JPH08199308A - インバー系合金線材とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
回特性を改善する。 【構成】 インバー系合金線材は、加工後の最終線径サ
イズ状態において、その線材の結晶粒界に存在する炭化
物の面積率が4%以下であり、または横断方向の平均結
晶粒径が1〜5μmの範囲内にあって、優れた捻回特性
を有していることを特徴としている。
Description
し、特に、架空送電ケーブル用の素線に好ましく用いる
ことが可能で靱性,強度,および低熱膨張性に優れたイ
ンバー系合金線材に関するものである。
36重量%Niの組成を有するインバー合金が知られて
おり、それは精密部品などに使用されている。他方、架
空送電ケーブルとしての鋼芯アルミニウム撚線(ACS
R)の送電容量を増大させるために、送電時の温度上昇
による送電ケーブルの弛み度を減少させる方法が検討さ
れており、そのための1つの方法として低熱膨張性合金
線を鋼芯として用いることによって弛み度を減少させる
方法がある。このような低熱膨張性合金線として、たと
えば特公昭57−17942に記載されているインバー
系合金線が開発されている。
2において開発された合金線は、硬材であって120k
g/mm2 の引張り強度を示すが、最終的に亜鉛もしく
は亜鉛合金のめっきなどが施された後において、捻回値
などの靱性面における特性の安定性が低く、送電ケーブ
ルの歩留りを低くしている。なお、亜鉛合金めっきなど
は送電ケーブルの耐食性を改善するために施されるが、
そのめっき界面に形成される金属間化合物は、合金線の
捻回値を低下させるように作用する傾向を有している。
強度のインバー系合金線の靱性の改善、特に、最終線径
サイズ状態における捻回特性を改善することを目的とし
ている。
るインバー系合金線材は、FeとNiを主要合金元素と
して含み、加工後の最終線径サイズ状態において線材の
結晶粒界に存在する析出物の面積率が4%以下であり、
高靱性と高強度と低熱膨張性を備えていることを特徴と
している。なお、析出物は炭化物である場合が多い。
合金線材は、FeとNiを主要合金元素として含み、加
工後の最終線径サイズ状態において線材の横断方向にお
ける平均結晶粒径が1〜5μmの範囲内にあり、高靱性
と高強度と低熱膨張性を備えていることを特徴としてい
る。
強度と低熱膨張性を備えたインバー系合金線材の製造方
法は、FeとNiを主要元素として含むインバー系合金
を準備し、熱間加工と熱処理を組合せて施すことによっ
て合金中の結晶粒界に存在する析出物の面積率を2%以
下にし、その後に、冷間加工と熱処理を組合せて施すこ
とによって線材の最終線径サイズ状態において合金中の
結晶粒界に存在する析出物の面積率を4%以下にするこ
とを特徴としている。
強度と低熱膨張性を備えたインバー系合金線材の製造方
法は、FeとNiを主要元素として含むインバー系合金
を準備し、熱間圧延と熱処理を組合せて施すことによっ
てその合金をロッド形状に加工するとともにロッドの長
手方向における平均結晶粒径を5〜40μmの範囲内に
し、その後に、冷間加工と熱処理を組合せて施すことに
よって最終線径サイズ状態で線材の横断方向における平
均結晶粒径を1〜5μmの範囲内にすることを特徴とし
ている。
においては、加工後の最終線径サイズ状態における線材
中の結晶粒界に存在する析出物の面積率が4%以下であ
るので、線材の捻回特性が改善される。特に、最終線径
サイズ状態における線材中の結晶粒界に存在する析出物
の面積率が2%以下の場合には、線材の捻回特性と信頼
性が著しく改善される。
合金線材においては、加工後の最終線径サイズ状態にお
ける線材中の横断方向における平均結晶粒径が1〜5μ
mであるので、線材の捻回特性が改善される。特に、最
終線径サイズ状態における線材の横断方向の平均結晶粒
径が1.5〜4μmの範囲内にある場合には、線材の捻
回特性と信頼性が著しく改善される。
合金線材の製造方法においては、熱間加工と熱処理の組
合せによって合金中の結晶粒界に存在する析出物の面積
率が2%以下にされるので、その後の冷間加工と熱処理
の組合せによって、線材の最終線径サイズ状態における
合金中の結晶粒界に存在する析出物の面積率を容易に4
%以下にすることができ、捻回特性の優れたインバー系
合金線材を提供することができる。特に、熱間加工と熱
処理の組合せによって合金中の結晶粒界に存在する析出
物の面積率を1%以下にすれば、その後の冷間加工と熱
処理の組合せによる線材の最終線径サイズ状態において
合金中の結晶粒界に存在する析出物の面積率を容易に2
%以下にすることができ、捻回特性の著しく改善された
インバー系合金線材を提供することができる。
合金線材の製造方法においては、熱間加工と熱処理の組
合せによって合金がロッド形状に加工されるとともにそ
のロッドの長手方向における平均結晶粒径が5〜40μ
mの範囲内にされるので、その後の冷間加工と熱処理の
組合せによって、最終線径サイズ状態で線材の横断方向
における平均結晶粒径を容易に1〜5μmの範囲内にす
ることができ、捻回特性の優れたインバー系合金線材を
提供することができる。
線材は主要元素としてFeとNiを含み、Niは一部が
Coと置換されてもよい。通常このような高強度インバ
ー系合金線材は、強化元素としてMo,Cr,C,W,
Nb,Ti,V,Siなどの少なくとも1つを含み、さ
らに脱酸剤としてMn,Al,Mg,Ti,Caなどの
少なくとも1つを含んでいる。
ー系合金線材における靱性に関する不安定要素を除去す
べく種々の調査を行なったところ、線材の結晶粒径、粒
界における析出物量、および特定の不純物元素量が線材
の靱性に重大な影響を及ぼすことを見い出し、また、結
晶粒径や粒界析出物量を制御するために好ましい加工と
熱処理の方法が存在することを見い出した。なお、この
場合の粒界析出物は炭化物であることが多い。
析出物を減少させるためには、熱間圧延加工中に固溶化
温度から冷却(この固溶化温度からの冷却も一種の熱処
理と考えられる)する方法,熱間圧延加工前に溶体化処
理を施す方法,または熱間圧延加工後に溶体化処理を施
す方法のいずれの方法を用いてもよいが、そのように組
合された熱間加工と熱処理の後に粒界に析出している析
出物が少なければ少ないほど、その後の冷間加工と熱処
理に伴って粒界に析出する析出物量を少なくすることが
でき、最終線径サイズ状態の線材中で粒界に存在する析
出物量を少なくすることができる。
インバー系合金が溶解されて鋳造された。
した場合に、圧延開始温度と圧延中に600℃になるま
での冷却速度とが圧延後のロッドにおける長手方向の平
均結晶粒径と結晶粒界における析出物の面積比とに及ぼ
す影響を示している。析出物の面積比と結晶粒径の測定
においては、圧延ロッドを長手方向に切断して切断面を
研磨し、5%ナイタール液で40秒間腐食したのち、走
査型電子顕微鏡を用いて倍率4000倍で写真撮影をし
た。その顕微鏡写真を自動画像処理装置にかけて、粒界
に存在する析出物の面積率を算出するとともに、長手方
向の平均結晶粒径を求めた。
却速度が比較的速い試料A,BおよびCにおいては、長
手方向の平均結晶粒径が5〜40μmの範囲内にあっ
て、結晶粒界における析出物の面積比が2.0以下にな
っている。他方、試料DとEにおいては熱間加工中の冷
却速度が遅いので、結晶粒径が40μmよりはるかに大
きくなって、結晶粒界における析出物の面積比が2.0
%を超えている。
mm2 の正方形断面を有するビレットが複数の孔型ロー
ルに通されて約12mmの直径の円形断面を有するロッ
ドに圧延された。
Eにも、第1の冷間加工,第1の熱処理,皮剥処理,第
2の熱処理,および第2の冷間加工が施された。第1の
冷間加工として、複数のダイスを用いて約30%の加工
度の引抜き加工が行なわれた。第1の熱処理は、75容
量%のH2 と25容量%のN2 を含むアンモニア分解ガ
スのような非酸化性の雰囲気中で650℃において10
時間行なわれた。この第1の熱処理において軟化された
試料は皮剥ダイスで皮剥された後に、第1の熱処理と同
じ条件のもとに第2の熱処理が施された。第2の熱処理
によって軟化された試料は、複数のダイスに通されて約
85%の加工度で約2〜5mmの直径まで伸線加工さ
れ、その後にZn−5重量%Al合金の溶融めっきが施
された。このようにして得られた最終線径サイズを有す
る線材に関して、横断方向における平均結晶粒径と、粒
界における析出物の面積比と、種々の機械的特性とが表
3に示されている。
れ表2中の試料A〜Eから得られた試料であることを表
わしている。これらの試料1A〜1Eは、いずれも目標
特性である120kg/mm2 を超える同様な引張り強
さを有している。しかし、比較試料1Dと1Eにおいて
は、本発明に属する試料1A,1Bおよび1Cに比べ
て、捻回特性と伸びが劣っていることが明らかである。
する単一線材が破断するまで約60rpmで捩じり得る
回数(回/100d)で表わされている。σは100本
の線材における捻回値の標準偏差を表わしており、この
σの値が小さいほど捻回特性が安定していて信頼性が高
いことを表わす。
比が2.0%以下であって横断方向の平均結晶粒界が
1.5〜4μmの範囲内にある試料1Aと1Bは、10
0回を超える優れた捻回特性を有しかつ10回以下の標
準偏差σが示すように信頼性が高いものであることがわ
かる。粒界における析出物の面積比が2%を超えている
が4%以下であって、また横断面方向の結晶粒径が1.
5μm以下であるが1〜5μmの範囲内にある試料1C
は、試料1Aと1Bに比べれば捻回特性が少し劣ってい
るが、3σ管理においても目標特性を満たし得ることが
わかる。すなわち、試料1Cにおいて、95−3σ=4
5回であって、要求特性(≧16回/100d)を満た
している。他方、粒界における析出物の面積比が4%を
超えていて横断方向の結晶粒径が5μmを超えている比
較試料1Dと1Eにおいては、3σ管理において捻回特
性が目標特性を満たすことができない。さらに、比較試
料1Dと1Eにおいては、伸びの目標特性(≧1.5
%)を満たすものの、本発明の試料1A〜1Cに比べれ
ば劣っており、特に比較試料1Dにおいては冷間加工中
に破断することがあった。
それぞれは、表2中の熱間加工された試料A〜Eに同一
の冷間加工と熱処理を施して得られたものである。すな
わち、好ましい捻回特性を得るためには、熱間加工後の
ロッドにおける粒界析出物の面積比が2%以下であって
長手方向の結晶粒径が5〜40μmの範囲内にあるのが
望ましいことがわかる。
の第1熱処理の温度が最終線径サイズ状態の線材に関し
て粒界における析出物の面積比と種々の機械的特性に及
ぼす影響を示している。表4においては、表2中の試料
Aに対して種々の加工度の第1冷間加工と種々の温度に
おける第1の熱処理が施されている。第1熱処理後の処
理は、表3に関連して説明された処理と同様である。こ
れらの試料1A〜7Aは、いずれも目標特性である12
0kg/mm2 より大きな類似の引張り強度を有してい
る。
面積比が4%以下であって、本発明に属する試料1A〜
6Aにおいては、3σ管理のもとにおいても捻回特性が
目標値(≧16回/100d)を満たし得るのに対し
て、最終状態での粒界における析出物の面積比が4%を
超えている比較試料7Aにおいては、捻回特性が3σ管
理において目標値を満たし得ない(89−3σ=89−
3×35<16回)。
度が70%を超える80%であるので、最終状態での粒
界における析出物の面積比が4%以下であるが2%を超
えており、試料1A〜3Aに比べて捻回特性および伸び
が劣っている。すなわち、第1冷間加工の加工度は70
%以下であることがより望ましい。
温度が600℃未満の570℃であるので、粒界におけ
る析出物の量は少なくなっているが、線材中の歪の除去
が不十分であるので、試料1A〜3Aに比べて捻回値が
ばらつき、その結果として平均捻回値も低下していると
ともに、伸びも低下している。すなわち、第1の熱処理
温度は600℃以上であることがより望ましい。
第1冷間加工度と比較的高い700℃の熱処理温度が設
定されているので、最終状態での粒界における析出物の
面積比が試料1A〜1Cに比べて大きくなって捻回特性
や伸びが低下している。特に、第1の熱処理温度は70
0℃を超えれば、比較試料7Aにおけるように最終状態
での粒界における析出物の面積比が4%を超えることに
なり、目標捻回特性(≧16回/100d)を満足しえ
なくなる。すなわち、第1の熱処理温度は600℃〜7
00℃の範囲内にあることが望ましい。
が最終線径サイズ状態の線材に関して横断方向の平均結
晶粒径と捻回特性に及ぼす影響を示している。表5中の
試料番号の後に付されたアルファベット(A)〜(E)
は、表2中の熱間加工された試料A〜Eに対して第1冷
間加工,第1熱処理,皮剥処理,第2冷間加工,および
Zn−5重量%Al合金めっきが施された試料であるこ
とを表わしている。表5中の各試料において、皮剥処理
の前後における第1および第2の熱処理温度は同一温度
に設定されている。
態での横断方向の平均結晶粒径が1〜5μmの範囲内に
あって本発明に属する試料11〜14においては、3σ
管理のもとにおいても捻回特性が目標値(≧16回/1
00d)を満たし得るのに対して、横断方向の結晶粒径
が1〜5μmの範囲外にある比較試料15〜17におい
ては、捻回特性が3σ管理において目標値を満たし得な
い。
度が70%を超える80%であるので、最終状態での横
断方向の結晶粒径が5%以下であるが4%を超えてお
り、試料11〜13に比べて捻回特性が劣っている。す
なわち、第1冷間加工の加工度は70%以下であること
が望ましい。
さな結晶粒径は表2における試料Cの長手方向における
小さな結晶粒径と関係しているものと思われる。また試
料Cは試料AおよびBに比べて比較的大きな粒界析出物
の面積比を有しており、試料15の最終線径サイズ状態
における粒界析出物の面積比は第1および第2の熱処理
の比較的低い温度にもかかわらず4.4%に増加してい
た。
な比較試料17においては、第2冷間加工時に破断を生
じることがあった。
の影響を調べるために、表6に示されているような合金
が溶解された鋳造された。表6において、それぞれの元
素に関する数値は合金中の重量%を表わしている。
バー系合金線材の最終線径サイズ状態における種々の機
械的特性を示している。
についても、ビレットが1200℃に加熱された後に約
600℃までを10℃/秒の冷却速度で冷却しながら孔
型ロールで圧延された。これらの圧延ロッドを調べたと
ころ、いずれのロッドも約0.2%の粒界析出物の面積
比と長手方向における約22μmの平均結晶粒径を有し
ていた。
2%の第1冷間伸線加工,皮剥処理,650℃で10時
間の熱処理,86%の第2冷間伸線加工,およびZn−
5重量%Al合金めっきが施された。
は、いずれも目標特性である120kg/mm2 を超え
る同様な引張り強さを有している。しかし、比較試料2
4〜27においては、本発明に属する試料21〜23に
比べて捻回特性と延びが劣っていることがあきらかであ
る。
004重量%以下のS,0.005重量%以下のO,お
よび0.008重量%以下のNを含んでいて本発明に属
する試料21〜23は優れた捻回特性を有している。特
に、試料21と22においては、0.005重量%以下
のP,0.002重量%以下のS,0.003重量%以
下のO,および0.006重量%以下のNを不純物とし
て含むだけであるので、優れた捻回特性とその安定性
(すなわち小さなσ)を有している。
ずれの試料も、0.01重量%を超えるP,0.004
重量%を超えるS,0.005重量%を超えるO,およ
び0.008重量%を超えるNの少なくとも1つの不純
物を含んでいるので、本発明の試料21〜23に比べて
捻回特性が著しく劣っており、捻回特性の目標値(≧1
6回/100d)を達成できない。
合金元素のMoをVに置換えても線材の種々の特性がほ
どんど影響を受けず、VはMoと同等に用いることがで
きる。
のインバー系合金線材の靱性、特に捻回特性を改善する
ことができ、それを用いて架空送電ケーブルの歩留りを
改善することができる。
Claims (15)
- 【請求項1】 FeとNiを主要合金元素として含むイ
ンバー系合金線材であって、加工後の最終線径サイズ状
態において前記線材の結晶粒界に存在する析出物の面積
率が4%以下であり、高靱性と高強度と低熱膨張性を備
えたことを特徴とするインバー系合金線材。 - 【請求項2】 前記析出物の面積率が2%以下であるこ
とを特徴とする請求項1に記載のインバー系合金線材。 - 【請求項3】 FeとNiを主要合金元素として含むイ
ンバー系合金線材であって、加工後の最終線径サイズ状
態において前記線材の横断方向における平均結晶粒径が
1〜5μmの範囲内にあり、高靱性と高強度と低熱膨張
性を備えたことを特徴とするインバー系合金線材。 - 【請求項4】 前記最終線径サイズ状態において前記線
材の横断方向における平均結晶粒径が1〜5μmの範囲
内にあることを特徴とする請求項1または2に記載のイ
ンバー系合金線材。 - 【請求項5】 前記最終線径サイズ状態において前記線
材の横断方向における平均結晶粒径が1.5〜4μmの
範囲内にあることを特徴とする請求項3または4に記載
のインバー系合金線材。 - 【請求項6】 前記インバー系合金中のNiの一部がC
oで置換されていることを特徴とする請求項1ないし5
のいずれかの項に記載されたインバー系合金線材。 - 【請求項7】 前記インバー系合金はMo,Cr,C,
W,Nb,Ti,VおよびSiのうちの少なくとも1つ
を強化元素としてさらに含むことを特徴とする請求項1
ないし6のいずれかの項に記載されたインバー系合金線
材。 - 【請求項8】 前記インバー系合金は、Mn,Al,M
g,Ti,およびCaのうちの少なくとも1つを脱酸剤
としてさらに含むことを特徴とする請求項1ないし7の
いずれかの項に記載されたインバー系合金線材。 - 【請求項9】 前記合金に含まれる不純物は、Pが0.
01重量%以下、Sが0.004重量%以下、Oが0.
005重量%以下、そしてNが0.008重量%以下で
あることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかの項
に記載されたインバー系合金線材。 - 【請求項10】 前記合金に含まれる不純物は、Pが
0.005重量%以下、Sが0.002重量%以下、O
が0.003重量%以下、そしてNが0.006重量%
以下であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれ
かの項に記載されたインバー系合金線材。 - 【請求項11】 高靱性と高強度と低熱膨張性を備えた
インバー系合金線材の製造方法であって、 FeとNiを主要元素として含むインバー系合金を準備
し、 熱間加工と熱処理を組合せて施すことによって、前記合
金中の結晶粒界に存在する析出物の面積率を2%以下に
し、 その後に、冷間加工と熱処理を組合せて施すことによっ
て、前記線材の最終線径サイズ状態において前記合金中
の結晶粒界に存在する析出物の面積率を4%以下にする
ことを特徴とするインバー系合金線材の製造方法。 - 【請求項12】 前記熱間加工と熱処理を組合せて施し
た後における前記析出物の面積率を1%以下にし、前記
最終線径サイズ状態における前記析出物の面積率を2%
以下にすることを特徴とする請求項11に記載のインバ
ー系合金線材の製造方法。 - 【請求項13】 高靱性と高強度と低熱膨張性を備えた
インバー系合金線材の製造方法であって、 FeとNiを主要合金元素として含むインバー系合金を
準備し、 熱間加工と熱処理を組合せて施すことによって、前記合
金をロッド形状に加工するとともに前記ロッドの長手方
向における平均結晶粒径を5〜40μmの範囲内にし、 その後に冷間加工と熱処理を組合せて施すことによっ
て、最終線径サイズ状態で前記線材の横断方向における
平均結晶粒径を1〜5μmの範囲内にすることを特徴と
するインバー系合金線材の製造方法。 - 【請求項14】 前記熱間加工と熱処理を組合せて施す
ことによって前記合金をロッド形状に加工するとともに
前記ロッドの長手方向における平均結晶粒径を5〜40
μmの範囲内にし、その後の前記熱加工と熱処理を組合
せて施すことによって前記最終線径サイズ状態で前記線
材の横断方向における平均結晶粒径を1〜5μmの範囲
内にすることを特徴とする請求項11または12に記載
のインバー系合金線材の製造方法。 - 【請求項15】 前記合金は前記熱間加工後に70%以
下の加工度で最初の冷間加工が施され、その後に600
〜700℃の範囲内の温度で少なくとも1回熱処理され
ることを特徴とする請求項11ないし14のいずれかの
項に記載されたインバー系合金線材の製造方法。
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