが
発生し、その結果、加熱室の上下部に位置する調理物の
上下面が夫々効率良く加熱される。
【0024】請求項10記載の手段によれば、中央部上
吹出口に通じる通風路および中央部下吹出口に通じる通
風路に対応して夫々独立した熱源がある。このため、中
央部上吹出口に供給される風および中央部下吹出口に供
給される風が夫々独立して加熱される。従って、加熱室
内の上部を包み込む熱風の温度および下部を包み込む熱
風の温度が夫々一層上昇し、その結果、加熱性能が向上
する。
【0025】請求項11記載の手段によれば、調理皿検
出手段が、調理皿装着部の下段に調理皿が装着されたこ
とを検出すると、発熱状態制御手段が、調理皿検出手段
の検出結果に基づいて熱源の発熱状態を制御する。従っ
て、「下段の調理皿の有無」といった状況に応じて熱源
に対する電力供給が効率的に行われる。
【0026】請求項12記載の手段によれば、調理皿装
着部の上下段に調理皿が装着されると、調理皿検出手段
が下段の調理皿を検出する。すると、上部吹出口および
中央部吹出口に対応する熱源が発熱し、上部吹出口およ
び中央部吹出口の双方から風が吹出し、上下段の各調理
皿に熱風が供給される。このため、下段の調理皿を検出
する調理皿検出手段を設けるだけの簡単な構成で、上段
に調理皿が装着された場合にも対応できる。
【0027】請求項13記載の手段によれば、調理皿装
着部の下段に調理皿が装着されていないときには、上部
吹出口に対応する熱源および中央部上吹出口に対応する
熱源が発熱し、これら両吹出口から熱風が吹出される。
従って、全ての吹出口に対応する熱源を発熱させる場合
に比べ、上部吹出口に対応する熱源および中央部上吹出
口に対応する熱源の立上りが速くなり且つ出力が高くな
るので、上段の調理皿上の調理物が効率良く加熱され
る。
【0028】請求項14記載の手段によれば、調理皿装
着部の下段に調理皿が装着されていないときには、上部
吹出口および中央部上吹出口に風が供給され、これら両
吹出口から熱風が吹出される。従って、下段の調理皿を
包み込む不要な熱風の流れが廃止され、上段の調理皿を
包み込む熱風量が増大するので、上段の調理物が効率良
く加熱される。
【0029】請求項15記載の手段によれば、調理皿装
着部の下段に調理皿が装着されると、調理皿検出手段が
調理皿を検出し、駆動制御手段が駆動手段を制御するこ
とに基づき風向調節部材を移動させる。従って、電気的
な構成により、風向調節部材が移動するようになる。
【0030】請求項16記載の手段によれば、加熱室内
に調理物が収容されると、形状検出手段が調理物の形状
を検出し、駆動制御手段が駆動手段を制御することに基
づき風向調節部材を移動させる。従って、調理物の形状
に影響されず、調理物の各部に均一に熱風が供給される
ため、調理物に加熱むらや焼むらが生じることが防止さ
れる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図7
に基づいて説明する。尚、本実施例は、本発明をオーブ
ン機能付き電子レンジに適用したものである。まず、図
1において、外箱11の内部には内箱12が設けられて
おり、内箱12の内部は加熱室13として機能するよう
になっている。そして、外箱11には扉14が枢支され
ており、加熱室13の前面開口部は、扉14の回動に伴
い開閉される。
【0032】内箱12の側壁と外箱11との間には、図
2に示すように、マグネトロン15が配設されている。
そして、マグネトロン15と加熱室13との間には導波
管16が設けられており、マグネトロン15から出力さ
れたマイクロ波を導波管16から加熱室13内に照射す
ることに伴い、レンジ調理が行われる。尚、マグネトロ
ン15は、内箱12の側壁と外箱11との間に形成され
た機械室(図示せず)内に配設されている。
【0033】加熱室13の底部にはターンテーブル(図
示せず)が設けられている。そして、レンジ調理を行う
にあたっては、ターンテーブル上に調理物17を載置す
る。また、内箱12の両側壁には、調理皿装着部に相当
する下側棚部18aおよび18b,上側棚部19aおよ
び19bが形成されている。そして、調理物17をオー
ブン調理するにあたっては、調理皿に相当する角皿20
を下側棚部18aおよび18b,上側棚部19aおよび
19b上に選択的に載置した後、角皿20上に調理物1
7を載置する。
【0034】加熱室13の背壁13aには吸気口21が
設けられている。この吸気口21は、多数の小孔を有す
るパンチング開孔からなるものであり、加熱室13の下
部に配置され、下側棚部18aおよび18bの下側に位
置している。また、加熱室13の背壁13aには、図1
に示すように、後方へ膨出するケーシング22が取付け
られ、ケーシング22内には、上方向に延びる通風路2
2aと吸気口21の背面側に位置するファン収容部22
bとが形成されている。尚、図4の符号22cは、ファ
ン収容部22bを区画する内部ケーシング、符号22d
は、内部ケーシング22cのノーズを示す。
【0035】ケーシング22のファン収容部22b内に
は熱風ファン23が収容されている。この熱風ファン2
3は横流ファンから構成されたものであり、図2に示す
ように、ファンモータ24の回転軸24aに連結されて
いる。従って、ファンモータ24の回転軸が回転する
と、熱風ファン23が回転し、図1に矢印で示すよう
に、加熱室13内の空気が吸気口21を通してケーシン
グ22内に吸引された後、通風路22a方向(上方向)
へ吐出される。尚、符号25は、ケーシング22と熱風
ファン23とファンモータ24とから構成されるファン
装置、符号26は、ファン装置25を覆うカバーを示
す。
【0036】加熱室13の背壁13aには中央部吹出口
27が設けられている。この中央部吹出口27は、図2
に示すように、下側棚部18aおよび18bと上側棚部
19aおよび19bとの間に配置されたものであり、多
数の小孔を有するパンチング開孔から構成されている。
また、加熱室13の背壁13aには上部吹出口28が設
けられている。この上部吹出口28は、上側棚部19a
および19bの上側に配置されており、多数の小孔を有
するパンチング開孔から構成されている。
【0037】ケーシング22内には、図4に示すよう
に、支持部材29が固定配置されている。この支持部材
29は、下側棚部18aおよび18bと略同一水平面内
に配置されたものであり、図5に示すように、コ字状を
なしている。また、支持部材29には、図4に示すよう
に、孔29a,29aが形成され、孔29a,29a内
には、押圧部材に相当するピン30がスライド可能に挿
入されている。尚、符号29bは、各孔29aの周縁部
に形成されたバーリング部を示す。
【0038】加熱室13の背壁13aには孔13bが形
成されている。また、ピン30には座金30aが固着さ
れている。そして、座金30aと後方のバーリング部2
9bとの間には圧縮コイルばね31が介在され、二点鎖
線で示すように、座金30aは、圧縮コイルばね31の
ばね力により、前方のバーリング部29bに接触してい
る。これにより、ピン30が前方にスライドし、ピン3
0の前端部が背壁13aの孔13bを通して加熱室13
側に突出した状態に保持されている。
【0039】角皿20には、その外周部を周回するフラ
ンジ部20aが形成されている。そして、下側棚部18
aおよび18b上に角皿20が載置されると、角皿20
のフランジ部20aがピン30の前面を押圧し、ピン3
0が圧縮コイルばね31のばね力に抗して後方へスライ
ドするようになっている。従って、下側棚部18aおよ
び18b上から角皿20を取去ると、ピン30に対する
押圧力が除去され、ピン30が圧縮コイルばね31のば
ね力により前方へスライドすることになる。
【0040】ケーシング22内には、ピン30の背面側
に位置して風向板32が回動可能に設けられている。こ
の風向板32は風向調節部材に相当するものであり、ピ
ン30が後方へスライドすると、ピン30の後面により
押圧され、回転軸32aを中心に矢印A方向へ回動す
る。この場合、風向板32の回転軸32aは、中央部吹
出口27の上下方向中間部に配置されている。
【0041】従って、風向板32がピン30により回動
されると、ケーシング22の通風路22aが、中央部下
通風路22eと中央部上通風路22fとに分割され、図
1に示すように、熱風ファン23から吐出された風が中
央部下通風路22eから中央部吹出口27の下側に向
い、中央部上通風路22eから中央部吹出口27の上側
および上部吹出口28に向かう。これにより、中央部吹
出口27が、下側棚部18aおよび18bよりの中央部
下吹出口27aと上側棚部19aおよび19bよりの中
央部上吹出口27bとに分割される。
【0042】また、図4において、下側棚部18aおよ
び18b上から角皿20が取り去られ、ピン30が前方
へスライドすると、風向板32を支える部材がなくな
り、二点鎖線で示すように、風向板32が自重によって
垂直状態に垂れ下がる。すると、中央部下通風路22e
が風向板32により閉塞され、図3に示すように、熱風
ファン23から吐出された風が通風路22aから中央部
上吹出口27bおよび上部吹出口28に向かう。
【0043】ケーシング22内には、図1に示すよう
に、中央部下ヒータ33が収容されている。この中央部
下ヒータ33は熱源に相当するものであり、中央部下吹
出口27aの背面側に位置している。そして、中央部下
通風路22eを通って中央部下ヒータ33に供給された
風は、中央部下ヒータ33により加熱されることに伴い
熱風となり、中央部下吹出口27aから加熱室13内に
吹出される。
【0044】ケーシング22内には中央部上ヒータ34
が収容されている。この中央部上ヒータ34は熱源に相
当するものであり、中央部上吹出口27bの背面側に位
置している。そして、中央部上通風路22fを通って中
央部上ヒータ34に供給された風は、中央部上ヒータ3
4により加熱されることに伴い熱風となり、その一部が
中央部上吹出口27bから加熱室13内に吹出される。
【0045】ケーシング22内には上部ヒータ35が収
容されている。この上部ヒータ35は熱源に相当するも
のであり、上部吹出口28の背面側に位置している。そ
して、中央部上ヒータ34に供給された残りの風(加熱
室13へ吐出されなかった風)は、上部ヒータ35によ
り加熱された後、上部吹出口28から加熱室13内に吹
出される。
【0046】外箱11の前面には、図6に示すように、
操作パネル36が設けられている。この操作パネル36
には、調理メニューキー36a,調理時間設定キー36
b,スタートキー36c等が設けられ、これら各キー3
6a〜36cは、発熱状態制御手段に相当する制御装置
37に接続されている。この制御装置37はマイクロコ
ンピュータを主体に構成されたものであり、調理メニュ
ーキー36aの操作内容に基づいて調理モード(レンジ
調理またはオーブン調理)を判断し、調理時間設定キー
36bの操作内容に基づいて調理時間を設定する。
【0047】支持部材29には、図4に示すように、調
理皿検出手段に相当するマイクロスイッチ38が固着さ
れており、角皿20が下側棚部18aおよび18b上に
載置されると、後退するピン30の座金30aによりマ
イクロスイッチ38の可動接片が押圧され、マイクロス
イッチ38がオンされるようになっている。そして、マ
イクロスイッチ38は、図6に示すように、制御装置3
7に接続されており、制御装置37は、マイクロスイッ
チ38のオンに基づいて「下段に角皿20有り」を検出
する。また、制御装置37には、マグネトロン15,フ
ァンモータ24,中央部下ヒータ33,中央部上ヒータ
34,上部ヒータ35が接続されており、制御装置37
は、マイクロスイッチ38のオンオフに基づいて各ヒー
タ33〜35を通電制御する。
【0048】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、図2において、オーブン調理を行うにあたっては、
使用者が下側棚部18aおよび18b,上側棚部19a
および19bに角皿20を選択的に載置した後、角皿2
0上に調理物17を載置する。例えば下側棚部18aお
よび18b,上側棚部19aおよび19bの双方に角皿
20が載置されると、図4に実線で示すように、角皿2
0のフランジ部20aがピン30の前面を押圧し、ピン
30が圧縮コイルばね31のばね力に抗して後方へスラ
イドする。すると、ピン30の後面により風向板32が
押圧され、風向板32が回転軸32aを中心に矢印A方
向へ回動し、中央部吹出口27に向う通風路22aが中
央部下通風路22eと中央部上通風路22fとに分割さ
れる。これと共に、ピン30の座金30aによりマイク
ロスイッチ38の可動接片が押圧され、マイクロスイッ
チ38がオンされる。
【0049】使用者は角皿20をセットすると、図6に
おいて、調理メニューキー36aおよび調理時間設定キ
ー36bを操作し、オーブン調理の選択と調理時間の設
定とを行った後、スタートキー36cを操作する。する
と、制御装置37は、「オーブン調理の選択」を検出
し、ファンモータ24に通電する。これと共に、マイク
ロスイッチ38のオンに伴い「下段に角皿20有り」を
検出する。図7は、角皿20の有無に伴う熱風の供給状
態を示すものである。同図の右欄に示すように、上下段
に角皿20がセットされると、マイクロスイッチ38が
オンされ、制御装置37は、中央部下ヒータ33,中央
部上ヒータ34,上部ヒータ35の全てに通電する。
【0050】制御装置37が通電を開始すると、熱風フ
ァン23が回転し、図1に示すように、熱風ファン23
から吐出された風が中央部下通風路22eから中央部下
吹出口27aに向い、しかも、中央部上通風路22fか
ら中央部上吹出口27bおよび上部吹出口28に向か
う。ここで、中央部下通風路22eを通って中央部下ヒ
ータ33に供給された風は熱風となり、中央部下吹出口
27aから加熱室13内に吹出す。そして、下段の角皿
20の上側を通った後、扉14に当って下段の角皿20
の下側に回り込み、背壁13aの吸気口21からケーシ
ング22内に吸引される。
【0051】また、中央部上通風路22fを通って中央
部上ヒータ34に供給された風は熱風となり、その一部
が中央部上吹出口27bから加熱室13内に吹出す。そ
して、上段の角皿20の下側を通った後、扉14に当っ
て下段の角皿20の下側に回り込み、背壁13aの吸気
口21からケーシング22内に吸引される。また、中央
部上ヒータ34を通った残りの風は、上部ヒータ35に
供給されることにより再加熱され、上部吹出口28から
加熱室13内に吹出す。そして、上段の角皿20の上側
を通った後、扉14に当って下段の角皿20の下側に回
り込み、背壁13aの吸気口21からケーシング22内
に吸引される。
【0052】この場合、中央部吹出口27に向う通風路
22aが中央部下通風路22eと中央部上通風路22f
に2分割されるため、熱風ファン23から吐出された風
の半分程度が中央部下通風路22eから中央部下吹出口
27aに供給される。従って、図7の右欄に示すよう
に、中央部下吹出口27aから加熱室13内に多量の熱
風が吹出されることになる。また、中央部上吹出口27
bおよび上部吹出口28には、中央部上通風路22fを
通る風が分割して供給される。従って、中央部上吹出口
27bからは少量の熱風が吹出され、上部吹出口28か
らは中量の熱風が吹出されることになる。
【0053】一方、図3に示すように、上側棚部19a
および19bのみに角皿20が載置された場合、図4に
二点鎖線で示すように、ピン30が圧縮コイルばね31
のばね力により前方へスライドする。従って、風向板3
2を支える部材がなくなり、風向板32bが自重によっ
て垂直状態に垂れ下がる。このため、中央部下吹出口2
7aに通じる中央部下通風路22eが閉塞される。これ
と共に、ピン30の座金30aからマイクロスイッチ3
8の可動接片に作用していた押圧力が除去されるので、
マイクロスイッチ38がオフされる。
【0054】制御装置37は、マイクロスイッチ38の
オフを検出すると、図7の左欄に示すように、中央部下
ヒータ33をオフし、中央部上ヒータ34および上部ヒ
ータ35をオンする。従って、図3に示すように、熱風
ファン23から吐出された風は、まず、通風路22aか
ら中央部上ヒータ34に向う。次に、中央部上ヒータ3
4により熱風化された後、その一部が中央部上吹出口2
7bから加熱室13内に吹出す。そして、上段の角皿2
0の下側を通り、背壁13aの吸気口21からケーシン
グ22内に吸引される。
【0055】また、中央部上ヒータ34を通過した残り
の風は、上部ヒータ35により再加熱され、上部吹出口
28から加熱室13内に吹出す。そして、上段の角皿2
0の上側を通り、背壁13aの吸気口21からケーシン
グ22内に吸引される。この場合、図7の左欄に示すよ
うに、熱風ファン23から吐出された大部分の風が中央
部上吹出口27bおよび上部吹出口28に供給されるの
で、中央部上吹出口27bおよび上部吹出口28から多
量の熱風が吹出される。また、中央部下吹出口27aか
ら零もしくは少量の熱風が吹出される。
【0056】尚、図1において、下側棚部18aおよび
18bのみに角皿20が載置された場合、風向板32が
矢印A方向(反時計回り方向)へ回動し、中央部吹出口
27に向う通風路22aが中央部下通風路22eと中央
部上通風路22fとに分割される。これと共に、マイク
ロスイッチ38がオンされるので、上下段に角皿20が
載置されたときと同様にして熱風が循環する。
【0057】上記実施例によれば、加熱室13の下部に
吸気口21を設け、高さ位置が異なる複数の吹出口27
および28を吸気口21の上方に設けた。このため、加
熱室13内の各部において、熱風が上側から下側に回り
込むように循環する。従って、上段の角皿20上の調理
物17および下段の角皿20上の調理物17の双方にお
いて、熱風の当り具合が均一化されるので、その結果、
調理物17の加熱むら,焼むらが防止される。しかも、
通風路22a内の風向を風向板32により調節する構成
とした。このため、各吹出口27および28から吹出さ
れる熱風量を調理物17の収容位置に応じて調節するこ
とができる。従って、熱風ファン23の風を有効利用し
て、調理物17が効率良く加熱されるようになる。
【0058】ところで、ケーシング22内の上部に熱風
ファン23を配置し、加熱室13の上部から空気を吸込
んで下方向へ吐出し、下方向に沿って配置された複数の
吹出口から熱風を吹出す構成が考えられる。しかしなが
ら、加熱室13の上部には、図2に示すように、マグネ
トロン15や導波管16等の部品があるため、ケーシン
グ22内の上部に熱風ファン23を配置すると、ファン
モータ24等のレイアウトに設計的な制約を生じる。こ
の点、加熱室13の下部には邪魔な部品がないため、フ
ァンモータ24等のレイアウトに制約がなくなり、その
結果、設計が簡単化される利点が生じる。
【0059】また、加熱室13の上部から空気を吸込ん
で下方向へ吐出する構成では、加熱された密度の小さい
熱風を下方向へ流通させることになるので、熱風の流通
速度が小さくなり、その結果、各吹出口から吹出される
熱風量が低下する。この点、本実施例は、加熱室13の
下部から空気を吸込んで上方向へ吐出しているので、熱
風の流通速度が増大する。従って、各吹出口から吹出さ
れる熱風量が増大し、この点からも加熱性能の向上を図
り得る。
【0060】また、風向板32を回動可能に設け、風向
板32の回動に伴い風向を調節する構成とした。このた
め、通風路22a内に風向板32を着脱して風向を調節
する場合に比べ、風向を簡単に調節することが可能とな
り、その結果、使い勝手が向上する。また、加熱室13
内に角皿20を収容すると、角皿20がピン30を介し
て風向板32を押圧し、風向板32が回動する構成とし
た。このため、角皿20の収容動作に伴い風向が自動調
節されるので、使い勝手が一層向上する。
【0061】また、上部吹出口28から加熱室13の上
部に熱風を吹出し、中央部吹出口27から加熱室13の
中央部に熱風を吹出す構成とした。従って、上段の角皿
20上に載置された調理物17および下段の角皿20上
に載置された調理物17が夫々集中的に加熱され、その
結果、加熱性能が向上する。しかも、中央部吹出口27
に対応して中央部下ヒータ33および中央部上ヒータ3
4を設け、上部吹出口28に対応して上部ヒータ35を
設けた。このため、各吹出口27および28に向って供
給される風が効率良く加熱され、上段の角皿20に供給
される熱風および下段の角皿20に供給される熱風の温
度が夫々上昇するので、その結果、加熱性能が一層向上
する。
【0062】また、風向板32により、中央部吹出口2
7に向う通風路22aを中央部下通風路22eおよび中
央部上通風路22fに分割し、中央部吹出口27を中央
部下吹出口27aおよび中央部上吹出口27bに分割し
た。このため、上段の角皿20に対しては、その上側が
上部吹出口28からの熱風により加熱され、その下側が
中央部上吹出口27bからの熱風により加熱される。ま
た、下段の角皿20に対しては、その上側が中央部下吹
出口27aからの熱風により加熱され、その下側が吸気
口21に向う熱風により加熱される。従って、上段の角
皿20を包み込む熱風の流れおよび下段の角皿20を包
み込む熱風の流れが発生し、その結果、各角皿20上の
調理物の上下面が夫々加熱されるようになる。
【0063】また、中央部下通風路22e内に中央部下
ヒータ33を設け、中央部上通風路22f内に中央部上
ヒータ34を設けた。このため、上段の角皿20を包み
込む熱風の温度および下段の角皿20を包み込む熱風の
温度が夫々上昇し、その結果、加熱性能が一層向上す
る。
【0064】また、加熱室13の下段に角皿20が装着
されることに伴い、中央部下ヒータ33と中央部上ヒー
タ34と上部ヒータ35の発熱状態を制御する構成とし
た。このため、「下段の角皿20の有無」といった状況
に応じて、各ヒータ33〜35に対する電力の供給が効
率的に行われ、その結果、省エネルギー化が実現され
る。
【0065】また、加熱室13の下段に角皿20がセッ
トされることに伴い、中央部下ヒータ33と中央部上ヒ
ータ34と上部ヒータ35とを発熱させ、中央部下吹出
口27aと中央部上吹出口27bと上部吹出口28とか
ら熱風を吹出す構成とした。このため、加熱室13の上
下段に角皿20がセットされると、下段の角皿20が検
出され、上下各段の角皿20を包み込む熱風の流れが発
生するようになる。従って、下段の角皿20を検出する
マイクロスイッチ38といった簡単な構成の追加で、加
熱室13の上段に角皿20がセットされた場合にも対応
できる。
【0066】また、加熱室13の下段に角皿20がセッ
トされていないときには、上部ヒータ35および中央部
上ヒータ34を発熱させる構成とした。このため、3つ
のヒータ33〜35を同時に発熱させる場合に比べ、中
央部上ヒータ34および上部ヒータ35の立上りが速く
なり、しかも、その出力が高くなるので、上段の角皿2
0上の調理物17が効率良く加熱されるようになる。
【0067】また、加熱室13の下段に角皿20がセッ
トされていないときには、上部吹出口28および中央部
上吹出口27bに対して風を供給する構成とした。この
ため、下段の角皿20を包み込む不要な熱風の流れが廃
止され、上段の角皿20を包み込む熱風量が増大するの
で、上段の角皿20上の調理物17が効率良く加熱され
るようになる。
【0068】次に本発明の第2実施例を図8ないし図1
0に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部
材については同一の符号を付して説明を省略し、以下、
異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図9におい
て、押圧部材に相当するピン40は、第1実施例のピン
30と同一機能を有するものであり、ピン30より長さ
寸法が短く設定されている。そして、二点鎖線で示すよ
うに、ピン40は、圧縮コイルばね31のばね力により
前方へスライドした状態において、その前面が加熱室1
3の背壁13aと略同一の垂直面上に位置するようにな
っている。
【0069】一方の角皿20(下段にセットされる角皿
20)の後側のフランジ部20aには、図10に示すよ
うに、押圧凸部20bが設けられている。この押圧凸部
20bは、ピン40に対応する角皿20の一隅部に配置
されたものであり、一方の角皿20を下側棚部18aお
よび18b上に載置すると、押圧凸部20bが、背壁1
3aの孔13bを通してピン40の前面を押圧し、ピン
40が圧縮コイルばね31のばね力に抗して後方へスラ
イドするようになっている。
【0070】一方の角皿20の前側のフランジ部20a
には、左右両隅部に位置して2つの位置決め凸部20c
(1個のみ図示する)が設けられている。そして、一方
の角皿20の後面から位置決め凸部20cの前面に至る
角皿20の奥行き寸法Dは、加熱室13の奥行き寸法に
略等しく設定されている。従って、この角皿20を下側
棚部18aおよび18b上に載置すると、2つの位置決
め凸部20cが扉14の内面に接触し、しかも、角皿2
0の後面が加熱室13の背壁13aに接触する。これに
より、一方の角皿20が加熱室13内に位置決め状態で
セットされ、角皿20の前面と扉14との間に熱風通路
39aが形成される。
【0071】他方の角皿20(上段にセットされる角皿
20)の前側のフランジ部20aには、図8に示すよう
に、その左右両隅部に位置して2つ位置決め凸部20c
(1個のみ図示する)が設けられており、この角皿20
を上側棚部19aおよび19b上に載置すると、2つの
位置決め凸部20cが扉14の内面に接触し、しかも、
角皿20の後面が加熱室13の背壁13aに接触する。
これにより、他方の角皿20が加熱室13内に位置決め
状態でセットされ、角皿20の前面と扉14との間に熱
風通路39bが形成される。
【0072】次に上記構成の作用について説明する。下
側棚部18aおよび18b上に一方の角皿20をセット
し、上側棚部19aおよび19b上に他方の角皿20を
セットした後、扉14を閉めると、図9に示すように、
一方の角皿20の押圧凸部20bがピン40の前面を押
圧し、ピン40が圧縮コイルばね31のばね力に抗して
後方へスライドする。そして、風向板32により、中央
部吹出口27に向う通風路22aが中央部下通風路22
eと中央部上通風路22fとに分割される。従って、ピ
ン40の座金30aによりマイクロスイッチ38がオン
され、図8に示すように、中央部下吹出口27a,中央
部上吹出口27b,上部吹出口28から加熱室13内に
熱風が吹出す。
【0073】ここで、中央部下吹出口27aから吹出し
た熱風は、一方の角皿20の上側を通った後、熱風通路
39aから一方の角皿20の下側に回り込み、吸気口2
1を通してケーシング22内に吸引される。また、中央
部上吹出口27bから吹出した熱風は、他方の角皿20
の下側を通った後、熱風通路39aから一方の角皿20
の下側に回り込み、吸気口21を通してケーシング22
内に吸引される。また、上部吹出口28から吹出した熱
風は、他方の角皿20の上側を通った後、熱風通路39
bおよび39aから一方の角皿20の下側に回り込み、
吸気口21を通ってケーシング22内に吸引される。
【0074】上記実施例によれば、ピン40の先端部を
加熱室13内に突出させず、角皿20の押圧凸部20b
により、ピン40の先端部を押圧する構成とした。この
ため、加熱室13内を清掃するにあたって引掛かりがな
くなる等の理由により、加熱室13内の清掃性が向上す
る。これと共に、レンジ調理を行うにあたって、ピン4
0の存在が原因になってスパークが発生することが防止
される。
【0075】また、ピン40の先端部を加熱室13の背
壁13aと略面一にする構成とした。このため、背壁1
3aの孔13bがピン40により閉塞された形態になる
ので(図9の二点鎖線参照)、孔13bからケーシング
22内に異物が侵入することが防止される。
【0076】また、角皿20の位置決め凸部20cを扉
14の内面に接触させることに伴い、角皿20と扉14
との間に熱風通路39aおよび39bを形成した。この
ため、加熱室13内に吹出した熱風が熱風通路39aお
よび39bを通って円滑に循環するようになる。従っ
て、各角皿20を包み込む熱風量の増大,各角皿20を
包み込む熱風温度の向上が実現され、その結果、加熱性
能が向上する。
【0077】また、角皿20の奥行き寸法Dを加熱室1
3の奥行き寸法に略等しく設定し、角皿20の後面を加
熱室13の背壁13aに接触させ、角皿20の後面と背
壁13aとの隙間を廃止した。従って、各角皿20を包
み込むように規則正しく循環する熱風に対して、角皿2
0と背壁13aとの隙間から熱風が合流すること(熱風
のショートサーキット)が防止される。このため、各角
皿20を包み込む循環風の流れが阻害されることが防止
され、その結果、加熱性能が一層向上する。
【0078】尚、上記第2実施例においては、各角皿2
0の前側のフランジ部20aに2つの位置決め凸部20
cを設けたが、これに限定されるものではなく、1個ま
たは3個以上でも良い。この場合、角皿20をがたつき
なく位置決めすることを考慮すると、位置決め凸部20
cを2個以上設けることが好ましい。
【0079】また、上記第1および第2実施例において
は、ピン30(40)により風向板32を押圧して回動
させる機械的な構成を用いたが、これに限定されるもの
ではなく、下記(1)に示す本発明の第3実施例や下記
(2)に示す本発明の第4実施例のように、下段の角皿
20を検出することに伴い、電気的に風向板32を回動
させる構成としても上記第1および第2実施例と同様の
効果を奏する。
【0080】(1)駆動手段に相当するステッピングモ
ータの回転軸に風向板32を連結する。そして、駆動制
御手段に相当する制御装置37が、マイクロスイッチ3
8のオンオフに基づいてステッピングモータを回転制御
し、風向板32を回動させる。尚、ピン30(40)は
風向板32を押圧しない長さ寸法とする。
【0081】(2)駆動手段に相当する電磁ソレノイド
の可動アームに風向板32を連結し、駆動制御手段に相
当する制御装置37が、マイクロスイッチ38のオンオ
フに基づいて電磁ソレノイドを通電制御する。この構成
の場合、電磁ソレノイドが通断電されることに伴い、可
動アームがソレノイド本体に吸引されたり、ソレノイド
本体から引離されたりするので可動アームに連動して風
向板32が回動することになる。尚、ピン30(40)
は風向板32を押圧しない長さ寸法とする。
【0082】また、上記第3および第4実施例において
は、下段の角皿20を検出する調理皿検出手段としてマ
イクロスイッチ38を用いたが、これに限定されるもの
ではなく、光電スイッチや磁気センサや超音波センサ等
の非接触型センサを用いても良い。
【0083】また、上記第3および第4実施例において
は、風向板32の移動制御およびヒータ33〜35の通
電制御を、下段の角皿20の有無に伴って行う構成とし
たが、これに限定されるものではなく、次に説明する本
発明の第5実施例のように構成しても良い。
【0084】即ち、光電スイッチや超音波センサ等から
なる形状検出手段を加熱室13に設け、制御装置37
が、形状検出手段の出力信号に基づいて調理物の形状を
判断し、その判断結果に基づいて風向板32の移動制御
およびヒータ33〜35の通電制御を行う。この構成の
場合、調理物の形状に影響されず、調理物の各部に均一
に熱風が供給されるため、調理物に加熱むらや焼むらが
生じることが防止される。下記(a)および(b)は、
風向板32およびヒータ33〜35に関する制御内容の
一例である。
【0085】(a)調理物が立体的(高さ寸法が大き
い)である場合 風向板32を回動させることに伴い、中央部下通風路2
2eと中央部上通風路22fとを形成し、中央部下吹出
口27aと中央部上吹出口27bと上部吹出口28とに
風を供給する。そして、中央部下ヒータ33と中央部上
ヒータ34と上部ヒータ35とに通電し、各吹出口27
a,27b,28から熱風を吹出す。
【0086】(b)調理物が平面的(高さ寸法が小さ
い)である場合 上部吹出口28に向う通風路22aが閉塞されるように
風向板32を回動させ(図4の矢印A方向へ風向板32
を回動させ、風向板32の先端部をケーシング22に接
触させる)、中央部下吹出口27aのみに風を供給す
る。そして、中央部下ヒータ33のみに通電し、中央部
下吹出口27aから熱風を吹出す。
【0087】また、上記第1〜第4実施例においては、
下段の角皿20の有無に応じて風向板32の回動制御お
よびヒータ33〜35の通電制御を行う構成としたが、
これに限定されるものではなく、下段の角皿20の有無
に加え、上段の角皿20の有無に応じて風向板32の回
動制御およびヒータ33〜35の通電制御を行う構成と
しても良い。
【0088】図7の()内の記載は、上段の角皿20の
有無を検出する調理皿検出手段を設けた場合の制御内容
を示している。この場合、下側棚部18aおよび18b
のみに角皿20がセットされた状態を検出できるので、
図7の中欄に示すように、中央部上ヒータ34および上
部ヒータ35をオフし、下段の角皿20に集中的に熱風
を吹付ける緻密な熱風吹付制御が可能になる。これと共
に、下側棚部18aおよび18b,上側棚部19aおよ
び19bの双方に角皿20がセットされた状態を検出で
きるので、図7の右欄に示すように、中央部上ヒータ3
4をオフしても良い。尚、上段の角皿20を検出する調
理皿検出手段の具体例には、マイクロスイッチ等の接触
型センサ,光電スイッチ等の非接触型センサがあげられ
る。
【0089】また、上記第1〜第4実施例においては、
上下2段にセットされる各角皿20の上下両側に熱風を
吹出すため、3個の吹出口27a,27b,28を設け
たが、これに限定されるものではなく、吹出口の個数お
よび位置は、加熱室13内にセットされる角皿20の枚
数に応じて変更すれば良い。また、上記第1〜第5実施
例においては、風向板32の回動に応じてヒータ33〜
35を通電制御する構成としたが、これに限定されるも
のではなく、例えば常時通電する構成としても良い。ま
た、上記第1〜第5実施例においては、風向板32を回
動させる構成としたが、これに限定されるものではな
く、スライドさせる構成としても良い。
【0090】また、上記第1〜第5実施例においては、
オーブン機能を備えた電子レンジに本発明を適用した
が、これに限定されるものではなく、オーブン調理専用
器に本発明を適用しても良い。
【0091】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器は以下の効果を奏する。請求項1記載の手
段によれば、加熱室の下部に吸気口を設け、高さ位置が
異なる複数の吹出口を吸気口の上方に設ける構成とし
た。このため、加熱室内の各部において、上側から下側
に熱風が回り込むようになる。従って、調理物の収容位
置や形状に影響されず、調理物の加熱むら,焼むらが防
止される。しかも、通風路内の風向を調節する風向調節
部材を設けたので、ファン装置の風を有効利用して調理
物が効率良く加熱されるようになる。
【0092】請求項2記載の手段によれば、風向調節部
材を移動可能に設けた。このため、風向調節部材を着脱
して風向を調節する場合に比べ、風向を簡単に調節する
ことが可能となり、その結果、使い勝手が向上する。請
求項3記載の手段によれば、調理皿の収容に伴い、風向
調節部材を移動させる構成とした。このため、調理皿の
収容動作に伴い風向が自動調節されるので、使い勝手が
一層向上する。
【0093】請求項4記載の手段によれば、押圧部材を
加熱室に突出させず、調理皿の押圧凸部により押圧部材
を押圧する構成とした。このため、加熱室内の清掃性が
向上すると共に、レンジ調理を行うにあたってスパーク
の発生が防止される。請求項5記載の手段によれば、押
圧部材の先端部を加熱室の壁と略面一に配置した。この
ため、押圧部材が挿入される孔が閉塞され、その結果、
該孔から異物が侵入することが防止される。
【0094】請求項6記載の手段によれば、調理皿と扉
との間に熱風通路を形成する構成とした。このため、加
熱室内に吹出した熱風が熱風通路を通って円滑に循環す
るようになり、その結果、加熱性能が向上する。請求項
7記載の手段によれば、調理皿の奥行き寸法と加熱室の
奥行き寸法とを略等しく設定し、調理皿の一辺と加熱室
との隙間を廃止する構成とした。このため、加熱室内を
規則正しく循環する熱風の流れが阻害されることが防止
され、その結果、加熱性能が一層向上する。
【0095】請求項8記載の手段によれば、上部吹出口
から加熱室の上部に熱風を吹出し、中央部吹出口から加
熱室の中央部に熱風を吹出す構成とした。従って、加熱
室内の上下部に夫々調理物を収容した場合には、各調理
物が集中的に加熱され、その結果、加熱性能が向上す
る。しかも、上部吹出口および中央部吹出口に対応して
熱源を設けたため、加熱室内の上部に吹出される熱風お
よび中央部に吹出される熱風の温度が夫々上昇し、その
結果、加熱性能が一層向上する。
【0096】請求項9記載の手段によれば、中央部吹出
口に通じる通風路を2分割し、中央部吹出口を中央部上
吹出口と中央部下吹出口とに分割する構成とした。この
ため、加熱室内の上部を包み込む熱風の流れ,加熱室内
の下部を包み込む熱風の流れが発生し、その結果、加熱
室の上下部に位置する調理物の上下面が夫々加熱される
ようになる。
【0097】請求項10記載の手段によれば、中央部上
吹出口に通じる通風路および中央部下吹出口に通じる通
風路に対応して夫々独立した熱源がある。このため、加
熱室内の上部を包み込む熱風の温度および下部を包み込
む熱風の温度が夫々一層上昇し、その結果、加熱性能が
向上する。
【0098】請求項11記載の手段によれば、加熱室の
下段に調理皿が装着されることに伴い、熱源の発熱状態
を制御する構成とした。このため、「下段の調理皿の有
無」といった状況に応じて、熱源に対する電力の供給が
効率的に行われ、その結果、省エネルギー化が実現され
る。
【0099】請求項12記載の手段によれば、下段に調
理皿が装着されることに伴い、中央部吹出口と上部吹出
口とから熱風が吹出される構成とした。このため、上下
段に調理皿が装着された場合には、下段の調理皿が検出
されることに伴い、各調理皿に熱風が供給される。従っ
て、1つの調理皿検出手段を追加するといった最小限度
のコストアップで、上段の調理皿にも対応できる。
【0100】請求項13記載の手段によれば、調理皿装
着部の下段に調理皿が装着されていないときには、上部
吹出口に対応する熱源および中央部上吹出口に対応する
熱源を発熱させる構成とした。このため、該熱源の立上
りが速くなり且つその出力が高くなるので、上段の調理
皿上の調理物が効率良く加熱されるようになる。
【0101】請求項14記載の手段によれば、調理皿装
着部の下段に調理皿が装着されていないときには、上部
吹出口および中央部上吹出口に風を供給する構成とし
た。このため、下段の調理皿を包み込む不要な熱風の流
れが廃止され、上段の調理皿を包み込む熱風量が増大す
るので、上段の調理皿上の調理物のみが効率良く加熱さ
れるようになる。
【0102】請求項15記載の手段によれば、電気的な
構成により風向調節部材を移動させる構成としたので、
上記手段と同様の効果が得られる。請求項16記載の手
段によれば、調理物の形状に応じて風向調節部材を移動
制御する構成とした。このため、調理物の形状に影響さ
れず、調理物の各部に均一に熱風が供給され、その結
果、調理物に加熱むらや焼むらが生じることが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断側面図
【図2】縦断正面図
【図3】作用説明用の図1相当図
【図4】熱風ファン部分を拡大して示す縦断側面図
【図5】風向板部分を拡大して示す斜視図
【図6】電気的構成の概略を示すブロック図
【図7】角皿の有無に伴う熱風の供給状態を示す図
【図8】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図9】図4相当図
【図10】要部を拡大して示す横断面図
【図11】従来例を示す図1相当図
【図12】図2相当図
【符号の説明】
13は加熱室、18aおよび18bは下側棚部(調理皿
装着部材)、19aおよび19bは上側棚部(調理皿装
着部材)、20は角皿(調理皿)、21は吸気口、22
aは通風路、22eは中央部下通風路、22fは中央部
上通風路、25はファン装置、27は中央部吹出口、2
7aは中央部下吹出口、27bは中央部上吹出口、28
は上部吹出口、30および40はピン(押圧部材)、3
2は風向板(風向調節部材)、33は中央部下ヒータ
(熱源)、34は中央部上ヒータ(熱源)、35は上部
ヒータ(熱源)、37は制御装置(発熱状態制御手段,
駆動制御手段)、38はマイクロスイッチ(調理皿検出
手段)、20bは押圧凸部、20cは位置決め凸部、3
9aおよび39bは熱風通路を示す。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室の下部に設けられた吸気口と、 前記加熱室に前記吸気口の上方に位置して設けられ、配
    置高さが異なる複数の吹出口と、 前記吸気口から前記加熱室内の空気を吸引して前記複数
    の吹出口から加熱室内に吹出すファン装置と、 前記吸気口から前記複数の吹出口に至る前記ファン装置
    の通風路に設けられ、該通風路を流れる風を加熱する熱
    源と、 前記通風路に設けられ、該通風路を流れる風の向きを調
    節する風向調節部材とを備えたことを特徴とする加熱調
    理器。
  2. 【請求項2】 風向調節部材が移動可能に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 移動可能に設けられ、その移動に伴い風
    向調節部材を押圧して移動させる押圧部材を備え、 この押圧部材は、加熱室内に調理皿が装着されることに
    伴い、調理皿に押圧されて移動する構成であることを特
    徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 押圧部材は加熱室内に突出しないように
    設けられ、 調理皿には、前記押圧部材を押圧する押圧凸部が設けら
    れていることを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 押圧部材の先端部が加熱室の内壁と略面
    一になっていることを特徴とする請求項4記載の加熱調
    理器。
  6. 【請求項6】 調理皿には、加熱室の扉に接触すること
    に伴い扉と調理皿との間に熱風通路を形成する位置決め
    凸部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    加熱調理器。
  7. 【請求項7】 位置決め凸部を含んだ調理皿の奥行き寸
    法が、加熱室の奥行き寸法に略等しく設定されているこ
    とを特徴とする請求項6記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 複数の吹出口は、加熱室の上部に風を吹
    出す上部吹出口と加熱室の中央部に風を吹出す中央部吹
    出口とを有し、 熱源は、前記上部吹出口および前記中央部吹出口に対応
    して設けられていることを特徴とする請求項1記載の加
    熱調理器。
  9. 【請求項9】 風向調節部材は、中央部吹出口が中央部
    上吹出口と中央部下吹出口とに分割されるように、中央
    部吹出口に通じる通風路を2つに分割する構成であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 中央部上吹出口に通じる通風路および
    中央部下吹出口に通じる通風路に対応して夫々独立した
    熱源が設けられていることを特徴とする請求項9記載の
    加熱調理器。
  11. 【請求項11】 加熱室に設けられ、加熱室内に調理皿
    を上下2段に装着するための調理皿装着部と、 この調理皿装着部の下段に調理皿が装着されたことを検
    出する調理皿検出手段と、 この調理皿検出手段の検出結果に基づいて、熱源の発熱
    状態を制御する発熱状態制御手段とを備えたことを特徴
    とする請求項8記載の加熱調理器。
  12. 【請求項12】 発熱状態制御手段は、調理皿装着部の
    下段に調理皿が装着されることに伴い、上部吹出口およ
    び中央部吹出口に対応する熱源を発熱させるように構成
    され、 風向調節部材は、調理皿装着部の下段に調理皿が装着さ
    れることに伴い、上部吹出口および中央部吹出口の双方
    から風が吹出されるように風向を調節する構成であるこ
    とを特徴とする請求項11記載の加熱調理器。
  13. 【請求項13】 発熱状態制御手段は、調理皿装着部の
    下段に調理皿が装着されないことに伴い、上部吹出口に
    対応する熱源および中央部上吹出口に対応する熱源を発
    熱させるように構成されていることを特徴とする請求項
    9又は10又は12記載の加熱調理器。
  14. 【請求項14】 風向調節部材は、調理皿装着部の下段
    に調理皿が装着されないことに伴い、上部吹出口および
    中央部上吹出口に風が供給されるように風向を調節する
    構成であることを特徴とする請求項9又は10又は12
    記載の加熱調理器。
  15. 【請求項15】 加熱室に設けられ、加熱室内に調理皿
    を上下2段に装着するための調理皿装着部と、 この調理皿装着部の下段に調理皿が装着されたことを検
    出する調理皿検出手段と、 風向調節部材を移動させる駆動手段と、 前記調理皿検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動手
    段を駆動制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴と
    する請求項2記載の加熱調理器。
  16. 【請求項16】 調理物の形状を検出する形状検出手段
    と、 風向調節部材を移動させる駆動手段と、 前記形状検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動手段
    を駆動制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項2記載の加熱調理器。
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