JPH08198319A - 開封性を改善したフィルム包装体 - Google Patents

開封性を改善したフィルム包装体

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JPH08198319A
JPH08198319A JP2605395A JP2605395A JPH08198319A JP H08198319 A JPH08198319 A JP H08198319A JP 2605395 A JP2605395 A JP 2605395A JP 2605395 A JP2605395 A JP 2605395A JP H08198319 A JPH08198319 A JP H08198319A
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Japan
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film
cut
linear
vicinity
rectangular parallelepiped
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JP2605395A
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Inventor
Yuji Ichimura
勇司 市村
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開封テープを使用せず、胴部シール帯に非接
着箇所等を設けずに、フィルムに施す切り込み箇所と切
り込み形状を選択してフィルムの破れ方向を制御し、広
い範囲のフィルムを確実に速やかに一度に取り除くよう
にし、強度的にも優れたものにする。 【構成】 フィルム82の胴部シール帯108の近傍で
一側面近傍にあって、胴部シール帯108を形成する上
側フィルム部98と直接接続する箇所に曲線状の切り込
み74を入れ、更に胴部シール帯108を形成する下側
フィルム部100の縁部付近にも両側面近傍にそれ等の
側面と略平行にそれぞれ直線状切り込み72、76を入
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開封テープ(ティアテー
プ)を用いずに開封性を良くしたテープカセット等の直
方体に対するフィルム包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製品の輸送や保管等に際しては、
その価値と状態を保護するために、適切な材料、容器等
を用いて包装を行なっている。特に、オーディオ、ビデ
オ等のテープカセットは塵埃が内部に侵入してテープに
付着すると、その性能を著しく損なってしまう。それ
故、単品又は複数品にてフィルム包装している。一般
に、フィルム製の包装体は薄くて強靱である上、フィル
ムを透明にすると、内部を透視できて好都合である。
【0003】このようなテープカセットに対する包装
時、通常は製品を1巻、プラスチック製の直方体ケース
に入れた後、1枚の熱収縮性フィルムを用いてケースを
キャラメル包装し、そのケースの両側面と胴部にフィル
ムの周辺部同士を互いに重ね合わせて熱接着したシール
帯を形成し、そのフィルム全体を熱収縮する。すると、
包装形態が図15に示すような単品包装体10になる。
又は、このような単品包装体10を複数巻例えば2段積
み重ね、その積層した直方体に対してもう1度同様に包
装すると、図16に示すような複数品ダブル包装体12
になる。或いは、単品包装体せずに複数巻例えば2段ケ
ース14を積み重ね、その積層した直方体に対して同様
に包装すると、図17に示すような複数品シングル包装
体16になる。なお、キャラメル包装とは通常キャラメ
ルの箱に施されている包装形態である。
【0004】購入者がテープカセットを使用する場合、
当然フィルム包装体10、12、16等は取り除かなけ
ればならない。そこで、一般には開封手段として、図1
8に示すように開封テープ18をケースの一側面の近く
で胴部シール帯20と直交させて配置し、外装フィルム
22の内側(外装フィルム22とケース又は個品包装フ
ィルムとの間)に熱接着して用いている。又は、図19
に示すように開封テープを使用せず、胴部シール帯24
のケースの一側面の近くに上下のフィルムを接着しない
非接着部26を設け、そこを開封口としている。そし
て、開封テープを用いると否とにかかわらず、開封口の
周辺にはフィルムを破るきっかけとなる切り込み(図示
せず)を1つ以上設けている。なお、切り込みは製品
(テープカセット収納ケース)をフィルム包装する包装
機において、フィルム自動供給時に小口カッタにて入れ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな熱収縮性フィルム22は厚さが20〜30μmあ
り、破れ方が一定しない。その上、熱収縮によりフィル
ム22がケースに密着している。このため、フィルムの
破れ方を制御し難く、開封テープ18を用いても、その
周辺のフィルム22が破れるだけで、フィルム22の大
部分がケースに密着したまま残ってしまったりする。
又、胴部シール帯24の非接着部26を開封口にしたも
のでは、その非接着部26に当る上側フィルムだけが小
片となって取れてしまったりする。それ故、ナイフ等の
道具を用いて残りのフィルムを切断しなければテープカ
セットを速やかに取り出せない。
【0006】因みに、開封テープを使用せずに開封する
方法として、先に出願された実願昭60−109733
号には図20に示すようにフィルム28の所定箇所にフ
ィルム分断用のミシン目状切り込み30を入れ、矢印方
向に押し開いて切り込み30を破り、その破れた一方の
部分を引っ張って広い範囲のフィルム28をケースから
破り取る方法が提示されている。しかし、このようなフ
ィルム28は上述したように破れ方が一定せず、ケース
に密着しているため切り込み30の長さのまま、一定幅
で破って行き難く、胴部を矢印方向に1回転して反対側
から胴部シール帯32に達する前に先細りになって取れ
てしまったりする。すると、やはりフィルム28の大部
分がケースに密着したまま残ってしまう。なお、ミシン
目状切り込み30の長さを長くすると、輸送中の衝撃等
に耐えられなくなり、フィルム28が自然に破れ易くな
る。
【0007】又、先に出願された特願平4−35469
9号には図21に示すように胴部シール帯34を横切る
ように切り込み36を入れ、その切り込み36から破っ
て胴部シール帯34の一部を摘みながら矢印方向に引っ
張り、広い範囲のフィルム38をケースから破り取る方
法が提示されている。しかし、切り込み36が胴部シー
ル帯34を分断しているため、皺が寄り易く品位が落ち
る。又、切り込み36が大きいため、輸送中に剥がれた
り破れたりし易い。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、第1目的は開封テープを使用せ
ず、胴部シール帯に非接着箇所や弱接着箇所を設けず
に、フィルムに施す切り込み箇所と切り込み形状を選択
してフィルムの破れ方向を制御し、広い範囲のフィルム
を確実に速やかに一度に取り除くことができる強度的に
も優れた開封性を改善したフィルム包装体を提供するこ
とである。又、第2目的はフィルムの破れ方向の制御に
優れた切り込み形状を設けた開封性を改善したフィルム
包装体を提供することである。又、第3目的は耐塵性に
優れた開封性を改善したフィルム包装体を提供すること
である。又、第4目的は開封口の所在を容易に発見でき
る開封性を改善したフィルム包装体を提供することであ
る。又、第5目的は積層した複数の直方体に対するフィ
ルム包装体を良好に除去できる開封性を改善したフィル
ム包装体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による開封性を改善したフィルム包装体11
6では1枚の熱収縮性フィルム82を用いて直方体40
を包装し、その直方体40の両側面と胴部にフィルム8
2の周辺部96同士を互いに重ね合わせて熱接着したシ
ール帯108、112を形成し、そのフィルム82を熱
収縮する。
【0010】そして、フィルム82の胴部シール帯10
8の近傍で直方体40の一方の側面近傍にあって、胴部
シール帯108を形成する上側フィルム部98と直接接
続する箇所に曲線状の切り込み74を入れ、更に胴部シ
ール帯108を形成する下側フィルム部100の縁部付
近にも直方体40の両側面近傍にそれぞれ側面と略平行
に直線状の切り込み72、76を入れる。しかも、曲線
状切り込み74の一端を直方体40の同一側面側に設け
た一方の直線状切り込み72の一端に近接し、曲線状切
り込み74の他端をその一端より他方の直線状切り込み
76に近付けて設ける。
【0011】又、曲線状切り込み74の形状をL字形に
すると好ましくなる。又、フィルム82の曲線状切り込
み74を中央部に有する一部124の内側に、その曲線
状切り込み部124と接触する被包装物40の材料と相
溶性のあるインキを施し、その曲線状切り込み部124
を被包装物40の表面に熱接着するとよい。又、フィル
ム82の曲線状切り込み部124の近傍に開封位置を示
す表示部126を設けるとよい。
【0012】又、本発明による他の開封性を改善したフ
ィルム包装体162ではフィルム158の複数の直方体
160からなる積層体の胴部にある直方体160が重な
り合う少なくとも1箇所の重なり線168の位置で、積
層体の両側面の近傍にそれぞれ直線状の切り込み15
0、152を少なくとも1箇所ずつ入れ、その一方の直
線状切り込み150を重なり線168と略直角に設け、
他方の直線状切り込み152を重なり線168と略平行
に設ける。
【0013】
【作用】上記のように構成すると、フィルム82に施す
3箇所の切り込み72、74、76の内、曲線状切り込
み74のみが外部に現われる。そこで、開封時には曲線
状切り込み74を開封口として使用し、その切り込み部
124にできる小片部を摘み、曲線状切り込み74の例
えば両端を結ぶ直線にほぼ直角の方向に引っ張る。する
と、曲線状切り込み74の一端を直方体40の同一側面
側に設けた一方の直線状切り込み72の一端に近接し、
曲線状切り込み74の他端をその一端より他方の直線状
切り込み76に近付けて設けてあるため、曲線状切り込
み74の一端から発したフィルム82の破れは容易に一
方の直線状切り込み72に達する。
【0014】すると、下側フィルム部100の縁部付近
に直線状切り込み72があり、胴部シール帯108のそ
の切り込み72を設けた箇所はその他のフィルム82の
部分より強度が弱いため、胴部シール帯108がその直
線状切り込み72に沿って容易に破れる。しかも、フィ
ルム82の破れは直線状切り込み72によって方向付け
されるため、更に直方体40の側面に平行な方向にフィ
ルム82が破れて行く。又、曲線状切り込み74の他端
から発したフィルム82の破れは胴部シール帯108の
縁120に沿って他方の直線状切り込み76に向かって
進む。何故なら、胴部シール帯108の部分はフィルム
82の周辺部同士を上下に重ねて熱接着してあるため、
その他のフィルム82の箇所より強靱であり、それ等の
境目が破れ易いからである。そして、フィルム82の破
れが他方の直線状切り込み76の一端に達すると、胴部
シール帯108が切り込み76に沿って容易に破れる。
しかも、フィルム82の破れは直線状切り込み76によ
って方向付けされ、更に直方体40の側面に平行な方向
に破れて行く。それ故、直方体40の胴部を覆うフィル
ム82の大部分を確実に速やかに一度に取り除ける。
【0015】そして、曲線状切り込み74の形状をL字
形にすると、その一方の短手側直線部118を一方の直
線状切り込み72の延長線上に配設し、他方の長手側直
線部122を胴部シール帯108の縁120と平行に配
設できる。それ故、曲線状切り込み74の一端から一方
の直線状切り込み72に向けて一層破り易くなり、曲線
状切り込み74の他端から胴部シール帯108の縁12
0に沿わせて一層破り易くなる。
【0016】又、フィルム82の曲線状切り込み部12
4を被包装物40の表面に弱接着すると、曲線状切り込
み部74が外部に現われていても、開封作業前の取り扱
い時等にその切り込み74の箇所からフィルム82が破
れることなく、塵埃が内部に侵入することもない。開封
時には爪の先を曲線状切り込み74に入れて掻くと、切
り込み部124は弱接着状態となっているため、剥がれ
易い。又、フィルム82の曲線状切り込み部124の近
傍に開封位置を示す表示部126を設けると、その表示
部126によって、開封口の所在を容易に知ることがで
きる。
【0017】又、積層した複数の直方体160を包装す
るフィルム158に対し、その積層体の胴部にある直方
体160が重なり合う少なくとも1箇所の重なり線16
8の位置で、積層体の両側面の近傍にそれぞれ直線状切
り込み150、152を少なくとも1箇所ずつ入れ、一
方の直線状切り込み150を重なり線168と略直角に
設け、他方の直線状切り込み152を重なり線168と
略平行に設けると、フィルム包装体162には積層体の
離れた位置にある両側面近傍にそれぞれ1箇所ずつ直線
状切り込み150、152を設けるだけでよく、それ等
の切り込み150、152を設けてもフィルム包装体1
62の強度を特に損なうことがない。開封時には重なり
線168に平行な直線状切り込み152を利用し、爪の
先で重なり線168に沿ってフィルム158を押し、他
方の直線状切り込み150に向けて破って行く。
【0018】その際、重なり線168の位置に2個の直
方体160が重なり合ってできる溝があるため、爪の先
で押すと、フィルム158が溝に沿って直線状に容易に
破れる。このようにして、重なり線168に直角な切り
込み150までフィルム158を直線状に破った後、そ
の重なり線168に直角な直線状切り込み150の近傍
にできる2箇所の小片部172、174をそれぞれ摘ん
で、重なり線168に沿って破った箇所を広げるように
互いに反対方向に引っ張る。すると、直線状切り込み1
50に沿って破れが広がり、少なくとも積層体の胴部を
覆うフィルム158の大部分を確実に速やかに一度に取
り除ける。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
を説明する。図1は本発明を適用した開封性を改善した
フィルム包装体のオーディオテープカセット収納ケース
に対する包装状態を示す斜視図、図2はその包装工程を
示す図である。図中、40はオーディオテープカセット
を1巻収納したプラスチック製の直方体ケース、42は
そのケース40に包装するフィルムを巻いたフィルムロ
ール、44はそのフィルムロール42から矢印方向に引
き出したポリプロピレン、ポリ塩化ビニール等の熱収縮
性フィルム、46はその長尺フィルム44を案内するガ
イドロール、48は長尺フィルム44に開封用切り込み
を入れる小口カッタ付きロール、50はその小口カッタ
付きロール48を受ける受けロールである。
【0020】この小口カッタ付きロール48は図3、図
4に示すように回転軸52を有する円筒体54の外周面
に第1、第2小口カッタ56、58をねじ止めしたもの
である。そして、第1小口カッタ56は円筒体54の左
側寄り位置に設置し、そこにI字形刃60とL字形刃6
2を備える。しかも、I字形刃60とL字形刃62の短
手側直線部64とを回転軸52の中心線66と直角にそ
れぞれ配置し、L字形刃62の長手側直線部68をその
中心線66と平行に配置する。なお、I字形刃60とL
字形刃62の短手側直線部64とは少し離して同一直線
上に並べて配置する。
【0021】又、第2小口カッタ58は円筒体54の右
側寄り位置に設け、そこにI字形刃70を備える。しか
も、I字形刃60と70とは長さを等しくして平行に配
置し、両者の正面側から見た対応位置をそれぞれ回転軸
52の中心線66から等しくする。
【0022】これ等の小口カッタ付きロール48と受け
ロール50を用いると、それ等のロール48、50で長
尺フィルム44を挟持し、ロール48、50を回転させ
てロール42からフィルム44を連続的に送り出し、第
1、第2小口カッタ56、58のI字形刃60とL字形
刃62及びI字形刃70で、図5に示すように長尺フィ
ルム44の対応する所定箇所に一定間隔毎に切り込み7
2、74、76をそれぞれ入れることができる。その
際、ロール48、50より後方に設置したニップロール
(図示なし)で長尺フィルム44に引っ張りを与えてお
く。
【0023】このような長尺フィルム44の切断箇所を
示すのが二点鎖線78であり、包装に備えた折り曲げ箇
所を示すのが点線80である。それ故、長尺フィルム4
4の二点鎖線78で仕切られた間の長方形部分が直方体
を包装するための一枚のフィルム82となる。但し、こ
の長方形フィルム82は積み重ねたオーディオテープカ
セットを2個(2巻)包装するためのものとして図5で
は示してある。そして、点線80で長方形状にそれぞれ
囲まれた部分84、86、88と二点鎖線78と点線8
0で長方形状にそれぞれ囲まれた部分90、92とで後
述する工程を経てフィルム包装体の胴部を形成し、その
他の部分で両側面を形成する。又、フィルム82の実線
94より外側に当る周辺部(無印刷箇所)96でシール
帯を形成する。なお、フィルム82の二点鎖線78、点
線80、実線94で囲まれた長方形状周辺部98が胴部
シール帯を形成する際に上側に重なる部分となり、同じ
大きさの相対する周辺部100が下側部分となる。
【0024】このようにして、各切り込み72、74、
76を入れた長尺フィルム44を切断カッタ102付き
の回転ロール104を経て送り出し、ケース40の胴部
に1枚のフィルム82に相当する部分の巻き付けを行な
う。なお、106は切断カッタ102の受け固定刃であ
る。そして、切断カッタ102で二点鎖線78を切断
し、長方形のフィルム82を分離する。なお、ロール1
04が回転すると、一定時間毎に切断カッタ102が長
尺フィルム44に当るため、長尺フィルム44を送り出
して端から二点鎖線78の位置で切断して行き、次々と
一定の長さの長方形フィルム82を形成できる。
【0025】このフィルム82を巻回したケース40を
胴部シール帯形成工程に送る。すると、ケース40を矢
印方向に回転させながら、フィルム82の対応する周辺
部98、100を互いに重ね合わせ、熱接着してケース
40の胴部にシール帯108を形成できる。次に、側面
シール帯工程に送る。すると、ケース40の両側面に向
けて配設した装置110(110a、110b)によ
り、ケース40から突出する筒状フィルム82の両端部
をそれぞれ各側面に接触するように折り畳んだ後、やは
りフィルム82の対応する周辺部96を互いに重ね合わ
せ、熱接着してケース40の両側面にシール帯112を
それぞれ形成できる。次に、熱収縮工程に送る。する
と、シュリンク炉114を通過させることにより、フィ
ルム82が熱収縮(シュリンク)してケース40の全て
の外面に密着し、図1に示すようなフィルム包装体11
6が完成する。
【0026】このようなフィルム包装体116にはフィ
ルム82に設けたL字形切り込み74が胴部シール帯1
08の近傍にあってケース40の左側面近傍にあり、胴
部シール帯108を形成する上側フィルム部98と直接
接続する箇所にある。しかも、L字形切り込み74の短
手側直線部118が胴部シール帯108の長手側の縁1
20と直角になり、その長手側直線部122が胴部シー
ル帯108の長手側の縁120と平行になる。そして、
L字形切り込み74の近傍に一方のI字形切り込み72
がある。
【0027】このI字形切り込み72は胴部シール帯1
08を形成する下側フィルム部100の縁部付近にあっ
てケース40の左側面近傍にあり、左側面と平行とな
る。又、他方のI字形切り込み76は下側フィルム部1
00の縁部付近にあってケース40の右側面近傍にあ
り、右側面と平行となる。そして、L字形切り込み72
の短手側直線部118の先端が左側に設けたI字形切り
込み72の一端に近接し、その長手側直線部122の先
端が短手側直線部118の先端より右側に設けたI字形
切り込み76に近付く。
【0028】このようにして、フィルム包装体116に
L字形及びI字形切り込み72、74、76を設けてお
くと、L字形切り込み74のみが外部に現われる。それ
故、L字形切り込み74を開封口として使用できる。但
し、L字形切り込み74を設けたままにしておくと、開
封作業前の取り扱い時等にそこからフィルム82が破れ
たりし易い。又、そこから塵埃が侵入し易い。そこで、
フィルム82のL字形切り込み74を中央部に有する一
部の内側に、前以てL字形切り込み部と接触する被包装
物例えばケース40の材料と相溶性のあるインキを施し
ておく。すると、図6に示すようにL字形切り込み部1
24をケース40等の表面に熱溶融により弱接着でき
る。又、開封位置を示すため、L字形切り込み部124
の近傍に表示部例えばマーク126を印しておく。な
お、L字形切り込み部124はその短手側直線部118
と長手側直線部122との合わせ目の箇所を開封時に容
易に切り離せる程度に結合しておいてもよい。
【0029】次に、このようにしてフィルム包装したケ
ース40を段ボール箱収納工程に送る。すると、順次段
ボール箱128に入れ、接着テープ130等を用いて封
をして保管或いは輸送等を行なえる。
【0030】販売時には、当然段ボール箱128から出
してフィルム包装したまま店頭に陳列する。それ故、購
入者がオーディオテープカセットを使用する場合にはフ
ィルム包装体116を破って取り除かなければならな
い。その際、L字形切り込み74の所在を示すマーク1
26に着目する。そして、爪の先をL字形切り込み74
に入れて掻くと、L字形切り込み部124はケース40
に対して弱接着状態になっているため、ケース40から
容易に剥がれる。そこで、L字形切り込み部124にで
きるフィルム82の小片部を摘み、開封方向に引っ張
る。
【0031】すると、L字形切り込み74の短手側直線
部118の先端を左側のI字形切り込み72の一端に近
接してあるため、L字形切り込み74の一端から発した
フィルム82の破れは容易にI字形切り込み72の一端
に達する。そして、下側フィルム部100の縁部付近に
はI字形切り込み72があり、胴部シール帯108のそ
の切り込み72を設けた箇所はその他のフィルム82の
部分より強度が弱いため、胴部シール帯108がI字形
切り込み72に沿って容易に破れる。しかも、フィルム
82の破れはI字形切り込み72によって方向付けされ
るため、図7に示すように更にケース40の左側面に平
行な矢印方向にフィルム82が破れて行く。
【0032】又、L字形切り込み74の長手側直線部1
22の先端をその短手側直線部118の先端より右側の
I字形切り込み76に近づけてあるため、L字形切り込
み74の他端から発したフィルム82の破れは胴部シー
ル帯108の縁120に沿って矢印方向に、右側のI字
形切り込み76に向かって進む。何故なら、胴部シール
帯108の部分は上下にフィルム82の周辺部98、1
00を重ねて熱接着してあるため、他のフィルム82の
箇所より強靱であり、それ等の境目が破れ易いからであ
る。そして、フィルム82の破れが右側のI字形切り込
み76の一端に達すると、胴部シール帯108がI字形
切り込み76に沿って容易に破れる。
【0033】しかも、図8に示すようにフィルム82の
破れはI字形切り込み76によって方向付けされ、更に
ケース40の右側面に平行な方向に破れて行く。それ
故、胴部シール帯108が摘める程度破れたら、胴部シ
ール帯108を摘んで、矢印方向に引っ張ると、ケース
40の胴部を覆うフィルム82の大部分を確実に速やか
に一度に破り取れる。従って、ケース40の左右側面付
近にフィルム包装体116の一部が残っても少しであ
り、それ等の取り除きも容易に行なえる。
【0034】このようにして、フィルム包装体116を
ケース40から取り除けるようにすると、当然開封テー
プを必要としない。又、フィルムのシール帯に開封に備
えて非接着箇所や弱接着箇所を設ける等の必要性もな
い。しかも、小口カッタ56、58に関係する箇所のみ
を改造すればよく、従来の設備で対応し易い。
【0035】なお、上記実施例ではフィルム82に開封
口となる曲線状の切り込みとしてL字形切り込み74を
設けたが、円弧形切り込み、V字形切り込み等を設けて
もよい。但し、曲線状切り込み74の形状をL字形にす
ると、その一方の直線部118を一方のI字形切り込み
72の延長線上に配設し、他方の直線部122を胴部シ
ール帯108の縁120と平行に配設できる。それ故、
曲線状切り込み74の一端から一方のI字形切り込み7
2に向けて一層破り易くなり、曲線状切り込み74の他
端から胴部シール帯108の縁120に沿わせて一層破
り易くなる。
【0036】図9は本発明を適用した他の開封性を改善
したフィルム包装体の複数のオーディオテープカセット
収納ケースを包装する包装工程に用いる小口カッター付
きロールを示す正面図、図10はその小口カッター付き
ロールの平面図である。図中、132は小口カッタ付き
ロール、134はその円筒体、136は回転軸、13
8、140はその円筒体134の外周面に設けた第1、
第2小口カッタである。この第1小口カッター138は
円筒体134の左側寄り位置にねじ止めにより設置し、
直線刃142を備える。そして、直線刃142を回転軸
136の中心線144と直角に配置する。一方、第2小
口カッター140は円筒体134の右側寄り位置にねじ
止めにより設置し、直線刃146を備える。但し、直線
刃146は回転軸136の中心線144と平行に配置す
る。
【0037】このような小口カッター付きロール132
を用いると、図11に示すように長尺フィルム148の
所定箇所に一定間隔毎に直線状切り込み150、152
をそれぞれ入れることができる。なお、二点鎖線154
が長尺フィルム148の切断箇所を示し、点線156が
包装に備えた折り曲げ箇所を示し、長尺フィルム148
の二点鎖線154で仕切られた間の部分が2個のオーデ
ィオテープカセット収納ケースを積み重ねた積層体(直
方体)を包装する一枚のフィルム158を示す等、その
他の部分は図5に示したフィルム44の対応部分と同一
である。
【0038】このフィルム158は複数のオーディオテ
ープカセット収納ケースを積み重ねた積層体にシュリン
クしたキャラメル包装を施すものである。そして、図1
2は積み重ねた3個のオーディオテープカセット収納ケ
ースに対するフィルム包装の例を示す。但し、各ケース
は先に各個毎にシュリンクしたキャラメル包装を施して
ある。図中、160はケースを直接包むフィルム包装
体、162はそれ等のフィルム包装体160を3個積み
重ねた積層体に対する外装フィルム包装体、164はそ
の胴部シール帯、166は側面シール帯である。
【0039】このようなフィルム包装体162にはフィ
ルム158の積層体の胴部にあるフィルム包装体160
が重なり合う一箇所の重なり線168の位置で、積層体
の左右側面に近傍する位置にそれぞれ直線状の切り込み
150、152がある。しかも、左側の直線状切り込み
150は重なり線168と直角となり、右側の直線状切
り込み152は重なり線168と平行になる。そして、
フィルム158の直線状切り込み152の右側近傍には
開封口の所在を示す表示部としてマーク170を印して
おく。このように、フィルム包装体162に直線状切り
込み150、152を設けても、それ等の切り込み15
0、152は積層体の離れた位置にある両側面近傍にそ
れぞれ設けられているため、フィルム包装体162の強
度を特に損なうことがない。なお、フィルム包装体16
2の強度をあまり損なわないかぎり、当然切り込みの数
や大きさ等の変更は可能である。
【0040】購入者がオーディオテープカセットを使用
する場合、先に外装したフィルム包装体162を破って
取り除かなければならない。その際、マーク170に着
目し、重なり線168に平行な直線状切り込み152を
利用し、爪の先で重なり線168に沿ってフィルム15
8を押し、他方の直線状切り込み150に向けて破って
行く。その際、重なり線168の位置に2個の内装した
フィルム包装体160が重なり合ってできる溝があるた
め、爪の先で押すと、フィルム158が溝に沿って直線
状に容易に破れる。
【0041】このようにして、図13に示すような重な
り線168に直角な直線状切り込み150まで矢印方向
にフィルム158を直線状に破った後、その重なり線1
68に直角な直線状切り込み150の近傍にできる2箇
所の小片部172、174をそれぞれ摘んで、重なり線
168に沿って破った箇所を広げるように互いに反対の
矢印方向に引っ張る。すると、図14に示すように直線
状切り込み150に沿って破れが広がるので、更に矢印
方向に引っ張ると、少なくとも積層体の胴部を覆うフィ
ルム158の大部分を確実に速やかに一度に取り除け
る。なお、このようにケースに対し、フィルム包装体1
60と162を二重に包装せず、ケースの積層体に対
し、フィルム包装体162のみを直接施してもよい。
【0042】なお、上記各実施例における切り込みをミ
シン目にすると、包装の際等に破れ難くなる。
【0043】
【発明の効果】請求項1では、曲線状切り込みを開封口
として使用し、フィルムの破れ方向を制御して、曲線状
切り込みの一端から発したフィルムの破れを被包装物た
る直方体の一方の側面近傍にある胴部シール帯に設けた
直線状切り込みによって方向付けし、曲線状切り込みの
他端から発したフィルムの破れを胴部シール帯の縁に沿
わせ、他方の直線状切り込みに向かって進ませた後、直
方体の他方の側面近傍にある胴部シール帯に設けた直線
状切り込みによって方向付けするため、広い範囲のフィ
ルムを確実に速やかに一度に取り除くことができる。
【0044】それ故、開封テープを必要とせず、製品を
安価にできる。又、開封に備えて胴部シール帯に非接着
箇所や弱接着箇所等を設ける必要もなく、仕上がりが良
好になる。しかも、熱接着を簡単に行なえるため、胴接
着不良等の品質不良が減ってフィルムの歩留まりが良く
なり、生産性が向上する。更に、フィルムに切り込みを
3箇所設けても、外部に現われるのは曲線状切り込みの
みとなり、他の2箇所は胴部シール帯を形成する下側フ
ィルム部に設けるため、包装体は強度的にも優れたもの
になる。
【0045】請求項2では曲線状切り込みの形状をL字
形にするため、そのL字形切り込みの一方の直線部を一
方の直線状切り込みの延長線上に配設し、他方の直線部
を胴部シール帯の縁と平行に配設することにより、フィ
ルムの破れ方向を一層制御し易くなる。請求項3では曲
線状切り込み部を被包装物の表面に熱溶融により弱接着
するため、開封作業前の取り扱い等において切り込み箇
所からフィルムが破れることなく、塵埃も内部に侵入し
ない。しかも、開封時には爪等により簡単に剥がすこと
ができる。請求項4ではフィルムの曲線状切り込み部の
近傍に開封位置を示す表示部を設けるため、開封口の所
在を容易に知ることができ、開封を確実に速やかに行な
える。
【0046】請求項5では被包装物たる積層体の一方の
側面近傍にある直方体の重なり線と略平行に設けた直線
状切り込みを開封口として使用し、その重なり線に沿っ
て積層体の他方の側面近傍にある重なり線と略直角に設
けた直線状切り込みまで破った後、その直線状切り込み
によって破った箇所を広げる際に方向付けを行なえるた
め、積層した複数の直方体を包装するフィルム包装体の
広い範囲のフィルムを確実に速やかに一度に取り除くこ
とができる。しかも、フィルム包装体には被包装物たる
積層体の離れた位置にある両側面近傍にそれぞれ1箇所
だけ直線状切り込みを設けるだけでよく、それ等の直線
状切り込みを設けることにより、フィルム包装体の強度
を特に損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した開封性を改善したフィルム包
装体のオーディオテープカセット収納ケースを包装した
状態を示す斜視図である。
【図2】同開封性を改善したフィルム包装体のオーディ
オテープカセット収納ケースに対する包装工程等を示す
図である。
【図3】同開封性を改善したフィルム包装体の包装工程
に用いる小口カッタ付きロールを示す正面図である。
【図4】同小口カッタ付きロールの平面図である。
【図5】同開封性を改善したフィルム包装体の原材料に
当る長尺フィルムのフィルム包装体の内側から見た展開
状態を示す平面図である。
【図6】同開封性を改善したフィルム包装体の曲線状切
り込み部等を主に示す部分平面図である。
【図7】同開封性を改善したフィルム包装体の曲線状切
り込みとその近傍にある一方の直線状切り込みによって
方向付けされた切り込み付近のフィルムの破れ状態を示
す斜視図である。
【図8】同開封性を改善したフィルム包装体の他方の直
線状切り込みによっても方向付けされたフィルムの大幅
な破れ状態を示す斜視図である。
【図9】本発明を適用した他の開封性を改善したフィル
ム包装体の複数のオーディオテープカセット収納ケース
に対する包装工程に用いる小口カッタ付きロールの正面
図である。
【図10】同小口カッタ付きロールの平面図である。
【図11】同開封性を改善したフィルム包装体の原材料
に当る長尺フィルムのフィルム包装体の内側から見た展
開状態を示す平面図である。
【図12】同開封性を改善したフィルム包装体の3巻の
個別にフィルム包装したオーディオテープカセット収納
ケースの積層体を包装した状態を示す斜視図である。
【図13】同開封性を改善したフィルム包装体の個別に
フィルム包装したオーディオテープカセット収納ケース
の重なり線に平行な一方の直線状切り込み箇所からその
重なり線に直角な他方の直線状切り込み箇所までフィル
ムを破った状態を示す斜視図である。
【図14】同開封性を改善したフィルム包装体の重なり
線に直角な直線状切り込みによって方向付けされたフィ
ルムの破れ状態を示す斜視図である。
【図15】従来のシュリンクしたキャラメル包装による
フィルム包装体のオーディオテープカセット収納ケース
に対する包装状態を示す斜視図である。
【図16】同フィルム包装体の個別にフィルム包装し、
積層したオーディオテープカセット収納ケースに対する
包装状態を示す斜視図である。
【図17】同フィルム包装体の積層した複数のオーディ
オテープカセット収納ケースに対する包装状態を示す図
である。
【図18】同フィルム包装体に開封テープを備えた状態
を示す斜視図である。
【図19】同フィルム包装体の胴部シール帯に開封に備
えて非接着部を設けた状態を示す斜視図である。
【図20】同フィルム包装体の胴部シール帯の近傍に開
封に備え、そのシール帯に沿わせてミシン目を設けた状
態を示す斜視図である。
【図21】同フィルム包装体の胴部シール帯に開封に備
えて切り込みを設けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
40…オーディオテープカセット収納ケース 42…フ
ィルムロール 44、148…長尺フィルム 48、1
32…小口カッタ付きロール 56、58、138、1
40…小口カッタ 60、70…I字形刃 62…L字
形刃 72、76…I字形切り込み 74…L字形切り
込み 78、154…切断線 80、156…折り曲げ
線 82、158…1枚のフィルム 84、86、8
8、90、92…胴部形成部 96…周辺部 98、1
00…上側、下側フィルム部 102…切断カッタ 1
04…切断カッタ付きロール 108、164…胴部シ
ール帯 112、166…側面シール帯 116、16
2…フィルム包装体 118、122…L字形切り込み
74の短手側、長手側直線部 120…胴部シール帯1
08の縁 124…L字形切り込み部 126、170
…表示部 142、146…直線刃

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の熱収縮性フィルムを用いて直方体
    を包装し、前記直方体の両側面と胴部に前記フィルムの
    周辺部同士を互いに重ね合わせて熱接着したシール帯を
    形成し、前記フィルムを熱収縮してなるフィルム包装体
    において、前記フィルムの胴部シール帯の近傍で前記直
    方体の一方の側面近傍にあって、前記胴部シール帯を形
    成する上側フィルム部と直接接続する箇所に曲線状の切
    り込みを入れ、更に前記胴部シール帯を形成する下側フ
    ィルム部の縁部付近にも前記直方体の両側面近傍にそれ
    ぞれ側面と略平行に直線状の切り込みを入れて、前記曲
    線状切り込みの一端を前記直方体の同一側面側に設けた
    前記一方の直線状切り込みの一端に近接し、前記曲線状
    切り込みの他端を該一端より前記他方の直線状切り込み
    に近付けて設けることを特徴とする開封性を改善したフ
    ィルム包装体。
  2. 【請求項2】 曲線状切り込みの形状をL字形にするこ
    とを特徴とする請求項1記載の開封性を改善したフィル
    ム包装体。
  3. 【請求項3】 フィルムの曲線状切り込みを中央部に有
    する一部の内側に、前記曲線状切り込み部と接触する被
    包装物の材料と相溶性のあるインキを施し、前記曲線状
    切り込み部を前記被包装物の表面に熱熔融により弱接着
    することを特徴とする請求項1、又は2記載の開封性を
    改善したフィルム包装体。
  4. 【請求項4】 フィルムの曲線状切り込み部の近傍に開
    封位置を示す表示部を設けることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の開封性を改善したフィルム包装体。
  5. 【請求項5】 1枚の熱収縮性フィルムを用いて積層し
    た複数の直方体を包装し、前記積層体の両側面と胴部に
    前記フィルムの周辺部同士を互いに重ね合わせて熱接着
    したシール帯を形成し、前記フィルムを熱収縮してなる
    フィルム包装体において、前記フィルムの積層体の胴部
    にある前記直方体が重なり合う少なくとも1箇所の重な
    り線の位置で、前記積層体の両側面の近傍にそれぞれ直
    線状の切り込みを少なくとも1箇所ずつ入れ、前記一方
    の直線状切り込みを前記直方体の重なり線と略直角に設
    け、前記他方の直線状切り込みを前記直方体の重なり線
    と略平行に設けることを特徴とする開封性を改善したフ
    ィルム包装体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11278537A (ja) * 1998-01-27 1999-10-12 Tdk Corp プラスチックフィルム包装体
JP2015202900A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 朋和産業株式会社 包装材

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