JPH08198734A - 酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品 - Google Patents

酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品

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JPH08198734A
JPH08198734A JP22581195A JP22581195A JPH08198734A JP H08198734 A JPH08198734 A JP H08198734A JP 22581195 A JP22581195 A JP 22581195A JP 22581195 A JP22581195 A JP 22581195A JP H08198734 A JPH08198734 A JP H08198734A
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hair dye
permanent hair
inner bag
semi
mountain
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JP22581195A
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Toru Yoshihara
徹 吉原
Jiro Kawase
次朗 川瀬
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重構造のエアゾール容器に、酸性半永久染
毛剤を長期にわたり安定的に保存できるようにする。 【解決手段】 外筒缶1と、その中に収納されたインナ
ーバッグ6と、エアゾール吐出用バルブ3Aとを備えた
二重構造エアゾール容器の当該インナーバッグ6に、酸
性染料を含有するpH2.0〜4.0の酸性半永久染毛
剤が充填されたエアゾール製品において、インナーバッ
グ6としてブロー成形法により形成された樹脂製バッグ
を使用し、バルブ3Aのマウンテンカップ4が酸性半永
久染毛剤に直接接触しないように、バルブ3Aにマウン
テンカップ樹脂カバー7を設けるか、もしくはインナー
バッグ6にバルブのハウジング11を挿入する。噴射剤
としては外筒缶1とインナーバッグ6との間に圧縮ガス
を封入してもよく、インナーバッグ6内に酸性半永久染
毛剤と同時に液化ガスを封入してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸性半永久染毛剤
をエアゾールとして吐出する酸性半永久染毛剤エアゾー
ル製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、毛髪を直接染色することので
きる酸性染料を、毛髪に浸透させて染毛する酸性半永久
染毛剤が、ヘアマニキュア、カラーリンスなどの名で広
く親しまれている。
【0003】ところで、このような酸性半永久染毛剤に
対しては、その着色力と耐シャンプー性とを向上させる
ことが望まれるが、そのためには、酸性染料が短時間に
毛髪内部に浸透できるようにすることが必要となる。こ
のため、従来の酸性半永久染毛剤においては、染毛剤の
pHを2.0〜4.0に調整し、毛髪の蛋白の塩結合を
解離させて毛髪構造を弛緩させると共に膨潤させる方法
に従っている。また、酸性染料の毛髪内部への浸透促進
作用を有するベンジルアルコール、ベンジルオキシエタ
ノール、N−メチルピロリドンなどの浸透促進剤と、エ
タノールなどの酸性染料の良溶媒(共溶化剤)とを併用
している(フレグランスジャーナル、3月号、18〜2
9(1994)等)。このため、このような配合組成を
有する酸性半永久染毛剤は、その酸性度のために金属を
腐食しやすく、また、含有される浸透促進剤のために一
部の有機ポリマー材料の機械的もしくは化学的性質を変
化させるという問題がある。従って、酸性半永久染毛剤
を充填する容器は酸と浸透促進剤とに耐性のあるガラス
や樹脂からなる容器などに限定されており、その場合の
酸性半永久染毛剤の剤型は、一般に、液状またはジェル
状の形態となっている。
【0004】しかしながら、従来の液状またはジェル状
の酸性半永久染毛剤を使用する場合には、容器から酸性
半永久染毛剤の液滴を直接毛髪に散布したり、ジェルを
手に取りそれを毛髪に適用したりするので、掌や指先あ
るいは頭皮の染色が避けられないという問題があった。
また、一部の領域の毛髪だけを集中的に染毛しにくいと
いう問題もあった。
【0005】このような酸性半永久染毛剤の使用上の問
題に対しては、酸性半永久染毛剤をエアゾール容器から
吐出させることが考えられる。この場合、エアゾール容
器としては、噴射剤と酸性半永久染毛剤とを混合して収
容する一重の耐圧容器、あるいは、耐圧外筒缶とその中
に収納された内側容器(内筒容器、インナーバッグ等)
との二重構造エアゾール容器からなり、酸性半永久染毛
剤は内側容器に収容し、噴射剤は内側容器内又は内側容
器と耐圧外筒缶との間に収容するようにしたものを使用
することが考えられる。ここで、酸性半永久染毛剤の特
性(高い酸性度、浸透促進剤の存在)を考慮すると後者
の二重構造エアゾール容器を使用することが好ましく、
例えば、図11又は図12に示すような公知の二重構造
エアゾール容器の使用が考えられる。
【0006】図11の二重構造エアゾール容器は、アル
ミニウム製の耐圧外筒缶1にアルミニウム製の内側容器
2が収納され、それらがバルブ3のアルミニウム製のマ
ウンテンカップ4の周縁部4aとガスケット5を介して
かしめることにより接合された構造を有している。ここ
で、内側容器2としては、必要に応じて内面が樹脂でス
プレーコートされているものが使用される。
【0007】一方、図12の二重構造エアゾール容器
は、図11のアルミニウム製の内側容器2に代えて、ブ
ロー成形された樹脂製のインナーバッグ6を使用した構
造を有している。この場合、噴射剤は耐圧外筒缶1とイ
ンナーバッグ6の間に圧縮ガスとして収容してもよく、
あるいはインナーバッグ6の中に酸性半永久染毛剤の吐
出原液と同時に収容するという、所謂、ウォールバッグ
式に収容してもよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような図11又は図12の二重構造エアゾール容器の
内側の容器に酸性半永久染毛剤を収容した場合には次の
ような問題がある。
【0009】即ち、図11の容器を使用する場合、内面
が樹脂でスプレーコートされていない無地のアルミニウ
ム製の内側容器2(則ち、アルミニウム缶)に酸性半永
久染毛剤を入れると、缶に腐食が生ずるという問題があ
る。また、内側容器として内面がスプレーコートされた
アルミニウム缶を使用した場合においても、本来的にス
プレー法ではピンホールフリーのコート層を形成するこ
とが困難であり、また、通常の内面コート用樹脂(ポリ
アミドイミド系樹脂、エポキシフェノール系樹脂、オル
ガノゾル(ミコフレックス)系樹脂等)は、長期間保存
時に酸性半永久染毛剤に含まれる酸と浸透促進剤との相
互作用により変性を受けるので、内面コート層にブリス
ターが発生したりコート層の剥離が発生したりするた
め、内側容器に腐食が発生するという問題がある。
【0010】また、図12の二重構造エアゾール容器の
場合には、インナーバッグの腐食の問題は基本的には解
決されているが、バルブ3のマウンテンカップ4の内面
4bに酸性半永久染毛剤が直接接触するために、マウン
テンカップ4の内面4bに内側容器2と同様の樹脂コー
ト層を設けたとしても、長期的にみてその腐食は避けら
れないという問題がある。この問題は、図11のエアゾ
ール容器の場合も同様に生じる。
【0011】このようなアルミニウム製の内側容器2及
びマウンテンカップ4の腐食を防止するために、図13
に示すように、アルミニウム薄板に樹脂(ポリエチレン
テレフタレート、ナイロン等)を押し出しラミネートし
た材料もしくはそのような樹脂フィルム20をドライラ
ミネートした材料から内側容器及びマウンテンカップを
作製することが考えられる。この場合、樹脂フィルムの
厚みは、ピンホールフリーとするために少なくとも0.
3〜0.5mm程度の厚みとすることが望まれるが、深
絞り加工によりマウンテンカップを作製する際に樹脂フ
ィルムにクラックが生じない厚みとする必要があり、現
状では80μm程度、最大でも0.1mm程度に制限さ
れる。しかし、この程度の厚みでは、マウンテンカップ
作製の際の絞り加工時に大きなストレスを受けた部分、
則ち、大きく湾曲した部分(図13中で矢印で指し示し
た部分)の樹脂フィルム厚が過度に薄くなり、その部分
でピンホールが生じたり、ブリスターが発生したり、更
に、樹脂フィルムの剥離が起こるという問題がある。
【0012】従って、二重構造エアゾール容器を使用
し、酸性半永久染毛剤を長期にわたり安定的に保存でき
るエアゾール製品は存在しないというのが現状である。
【0013】本発明は、以上のような従来技術の課題を
解決しようとするものであり、二重構造エアゾール容器
を使用し、酸性半永久染毛剤を長期にわたり安定的に保
存できるエアゾール製品を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、バルブのマ
ウンテンカップが酸性半永久染毛剤に直接接触しないよ
うに、エアゾール容器にバルブを設けることにより上述
の目的を達成できることを見出し、本発明を完成させる
に至った。
【0015】即ち、本発明は、外筒缶と、その中に収納
されたインナーバッグと、マウンテンカップを有するエ
アゾール吐出用のバルブとを備えた二重構造エアゾール
容器の当該インナーバッグに、酸性染料を含有するpH
2.0〜4.0の酸性半永久染毛剤が充填された酸性半
永久染毛剤含有エアゾール製品であって、インナーバッ
グがブロー成形法により形成された樹脂製バッグであ
り、バルブのマウンテンカップが酸性半永久染毛剤に直
接接触しないように設けられていることを特徴とする酸
性半永久染毛剤含有エアゾール製品を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明で使用する二重構造エアゾール容器につい
て図面を参照しながら説明する。なお、各図中、同一符
号は同一又は同等の構成要素を示している。
【0017】図1又は図3に示す二重構造エアゾール容
器は、アルミニウムなどからなる耐圧外筒缶1と、その
中に収容されるインナーバッグ6と、マウンテンカップ
樹脂カバー7を有するバルブ3A又はOリング12を有
するバルブ3Bとから構成されている。
【0018】図2は図1のバルブ3A近辺の部分拡大図
である。このバルブ3Aの場合、バルブ3Aのマウンテ
ンカップ4に酸性半永久染毛剤が直接接触しないように
するために、酸性半永久染毛剤に耐性を有するマウンテ
ンカップ樹脂カバー7が、マウンテンカップ4にそのイ
ンナーバッグ6側から嵌合保持されるようにしている。
このように、マウンテンカップ4とマウンテンカップ樹
脂カバー7とを別部材として用いると、マウンテンカッ
プ樹脂カバー7としてモールド成形などにより作製され
たものを使用することができるので、その厚みを0.5
mm程度まで厚くすることができる。したがって、マウ
ンテンカップ樹脂カバー7をピンホールフリーとし、し
かも必要な樹脂厚を確保することができる。
【0019】なお、嵌合の際に、マウンテンカップ4に
マウンテンカップ樹脂カバー7を確実に保持させるため
に接着剤を使用してもよい。
【0020】マウンテンカップ樹脂カバー7の形状は、
マウンテンカップ4に良好に嵌合接合できるようにする
ために、略相似形とすることが好ましい。また、その樹
脂材料としては、酸性半永久染毛剤に耐性を有する樹
脂、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン
(PE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低
密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリ塩化ビニル、ポ
リアクリロニトリル(PAN)、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、これらの
コポリマーやブレンドポリマーなどを使用することが好
ましい。
【0021】このようなエアゾール容器は、バルブ3A
にマウンテンカップ樹脂カバー7を使用する以外は従来
と同様の構成とすることができる。例えば、図2に示す
ように、マウンテンカップ4にマウンテンカップ樹脂カ
バー7を嵌合させ、一方、ステムガスケット8、ステム
9及びスプリング10をハウジング11内に配設し、そ
れらをマウンテンカップ4とマウンテンカップ樹脂カバ
ー7とに嵌入させた構造とすることができる。
【0022】ハウジング11やステム9は、酸性半永久
染毛剤に耐性を有する樹脂、例えばポリプロピレン(P
P)、ポリエチレン(PE)、低密度ポリエチレン(L
DPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、
ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート
(PEN)、ナイロン(Ny)、これらのコポリマーや
ブレンドポリマーなどから形成することができる。ま
た、スプリング10としては、酸性半永久染毛剤に耐性
を有する金属や合金材料、あるいは樹脂材料から形成す
ることができる。例えば、SUS304、SUS316
などの耐蝕性の高い合金材料から形成することができ
る。
【0023】ガスケット8としては、酸性半永久染毛剤
に耐性を有する熱可塑性エラストマー材料などを使用す
ることができる。例えば、ニトリルブタジエンラバー、
ネオプレンラバー、天然ラバーなどを使用することがで
きる。
【0024】なお、図2の態様においては、スプリング
10をインナースプリング方式で設けた例を示したが、
スプリングが内容物と接触しないアウトスプリング方式
で設けることもできる。
【0025】図4は図3のバルブ3B付近の部分拡大図
である。このバルブ3Bの場合、バルブ3Bのマウンテ
ンカップ4に酸性半永久染毛剤が直接接触しないように
するために、バルブ3Bのハウジング11をインナーバ
ッグ6の開口部6aに挿入し、そのハウジング11とイ
ンナーバッグ6の端部がマウンテンカップ4にOリング
12を介して嵌合保持されるようにしている。ここで、
ハウジング11は、バルブ3Aにおいて既に説明したよ
うに、酸性半永久染毛剤に耐性を有する材料から作製さ
れたものを使用する。このようなバルブ構成により、ハ
ウジング11とインナーバッグ6との間から酸性半永久
染毛剤がしみださないようにでき、マウンテンカップ4
に酸性半永久染毛剤が直接接触しないようになる。
【0026】バルブ3Bの他の構成要素は、従来と同様
とすることができる。例えば、図4に示すように、マウ
ンテンカップ4にガスケット5とステムガスケット8と
を挿入し、そこへステム9とスプリング10とを配し、
その後、ハウジング11をマウンテンカップ4に嵌入さ
せ、ついでハウジング11とマウンテンカップ4との間
に、Oリング12をシーリング材として用いてインナー
バッグ6を挿入し、更に、インナーバッグ6とマウンテ
ンカップ4との間に耐圧外筒缶1の口部1aを挿入し、
その後マウンテンカップ周縁部4cをかしめることによ
り固定された構造とすることができる。
【0027】なお、ハウジング11の他に、スプリング
10、ステム9及びステムガスケット8も、バルブ3A
において既に説明したように、酸性半永久染毛剤に耐性
を有する前述したような材料からなるものを使用するこ
とが好ましい。
【0028】図4の態様においては、マウンテンカップ
4を外筒缶1に被せるように固定しているが、図5
(A)または同図(B)に示すように、マウンテンカッ
プ4をハウジング11の上部に被せ、それを外筒缶1内
に挿入し、そして外筒缶の端部1bをステム9側にクリ
ンチして固定した構造とすることもできる。
【0029】また、図4及び図5においては、シーリン
グ材としてOリング12を使用しているが、シーリング
できる限り任意の形状のシーリング材を使用することが
できる。例えば、実公平6−32868号公報の図1に
示されているように、外筒缶にシーリング材となるライ
ニング層を設けてもよい。
【0030】また、図4及び図5の態様の場合、ハウジ
ング11がインナーバッグ6の開口部6aに挿入され、
そのハウジング11とインナーバッグ6とがマウンテン
カップ4に保持されているが、図6に示すように、ハウ
ジング11の一方の端部をインナーバッグ6の開口部6
aに挿入し、そのハウジング11の端部とインナーバッ
グ6とが溶着又は接着剤により固定されるようにし、ハ
ウジング11の他端がマウンテンカップ4に保持される
ようにした構造としてもよい。
【0031】上述したように、本発明の酸性半永久染毛
剤含有エアゾール製品においては、酸性半永久染毛剤を
収容するためにインナーバッグ6を使用するが、インナ
ーバッグ6としては、酸性半永久染毛剤に高い耐性のあ
る材料を使用することが好ましく、例えば、エチレンビ
ニルアルコール(EVOH)、ポリプロピレン(P
P)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリエチレン
テレフタレート(PET)、低密度ポリエチレン(LD
E)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ナイ
ロン(Ny)及びこれらのコポリマーから選ばれる1種
又は2種以上の積層体から形成することが好ましい。特
に、ガス遮蔽性に優れたエチレンビニルアルコール(E
VOH)層もしくはNy層を含ませることが好ましい。
また、ジメチルエーテル等の噴射剤に対する劣化を抑制
する点からは、エチレンビニルアルコール層をポリエチ
レン層で挟んだ3層構造材料を使用することが好まし
い。
【0032】このようなインナーバッグ6は、均一な厚
みや機械的強度を実現しやすいブロー成形法により作製
されたものを使用する。インナーバッグ6の形状として
は特に制限はなく、例えば、断面が円形形状となるも
の、ひだおりのプリーツ形状(図7(同図(a)側面
図、同図(b)x−x断面図))となるもの、断面が一
部に凹みを有する円形形状(図8(同図(a)側面図、
同図(b)x−x断面図))となるもの、蛇腹形状(図
9)となるもの、断面が一部に突起を有する円形形状
(図10(同図(a)側面図、同図(b)x−x断面
図))となるもの等を使用することができる。
【0033】インナーバッグ6に収容する酸性半永久染
毛剤としては、酸性染料を主成分とし、pHが2.0〜
4.0の染毛剤組成物を使用する。好ましくは、さらに
芳香族アルコールもしくはN−アルキルピロリドンのよ
うな浸透促進剤を含有させたものを使用する。
【0034】ここで、酸性染料は、一般に毛髪の染色に
用いられているものであれば特に限定されず、例えば、
赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤
色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色
3号、青色1号、青色2号、赤色201号、赤色227
号、赤色230号、赤色231号、赤色232号、橙色
205号、橙色207号、黄色202号、黄色203
号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、青色
202号、青色203号、青色205号、褐色201
号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色
504号、赤色506号、橙色403号、黄色402
号、黄色403号の(1)、黄色406号、黄色407
号、緑色401号、緑色402号、紫色401号、黒色
401号等をあげることができる。
【0035】これらの酸性染料は、染毛剤組成物中に好
ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.1〜
2重量%含有させる。酸性染料が少な過ぎると頭髪を十
分に染色することができず、多過ぎても使用量に応じた
染色効果を得ることはできない。
【0036】浸透促進剤は、酸性染料の毛髪内への浸透
性を高め、染色性を高めるために有用である。浸透促進
剤としては、一般式 (I)、(II)
【0037】
【化1】 (式中、Rは水素、メチル基またはメトキシ基を表し、
Yは単結合または炭素数1〜3の直鎖もしくは分岐鎖の
アルキル基もしくはアルケニル基を表し、Zは水素また
は水酸基を表し、pは0〜5の整数であり、qは0〜5
の整数である。)
【0038】
【化2】 (式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基を表す。)で
示されるものを好ましく使用することができ、より具体
的には、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、
フェネチルアルコール、p−アニシルアルコール、p−
メチルベンジルアルコール、フェノキシエタノール、フ
ェノキシイソプロパノール、2−ベンジルオキシエタノ
ール、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、
N−オクチルピロリドン等をあげることができる。特
に、フェノキシイソプロパノール、2−ベンジルオキシ
エタノールが好ましい。これらの浸透促進剤は染毛剤組
成物中に好ましくは3〜20重量%、より好ましくは5
〜15重量%含有させる。浸透促進剤が少な過ぎると十
分な染色性の向上効果を得ることができず、多すぎると
インナーバッグにひび割れ等の劣化を生じさせる。
【0039】染毛剤組成物のpHを2.0〜4.0に調
整するためには酸を使用する。これにより酸性染料の毛
髪内への浸透性を高め染色性を向上させることができ
る。酸としては、毛髪自体がイオン交換能を持つことか
ら、弱酸が好ましい。弱酸の具体例としては、クエン
酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル
酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、
マレイン酸、マンデル酸、リン酸等をあげることができ
る。
【0040】これらの酸は、さらにそのカリウム塩、ナ
トリウム塩等と組み合わせて系に緩衝能をもたせること
が好ましい。緩衝能の強さとしては、酸濃度が0.02
g当量/リットル以上とすることが好ましい。酸濃度が
少な過ぎると十分な染色性を得ることができない。
【0041】本発明が使用する酸性半永久染毛剤には、
上述のような酸性染料や浸透促進剤の溶解性を高めるた
めに、公知の低級アルコール、低級ポリオール等を含有
させることができる。このような低級アルコールや低級
ポリオールの具体例としては、エタノール、イソプロパ
ノール、n−プロパノール、n−ブタノール、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテル等をあげることができる。
【0042】また、本発明が使用する酸性半永久染毛剤
には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じ
て、カチオン活性剤、ノニオン活性剤、アニオン活性剤
等の界面活性剤、パラフィン油、ラノリン、シリコー
ン、高級脂肪酸、高級アルコール等の油剤、ポリマー、
殺菌剤、育毛養毛剤、防腐剤、抗フケ剤、香料等の化粧
品中に一般に添加が許容される成分を含有させてもよ
い。
【0043】一方、本発明においては、製品から酸性半
永久染毛剤を吐出させるため、外筒缶1とインナーバッ
グ6との間に噴射剤を封入してもよく、また、酸性半永
久染毛剤と噴射剤とを同時にインナーバッグ6内に封入
する、所謂ウォールバッグ式としてもよい。前者の場
合、噴射剤として、液化石油ガス等の液化ガスや、窒素
ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素ガスなどの圧縮ガスを使用
することができる。中でも、窒素ガスが耐圧外筒缶1に
対して悪影響を及ぼさないので好ましく使用することが
できる。また、ウォールバッグ式の場合には、噴射剤と
して、液化石油ガス、ジメチルエーテル等の液化ガスを
使用することができる。
【0044】なお、ウォールバッグ式で酸性半永久染毛
剤を吐出させる場合に、噴射剤にジメチルエーテルを含
有させる場合には、インナーバッグ6は、その劣化を抑
制するため、エチレンビニルアルコール層をポリエチレ
ン層等で挟んだ3層構造の積層材料から形成することが
好ましい。
【0045】本発明で使用する外筒缶1としては、従来
の二重構造エアゾール容器の外筒缶と同様のものを使用
することができる。中でも、エポキシポリイミド系、オ
ルガノゾル(ミコフレックス系)、エポキシフェノール
系、エポキシポリアミド系、ポリアミドイミド系の樹脂
で内面コートされた金属缶、好ましくはエポキシポリイ
ミド系で内面コートされた金属缶、さらに好ましくはエ
ポキシポリイミド系で内面コートされたアルミニウム缶
を使用することができる。
【0046】以上のように、本発明の酸性半永久染毛剤
含有エアゾール製品には、バルブのマウンテンカップが
酸性半永久染毛剤に直接接触しないように設けられてい
る。従って、この二重構造エアゾール容器には酸性半永
久染毛剤を長期にわたり安定的に保存することが可能と
なる。
【0047】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により具体
的に説明する。
【0048】なお、以下の実施例1〜25及び比較例1
〜41は、耐圧外筒缶と内側容器(インナーバッグある
いはアルミニウム缶)との間に圧縮ガスを封入した例で
あり、実施例26〜46及び比較例42〜82は、内側
容器(インナーバッグあるいはアルミニウム缶)内に噴
射剤と酸性染毛剤とを同時に封入した以外はそれぞれ実
施例1〜21及び比較例1〜41と同様の構成にした例
であり、さらに実施例47〜76も内側容器(インナー
バッグあるいはアルミニウム缶)内に噴射剤と酸性染毛
剤とを同時に封入した例である。
【0049】また、これらの実施例で使用したエアゾー
ル容器は、以下の表に示すように、図1、図2に示した
マウンテンカップ樹脂カバーを有する二重構造エアゾー
ル容器、又は図3、図4に示したマウンテンカップ樹脂
カバーの無い二重構造エアゾール容器とし、比較例で使
用したエアゾール容器は図11に示した内筒アルミニウ
ム缶を有する二重構造エアゾール容器又は図12に示し
たインナーバッグを有する二重構造エアゾール容器とし
た。
【0050】また、実施例及び比較例において、二重構
造エアゾール容器の耐圧外筒缶及びバルブのマウンテン
カップとしてはアルニミウム製のものを使用し、内側容
器としては、ブロー成形のインナーバッグ(約0.5m
m厚)又はアルミ缶を使用し、耐圧外筒缶の内面コート
は約30μm厚とし、マウンテンカップ内面コートは約
30μm厚(ラミネートフィルムの場合には約0.08
mm厚)とし、マウンテンカップ樹脂カバー(約0.5
mm厚)の材質としては、それぞれ表2〜表10、表2
5〜表30に示すものを使用した。
【0051】実施例1 酸性半永久染毛剤(10%W/W水溶液でのpH=3.
5)として、表1の共通成分と表2の成分からなるもの
を使用した。
【0052】
【表1】 即ち、表1の成分と、表2に示したベンジルアルコール
10重量%とグリコール酸3.0重量%とを配合し、酸
性半永久染毛剤を調製した。
【0053】この酸性半永久染毛剤を、LDPE/EV
OH/LDPEからなるブロー成形インナーバッグの中
に充填し、これをエポキシポリイミドで内面コートされ
たアルミニウム製の耐圧外筒缶に入れ、その上から、図
1又は図2に示すようなポリプロピレン製のマウンテン
カップ樹脂カバーを備えたバルブを被せ、その周縁部を
かしめて接合した。そして、耐圧外筒缶の底部から加圧
ガスとして窒素ガスを、耐圧外筒缶とインナーバッグと
の間の空間に7kg/cm2の圧力を示すまで封入することに
より本発明の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品を得
た。なお、充填した酸性半永久染毛剤の緩衝能は0.0
2g当量/lであった。
【0054】得られたエアゾール製品からは、酸性半永
久染毛剤をジェル状に吐出することができた。
【0055】(評価)得られた酸性半永久染毛剤含有エ
アゾール製品(正立サンプル2本と倒立サンプル2本)
を、45℃で保存し、3か月後及び6か月後の耐圧外筒
缶内面、インナーバッグ内面もしくはアルミ内缶内面及
びマウンテンカップ内面の状態を目視にて評価した。そ
の評価の結果を表2に示す。
【0056】なお、表中、符号は以下の意味を有する。
【0057】○: 異常がない場合 △: 実用上支障がない場合 ×: 実用に供することができない場合 H: コート剥離が生じた場合 B: コートブリスターが生じた場合 F: 表面に腐食が生じた場合 K: 孔蝕が生じた場合 L: 白化した場合 M: コートが変色した場合
【0058】実施例2〜25及び比較例1〜41 実施例1と同様に、酸性半永久染毛剤の共通成分として
表1の成分を使用し、表2〜表22に示すような構成で
エアゾール製品を作製し、実施例1と同様に評価した。
その結果を表2〜表22に示す。
【0059】
【表2】 実施例 [エアゾール容器] 1 2 3 容器構造 図1 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーバッグ材質 LDPE/EVOH/LDPE ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 (内面無地) ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー材質 ホ゜リフ゜ロヒ゜レン ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%) ] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 △L ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○
【0060】
【表3】 実施例 [エアゾール容器] 4 5 6 容器構造 図1 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーバッグ材質 LDPE単層 ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 (内面無地) ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー材質 ホ゜リフ゜ロヒ゜レン ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 △ML △ML ○ML インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 △MB △MB ○MB インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○
【0061】
【表4】 実施例 [エアゾール容器] 7 8 9 容器構造 図3,7 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← フ゜リーツ型インナーハ゛ック゛材質 PE/EVOH/PE ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 ホ゜リアミト゛イミト゛ ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー (なし) ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 △L ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○
【0062】
【表5】 実施例 [エアゾール容器] 10 11 12 容器構造 図1 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーバッグ材質 LDPE単層 ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 (内面無地) ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー材質 ホ゜リフ゜ロヒ゜レン ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール − − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール 10.0 ← ← N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − − [酸配合量(重量%)] クエン酸 3.0 5.0 8.0 乳酸(85%) − − − グリコール酸 − − − (緩衝能g当量/l) 0.02 0.03 0.05 [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○ ○ △B インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○
【0063】
【表6】 実施例 [エアゾール容器] 13 14 15 容器構造 図3,7 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← フ゜リーツ型インナーハ゛ック゛材質 PE/EVOH/PE ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 ホ゜リアミト゛イミト゛ ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー (なし) ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − 5.0 ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 5.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) 5.0 ← ← グリコール酸 − − − (緩衝能g当量/l) 0.03 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○
【0064】
【表7】 実施例 [エアゾール容器] 16 17 18 容器構造 図1 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーバッグ材質 LDPE単層 ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 (内面無地) ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー材質 ホ゜リフ゜ロヒ゜レン ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 ← ← ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − − − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − − [酸配合量(重量%)] クエン酸 3.0 5.0 8.0 乳酸(85%) − − − グリコール酸 − − − (緩衝能g当量/l) 0.02 0.03 0.05 [加圧ガス(kg/cm2)] LPG(3.5) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ △B △B インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 △B △B △B インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 △ △ △
【0065】
【表8】 実施例 [エアゾール容器] 19 20 21 容器構造 図3,7 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← フ゜リーツ型インナーハ゛ック゛材質 PE/EVOH/PE ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 ホ゜リアミト゛イミト゛ ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー (なし) ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − 5.0 ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 5.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) 5.0 ← ← グリコール酸 − − − (緩衝能g当量/l) 0.03 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] LPG(3.5) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ △B △B インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 △B △B △B インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 △ △ △
【0066】
【表9】 実施例 [エアゾール容器] 22 23 24 25 容器構造 図3,7 ← ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← ← フ゜リーツ型インナーハ゛ック゛材質 LDPE ← ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 ホ゜リアミト゛イミト゛ ← ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー ホ゜リフ゜ロヒ゜レン ← ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール − − − 25.0 ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール 10.0 15.0 25.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − − − [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − − 乳酸(85%) 5.0 ← ← ← グリコール酸 − − − − (緩衝能g当量/l) 0.03 ← ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] LPG(3.5) ← ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ △*1 △ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ △*2 △*2 マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ △ △ *1:ハウジングと嵌合する肩部にひび割れ *2:ハウジングと嵌合する肩部及びプリーツ部にひび割れ
【0067】
【表10】 比較例 [エアゾール容器] 1 2 3 4 容器構造 図11 ← ← ← 外筒缶内面コート材質 (内面無地) ← ← ← アルミ内缶コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール − 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 3.0 ← ← ← 乳酸(85%) − − − − グリコール酸 − − − − (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← ← (評価:保存試験) 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ○ ×H ×B ×H マウンテンカッフ゜内面 ○ ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ○ ×H ×H ×H マウンテンカッフ゜内面 △B ×H ×H ×H 総合評価 ○ × × ×
【0068】
【表11】 比較例 [エアゾール容器] 5 6 7 容器構造 図11 ← ← 外筒缶内面コート材質 (内面無地) ← ← アルミDI内缶コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) 3.0 ← ← グリコール酸 − − − (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ×H ×H ×B マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ×H ×H ×H マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × ×
【0069】
【表12】 比較例 [エアゾール容器] 8 9 10 容器構造 図11 ← ← 外筒缶内面コート材質 (内面無地) ← ← アルミDI内缶コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ×H ×H ×B マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ×H ×H ×H マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × ×
【0070】
【表13】 比較例 [エアゾール容器] 11 12 13 14 容器構造 図11 ← ← ← 外筒缶内面コート材質 (内面無地) ← ← ← アルミDI内缶コート材質 ホ゜リアミト゛イミト゛ ← ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 ホ゜リアミト゛イミト゛ ← ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール − 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 3.0 ← ← ← 乳酸(85%) − − − − グリコール酸 − − − − (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ○ ×H ×B ×H マウンテンカッフ゜内面 ○ ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ○ ×H ×H ×H マウンテンカッフ゜内面 △B ×H ×H ×H 総合評価 ○ × × ×
【0071】
【表14】 比較例 (エアゾール容器) 15 16 17 容器構造 図11 ← ← 外筒缶内面コート材質 (内面無地) ← ← アルミインハ゜クト内缶コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← (浸透促進剤配合量(重量%)) ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 (酸配合量(重量%)) クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← 加圧ガス(kg/cm2) 窒素(7.0) ← ← (評価:保存試験) 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ×H ×H ×B マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ×H ×H ×H マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × ×
【0072】
【表15】 比較例 [エアゾール容器] 18 19 20 容器構造 図11 ← ← 外筒缶内面コート材質 (内面無地) ← ← アルミインハ゜クト内缶コート材質 ホ゜リアミト゛イミト゛ ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 ホ゜リアミト゛イミト゛ ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ×H ×H ×B マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ アルミ内缶内面 ×H ×H ×H マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × ×
【0073】
【表16】 比較例 [エアゾール容器] 21 22 23 容器構造 図12 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーバッグ材質 LDPE/EVOH/LDPE ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × ×
【0074】
【表17】 比較例 [エアゾール容器] 24 25 26 容器構造 図12 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーバッグ材質 LLDPE/EVOH/LLDPE ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × ×
【0075】
【表18】 比較例 [エアゾール容器] 27 28 29 容器構造 図12 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーハ゛ック゛材質 LLDPE+PP/EVOH/LLDPE+PP ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × × (表中、「LLDPE+PP」は、LLDPE とPPとのコポリマーを意味する。)
【0076】
【表19】 比較例 [エアゾール容器] 30 31 32 容器構造 図12 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーハ゛ック゛材質 PP/EVOH/PP ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 3.0 ← ← 乳酸(85%) − − − グリコール酸 − − − (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × ×
【0077】
【表20】 比較例 [エアゾール容器] 33 34 35 容器構造 図12 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーハ゛ック゛材質 PP/NY/PP ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) 3.0 ← ← グリコール酸 − − − (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × ×
【0078】
【表21】 比較例 [エアゾール容器] 36 37 38 容器構造 図12 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーハ゛ック゛材質 LDPE/EVOH/LDPE ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 PETフィルムラミネート ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×B ×H 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×H ×H ×H 総合評価 × × ×
【0079】
【表22】 比較例 [エアゾール容器] 39 40 41 容器構造 図12 ← ← 外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーハ゛ック゛材質 LDPE/EVOH/LDPE ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 Nyフィルムラミネート ← ← [浸透促進剤配合量(重量%)] ヘ゛ンシ゛ルアルコール 10.0 − − ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール − 10.0 − N-メチルヒ゜ロリト゛ン − − 10.0 [酸配合量(重量%)] クエン酸 − − − 乳酸(85%) − − − グリコール酸 3.0 ← ← (緩衝能g当量/l) 0.02 ← ← [加圧ガス(kg/cm2)] 窒素(7.0) ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×BM ×HM ×BM 6か月 外筒缶内面 △L ○ ○ インナーバッグ内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ×HM ×HM ×HM 総合評価 × × ×
【0080】以上の実施例1〜25の酸性半永久染毛剤
含有エアゾール製品は、表2〜表9に示されているよう
に、マウンテンカップがマウンテンカップ樹脂カバーに
より酸性半永久染毛剤から完全に保護されているか、あ
るいはインナーバッグの開口部にハウジングが挿入され
ることによりマウンテンカップが酸性半永久染毛剤から
完全に保護されており、しかも酸性半永久染毛剤がブロ
ー成形インナーバッグに収容されているので、以下に詳
述するように優れた保存安定性を示した。
【0081】即ち、実施例1〜9(表2〜表4)の酸性
半永久染毛剤含有エアゾール製品の結果から、本発明の
実施例によれば、浸透促進剤やインナーバッグの材質を
変えても、総合評価として優れた保存安定性が得られて
いることがわかる。
【0082】実施例10〜12(表5)から、本発明の
実施例は酸(クエン酸)の添加量が変化しても、優れた
保存安定性が得られることがわかる。
【0083】実施例13〜15(表6)から、クエン酸
に代えて乳酸を使用しても、優れた保存安定性が得られ
ることがわかる。
【0084】実施例16〜21(表7〜表8)から、酸
の緩衝能が少なくとも0.02〜0.05g当量/lの
範囲において優れた保存安定性が得られることがわか
る。
【0085】実施例22〜25(表9)から、浸透促進
剤である芳香族アルコール(ベンジルアルコール、ベン
ジルオキシエタノールの添加量を変化させても保存安定
性が得られること、ただし、その添加量が25重量%で
ある実施例24及び実施例25ではインナーバッグに若
干の劣化が認められるため、浸透促進剤の濃度は、20
重量%以下程度とするのが好ましいことがわかる。
【0086】また、加圧ガスとしてLPGも使用可能で
あることもわかった。
【0087】一方、表10〜表22で示されている比較
例1〜41の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品は、
マウンテンカップが実施例のようなマウンテンカップカ
バーで保護されていないので、浸透促進剤を含有しない
比較例1及び11の場合を除き、以下に詳述するように
不十分な保存安定性を示した。
【0088】即ち、比較例2〜20(表10〜表15)
では、アルミ製の内筒缶の内面コート及びマウンテンカ
ップ内面コートが、浸透促進剤、内面コート材質もしく
は酸の種類を問わず侵されてしまい、総合評価として保
存安定性が不十分であることがわかる。
【0089】比較例21〜35(表16〜表20)で
は、使用したインナーバッグ自体については問題はなか
ったが、浸透促進剤、インナーバッグ材質もしくは酸の
種類を問わず、マウンテンカップ内面コートが侵されて
しまい、総合評価として保存安定性が不十分であること
がわかる。
【0090】比較例36〜41(表21〜表22)で
は、マウンテンカップ内面コートとしてラミネートフィ
ルムを使用した場合でも、総合評価として保存安定性が
不十分であることがわかる。
【0091】実施例26〜46、比較例42〜82 実施例1〜21及び比較例1〜41のエアゾール製品に
おいて、圧縮ガスを耐圧外筒缶と内側容器(インナーバ
ッグあるいはアルミニウム缶)との間に封入したのに代
えて、内側容器(インナーバッグあるいはアルミニウム
缶)内に噴射剤を酸性染毛剤と同時に封入した。この場
合、酸性半永久染毛剤の共通成分として表23に示した
ものを使用した。また、噴射剤としてはLPG(3.0
kg/cm2 )を、染毛剤原液90重量部に対して10
重量部の割合で使用した。これ以外は実施例1〜21及
び比較例1〜41と同様にしてエアゾール製品を作製
し、その保存試験を行った。
【0092】その結果、実施例26〜46及び比較例4
2〜82は、それぞれ対応する実施例1〜21及び比較
例1〜41と同様の保存性を示した。
【0093】
【表23】
【0094】実施例47〜76 酸性半永久染毛剤と噴射剤との混合処方を、表24の処
方Aまたは処方Bとした。
【0095】
【表24】 (重量%) 処方A 処方B (酸性半永久染毛剤) エタノール 15.0 15.0ヘ゛ンシ゛ルオキシエタノール 10.0 10.0 キサンタンガム 1.0 1.0 橙色205号 0.5 0.5 乳酸 3.0 3.0(緩衝能 0.02g当量/リットル) NaOH pH3.0調整量 pH3.0調整量ホ゜リオキシエチレンメチルホ゜リシロキサン 0.5 0.5ホ゜リオキシエチレントリテ゛シルエーテル (9E.O.) 0.5 0.5 精製水 バランス バランス (噴射剤) 液化石油ガス(LPG) 10.0 9.0 ジメチルエーテル − 1.0 表25〜35に示すように、この処方A又は処方Bを、
二重構造エアゾール容器(図1、図3又は図7に示した
もの)のブロー成形インナーバッグの中に充填した。こ
こで、二重構造エアゾール容器の耐圧外筒缶としてはア
ルミニウム製のものを使用し、ハウジングの材質はポリ
エチレンテレフタレートとし、スプリングの材質はSU
S316とし、バルブのマウンテンカップの材質はアル
ミニウムとした。また、外筒缶の内面コート、マウンテ
ンカップ内面コート(約30μm厚)及びマウンテンカ
ップ樹脂カバー(約0.5mm厚)の材質は、それぞれ
表中に記載した通りとした。
【0096】処方A又は処方Bのインナーバッグへの充
填は常法により行ない、充填後インナーバッグと外筒缶
とをマウンテンカップ樹脂カバーを備えたバルブのマウ
ンテンカップに接合することによりウォールバッグ式の
酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品を得た。
【0097】得られたエアゾール製品からは、酸性半永
久染毛剤を泡状に吐出させることができた。
【0098】また、これらのエアゾール製品の保存安定
性を前述と同様に試験して評価した。これらの結果を表
25〜35に示す。
【0099】
【表25】 実施例 [エアゾール容器] 47 48 49 容器構造 図1 ← ← Al外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーハ゛ック゛(ウォールハ゛ック゛)材質 LDPE/EVOH/LDPE LDPE単層 PE+PP/EVOH/PE+PP マウンテンカッフ゜内面コート材質 無地 ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー材質 PP ← ← [染毛剤処方] A ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○ (表中、「PE+PP」は直鎖状低密度ポリエチレンとポリプロピレンとの共重 合体を示す。)
【0100】
【表26】 実施例 [エアゾール容器] 50 51 52 容器構造 図1 ← ← Al外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← インナーハ゛ック゛(ウォールハ゛ック゛)材質 LDPE/EVOH/LDPE LDPE単層 PE+PP/EVOH/PE+PP マウンテンカッフ゜内面コート材質 無地 ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー材質 PP ← ← [染毛剤処方] B ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ △I ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○ △IF △IF ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ △ △
【0101】
【表27】 実施例 [エアゾール容器] 53 54 55 容器構造 図1 ← ← Al外筒缶内面コート材質 無地 ミコフレックス エホ゜キシフェノール インナーハ゛ック゛(ウォールハ゛ック゛)材質 LDPE単層 ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 無地 ← ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー材質 PP ← ← [染毛剤処方] A ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○L(一部) ○L(一部)○L(一部) ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○
【0102】
【表28】 実施例 [エアゾール容器] 56 57 容器構造 図1 ← Al外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リアミト゛ ホ゜リアミト゛イミト゛ インナーハ゛ック゛(ウォールハ゛ック゛)材質 LDPE単層 ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 無地 ← マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー材質 PP ← [染毛剤処方] A ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○L(一部) ○L(一部) ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ 総合評価 ○ ○
【0103】
【表29】 実施例 [エアゾール容器] 58 59 60 61 容器構造 図1 ← ← ← Al外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← ← インナーハ゛ック゛(ウォールハ゛ック゛)材質 LDPE/EVOH/LDPE ← ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 EP ミコフレックス エホ゜キシフェノール エホ゜キシホ゜リアミト゛ マウンテンカッフ゜樹脂カハ゛ー材質 PP ← ← ← [染毛剤処方] A ← ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○ ○
【0104】
【表30】
【0105】
【表31】 実施例 [エアゾール容器] 63 64 65 容器構造 図3,7 ← ← Al外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← フ゜リーツ型インナーハ゛ック゛材質 LDPE/EVOH/LDPE LDPE PE+PP/EVOH/PE+PP マウンテンカッフ゜内面コート材質 無地 ← ← ハウジング材質 PBT ← ← [染毛剤処方] A ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○
【0106】
【表32】 実施例 [エアゾール容器] 66 67 68 容器構造 図3,7 ← ← Al外筒缶内面コート材質 無地 ミコフレックス エホ゜キシフェノール フ゜リーツ型インナーハ゛ック゛材質 LDPE単層 ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 無地 ← ← ハウジング材質 PBT ← ← [染毛剤処方] A ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○L(一部) ○L(一部) ○L(一部) ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○
【0107】
【表33】 実施例 [エアゾール容器] 69 70 71 容器構造 図3,7 ← ← Al外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リアミト゛ ホ゜リアミト゛イミト゛ エホ゜キシホ゜リイミト゛ フ゜リーツ型インナーハ゛ック゛材質 LDPE単層 ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 無地 ← ← ハウジング材質 PBT ← ← [染毛剤処方] A ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ 総合評価 ○ ○ ○
【0108】
【表34】 実施例 [エアゾール容器] 72 73 74 75 容器構造 図3,7 ← ← ← Al外筒缶内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ← ← ← フ゜リーツ型インナーハ゛ック゛材質 LDPE/EVOH/LDPE ← ← ← マウンテンカッフ゜内面コート材質 エホ゜キシホ゜リイミト゛ ミコフレックス エホ゜キシフェノール エホ゜キシホ゜リアミト゛ ハウジング材質 PBT ← ← ← [染毛剤処方] A ← ← ← [評価:保存試験] 3か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○ ○ ○ 6か月 外筒缶内面 ○ ○ ○ ○ ウォールハ゛ック゛内面 ○ ○ ○ ○ マウンテンカッフ゜内面 ○ ○L(一部) ○L(一部) ○L(一部) 総合評価 ○ ○ ○ ○
【0109】
【表35】 以上の実施例47〜76のウォールバッグ式の酸性半永
久染毛剤含有エアゾール製品は、表25〜表35に示さ
れているように、マウンテンカップがマウンテンカップ
樹脂カバーにより酸性半永久染毛剤から完全に保護され
ているか、あるいはインナーバッグの開口部にハウジン
グが挿入されることによりマウンテンカップが酸性半永
久染毛剤から完全に保護されており、しかも酸性半永久
染毛剤がブロー成形インナーバッグに収容されているの
で、以下に詳述するように優れた保存安定性を示した。
【0110】即ち、実施例47〜52(表25、26)
から、インナーバッグの材質をLDPE/EVOH/L
DPEの3層積層体、LDPE単層及び(PE+PP)
/EVOH/(PE+PP)の3層積層体で変えても優
れた保存安定性が得られるが、インナーバッグ内に充填
した染毛剤処方がジメチルエーテル(DME)を含む処
方Bの場合には、インナーバッグの材質をLDPE/E
VOH/LDPEの3層積層体とすることが好ましいこ
とがわかる。
【0111】実施例48(表25)、実施例53〜57
(表27、28)から、外筒缶に内面コートされていな
い場合(実施例53)や、エポキシポリイミドその他の
種々の内面コートが施されている場合(実施例54〜5
7)にも優れた保存安定性が得られるが、6か月保存で
の外筒缶の白化の点から、外筒缶はエポキシポリイミド
を用いることが好ましいことがわかる(実施例48)。
【0112】実施例58〜62(表29、30)から、
マウンテンカップの内面コート材質を種々変えても優れ
た保存安定性が得られることがわかる。
【0113】実施例63〜76(表31〜35)から、
二重構造エアゾール容器として、図1の容器に変えて図
3に示した容器を使用しても、同様の結果が得られるこ
とがわかる。
【0114】
【発明の効果】本発明の酸性半永久染毛剤含有エアゾー
ル製品は、二重構造エアゾール容器を使用し、そのマウ
ンテンカップがマウンテンカップ樹脂カバーにより酸性
半永久染毛剤から完全に保護されているか、あるいはイ
ンナーバッグの開口部にハウジングが挿入されることに
より、そのマウンテンカップが酸性半永久染毛剤から完
全に保護されており、しかも酸性半永久染毛剤がブロー
成形インナーバッグに収容されているので、優れた保存
安定性を有している。また、使用上の利便性も優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品
に使用する二重構造エアゾール容器の概略断面図であ
る。
【図2】図1の二重構造エアゾール容器のバルブ付近の
拡大断面図である。
【図3】本発明の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品
に使用する別の態様の二重構造エアゾール容器の概略断
面図である。
【図4】図3の二重構造エアゾール容器のバルブ付近の
拡大断面図である。
【図5】本発明の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品
に使用する別の2つの態様の二重構造エアゾール容器の
バルブ付近の拡大断面図である。
【図6】本発明の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品
に使用する別の態様の二重構造エアゾール容器の概略断
面図である。
【図7】本発明で使用できるインナーバッグの側面図
(同図(a))と横断面図(同図(b))である。
【図8】本発明で使用できるインナーバッグの側面図
(同図(a))と横断面図(同図(b))である。
【図9】本発明で使用できるインナーバッグの断面図で
ある。
【図10】本発明で使用できるインナーバッグの側面図
(同図(a))と横断面図(同図(b))である。
【図11】従来の二重構造エアゾール容器の概略断面図
である。
【図12】従来の二重構造エアゾール容器の概略断面図
である。
【図13】ラミネートフィルムを使用したバルブの拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 外筒缶 2 内側容器 3,3A,3B バルブ 4 マウンテンカップ 5 ガスケット 6 インナーバッグ 7 マウンテンカップ樹脂カバー 8 ステムガスケット 9 ステム 10 スプリング 11 ハウジング 12 Oリング

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒缶と、その中に収納されたインナー
    バッグと、マウンテンカップを有するエアゾール吐出用
    のバルブとを備えた二重構造エアゾール容器の当該イン
    ナーバッグに、酸性染料を含有するpH2.0〜4.0
    の酸性半永久染毛剤が充填された酸性半永久染毛剤含有
    エアゾール製品であって、インナーバッグがブロー成形
    法により形成された樹脂製バッグであり、バルブのマウ
    ンテンカップが酸性半永久染毛剤に直接接触しないよう
    に設けられていることを特徴とする酸性半永久染毛剤含
    有エアゾール製品。
  2. 【請求項2】 バルブのマウンテンカップが酸性半永久
    染毛剤に直接接触しないようにするために、酸性半永久
    染毛剤に耐性を有するマウンテンカップ樹脂カバーが、
    マウンテンカップにそのインナーバッグ側から嵌合保持
    されている請求項1記載の酸性半永久染毛剤含有エアゾ
    ール製品。
  3. 【請求項3】 マウンテンカップ樹脂カバーが、マウン
    テンカップと別個に成形された部材からなる請求項2記
    載の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品。
  4. 【請求項4】 バルブのマウンテンカップが酸性半永久
    染毛剤に直接接触しないようにするために、マウンテン
    カップ樹脂カバーの形状が、マウンテンカップと略相似
    形である請求項2または3記載の酸性半永久染毛剤含有
    エアゾール製品。
  5. 【請求項5】 バルブのハウジングが酸性半永久染毛剤
    に耐性を有する材料からなり、そのハウジングがインナ
    ーバッグの開口部に挿入され、そのハウジングとインナ
    ーバッグとがマウンテンカップに嵌合保持されている請
    求項1記載の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品。
  6. 【請求項6】 バルブのハウジングが酸性半永久染毛剤
    に耐性を有する材料からなり、そのハウジングの一方の
    端部がインナーバッグの開口部に挿入され、そのハウジ
    ングの端部とインナーバッグとが固定され、ハウジング
    の他の端部がマウンテンカップに嵌合保持されている請
    求項1記載の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品。
  7. 【請求項7】 インナーバッグが、エチレンビニルアル
    コール共重合体、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリ
    ル、ポリエチレンテレフタレート、低密度ポリエチレ
    ン、直鎖状低密度ポリエチレン、ナイロン及びこれらの
    コポリマーから選ばれる一種又は2種以上の積層体のブ
    ロー成形品である請求項1〜6のいずれかに記載の酸性
    半永久染毛剤含有エアゾール製品。
  8. 【請求項8】 酸性半永久染毛剤の緩衝能で示される酸
    濃度が0.02g当量/リットル以上である請求項1〜
    7のいずれかに記載の酸性半永久染毛剤含有エアゾール
    製品。
  9. 【請求項9】 酸性半永久染毛剤が、芳香族アルコール
    もしくはN−アルキルピロリドンを3〜20重量%含有
    する請求項1〜8のいずれかに記載の酸性半永久染毛剤
    含有エアゾール製品。
  10. 【請求項10】 耐圧外筒缶とインナーバッグとの間に
    圧縮ガスが封入されている請求項1〜9のいずれかに記
    載の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品。
  11. 【請求項11】 圧縮ガスが窒素ガスである請求項10
    記載の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品。
  12. 【請求項12】 インナーバッグ内に、酸性半永久染毛
    剤と噴射剤とが同時に封入されている請求項1〜9のい
    ずれかに記載の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品。
  13. 【請求項13】 噴射剤がジメチルエーテルを含有し、
    インナーバッグがエチレンビニルアルコール層をポリエ
    チレン層で挟んだ3層構造の積層体からなる請求項12
    記載の酸性半永久染毛剤含有エアゾール製品。
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