JP4391139B2 - 電子レンジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導加熱調理器やガスレンジ等のその他の加熱調理器と組み合わせて用いられるビルトインタイプの電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より誘導加熱調理器やガスレンジ等のその他の加熱調理器と組み合わせて用いられるビルトインタイプの電子レンジは公知である。
図9はビルトインタイプの従来装置の1例の斜視図である。
図において、60はビルトインタイプの従来装置、61は電磁調理器、62は電子レンジ、63は支持台である。電磁調理器61は加熱コイル部61aとグリル部61bとから構成されている。
電子レンジ62は、排気口62a、開閉扉62b、制御部62cを備えている。電子レンジ62は電磁調理器61の直下に設けられているため、電子レンジを冷却した空気は、単独の電子レンジのようにそのまま電子レンジの天井から上方に排気することができず、また側面両側にも他のシステムキッチン機器が配備されているので側方から排気することもできず、後方近傍には壁面があるので熱い空気を排出すると熱気が籠もってしまい冷却効果に悪影響を及ぼすので、後方へも排気できない。その結果、電子レンジを冷却した空気は、電磁調理器の筐体を通って上方に排気するか、図示のように正面の排気口62aから排気が行なわれている。
【0003】
制御部(コントロールパネル)62cは扉の側方に設けられている。これは、電子レンジの開閉扉62bを開けたとき加熱室から排出される熱い水蒸気が制御部の液晶表示部に当たって液晶表示部を曇らせたり、水蒸気が制御部内に入って電子部品の故障の原因となるのを避けるためである。
【0004】
支持台63の高さはシステムキッチンの他の機器との並びで所定の高さに決められているのでこれだけ低くするわけにはいかないので、排気口62aの厚み分だけ電子レンジの加熱室が低くなっており、また制御器62cの分だけ加熱室の幅が狭くなっている。このように、ビルトインタイプの従来装置は加熱室の内部容積が上下左右ともに狭くなっていた。
【0005】
また、制御器62cも扉の横にあるので、操作時には、しゃがんで操作することとなり、操作し難くかった(操作性が良くない)。
【0006】
一方、制御部を装置の上方に設けたビルトインタイプの電子レンジも公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特表2003−517564号公報
【0008】
図10は特許文献1記載のビルトインタイプの電子レンジの要部の斜視図である。図において70は特許文献1記載のビルトインタイプの電子レンジ、71は電子レンジの前面、72は制御パネル、73は吸い込みグリル、74は排気グリルである。この電子レンジ70は、その前面71の上部に制御パネル72がありこの直下に吸い込みグリル73と排気グリル74が設けられて前面71から冷却用空気が出入りするようになっており、また内部には、上・下部ヒータが設けられ、上部ヒータが設けられている部分には、上部ヒータ冷却ファンによるエアフローが通過する上側内部通路が設けられ、下部ヒータが設けられる部分には、下部ヒータ冷却ファンによるエアフローが通過する冷却通路が設けられ、吸い込みグリル73から吸い込まれる空気の一部は、直接排気グリル74の前方に供給され、ヒータを通過することにより高温化された空気と合流した後、排気グリルから排気されるようにしたものである。
【0009】
これによって、排気グリル74から出る空気の温度を低くすることができると共に、制御パネル72が上方にあるので操作性が良くなった。
しかしながら、排気グリル74が下方に設けられているので、床上にある塵埃を吹き上げることとなって、衛生上問題があった。また、吸い込みグリル73および排気グリル74が前面の上下を占めているので、装置自体の丈が高くなってしまい、ビルトインタイプであるので電子レンジだけを大きくすることができず、したがって電子レンジの大きさを小さくせざるを得なかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、丈が高くならいような構成を採用することにより、電子レンジ自体の大きさを小さくする必要のない、衛生的で、制御器が使い勝手のよい、扉を開けたときに蒸気が出ても曇らないビルトイン電子レンジを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載の電子レンジは、被加熱物を収容する加熱室と、該加熱室内に高周波を供給する高周波発生部と、装置の制御をする制御基板を内包した制御部と、該制御部内へ冷却風を送る送風部とを備え、前記加熱室に高周波を供給して前記被加熱物を加熱処理する電子レンジであって、その他の加熱調理器の直下に組み込み配置されるビルトインタイプの電子レンジにおいて、前記送風部により吸気された空気を前記加熱室の天井裏に導くガイド部材と、前記天井裏に、前記ガイド部材から前記天井裏に導かれた空気と、別の冷却系統である加熱室外周を冷却した後に吐出口から前記天井裏の空間に導かれた空気とを仕切る仕切り板とを備え、前記制御部の底部に該制御部の長さ方向に延びる切り欠き又は長孔を形成し、該制御部を前記電子レンジの前面上部に取り付けることによって、該制御部と前記電子レンジの前面との間に前記切り欠き又は長孔による冷却空気吹出し用隙間を形成し、前記ガイド部材から天井裏に導かれた空気を、前記仕切り板によって、前記制御部の裏面から前記制御部内へ導入し、前記制御基板を冷却した空気を前記冷却空気吹出し用隙間から排気するとともに、前記吐出口から前記天井裏の空間に導かれた空気を、前記その他の加熱調理器の筐体の後方を通って排気するようにしたことを特徴とする。
このように構成することにより、制御部が装置の前面上部に取り付けられているので操作ボタンを操作する際にその都度しゃがむ必要が無くなり操作性が良くなる。また、制御部と電子レンジの前面との間の切り欠き又は長孔による冷却空気吹出し用隙間から空気を排気するので排気口を別途設ける必要がなくなり装置が嵩張らなくなると共に、エアカーテンが形成されるので、制御部の液晶表示器が曇るようなことが起きなくなり、また冷却空気の吹き出しを装置前面の上部で行うので、塵埃を巻き上げることがなくなり、清潔となる。
さらに、吸気した冷たい空気が、加熱室外周を冷却した後の熱い空気との混合により熱くなってから制御基板に達する、ということがなくなり、吸気した冷たい空気で制御基板が冷却されることとなる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子レンジにおいて、前記送風部を前記加熱室の奥壁の裏側に設けたことを特徴とする。
このように構成することにより、吸気口と排気口が装置の背面と前面に装置を隔てて分離しているので、排気口から出た暖かい空気を吸気することがなく、冷却効率が良くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子レンジの好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る電子レンジの斜視図である。
図において、10は本発明に係る電子レンジ、20は電子レンジ筺体、23は加熱室、28は加熱室外周を冷却した別の冷却系統の吐出口、30は開閉扉、40は制御部、206は背面板、206aは背面板206に設けられた開口、207は通気路である。
電子レンジ10は、被加熱物を収容する加熱室23に高周波(マイクロ波)を供給して被加熱物を誘電加熱する加熱調理器であって、図には現れていないが高周波を発生する高周波発生部としてのマグネトロンと、加熱室23内の空気を撹拌・循環させる循環ファンと、加熱室23内を循環する空気を加熱する室内気加熱ヒータとしてのコンベクションヒータと、加熱室内の温度を検出する温度センサとを主要な構成要素として備えている。
【0017】
加熱室は前面開放の箱形の電子レンジ筐体20内部に形成され、電子レンジ筐体20の前面には、加熱室23の被加熱物の取出口を開閉する透光窓付き開閉扉30が設けられている。開閉扉30は、下端が電子レンジ筐体20の下縁にヒンジ結合されることで、該下端を回転中心として上端が前後方向に移動して開閉可
能となっている。
【0018】
加熱室23と電子レンジ筐体20との壁体面間には所定の断熱空間が確保されており、図示のない別の冷却ファンで加熱室外周を冷却し、吐出口28から吐出された後、さらに上昇し電磁調理器の筐体を通って上方に排気される。必要に応じてこの空間には断熱材が装填されている。
【0019】
図では、理解し易いように電子レンジ筐体20を剥き出しで描いているが、実際はこの電子レンジ筐体20の全体を上からコ字状の大きな外装パネル(図示なし)が覆っている。
【0020】
制御部40には、加熱の開始を指示するスタートスイッチ、制御内容や加熱温度、加熱経過時間等を示す液晶表示部、高周波加熱や他の加熱方法を切り替える切替スイッチ、予め用意されている加熱プログラムをスタートさせる自動調理スイッチ等の種々の操作スイッチが搭載されている。
制御部40の筐体は断面コ字状をしており、コ字状の開放側は筐電子レンジ筐体側に取り付けられている。
【0021】
図2はこの制御部40を背面から見た斜視図である。
図において、40は本発明に係る制御部、49は制御基板、40aは制御部40の底部41の縁に長さ方向に設けられた切り欠きである。制御基板49は電子レンジの制御および表示を行なうための電気部品、CPUなどを搭載したプリント基板である。
制御部40の筐体内部にはこのように制御基板49が内蔵されていて、この制御基板49には発熱する電気・電子部品が多数搭載されているため、冷却する必要がある。そこで後述するように冷たい空気を電子レンジ筐体20(図1)の背面より吸気し、背面板206に設けられた開口206aより通気路207に導き、そこから制御部40の背面に導いて、制御部40の制御基板を冷却した後、制御部40の下端の切り欠き40a(図2)から冷却後の空気が排出される。
【0022】
このように、本発明に係る電子レンジ10によれば、制御部40が装置の前面上部に取り付けられているので操作ボタンを操作する際にいちいちしゃがむ必要が無くなり操作性が良くなり、また、制御部40と電子レンジ筐体20の前面との間の切り欠きによる冷却空気吹出し用隙間から空気を排気するので、排気口を別途設ける必要がなくなり、排気を装置前面の上部で行うので、塵埃を巻き上げることがなくなり、清潔となる。
【0023】
図3は図1の制御部40が取り付けられる電子レンジを背面から見た斜視図である。図において、10は電子レンジで、大きく電子レンジ筐体20と開閉扉30とから構成されている。電子レンジ筐体20は、その背面板206の下方に、空気を電子レンジ筐体20内に採り入れるための吸気ファン201と、吸気ファン201を覆うカバー202と、カバー202内の空気を筺体20の上方へ送るガイド板203とを備えている。カバー202は下方に開口しており、吸気ファン201が回転すると冷たい空気がその開口から吸気されてカバー202内に入り、ガイド板203の中を通って筺体20の上方へ送られる。筺体20の背面板206のガイド板203の接する部位に開口206a(図1)が設けられていて、上方へ達した空気は開口206aを通って筺体20の天井裏に入る。天井裏には筺体20の側面と所定の間隔を置いて平行に仕切り板204(図3)と、この仕切り板204と接触して制御部40と所定の間隔を置いて平行に仕切り板205を設けている。筺体20の側壁と仕切り板との間に形成される風路207を通って空気は筺体20の前方へ向かい、前面板22と仕切り板205との風路を通って前面板22に設けられた開口22aを通って制御部40の裏側に入る。
これらの仕切り板204、205によって、別の冷却系統である加熱室外周を冷却して吐出口28(図1)から天井裏吐出空間209に吐出された熱い空気と混合することがなくなる。したがって制御部40の切り欠きから吐出される冷却後の空気が熱く(90度以上)なることがなく、使用者を火傷させる恐れが皆無となる。なお、別の冷却系統である加熱室外周を冷却して吐出口28(図1)から天井裏吐出空間209に吐出された熱い空気は、さらに上へ引かれて上昇し電磁調理器の筐体の後方を通って後方隅部から上に排気される。
【0024】
図4は図3の電子レンジを正面側から見た斜視図で、制御部40を取りはずした状態で示している。背面板206の上方隅部に設けられた開口206aから筺体20の天井裏へ入ってきた空気は通路207を通って前面板22の開口22aから制御部40の中に入る。
制御部40の中に入った空気は、発熱部品を多数搭載している制御基板49(図2)を冷却したあと、制御部40の下端の切り欠き40a(図2)から排出される。
【0025】
図5は電子レンジ筺体20に取りつけられた制御器40の仰敢図である。
制御部40の切り欠き40aによって制御部40と電子レンジ筺体20との隙間が形成されているのが判る。そこで制御基板49(図2)を冷やした空気はこの切り欠き40aから筺体20の正面へ排出される。
したがって開閉扉が開けられると加熱室23から熱い水蒸気が出るが、切り欠き40aから排出される空気の流れによるエアカーテンで、水蒸気が制御部40に近づけず、液晶表示部に当たって液晶表示部を曇らせるようなことが起こらない。同じく、水蒸気が制御部40内に入ることも阻止され、電子部品を故障させることもない。
【0026】
以上は、本発明により制御部40の底部41に切り欠き40aを設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図6および図8に示すような長孔を設けるようにしても同様な効果が得られることは言うまでもない。
図6は第1の変形例としての制御部を背面から見た斜視図である。
図において、40’は第1の変形例に係る制御部、49は制御基板、40bは制御部40’の底部41の縁に沿って設けられた1個の長孔(スリット)である。長孔40bの大きさは、図2における切り欠き40aの切り欠き面積に等しくなっている。
このようにすることにより、制御器40’の仰敢図である図7に見られるように、制御部40’の内部の制御基板を冷却した空気は、制御部40’の底部41の長孔40bから電子レンジの庫外に排出され、エアカーテンが形成される。したがって開閉扉が開けられて加熱室23から熱い蒸気が出ても、切り欠き40bから排出される空気の流れによるエアカーテンで、蒸気が制御部40’に近づけず、液晶表示部に当たって液晶表示部を曇らせるようなことが起こらない。
【0027】
同じく、図8は第2の変形例としての制御部を背面から見た斜視図である。
図において、40”は第2の変形例に係る制御部、49は制御基板、40cは制御部40の底部41の縁に沿って設けられた複数個の長孔である。長孔40cの大きさを合計すると、図2における切り欠き40aの切り欠き面積に等しくなっている。この場合、特に強力な冷却を要する部品、例えば液晶表示部の下部に設けられた長孔の長さを他よりも長くするとよい。このようにすることにより、図6に見られる1個の長い長孔よりも制御部筐体の強度を上げることができる。この分割された長孔の作用は、図6のそれと同じで、制御部40の内部の制御基板を冷却した空気は、制御部40”の底部41の各長孔40cから電子レンジの庫外に排出され、空気の流れによるエアカーテンが形成される。したがって開閉扉が開けられて加熱室23から熱い蒸気が出ても、切り欠き40cから排出される空気の流れによるエアカーテンで、蒸気が制御部40”に近づけず、液晶表示部に当たって液晶表示部を曇らせるようなことが起こらない。
【0028】
以上は、本発明をビルトインタイプの電子レンジについて説明してきたが、本発明に係る制御部の切り欠きから排出される空気の流れによるエアカーテンは、ビルトインタイプの電子レンジにのみ効果を発揮するものではなく、独立した電子レンジ単体の制御部についても同じように当てはまることは言うまでもない。したがって、加熱室に高周波を供給して被加熱物を加熱処理する電子レンジ単体のものにおいても、制御部の底部に制御部の長さ方向に延びる切り欠き又は長孔を形成しておき、その制御部を電子レンジの前面上部に取り付けることによって、制御部と電子レンジの前面との間に切り欠き又は長孔による冷却空気吹出し用隙間ができるので、送風部からの空気を制御部の裏面から制御部内へ導入し、制御基板を冷却した空気を冷却空気吹出し用隙間から排気するようにすれば、制御部と加熱室との間にエアカーテンが形成されるため、扉が開けられて加熱室から熱い水蒸気が出ても、切り欠き又は長孔から排出される空気の流れによるエアカーテンで、水蒸気が制御部に近づけず、液晶表示部に当たって液晶表示部を曇らせるようなことが起こらないし、水蒸気が制御部内に入って電子部品を故障させることもなくなる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る請求項1記載の電子レンジによれば、制御部の底部に該制御部の長さ方向に延びる切り欠き又は長孔を形成し、該制御部を前記電子レンジの前面上部に取り付けることによって、該制御部と前記電子レンジの前面との間に前記切り欠き又は長孔による冷却空気吹出し用隙間を形成したので、操作器を操作する際にいちいちしゃがむ必要が無くなり操作性が良くなるし、また、制御部と電子レンジの前面との間の切り欠き又は長孔による冷却空気吹出し用隙間から空気を排気するので排気口を別途設ける必要がなくなり装置が嵩張らなくなると共に、エアカーテンが形成されるので、制御部の液晶表示器が曇るようなことが起きなくなる。
【0030】
請求項2記載の発明によれば、送風部を電子レンジの裏側に設けたので、吸気口と排気口が装置を挟んで背面と前面に隔てて分離しているので、排気口から出た暖かい空気を吸気することがなく、冷却効率が良くなる。
【0031】
請求項3記載の発明によれば、送風部からの空気を加熱室の天井裏に導き、そこから制御部の裏面へ導くようにしたので、電子レンジの天井が冷やされることとなる。
【0032】
請求項4記載の発明によれば、加熱室の奥壁の裏側に設けられて前記送風部からの空気を前記天井裏の隅部に導くガイド部材と、前記天井の裏側に設けられ、前記電子レンジの側面と所定の間隔を置いて平行に立設する第1仕切り板および該第1仕切り板と接触してかつ前記制御部と所定の間隔を置いて立設する第2仕切り板と、を備えたので、吸気した冷たい空気が加熱室外周を冷却した熱い空気と混合して熱くなった空気が制御基板に達する、といったことがなくなり、吸気した冷たい空気で制御基板が冷却されることとなる。
【0033】
請求項5記載の発明によれば、単独の電子レンジにおいても、制御部と加熱室との間にエアカーテンが形成されるため、扉が開けられて加熱室から熱い水蒸気が出ても、切り欠き又は長孔から排出される空気の流れによるエアカーテンで、水蒸気が制御部に近づけず、液晶表示部に当たって液晶表示部を曇らせるようなことが起こらないし、水蒸気が制御部内に入って電子部品を故障させることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子レンジの斜視図である。
【図2】制御部を背面から見た斜視図である。
【図3】図1の制御部が取り付けられる電子レンジを背面から見た斜視図である。
【図4】図3の電子レンジを正面側から見た斜視図で、制御部を取りはずした状態で示している。
【図5】電子レンジ筺体に取りつけられた制御器の仰敢図である。
【図6】第1変形例の制御部を背面から見た斜視図である。
【図7】電子レンジ筺体に取りつけられた図6の制御器の仰敢図である。
【図8】第2変形例の制御部を背面から見た斜視図である。
【図9】ビルトインタイプの従来装置の1例の斜視図である。
【図10】特許文献1記載のビルトインタイプの電子レンジの要部の斜視図である。
【符号の説明】
10 本発明に係る電子レンジ
20 電子レンジ筺体
206 背面板
206a 背面板に設けられた開口
207 通気路
209 天井裏吐出空間
23 加熱室
28 冷却系統の吐出口
30 開閉扉
40、40’、40” 制御部
40a 制御部底部切り欠き
40b 制御部底部長孔(1個のスリット)
40c 制御部底部長孔(分割)
41 底板
49 制御基板

Claims (2)

  1. 被加熱物を収容する加熱室と、該加熱室内に高周波を供給する高周波発生部と、装置の制御をする制御基板を内包した制御部と、該制御部内へ冷却風を送る送風部とを備え、前記加熱室に高周波を供給して前記被加熱物を加熱処理する電子レンジであって、その他の加熱調理器の直下に組み込み配置されるビルトインタイプの電子レンジにおいて、
    前記送風部により吸気された空気を前記加熱室の天井裏に導くガイド部材と、前記天井裏に、前記ガイド部材から前記天井裏に導かれた空気と、別の冷却系統である加熱室外周を冷却した後に吐出口から前記天井裏の空間に導かれた空気とを仕切る仕切り板とを備え
    前記制御部の底部に該制御部の長さ方向に延びる切り欠き又は長孔を形成し、該制御部を前記電子レンジの前面上部に取り付けることによって、該制御部と前記電子レンジの前面との間に前記切り欠き又は長孔による冷却空気吹出し用隙間を形成し、前記ガイド部材から天井裏に導かれた空気を、前記仕切り板によって、前記制御部の裏面から前記制御部内へ導入し、前記制御基板を冷却した空気を前記冷却空気吹出し用隙間から排気するとともに、前記吐出口から前記天井裏の空間に導かれた空気を、前記その他の加熱調理器の筐体の後方を通って排気するようにしたことを特徴とする電子レンジ。
  2. 前記送風部を前記電子レンジの裏側に設けたことを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
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