JPH08199936A - ユニットサッシ枠 - Google Patents

ユニットサッシ枠

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JPH08199936A
JPH08199936A JP2870395A JP2870395A JPH08199936A JP H08199936 A JPH08199936 A JP H08199936A JP 2870395 A JP2870395 A JP 2870395A JP 2870395 A JP2870395 A JP 2870395A JP H08199936 A JPH08199936 A JP H08199936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sash frame
frame
sash
section
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP2870395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Suzuki
雅史 鈴木
Ryuji Yamada
隆二 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サッシ枠の周縁に設備収納部を一体に設け
て、スリーブなどの斫り工事や設計変更に柔軟に対応す
ることができるユニットサッシ枠を提供する。 【構成】 壁躯体Wに開けられた窓用の壁開口部に設け
られたユニットサッシ枠1は、サッシを設置する断面略
矩形のサッシ枠2と、サッシ枠の片側の側面に設けられ
ている断面略矩形の設備収納部3とからなっている。設
備収納部3は、断面略コ字形で壁躯体Wと同じ厚さの枠
組み3aがサッシ枠2の片側の側面に取り付けられてお
り、サッシ枠2の片側の外方に略箱状の空間を形成して
いる。設備収納部3の空間には、エアコンの配管23や
給気口用のスリーブなどが納められており、設備収納部
3の室内面が覆面ボード4で覆われているとともに、室
外面が覆面ボード5で覆われ、さらに、覆面ボード4,
5の外側が内装仕上げ材22や外装仕上げ材21で覆わ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅などの建物のサッ
シ廻りに配置される電気ボックスやスリーブを設置する
サッシ枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、共同住宅などを建設する際の躯体
工事中に、電気ボックスや各種スリーブが壁躯体用の型
枠内の所定位置に埋めこまれて配置され、型枠にコンク
リートを打設し、打設したコンクリートを養生した後ボ
イドを抜いている。ところで、コンセントやスリーブは
壁のサッシ廻りに配置されることが多く、躯体に埋めこ
まれる電気ボックスや各種スリーブも壁躯体のサッシ廻
りに配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外壁のタイル
割りなどに合わせてスリーブなどの位置を修正する場合
があるが、上記のサッシ廻りに配置される電気ボックス
や各種スリーブなどを壁躯体に埋めこむときには外装の
タイル割りなどが決まっていないことが多く、スリーブ
などの位置合わせのため配置後の斫り工事が多くなり、
手間がかかっていた。また、スリーブなどの位置がズレ
ることにより、コンセントなどの電気設備との通りが悪
くなったりして室内の美観を損ねてしまっていた。ま
た、内装仕上工事段階になって室内の天井高さが変更さ
れるなどした場合、クーラースリーブなどの高さの移動
が必要になり、その場の斫り工事などで対応している。
そこで、本発明のユニットサッシ枠は、サッシ枠の周縁
に電気ボックスや各種スリーブを配置する設備収納部を
配置してサッシ枠と設備収納部を一体に設けてユニット
化し、スリーブなどの斫り工事や設計変更に柔軟に対応
することができるユニットサッシ枠を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のユニットサッシ
枠は上記課題を解決したもので、建物の壁躯体に設けら
れた窓部に設置されてサッシを取り付けるサッシ枠であ
って、サッシ枠の周縁の任意の辺部に配管,設備の収納
スペースを有する設備収納部を設け、サッシ枠が窓部に
設置された状態で設備収納部の室内側を内装仕上げ材で
覆うとともに、室外側を外装仕上げ材で覆うようにし
て、サッシ廻りに配置されるスリーブや電気ボックスな
どの設置位置を、タイル割りによる変更や仕上げ段階で
の設計変更に容易に対応させることができるようにし
た。
【0005】
【作用】上記手段により本発明のユニットサッシ枠は、
サッシ枠にスリーブなどを納める設備収納部を設けてユ
ニット化したことにより、サッシ廻りに設けられるコン
セントやスリーブの位置を内装工事の段階で自由に設定
することができ、内装工事の段階で設計変更が出た場合
でも、コンセントやスリーブの設置位置を容易に変更す
ることができる。スリーブ類を納めた後の設備収納部
は、室内・外ともにボードなどで塞いでその上から内装
仕上げ材や外装仕上げ材で覆うようにして周囲との違和
感をなくすことができる。
【0006】
【実施例】本発明のユニットサッシ枠の実施例を図1に
より説明する。共同住宅などの建物の建設において、壁
躯体Wに窓部として設けられた矩形の壁開口部にユニッ
トサッシ枠1が配置されている。ユニットサッシ枠1
は、サッシを設置する断面略矩形のサッシ枠2とサッシ
枠2の片側の側面に設けられてスリーブ類を配置する断
面略矩形の設備収納部3とから構成されている。壁開口
部に配置されたユニットサッシ枠1は、その外周の適宜
位置に複数の取付金具1aが突出しており、各取付金具
1aが壁開口部の内側に突出させられたサッシ取り付け
用アンカー20の先端に溶接などにより取り付けられ
て、ユニットサッシ枠1が壁開口部に固定されている。
なお、ユニットサッシ枠1は壁開口部の寸法やタイルの
目地割の結果定められた寸法に合わせて作成される。
【0007】サッシ枠2の片側の側面に設けられた設備
収納部3は、断面略コ字状で壁躯体Wと同じ厚さの枠組
み3aがサッシ枠2の片側の側面の辺部に取り付けられ
て、サッシ枠2の片側の外方に上下方向に長い中空の略
箱状空間を形成しており、設備収納部3内の空間にスリ
ーブ類を配置したりエアコンの配管23などを通すこと
ができるようになっている。なお、設備収納部3が設け
られる位置はサッシ枠2の片側の側面に限るものではな
く、窓の位置や配置するスリーブの位置などによりサッ
シ枠2の両側面に設けるようにしてもよいし、ユニット
サッシ枠1の上方に余裕のある場合は天井高さの変更に
備えてサッシ枠2の上方に設備収納部3を設けるように
してもよい。さらに、サッシ枠2の全周にわたって設備
収納部3を設けることも可能である。
【0008】設備収納部3の室内面と室外面には、覆面
ボード4,5が取り外し可能に設けられている。なお、
施工時には各覆面ボードが取り外されて各種配管や機器
の取り付けを行ない、その後室内面と室外面に覆面ボー
ド4,5が取り付けられて、設備収納部3が塞がれるよ
うになっている。設備収納部3の室内・外面に設けられ
ている各覆面ボード4,5は、その上方の相対する位置
に通気口用のスリーブを接続する開口部10,11が設
けられている。また、室内側の覆面ボード4の上方にエ
アコンの配管23を通す穴12が開けられているととも
に、室外側の覆面ボード5の下方にエアコンの配管23
を通す穴13が開けられて、設備収納部3内の空間にエ
アコンの配管23を通すことができるようになってい
る。
【0009】なお、覆面ボード4や覆面ボード5の任意
位置にコンセント用の穴を開けてサッシ廻りの壁面にコ
ンセントを設けるようにしてもよく、この場合、電気ボ
ックスを壁躯体Wの施工時に設置する必要がないし、設
置場所も設備収納部3内の範囲で自由に選択できるの
で、設計変更や他の設備とのバランスなどによる設置位
置の変更に容易に対応することができる。また、設備収
納部3内に壁面と平行に金網を配置したり、枠組み3a
の上下間に一定間隔で横棒を架け渡したりして、エアコ
ンの配管23やスリーブ,電気ボックスなどを設置する
際の補強にするようにしてもよい。
【0010】上記構成のユニットサッシ枠1を、壁躯体
Wに設けられた窓用の壁開口部に設置するには、壁開口
部の寸法や外壁のタイル割りによる微調整を考慮して工
場などで作製されたユニットサッシ枠1を壁開口部に配
置するとともに、壁開口部の内側面に設けられたサッシ
取り付け用のアンカー20とユニットサッシ枠1の外周
に設けられた各取付金具1aとを溶接などによって接続
して壁開口部にユニットサッシ枠1を取り付け、壁開口
部の内側面とユニットサッシ枠1の外周との隙間をモル
タルなどの充填材で埋めて、ユニットサッシ枠1を壁躯
体Wに固定させる。なお、ユニットサッシ枠1の設備収
納部3の覆面ボード4,5は予め取り外しておき、設置
作業がしやすいようにしておく。また、外装をタイル仕
上げにする場合などは、タイル割りにしたがって、覆面
ボード5の所定の位置に予め開口部11や穴13などを
開けておくようにする。
【0011】ユニットサッシ枠1を壁開口部に設置した
後、設備収納部3の室外面を覆面ボード5で覆い、エア
コンの室外機に接続する配管23の端部を外側から覆面
ボード5の下方の穴13に通して室内側に配置させる。
また、覆面ボード5の上方の開口部11の内側周縁部に
図示を省略した通気口用のスリーブの端部を取り付ける
とともに、開口部11の外側周縁部にガラリなどを取り
付ける。ここで、設備収納部3部分にコンセントを設け
る場合は、設備収納部3内に電気ボックスを設置してお
くようにする。
【0012】設備収納部3内の配管・設置作業が終了し
たら、前記覆面ボード5の穴13に通したエアコン用の
配管23の端部を室内側の覆面ボード4の上方の穴12
に通し、設備収納部3の室内面を覆面ボード4で覆う。
このようにすれば、配管23が設備収納部3内を通過す
るので、配管23が外部に露出する部分を少なくするこ
とができ、見た目をすっきりさせることができる。さら
に、穴12の位置をエアコン用のコンセントとタテ芯が
合うように設定すれば、配管23とコンセントとの通り
が良くなり見た目にすっきりとする。そして、覆面ボー
ド5の開口部11に取り付けられたスリーブの他端側を
覆面ボード4の開口部10の内側周縁部に接続し、室内
に外気を導入する通気口14が設けられる。ここで、通
気口14に網などを設けて虫などの進入を防ぐようにし
てもよい。なお、覆面ボード4に開けられている開口部
10は、覆面ボード4を設備収納部3に設置してからス
リーブの位置に合わせて開けるようにしてもかまわな
い。また、設備収納部3内に電気ボックスを設けた場合
は、覆面ボード4や覆面ボード5の対応する位置に穴を
開けてコンセントを設置する。
【0013】覆面ボード4を設備収納部3の室内面に設
置して、ボードへの穴開け作業等が終了したら、設備収
納部3部分の室内面が、開口部10や穴12を除いて室
内側の壁面に張られるクロスなどの内装仕上げ材22で
覆われるとともに、設備収納部3の室外面が、開口部1
1や穴13を除いて室外側の壁面に設けられるタイルな
どの外装仕上げ材21で覆われる。そして、ユニットサ
ッシ枠1が壁躯体Wに設置され、ユニットサッシ枠1の
設備収納部3が室内仕上げ材22や室外仕上げ材21な
どで覆われた後、サッシ枠2にサッシが設置されてユニ
ットサッシ枠1の取り付けが完成する。なお、本実施例
では矩形の壁開口部にユニットサッシ枠1を設けている
が、矩形の壁開口部のほか多角形状の壁開口部などにユ
ニットサッシ枠を設けるようにしてもよい。また、ユニ
ットサッシ枠1が床面からの壁開口部に設けられている
が、壁躯体の中程に開けられた壁開口部に設けるように
することもできる。
【0014】
【発明の効果】本発明のユニットサッシ枠は、スリーブ
やコンセント,開口部などを内装工事の段階で設けるこ
とができるので、室内側と室外側ともにそれぞれ都合の
良い位置に設けることができ、室外のタイル割りや設計
変更による位置変更に容易に対応することができる。ま
た、サッシ廻りでの斫り工事が必要なくなるのでサッシ
廻りの内装工事がスムーズに行なわれるとともに、エア
コン用の配管などを設備収納部内に納めることができる
ので室内・外ともにサッシ廻りをすっきりと納めること
ができ美観の向上に寄与することができる。さらに、躯
体工事の際にサッシ廻りにスリーブなどを埋めこむ必要
がないので作業が短縮されるとともに、埋め込み忘れな
どのミスもなくなり施工管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のユニットサッシ枠の設置状況を室内側
から見た場合の説明図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明のユニットサッシ枠の設置状況を室外側
から見た場合の説明図である。
【符号の説明】
1 ユニットサッシ枠 2 サッシ枠 3 設備収納部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁躯体に設けられた窓部に設置さ
    れてサッシを取り付けるサッシ枠であって、サッシ枠の
    周縁の任意の辺部に配管,設備の収納スペースを有する
    設備収納部が設けられ、設備収納部はサッシ枠が窓部に
    設置された状態で設備収納部の室内側が内装仕上げ材で
    覆われるとともに、室外側が外装仕上げ材で覆われるこ
    とを特徴とするユニットサッシ枠。
JP2870395A 1995-01-25 1995-01-25 ユニットサッシ枠 Pending JPH08199936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2870395A JPH08199936A (ja) 1995-01-25 1995-01-25 ユニットサッシ枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2870395A JPH08199936A (ja) 1995-01-25 1995-01-25 ユニットサッシ枠

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Publication Number Publication Date
JPH08199936A true JPH08199936A (ja) 1996-08-06

Family

ID=12255833

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2870395A Pending JPH08199936A (ja) 1995-01-25 1995-01-25 ユニットサッシ枠

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110685544A (zh) * 2019-08-21 2020-01-14 北京兰天方圆铝塑门窗有限公司 一种平开式窗

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110685544A (zh) * 2019-08-21 2020-01-14 北京兰天方圆铝塑门窗有限公司 一种平开式窗
CN110685544B (zh) * 2019-08-21 2020-12-08 北京兰天方圆铝塑门窗有限公司 一种平开式窗

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