JPH081965A - 熱転写ラインプリンタおよびその印字方法 - Google Patents
熱転写ラインプリンタおよびその印字方法Info
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- JPH081965A JPH081965A JP6132790A JP13279094A JPH081965A JP H081965 A JPH081965 A JP H081965A JP 6132790 A JP6132790 A JP 6132790A JP 13279094 A JP13279094 A JP 13279094A JP H081965 A JPH081965 A JP H081965A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラー印字における耐擦過性を向上させて良
好な印字品質を得るとともに、OHP用紙に対する光透
過性を向上させることのできる熱転写ラインプリンタお
よびその印字方法を提供すること。 【構成】 複数の発熱素子を備えたラインサーマルヘッ
ド5と、ヒータ4を内蔵した一次記録画像9が表面に形
成される中間転写部材2と、この中間転写部材2上の一
次記録画像9を記録媒体3に転写するために中間転写部
材2に当接され中間転写部材2との間に記録媒体3を挟
持して搬送せしめる加圧手段8とを有する熱転写ライン
プリンタ1において、前記記録媒体3に転写された画像
を、前記中間転写部材2および加圧手段8間に挟持して
前記記録媒体3とともに再加熱および再加圧するように
前記中間転写部材2、加圧手段8およびヒータ4を駆動
するための制御部10を設けたことを特徴とする。
好な印字品質を得るとともに、OHP用紙に対する光透
過性を向上させることのできる熱転写ラインプリンタお
よびその印字方法を提供すること。 【構成】 複数の発熱素子を備えたラインサーマルヘッ
ド5と、ヒータ4を内蔵した一次記録画像9が表面に形
成される中間転写部材2と、この中間転写部材2上の一
次記録画像9を記録媒体3に転写するために中間転写部
材2に当接され中間転写部材2との間に記録媒体3を挟
持して搬送せしめる加圧手段8とを有する熱転写ライン
プリンタ1において、前記記録媒体3に転写された画像
を、前記中間転写部材2および加圧手段8間に挟持して
前記記録媒体3とともに再加熱および再加圧するように
前記中間転写部材2、加圧手段8およびヒータ4を駆動
するための制御部10を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラインサーマルヘッド
の発熱により溶融されたインクシートのインクを中間転
写部材に転写して一次記録画像を形成し、この一次記録
画像を用紙等の記録媒体に転写して印字を行う中間転写
方式と称される印字方式を用いた熱転写ラインプリンタ
に係り、特に、カラー印字に好適な熱転写ラインプリン
タおよびその印字方法に関する。
の発熱により溶融されたインクシートのインクを中間転
写部材に転写して一次記録画像を形成し、この一次記録
画像を用紙等の記録媒体に転写して印字を行う中間転写
方式と称される印字方式を用いた熱転写ラインプリンタ
に係り、特に、カラー印字に好適な熱転写ラインプリン
タおよびその印字方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ラインサーマルヘッドの発熱素
子を選択的に発熱させることにより、インクシートのイ
ンクを溶融し、この溶融した部分のインクを中間転写部
材に転写して中間転写部材上に一次記録画像を形成し、
その後、中間転写部材上に形成した一次記録画像を、熱
および圧力を用いて記録媒体に画像を形成するようにし
た中間転写方式の熱転写ラインプリンタが、普通紙に高
品位な印字ができることから、従来より提案されてい
る。このような、従来のものの一例としては、特開昭6
1−277467号公報記載のものがある。
子を選択的に発熱させることにより、インクシートのイ
ンクを溶融し、この溶融した部分のインクを中間転写部
材に転写して中間転写部材上に一次記録画像を形成し、
その後、中間転写部材上に形成した一次記録画像を、熱
および圧力を用いて記録媒体に画像を形成するようにし
た中間転写方式の熱転写ラインプリンタが、普通紙に高
品位な印字ができることから、従来より提案されてい
る。このような、従来のものの一例としては、特開昭6
1−277467号公報記載のものがある。
【0003】このような従来の熱転写ラインプリンタ
は、印字情報に基づいて、ラインサーマルヘッドの発熱
素子を選択的に発熱させることにより、インクシートの
インクを溶融させてヒータを内蔵する中間転写部材上に
転写して中間転写部材上に一次記録画像を形成し、その
後、中間転写部材上に形成された一次記録画像を、中間
転写部材の内部に設けたヒータからの熱および中間転写
部材に当接するプレッシャーローラの圧力を用いて、中
間転写部材とプレッシャーローラとの間に挟持した記録
媒体に転写(再転写)して定着させ印字を行うようにな
っている。つまり、一次記録画像は、加熱および加圧に
よって記録媒体に転写され定着する構成とされている。
は、印字情報に基づいて、ラインサーマルヘッドの発熱
素子を選択的に発熱させることにより、インクシートの
インクを溶融させてヒータを内蔵する中間転写部材上に
転写して中間転写部材上に一次記録画像を形成し、その
後、中間転写部材上に形成された一次記録画像を、中間
転写部材の内部に設けたヒータからの熱および中間転写
部材に当接するプレッシャーローラの圧力を用いて、中
間転写部材とプレッシャーローラとの間に挟持した記録
媒体に転写(再転写)して定着させ印字を行うようにな
っている。つまり、一次記録画像は、加熱および加圧に
よって記録媒体に転写され定着する構成とされている。
【0004】そして、このような従来の熱転写ラインプ
リンタを用いてカラー印字を行う場合には、例えば、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk
(ブラック)の4色のインクを有するマルチカラーイン
クシートと称されるカラーインクシートを用いてカラー
印字が行われる。つまり、最初にカラーインクシートの
Yのインクを用いて記録媒体に1ページ(1画面)分の
印字を行い、ついで、印字動作によって搬送された記録
媒体をフィードバックさせ記録媒体の印字位置の頭出し
を行うとともに、カラーインクシートのMのインクの頭
出しを行ってカラーインクシートのMのインクを用いて
記録媒体に1ページ(1画面)分の印字を行い、以下同
様にCのインク、Bkのインクの順に記録媒体に印字を
行い、記録媒体にカラー印字を行うようになっている。
リンタを用いてカラー印字を行う場合には、例えば、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk
(ブラック)の4色のインクを有するマルチカラーイン
クシートと称されるカラーインクシートを用いてカラー
印字が行われる。つまり、最初にカラーインクシートの
Yのインクを用いて記録媒体に1ページ(1画面)分の
印字を行い、ついで、印字動作によって搬送された記録
媒体をフィードバックさせ記録媒体の印字位置の頭出し
を行うとともに、カラーインクシートのMのインクの頭
出しを行ってカラーインクシートのMのインクを用いて
記録媒体に1ページ(1画面)分の印字を行い、以下同
様にCのインク、Bkのインクの順に記録媒体に印字を
行い、記録媒体にカラー印字を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の熱転写ラインプリンタにおいては、カラー印字
を行う場合に、各色毎に中間転写部材に対する一次記録
画像の形成と、一次記録画像の記録媒体への転写および
定着が行われ、複数の色を重ねて所望の色、例えば、Y
のインクとMのインクとを重ねてオレンジ色の印字を行
う場合には、インクの上にインクが重なることとなり、
重ねられたインクの表面の平滑性が低下する(凹凸にな
る)とともに、耐擦過性(印字表面を擦ったときのイン
クの剥がれにくさ)に劣り、結果として記録媒体に対す
る定着性に劣り、良好な印字品質を得ることができない
という問題点があった。
た従来の熱転写ラインプリンタにおいては、カラー印字
を行う場合に、各色毎に中間転写部材に対する一次記録
画像の形成と、一次記録画像の記録媒体への転写および
定着が行われ、複数の色を重ねて所望の色、例えば、Y
のインクとMのインクとを重ねてオレンジ色の印字を行
う場合には、インクの上にインクが重なることとなり、
重ねられたインクの表面の平滑性が低下する(凹凸にな
る)とともに、耐擦過性(印字表面を擦ったときのイン
クの剥がれにくさ)に劣り、結果として記録媒体に対す
る定着性に劣り、良好な印字品質を得ることができない
という問題点があった。
【0006】また、インクの表面の平滑性の低下は、ラ
ンカスターボンド紙等の表面粗度の粗い記録媒体に対す
る耐擦過性を低減させ良好な印字品質を得ることができ
ないとともに、OHP用紙に対する光透過性を低減させ
てOHPで印字後のOHP用紙の画像をスクリーンに映
した時の色合いがくすんで鮮明な色調を得ることができ
ないという問題点があった。
ンカスターボンド紙等の表面粗度の粗い記録媒体に対す
る耐擦過性を低減させ良好な印字品質を得ることができ
ないとともに、OHP用紙に対する光透過性を低減させ
てOHPで印字後のOHP用紙の画像をスクリーンに映
した時の色合いがくすんで鮮明な色調を得ることができ
ないという問題点があった。
【0007】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、カラー印字における耐擦過性を向上させて良好
な印字品質を得るとともに、OHP用紙に対する光透過
性を向上させることのできる熱転写ラインプリンタおよ
びその印字方法を提供することを目的とする。
であり、カラー印字における耐擦過性を向上させて良好
な印字品質を得るとともに、OHP用紙に対する光透過
性を向上させることのできる熱転写ラインプリンタおよ
びその印字方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明の熱転写ラインプリンタ
は、選択的に発熱されインクシートのインクを部分的に
溶融するための複数の発熱素子を備えたラインサーマル
ヘッドと、ヒータを内蔵し前記発熱素子の発熱により溶
融されたインクシートのインクを転写され一次記録画像
を形成する中間転写部材と、この中間転写部材上の一次
記録画像を記録媒体に転写するために中間転写部材に当
接され中間転写部材との間に記録媒体を挟持して搬送せ
しめる加圧手段とを有する熱転写ラインプリンタにおい
て、前記記録媒体に転写された画像を、前記中間転写部
材および加圧手段間に挟持して前記記録媒体とともに再
加熱および再加圧するように前記中間転写部材、加圧手
段およびヒータを駆動するための制御部を設けたことを
特徴としている。
ため請求項1に記載の本発明の熱転写ラインプリンタ
は、選択的に発熱されインクシートのインクを部分的に
溶融するための複数の発熱素子を備えたラインサーマル
ヘッドと、ヒータを内蔵し前記発熱素子の発熱により溶
融されたインクシートのインクを転写され一次記録画像
を形成する中間転写部材と、この中間転写部材上の一次
記録画像を記録媒体に転写するために中間転写部材に当
接され中間転写部材との間に記録媒体を挟持して搬送せ
しめる加圧手段とを有する熱転写ラインプリンタにおい
て、前記記録媒体に転写された画像を、前記中間転写部
材および加圧手段間に挟持して前記記録媒体とともに再
加熱および再加圧するように前記中間転写部材、加圧手
段およびヒータを駆動するための制御部を設けたことを
特徴としている。
【0009】そして、請求項2に記載の本発明の熱転写
ラインプリンタは、請求項1において、前記制御部は、
前記記録媒体を再加熱および再加圧のためにバックフィ
ードするように前記中間転写部材および/または加圧手
段を駆動するように構成されていることを特徴としてい
る。
ラインプリンタは、請求項1において、前記制御部は、
前記記録媒体を再加熱および再加圧のためにバックフィ
ードするように前記中間転写部材および/または加圧手
段を駆動するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0010】さらに、請求項3に記載の本発明の熱転写
ラインプリンタは、請求項1において、前記加圧手段
は、前記記録媒体を着脱可能に固定する固定手段を備え
たドラムであるとともに、前記制御部は、前記記録媒体
を前記ドラムに巻き付けて再加熱および再加圧するよう
に構成されていることを特徴としている。
ラインプリンタは、請求項1において、前記加圧手段
は、前記記録媒体を着脱可能に固定する固定手段を備え
たドラムであるとともに、前記制御部は、前記記録媒体
を前記ドラムに巻き付けて再加熱および再加圧するよう
に構成されていることを特徴としている。
【0011】また、請求項4に記載の本発明の熱転写ラ
インプリンタは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に
おいて、前記制御部は、前記記録媒体に転写された画像
の再加熱および再加圧の回数を、前記記録媒体の種類に
応じて変更自在なように構成されていることを特徴とし
ている。
インプリンタは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に
おいて、前記制御部は、前記記録媒体に転写された画像
の再加熱および再加圧の回数を、前記記録媒体の種類に
応じて変更自在なように構成されていることを特徴とし
ている。
【0012】また、請求項5に記載の本発明の熱転写ラ
インプリンタは、請求項1乃至請求項4の何れか1項に
おいて、前記制御部は、前記記録媒体に転写された画像
の再加熱および再加圧時における加熱温度を、一次記録
画像の記録媒体への転写時の加熱温度より高温とするよ
うに前記ヒータを駆動するように構成されていることを
特徴としている。
インプリンタは、請求項1乃至請求項4の何れか1項に
おいて、前記制御部は、前記記録媒体に転写された画像
の再加熱および再加圧時における加熱温度を、一次記録
画像の記録媒体への転写時の加熱温度より高温とするよ
うに前記ヒータを駆動するように構成されていることを
特徴としている。
【0013】また、請求項6に記載の本発明の熱転写ラ
インプリンタの印字方法は、ラインサーマルヘッドの発
熱素子を選択的に発熱させることにより、インクシート
のインクを中間転写部材に転写してこの中間転写部材上
に一次記録画像を形成し、前記中間転写部材上の一次記
録画像を熱および圧力を用いて記録媒体に再転写して定
着させることにより前記記録媒体に画像を形成する熱転
写ラインプリンタの印字方法において、前記記録媒体に
転写された画像を前記記録媒体とともに再加熱および再
加圧することを特徴としている。
インプリンタの印字方法は、ラインサーマルヘッドの発
熱素子を選択的に発熱させることにより、インクシート
のインクを中間転写部材に転写してこの中間転写部材上
に一次記録画像を形成し、前記中間転写部材上の一次記
録画像を熱および圧力を用いて記録媒体に再転写して定
着させることにより前記記録媒体に画像を形成する熱転
写ラインプリンタの印字方法において、前記記録媒体に
転写された画像を前記記録媒体とともに再加熱および再
加圧することを特徴としている。
【0014】また、請求項7に記載の本発明の熱転写ラ
インプリンタの印字方法は、請求項6において、前記記
録媒体を両方向に搬送して再加熱および再加圧すること
を特徴としている。
インプリンタの印字方法は、請求項6において、前記記
録媒体を両方向に搬送して再加熱および再加圧すること
を特徴としている。
【0015】また、請求項8に記載の本発明の熱転写ラ
インプリンタの印字方法は、請求項6において、前記記
録媒体を常に一方向に搬送して再加熱および再加圧する
ことを特徴としている。
インプリンタの印字方法は、請求項6において、前記記
録媒体を常に一方向に搬送して再加熱および再加圧する
ことを特徴としている。
【0016】また、請求項9に記載の本発明の熱転写ラ
インプリンタの印字方法は、請求項6乃至請求項8の何
れか1項において、前記記録媒体に転写された画像の再
加熱および再加圧の回数を、前記記録媒体の種類に応じ
て変更自在とすることを特徴としている。
インプリンタの印字方法は、請求項6乃至請求項8の何
れか1項において、前記記録媒体に転写された画像の再
加熱および再加圧の回数を、前記記録媒体の種類に応じ
て変更自在とすることを特徴としている。
【0017】また、請求項10に記載の本発明の熱転写
ラインプリンタの印字方法は、請求項6乃至請求項9の
何れか1項において、前記記録媒体に転写された画像の
再加熱および再加圧時における加熱温度を、一次記録画
像の記録媒体への転写時の加熱温度より高温とすること
を特徴としている。
ラインプリンタの印字方法は、請求項6乃至請求項9の
何れか1項において、前記記録媒体に転写された画像の
再加熱および再加圧時における加熱温度を、一次記録画
像の記録媒体への転写時の加熱温度より高温とすること
を特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1に記載の本発明の熱転写ラインプリン
タを請求項6に記載の本発明の熱転写ラインプリンタの
印字方法に沿って動作させることにより、記録媒体に転
写された画像を、再加熱および再加圧して、記録媒体上
のインクの平滑性を確保するとともに、カラー印字の場
合にインク間の密着性を確保することができる。請求項
2に記載の本発明の熱転写ラインプリンタを請求項7に
記載の本発明の熱転写ラインプリンタの印字方法に沿っ
て動作させることにより、記録媒体に転写された画像
を、確実に、再加熱および再加圧して、記録媒体上のイ
ンクの平滑性を確保するとともに、カラー印字の場合に
インク間の密着性を確保することができる。
タを請求項6に記載の本発明の熱転写ラインプリンタの
印字方法に沿って動作させることにより、記録媒体に転
写された画像を、再加熱および再加圧して、記録媒体上
のインクの平滑性を確保するとともに、カラー印字の場
合にインク間の密着性を確保することができる。請求項
2に記載の本発明の熱転写ラインプリンタを請求項7に
記載の本発明の熱転写ラインプリンタの印字方法に沿っ
て動作させることにより、記録媒体に転写された画像
を、確実に、再加熱および再加圧して、記録媒体上のイ
ンクの平滑性を確保するとともに、カラー印字の場合に
インク間の密着性を確保することができる。
【0019】請求項3に記載の本発明の熱転写ラインプ
リンタを請求項8に記載の本発明の熱転写ラインプリン
タの印字方法に沿って動作させることにより、記録媒体
に転写された画像を、確実に、再加熱および再加圧し
て、記録媒体上のインクの平滑性を確保するとともに、
カラー印字の場合にインク間の密着性を確保することが
できる。
リンタを請求項8に記載の本発明の熱転写ラインプリン
タの印字方法に沿って動作させることにより、記録媒体
に転写された画像を、確実に、再加熱および再加圧し
て、記録媒体上のインクの平滑性を確保するとともに、
カラー印字の場合にインク間の密着性を確保することが
できる。
【0020】請求項4に記載の本発明の熱転写ラインプ
リンタを請求項9に記載の本発明の熱転写ラインプリン
タの印字方法に沿って動作させることにより、記録媒体
の種類に応じて再加熱および再加圧の回数を変更するこ
とができ、記録媒体上のインクの平滑性を確実に確保す
るとともに、カラー印字の場合にインク間の密着性を確
実に確保することができる。
リンタを請求項9に記載の本発明の熱転写ラインプリン
タの印字方法に沿って動作させることにより、記録媒体
の種類に応じて再加熱および再加圧の回数を変更するこ
とができ、記録媒体上のインクの平滑性を確実に確保す
るとともに、カラー印字の場合にインク間の密着性を確
実に確保することができる。
【0021】請求項5に記載の本発明の熱転写ラインプ
リンタを請求項10に記載の本発明の熱転写ラインプリ
ンタの印字方法に沿って動作させることにより、一次記
録画像の記録媒体への転写時の加熱温度より高温で記録
媒体に転写された画像の再加熱および再加圧を行うこと
ができ、記録媒体上のインクの平滑性をより確実に確保
するとともに、カラー印字の場合にインク間の密着性を
より確実に確保することができる。
リンタを請求項10に記載の本発明の熱転写ラインプリ
ンタの印字方法に沿って動作させることにより、一次記
録画像の記録媒体への転写時の加熱温度より高温で記録
媒体に転写された画像の再加熱および再加圧を行うこと
ができ、記録媒体上のインクの平滑性をより確実に確保
するとともに、カラー印字の場合にインク間の密着性を
より確実に確保することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
する。
【0023】図1は本発明に係る熱転写ラインプリンタ
の第1実施例の要部を示す模式図である。
の第1実施例の要部を示す模式図である。
【0024】図1に示すように、本実施例の熱転写ライ
ンプリンタ1は、プリンタ本体(図示せず)内に、円筒
形をなす転写プラテンと称されるプラテンの機能を有す
る中間転写部材としての中間転写ローラ2が配設されて
いる。この中間転写ローラ2は、プリンタ本体内に配設
されたステッピングモータ等の駆動源(図示せず)から
の駆動力の伝達を受けて回転可能とされている。そし
て、中間転写ローラ2は、金属により略円筒形状に形成
された金属ロール2aを有しており、この金属ロール2
aの外周面には、厚さ1〜2mm程度の表面が円滑に形
成されたゴム層2bが形成されている。さらに、ゴム層
2bの表面には、10〜500μm程度、好ましくは、
100〜200μm程度の中間転写体2cがコーティン
グされている。また、金属ロール2aの内部には、中間
転写ローラ2を加熱するためのヒータ4が配設されてい
る。このヒータ4は、後述する制御部10により、印字
状態における中間転写ローラ2の表面の温度を、40〜
90℃程度、好ましくは、50〜60℃程度に加熱する
ようにされている。この中間転写ローラ2の表面の温度
は、インクの溶融温度より低いことが肝要である。な
お、印字状態における中間転写ローラ2の表面の温度
は、インクの溶融温度等のインクの特性を勘案して決定
すればよく、特に、本実施例の温度に限定されるもので
はない。また、中間転写部材としては、無端環状に形成
されたベルト状の回転自在な中間転写体を有する構成の
ものでもよく、特に、本実施例の構成に限定されるもの
ではない。
ンプリンタ1は、プリンタ本体(図示せず)内に、円筒
形をなす転写プラテンと称されるプラテンの機能を有す
る中間転写部材としての中間転写ローラ2が配設されて
いる。この中間転写ローラ2は、プリンタ本体内に配設
されたステッピングモータ等の駆動源(図示せず)から
の駆動力の伝達を受けて回転可能とされている。そし
て、中間転写ローラ2は、金属により略円筒形状に形成
された金属ロール2aを有しており、この金属ロール2
aの外周面には、厚さ1〜2mm程度の表面が円滑に形
成されたゴム層2bが形成されている。さらに、ゴム層
2bの表面には、10〜500μm程度、好ましくは、
100〜200μm程度の中間転写体2cがコーティン
グされている。また、金属ロール2aの内部には、中間
転写ローラ2を加熱するためのヒータ4が配設されてい
る。このヒータ4は、後述する制御部10により、印字
状態における中間転写ローラ2の表面の温度を、40〜
90℃程度、好ましくは、50〜60℃程度に加熱する
ようにされている。この中間転写ローラ2の表面の温度
は、インクの溶融温度より低いことが肝要である。な
お、印字状態における中間転写ローラ2の表面の温度
は、インクの溶融温度等のインクの特性を勘案して決定
すればよく、特に、本実施例の温度に限定されるもので
はない。また、中間転写部材としては、無端環状に形成
されたベルト状の回転自在な中間転写体を有する構成の
ものでもよく、特に、本実施例の構成に限定されるもの
ではない。
【0025】前記中間転写ローラ2の上方には、中間転
写ローラ2に対して接離自在とされたラインサーマルヘ
ッド5が配置されている。このラインサーマルヘッド5
は、中間転写ローラ2の軸方向と平行な方向に延在する
とともに、記録媒体3の記録範囲の行方向における寸法
に相当する長さにわたって複数の発熱素子(図示せず)
が整列状に配置されており、印字情報に基づいて選択的
に発熱可能とされている。そして、このラインサーマル
ヘッド5と中間転写ローラ2との当接位置が、後述する
マルチカラーインクシートと称されるカラーインクシー
ト6のインクを中間転写ローラ2に転写(書き込む)す
る転写位置とされている。
写ローラ2に対して接離自在とされたラインサーマルヘ
ッド5が配置されている。このラインサーマルヘッド5
は、中間転写ローラ2の軸方向と平行な方向に延在する
とともに、記録媒体3の記録範囲の行方向における寸法
に相当する長さにわたって複数の発熱素子(図示せず)
が整列状に配置されており、印字情報に基づいて選択的
に発熱可能とされている。そして、このラインサーマル
ヘッド5と中間転写ローラ2との当接位置が、後述する
マルチカラーインクシートと称されるカラーインクシー
ト6のインクを中間転写ローラ2に転写(書き込む)す
る転写位置とされている。
【0026】前記中間転写ローラ2とラインサーマルヘ
ッド5との間には、後述する記録媒体3の記録範囲の行
方向の寸法である印字幅に対応する幅を有するカラーイ
ンクシート6が供給されるようになっている。このカラ
ーインクシート6は、記録媒体3の記録範囲の行方向の
印字が終了する毎に、矢印Aにて示す右方から左方に向
かって走行可能とされており、カラーインクシート6
は、中間転写ローラ2の回転に伴って、図示しない駆動
源の駆動力により、中間転写ローラ2の右方の送出側か
ら繰り出され、中間転写ローラ2の左方の巻取側に、順
次、巻取られる構成とされている。
ッド5との間には、後述する記録媒体3の記録範囲の行
方向の寸法である印字幅に対応する幅を有するカラーイ
ンクシート6が供給されるようになっている。このカラ
ーインクシート6は、記録媒体3の記録範囲の行方向の
印字が終了する毎に、矢印Aにて示す右方から左方に向
かって走行可能とされており、カラーインクシート6
は、中間転写ローラ2の回転に伴って、図示しない駆動
源の駆動力により、中間転写ローラ2の右方の送出側か
ら繰り出され、中間転写ローラ2の左方の巻取側に、順
次、巻取られる構成とされている。
【0027】そして、転写位置において中間転写ローラ
2と対向するカラーインクシート6の表面には、Y(イ
エロー:黄)、M(マゼンタ:赤紫)、C(シアン:青
緑)、Bk(ブラック:黒)の順に、4色の熱溶融性イ
ンク(図示せず)が、1ページ(1画面)に相当する面
積ずつ繰り返して塗布されている。また、各色のインク
の境界部分の走行方向先頭側には、色の判別と頭出しと
を行うための判別マーカ(図示せず)が設けられてい
る。この判別マーカは、Y(イエロー)のインクの走行
方向先頭側にのみ設けてもよく、特に、本実施例の構成
に限定されるものではない。
2と対向するカラーインクシート6の表面には、Y(イ
エロー:黄)、M(マゼンタ:赤紫)、C(シアン:青
緑)、Bk(ブラック:黒)の順に、4色の熱溶融性イ
ンク(図示せず)が、1ページ(1画面)に相当する面
積ずつ繰り返して塗布されている。また、各色のインク
の境界部分の走行方向先頭側には、色の判別と頭出しと
を行うための判別マーカ(図示せず)が設けられてい
る。この判別マーカは、Y(イエロー)のインクの走行
方向先頭側にのみ設けてもよく、特に、本実施例の構成
に限定されるものではない。
【0028】また、転写位置よりカラーインクシート6
の走行方向の下流側には、中間転写ローラ2からカラー
インクシート6を剥離させるための剥離ローラ7が配置
されている。
の走行方向の下流側には、中間転写ローラ2からカラー
インクシート6を剥離させるための剥離ローラ7が配置
されている。
【0029】前記中間転写ローラ2の下方には、加圧手
段8として、金属により形成された回転自在なプレッシ
ャーローラ8aが配置されている。このプレッシャーロ
ーラ8aは、中間転写ローラ2の軸方向と平行な方向に
延在するとともに、中間転写ローラ2に対して図におい
て両矢印Bにて示すように接離自在とされている。
段8として、金属により形成された回転自在なプレッシ
ャーローラ8aが配置されている。このプレッシャーロ
ーラ8aは、中間転写ローラ2の軸方向と平行な方向に
延在するとともに、中間転写ローラ2に対して図におい
て両矢印Bにて示すように接離自在とされている。
【0030】なお、プレッシャーローラ8aとしては、
断面円形形状等に形成された金属製の金属ローラの外周
面をゴムにより覆う構成としてもよく、特に、本実施例
の構成に限定されるものではない。また、中間転写ロー
ラ2およびプレッシャーローラ8aは、何れか一方が駆
動し、他方が従動する構成としてもよく、特に、本実施
例の構成に限定されるものではない。
断面円形形状等に形成された金属製の金属ローラの外周
面をゴムにより覆う構成としてもよく、特に、本実施例
の構成に限定されるものではない。また、中間転写ロー
ラ2およびプレッシャーローラ8aは、何れか一方が駆
動し、他方が従動する構成としてもよく、特に、本実施
例の構成に限定されるものではない。
【0031】前記中間転写ローラ2とプレッシャーロー
ラ8aとの間には、紙、OHP用紙等の記録媒体3が供
給(給紙)されるようになっている。この記録媒体3
は、図において矢印Cにて示すように、中間転写ローラ
2の左方から供給され、中間転写ローラ2とプレッシャ
ーローラ8aとの間を通過して、中間転写ローラ2の右
方に向かって走行自在とされている。また、中間転写ロ
ーラ2に対するプレッシャーローラ8aの当接力は、イ
ンクの材料、転写(再転写)温度、中間転写ローラ2の
硬度等により異なるが、1Kg/cm程度以上の力とさ
れている。そして、転写位置において、カラーインクシ
ート6から中間転写ローラ2に転写された一次記録画像
9は、中間転写ローラ2の内部に配置されたヒータ4か
らの熱と、中間転写ローラ2に対するプレッシャーロー
ラ8aの圧力とによる加熱および加圧によって、記録媒
体3に転写(再転写)され定着されるようになってい
る。
ラ8aとの間には、紙、OHP用紙等の記録媒体3が供
給(給紙)されるようになっている。この記録媒体3
は、図において矢印Cにて示すように、中間転写ローラ
2の左方から供給され、中間転写ローラ2とプレッシャ
ーローラ8aとの間を通過して、中間転写ローラ2の右
方に向かって走行自在とされている。また、中間転写ロ
ーラ2に対するプレッシャーローラ8aの当接力は、イ
ンクの材料、転写(再転写)温度、中間転写ローラ2の
硬度等により異なるが、1Kg/cm程度以上の力とさ
れている。そして、転写位置において、カラーインクシ
ート6から中間転写ローラ2に転写された一次記録画像
9は、中間転写ローラ2の内部に配置されたヒータ4か
らの熱と、中間転写ローラ2に対するプレッシャーロー
ラ8aの圧力とによる加熱および加圧によって、記録媒
体3に転写(再転写)され定着されるようになってい
る。
【0032】また、図示しないプリンタ本体には、前記
各部の動作を制御する制御部10が設けられている。こ
の制御部10は、印字情報等に基づいて、少なくとも印
字時のラインサーマルヘッド5の発熱素子の発熱動作、
中間転写ローラ2に対するラインサーマルヘッド5の接
離動作、中間転写ローラ2の回転動作、ヒータ4への通
電動作(中間転写ローラ2の加熱)、カラーインクシー
ト6の走行動作、記録媒体3の走行動作、中間転写ロー
ラ2に対するプレッシャーローラ8aの接離動作等の各
部の動作を制御する構成とされている。また、この制御
部10は、記録媒体3を前述した正規の走行方向(搬送
方向)と逆方向にバックフィードさせたうえで正規の走
行方向に走行せしめるようにして、記録媒体3に転写さ
れた画像の再加熱および再加圧を行うように構成されて
おり、しかもその再加熱および再加圧の回数を記録媒体
3の種類に応じて予め設定した最適な回数とし、かつ、
記録媒体3に転写された画像の再加熱および再加圧時に
おける加熱温度をインクの溶融温度を超えない温度で、
一次記録画像9の記録媒体3への転写時の加熱温度より
10℃程度高温とするようにヒータ4の通電状態を制御
する構成とされている。
各部の動作を制御する制御部10が設けられている。こ
の制御部10は、印字情報等に基づいて、少なくとも印
字時のラインサーマルヘッド5の発熱素子の発熱動作、
中間転写ローラ2に対するラインサーマルヘッド5の接
離動作、中間転写ローラ2の回転動作、ヒータ4への通
電動作(中間転写ローラ2の加熱)、カラーインクシー
ト6の走行動作、記録媒体3の走行動作、中間転写ロー
ラ2に対するプレッシャーローラ8aの接離動作等の各
部の動作を制御する構成とされている。また、この制御
部10は、記録媒体3を前述した正規の走行方向(搬送
方向)と逆方向にバックフィードさせたうえで正規の走
行方向に走行せしめるようにして、記録媒体3に転写さ
れた画像の再加熱および再加圧を行うように構成されて
おり、しかもその再加熱および再加圧の回数を記録媒体
3の種類に応じて予め設定した最適な回数とし、かつ、
記録媒体3に転写された画像の再加熱および再加圧時に
おける加熱温度をインクの溶融温度を超えない温度で、
一次記録画像9の記録媒体3への転写時の加熱温度より
10℃程度高温とするようにヒータ4の通電状態を制御
する構成とされている。
【0033】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用を本発明方法とともに説明する。
作用を本発明方法とともに説明する。
【0034】本実施例の熱転写ラインプリンタ1による
印字動作(カラー印字)は、カラーインクシート6のイ
ンクの頭出しを行うことにより開始される。つまり、1
色目の印字のために、図示しない駆動源の駆動力により
カラーインクシート6を走行させ、Y(イエロー:黄)
のインクの走行方向先頭側に設けた判別マーカを図示し
ない検出手段により検出して、Y(イエロー:黄)のイ
ンクの塗布された領域の先頭を転写位置に位置させる。
そして、この状態でラインサーマルヘッド5を中間転写
ローラ2に当接し、カラーインクシート6がラインサー
マルヘッド5と中間転写ローラ2との間に挟持され圧接
されるとともに、中間転写ローラ2の内部に配設したヒ
ータ4によりインクが溶けない程度の温度がカラーイン
クシート6に付与される。
印字動作(カラー印字)は、カラーインクシート6のイ
ンクの頭出しを行うことにより開始される。つまり、1
色目の印字のために、図示しない駆動源の駆動力により
カラーインクシート6を走行させ、Y(イエロー:黄)
のインクの走行方向先頭側に設けた判別マーカを図示し
ない検出手段により検出して、Y(イエロー:黄)のイ
ンクの塗布された領域の先頭を転写位置に位置させる。
そして、この状態でラインサーマルヘッド5を中間転写
ローラ2に当接し、カラーインクシート6がラインサー
マルヘッド5と中間転写ローラ2との間に挟持され圧接
されるとともに、中間転写ローラ2の内部に配設したヒ
ータ4によりインクが溶けない程度の温度がカラーイン
クシート6に付与される。
【0035】つぎに、中間転写ローラ2の反時計方向へ
の回転に伴って、カラーインクシート6が摩擦駆動され
て左方に走行して、矢印Aにて示す左方向へ順次巻取ら
れとともに、この状態で印字情報に基づいて、ラインサ
ーマルヘッド5の発熱素子(図示せず)が選択的に発熱
され、カラーインクシート6のY(イエロー:黄)のイ
ンクが軟化または溶融して中間転写ローラ2の表面に転
写・保持され一次記録画像9が中間転写ローラ2の表面
に順次形成される。また、一次記録画像9の形成動作の
開始とともに、プレッシャーローラ8aが中間転写ロー
ラ2に当接され、中間転写ローラ2とプレッシャーロー
ラ8aとの当接位置に記録媒体3が供給される。
の回転に伴って、カラーインクシート6が摩擦駆動され
て左方に走行して、矢印Aにて示す左方向へ順次巻取ら
れとともに、この状態で印字情報に基づいて、ラインサ
ーマルヘッド5の発熱素子(図示せず)が選択的に発熱
され、カラーインクシート6のY(イエロー:黄)のイ
ンクが軟化または溶融して中間転写ローラ2の表面に転
写・保持され一次記録画像9が中間転写ローラ2の表面
に順次形成される。また、一次記録画像9の形成動作の
開始とともに、プレッシャーローラ8aが中間転写ロー
ラ2に当接され、中間転写ローラ2とプレッシャーロー
ラ8aとの当接位置に記録媒体3が供給される。
【0036】そして、中間転写ローラ2の表面に形成さ
れた一次記録画像9は、中間転写ローラ2の回転に伴っ
て、中間転写ローラ2とプレッシャーローラ8aとの当
接位置に移動し、この当接位置で中間転写ローラ2とプ
レッシャーローラ8aとの間に挟持された記録媒体3に
当接し、ヒータ4により加熱された中間転写ローラ2の
熱とプレッシャーローラ8aからの圧力とにより、加熱
および加圧されて記録媒体3に順次再転写されて定着さ
れ、記録媒体3に対する1色目のY(イエロー:黄)の
インクによる1ページ(1画面)分のすべての印字が終
了する。
れた一次記録画像9は、中間転写ローラ2の回転に伴っ
て、中間転写ローラ2とプレッシャーローラ8aとの当
接位置に移動し、この当接位置で中間転写ローラ2とプ
レッシャーローラ8aとの間に挟持された記録媒体3に
当接し、ヒータ4により加熱された中間転写ローラ2の
熱とプレッシャーローラ8aからの圧力とにより、加熱
および加圧されて記録媒体3に順次再転写されて定着さ
れ、記録媒体3に対する1色目のY(イエロー:黄)の
インクによる1ページ(1画面)分のすべての印字が終
了する。
【0037】つぎに、制御部10の制御動作により、ラ
インサーマルヘッド5を中間転写ローラ2から離間さ
せ、カラーインクシート6を走行させて、次の印字に供
する、M(マゼンタ:赤紫)のインクの走行方向先頭側
に設けた判別マーカを図示しない検出手段により検出し
て、M(マゼンタ:赤紫)のインクの塗布された領域の
先頭を転写位置に位置させることにより、2色目のカラ
ーインクシート6のインクの頭出しが行われる。さら
に、制御部10の制御動作により、1色目の印字を終了
した記録媒体3は、1色目の印字動作によって走行させ
た分だけバックフィードされる。なお、この記録媒体3
のバックフィードにより、記録媒体3に定着された1色
目のY(イエロー:黄)のインクによる画像は、再加熱
および再加熱されこととなる。これらの動作により、1
色目のY(イエロー:黄)のインクによる画像が形成さ
れた記録媒体3は、印字開始状態に復帰される。そし
て、前述した1色目の印字と同様に、2色目のM(マゼ
ンタ:赤紫)のインクによる1ページ(1画面)分のす
べての印字が記録媒体3に施される。以下、同様にし
て、C(シアン:青緑)、Bk(ブラック:黒)の順に
1ページ(1画面)分のすべての印字が記録媒体3に施
される。
インサーマルヘッド5を中間転写ローラ2から離間さ
せ、カラーインクシート6を走行させて、次の印字に供
する、M(マゼンタ:赤紫)のインクの走行方向先頭側
に設けた判別マーカを図示しない検出手段により検出し
て、M(マゼンタ:赤紫)のインクの塗布された領域の
先頭を転写位置に位置させることにより、2色目のカラ
ーインクシート6のインクの頭出しが行われる。さら
に、制御部10の制御動作により、1色目の印字を終了
した記録媒体3は、1色目の印字動作によって走行させ
た分だけバックフィードされる。なお、この記録媒体3
のバックフィードにより、記録媒体3に定着された1色
目のY(イエロー:黄)のインクによる画像は、再加熱
および再加熱されこととなる。これらの動作により、1
色目のY(イエロー:黄)のインクによる画像が形成さ
れた記録媒体3は、印字開始状態に復帰される。そし
て、前述した1色目の印字と同様に、2色目のM(マゼ
ンタ:赤紫)のインクによる1ページ(1画面)分のす
べての印字が記録媒体3に施される。以下、同様にし
て、C(シアン:青緑)、Bk(ブラック:黒)の順に
1ページ(1画面)分のすべての印字が記録媒体3に施
される。
【0038】そして、記録媒体3に対するY(イエロ
ー:黄)、M(マゼンタ:赤紫)、C(シアン:青
緑)、Bk(ブラック:黒)の4色のインクによる印字
が終了した後に、制御部10の制御動作により、ライン
サーマルヘッド5を中間転写ローラ2から離間させて、
再び記録媒体3をバックフィードさせて印字開始状態に
復帰させる。ついで、制御部10の制御動作により、ラ
インサーマルヘッド5を中間転写ローラ2から離間させ
た状態(一次記録画像9を形成しない状態)が保持され
る。ついで、中間転写ローラ2を反時計方向に回転さ
せ、中間転写ローラ2の熱と、プレッシャーローラ8a
の圧力とにより、記録媒体3の再加熱および再加圧が記
録媒体3の種類に応じた回数だけ施される。そして、再
加熱および再加圧が終了した記録媒体3は、中間転写ロ
ーラ2の右方へ排出され印字動作が終了する。この記録
媒体3の再加熱および再加圧の回数は、制御部10から
の指令等により、例えば、OHP用紙や表面粗度の粗い
ランカスターボンド紙の場合には2回の如く、記録媒体
3の種類に応じて行われる。さらに、記録媒体3に転写
された画像の再加熱および再加圧時における加熱温度
は、制御部10の指令により、インクの溶融温度を超え
ない温度で、一次記録画像9の記録媒体3への転写時の
加熱温度より10℃程度高温とすることが好ましい。
ー:黄)、M(マゼンタ:赤紫)、C(シアン:青
緑)、Bk(ブラック:黒)の4色のインクによる印字
が終了した後に、制御部10の制御動作により、ライン
サーマルヘッド5を中間転写ローラ2から離間させて、
再び記録媒体3をバックフィードさせて印字開始状態に
復帰させる。ついで、制御部10の制御動作により、ラ
インサーマルヘッド5を中間転写ローラ2から離間させ
た状態(一次記録画像9を形成しない状態)が保持され
る。ついで、中間転写ローラ2を反時計方向に回転さ
せ、中間転写ローラ2の熱と、プレッシャーローラ8a
の圧力とにより、記録媒体3の再加熱および再加圧が記
録媒体3の種類に応じた回数だけ施される。そして、再
加熱および再加圧が終了した記録媒体3は、中間転写ロ
ーラ2の右方へ排出され印字動作が終了する。この記録
媒体3の再加熱および再加圧の回数は、制御部10から
の指令等により、例えば、OHP用紙や表面粗度の粗い
ランカスターボンド紙の場合には2回の如く、記録媒体
3の種類に応じて行われる。さらに、記録媒体3に転写
された画像の再加熱および再加圧時における加熱温度
は、制御部10の指令により、インクの溶融温度を超え
ない温度で、一次記録画像9の記録媒体3への転写時の
加熱温度より10℃程度高温とすることが好ましい。
【0039】このように、4色のインクの印字が終了し
た後に、画像が形成された記録媒体3を再加熱および再
加圧することができるので、記録媒体3に定着したイン
クとインクと密着性が向上するとともに、表面粗度の粗
い用紙に対してもインクの表面が平滑となり、耐擦過性
(印字表面を擦ったときのインクの剥がにくさ)が確実
に向上し、良好な印字品質を得ることができる。そし
て、インクの表面が平滑となるので、記録媒体3として
OHP用紙を用いた場合に、OHP用紙に対する光透過
性を向上させることができ、OHPで印字後のOHP用
紙の画像をスクリーンに映した時の色合いを確実に鮮明
にすることができる。さらに、記録媒体3の種類に応じ
て再加熱および再加圧の回数が可変とされているので、
記録媒体3の種類毎に最適な印字品質を得ることができ
る。また、再加熱および再加圧時における加熱温度を、
一次記録画像9の記録媒体3への転写時の加熱温度より
高温とすることにより、記録媒体3に対するインクの定
着性が確実に向上し、耐擦過性(印字表面を擦ったとき
のインクの剥がれにくさ)がより確実に向上し、より良
好な印字品質を得ることができる。
た後に、画像が形成された記録媒体3を再加熱および再
加圧することができるので、記録媒体3に定着したイン
クとインクと密着性が向上するとともに、表面粗度の粗
い用紙に対してもインクの表面が平滑となり、耐擦過性
(印字表面を擦ったときのインクの剥がにくさ)が確実
に向上し、良好な印字品質を得ることができる。そし
て、インクの表面が平滑となるので、記録媒体3として
OHP用紙を用いた場合に、OHP用紙に対する光透過
性を向上させることができ、OHPで印字後のOHP用
紙の画像をスクリーンに映した時の色合いを確実に鮮明
にすることができる。さらに、記録媒体3の種類に応じ
て再加熱および再加圧の回数が可変とされているので、
記録媒体3の種類毎に最適な印字品質を得ることができ
る。また、再加熱および再加圧時における加熱温度を、
一次記録画像9の記録媒体3への転写時の加熱温度より
高温とすることにより、記録媒体3に対するインクの定
着性が確実に向上し、耐擦過性(印字表面を擦ったとき
のインクの剥がれにくさ)がより確実に向上し、より良
好な印字品質を得ることができる。
【0040】なお、本実施例における再加熱および再加
圧は、記録媒体3をバックフィードさせることにより行
われるので、記録媒体3のバックフィード時に再加熱お
よび再加圧が施されることとなり、1回の再加熱および
再加圧動作により、実質的には、2回の再加熱および再
加圧動作が行われる。
圧は、記録媒体3をバックフィードさせることにより行
われるので、記録媒体3のバックフィード時に再加熱お
よび再加圧が施されることとなり、1回の再加熱および
再加圧動作により、実質的には、2回の再加熱および再
加圧動作が行われる。
【0041】図2は本発明に係る熱転写ラインプリンタ
の第2実施例の要部を示す模式図である。
の第2実施例の要部を示す模式図である。
【0042】本実施例の熱転写ラインプリンタ1aは、
加圧手段8としてプレッシャーローラ8aの代わりに、
記録媒体3を巻き付け可能なドラム8bを配設したもの
である。このドラム8bは、前述した第1実施例のプレ
ッシャーローラ8aと同様に、中間転写ローラ2に対し
て接離自在とされている。そして、ドラム8bの外周面
には、図示しない駆動源により開閉自在とされた固定手
段としてのクランパ11が設けられており、このクラン
パ11により、記録媒体3の走行方向先頭端が、ドラム
8bの表面に固定されるようになっている。そして、ド
ラム8bは、記録媒体3を巻き付けるために、その周長
が記録媒体3の長さより長くされており、記録媒体3と
して、例えば、レターサイズの用紙を用いる場合には、
直径100mm以上とされている。なお、本実施例の制
御部10aは、前述した第1実施例のプレッシャーロー
ラ8aの動作を制御する代わりに、ドラム8bおよびク
ランパ11の動作を制御するようにされているととも
に、記録媒体3のバックフィードにかかわる制御動作が
除去されている。また、中間転写ローラ2およびドラム
8bは、何れか一方が駆動し、他方が従動する構成とし
てもよく、特に、本実施例の構成に限定されるものでは
ない。その他の構成は、前述した第1実施例と同様とさ
れている。
加圧手段8としてプレッシャーローラ8aの代わりに、
記録媒体3を巻き付け可能なドラム8bを配設したもの
である。このドラム8bは、前述した第1実施例のプレ
ッシャーローラ8aと同様に、中間転写ローラ2に対し
て接離自在とされている。そして、ドラム8bの外周面
には、図示しない駆動源により開閉自在とされた固定手
段としてのクランパ11が設けられており、このクラン
パ11により、記録媒体3の走行方向先頭端が、ドラム
8bの表面に固定されるようになっている。そして、ド
ラム8bは、記録媒体3を巻き付けるために、その周長
が記録媒体3の長さより長くされており、記録媒体3と
して、例えば、レターサイズの用紙を用いる場合には、
直径100mm以上とされている。なお、本実施例の制
御部10aは、前述した第1実施例のプレッシャーロー
ラ8aの動作を制御する代わりに、ドラム8bおよびク
ランパ11の動作を制御するようにされているととも
に、記録媒体3のバックフィードにかかわる制御動作が
除去されている。また、中間転写ローラ2およびドラム
8bは、何れか一方が駆動し、他方が従動する構成とし
てもよく、特に、本実施例の構成に限定されるものでは
ない。その他の構成は、前述した第1実施例と同様とさ
れている。
【0043】このような構成とすることにより、本実施
例は前述した第1実施例と同様の効果を奏するととも
に、加圧手段8としてプレッシャーローラ8aをドラム
8bに変更することにより、前述した第1実施例と異な
り、記録媒体3をバックフィードさせることなく、常に
同一方向に搬送させた状態で、一次画像の記録媒体3へ
の転写と、再加熱および再加圧とを行うことができる。
つまり、記録媒体3を常に同一方向に搬送させた状態
で、一次画像の記録媒体3への転写と、再加熱および再
加圧ができるので、一次画像の記録媒体3への転写と、
再加熱および再加圧との回数を、前述した第1実施例よ
り、確実かつ適正に制御することができ、より良好な印
字品質を得ることができる。また、記録媒体3のバック
フィードを行う必要がないので、記録媒体3の頭出しの
精度をより向上させ、カラー印字における印字品質をよ
り良好とすることができる。
例は前述した第1実施例と同様の効果を奏するととも
に、加圧手段8としてプレッシャーローラ8aをドラム
8bに変更することにより、前述した第1実施例と異な
り、記録媒体3をバックフィードさせることなく、常に
同一方向に搬送させた状態で、一次画像の記録媒体3へ
の転写と、再加熱および再加圧とを行うことができる。
つまり、記録媒体3を常に同一方向に搬送させた状態
で、一次画像の記録媒体3への転写と、再加熱および再
加圧ができるので、一次画像の記録媒体3への転写と、
再加熱および再加圧との回数を、前述した第1実施例よ
り、確実かつ適正に制御することができ、より良好な印
字品質を得ることができる。また、記録媒体3のバック
フィードを行う必要がないので、記録媒体3の頭出しの
精度をより向上させ、カラー印字における印字品質をよ
り良好とすることができる。
【0044】なお、先述した各実施例は、カラー印字ば
かりでなく、単色の印字にも当然適用することができ
る。
かりでなく、単色の印字にも当然適用することができ
る。
【0045】また、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱転写ライ
ンプリンタおよびその印字方法によれば、再加熱および
再加圧により、記録媒体に定着したインクの平滑さを向
上させるとともに、カラー印字における各インク間の密
着性を向上させることができるので、記録媒体に定着さ
せたインクの耐擦過性を向上させて良好な印字品質を得
るとともに、OHP用紙に対する光透過性を確実に向上
させることができるという極めて優れた効果を奏する。
ンプリンタおよびその印字方法によれば、再加熱および
再加圧により、記録媒体に定着したインクの平滑さを向
上させるとともに、カラー印字における各インク間の密
着性を向上させることができるので、記録媒体に定着さ
せたインクの耐擦過性を向上させて良好な印字品質を得
るとともに、OHP用紙に対する光透過性を確実に向上
させることができるという極めて優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る熱転写ラインプリンタの印字方法
を適用する熱転写ラインプリンタの第1実施例の要部を
示す模式図
を適用する熱転写ラインプリンタの第1実施例の要部を
示す模式図
【図2】本発明に係る熱転写ラインプリンタの印字方法
を適用する熱転写ラインプリンタの第2実施例の要部を
示す模式図
を適用する熱転写ラインプリンタの第2実施例の要部を
示す模式図
1、1a 熱転写ラインプリンタ 2 (中間転写部材としての)中間転写ローラ 3 記録媒体 4 ヒータ 5 ラインサーマルヘッド 6 カラーインクシート 8 加圧手段 8a (加圧手段としての)プレッシャーローラ 8b (加圧手段としての)ドラム 9 一次記録画像 10、10a 制御部 11 (固定手段としての)クランパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/20 117 C 7267−2H B41M 5/26 B (72)発明者 天野 敏明 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 選択的に発熱されインクシートのインク
を部分的に溶融するための複数の発熱素子を備えたライ
ンサーマルヘッドと、ヒータを内蔵し前記発熱素子の発
熱により溶融されたインクシートのインクを転写され一
次記録画像を形成する中間転写部材と、この中間転写部
材上の一次記録画像を記録媒体に転写するために中間転
写部材に当接され中間転写部材との間に記録媒体を挟持
して搬送せしめる加圧手段とを有する熱転写ラインプリ
ンタにおいて、前記記録媒体に転写された画像を、前記
中間転写部材および加圧手段間に挟持して前記記録媒体
とともに再加熱および再加圧するように前記中間転写部
材、加圧手段およびヒータを駆動するための制御部を設
けたことを特徴とする熱転写ラインプリンタ。 - 【請求項2】 前記制御部は、前記記録媒体を再加熱お
よび再加圧のためにバックフィードするように前記中間
転写部材および/または加圧手段を駆動するように構成
されていることを特徴とする請求項1に記載の熱転写ラ
インプリンタ。 - 【請求項3】 前記加圧手段は、前記記録媒体を着脱可
能に固定する固定手段を備えたドラムであるとともに、
前記制御部は、前記記録媒体を前記ドラムに巻き付けて
再加熱および再加圧するように構成されていることを特
徴とする請求項1に記載の熱転写ラインプリンタ。 - 【請求項4】 前記制御部は、前記記録媒体に転写され
た画像の再加熱および再加圧の回数を、前記記録媒体の
種類に応じて変更自在なように構成されていることを特
徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の熱
転写ラインプリンタ。 - 【請求項5】 前記制御部は、前記記録媒体に転写され
た画像の再加熱および再加圧時における加熱温度を、一
次記録画像の記録媒体への転写時の加熱温度より高温と
するように前記ヒータを駆動するように構成されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に
記載の熱転写ラインプリンタ。 - 【請求項6】 ラインサーマルヘッドの発熱素子を選択
的に発熱させることにより、インクシートのインクを中
間転写部材に転写してこの中間転写部材上に一次記録画
像を形成し、前記中間転写部材上の一次記録画像を熱お
よび圧力を用いて記録媒体に再転写して定着させること
により前記記録媒体に画像を形成する熱転写ラインプリ
ンタの印字方法において、前記記録媒体に転写された画
像を前記記録媒体とともに再加熱および再加圧すること
を特徴とする熱転写ラインプリンタの印字方法。 - 【請求項7】 前記記録媒体を両方向に搬送して再加熱
および再加圧することを特徴とする請求項6に記載の熱
転写ラインプリンタの印字方法。 - 【請求項8】 前記記録媒体を常に一方向に搬送して再
加熱および再加圧することを特徴とする請求項6に記載
の熱転写ラインプリンタの印字方法。 - 【請求項9】 前記記録媒体に転写された画像の再加熱
および再加圧の回数を、前記記録媒体の種類に応じて変
更自在とすることを特徴とする請求項6乃至請求項8の
何れか1項に記載の熱転写ラインプリンタの印字方法。 - 【請求項10】 前記記録媒体に転写された画像の再加
熱および再加圧時における加熱温度を、一次記録画像の
記録媒体への転写時の加熱温度より高温とすることを特
徴とする請求項6乃至請求項9の何れか1項に記載の熱
転写ラインプリンタの印字方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6132790A JPH081965A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 熱転写ラインプリンタおよびその印字方法 |
US08/476,949 US5886727A (en) | 1994-06-08 | 1995-06-06 | Thermal transfer printer and printing method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6132790A JPH081965A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 熱転写ラインプリンタおよびその印字方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081965A true JPH081965A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15089615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6132790A Withdrawn JPH081965A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-15 | 熱転写ラインプリンタおよびその印字方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081965A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002337466A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-27 | Alps Electric Co Ltd | マルチカラーインクフィルム |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP6132790A patent/JPH081965A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002337466A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-27 | Alps Electric Co Ltd | マルチカラーインクフィルム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |