JPS62299352A - 転写型プリント装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は転写型プリント装置に関するものであって、特
にあらかじめサーマルプリント部により転写媒体上に記
録すべきパターンを−Ｈプリントし、該転写媒体と被記
録媒体を転写部に導き、被記録媒体に転写プリントする
転写型プリント装置に関するものである。

（従来の技術） 従来の技術の転写型プリンタとしては感熱転写インクリ
ボンを用いる熱転写記録装置が知られておシ該装置はサ
ーマルヘッドによって感熱転写インクリがンから被記録
媒体に直接転写し記録するものであった。

また従来の技術の他の例として特開昭６１−５４９６３
号公報に記載された多色画像形成装置があり、その要旨
の概略を説明する第２図に示すものがある。第２図にお
いて、６１はドラム形状の無端移動部材であってその表
面は画像を形成する材質よりなっている。無端移動部材
６１の周シにその移動方向に間隔をおいて複数個所に配
置され無端移動部材６１上に多重的に多色画像を形成さ
せるための異なる°色の単色画像形成手段群６２−１乃
至６２−４と単色画像形成手段群６２−１乃至６２−４
の移動方向の下流側において、無端移動部材６１の周り
に配置され無端移動部材６１上に形成された多色画像を
記録材６２に転写する転写手段６５と、転写方向最上流
側の単色画像形成手段６２−１との間において、無端移
動部材６１上に残留する多色画像を清掃する清掃手段６
６とを有するように構成した多色画像形成装置である。

（発明が解決しようとする問題点） 併し乍ら従来の技術の感熱転写リボンを用いる熱転写記
録装置においては、感熱転写インクリボンに比べてかな
り厚い被記録媒体へ直接転写するため、サーマルヘッド
による感熱転写インクリボンの加熱をインクリボン側か
らしか行えず、インクが記録温度（軟化点〜融点）に到
達するのに比較的長い時間を要し、記録速度が遅いとい
う欠点があった。また、高温で記録しようとするとさら
に長い時間を要するため、高温による耐久性のよい記録
を行うことも困難であった。また、感熱転写インクリボ
ンと被記録媒体を重ねて、感熱転写インクリボンから被
記録媒体に直接転写するため、カラー記録を行う場合に
は、感熱転写インクリピンと被記録媒体を一旦引き離し
て被記録媒体を逆走させ、感熱転写インクＩＪ　、％’
ンの次の色の部分とふたたび重ね合わせる必要があり、
その制御は複雑なものであった。また、多階調記録を行
う場合には複数の記録ドツトを用いて１ドツト相当の階
調表現ヲ行ったり、サーマルヘッドの発熱抵抗体への電
流量を多段階制御したり、また、特殊な形状の発熱抵抗
体を有するサーマルヘッドを用い、特殊な通電制御を行
うなどの必要があった。また、ドツトによるパターン記
録しかできないため、認証印字のような特殊記録は困難
であった。

また、従来の他の例の第２図に示すものも、転写媒体を
繰り返し使用するため、転写媒体のクリーニングが必要
である他、サーマルヘッド部を該転写媒体と接離できる
ようにする必要があるなど、その制御は複雑なものであ
る等の欠点を有していた。

本発明の目的は以上述べた問題を解決し、高温、高速記
録が可能で、被記録媒体を逆走させることなくカラー印
刷が可能な、また、２個のサーマルヘッドを相対向させ
て熱転写プリントすることにより、１ドツトでの多階調
記録が可能で、また、認証印字のような特殊記録が可能
な転写プリント装置を提供することである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記問題点を解決するため転写型ブリ・ノ　Ｉ
＋＃　畳　ゴー　　　　＋　中　４５　段重　喜　ｎ）
喜　＋←　旨戸　冷↓　７暑　ｉ　−ソ　ゴー　吉ニ写
媒体上に転写プリント用インクでプリントする手段を有
するサーマルプリント部と前記転写媒体を被記録媒体に
対向、静止、密着させて、加熱、押圧する平圧型ないし
円圧型ないし輪転型の転写部材と対向部材からなる転写
部と、転写媒体をプリント部から転写部へ搬送する手段
を有する転写媒体搬送部と、被記録媒体を転写部に搬入
、搬出する被記録媒体搬送部と各部を制御する手段を有
する制御部とから構成し、サーマルプリンタ部で転写媒
体に記録・母ターンをプリントし、該プリントされた転
写媒体を転写媒体搬送部により転写部に搬送し、被記録
媒体搬送部により転写部に搬入された被記録媒体と前記
転写媒体を転写部で対向して静止させ、密着、加熱、押
圧して、転写媒体にプリントされている記録パターンを
被記録媒体に転写プリントするような手段としたもので
ある。

（作用） 本発明の転写型プリント装置を前記の通り構成し、プリ
ント部によるプリントと被記録媒体へのプリントとを分
離したので被記録媒体へのプリントを高温にでき、耐久
性のよいプリントを実現ができ、また記録速度の速いプ
リントとすることができ、カラー記録および多階調記録
等を可能とするものである。

（実施例） 本発明の一実施例を図面とともに説明する。

第１図ａは本発明の一実施例の要部斜視図、第１図すは
第１図ａの転写媒体搬送方向断面図、第３図は本発明の
他の実施例の２個のサーマルヘッドを向き合わせて設備
した場合の転写媒体搬送方向断面図、第４図は更に他の
実施例の印刻を施した転写部材を用いた場合のプリント
の模様の説明図である。

第１図ａは本発明の実施例の要部斜視図であシ、サーマ
ルラインヘッドと感熱転写インクリボンを用いた熱転写
記録部とした場合の実施例である。

第１図ａにおいて、１は転写媒体であシ、転写媒体１は
ポリエステル等のフィルムからできている。

２は被記録媒体であり、被記録媒体２は紙などを主な構
成要素とするものである。３は転写部材であシ、転写部
材３は電流端子３ａ　、３ｂに通電することにより、発
熱できる発熱抵抗材と被覆材および構造材などから構成
されている。４は対向部材であシ、対向部材４は図示し
ないプランジャ、アクチュエータ、モータなどの、駆動
源からの駆動力によって駆動され、ガイド４ｂによって
案内される駆動リンク４ａを有し、被記録媒体２を転写
媒体１を介して転写部材３に押しつけ、転写プリントす
る平圧型シリンド動作の部材であり、転写部材３と対向
部材４により転写部３０を形成している。５は転写媒体
搬送部であり、転写媒体搬送部５は転写媒体１をモータ
などの図示しない駆動源からの駆動力によって、送シ出
しローラ５Ｃから巻き取りローラ５ａに向かって搬送す
る転写媒体搬送手段で、途中に搬送ローラ５ｂ、５ｂ’
を有しており、転写媒体１を後述するプリント部２０を
経由じて転写部３０に搬送する。６は被記録媒体搬送部
であり被記録媒体２をモータなどの図示しない駆動源か
らの駆動力によって、送り出しローラ６ｃから転写部方
向に搬送するためのもので、搬送ローラ６　ａ　、　６
　ａ’および６ｂ、６ｂ’を有している。７はサーマル
ラインヘッドであシ、感熱転写インクリはン８と転写媒
体１をプリント部ロー２１０とで押圧しながら、転写媒
体１に裏返しの記録ツクターンを熱転写（プリント）す
る。８は感熱転写インクリボンであり、９は感熱転写イ
ンクリボン搬送部であってモータなどの図示しない駆動
源からの駆動力によって駆動され、感熱転写インクリボ
ンを搬送するもので、ローラ９ｃ、９ｂ。

９ａによって、感熱転写インクリボン送出ローラ９ｃか
らサーマルラインヘッド７を経由して感熱転写４７２９
２７巻き取シローラ９ａに向かって搬送する。２０はプ
リント部、３０は転写部であり点線矢印で示している。

なお、各搬送部は、マイクロゾロセッサにより構成され
、記録ノ９ターン情報の処理と各搬送部、転写部３０の
駆動制御を司る図示しない制御部１１によって、各媒体
等搬送経路内に設けられたやはり図示しない媒体位置セ
ンサーの出力と制御手順に従って、図示しないモータ、
アクチュエータ、シランジャなどの駆動源またはこれら
駆動源からの駆動力体・１床制御されて動作する。

第１図すは第１図の転写媒体搬送方向を示しているが説
明は省略する。

以下第１図ａの実施例の動作を説明する。本転写プリン
ト装置による被記録媒体２への転写プリント動作は、図
示しない制御部１１によって以下のように制御される。

すなわち裏返しの記録・母ターンの１ラインに対応して
サーマルラインヘッド２の各発熱抵抗体を加熱する信号
をサーマルラインヘッド７に送り、各発熱抵抗体を加熱
し、裏返しの記録ノ４ターンの１ラインに対応して感熱
転写インクリボン８のインクを軟化させ、ポリエステル
等フィルムからなる記録媒体１に転写プリントすると同
時に、プリント部ローラ１０．感熱転写インク＋７　＆
ン搬送部９および転写媒体搬送部５によって、感熱転写
インクリボン８と転写媒体１を転写部材３および対向部
材４からなる転写部３ｏ方向に送る。この動作を全記録
ライン分線シ返して、記録ノ臂ター、ンのプリントが終
了すると、制御部１１は転写媒体１を転写部３０の転写
位置（転写部材３と対向部材４によって押圧可能な位置
）に搬送し静止させる。ついで、制御部１１は被記録媒
体搬送部６によって、被記録媒体２を転写媒体１と転写
部３０の転写位置で交差するように転写部３０に搬入し
静止させる。また、制御部１１は転写部材３の電流端子
３ａ　、３ｂに電流を通電して転写部材３を加熱する。

これらの準備ができると、制御部１１はプランジャなど
の図示しない駆動源などの駆動系を制御して駆動リンク
４ａをガイド４ｂに添って動作させ、対向部材４を図中
矢印で示す上方へ駆動し、平圧型プリント動作を実行さ
せる。これによって、対向部材４は被記録媒体２を押し
上げ、転写媒体１と密着させ、さらに、加熱された転写
部材３に押しつける。この押しつけ圧力と温度によって
定まる適当な転写プリント時間が経過した後、制御部１
１は図示しない対向部材駆動源または駆動力伝達系を制
御して、対向部材４を転写部材３から遠ざかるように駆
動し、転写媒体１と被記録媒体２が分離できるようにす
る。

なお、転写媒体１と被記録媒体２の分離を容易にするた
め、両媒体の分離動作を行う図示しない分離用部材を転
写部３０の近傍で各搬送部５，６に設け、制御部１１で
制御するようにすることは容易である。ついで、制御部
１１は被記録媒体搬送部６の図示しない駆動源または駆
動力伝達系を制御して、被記録媒体２を転写部３０から
搬出する。

以上の説明によって判るように、転写部材３の加熱量は
電流端子３ａ、３ｂへの通電電流量によって決められる
ため、サーマルヘッド２による感熱転写プリント条件と
は異なるものとすることができ、サーマルヘッドでの記
録温度よりも高温とすることができる。すなわち、サー
マルヘッド７によるプリントは転写媒体１への仮のプリ
ントとなるため、インクの組成を適切に構成することに
よって、転写部３０ではサーマルヘッド部でのプリント
より高温でプリントするようにでき、耐久性の高いプリ
ントを得ることができる。また、本実施例では被記録媒
体２を連続用紙としたが、本発明装置では被記録媒体の
搬送動作が少ないため、券片を図示しない被記録媒体２
′として用いるようにすることも容易である。また、転
写部３０での転写プリント圧力はサーマルプリント部２
０の記録圧力とは独立に設定できるので、転写プリント
圧力を大きくすることにより比較的粗い表面の被記録媒
体２にも記録できるなど、被記録媒体２として広い範囲
の素材を使用できるほか、被記録媒体２との密着性がよ
くなるので、強固な記録が得られる。さらに、転写媒体
１ヘゾリントするインクの量を多めに設定することによ
り、被記録媒体２への複数回の記録が可能である。また
、転写媒体ｌは後述するように、被記録媒体２に比べて
薄いものを使用できるので、例えば、プリント部ロー２
１０を発熱抵抗体などで構成し、通電加熱することによ
って、感熱転写インクリボン８のインクにサーマルヘッ
ドとは別の熱量を供給できるため、転写媒体１へのプリ
ントを高温、高速にできる。

以上では単色の場合の転写プリント動作について説明し
たが、本装置により、複数色を重ねて転写プリントする
場合は、制御部１１は一色の転写プリントが終了しても
被記録媒体２を転写部３０から搬出しないで、前記プリ
ント部２０（サーマルラインヘッド７、感熱転写インク
リデン搬送部９およびプリント部ローラ１０からなる。

）と転写媒体搬送部５を制御して次の色で転写媒体１に
記録パターンをプリントし、次いで、記録パターンをプ
リントされた転写媒体１を転写部３０に搬送し転写部３
０により被記録媒体２に転写プリントする。この場合、
感熱転写インクリ？７８はプリント色ごとにインクリデ
ン搬送方向に塗り分けられているものを用いる。全ての
色の転写プリントが終了すると、制御部１ノは単色の場
合について説明したのと同様に、被記録媒体搬送部６に
より被記録媒体２を転写部から搬出して、転写プリント
を終了する。なお従来の技術の第２図の装置における如
く、インクリボンなどを用いて複数色を同時に転写媒体
１にプリントしてから転写部３０での転写を行うことも
可能である。

以上説明したように、本発明によれば、複数色プリント
の場合でも、被記録媒体２の転写位置から移動すること
なく全て色のプリントを行うことができ、従来の感熱転
写記録のように各色のプリント終了ごとに被記録媒体を
移動させる必要がない。ただし、本発明においても複数
枚のカラープリントを行うためには、被記録媒体２を一
色ごとに搬送し、逆送する必要があるが、従来の感熱転
写記録に比べれば、その制御は簡潔である。また、サー
マルラインヘッド７および送りローラ１０は転写媒体１
およびインクリが７８に密着したままで転写プリントが
行えるので、その制御処理も同じく簡潔である。

以上の実施例では、転写部材３と対向部材４を平板によ
る平圧型プリントとしたが、両部材の片方または両方を
ローラ型とし、ローラを移動させて円圧型、輪転型プリ
ントとしても本願に言う作用効果が得られることは当然
である。また、本実施例では転写媒体１の材質を感熱転
写インクリ？ン８などによく使用されるポリエステルと
したが、特にこれに限るものではなく、インクがプリン
ト可能で、被記録媒体２への転写が可能なものであれば
よく、ポリカーゴネートフィルム、トリアセテートフィ
ルムのようなものでもよい。

第３図は第１図のプリント部２０に複数個のサーマルラ
インヘッドを配置した他の実施例の説明図である。なお
第３図では２個のサーマルヘッド７Ａ　、７Ｂを配置し
た例である。記号は第１図と同じものは同じ記号で示し
ている。サーマルラインヘッド７Ａおよび７Ｂはプリン
ト圧印加ばね７ａ　、７ｂによって適切なプリント圧で
感熱転写インクリ？ン８と転写媒体１を押しつけるよう
にされている。前述したように、本願に言う転写媒体１
は紙など例えば厚さ０．１〜０．２５ＩＩＩＩ１１のも
のの被記録媒体２に比べ比較的薄いポリエステルフィル
ムなど例えば厚さ０．０２５ｍのものを使用するので、
第３図に示したように、普通の感熱転写インクリボン８
の側（７Ｂ）の他に、転写媒体１の側にもサーマルライ
ンヘッド７Ａを設備することができる。以下第３図につ
いて説明する。

第３図では２個のサーマルラインヘッド７Ａ。

７Ｂは図示しない制御部１１によってそれぞれが制御さ
れるように・構成され、一つの記録ドツトに対して２個
のサーマルラインヘッド７Ａ、７Ｂのそれぞれに１個、
計２個の等しい電流が流れる発熱抵抗体が対応するよう
になっている。説明のため、感熱転写インクリゲン８の
インクへの両方のサーマルラインヘッドからの熱伝達特
性が等しいものとすると、第３図のように構成にするこ
とにより、２個の発熱抵抗体への電流を制御部１ノでオ
ンオフすれば、インクの受ける熱量を３つのレベルにす
ることができる。一方、インクは受ける熱量によって、
その転写量がことなるので、制御部１１は２個の発熱抵
抗体への電流をオンオフするだけによって、３段階の階
調記録を実現できる。

また、２個のサーマルラインヘッド７Ａ、７Ｂの発熱抵
抗体への通電電流を違う値に設計するか、インクへの熱
伝達特性を感熱転写インクリボン８の媒体と転写媒体１
で違うように設計すれば、制御部１ノで発熱抵抗体への
電流をオンオフするだけで４つの階調が表現でき、３色
のカラー記録をすれば６４色が表現できる。

つぎに、２個の発熱抵抗体を一つの記録ドツトに対応さ
せているので、インクの受ける熱量はそれぞれの発熱抵
抗体への通電電流が等しく、また、感熱転写インクリボ
ン８の媒体と転写媒体１の両媒体のインクへの熱伝達特
性が等しい場合には一つのサーマルラインヘッドによる
加熱に比べて約２倍になる。このため、インクの熱特性
を同じものとすれば、２個のサーマルラインヘッド７Ａ
。

２Ｂを使用することにより、記録温度に到達する時間が
早くなり、高速度記録が可能である。

第４図は転写部材３に「認証」の文字を印刻した場合の
実施例（、）とこの転写部材（３′）を使用した場合の
転写プリント例（ｄ）　（（ｃ）は裏返しの状態で示し
ている。）および転写媒体１上における記録・母ターン
の模様（ｂ）を説明するための図である。

第１図ａにおいて、転写部材３を第４図に示すもの（３
′）として記録動作を行う場合を説明する。

サーマルラインヘッドにより、転写媒体１には裏返しの
記録ノ９ターンＣ１３）’と「認証」プリントのための
ベタシリンド（１４）がプリントされて、転写部材３′
と対向部材４の間の転写位置に搬送されてくる。これに
被記録媒体２を重ねて、加熱、押圧すると、転写媒体１
の記録ツクターン（１３）はそのまま被記録媒体２に転
写プリントされ（Ｊ　Ｊ’）、また、「認証」の文字は
転写部材３′の印刻部１２によって、転写媒体１のベタ
プリン）　（７４）により、被記録媒体２に転写され（
１５）　、被記録媒体２には第４図（ｄ）のように転写
プリントされる。この印刻の形状は転写部材３ごとに特
殊な形状のものにできるので、該転写部材３′を使用し
た転写プリントを他のプリントと区別できることになる
。

また、印刻による転写プリントはサーマルヘッド２によ
るドツトプリント結果とは異なるので、極めて認証性の
高い記録が実現できる。さらに、印刻部（１２）の転写
プリント面（転写媒体抑圧面）を他の転写面より、転写
媒体側に飛び出させておけば、対向部材４による押圧時
のプリント圧を他の転写部分よりも高くできるため、よ
り強力な認証性を持たせることができる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、サーマルプリン
ト部によるプリントと被記録媒体へのプリントを分離し
、転写部での転写プリントを平圧型ないし円圧型ないし
輪転型プリントとし、転写媒体を移動させないで記録す
るようにしたので、サーマルプリント部は転写媒体、イ
ンクリボンを逆送する必要がなく、また、サーマルヘッ
ドと送りローラを転写媒体、インクリボンから離れさせ
る必要がなく、制御が簡潔であるという効果がある他、
カラー記録などでは被記録媒体を搬送する必要がないの
で、券片など枚葉片への印刷も容易になるなどの効果が
得られる。また、転写媒体は繰り返し使用しないので、
転写媒体をクリーニングするような処理は不要で、構成
が簡素である。

また、転写部での被記録媒体へのプリント温度はサーマ
ルプリント部での記録温度とは独立に設定でき、高温に
できるので、耐久性のよいプリントを実現できるほか、
転写プリント圧力も大きくすることができるので色々な
被記録媒体を使用できるとともに、強固な記録をうろこ
とができるなどの効果がある。

また、転写媒体に薄いポリエステルフィルムなどを用い
ることができるので、サーマルプリント部ローラを加熱
することによって、高温記録、高速度記録が実現できる
。さらに、２個のサーマルヘッドを向き合わせて設備で
きるので、他階調記録、高温記録、高速度記録が実現で
きる。また、転写部材に印刻を施すことによって、認証
などの特殊記録が可能であるなど他のプリント装置にな
い作用効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａは本発明の一実施例の要部斜視図、第１図すは
第１図ａの転写媒体搬送方向断面図、第２図は本発明の
他の例の多色画像形成装置の説明図、第３図は本発明の
他の実施例の２個のサーマルヘッドを向き合わせて設け
た場合の転写媒体搬送方向を示す断面図、第４図ａ、ｂ
、ｃ、ｄは本発明の更に他の実施例の印刻を施した転写
部材を用いた場合のシリンドの模様の説明図である。 １・・・転写媒体、２・・・被記録媒体、３・・・転写
部材、３ｍ、３ｂ・・・電流端子、４・・・対向部材、
４ａ・・・駆動リンク、４　ｂ−・・ガイド、５・・・
転写媒体搬送部、５Ｃ・・・送シ出しローラ、５ａ・・
・巻き取りローラ、ｓｂ、ｓｂ’・・・搬送ローラ、６
・・・被記録媒体搬送部、６　ａ　、　６　ａ’、　６
ｂ　、　６ｂ’・−搬送ローラ、７・・・サーマルライ
ンヘッド、８・・・感熱転写インクリボン、９・・・感
熱転写インクＩＪ　ｇン搬送部、９ａ、９ｂ　。 ９ｃ・・・ローラ、１０・・・プリント部ローラ、１２
・・・印刻部、１３−・・記鎌ハターン、２０・・・プ
リント部、３０・・・転写部、１４・・・ベタシリンド
。 第１図ａの転写媒体搬送方向断面図 第１図ｂ ６１　：　ドラム　　　　　６５：転写部従来の技術の
他の例の多色 画像形成装置の概略説明図 第２図 本発明の他の実施例の２個のサーマル ヘッドを向き合わせて設けた場合の 転写媒体搬送方向を示す断面図 第３図 本発明の更に他の実施例の印刻を施した転写部材を用い
た場合のプリント模様の説明図第４図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）文字や図形の形状記録パターンを転写媒体上に転
   写プリント用インクでプリントする手段を有するサーマ
   ルプリント部と前記転写媒体を被記録媒体に対向、静止
   、密着させて、加熱、押圧する平圧型ないし円圧型ない
   し輪転型の転写部材と対向部材からなる転写部と、転写
   媒体をプリント部から転写部へ搬送する手段を有する転
   写媒体搬送部と、被記録媒体を転写部に搬入、搬出する
   被記録媒体搬送部と各部を制御する手段を有する制制部
   とから構成されたことを特徴とする転写型プリント装置
   。
2. （２）転写媒体と感熱転写インクリボンの両側に２個の
   サーマルヘッドを相対向させたサーマルプリント部を１
   乃至複数有することを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の転写型プリント装置。
3. （３）転写部材または対向部材の一部に文字や図形を印
   刻した印刻部を設け、転写媒体の該印刻部の対向部位に
   設けたベタプリントに転写するような手段を有すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の転写型プリン
   ト装置。
4. （４）転写部における転写温度をサーマルプリント部に
   おけるプリント温度より高い温度とするような手段を設
   けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の転写
   型プリント装置。