JPH08198222A - ロール状物の表皮除去装置 - Google Patents

ロール状物の表皮除去装置

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JPH08198222A
JPH08198222A JP2471995A JP2471995A JPH08198222A JP H08198222 A JPH08198222 A JP H08198222A JP 2471995 A JP2471995 A JP 2471995A JP 2471995 A JP2471995 A JP 2471995A JP H08198222 A JPH08198222 A JP H08198222A
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JP
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epidermis
skin
paper
roll
roll paper
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JP2471995A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Ogiwara
俊幸 荻原
Toshiyuki Sato
敏行 佐藤
Takahiro Kasahara
孝宏 笠原
Terunao Tsuchiya
輝直 土屋
Isao Matsumoto
功 松元
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール紙1外周の梱包材等の表皮を切開して
送り出した後、その表皮2をコンパクトに集積可能とす
る。 【構成】 ロール紙1から送り出される表皮2を第一搬
送ローラ27と第二搬送ローラ30で更に送り、それを
一定長さに切断装置37で切断し、その下流に設けた集
積装置41の仮受串46上に送り出して積み重ね、ある
程度積み重ねた後、仮受串46を降下させ且つ引き抜い
て、パレット42上に移し変えるように構成する。この
構成により、梱包材等の表皮を平坦な状態で積み重ね、
コンパクトに集積することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状物の外周面の
梱包材、表層本紙等の表皮を切断して除去する表皮除去
装置に関する。ここで、ロール状物とは、主として輪転
印刷機に使われているロール紙であるが、それ以外に
も、プラスチック、紙、金属、木等の素材、又はこれら
の複合物よりなるロール状物であってもよい。また、表
皮とは、梱包材及び/又は表層本紙等の、ロール状物の
表層にある材料を意味しており、その梱包材としては、
クラフト紙、板紙、プラスチックシート等の種々の梱包
材が含まれる。
【0002】
【従来の技術】一般に、輪転印刷機に使われるロール紙
は、クラフト紙、板紙、塩化ビニール樹脂シート等の梱
包材により周面及び端面が覆われた状態で運搬されてい
る。そして、この梱包されたロール紙を輪転印刷機にか
けるには、先ず、ロール紙の両端面部の梱包材を除去
し、次いで周面部の梱包材を除去し、その後、ロール紙
から表層の本紙を繰り出し、傷の付いている不良部分を
除去し、次いで表層本紙の先端を適当な形(例えばV字
状)にカットして紙端を形成し、その紙端に粘着層を形
成し、その後、その紙端をロール紙上に巻き戻し、ロー
ル紙表面にほぐれ止めタブを用いて仮止めするという紙
継ぎのための仕立てを行っている。通常、この動作は手
作業で行っていた。
【0003】しかしながら、これらの作業は重労働であ
り、自動化、機械化が望まれていた。そこで、本出願人
はこれらの仕立て動作のうち、端面部の梱包材を除去し
た後の工程を自動化した装置を開発し、特許出願した
(特開平4−44940号公報参照)。この装置は、除
去すべきロール紙の梱包材と表層の不良本紙とを含む表
皮をロール紙の軸線方向に切開し、その後、切開された
表皮を前記ロール紙を回転させることによって送り出し
て除去し、更に本紙の先端を引き出して紙継ぎに必要な
仕立てを行うことができるものである。ここで、ロール
紙から送り出された表皮は、単に屑箱の中に落とされて
回収或いは廃棄されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
装置では、除去した表皮を単に屑箱内に送り込むだけで
あるので、表皮がぐじゃぐじゃに屑箱内に収容され、嵩
張ってしまうため、輸送に不便であるという問題があっ
た。また、梱包材や本紙を回収する場合には、両者を分
別回収する必要があるが、ぐじゃぐじゃの状態で収容さ
れているので、回収が困難であるという問題もあった。
【0005】なお、梱包材を除去した後のロール紙の表
層にある不良本紙(損紙)を除去して仕立て作業を行う
装置も従来より知られており、また、その不良本紙を排
出した際、不良本紙を丸めて押しつぶすように構成した
装置も知られている(例えば特開昭63−185759
号公報参照)。しかしながら、このように排出されてき
た紙を丸めて押しつぶす構成の装置では、軟らかい不良
本紙を取り扱う時には有効であるが、この装置を、排出
する不良本紙が硬い場合、或いは梱包材と表皮とを一緒
に排出する場合に使用すると、送り出されてきた紙が硬
いため旨く丸まらず、ジャムを生じやすいという問題が
生じる。また、丸めて回収できたとしても、梱包材と本
紙とを分別回収する際には、ほどかなければ分別でき
ず、分別が大変面倒であるという問題も生じる。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、ロール紙等のロール状物から除去される表
皮(梱包材及び/又は表層本紙等)が硬かったり、反っ
ていても、良好にコンパクトに回収することが可能で、
且つ梱包材と本紙とが混じっていた場合にも容易に分別
することのできる形態に回収することの可能な、ロール
状物の表皮除去装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決すべく
為された本発明は、所定位置に保持されたロール状物の
表皮を軸線方向に切開する表皮切開装置と、切開された
表皮を送り出すよう前記ロール状物を保持し回転させる
ロール保持回転装置と、送り出された表皮を搬送する搬
送装置と、搬送された表皮を一定長さに裁断する切断装
置と、切り離された表皮を積み重ねて収容する集積装置
とを有するロール状物の表皮除去装置を要旨とする。
【0008】ここで、前記搬送装置には、間隔を開けて
配置された第一搬送ローラと第二搬送ローラを設けてお
き、下流側に配置された第二搬送ローラを、前記切断装
置の作動時に停止するよう前記切断装置に連動する構成
とすることが好ましい。
【0009】
【作用】本発明は上述の構成により、ロール状物から送
り出される表皮が搬送装置で更に送られ、切断装置で一
定長さに次々と切り離され、集積装置で積み重ねた状態
に集積される。かくして、表皮が積み重なった状態とな
るため、嵩張らずコンパクトに集積されると共に梱包材
と本紙との分別も容易となる。更に、集積装置は送り込
まれた表皮を単に積み重なるように支持するのみである
ので、集積装置に送り出した表皮に、表皮を丸める場合
のような無理な力が加わらず、集積装置の入口で表皮が
詰まるというようなジャムの問題が生じない。
【0010】ここで、前記搬送装置に、間隔を開けて第
一搬送ローラと第二搬送ローラを設け、下流側に配置さ
れた第二搬送ローラを、前記切断装置の作動時に停止す
るよう前記切断装置に連動する構成としておくと、切断
装置が表皮を切断する際には、第二搬送ローラが停止し
て切断位置の表皮を停止させるため確実な切断が行われ
る。なお、この時、第一搬送ローラは表皮の搬送を継続
するが、第一搬送ロールで送られた表皮は、第二搬送ロ
ーラとの間に蓄積されるので支障は生じない。また、第
一ロールが表皮の搬送を継続するため、ロール状物から
表皮を継続して送り出すことができ、従って重いロール
状物を間欠回転させる必要はなく、ロール状物から表皮
を能率良く送り出すことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例の表皮除去装置の概略
側面図、図2はその概略平面図、図3は動作を説明する
概略側面図である。図1〜図3において、1は、表皮を
除去すべきロール状物であり、本実施例では端面梱包材
を除去した後のロール紙である。このロール紙1は、外
周を梱包材で包んだ状態で供給される。2はそのロール
紙1から除去される表皮であり、本実施例では、後述す
るように、梱包材と表層の数枚の本紙(通常、傷の付い
た不良本紙)からなる。
【0012】11はロール紙1を搬送する搬送台車であ
り、ロール紙1を保持して昇降する昇降テーブル12を
備えている。この搬送台車11はレール13によって、
表皮除去装置を通過する所定の経路を走行するようにな
っている。14は、レール13上を走行する搬送台車1
1の両側の定位置に配置された一対の支持ローラであ
り、少なくとも一方の支持ローラ14は駆動モータ(図
示せず)で回転させられるようになっている。かくし
て、一対の支持ローラ14の上にロール紙1を乗せ、支
持ローラ14を回転させることにより、ロール紙1を回
転させることができる。この一対の支持ローラ14及び
それを回転駆動する駆動モータは、ロール紙1を保持し
て回転させるロール保持回転装置を構成する。なお、ロ
ール紙1を保持して回転させる機構は図示した一対の支
持ローラ14を用いたものに限らず、ロール紙1の芯管
の両端を保持して回転させる構成としてもよい。
【0013】16は、ロール紙1の表皮をロール紙1の
軸線方向に切開する表皮切開装置であり、表皮を切開す
る表皮切開具17を備えた切断ヘッド18と、その切断
ヘッド18をロール紙1の半径方向に送って所定位置に
位置決めするヘッド位置決め装置を備えたキャリア19
と、そのキャリア19をロール紙1の軸線に平行方向に
移動可能に保持したガイドロッド20と、キャリア19
をガイドロッド20に沿って移動させるキャリア移動装
置(図示せず)等を備えている。この表皮切開装置16
は、図1に二点鎖線1Aで示す位置(一対の支持ローラ
14で保持されたロール紙1よりも上方となる位置)に
保持されたロール紙1の表皮を、ロール紙1の中心と同
じ高さの位置で切開しうるように配置されている。かく
して、ロール紙1を二点鎖線1Aで示す所定の高さ位置
とし、切断ヘッド18をロール紙1に対する所定の半径
方向位置に位置決めし、その切断ヘッド18をロール紙
1に対して軸線方向に移動させることにより、表皮切開
具17を切断すべき表皮の中に切り込ませ、その表皮を
切開することができる。ここで、表皮切開具17の切込
み深さとしては、表面の梱包材とその下の数枚の表層本
紙(通常、傷の付いた不良本紙)を同時に切開すること
ができるように定めており、従って切開される表皮は、
梱包材とその下の数枚の表層本紙を含んだものとなる。
【0014】図3において、22は、ロール紙1の芯管
を検出することの可能な光センサー等の高さ決めセンサ
ー、23はその高さ決めセンサー22を保持した取付ア
ームである。この取付アーム23は支点23aを中心と
して水平位置(検出位置)と垂直位置(退避位置)とに
揺動するように構成されており、且つその配置位置は、
取付アーム23を水平な検出位置とし、その状態でロー
ル紙1を下方から上昇させた時に、そのロール紙1が図
1に二点鎖線Aで示す位置に達したことを検出すること
ができるように、定められている。従って、ロール紙1
を搬送台車11の昇降テーブル12で上昇させ、高さ決
めセンサー22の検出信号によって昇降テーブル12の
上昇を停止させることにより、ロール紙1を表皮切開装
置16で切開するのに適した高さに位置決めすることが
できる。
【0015】図1、図2において、25は、ロール紙1
から送り出される表皮2を搬送する搬送装置であり、表
皮2を載せて搬送するベルトコンベア26と、表皮2を
ピンチした状態で搬送する第一搬送ローラ27及びピン
チローラ28と、その第一搬送ローラ27から間隔を開
けて配置された第二搬送ローラ30及びピンチローラ3
1等を備えている。第一搬送ローラ27と第二搬送ロー
ラ30とは、両者の間に表皮2を二点鎖線2Aで示すよ
うにたるませた状態で蓄積しうるように定められてい
る。ベルトコンベア26、第一搬送ローラ27及び第二
搬送ローラ30は共通の駆動モータ(図示せず)で駆動
される構成となっているが、第二搬送ローラ30のみ
は、駆動モータからの動力伝達を断続可能な構成となっ
ており、後述する切断装置が作動する時には駆動モータ
から切り離され、停止するようになっている。なお、こ
の代わりに第二搬送ローラ30を別個の駆動モータで駆
動する構成とし、切断装置が作動する時にはその駆動モ
ータを停止させる構成としてもよい。
【0016】第一搬送ローラ27と第二搬送ローラ30
の間には、表皮2の先端を案内するためのガイド板33
が支点33aを中心として揺動可能に設けられている。
このガイド板33はエアシリンダ等の駆動装置(図示せ
ず)によって実線で示す水平位置と二点鎖線で示す退避
位置に揺動するようになっている。
【0017】34は、ロール紙1の外周面に押付可能に
設けられた表皮落下防止板、35はその表皮落下防止板
を保持した円弧状支持材、36はその円弧状支持材35
を介して表皮落下防止板34を保持し移動させる駆動機
構である。この駆動機構36は、円弧状支持材35を円
弧状に移動可能に保持すると共に、その円弧状支持材3
5を移動させるトルクアクチュエータ(図示せず)を備
えており、前記表皮落下防止板34を実線で示すように
ベルトコンベア26による表皮搬送に干渉しない退避位
置から、二点鎖線34Aで示すようにロール紙1の外周
面に押し付けられる作動位置に、或いはその逆に移動さ
せることができ、且つ作動位置とした時には、表皮落下
防止板34を適当な押圧力でロール紙1に押し付け可能
である。なお、表皮落下防止板34を保持し移動させる
ための駆動機構は、図示のものに限定されず、リンク機
構とエアシリンダを用いた構成としてもよい。
【0018】37は、第二搬送ローラ30の下流に配置
され、搬送されてきた表皮を一定長さに裁断する切断装
置である。この切断装置37の具体的な構造としては、
表皮2を幅方向に切断して切り離すことができるもので
あれば任意であり、本実施例では、表皮2の全幅よりも
長い長さの固定刃38と、その固定刃38に沿って走行
する回転刃39及びそれを保持して走行するキャリア4
0を備えた回転刃方式のものが使用されている。この他
にも、ロータリーカッター、ギロチンカッター等を用い
てもよい。この切断装置37は、第二搬送ローラ30が
予め定めた一定長さの表皮2を送り出した時点で作動す
るように制御される構成となっており、また、前記した
ようにその作動時には第二搬送ローラ30は停止するよ
うに制御される構成となっている。
【0019】41は切断装置37の下流に設けられた集
積装置であり、次々と排出される表皮を積み重ねた状態
で受け取る構成のものである。この集積装置41は、パ
レット42を乗せるための昇降台43と、排出される表
皮の前後端を規制するように垂直に配置された前当て4
4及び後当て45と、仮受串46等を備えている。この
仮受串46は昇降可能であると共に前当て44から外側
に水平に退避させることが可能な構成となっており、且
つ垂直及び水平にそれぞれ移動させるエアシリンダ等の
駆動機構(図示せず)に連結されている。
【0020】次に、以上の構成になる表皮除去装置につ
いて、その動作を説明する。なお、以下の動作は図示し
ないシーケンス制御装置によって自動的に行われるもの
である。
【0021】まず、図3(a)に示すように、両端面の
梱包材を除去したロール紙1が運搬台車11で表皮除去
装置の所に搬送されてくる。このローラ紙1の本紙の巻
き方向は破線で誇張して示すように左巻き(時計方向に
進むにつれて外側となる巻き方向)となっている。この
時、昇降テーブル12はロール紙1を支持ローラ14よ
りも高い位置に保持しており、このためロール紙1が支
持ローラ14にぶつかることはない。また、ロール紙1
の高さを検知するための高さ決めセンサー22を保持し
た取付アーム23は垂直な退避位置にあり、ロール紙1
の搬送に干渉することはない。
【0022】搬送台車11がロール紙1を搬送してきて
所定位置に停止すると、図3(b)に示すように取付ア
ーム23が水平な検出位置に移動し、次いで搬送台車1
1の昇降テーブル12が上昇してロール紙1を持ち上
げ、高さ決めセンサー22で検出される所定の高さとす
る。次いで、図3(c)に示すように、表皮落下防止板
34がロール紙1の外周面に押し付けられ、その状態で
表皮切開装置16が作動して、所定量の表皮2を切開す
る。この時、表皮2の切開位置よりも下側の部分は切開
につれて直ちに落下しようとするが、表皮落下防止板3
4がその表皮を押さえているので、落下することはな
い。次いで、図3(d)、(e)に示すように、昇降テ
ーブル12が降下し、ロール紙1を一対の支持ローラ1
4上に乗せ、表皮落下防止板34がゆっくりと後退して
表皮2をその全幅を同時にベルトコンベア26上に乗せ
る。このように、表皮落下防止板34が切開した表皮2
を全幅同時にベルトコンベア26上にゆっくりと乗せる
ことにより、切開された表皮2が不規則に折れたり、く
しゃくしゃになったりすることが防止され、ベルトコン
ベア26で平坦な状態で良好に搬送できる。
【0023】その後、図3(f)に示すように一対の支
持ローラ14が回転してロール紙1を矢印Aで示す方向
に回転させ、表皮2を送り出す。同時に、図1におい
て、ベルトコンベア26、第一搬送ローラ27、第二搬
送ローラ30も回転して表皮2を集積装置41に向けて
送り出す。この時、第一搬送ローラ27と第二搬送ロー
ラ30の間のガイド板33は実線で示す水平位置となっ
ており、送られてきた表皮2の先端を第二搬送ローラ3
0に送り込み、その後は二点鎖線で示す退避位置に退避
する。
【0024】図1において、第二搬送ローラ30が表皮
2をあらかじめ定めている長さだけ搬送すると、その第
二搬送ローラ30は回転を停止し、同時に切断装置37
が作動して表皮2の先端部分を切り離す。これにより、
表皮2が一定長さに切り離されて集積装置41に送り出
され、その位置に待機している仮受串46上に集積され
る。なお、第二搬送ローラ30が停止しても、第一搬送
ローラ27は表皮2の搬送を継続しており、このため、
送り出された表皮2は第二搬送ローラ30との間に弛ん
だ状態で蓄積される。切断装置37による切断終了後
は、再び第二搬送ローラ30が表皮2の搬送を再開し、
表皮2を所定長さだけ送ると、再び停止して切断装置3
7がそれを切り離す。以下、この動作を繰り返すことに
より、ロール紙1から切開されて送り出された表皮2が
すべて一定長さに切断されて集積装置41に送られ、仮
受串46上に積み重ねられる。ここで、第二搬送ロール
30から集積装置41に送り出された表皮2は単に水平
に積み重ねられるだけであるので、表皮2には無理な力
が加わらず、このため、紙詰まりが生じることがなく、
安定した操業が可能である。
【0025】ロール紙1から送り出された表皮2が全て
所定長さに切断され、仮受串46上に集積されると、仮
受串46が降下し、次いで前当て44の外側に水平に退
避する。これにより、仮受串46上に積み重ねられた表
皮2はパレット42上に移し変えられ、その後、仮受串
46は元の位置に戻って次の動作に備える。なお、パレ
ット42上に積み重ねられた表皮2の量が多くなり、従
って、その表皮の最上部から第二搬送ローラ30までの
垂直方向の距離が小さくなった場合には、仮受串46を
使用せず、表皮2を直接パレット42上の表皮2上に送
り込んで集積する。
【0026】図3(g)において、切開された表皮2の
後端が送り出されると、ロール紙1側に残った本紙1b
の先端が露出されることとなる。しかし、この本紙1b
の巻き方向は、ロール紙1を表皮2の送り出しのために
矢印A方向に回転させている時には本紙1bを巻き付け
る方向となっているので、本紙1bの先端が送り出され
ることはない。従って、切開した表皮2のみが送り出さ
れ、上記した手順で所定長さに切断されて集積装置41
に積み重ねられる。ロール紙1から表皮2を送り出した
後は、支持ローラ14の回転が停止し、次いで、図3
(h)に示すように、搬送台車11の昇降テーブル12
が上昇してロール紙1を保持し、搬送台車11が走行し
て次の工程に送り出す。
【0027】以上の動作を繰り返すことにより、ロール
紙1の表皮が切断除去され、除去された表皮2は一定長
さに切断され、集積装置41においてパレット42上に
積み重ねられる。パレット42上に所定量の表皮2を集
積した後は、昇降台43を降下させ、パレット42と共
に取り出す。このようにして集積された表皮は、平坦な
状態で積み重ねた状態であるので、コンパクトに集積さ
れており、運搬が容易である。また、この表皮2は梱包
材と本紙とが重なった状態であるが、単に積み重ねた状
態であるので分別が容易であり、回収に当たって梱包材
と本紙とを容易に分別できる。
【0028】なお、上記実施例では、集積装置41に前
当て44と後当て45を設けて集積される表皮2の位置
を規制しているが、この代わりに、前当て44と後当て
45とをパレット42に一体に取り付けたような形状の
屑箱を用いることも可能である。このような屑箱を用い
ると、その中に表皮2を集積した後、そのまま処理位置
に搬送すればよく、従って、その屑箱を乗せるための台
43は昇降させる必要がなくなり、一層装置構成を簡略
化できる。
【0029】また、上記実施例ではロール紙1から梱包
材と表層の本紙とを含む表皮2を同時に除去する場合を
説明したが、本発明の装置はこの場合のみに限定され
ず、表皮2として梱包材のみを除去する場合に、或い
は、外周面の梱包材を除去した後のロール紙から、表層
の不良本紙を表皮として除去する場合に使用することも
可能である。更に、本発明装置で表皮を除去する対象
は、ロール紙に限らず、その他のロール状物であっても
よい。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明はロール
状物の表皮を軸線方向に切開し、切開した表皮を搬送装
置で送りながら、一定長さに裁断し、積み重ねるように
構成したので、表皮を丸めたり、押しつぶすという動作
を必要とすることなく、平坦な状態でコンパクトに積み
重ねて集積でき、集積した表皮の運搬が容易となるばか
りでなく、表皮が梱包材と本紙とを含む場合には両者を
容易に分別できるという効果を有している。また、切断
された表皮を単に積み重ねる構成としているので、従来
のように丸めたり、押しつぶす機構を必要とせず、装置
が簡単となると共に紙詰まりを生じにくいという効果も
有している。
【0031】ここで、前記搬送装置に、間隔を開けて第
一搬送ローラと第二搬送ローラを設け、下流側に配置さ
れた第二搬送ローラを、切断装置の作動時には停止する
ように構成しておくと、ロール紙からの表皮の送り出し
は継続した状態で、切断位置にある表皮のみを停止させ
て切断を行うことができ、ロール紙からの表皮の送り出
しの能率を低下させることなく、表皮の確実な切断を行
うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の表皮除去装置の概略側面図
【図2】その概略平面図
【図3】(a)〜(h)はそれぞれ、上記実施例の動作
を説明する概略側面図
【符号の説明】
1 ロール紙(ロール状物) 2 表皮 11 搬送台車 12 昇降テーブル 14 支持ローラ 16 表皮切開装置 22 高さ決めセンサー 23 取付アーム 25 搬送装置 26 ベルトコンベア 27 第一搬送ローラ 30 第二搬送ローラ 33 ガイド板 34 表皮落下防止板 37 切断装置 41 集積装置 42 パレット 43 昇降台 46 仮受串
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 輝直 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 松元 功 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に保持されたロール状物の表皮
    を軸線方向に切開する表皮切開装置と、切開された表皮
    を送り出すよう前記ロール状物を保持し回転させるロー
    ル保持回転装置と、送り出された表皮を搬送する搬送装
    置と、搬送された表皮を一定長さに裁断する切断装置
    と、切り離された表皮を積み重ねて収容する集積装置と
    を有するロール状物の表皮除去装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送装置が間隔を開けて配置された
    第一搬送ローラと第二搬送ローラを備え、下流側に配置
    された第二搬送ローラは、前記切断装置の作動時に停止
    するよう前記切断装置に連動する構成となっていること
    を特徴とする請求項1記載のロール状物の表皮除去装
    置。
JP2471995A 1995-01-18 1995-01-18 ロール状物の表皮除去装置 Pending JPH08198222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2471995A JPH08198222A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 ロール状物の表皮除去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290787A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Kaneda Kikai Seisakusho Ltd 巻取紙の自動紙継ぎ用処理装置

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