JPH08198566A - 乗客コンベアの操作装置 - Google Patents
乗客コンベアの操作装置Info
- Publication number
- JPH08198566A JPH08198566A JP919195A JP919195A JPH08198566A JP H08198566 A JPH08198566 A JP H08198566A JP 919195 A JP919195 A JP 919195A JP 919195 A JP919195 A JP 919195A JP H08198566 A JPH08198566 A JP H08198566A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- bell
- passenger conveyor
- electric motor
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗客コンベアの駆動用電動機を起動および停
止させる際、必ず警報器ベルを鳴動させ、注意喚起をし
たのち駆動・停止させることにより事故防止を図るため
の乗客コンベアの操作装置を提供することにある。 【構成】 上昇運転時、キー３を左側に回動させ、ベル
位置５ＢＵまで回転させベルを所定時間鳴動させ、更に
左側に回動し、上昇位置５Ｕまで回動すると、上昇用リ
レーが付勢され上昇運転方向に運転する。停止時は逆に
右側に回動させ、ベル位置５ＢＵまで回転させベルを所
定時間鳴動させ、更に右側に回動し、停止位置５Ｓまで
回動すると、上昇用リレーが消勢され停止する。
止させる際、必ず警報器ベルを鳴動させ、注意喚起をし
たのち駆動・停止させることにより事故防止を図るため
の乗客コンベアの操作装置を提供することにある。 【構成】 上昇運転時、キー３を左側に回動させ、ベル
位置５ＢＵまで回転させベルを所定時間鳴動させ、更に
左側に回動し、上昇位置５Ｕまで回動すると、上昇用リ
レーが付勢され上昇運転方向に運転する。停止時は逆に
右側に回動させ、ベル位置５ＢＵまで回転させベルを所
定時間鳴動させ、更に右側に回動し、停止位置５Ｓまで
回動すると、上昇用リレーが消勢され停止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、キーを用いて、駆動用
電動機の起動および停止させる操作盤を有する乗客コン
ベアの操作装置に関する。
電動機の起動および停止させる操作盤を有する乗客コン
ベアの操作装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、たとえばエスカレータには、特
開平３−２３８２９１号公報に開示しているように、図
４によれば、乗降口ＭのデッキＤに駆動用の電動機の起
動および停止操作を行なう操作盤Ｂが設けられている。
この操作盤Ｂは図３に示すように駆動用の電動機を上昇
運転および下降運転させる第１のキースイッチ１と前記
電動機を停止および警報機たとえばベルを鳴動させる第
２のキースイッチ２とより構成されている。そして、第
１のキースイッチには、キー３を挿入するキー孔１Ｋと
キー３をキー孔１Ｋに差し込み可能な中立位置１Ｎとそ
の左右に上昇運転および下降運転を行なう上昇位置１Ｕ
と下降位置１Ｄとが設けられている。同様に、第２のキ
ースイッチにはキー３を挿入するキー孔２Ｋと中立位置
２Ｎとその左右にベルを鳴動させるベル位置２Ｂと電動
機を停止させる停止位置２Ｓとが設けられている。
開平３−２３８２９１号公報に開示しているように、図
４によれば、乗降口ＭのデッキＤに駆動用の電動機の起
動および停止操作を行なう操作盤Ｂが設けられている。
この操作盤Ｂは図３に示すように駆動用の電動機を上昇
運転および下降運転させる第１のキースイッチ１と前記
電動機を停止および警報機たとえばベルを鳴動させる第
２のキースイッチ２とより構成されている。そして、第
１のキースイッチには、キー３を挿入するキー孔１Ｋと
キー３をキー孔１Ｋに差し込み可能な中立位置１Ｎとそ
の左右に上昇運転および下降運転を行なう上昇位置１Ｕ
と下降位置１Ｄとが設けられている。同様に、第２のキ
ースイッチにはキー３を挿入するキー孔２Ｋと中立位置
２Ｎとその左右にベルを鳴動させるベル位置２Ｂと電動
機を停止させる停止位置２Ｓとが設けられている。
【０００３】そして、たとえば上昇運転を行なうには、
まず、キー３を第２のスイッチ２のキー孔２Ｋに差し込
み、キー３をベル位置２Ｂに左回転し、ベルを鳴動さ
せ、キー３を抜き、次に、キー３を第１のスイッチ１の
キー孔１Ｋに差し込み、キー３を上昇位置１Ｕまで回動
し、上昇運転を行なわせる。次に、電動機を停止させる
には、キー３を第２のキー孔２Ｋに差し込み、停止位置
２Ｓまで右回動させることにより停止させることができ
る。
まず、キー３を第２のスイッチ２のキー孔２Ｋに差し込
み、キー３をベル位置２Ｂに左回転し、ベルを鳴動さ
せ、キー３を抜き、次に、キー３を第１のスイッチ１の
キー孔１Ｋに差し込み、キー３を上昇位置１Ｕまで回動
し、上昇運転を行なわせる。次に、電動機を停止させる
には、キー３を第２のキー孔２Ｋに差し込み、停止位置
２Ｓまで右回動させることにより停止させることができ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、電動機を起動するための第１のスイッチとベルを鳴
動させるための第２のスイッチとは単独にしかも独立し
て構成されている。したがって、電動機を起動する場
合、あやまって、ベルを鳴動させることを忘れることが
ある。そのため、踏段廻りの安全が十分に確認されない
ままエスカレータが起動し、踏段に乗っている乗客が転
倒し、重大な人身事故が発生するという恐れがあった。
は、電動機を起動するための第１のスイッチとベルを鳴
動させるための第２のスイッチとは単独にしかも独立し
て構成されている。したがって、電動機を起動する場
合、あやまって、ベルを鳴動させることを忘れることが
ある。そのため、踏段廻りの安全が十分に確認されない
ままエスカレータが起動し、踏段に乗っている乗客が転
倒し、重大な人身事故が発生するという恐れがあった。
【０００５】本発明は上記の欠点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、必ずベルが鳴動してから駆動用の電動
機を起動させる乗客コンベアの操作装置を提供すること
にある。
で、その目的は、必ずベルが鳴動してから駆動用の電動
機を起動させる乗客コンベアの操作装置を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、乗客コ
ンベアの乗降口近傍に設けられ、キー孔に差し込まれた
キーの回動操作に応じて、警報器を鳴動後、前記乗客コ
ンベアの駆動用電動機を上昇あるいは下降運転させるス
イッチを備えた操作盤を有する乗客コンベアの操作装置
において、前記操作盤の中立位置にあって、前記電動機
を停止させる停止スイッチと、その両側に警報器を鳴動
させる警報スイッチと、さらにその両側に前記電動機を
上昇あるいは下降運転駆動させる起動スイッチとを設け
たことにより達成される。
ンベアの乗降口近傍に設けられ、キー孔に差し込まれた
キーの回動操作に応じて、警報器を鳴動後、前記乗客コ
ンベアの駆動用電動機を上昇あるいは下降運転させるス
イッチを備えた操作盤を有する乗客コンベアの操作装置
において、前記操作盤の中立位置にあって、前記電動機
を停止させる停止スイッチと、その両側に警報器を鳴動
させる警報スイッチと、さらにその両側に前記電動機を
上昇あるいは下降運転駆動させる起動スイッチとを設け
たことにより達成される。
【０００７】
【作用】本発明によれば、乗客コンベアの電動機を起動
する場合、キースイッチを回動すると必ず最初にベルが
鳴動し、更にキースイッチを回動するとベルは消え、電
動機は起動を開始する。また電動機を停止する場合に
は、逆にキースイッチを回動すると必ずベルが鳴動し、
更にキースイッチを回動すると電動機は停止する。
する場合、キースイッチを回動すると必ず最初にベルが
鳴動し、更にキースイッチを回動するとベルは消え、電
動機は起動を開始する。また電動機を停止する場合に
は、逆にキースイッチを回動すると必ずベルが鳴動し、
更にキースイッチを回動すると電動機は停止する。
【０００８】このようにキースイッチの機構から電動機
の起動あるいは停止の前にベルが鳴動するので安全を確
保することができる。
の起動あるいは停止の前にベルが鳴動するので安全を確
保することができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１、図２を用い
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１は本発明の乗客コンベアの操作装置の
一実施例を示す構成図である。
一実施例を示す構成図である。
【００１１】図において、キースイッチ５はロータリー
形の１回路５点切りのスイッチで構成され、かつキース
イッチ５はキー３をキー孔５Ｋに挿入し、キー３を回動
することによりキースイッチ５は回動する。そしてキー
スイッチ５は電動機を停止させる停止位置５Ｓとその左
右にベルを鳴動させるベル位置５ＢＵ、５ＢＤとその左
右に上昇運転および下降運転を行なう上昇位置５Ｕと下
降位置５Ｄとが設けられている。なお、キー３は任意の
位置で抜くことができ、また、キー孔５Ｋは任意の位置
で停止するように構成されている。
形の１回路５点切りのスイッチで構成され、かつキース
イッチ５はキー３をキー孔５Ｋに挿入し、キー３を回動
することによりキースイッチ５は回動する。そしてキー
スイッチ５は電動機を停止させる停止位置５Ｓとその左
右にベルを鳴動させるベル位置５ＢＵ、５ＢＤとその左
右に上昇運転および下降運転を行なう上昇位置５Ｕと下
降位置５Ｄとが設けられている。なお、キー３は任意の
位置で抜くことができ、また、キー孔５Ｋは任意の位置
で停止するように構成されている。
【００１２】図２は図１の乗客コンベアの電気結線図で
ある。図において、Ｐ、Ｎは直流電源端子、ＢＬはベ
ル、ＵＰは上昇運転用リレーで、ＵＰａはそのａ接点、
ＵＰｂはそのｂ接点、ＤＮは下降運転用リレーで、ＤＮ
ａはそのａ接点、ＤＮｂはそのｂ接点、ＡＸは補助リレ
ーで、ＡＸｂ1、ＡＸｂ2はそのｂ接点、点線内はキース
イッチ５の接点で、それぞれ、上昇運転接点５Ｕａ、上
昇運転ベル接点５ＢＵａ、停止接点５Ｓａ、下降運転ベ
ル接点５ＢＤａ、下降運転接点５Ｄａと共通接点５Ｃａ
とより構成されている。
ある。図において、Ｐ、Ｎは直流電源端子、ＢＬはベ
ル、ＵＰは上昇運転用リレーで、ＵＰａはそのａ接点、
ＵＰｂはそのｂ接点、ＤＮは下降運転用リレーで、ＤＮ
ａはそのａ接点、ＤＮｂはそのｂ接点、ＡＸは補助リレ
ーで、ＡＸｂ1、ＡＸｂ2はそのｂ接点、点線内はキース
イッチ５の接点で、それぞれ、上昇運転接点５Ｕａ、上
昇運転ベル接点５ＢＵａ、停止接点５Ｓａ、下降運転ベ
ル接点５ＢＤａ、下降運転接点５Ｄａと共通接点５Ｃａ
とより構成されている。
【００１３】次に、本実施例の動作を説明する。
【００１４】今、乗客コンベア例えばエスカレータが停
止しているとき、キー孔５Ｋは停止位置５Ｓに位置して
いる。この状態により上昇運転を行なう場合を説明す
る。キー３をキー孔５Ｋに差し込み、左側に回動しベル
位置５ＢＵまで回転すると、Ｐ−５Ｃａ−５ＢＵａ−Ｂ
Ｌ−Ｎの回路によりベルＢＬが鳴動する。所定時間ベル
ＢＬを鳴動させると、キー３を更に左側に回動し、上昇
位置５Ｕまで回動すると、Ｐ−５Ｃａ−５Ｕａ−ＤＮｂ
−ＡＸｂ1−ＵＰ−Ｎの回路によりリレーＵＰが付勢さ
れ、リレーＵＰは接点ＵＰａにより自己保持され、図示
しない制御装置により電動機は上昇方向に連続運転され
る。そこで、キー３をキー孔５Ｋより抜き、起動運転作
業を終了する。
止しているとき、キー孔５Ｋは停止位置５Ｓに位置して
いる。この状態により上昇運転を行なう場合を説明す
る。キー３をキー孔５Ｋに差し込み、左側に回動しベル
位置５ＢＵまで回転すると、Ｐ−５Ｃａ−５ＢＵａ−Ｂ
Ｌ−Ｎの回路によりベルＢＬが鳴動する。所定時間ベル
ＢＬを鳴動させると、キー３を更に左側に回動し、上昇
位置５Ｕまで回動すると、Ｐ−５Ｃａ−５Ｕａ−ＤＮｂ
−ＡＸｂ1−ＵＰ−Ｎの回路によりリレーＵＰが付勢さ
れ、リレーＵＰは接点ＵＰａにより自己保持され、図示
しない制御装置により電動機は上昇方向に連続運転され
る。そこで、キー３をキー孔５Ｋより抜き、起動運転作
業を終了する。
【００１５】次に、電動機を停止させるには、キー３を
キー孔５Ｋに差し込み、逆にキー孔５Ｋを右側に回動し
ベル位置ＢＵまで回動すると、上記と同様にしてベルＢ
Ｌが鳴動する。更にキー孔５Ｋを右側に回動し停止位置
５Ｓまで回動すると、Ｐ−５Ｃａ−５Ｓａ−ＡＸ−Ｎの
回路により、リレーＡＸが付勢され接点ＡＸｂが開き、
リレーＵＰは消勢し電動機は停止する。そこでキー３を
キー孔５Ｋより抜き停止作業を終了する。
キー孔５Ｋに差し込み、逆にキー孔５Ｋを右側に回動し
ベル位置ＢＵまで回動すると、上記と同様にしてベルＢ
Ｌが鳴動する。更にキー孔５Ｋを右側に回動し停止位置
５Ｓまで回動すると、Ｐ−５Ｃａ−５Ｓａ−ＡＸ−Ｎの
回路により、リレーＡＸが付勢され接点ＡＸｂが開き、
リレーＵＰは消勢し電動機は停止する。そこでキー３を
キー孔５Ｋより抜き停止作業を終了する。
【００１６】なお、下降運転も同様の操作であるので、
説明を省略する。
説明を省略する。
【００１７】このように、エスカレータの起動あるいは
停止作業を行なう前には、必ずベルが鳴動するので、安
全を確保することができる。
停止作業を行なう前には、必ずベルが鳴動するので、安
全を確保することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、乗
客コンベアの駆動用の電動機を起動あるいは停止すると
き、ベルを必ず鳴動してから駆動用の電動機を起動ある
いは停止するように構成したので、踏段廻りの安全が十
分に確認されないまま乗客コンベアが起動し、踏段上に
乗っている乗客が転倒するという人身事故や、保守作業
中の作業者のベル鳴動忘れがなくなり、操作ミスによる
事故を未然に防止することができる効果がある。
客コンベアの駆動用の電動機を起動あるいは停止すると
き、ベルを必ず鳴動してから駆動用の電動機を起動ある
いは停止するように構成したので、踏段廻りの安全が十
分に確認されないまま乗客コンベアが起動し、踏段上に
乗っている乗客が転倒するという人身事故や、保守作業
中の作業者のベル鳴動忘れがなくなり、操作ミスによる
事故を未然に防止することができる効果がある。
【図１】本発明の乗客コンベアの操作装置の一実施例を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図２】図１の乗客コンベアの電気結線図である。
【図３】従来の操作盤を示した構成図である。
【図４】従来の操作盤を設けたエスカレータの乗降口近
傍を示す側面図である。
傍を示す側面図である。
３ キー ５Ｋ キー孔 ＵＰ 上昇用リレー ＤＮ 下降用リレー ＡＸ 補助リレー ＢＬ 警報器 ５Ｓ 停止位置 ５ＢＵ ベル位置 ５Ｕ 上昇位置 Ｂ 操作盤
Claims (1)
- 【請求項１】 乗客コンベアの乗降口近傍に設けられ、
キー孔に差し込まれたキーの回動操作に応じて、警報器
を鳴動後、前記乗客コンベアの駆動用電動機を上昇ある
いは下降運転させるスイッチを備えた操作盤を有する乗
客コンベアの操作装置において、前記操作盤の中立位置
にあって、前記電動機を停止させる停止スイッチと、そ
の両側に警報器を鳴動させる警報スイッチと、さらにそ
の両側に前記電動機を上昇あるいは下降運転駆動させる
起動スイッチとを設けたことを特徴とする乗客コンベア
の操作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP919195A JPH08198566A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 乗客コンベアの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP919195A JPH08198566A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 乗客コンベアの操作装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08198566A true JPH08198566A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11713640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP919195A Pending JPH08198566A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 乗客コンベアの操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08198566A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010159100A (ja) * | 2009-01-06 | 2010-07-22 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 乗客コンベア |
| JP2010168127A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Hitachi Ltd | マンコンベア乗降部の安全装置 |
| CN108190711A (zh) * | 2018-03-02 | 2018-06-22 | 吴江宇涛机电有限公司 | 电动扶梯的控制方法 |
| JP2020200158A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | 株式会社日立ビルシステム | 安全確認支援システム及び方法 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP919195A patent/JPH08198566A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010159100A (ja) * | 2009-01-06 | 2010-07-22 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 乗客コンベア |
| JP2010168127A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Hitachi Ltd | マンコンベア乗降部の安全装置 |
| CN108190711A (zh) * | 2018-03-02 | 2018-06-22 | 吴江宇涛机电有限公司 | 电动扶梯的控制方法 |
| JP2020200158A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | 株式会社日立ビルシステム | 安全確認支援システム及び方法 |
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