JPH08196420A - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents
電磁誘導加熱調理器Info
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- JPH08196420A JPH08196420A JP2892995A JP2892995A JPH08196420A JP H08196420 A JPH08196420 A JP H08196420A JP 2892995 A JP2892995 A JP 2892995A JP 2892995 A JP2892995 A JP 2892995A JP H08196420 A JPH08196420 A JP H08196420A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- tank
- heating element
- electromagnetic induction
- heating coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 上述の浸管の存在に伴うトラブルがなく、非
磁性体の鍋を用いても使用できる電磁誘導加熱調理器を
提供する。 【構成】 本発明の電磁誘導加熱調理器1は、加熱槽3
外表面に設置される加熱コイル17と、この加熱コイル
17に高周波電流を供給する電源23と、加熱槽3内の
調理液8中に加熱槽壁5又は底10を隔てて加熱コイル
17に対向して浸漬される発熱体11と、を具備する。
加熱コイル17に高周波電流が流れると、加熱コイル1
7を周回する交番磁界が生じる。この磁界の磁力線は、
発熱体11中を通過し、発熱体11中に渦電流が流れ
る。その結果、ジュール熱により発熱体11が加熱され
る。発熱体11は加熱槽3内の調理液8中に浸漬されて
いるので、発熱体11の熱は直接調理液8に伝わり、調
理液8が加熱される。
磁性体の鍋を用いても使用できる電磁誘導加熱調理器を
提供する。 【構成】 本発明の電磁誘導加熱調理器1は、加熱槽3
外表面に設置される加熱コイル17と、この加熱コイル
17に高周波電流を供給する電源23と、加熱槽3内の
調理液8中に加熱槽壁5又は底10を隔てて加熱コイル
17に対向して浸漬される発熱体11と、を具備する。
加熱コイル17に高周波電流が流れると、加熱コイル1
7を周回する交番磁界が生じる。この磁界の磁力線は、
発熱体11中を通過し、発熱体11中に渦電流が流れ
る。その結果、ジュール熱により発熱体11が加熱され
る。発熱体11は加熱槽3内の調理液8中に浸漬されて
いるので、発熱体11の熱は直接調理液8に伝わり、調
理液8が加熱される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導加熱により油
や水等の調理液を加熱する電磁誘導加熱調理器に関す
る。
や水等の調理液を加熱する電磁誘導加熱調理器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、電磁誘導加熱方式の調理器が用い
られるようになってきている。図4は、従来の電磁誘導
加熱調理器の代表例である電磁調理プレートを示す模式
的断面図である。図4の電磁調理プレート60は、トッ
ププレート67、トッププレート67下の加熱コイル6
9、インバータ70等から構成されている。
られるようになってきている。図4は、従来の電磁誘導
加熱調理器の代表例である電磁調理プレートを示す模式
的断面図である。図4の電磁調理プレート60は、トッ
ププレート67、トッププレート67下の加熱コイル6
9、インバータ70等から構成されている。
【0003】トッププレート67は、非磁性体(例えば
セラミック、耐熱強化ガラス等)の板からなり、鍋61
を乗せるところである。加熱コイルは電磁誘導加熱用の
強力な磁力線を発生するものである。インバータは、加
熱コイルに高周波電流を供給する。
セラミック、耐熱強化ガラス等)の板からなり、鍋61
を乗せるところである。加熱コイルは電磁誘導加熱用の
強力な磁力線を発生するものである。インバータは、加
熱コイルに高周波電流を供給する。
【0004】図4のように、電磁調理プレート60のト
ッププレート67上に磁性体からなる鍋(鉄鍋等)61
を置き、電磁調理プレート60のスイッチ(図示され
ず)を入れると、インバータ70から高周波電流が加熱
コイル69に流れる。すると、加熱コイル69は、図の
ような、加熱コイル69の周囲を交番的に周回するよう
な磁力線(磁界)を発生する。この磁力線は、加熱コイ
ル69の上方において、ほとんど磁性体である鍋底65
を流れる。この交番する磁力線によって、鍋底65中に
渦電流が生じ、その結果渦電流によるジュール熱で鍋底
65自身が発熱体となり、鍋内にある水や食材の昇温に
必要な熱を供給するものである。
ッププレート67上に磁性体からなる鍋(鉄鍋等)61
を置き、電磁調理プレート60のスイッチ(図示され
ず)を入れると、インバータ70から高周波電流が加熱
コイル69に流れる。すると、加熱コイル69は、図の
ような、加熱コイル69の周囲を交番的に周回するよう
な磁力線(磁界)を発生する。この磁力線は、加熱コイ
ル69の上方において、ほとんど磁性体である鍋底65
を流れる。この交番する磁力線によって、鍋底65中に
渦電流が生じ、その結果渦電流によるジュール熱で鍋底
65自身が発熱体となり、鍋内にある水や食材の昇温に
必要な熱を供給するものである。
【0005】一方、液体を熱媒にして食材を調理する調
理機器として、油を熱媒とするフライヤーや、水を熱媒
とする解凍ゆで麺器等が外食産業で広く使われている。
これらの中でも電磁誘導加熱式のものがある。
理機器として、油を熱媒とするフライヤーや、水を熱媒
とする解凍ゆで麺器等が外食産業で広く使われている。
これらの中でも電磁誘導加熱式のものがある。
【0006】図5は、電磁誘導加熱式のフライヤーの構
成を示す模式的断面図である。フライヤー41は、その
内側に油槽43を備えている。この油槽43に加熱した
油をため、その中でテンプラやフライを揚げる。油槽4
3内の油を加熱するのが、加熱コイル47を有する浸管
45である。誘導加熱コイルに高周波電流を流すとコイ
ルに磁力線が発生する。この時磁界中に位置する浸管に
無数の「渦電流」が発生し、ジュール熱により、浸管自
体が発熱体となり液体の昇温に必要な熱を供給するもの
である。
成を示す模式的断面図である。フライヤー41は、その
内側に油槽43を備えている。この油槽43に加熱した
油をため、その中でテンプラやフライを揚げる。油槽4
3内の油を加熱するのが、加熱コイル47を有する浸管
45である。誘導加熱コイルに高周波電流を流すとコイ
ルに磁力線が発生する。この時磁界中に位置する浸管に
無数の「渦電流」が発生し、ジュール熱により、浸管自
体が発熱体となり液体の昇温に必要な熱を供給するもの
である。
【0007】普及品のフライヤーの油槽43の液面部の
寸法は、概ね幅35〜39cm、奥行き35〜42cm
である。また浸管47の直径は7〜9cm、長さ30c
m前後である。一つの油槽43当りの浸管の数は2〜4
本である。浸管の両端は、油槽43の上下方向ほぼ中間
位置で、油槽43の壁部分に溶接で固定されている。な
お、油槽43の浸管45下の部分は、比較的温度が低
く、コールドゾーン52と呼ばれる。油槽43の底には
油抜きバルブ53が設けられている。
寸法は、概ね幅35〜39cm、奥行き35〜42cm
である。また浸管47の直径は7〜9cm、長さ30c
m前後である。一つの油槽43当りの浸管の数は2〜4
本である。浸管の両端は、油槽43の上下方向ほぼ中間
位置で、油槽43の壁部分に溶接で固定されている。な
お、油槽43の浸管45下の部分は、比較的温度が低
く、コールドゾーン52と呼ばれる。油槽43の底には
油抜きバルブ53が設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5のフライヤーにお
いては、次のような問題点があった。 液槽の中間部に取り付けられた浸管(円筒状の発熱
体)により液体を加熱しているため、作業終了後に、液
体を抜き取った後の液槽内の細部の掃除が、浸管が邪魔
になり、非常にし難い。 液槽と浸管の溶接部分は加熱と冷却の繰り返しによ
り亀裂が生じやすく、液漏れの原因になっている。
いては、次のような問題点があった。 液槽の中間部に取り付けられた浸管(円筒状の発熱
体)により液体を加熱しているため、作業終了後に、液
体を抜き取った後の液槽内の細部の掃除が、浸管が邪魔
になり、非常にし難い。 液槽と浸管の溶接部分は加熱と冷却の繰り返しによ
り亀裂が生じやすく、液漏れの原因になっている。
【0009】また、図4の電磁調理プレート(汎用タイ
プ)の場合は、使える鍋が電磁調理器対応の鍋に限定さ
れ、従来から多用されてきた非磁性体の材質(アルミニ
ウム等)で作られた鍋は使用できない。なお、現在で
は、一般調理用の鍋は、アルミニウム製の鍋が多い。鉄
製の鍋は、スキヤキ鍋や特殊な用途に限定されるものを
除くと、外食産業分野ではほとんど使われてはいない。
プ)の場合は、使える鍋が電磁調理器対応の鍋に限定さ
れ、従来から多用されてきた非磁性体の材質(アルミニ
ウム等)で作られた鍋は使用できない。なお、現在で
は、一般調理用の鍋は、アルミニウム製の鍋が多い。鉄
製の鍋は、スキヤキ鍋や特殊な用途に限定されるものを
除くと、外食産業分野ではほとんど使われてはいない。
【0010】本発明は、上述の浸管の存在に伴うトラブ
ルがなく、非磁性体の鍋を用いても使用できる電磁誘導
加熱調理器を提供することを目的とする。
ルがなく、非磁性体の鍋を用いても使用できる電磁誘導
加熱調理器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の電磁誘導加熱調理器は、加熱槽中の調理液
を電磁誘導加熱する電磁誘導加熱調理器であって;加熱
槽外表面に設置される加熱コイルと、加熱コイルに高周
波電流を供給する電源と、加熱槽内の調理液中に、加熱
槽壁又は底を隔てて、加熱コイルに対向して浸漬され
る、磁性体からなる発熱体と、を具備することを特徴と
する。
め、本発明の電磁誘導加熱調理器は、加熱槽中の調理液
を電磁誘導加熱する電磁誘導加熱調理器であって;加熱
槽外表面に設置される加熱コイルと、加熱コイルに高周
波電流を供給する電源と、加熱槽内の調理液中に、加熱
槽壁又は底を隔てて、加熱コイルに対向して浸漬され
る、磁性体からなる発熱体と、を具備することを特徴と
する。
【0012】
【作用】加熱コイルに高周波電流が流れると、加熱コイ
ルを周回する交番磁界が生じる。この磁界の磁力線は、
発熱体中を通過し、発熱体中に渦電流が流れる。その結
果、ジュール熱により発熱体自身が発熱する。発熱体は
加熱槽内の調理液中に浸漬されているので、発熱体の熱
は直接調理液に伝わり、調理液が加熱される。
ルを周回する交番磁界が生じる。この磁界の磁力線は、
発熱体中を通過し、発熱体中に渦電流が流れる。その結
果、ジュール熱により発熱体自身が発熱する。発熱体は
加熱槽内の調理液中に浸漬されているので、発熱体の熱
は直接調理液に伝わり、調理液が加熱される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例に係る槽壁設置型の電磁誘導加熱調理
器を示す模式的断面図である。(A)は全体図、(B)
は要部の拡大図である。加熱槽3の槽壁5の外側には、
加熱コイル17が、槽壁5の内側には発熱体11が取り
付けられている。なお、加熱コイル17は調理器内に組
込まれているが、発熱体11は取り外し可能である。
本発明の一実施例に係る槽壁設置型の電磁誘導加熱調理
器を示す模式的断面図である。(A)は全体図、(B)
は要部の拡大図である。加熱槽3の槽壁5の外側には、
加熱コイル17が、槽壁5の内側には発熱体11が取り
付けられている。なお、加熱コイル17は調理器内に組
込まれているが、発熱体11は取り外し可能である。
【0014】加熱槽3は、非磁性体の材質で製作されて
いる。加熱槽3の槽壁5の外側には、本実施例の電磁誘
導加熱調理器1の加熱コイル17が、槽壁5外面に添う
ように固定されている。そして、発熱体11は、加熱槽
3内の調理液8(油、水等)に浸漬されて、槽壁5内面
に添うように取り付けられている。加熱コイル17と発
熱体11は、槽壁5を隔てて対向している。すなわち、
両者は、ほぼ同じ位置に平行に取り付けられている。
いる。加熱槽3の槽壁5の外側には、本実施例の電磁誘
導加熱調理器1の加熱コイル17が、槽壁5外面に添う
ように固定されている。そして、発熱体11は、加熱槽
3内の調理液8(油、水等)に浸漬されて、槽壁5内面
に添うように取り付けられている。加熱コイル17と発
熱体11は、槽壁5を隔てて対向している。すなわち、
両者は、ほぼ同じ位置に平行に取り付けられている。
【0015】発熱体11は、図1(B)に示されている
掛け具15のような、加熱槽3の槽壁5に取り付け・取
り外し自由な機構により、加熱槽3に取り付けられる。
なお、発熱体11と槽壁5内面との間隔を適切に保つた
めの足31も設けられている。
掛け具15のような、加熱槽3の槽壁5に取り付け・取
り外し自由な機構により、加熱槽3に取り付けられる。
なお、発熱体11と槽壁5内面との間隔を適切に保つた
めの足31も設けられている。
【0016】加熱コイル17には、インバータユニット
23から高周波電流が供給される。インバータユニット
23は、制御装置21によってコントロールされる。加
熱槽3中の調理液8の温度のコントロールは温度センサ
ー13ですることもできる。
23から高周波電流が供給される。インバータユニット
23は、制御装置21によってコントロールされる。加
熱槽3中の調理液8の温度のコントロールは温度センサ
ー13ですることもできる。
【0017】誘導加熱コイルに高周波電流を流すと、発
生した渦電流により、磁界に位置するコイルと平行に取
り付けられた発熱体がジュール熱により発熱して液体を
加熱する。発熱体の表面は使途によって、その素地がフ
ッ素樹脂コーティング(油用)、セラミックコーティン
グ(一般用)等の表面処理が施されている。
生した渦電流により、磁界に位置するコイルと平行に取
り付けられた発熱体がジュール熱により発熱して液体を
加熱する。発熱体の表面は使途によって、その素地がフ
ッ素樹脂コーティング(油用)、セラミックコーティン
グ(一般用)等の表面処理が施されている。
【0018】図2は、本発明の他の一実施例に係る底面
設置型の電磁誘導加熱調理器を示す模式的断面図であ
る。図2の電磁誘導加熱調理器の発熱体11′は、加熱
槽3′の調理液8(油、水、煮汁など)に浸漬されて、
底10の上下に配置されている。
設置型の電磁誘導加熱調理器を示す模式的断面図であ
る。図2の電磁誘導加熱調理器の発熱体11′は、加熱
槽3′の調理液8(油、水、煮汁など)に浸漬されて、
底10の上下に配置されている。
【0019】すなわち、発熱体11′は、加熱槽3′の
調理液8に浸漬されて、加熱槽底10の上に置かれてい
る。
調理液8に浸漬されて、加熱槽底10の上に置かれてい
る。
【0020】加熱コイル17′は、底10の下面に添っ
て配置されている。加熱コイル17′は調理器内に組込
まれている。図1の実施例と同様に、発熱体11′と加
熱コイル17′とは、鍋底10を隔てて対向している。
この状態で、加熱コイルに高周波電流を流せば、図1の
電磁誘導加熱調理器同様の原理で加熱槽3′内の調理液
を加熱できる。
て配置されている。加熱コイル17′は調理器内に組込
まれている。図1の実施例と同様に、発熱体11′と加
熱コイル17′とは、鍋底10を隔てて対向している。
この状態で、加熱コイルに高周波電流を流せば、図1の
電磁誘導加熱調理器同様の原理で加熱槽3′内の調理液
を加熱できる。
【0021】図1の槽壁設置型と、図2の鍋底設置型と
は、加熱槽底部にコールドゾーンができるか否かで差が
出る。図1の槽壁設置型の場合、発熱体11等を底10
から離しておけば、底10の近くの深い部位の調理液は
比較的温度が低くなり、いわゆるコールドゾーン9とな
る。図2の鍋底設置型ではそのようなコールドゾーン9
はできない。フライヤーのような調理器の場合、油槽の
底に落ちた揚げかすがコゲないようにする必要がある。
コゲると、油の品質を低下させるので好ましくないから
である。そのようなフライヤーの加熱用としては、槽壁
設置型が好適である。
は、加熱槽底部にコールドゾーンができるか否かで差が
出る。図1の槽壁設置型の場合、発熱体11等を底10
から離しておけば、底10の近くの深い部位の調理液は
比較的温度が低くなり、いわゆるコールドゾーン9とな
る。図2の鍋底設置型ではそのようなコールドゾーン9
はできない。フライヤーのような調理器の場合、油槽の
底に落ちた揚げかすがコゲないようにする必要がある。
コゲると、油の品質を低下させるので好ましくないから
である。そのようなフライヤーの加熱用としては、槽壁
設置型が好適である。
【0022】図3は、本発明の他の1実施例に係る一般
用の電磁誘導加熱調理器を示す図である。この図のよう
に、電磁コンロ80で、従来からあるアルミニウム製鍋
61などを使う場合は、鍋61の底に発熱体11′′を
入れる。そして電磁コンロ80の加熱コイル17′′に
通電し、発熱体11′′を加熱して鍋61内の調理液を
昇温させる。
用の電磁誘導加熱調理器を示す図である。この図のよう
に、電磁コンロ80で、従来からあるアルミニウム製鍋
61などを使う場合は、鍋61の底に発熱体11′′を
入れる。そして電磁コンロ80の加熱コイル17′′に
通電し、発熱体11′′を加熱して鍋61内の調理液を
昇温させる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電磁誘導加熱調理器は、以下の効果を発揮する。 従来技術では液槽中間部に固定された浸管により液
体を加熱しているため、液体を抜き出した後の液槽内の
細部の掃除が、浸管が邪魔になり非常にしずらいが、本
件は、発熱体自身が取り付け、取り外し自由なため、槽
内の掃除が隅々まで非常にし易くすることが可能であ
る。
の電磁誘導加熱調理器は、以下の効果を発揮する。 従来技術では液槽中間部に固定された浸管により液
体を加熱しているため、液体を抜き出した後の液槽内の
細部の掃除が、浸管が邪魔になり非常にしずらいが、本
件は、発熱体自身が取り付け、取り外し自由なため、槽
内の掃除が隅々まで非常にし易くすることが可能であ
る。
【0024】 従来技術では、機器を長時間使用する
と、加熱冷却の繰り返しに起因する熱応力で液槽と浸管
の溶接部分に亀裂が発生することがあるが、本件では、
発熱体自身が液槽に固定されていないため、従来技術で
は不可能な熱応力に起因する溶接部分からの亀裂による
液漏れを回避できる。
と、加熱冷却の繰り返しに起因する熱応力で液槽と浸管
の溶接部分に亀裂が発生することがあるが、本件では、
発熱体自身が液槽に固定されていないため、従来技術で
は不可能な熱応力に起因する溶接部分からの亀裂による
液漏れを回避できる。
【0025】 この発熱体(発熱体方式)を用いれ
ば、従来の電磁誘導加熱調理器と異なり、鍋等の底板そ
のものを発熱体とするわけではないので、非磁性体で作
られた鍋等を用いても調理が可能である。そのため、従
来、レストラン等に多く使用されてきた安価で軽いアル
ミ鍋も使えるので、大変便利である。
ば、従来の電磁誘導加熱調理器と異なり、鍋等の底板そ
のものを発熱体とするわけではないので、非磁性体で作
られた鍋等を用いても調理が可能である。そのため、従
来、レストラン等に多く使用されてきた安価で軽いアル
ミ鍋も使えるので、大変便利である。
【図1】本発明の一実施例に係る槽壁設置型電磁誘導加
熱調理器及びそれが取り付けられている鍋を示す模式的
断面図である。
熱調理器及びそれが取り付けられている鍋を示す模式的
断面図である。
【図2】本発明の他の一実施例に係る鍋底設置型の電磁
誘導加熱調理器を示す模式的断面図である。
誘導加熱調理器を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の他の1実施例に係る一般用の電磁誘導
加熱調理器を示す図である。
加熱調理器を示す図である。
【図4】従来の電磁誘導加熱調理器の代表例である電磁
調理プレートを示す模式的断面図である。
調理プレートを示す模式的断面図である。
【図5】電磁誘導加熱式のフライヤーの構成を示す模式
的断面図である。
的断面図である。
1 電磁誘導加熱調理器 3 加熱槽 5 槽壁 7 液面 8 調理液 9 コールドゾー
ン 10 底 11 発熱体 13 温度センサ 15 掛け具 17 加熱コイル 21 制御装置 23 インバータユニット 31 足 41 フライヤー 43 油槽 45 浸管 47 加熱コイル 49 溶接箇所 51 インバータユニット 52 コールドゾ
ーン 53 油抜きバルブ 60 電磁調理プ
レート 61 鍋 65 鍋底 67 トッププレート 69 加熱コイル 70 インバータ
ン 10 底 11 発熱体 13 温度センサ 15 掛け具 17 加熱コイル 21 制御装置 23 インバータユニット 31 足 41 フライヤー 43 油槽 45 浸管 47 加熱コイル 49 溶接箇所 51 インバータユニット 52 コールドゾ
ーン 53 油抜きバルブ 60 電磁調理プ
レート 61 鍋 65 鍋底 67 トッププレート 69 加熱コイル 70 インバータ
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱槽中の調理液を電磁誘導加熱する電
磁誘導加熱調理器であって;加熱槽外表面に設置される
加熱コイルと、 加熱コイルに高周波電流を供給する電源と、 加熱槽内の調理液中に、加熱槽壁又は底を隔てて、加熱
コイルに対向して浸漬される、磁性体からなる発熱体
と、 を具備することを特徴とする電磁誘導加熱調理器。 - 【請求項2】 上記発熱体がフッ素樹脂又はセラミック
スにより表面コーティングされている請求項1記載の電
磁誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2892995A JPH08196420A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 電磁誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2892995A JPH08196420A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 電磁誘導加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08196420A true JPH08196420A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12262099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2892995A Pending JPH08196420A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 電磁誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08196420A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101362195B1 (ko) * | 2012-03-19 | 2014-02-11 | 이재철 | 인덕션코일이 유조의 외부에 장착된 인덕션튀김기 |
CN105698386A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-06-22 | 国网山东省电力公司桓台县供电公司 | 水电隔离式电热水器 |
KR101657926B1 (ko) * | 2016-01-09 | 2016-09-19 | 주식회사 우리기술미래 | 유도가열식 튀김기 |
EP3163978A4 (en) * | 2014-06-24 | 2018-02-07 | Dipo Induction Co., Ltd. | Induction heating type of fryer |
KR20200129890A (ko) * | 2019-05-10 | 2020-11-18 | 권용재 | 비자성체 용기를 이용한 유도 가열식 튀김기 |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP2892995A patent/JPH08196420A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101362195B1 (ko) * | 2012-03-19 | 2014-02-11 | 이재철 | 인덕션코일이 유조의 외부에 장착된 인덕션튀김기 |
EP3163978A4 (en) * | 2014-06-24 | 2018-02-07 | Dipo Induction Co., Ltd. | Induction heating type of fryer |
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