JPH08196640A - スライディングカテーテルおよびその製造方法 - Google Patents

スライディングカテーテルおよびその製造方法

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JPH08196640A
JPH08196640A JP7014530A JP1453095A JPH08196640A JP H08196640 A JPH08196640 A JP H08196640A JP 7014530 A JP7014530 A JP 7014530A JP 1453095 A JP1453095 A JP 1453095A JP H08196640 A JPH08196640 A JP H08196640A
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JP
Japan
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distal end
catheter tube
catheter
tube
balloon membrane
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JP7014530A
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Inventor
Osamu Egawa
修 江川
Akitoshi Ito
彰敏 伊藤
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カテーテル管の遠位端部の外径を大きくする
ことがなく、生体管腔への挿入性に優れ、しかもバルー
ン膜との接合強度が大きく、バルーン膜の拡張時に剥が
れることがなく、好ましくはスライド管の軸方向移動を
阻害しないスライディングカテーテルを提供すること。 【構成】 バルーン膜8の第2開口端8bが、カテーテ
ル管4の遠位端内部周面と、そのカテーテル管4の遠位
端部内周に位置する環状部材との間に挟持され、カテー
テル管4、筒状のバルーン膜8およびスライド管6で区
画される空間内に流体が封入してあり、スライド管6を
軸方向に移動することにより、筒状のバルーン膜8が、
カテーテル管4の遠位端内部から反転しながら繰り出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば血管などの生
体管腔内に挿入し、きわめて狭い狭窄部、偏心した狭窄
部あるいは蛇行した狭窄部または生体管腔内分岐部など
でも、低摩擦力で、しかも生体管腔内壁を傷つけること
なく容易に通過させることができるスライディングカテ
ーテルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】血管、消化管、卵管、尿管などの生体管
腔内の特定部位に薬液あるいは輸液を供給したり又は体
液の圧力を測定したりする目的でスライディングカテー
テルが開発されている。
【0003】スライディングカテーテルは、生体管腔内
に挿入されるカテーテル管とこのカテーテル管の内部に
軸方向移動自在に装着されるスライド体とこのスライド
体の先端部に第1開口端が接合され前記カテーテル管の
先端部に第2開口端が接合される筒状のバルーン膜とを
有する。
【0004】スライド体とカテーテル管との間の隙間に
圧力流体を封入した状態で、スライド体の近位端部を操
作しスライド体を軸方向に前進させることで、筒状のバ
ルーン膜がカテーテル管の先端内部からめくり上げられ
ながら突出する。この筒状のバルーン膜は適度な可撓性
を有し、その表面がめくり上げられながら突出すること
で、きわめて狭い狭窄部、偏心した狭窄部あるいは蛇行
した狭窄部などでも、低摩擦力で狭窄部を傷つけること
なく容易に通過させることができる。
【0005】筒状のバルーン膜が狭窄部を通過した後、
さらにスライド体を前進させれば、スライド体も狭窄部
を通過することができる。したがって、このスライド体
を通して、薬液あるいは輸液を狭窄部の背後の特定部位
に導入することができる。また、同様な理由から、その
特定部位の圧力などを検出することもできる。さらに特
定部位から検査用のサンプリングを行うこともできる。
【0006】従来のスライディングカテーテルは、バル
ーン膜の第2開口端の接合構造により、二つに分類する
ことができる。一つは、バルーン膜の第2開口端がカテ
ーテル管の遠位端部外周に接合されるタイプであり、も
う一つは、バルーン膜の第2開口端がカテーテル管の遠
位端部内周に接合されるタイプである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前者の外周面接着タイ
プのスライディングカテーテルでは、スライディングカ
テーテルの遠位端部外周にバルーン膜との接着部である
出っ張り部が形成されるため、生体管腔への挿入抵抗が
大きくなると共に、接合強度が弱くバルーン膜の拡張時
に接着部が剥がれ易いという課題を有する。
【0008】また、後者の内周面接着タイプのスライデ
ィングカテーテルでは、前者のタイプのスライディング
カテーテルに比較して、生体管腔への挿入抵抗が低いと
いう利点を有する。ところが、特に細径のカテーテル管
の内周に、バルーン膜の第2開口端を接着する作業はき
わめて困難であり、前者のタイプと同様に接合強度が十
分でなく、バルーン膜の拡張時に剥がれ易いという課題
を有している。また、カテーテル管の内周側にバルーン
膜の接着部である出っ張り部が形成されることから、ス
ライド体の軸方向移動の障害になるおそれもある。
【0009】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、カテーテル管の遠位端部の外径を大きくすることが
なく、生体管腔への挿入性に優れ、しかもバルーン膜と
の接合強度が大きく、バルーン膜の拡張時に剥がれるこ
とがなく、好ましくはスライド体の軸方向移動を阻害し
ないスライディングカテーテルを提供することを目的と
する。また、本発明は、細径のカテーテル管を有するス
ライディングカテーテルでも、カテーテル管の遠位端部
内周に容易かつ高強度にバルーン膜の開口端を接合する
ことができるスライディングカテーテルの製造方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るスライディングカテーテルは、カテー
テル管とスライド体と筒状のバルーン膜とを有し、前記
カテーテル管は遠位端から近位端までを連通するルーメ
ンを有し、前記スライド体が前記カテーテル管のルーメ
ン内に長手方向移動自在に装着され、前記バルーン膜の
第1開口端が前記スライド体の遠位端部に接合され、前
記バルーン膜の第2開口端が前記カテーテル管の遠位端
部内周面とそのカテーテル管の遠位端部内周に位置する
環状部材との間に挟持され、前記カテーテル管筒状のバ
ルーン膜およびスライド体で区画される空間内に流体が
封入してあり、前記筒状のバルーン膜が前記スライド体
を軸方向に移動することにより前記カテーテル管の遠位
端内部から反転しながら繰り出される。
【0011】本発明に係るスライディングカテーテルの
製造方法は、筒状のバルーン膜の第1開口端をスライド
体の遠位端部に接合する工程と、前記バルーン膜の第2
開口端の外周に環状部材を配置する工程と、前記バルー
ン膜の第2開口端を裏返しに外側に折り返して、折り返
された第2開口端と折り返されなかったバルーン膜の部
分との間に前記環状部材を挟み込む工程と、前記カテー
テル管の遠位端部の内周に前記環状部材が挟み込まれた
前記バルーン膜の第2開口端を位置させ、この第2開口
端を前記カテーテル管の遠位端部内周面と前記環状部材
との間で挟持させる工程とを有する。
【0012】カテーテル管の遠位端部 前記カテーテル管の遠位端部の内径はこの遠位端部以外
の部分の内径よりも大きくしてあることが好ましい。内
径が大きくされたカテーテル管の遠位端部の範囲はカテ
ーテル管の遠位端部の最先端から約1〜100mm離れた
位置までの範囲であることが好ましい。
【0013】前記カテーテル管の遠位端部の内径は、こ
の遠位端部以外の部分の内径よりもバルーン膜の肉厚の
二倍程度大きくしてあることが好ましい。カテーテル管
の遠位端部の内径を大きくするための方法としては、こ
の遠位端部の最先端から錐状体を差込み内周面を切削加
工する方法や、カテーテル管の遠位端部の外周面を切削
加工して縮径した後、その内周から遠位端部を押し広げ
る方法などを採用することができる。後者の方法は外径
が大きくならず細径のカテーテル管の製造には適してい
る。
【0014】環状部材 前記環状部材は金属あるいは合成樹脂などで構成するこ
とができる。金属で構成される環状部材はX線造影性に
優れるのでカテーテル管の遠位端部の位置をX線により
確認でき好ましい。環状部材の外径はカテーテル管の遠
位端部の内径よりも若干小さい程度であり、環状部材の
外周にバルーン膜の第2開口端を折り返し、それをカテ
ーテル管の遠位端部の内周に嵌合させた場合に、バルー
ン膜の第2開口端が引き抜けなくなる程度の外径を有す
れば良い。
【0015】環状部材の内径は、スライド体の軸方向移
動の障害とならないように、カテーテル管の遠位端部以
外の内径と略同一程度であることが好ましい。環状部材
の軸方向長さは、好ましくは0.5〜20mmである。こ
れより短いとバルーン膜との接合強度が小さくなり、逆
に長いとカテーテル管の遠位端部が硬直化し、生体管腔
への挿入性が低下する。
【0016】バルーン膜の第2開口端 前記バルーン膜の第2開口端は、カテーテル管の遠位端
部内周と環状部材とで挟持されてカテーテル管の遠位端
部内周に接合される。この接合に際しては、バルーン膜
の第2開口端がカテーテル管の遠位端から近位端側へ向
くように外側に折り返して接合されることが好ましい。
この環状部材による接合の位置はカテーテル管の遠位端
部内周であるが、この遠位端部の最先端位置よりも近位
端側にずれた位置であることが好ましい。これは、バル
ーン膜が拡張した時に、カテーテル管の遠位端を包み込
むように膨らんで接合部分に外側に広がろうとする力が
働き接合が解けてしまうことを抑制するためである。す
なわち、環状部材による接合の位置を近位端側にずらす
ことにより、カテーテル管の内周面でバルーン膜の拡張
を抑えることができ、接合部を解こうとする力を小さく
することができる。
【0017】バルーン膜とカテーテル管内周面との接触
面、およびバルーン膜と環状部材との接触面には接着剤
などを使用することができる。バルーン膜の第1開口端 バルーン膜の第1開口端は、スライド体の遠位端部外周
または内周に、接着、融着、あるいは環状部材による挟
持などの手段により接合される。スライド体の遠位端部
外周にバルーン膜の第1開口端が接合される場合には、
そのスライド体の遠位端部の外径は、切削加工などの手
段を用いて、その他の部分に比較して小さくしてあるこ
とが好ましい。
【0018】スライド体 スライド体は管体であることが好ましいが、これに限定
されず、棒材であっても良い。また、スライド体には光
ファイバーなどが挿通してあっても良い。スライド体が
管体である場合には、その管体内部に遠位端から近位端
への流体の流通を阻止するけれど近位端から遠位端への
流体などの流通を阻止しない逆止弁を設けても良い。
【0019】その他の構成 カテーテル管、筒状のバルーン膜およびスライド体で区
画される空間内に流体を封入可能とし、しかもスライド
体をカテーテル管の内部で軸方向移動自在に構成するた
めに、カテーテル管の近位端部内周にはスライド体の外
周に摺接する密封用パッキンを装着することが好まし
い。
【0020】
【作用】本発明に係るスライディングカテーテルでは、
バルーン膜の第2開口端がカテーテル管の遠位端内周面
とそのカテーテル管の遠位端内周に位置する環状部材と
の間に挟持されているので、この第2開口端がカテーテ
ル管に対して強固に接合することができる。また、バル
ーン膜の第2開口端がカテーテル管の遠位端部内周面に
接合されるので、遠位端部外周面に接合される場合に比
較して、遠位端部の外周を滑らかにすることができ、生
体管腔内への挿入性が向上する。
【0021】特に、カテーテル管の遠位端部の内径を他
の部分よりも大きく構成し、その遠位端部の内周と環状
体との間にバルーン膜の第2開口端を挟み込んで接合す
れば、その接合部分の内径が小さくならず、スライド体
の軸方向移動の障害になることもない。
【0022】本発明に係るスライディングカテーテルの
製造方法によれば、細径のカテーテル管であっても比較
的容易に製造することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係るスライディングカテーテ
ルを、図面に示す実施例に基づき、詳細に説明する。図
1(A)は本発明の一実施例に係るスライディングカテ
ーテルの概略断面図、図1(B)は同実施例に係るスラ
イディングカテーテルのバルーン膜が最大限に後退した
状態を示す概略断面図、図2(A)〜(D)は図1に示
す実施例のスライディングカテーテルの製造過程の一例
を示す要部概略断面図、図3(E),(F)は図2の続
きの工程を示す要部概略断面図、図4(G),(H)は
図3の続きの工程を示す要部概略断面図、図5,6は図
1に示すスライディングカテーテルの使用例を示す要部
概略断面図、図7,8は図1に示すスライディングカテ
ーテルのその他の使用例を示す要部概略断面図である。
【0024】図1(A),(B)に示すように、本発明
の実施例に係るスライディングカテーテル2は、血管な
どの生体管腔内に挿入されるカテーテル管4を有する。
このカテーテル管4は中空管で構成され、その内部に
は、スライド体としてのスライド管6が、軸方向移動自
在に装着してある。
【0025】このスライド管6の遠位端部6aの外周に
は、筒状のバルーン膜8の第1開口端8aが接合してあ
る。また、カテーテル管4の遠位端部4aの内周には、
バルーン膜8の第2開口端8bが接合してある。遠位端
とは、生体管腔内に挿入される側である遠位端部の最先
端を意味し、遠位端部とは、遠位端及び遠位端から軸方
向に、通常、1〜100mmの距離の範囲内をいう。こ
れらバルーン膜の両開口端8a,8bの接合構造の詳細
については後述する。
【0026】スライド管6の内部は、中空であり、第1
ルーメン15が形成してある。なお、スライド管6とカ
テーテル管4との間の隙間には、第2ルーメン17が形
成してある。この第2ルーメン17内に、スライド管6
が軸方向移動自在に挿入されることにより、カテーテル
管4、筒状のバルーン膜8およびスライド管6で区画さ
れる空間が形成される。
【0027】カテーテル管4は、ある程度の可撓性を有
する材質で構成されることが好ましく、たとえばポリエ
チレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミド
エラストマー、フッ素樹脂、シリコーン、天然ゴムなど
で構成され、好ましくは、ポリウレタン、ポリエチレ
ン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル又はシリコーンで構成
される。このカテーテル管4の内表面には、ハイドロー
マー被覆層などの摩擦低減層が被覆してあることが好ま
しい。カテーテル管4の内部で、低摩擦力でスライド管
6が軸方向にスライド移動できるようにするためであ
る。このような観点からは、スライド管6の外表面に
も、低摩擦層を形成することが好ましい。
【0028】スライド管6は、カテーテル管4と同様
に、ある程度の可撓性を有する材質で構成されることが
好ましく、たとえばポリエチレン、フッ素樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミドエラ
ストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマー、シリ
コーン、天然ゴム、金属(ステンレス、Ni−Ti合
金)などで構成され、好ましくは、ポリウレタン、ポリ
エチレン、ポリアミド、シリコーン又はポリ塩化ビニル
で構成される。また、このスライド管6は、カテーテル
管4と異なり、肉厚の薄い細径の金属チューブ、たとえ
ばステンレス、Ni−Ti合金で構成することもでき
る。細径の金属チューブであれば、ある程度の可撓性を
有し、しかも、スライド管6をスライド移動させるため
の操作力が伝達され易いことから好ましい。
【0029】筒状のバルーン膜8は、カテーテル管4お
よびスライド管6よりもさらに柔軟性を有する材質で構
成されることが好ましく、たとえばポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリウレタン、ポリイソプレン、ポリアミ
ド、ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミド
エラストマー、シリコーン、天然ゴムなど、好ましく
は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
アミド、ポリウレタン又はシリコーンで構成される。
【0030】図1に示すように、カテーテル管4の近位
端部には、分岐部10が設けられ、カテーテル管4内の
第2ルーメン17と連通する分岐管12が装着してあ
る。図1に示す実施例では、分岐管12が直接カテーテ
ル管4の近位端部外周に装着してあるが、カテーテル管
4の近位端に分岐用ハブを接続し、この分岐用ハブに対
して分岐管12を接続することもできる。分岐管及び分
岐ハブは、患者の体外側に位置するので、カテーテル管
4に比較して剛性の高い材質で構成することができる。
【0031】分岐管12からは、カテーテル管4の第2
ルーメン17を通して、バルーン膜8とカテーテル管4
とで囲まれた密封空間に液体が導入される。封入される
液体としては、特に限定されないが、たとえば放射線不
透過性媒体と生理食塩水との50/50混合水溶液など
が用いられる。放射線不透過性媒体を含ませるのは、ス
ライディングカテーテル2の使用時に放射線を用いてバ
ルーン膜8およびカテーテル管4の位置を造影するため
である。封入時の圧力としては、特に限定されないが、
ゲージ圧で好ましくは0.5〜2気圧程度である。分岐
管12の内部には、第2ルーメン17から外部への流体
の漏洩を防止するための逆止弁22が装着してある。逆
止弁22は、後述する密封用パッキン16と同様な材質
で構成することができる。
【0032】カテーテル管4の最近位端部4bには、フ
ランジ状のカテーテル用ハブ14が装着してある。この
カテーテル用ハブ14は、カテーテル管4の最近位端部
外周に、接着ないし融着してあり、カテーテル管4より
も剛性の高い材質で構成することができる。このハブ1
4は、具体的には、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネー
ト、スチレン−ブタジエン共重合体、シリコーン樹脂、
ABS樹脂、好ましくはポリ塩化ビニル、ポリカーボネ
ート又はABS樹脂で構成される。このハブ14の外径
は、カテーテル管4の外径に対して100〜1000%
大きいことが好ましい。
【0033】なお、このハブ14は、前記分岐ハブと一
体に形成することもできる。カテーテル用ハブ14が装
着されたカテーテル管4の内側には、密封用パッキン1
6が装着してある。密封用パッキン16は、バルーン膜
8の内部と、カテーテル管4の内部の第2ルーメン17
とを密封する。しかも、スライド管6を、カテーテル管
4の内部で軸方向にスライド移動自在とするために、密
封用パッキン16は、スライド管6の外周との摺動性に
優れた材質であることが好ましい。このような観点か
ら、密封用パッキンは、好ましくはシリコーンゴム、ポ
リイソプレン、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル、さらに好ましくはシリコーンゴ
ム、天然ゴムで構成される。
【0034】スライド管6の最近位端にも、フランジ状
のスライド用ハブ18が装着してある。スライド用ハブ
18は、スライド管6の最近位端外周に、接着または融
着してある。スライド用ハブ18は、カテーテル用ハブ
と同様な材質で構成される。スライド管6の内部に形成
された第1ルーメン15は、その遠位端部6aに装着さ
れたバルーン膜8によっても遠位端開口部が閉塞され
ず、その近位端部6bに装着されたハブ18によっても
近位端開口部が閉塞されない。ただし、スライド管6の
近位端部6b内周には、逆止弁24が装着してあり、遠
位端側からの流体の漏洩を防止している。逆止弁24
は、逆止弁22と同様な材質で構成される。
【0035】カテーテル管4、スライド管6およびバル
ーン膜8の外径、肉厚、軸方向長さなどの寸法は、この
スライディングカテーテル2の使用目的に応じて種々に
改変されるが、一般に、次の寸法であることが好まし
い。カテーテル管4の外径は、好ましくは0.3〜15
mm、さらに好ましくは1〜5mmであり、その肉厚は、好
ましくは50〜1000μm、さらに好ましくは100
〜500μm、その軸方向長さは、好ましくは10〜3
000mm、さらに好ましくは50〜1000mmである。
スライド管6の外径は、好ましくは0.1〜10mm、さ
らに好ましくは0.5〜4mmであり、その肉厚は、好ま
しくは50〜1000μm、さらに好ましくは100〜
500μm、その軸方向長さは、カテーテル管4よりも
長く、好ましくは20〜6000mm、さらに好ましくは
100〜2000mmである。
【0036】バルーン膜8の膜厚は、特に限定されない
が、好ましくは10〜1000μm、さらに好ましくは
50〜500μmである。また、バルーン膜8の軸方向
長さは、スライディングカテーテルの使用目的に応じて
種々に変えることができるが、好ましくは50〜100
0mm、さらに好ましくは100〜500mmである。
【0037】本実施例では、図1(B)に示すように、
カテーテル管4の遠位端部4aの内径d2 は、この遠位
端部以外の部分の内径d1 よりも大きくしてある。たと
えばこの遠位端部の内径d2 は、遠位端部以外の部分の
内径d1 よりも、バルーン膜8の肉厚の二倍程度大きく
してあることが好ましく、たとえば、内径d1 の5〜2
0%大きいことが好ましい。また、内径が大きくされた
カテーテル管の遠位端部4aの範囲L1 は、カテーテル
管の遠位端部4aの最先端から1〜30mm離れた位置ま
での範囲であることが好ましい。
【0038】カテーテル管4の遠位端部4aの内径を大
きくするための方法としては、この遠位端部4aの最先
端から錐状体を差込み内周面を切削加工する方法や、カ
テーテル管4の遠位端部4aの外周面を切削加工して縮
径した後、その内周から遠位端部を押し広げる方法など
を採用することができる。後者の方法は、外径が大きく
ならず、細径のカテーテル管の製造には適している。後
者の方法の詳細については、後述する。
【0039】バルーン膜8の第2開口端8bは、カテー
テル管4の遠位端部内周と環状部材20とで挟持されて
カテーテル管4の遠位端部内周に接合される。この接合
に際しては、バルーン膜8の第2開口端8bがカテーテ
ル管4の遠位端から近位端側へ向くように外側に折り返
して接合してある。この環状部材20による接合の位置
は、カテーテル管4の遠位端部内周であるが、この遠位
端部の最先端位置よりも、少し近位端側にずれた位置で
あることが好ましい。これは、バルーン膜8が拡張した
時に、カテーテル管4の遠位端を包み込むように膨らん
で接合部分に外側に広がろうとする力が働き接合が解け
てしまうことを抑制するためである。すなわち、環状部
材20による接合の位置を少し近位端側にずらすこと
で、カテーテル管4の内周面(範囲L2 の部分)で、バ
ルーン膜8の拡張を抑えることができ、接合部を解こう
とする力を小さくすることができる。範囲L2 は、好ま
しくは、5〜99.5mmである。
【0040】バルーン膜8とカテーテル管内周面との接
触面、およびバルーン膜8と環状部材20との接触面に
は接着剤などを使用することができる。接着剤として
は、たとえばシアノアクリレート系、ウレタン系、エポ
キシ系等の接着剤が用いられる。
【0041】環状部材20は、金属あるいは合成樹脂な
どで構成することができる。環状部材20の外径は、カ
テーテル管4の遠位端部4aの内径よりも若干小さい程
度であり、環状部材20の外周にバルーン膜8の第2開
口端8bを折り返し、それをカテーテル管4の遠位端部
4aの内周に嵌合させた場合に、バルーン膜8の第2開
口端8bが引き抜けなくなる程度の外径を有すれば良
い。
【0042】環状部材20の内径は、スライド管6の軸
方向移動の障害とならないように、カテーテル管4の遠
位端部以外の内径d1 と略同一程度であることが好まし
い。環状部材20の軸方向長さは、好ましくは0.5〜
20mmである。これより短いと、バルーン膜8との接合
強度が小さくなり、逆に長いと、カテーテル管4の遠位
端部4aが硬直化し、生体管腔への挿入性が低下する。
【0043】バルーン膜8の第1開口端8aは、スライ
ド管6の遠位端部6aの外周に、接着、融着などの手段
により接合される。スライド管6の遠位端部6aの外径
は、図2(D)に示すように、切削加工などの手段によ
り、その他の部分に比較して小さくしてあることが好ま
しい。遠位端部6aの外径は、その他の部分の外径に比
較して、バルーン膜8の肉厚の二倍程度小さいことが好
ましい。バルーン膜8の第1開口端8aが遠位端部6a
に接合しても、その接合部の外周が膨らまないようにす
るためである。
【0044】次に、本発明の一実施例に係るスライディ
ングカテーテルの製造方法について説明する。まず、図
2(A)に示すように、ポリウレタンで構成された外径
2.3mm、肉厚0.25mm、長さ800mmのカテーテル
管4となる管を準備した。
【0045】次に、図2(B)に示すように、この管の
遠位端部4aを、軸方向長さ15mmの範囲で切削加工
し、外径を2.0mmとした。その後、図2(C)に示す
ように、遠位端部4aを内側から押し広げ、遠位端部4
aの外径を、他の部分と同様な外径にした。遠位端部4
aの内径は1.8mmに押し広げられた。
【0046】次に、図2(D)に示すように、外径1.
7mm、軸方向長さ150mm、肉厚0.1mmの軟質ポリウ
レタン製の筒状バルーン膜8を準備した。また、遠位端
部6aの外径1.3mm、遠位端部6aの軸方向長さ10
mm、遠位端部6a以外の外径1.5mm、内径1.0mm、
全長1000mmのポリウレタン製のスライド管6を準備
した。このスライド管6の縮径された遠位端部6aは、
切削加工により形成した。この遠位端部6aの外周に、
ウレタン系の接着剤を用いて、バルーン膜8の第1開口
端8aを接着した。
【0047】次に、図3(E),(F)に示すように、
バルーン膜8の第2開口端8bの外周に環状部材20を
配置した。環状部材20としては、外径2.0mm、肉厚
0.08mm、軸方向長さ2.5mmのステンレス製リング
を用いた。次に、図4(G)に示すように、バルーン膜
8の第2開口端8bを裏返しに折り返して、折り返され
た第2開口端8bとバルーン膜8との間に環状部材20
を挟み込んだ。同時に、ウレタン系の接着剤を用いて環
状部材20をバルーン膜8に接着した。
【0048】次に、図4(H)に示すように、カテーテ
ル管4と成る管の遠位端部4aの内周に、環状部材20
が挟み込まれたバルーン膜8の第2開口端8bを位置さ
せ、この第2開口端8bを、カテーテル管4の遠位端部
4aの内周面と環状部材20との間で挟持させた。同時
に、ウレタン系の接着剤を用いて第2開口端8bをカテ
ーテル管4の内周面に接着した。
【0049】その後は、図1に示す密封用パッキン1
6、ハブ14,18、分岐管12、逆止弁22,24な
どを取り付けて、スライディングカテーテル2を製造し
た。次に、本実施例に係るスライディングカテーテル2
の使用例について説明する。
【0050】まず、カテーテル管4の先端からスライド
管6の遠位端が最大限に引っ込んだ状態(図1(B)参
照)で、スライディングカテーテル2を、その遠位端部
から、血管、卵管、消化管、尿管あるいはその他の生体
管腔内に挿入する。スライディングカテーテル2を、た
とえば動脈血管などの生体管腔内に挿入するには、セル
ジンガー法などを採用すれば良い。
【0051】なお、その挿入の前後に、カテーテル管4
とスライド管6との間の隙間の第2ルーメン17には、
図1に示す分岐管12から流体を封入しておく。封入流
体としては、たとえば生理食塩水+造影剤などの液体が
用いられ、その圧力としては、好ましくは0.5気圧か
ら2気圧である。
【0052】カテーテル管4の遠位端が、図5または図
7に示すように生体管腔40の狭窄部42あるいは生体
管腔40の分岐部44の手前にきた場合に、図1に示す
スライド管6の近位端部に装着されたハブ18を操作
し、スライド管6をカテーテル管4内で前進させる。そ
の結果、カテーテル管4の遠位端から、筒状のバルーン
膜8が、その表裏面が反転するように突出する。
【0053】このように筒状のバルーン膜8が突出する
のは、バルーン膜8の内部に流体が加圧封入してあると
共にスライド管6が前進移動するからである。封入流体
の圧力は、スライド管6の前進移動に応じて上昇し、そ
の圧力により、バルーン膜8がカテーテル管4の遠位端
部から突出する。バルーン膜8の突出量はスライド管6
の前進移動量の約1/2である。
【0054】バルーン膜8は可撓性を有すると共にその
表裏面が反転しながら突出するので、生体管腔との摩擦
がほとんどなく、図6に示すようにきわめて狭い狭窄部
42、偏心した狭窄部あるいは蛇行した狭窄部でも容易
に通過させることができる。または、図8に示すように
生体管腔の分岐部44などでも、生体管腔40の内壁を
傷つけることなく、目的とする方向に容易に通過させる
ことができる。
【0055】その後、さらにスライド管6を前進させれ
ば、バルーン膜8は、その表裏面が完全に逆転し、その
内側を通してスライド管6の先端がカテーテル管4の遠
位端から突出し、スライド管6の遠位端は生体腔狭窄部
または分岐部を完全に通過する。
【0056】その後、このスライド管6の第1ルーメン
15を通して薬液や輸液を送り込めば、生体管腔内狭窄
部または分岐部の背後の特定部位に対して良好に、これ
らを送り込むことができる。また、その特定部位からの
体液のサンプリング、体液の圧力測定などが可能であ
る。
【0057】また、スライド管6の前進移動を途中で止
め、その後スライド管6を後退移動させることでいった
ん突出させたバルーン膜8をカテーテル管4の遠位端内
に後退移動させることができ、バルーン膜8により生体
管腔内異物(たとえば結石)を取り込むこともできる。
【0058】さらには、本実施例に係るスライディング
カテーテル2は内視鏡と組み合わせて用いることもでき
る。内視鏡はスライディングカテーテル2のスライド管
6に形成された第1ルーメン15を通して送り込むこと
ができる。また、PTCA(経皮的冠動脈形成術)用バ
ルーンカテーテルが挿入し難い狭窄部にまず本実施例に
係るスライディングカテーテル2を通すことでその狭窄
部にガイドワイヤを通し、その後スライディングカテー
テル2を抜き取り、PTCAバルーンカテーテルを挿入
しPTCA治療を行うこともできる。
【0059】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で種々に改変すること
ができる。たとえば、スライド管6の遠位端部6aの外
周とカテーテル管4の遠位端部4aの外周とは、必ずし
も切削加工によることなく、他の手段で外径を小さくし
ても良い。また、スライド管6の遠位端部6aの外周
は、必ずしも外径を小さくする必要はない。さらに、カ
テーテル管4の遠位端部4aの内周は切削加工により内
径を大きくしても良い。またはその他の手段を採用して
も良い。さらには、カテーテル管4の遠位端部4aの内
周は必ずしも他の部分に比較して内径を大きくしなくと
も良い。
【0060】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
スライディングカテーテルによれば、バルーン膜の第2
開口端がカテーテル管の遠位端内周面とそのカテーテル
管の遠位端内周に位置する環状部材との間に挟持されて
いるので、この第2開口端がカテーテル管に対して強固
に接合することができる。また、バルーン膜の第2開口
端がカテーテル管の遠位端部内周面に接合されるので、
遠位端部外周面に接合される場合に比較して、遠位端部
の外周を滑らかにすることができ、生体管腔内への挿入
性が向上する。
【0061】特に、カテーテル管の遠位端部の内径を、
他の部分よりも大きく構成し、その遠位端部の内周と環
状体との間に、バルーン膜の第2開口端を挟み込んで接
合すれば、その接合部分の内径が小さくならず、スライ
ド体の軸方向移動の障害になることもない。
【0062】本発明に係るスライディングカテーテルの
製造方法によれば、細径のカテーテル管であっても、比
較的容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の一実施例に係るスライデ
ィングカテーテルの概略断面図、図1(B)は同実施例
に係るスライディングカテーテルのバルーン膜が最大限
に後退した状態を示す概略断面図である。
【図2】図2(A)〜(D)は図1に示す実施例のスラ
イディングカテーテルの製造過程の一例を示す要部概略
断面図である。
【図3】図3(E),(F)は図2の続きの工程を示す
要部概略断面図である。
【図4】図4(G),(H)は図3の続きの工程を示す
要部概略断面図である。
【図5】図5は図1に示すスライディングカテーテルの
使用例を示す要部概略断面図である。
【図6】図6は図1に示すスライディングカテーテルの
使用例を示す要部概略断面図である。
【図7】図7は図1に示すスライディングカテーテルの
その他の使用例を示す要部概略断面図である。
【図8】図8は図1に示すスライディングカテーテルの
その他の使用例を示す要部概略断面図である。
【符号の説明】
2… スライディングカテーテル 4… カテーテル管 4a,6a… 遠位端部 4b,6b… 近位端部 6… スライド管 8… 筒状のバルーン膜 8a… 第1開口端 8b… 第2開口端 10… 分岐部 12… 分岐管 14… カテーテル用ハブ 15… 第1ルーメン 16… 密封用パッキン 17… 第2ルーメン 18… スライド用ハブ 20… 環状部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテル管とスライド体と筒状のバル
    ーン膜とを有し、 前記カテーテル管は遠位端から近位端までを連通するル
    ーメンを有し、 前記スライド体が前記カテーテル管のルーメン内に長手
    方向移動自在に装着され、 前記バルーン膜の第1開口端が前記スライド体の遠位端
    部に接合され、前記バルーン膜の第2開口端が前記カテ
    ーテル管の遠位端部内周面とそのカテーテル管の遠位端
    部内周に位置する環状部材との間に挟持され、 前記カテーテル管筒状のバルーン膜およびスライド体で
    区画される空間内に流体が封入してあり、前記筒状のバ
    ルーン膜が前記スライド体を軸方向に移動することによ
    り前記カテーテル管の遠位端内部から反転しながら繰り
    出されることを特徴とするスライディングカテーテル。
  2. 【請求項2】 筒状のバルーン膜の第1開口端をスライ
    ド体の遠位端部に接合する工程と、 前記バルーン膜の第2開口端の外周に環状部材を配置す
    る工程と、 前記バルーン膜の第2開口端を裏返しに外側に折り返し
    て、折り返された第2開口端と折り返されなかったバル
    ーン膜の部分との間に前記環状部材を挟み込む工程と、 前記カテーテル管の遠位端部の内周に前記環状部材が挟
    み込まれた前記バルーン膜の第2開口端を位置させ、こ
    の第2開口端を前記カテーテル管の遠位端部内周面と前
    記環状部材との間で挟持させる工程とを有することを特
    徴とするスライディングカテーテルの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011156382A (ja) * 2000-02-25 2011-08-18 General Surgical Innovations Inc Ima切開用器械
JP2015033634A (ja) * 2007-07-11 2015-02-19 アポロ エンドサージェリー,インコーポレイティド 粘膜下医療処置を実行するための方法及びシステム

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