JPH08197399A - 管端研磨装置 - Google Patents

管端研磨装置

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JPH08197399A
JPH08197399A JP812295A JP812295A JPH08197399A JP H08197399 A JPH08197399 A JP H08197399A JP 812295 A JP812295 A JP 812295A JP 812295 A JP812295 A JP 812295A JP H08197399 A JPH08197399 A JP H08197399A
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JP
Japan
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pipe
tube
roller
polishing
horizontal
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JP812295A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nemoto
正明 根本
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管端の研磨を容易且つ迅速に能率良く行い得
るようにする。 【構成】 管2を管支持ローラ装置1の水平ローラ6に
回転自在に支持すると共に管2の先端をターニングロー
ラ15の傾斜ローラ39とベルトサンダ14のサンダベ
ルト23により挟み、傾斜ローラ39及びサンダベルト
23を駆動して管2の先端を研磨し得るようにした装置
において、投入管受け台7上の管2を掬上げて管支持ロ
ーラ装置1の左右の水平ローラ6間に投入する回転自在
な管投入アーム64を有する管投入装置59と、管支持
ローラ装置1の水平ローラ6上の管2を掬上げて搬出管
受け台8へ搬出する回転自在な管搬出アーム71を有す
る管搬出装置60を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶管のボイラドラムに
接続する端部を研磨するための管端研磨装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】船用ボイラ或いは補助ボイラにおいて
は、缶管(蒸発管)の端部をドラムに接続する際には、
いわゆるセードル締付けが行われるが、このセードル締
付けを行うには、予め接続に先立って、缶管のドラム側
端部外周を研磨しておく必要がある。
【0003】而して、従来の管端研磨装置の一例は、図
5〜図9に示されている。
【0004】図中、1は研磨すべき管2を支持するため
の管支持ローラ装置であり、該管支持ローラ装置1は、
管2の長手方向へ所要の間隔で架台3上に直列状に配置
されたブラケット4と、管2の径方向両側に位置するよ
う各ブラケット4に取付けられ且つ軸心が管2の長手方
向へ延在する水平軸5と、各水平軸5の外周に回転可能
に嵌合された水平ローラ6を備えている。
【0005】管支持ローラ装置1における水平ローラ6
の径方向一側には、左右何れかの水平ローラ6(図6で
は左側)に向けて先端側が若干下り勾配に形成された投
入管受け台7が配置され、管支持ローラ装置1における
水平ローラ6の径方向の他側には、左右何れかの水平ロ
ーラ6(図6では右側)から離れる方向へ向けて若干下
り勾配に形成された搬出管受け台8が配置されている。
なお、図6中、9は搬入された管2が落下しないよう、
投入管受け台7の先端に取付けたストッパである。
【0006】管2の長手方向先端に位置する水平ローラ
6よりも前方には、管2の先端の位置決めを行うための
ストッパ10が設置されている。該ストッパ10は管2
の先端が直接当接するストッパプレート11と、該スト
ッパプレート11の後面に位置し且つ管2先端の衝突に
よりストッパプレート11に作用する衝撃を緩和し得る
ようにしたコイルバネ等の弾撥体12と、該弾撥体12
を収納する外筒13等を備えている。
【0007】又、先頭の水平ローラ6とストッパ10と
の間の中間位置には、管2を中心として管2の径方向両
側に位置するよう、ベルトサンダ14とターニングロー
ラ15が配置されている。
【0008】ベルトサンダ14は図7に詳細に示され、
架台16上に管2の径方向へ水平移動し得るよう配設さ
れた移動フレーム17には、回転軸心を水平ローラ6と
平行にしたプーリ18が軸受19を介して支持されてい
る。
【0009】又移動フレーム17には、プーリ18と平
行になるよう出力軸にプーリ20を取付けたモータ等の
アクチュエータ21、及びプーリ18,20と平行に配
設した張力付与用の径方向へ位置調整可能なプーリ22
が配置され、プーリ18,20,22には、無端状のサ
ンダベルト23が巻掛けられている。
【0010】架台16には、管2の径方向へ延在するね
じ軸24が水平配置され、ねじ軸24の雄ねじ部は、移
動フレーム17の下面に取付けたナット25に螺合さ
れ、ねじ軸24をハンドル26を介して回転させること
により、移動フレーム17を移動させ得るようになって
いる。
【0011】ターニングローラ15は図7に詳細に示さ
れ、架台27上に設置したブラケット28には、図5に
示す水平ローラ6と平行なピン29を介して、管2の長
手方向に対し直交する方向へ向いた垂直面に対し回動し
得るよう中空筒状体30が枢着されている。而して中空
筒状体30は管2の径方向へ延在し、又中空筒状体30
内に嵌合した軸受31には、回転軸心が中空筒状体30
の長手方向へ向き且つ外側突出端の後端部にはハンドル
32を一体的に取付けたナット33が回転自在に嵌合さ
れ、ナット33には、該ナット33が回転してもキー3
4にガイドされることにより回転することなく進退動し
得るようにしたねじ軸35が、雄ねじ部を介して螺合さ
れており、ねじ軸35の管2側先端に取付けたハウジン
グ36には、図7、9に示すごとく、管2の水平な軸心
l1に対して傾斜した軸心l2を有するピン37が軸受
38を介して支持され、前記ピン37には傾斜ローラ3
9が嵌合、固定されており、ピン37に嵌合、固定され
たウォームホイール40には、ウォーム41が噛合され
ている。
【0012】ウォームホイール40を備えた軸42は傾
斜した状態で上下に延在し、該軸42の上下端部にはハ
ウジング36に取付けた軸受43に回転自在に嵌合さ
れ、軸42の上端には、プーリ44が嵌合、固定されて
いる。
【0013】ハウジング36には、若干傾斜したモータ
等のアクチュエータ45が配設され、アクチュエータ4
5の出力軸に取付けたプーリ46と前記プーリ44に
は、無端状のタイミングベルト47が掛け渡されてい
る。
【0014】架台27に載置したブラケット76には、
ピン29と平行なピン48を介してエアシリンダ49の
下端が枢着され、該エアシリンダ49のピストンロッド
50上端は、ピン29と平行なピン51を介してハウジ
ング36に連結されており、エアシリンダ49により傾
斜ローラ39を管2の外周面に押付け得るようになって
いる。
【0015】中空筒状体30と架台27との間には、ピ
ン29よりも傾斜ローラ39の後方に位置するよう、コ
イルバネ等の弾撥体52が取付けられ、該弾撥体52の
弾撥力によって傾斜ローラ39を管2から離れる方向へ
付勢し得るようになっている。
【0016】管2の先端をベルトサンダ14により研磨
するに際しては、ベルトサンダ14のハンドル26及び
ターニングローラ15のハンドル32を回転させてサン
ダベルト23及び傾斜ローラ39の位置を、研磨すべき
管2の径に合せて調節しておき、投入管受け台7には、
管2を用意しておく。
【0017】而して、管2先端の研磨時には、投入管受
け台7に用意されている管2のうち、最も管支持ローラ
装置1側にある管2を管2長手方向両側に待機している
作業員が手で持上げ、搬送して管支持ローラ装置1の左
右の水平ローラ6間に載置し、しかる後、管2を長手方
向へ押して水平ローラ6の軸線方向へ、水平ローラ6に
対し摺動させつつ移動させる。
【0018】管2の先端がストッパ10のストッパプレ
ート11に接触したら、ターニングローラ15のエアシ
リンダ49を作動させてハウジング36をピン29を中
心として下方へ回動させ、傾斜ローラ39を管2の外周
に接触させる。このため、管2の先端は、傾斜ローラ3
9により押されてサンダベルト23に押付けられ、サン
ダベルト23と傾斜ローラ39により挾持された状態に
なる。
【0019】而して、この状態でベルトサンダ14のア
クチュエータ21及びターニングローラ15のアクチュ
エータ45を駆動すると、サンダベルト23及び傾斜ロ
ーラ39は図7の矢印方向へ高速回転し、管2の先端は
サンダベルト23により研磨される。この際、管2はサ
ンダベルト23と傾斜ローラ39により挟まれているた
め摩擦力により図7の円周方向へ矢印に示すように回転
し、しかも管2は、傾斜ローラ39により回転力の他に
ストッパプレート11から離れる方向へ作用するスラス
ト力を受けているため、回転しつつストッパプレート1
1から離れる方向へ移動し、その結果管2の先端は所定
の範囲に亘って研磨される。管2が回転しつつストッパ
プレート11から離れる方向へ移動する際、管支持ロー
ラ装置1の水平ローラ6は管2から回転力を受け回転す
る。
【0020】又管2の移動軌跡は螺旋状になるため、管
2と水平ローラ6との間にスリップが生じることはな
い。
【0021】管2が回転しつつストッパプレート11か
ら離れる方向へ移動し、サンダベルト23及び傾斜ロー
ラ39から離れたら、アクチュエータ21,45を停止
させると共にエアシリンダ49のピストンロッド50側
のエアを抜く。このため、エアシリンダ49はニュート
ラル状態となり、ハウジング36は弾撥体52の力によ
ってピン29を中心に若干上方へ回動し、傾斜ローラ3
9も若干上方へ移動する。
【0022】管2先端の研磨が終了したら、作業員は当
該管2を手で管支持ローラ装置1から持上げて搬出管受
け台8へ送り込む。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
管端研磨装置にあっては、投入管受け台7に用意してあ
る長尺(約11m)で約20kg〜30kgの重量の管
2を作業員が手で1本ずつ管支持ローラ装置1上に載置
したうえストッパ10側へ押し、研磨の終了した管2も
作業員が手で管支持ローラ装置1から持上げて搬出管受
け台8へ搬出する必要があるため、作業が非常に重労働
であるうえ、1本の管を研磨するのに約3分掛かり、能
率が悪いという問題がある。
【0024】本発明は上述の実情に鑑み、重労働を強い
ることなく、容易且つ迅速に管先端の研磨を行い得るよ
うにした管端研磨装置を提供することを目的としてなし
たものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、管支持ローラ
装置1と研磨装置14と管回転移動装置15と管投入装
置59と管搬出装置60とを備え、管支持ローラ装置1
は、管2の長手方向へ前後進可能な移動フレーム58上
に管2の径方向両側に向け並設され且つ移動フレーム5
8の長手方向へ延在する管2を回転自在に支持する水平
ローラ6を備え、研磨装置14は、前記移動フレーム5
8の前進方向前方に配置され且つ前記管支持ローラ装置
1の水平ローラ6に支持されている管2の一端部外周に
当接して管2の端部外周を研磨する回転自在な研磨手段
23を備え、管回転移動装置15は、前記管2を中心と
して前記研磨装置14を配置した側とは反対側に配置さ
れ、且つ前記管2の一端部外周に、管2を前記研磨装置
14の研磨手段23に押付けるよう、当接して管2に円
周方向へ向けて回転力を付与すると共に管2に研磨装置
14から離れる方向へスラスト力を付与する傾斜ローラ
39を備え、管投入装置59は、前記管2の径方向の一
側に配置された投入管受け台7上の管2を掬上げて前記
管支持ローラ装置1の管2径方向両側に配設された水平
ローラ6間に投入する、垂直面内を回動可能な管投入ア
ーム64を備え、管搬出装置60は、管支持ローラ装置
1の水平ローラ6により支持されている管2を水平ロー
ラ6から掬上げて前管2径方向の他側に配置された搬出
管受け台8へ搬出する、垂直面内を回動可能な管搬出ア
ーム71を備えてなるものである。
【0026】又、本発明では、移動フレーム58の前進
方向前方に研磨装置14及び管回転移動装置15に近接
して、管2の先端が当接するストッパ10を設けること
ができ、研磨装置14の研磨手段23を管2の径方向へ
進退動し得るようにした移動フレーム17に搭載するこ
とができ、管回転移動装置15の傾斜ローラ39を起伏
可能で且つ管2の径方向へ進退動し得るようにしたハウ
ジング36に枢着することもできる。
【0027】
【作用】管2の一端部外周を研磨するに際しては、投入
管受け台7上の管2は、管投入装置59の管投入アーム
64により、管支持ローラ装置1の水平ローラ6へ投入
され、管支持ローラ装置1の水平ローラ6に支持されて
いる管2は、管搬出装置60の管搬出アーム71により
搬出管受け台8へ排出されるため、管端の研磨作業を自
動的にしかも容易且つ迅速に行うことができる。
【0028】移動フレーム58の前進方向前方に研磨装
置14及び管回転移動装置15に近接して、管2の先端
が当接するストッパ10を設けた場合には、管2の停止
精度が向上するため、管端の研磨長さが正確となり、研
磨装置14の研磨手段23を管2の径方向へ進退動し得
るようにした移動フレーム17に搭載したり、管回転移
動装置15の傾斜ローラ39を起伏可能で且つ管2の径
方向へ進退動し得るようにしたハウジング36に枢着し
た場合には、管2の径により、研磨装置14や管回転移
動装置15の位置を調整でき、適用範囲が広くなる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。
【0030】図1〜図4は本発明の一実施例で、本発明
の実施例においては、架台3上には、管案内ローラ装置
53が配置されている。而して管案内ローラ装置53
は、架台3上に管2の径方向両側になるよう位置すると
共に管2の長手方向へ向け直列状に配置された複数のブ
ラケット54と、各ブラケット54に軸心が管2の径方
向へ向くよう取付けられた水平軸55と、各水平軸55
に回転可能に嵌合された水平ローラ56を備えている。
【0031】管案内ローラ装置53の各水平ローラ56
上には、エアシリンダ57により管2の長手方向へ水平
移動し得るよう、管2の長手方向へ延在する移動フレー
ム58が載置されており、移動フレーム58上には、図
6に示す管支持ローラ装置1と同様、左右で対をなす水
平ローラ6が管2の長手方向へ直列状に配置された管支
持ローラ装置1が設置されている。
【0032】投入管受け台7先端と管支持ローラ装置1
との間には、管投入装置59が配設され、管支持ローラ
装置1と搬出管受け台8後端との間には、管搬出装置6
0が配設されている。
【0033】管投入装置59は、管2の長手方向へ延在
する水平軸61と、移動フレーム58に固定されたブラ
ケット62に取付けられ且つ水平軸61を回転自在に支
持する軸受63と、水平軸61に該水平軸61の長手方
向へ所要の間隔で固定された複数の管投入アーム64
と、水平軸61に管投入アーム64と近接して固定され
且つ下方へ延在するレバー65と、ピストンロッド66
の先端が前記レバー65の下端に連結されるよう、架台
3上に管2の径方向へ向けて水平配置されたエアシリン
ダ67を備えている。
【0034】図4に示すように、管投入アーム64は、
投入管受け台7の最前列に位置する管2の近傍から、管
支持ローラ装置1における投入管受け台7側の水平ロー
ラ6の上方まで延びている。而して管投入アーム64の
上面64aは平坦に形成され、管2を管支持ローラ装置
1へ投入する際に、管2が投入管受け台7側から管支持
ローラ装置1の水平ローラ6,6間へ向けて転動し得る
よう前記上面64aは投入管受け台7の上面よりも上方
に位置し且つ管支持ローラ装置1の上方へ向けて若干下
り勾配に傾斜し得るようになっており、又管投入アーム
64の投入管受け台7側端部上端には、管2を管投入ア
ーム64の上面64aにより投入管受け台7から掬上げ
た際に、管2が管投入アーム64から後方へ落下しない
よう、突起68が形成され、更に管投入アーム64の投
入管受け台7側端部は、管投入アーム64が回動する際
に投入管受け台7に並んでいる最前列から2番目以後の
管2が下流へ向け転動するのを防止するため、水平軸6
1の中心を基準として上下へ延在する円弧状に形成され
ている。
【0035】管搬出装置60は管2の長手方向へ延在す
る水平軸69と、移動フレーム58に固定されたブラケ
ット62に取付けられ且つ水平軸69を回転自在に支持
する軸受70と、水平軸69に該水平軸69の長手方向
へ所要の間隔で固定された複数の管搬出アーム71と、
水平軸69に管搬出アーム71と近接して固定され且つ
下方へ延在するレバー72と、ピストンロッド73の先
端が前記レバー72の下端に連結されるよう、架台3上
に管2の径方向へ向けて水平配置されたエアシリンダ7
4を備えている。
【0036】図4に示すように、管搬出アーム71は、
管支持ローラ装置1における投入管受け台7側の水平ロ
ーラ6の径方向中心近傍から搬出管受け台8の管支持ロ
ーラ装置1側端部(後端部)近傍まで延びている。而し
て、管搬出アーム71の上面71aは平坦に形成され、
管2を管支持ローラ装置1から搬出する際に、管2が管
支持ローラ装置1側から搬出管受け台8側へ向けて転動
し得るよう前記上面71aは管支持ローラ装置1の水平
ローラ6天端よりも上方に位置し且つ搬出管受け台8の
上面へ向けて下り勾配に傾斜し得るようになっており、
又管2が管支持ローラ装置1の水平ローラ6,6間に搭
載された際に、管搬出アーム71の上面71aは管2と
干渉しないように、管2の下端よりも下方に位置し得る
ようになっており、更に管搬出アーム71の管支持ロー
ラ装置1側端部上端には、管2を管搬出アーム71の上
面71aにより水平ローラ6,6から掬上げた際に、管
2が管搬出アーム71へ落下しないよう、突起75が形
成されている。
【0037】更に、本実施例では、ストッパ9は管2の
径に合せて投入管受け台7の傾斜方向位置を調整し得る
ようになっている。
【0038】又、本実施例において用いるストッパ10
及びベルトサンダ14並びにターニングローラ15は図
7〜図9に示す従来のものと全く同一構造であり、更に
本実施例では、管2の先端がストッパ10のストッパプ
レート11に当接した場合には、図示してないリミット
スイッチがそれを検知し、ベルトサンダ14のアクチュ
エータ21及びターニングローラ15のエアシリンダ4
9とアクチュエータ45に駆動指令を与え得るようにな
っている。
【0039】次に、本実施例の作動について図7、9を
も参照しつつ説明する。
【0040】作業を行っていない場合には、管投入装置
59の管投入アーム64は図4の一点鎖線に示すごと
く、投入管受け台7側端部が下降し管支持ローラ装置1
側端部が上昇する状態に傾動し、突起68と上面64a
が交叉する部分の近傍は、投入管受け台7の上面よりも
下方に位置している。
【0041】又、管搬出装置60の管搬出アーム71は
図4の実線に示すごとく、管支持ローラ装置1側端部が
下降し搬出管受け台8側端部が若干上昇する状態に傾動
し、突起75と上面71aが交叉する部分の近傍は、水
平ローラ6,6間に搭載される管2の下面よりも下方に
位置している。
【0042】更に、管2の研磨時には、ベルトサンダ1
4及びターニングローラ15においては、ハンドル2
6,32を操作して移動フレーム17及びハウジング3
6を前後進させ、プーリ18及び傾斜ローラ39の位置
を管2の径に合せて調整しておき、エアシリンダ49に
よりハウジング36をピン29を中心として回動させ、
傾斜ローラ39を上方に位置させておく。
【0043】管2先端の研磨を開始する場合には、管2
は投入管受け台7に並べられている。このためエアシリ
ンダ67を作動させてピストンロッド66を突出させる
と、レバー65が回動して水平軸61を介し、管投入ア
ーム64が図4の一点鎖線位置から時計方向へ実線位置
に達するまで回動する。このため、管投入アーム64の
上面64aにより、投入管受け台7の最先端に位置する
管2は投入管受け台7から掬上げられ、而して、管投入
アーム64の上面が管支持ローラ装置1側へ向けて下り
勾配に傾斜すると、管2は管投入アーム64の上面を転
動してその先端から管支持ローラ装置1の水平ローラ
6,6間へ投入され、管2は水平ローラ6,6により支
持される。管2が管支持ローラ装置1に投入されると、
エアシリンダ67によりピストンロッド66が後退し、
その結果、管投入アーム64は実線位置から一点鎖線で
示すもとの位置まで回動する。
【0044】管2が管支持ローラ装置1に搭載された
ら、エアシリンダ57を作動させると、移動フレーム5
8は管案内ローラ装置53の水平ローラ56上を移動し
て管2は先端がストッパ10に接近する方向へ移動す
る。
【0045】而して、管2の先端がストッパ10のスト
ッパプレート11に当接すると、弾撥体12が撓んでス
トッパプレート11が移動し、ストッパプレート11に
よりリミットスイッチが作動し、リミットスイッチが作
動したら、ターニングローラ15のエアシリンダ49が
作動してピストンロッド50が下降し、傾斜ローラ39
が管2の先端に当接し、このため、管2の先端は、傾斜
ローラ39によりベルトサンダ14のサンダベルト23
に押付けられ、傾斜ローラ39とサンダベルト23によ
り挾持された状態になる。
【0046】管2の先端がサンダベルト23と傾斜ロー
ラ39により挾持されるとアクチュエータ21,45が
駆動されてサンダベルト23及び傾斜ローラ39が回転
し、その結果、管2は管支持ローラ装置1の水平ローラ
6により支持された状態で、サンダベルト23及び傾斜
ローラ39から摩擦力に伴うトルクを受け、高速回転す
る。このため、管2の先端は、サンダベルト23により
研磨される。又、この際、管2は傾斜ローラ39によ
り、ストッパプレート11から離れる方向へスラスト力
を受けるため、回転しつつストッパプレート11から離
れる方向へ移動し、その結果、管2の先端外周は所定の
範囲に亘って研磨される。
【0047】管2が回転しつつストッパ10から離れる
方向へ移動し、サンダベルト23及び傾斜ローラ39か
ら離れたら、アクチュエータ21,45を停止させると
共にエアシリンダ49の空気を抜いて弾撥体52の引張
力により傾斜ローラ39を管2から離脱させ、エアシリ
ンダ57により移動フレーム58をストッパ10から離
れる方向へ移動させ、もとの位置へ戻す。
【0048】移動フレーム58が管2を搭載した状態で
もとの位置へ戻ったら、エアシリンダ74を作動させて
ピストンロッド73を後退させる。そうすると、管搬出
アーム71が回動して水平軸69を介し管搬出アーム7
1が図4の時計方向へ実線位置から一点鎖線位置まで回
動する。このため、水平ローラ6,6間に搭載されてい
る管2は、管搬出アーム71の上面に掬取られ、管搬出
アーム71が搬出管受け台8へ向かって下り勾配に傾斜
すると、管2は管搬出アーム71の上面71aを転動
し、その先端から搬出管受け台8へ搬出され、搬出管受
け台8へ搬出された管2は搬出管受け台8を転動して前
回の研磨で搬出された管2の後方まで転動する。
【0049】管2が搬出管受け台8に搬出されるとエア
シリンダ74により管搬出アーム71は図4の一点鎖線
位置から実線位置まで反時計方向へ回動し、その作業に
備えて待機する。
【0050】本実施例によれば、投入管受け台7から管
支持ローラ装置1へ管2を投入する際には、エアシリン
ダ67により回動する管投入アーム64により自動的に
投入するようにし、管2を管支持ローラ装置1から搬出
管受け台8へ搬出する際には、エアシリンダ74により
回動する管搬出アーム71により自動的に搬出するよう
にしているため、作業員がマニュアルで管2の投入、搬
出を行う必要がなく、従って、作業員が研磨に伴う騒音
や粉塵にさらされることがなくなり、且つ1サイクルの
作業時間は約22秒となり、その結果、管2の研磨を容
易且つ迅速に能率良く行うことが可能となる。
【0051】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更を加え得ること、等は勿論である。
【0052】
【発明の効果】本発明の管端研磨装置によれば、請求項
1の場合には、管2先端外周の研磨を容易且つ迅速に能
率良く行うことができ、請求項2の場合は、管2先端の
位置決めを正確にできるため、研磨長さが正確になり、
請求項3の場合は研磨装置14を、又請求項4の場合は
管回転移動装置15を、夫々管2の径に合せて最適位置
に調整でき、従ってより一層容易且つ迅速な研磨を行う
ことができる、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管端研磨装置の配置状態を示す平面図
である。
【図2】本発明の管端研磨装置において、移動フレーム
の高さ方向中途部から下方を見た場合の架台部分の平面
図である。
【図3】本発明の管端研磨装置において、移動フレーム
に設置されている管支持ローラ装置及びその近傍を管の
長手方向から見た状態を示す正面図である。
【図4】本発明の管端研磨装置において、管投入装置及
び管搬出装置を管の長手方向から見た状態を示す正面図
である。
【図5】従来の管端研磨装置の配置状態を示す平面図で
ある。
【図6】従来の管端研磨装置において、架台に設置され
ている管支持ローラ装置及びその近傍を管の長手方向か
ら見た状態を示す正面図である。
【図7】従来の管端研磨装置及び本発明の管端研磨装置
に用いるベルトサンダとターニングローラを管長手方向
から見た場合の一部を縦断面にして示す正面図である。
【図8】図7に示すターニングローラのハウジング部の
平面図である。
【図9】図7のIX−IX方向矢視図である。
【符号の説明】
1 管支持ローラ装置 2 管 6 水平ローラ 7 投入管受け台 8 搬出管受け台 10 ストッパ 14 ベルトサンダ(研磨装置) 15 ターニングローラ(管回転移動装置) 17 移動フレーム 23 サンダベルト(研磨手段) 36 ハウジング 39 傾斜ローラ 58 移動フレーム 59 管投入装置 60 管搬出装置 64 管投入アーム 71 管搬出アーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管支持ローラ装置(1)と研磨装置(1
    4)と管回転移動装置(15)と管投入装置(59)と
    管搬出装置(60)とを備え、 管支持ローラ装置(1)は、管(2)の長手方向へ前後
    進可能な移動フレーム(58)上に管(2)の径方向両
    側に向け並設され且つ移動フレーム(58)の長手方向
    へ延在する管(2)を回転自在に支持する水平ローラ
    (6)を備え、 研磨装置(14)は、前記移動フレーム(58)の前進
    方向前方に配置され且つ前記管支持ローラ装置(1)の
    水平ローラ(6)に支持されている管(2)の一端部外
    周に当接して管(2)の端部外周を研磨する回転自在な
    研磨手段(23)を備え、 管回転移動装置(15)は、前記管(2)を中心として
    前記研磨装置(14)を配置した側とは反対側に配置さ
    れ、且つ前記管(2)の一端部外周に、管(2)を前記
    研磨装置(14)の研磨手段(23)に押付けるよう、
    当接して管(2)に円周方向へ向けて回転力を付与する
    と共に管(2)に研磨装置(14)から離れる方向へス
    ラスト力を付与する傾斜ローラ(39)を備え、 管投入装置(59)は、前記管(2)の径方向の一側に
    配置された投入管受け台(7)上の管(2)を掬上げて
    前記管支持ローラ装置(1)の管(2)径方向両側に配
    設された水平ローラ(6)間に投入する、垂直面内を回
    動可能な管投入アーム(64)を備え、 管搬出装置(60)は、管支持ローラ装置(1)の水平
    ローラ(6)により支持されている管(2)を水平ロー
    ラ(6)から掬上げて前記管(2)径方向の他側に配置
    された搬出管受け台(8)へ搬出する、垂直面内を回動
    可能な管搬出アーム(71)を備えてなることを特徴と
    する管端研磨装置。
  2. 【請求項2】 移動フレーム(58)の前進方向前方に
    研磨装置(14)及び管回転移動装置(15)に近接し
    て、管(2)の先端が当接するストッパ(10)を設け
    た請求項1に記載の管端研磨装置。
  3. 【請求項3】 研磨装置(14)の研磨手段(23)を
    管(2)の径方向へ進退動し得るようにした移動フレー
    ム(17)に搭載した請求項1又は2に記載の管端研磨
    装置。
  4. 【請求項4】 管回転移動装置(15)の傾斜ローラ
    (39)を起伏可能で且つ管(2)の径方向へ進退動し
    得るようにしたハウジング(36)に枢着した請求項
    1、2又は3に記載の管端研磨装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012102169A1 (de) * 2012-03-14 2013-09-19 HP CARBIDE Ltd. Vorrichtung zur Bearbeitung eines kreiszylindrischen Werkstücks
CN113618615A (zh) * 2021-08-18 2021-11-09 上海通程汽车零部件有限公司 一种汽车冲压件加工设备

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DE102012102169A1 (de) * 2012-03-14 2013-09-19 HP CARBIDE Ltd. Vorrichtung zur Bearbeitung eines kreiszylindrischen Werkstücks
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