JPH08196108A - 育苗箱処理施設 - Google Patents
育苗箱処理施設Info
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- JPH08196108A JPH08196108A JP26264995A JP26264995A JPH08196108A JP H08196108 A JPH08196108 A JP H08196108A JP 26264995 A JP26264995 A JP 26264995A JP 26264995 A JP26264995 A JP 26264995A JP H08196108 A JPH08196108 A JP H08196108A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 播種後の育苗箱の搬送装置、搬送装置からの
育苗箱を上方又は下方に送る上下搬送装置、上下搬送装
置の上端部又は下端部からの育苗箱を積み重ねて支持す
る支持台を備えて、搬送装置から支持台までの間の所定
位置で、育苗箱を上下複数個に積み重ね支持台に積み重
ねるように構成した育苗箱処理施設において、所定位置
での積み重ねの衝撃による土及び種籾の移動を防止す
る。 【解決手段】 搬送装置５から支持台１７までの育苗箱
１の搬送系の所定位置において、複数個の育苗箱１が上
下方向に所定の上下間隔を置いて支持されるように構成
し、所定位置から搬送方向に沿って前方に押し出される
下側の育苗箱１に対し、所定位置の上側の育苗箱１を搬
送方向に沿って前方に押し出し、下側の育苗箱１の上に
積み重ね支持台１７に積み重ねるように構成する。
育苗箱を上方又は下方に送る上下搬送装置、上下搬送装
置の上端部又は下端部からの育苗箱を積み重ねて支持す
る支持台を備えて、搬送装置から支持台までの間の所定
位置で、育苗箱を上下複数個に積み重ね支持台に積み重
ねるように構成した育苗箱処理施設において、所定位置
での積み重ねの衝撃による土及び種籾の移動を防止す
る。 【解決手段】 搬送装置５から支持台１７までの育苗箱
１の搬送系の所定位置において、複数個の育苗箱１が上
下方向に所定の上下間隔を置いて支持されるように構成
し、所定位置から搬送方向に沿って前方に押し出される
下側の育苗箱１に対し、所定位置の上側の育苗箱１を搬
送方向に沿って前方に押し出し、下側の育苗箱１の上に
積み重ね支持台１７に積み重ねるように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機での植付作
業において用いられているマット状苗を作る育苗箱の育
苗箱処理施設に関する。
業において用いられているマット状苗を作る育苗箱の育
苗箱処理施設に関する。
【０００２】
【従来の技術】前述のような育苗箱処理施設の一例が、
特開昭６３−７１０２５公報に開示されている。この育
苗箱処理施設では、播種の終了した育苗箱（前記公報の
第１図中の１）が、搬送装置（前記公報の第１図中の
５）により搬送されて、搬送装置からの育苗箱が上下搬
送装置（前記公報の第１図中の１０）により、上下方向
の複数段に上下間隔を置いて支持されながら順次上方に
持ち上げられていく。育苗箱を積み重ね支持可能な支持
台（前記公報の第１図中の１３）が、上下搬送装置の側
部に備えられており、上下搬送装置の上端部からの育苗
箱が支持台側に搬送されて、支持台に積み重ねられる。
特開昭６３−７１０２５公報に開示されている。この育
苗箱処理施設では、播種の終了した育苗箱（前記公報の
第１図中の１）が、搬送装置（前記公報の第１図中の
５）により搬送されて、搬送装置からの育苗箱が上下搬
送装置（前記公報の第１図中の１０）により、上下方向
の複数段に上下間隔を置いて支持されながら順次上方に
持ち上げられていく。育苗箱を積み重ね支持可能な支持
台（前記公報の第１図中の１３）が、上下搬送装置の側
部に備えられており、上下搬送装置の上端部からの育苗
箱が支持台側に搬送されて、支持台に積み重ねられる。
【０００３】この場合、搬送装置から支持台までの育苗
箱の搬送位置において（前記公報の第１図及び第２図で
は上下搬送装置の上端部）、育苗箱が複数個（前記公報
の第１図及び第２図では上下２個）に積み重ねられて、
この複数個の育苗箱が支持台に積み重ねられるように構
成している。以上のように複数個の育苗箱を支持台に積
み重ねていくことにより、１個ずつ育苗箱を支持台に積
み重ねていく構成に比べて、所定時間内での育苗箱の処
理能力を高めることができる。
箱の搬送位置において（前記公報の第１図及び第２図で
は上下搬送装置の上端部）、育苗箱が複数個（前記公報
の第１図及び第２図では上下２個）に積み重ねられて、
この複数個の育苗箱が支持台に積み重ねられるように構
成している。以上のように複数個の育苗箱を支持台に積
み重ねていくことにより、１個ずつ育苗箱を支持台に積
み重ねていく構成に比べて、所定時間内での育苗箱の処
理能力を高めることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述の育苗箱処理施設
では育苗箱の搬送位置において、下側の育苗箱に対し上
側の育苗箱を押し出さずにそのままの状態で垂直に落下
させて、下側の育苗箱に積み重ねるように構成されてい
る。これにより、上側の育苗箱が下側の育苗箱に落下し
た際の衝撃が大きなものとなり、育苗箱内の土や種籾が
移動し乱されて、その後の発芽及び成育に支障をきたす
おそれがある。本発明は育苗箱処理施設において、搬送
装置から支持台までの育苗箱の搬送位置で、育苗箱を複
数個に積み重ね支持台に積み重ねるように構成して処理
能力を高めながら、育苗箱を積み重ねる際の土及び種籾
の移動等を抑えることを目的としている。
では育苗箱の搬送位置において、下側の育苗箱に対し上
側の育苗箱を押し出さずにそのままの状態で垂直に落下
させて、下側の育苗箱に積み重ねるように構成されてい
る。これにより、上側の育苗箱が下側の育苗箱に落下し
た際の衝撃が大きなものとなり、育苗箱内の土や種籾が
移動し乱されて、その後の発芽及び成育に支障をきたす
おそれがある。本発明は育苗箱処理施設において、搬送
装置から支持台までの育苗箱の搬送位置で、育苗箱を複
数個に積み重ね支持台に積み重ねるように構成して処理
能力を高めながら、育苗箱を積み重ねる際の土及び種籾
の移動等を抑えることを目的としている。
【０００５】
〔構成〕本発明の特徴は育苗箱処理施設を次のように構
成することにある。播種後の育苗箱を搬送する搬送装置
と、搬送装置からの育苗箱を上下方向の複数段に上下間
隔を置いて支持して上方又は下方に送る上下搬送装置
と、上下搬送装置の上端部又は下端部からの育苗箱を積
み重ねて支持する支持台とを備えると共に、搬送装置か
ら支持台までの育苗箱の搬送位置において、下側の育苗
箱に対し、搬送位置の上側の育苗箱を搬送方向に沿って
前方に押し出し、下側の育苗箱の上に積み重ねて、複数
個に積み重ねるように構成してある。
成することにある。播種後の育苗箱を搬送する搬送装置
と、搬送装置からの育苗箱を上下方向の複数段に上下間
隔を置いて支持して上方又は下方に送る上下搬送装置
と、上下搬送装置の上端部又は下端部からの育苗箱を積
み重ねて支持する支持台とを備えると共に、搬送装置か
ら支持台までの育苗箱の搬送位置において、下側の育苗
箱に対し、搬送位置の上側の育苗箱を搬送方向に沿って
前方に押し出し、下側の育苗箱の上に積み重ねて、複数
個に積み重ねるように構成してある。
【０００６】〔作用〕前述の〔構成〕により、本発明で
は下側の育苗箱に対して上側の育苗箱が横方向からスラ
イドするようにして積み重ねられる状態となるのであ
り、従来の技術のように下側の育苗箱に対し上側の育苗
箱を垂直に落下させて積み重ねる構成に比べて、積み重
ねの際の衝撃が小さくなる。
は下側の育苗箱に対して上側の育苗箱が横方向からスラ
イドするようにして積み重ねられる状態となるのであ
り、従来の技術のように下側の育苗箱に対し上側の育苗
箱を垂直に落下させて積み重ねる構成に比べて、積み重
ねの際の衝撃が小さくなる。
【０００７】
【発明の実施の形態】図４に示すように、積み重ね状態
にある空の育苗箱１を送るフィードコンベア２、このフ
ィードコンベア２からの育苗箱１を吊り下げた状態で作
業レベルまで下降させるエレベータ３及び、積み重ねら
れている育苗箱１を１つずつ取り出して搬送コンベア５
に送り出す育苗箱供給装置４等で育苗箱供給系が構成さ
れている。そして、搬送コンベア５で送られてくる育苗
箱１に床土を供給する床土供給部６、床土に水を散布す
る灌水部７、床土上に種子を蒔く播種部８、及び播種後
の育苗箱１に対して覆土を行う覆土部９等で播種装置１
１が構成されている。又、この床土供給部６及び覆土部
９へは揚送コンベア１９、中間コンベア２０、正逆転コ
ンベア２１を介して土が供給されるのである。
にある空の育苗箱１を送るフィードコンベア２、このフ
ィードコンベア２からの育苗箱１を吊り下げた状態で作
業レベルまで下降させるエレベータ３及び、積み重ねら
れている育苗箱１を１つずつ取り出して搬送コンベア５
に送り出す育苗箱供給装置４等で育苗箱供給系が構成さ
れている。そして、搬送コンベア５で送られてくる育苗
箱１に床土を供給する床土供給部６、床土に水を散布す
る灌水部７、床土上に種子を蒔く播種部８、及び播種後
の育苗箱１に対して覆土を行う覆土部９等で播種装置１
１が構成されている。又、この床土供給部６及び覆土部
９へは揚送コンベア１９、中間コンベア２０、正逆転コ
ンベア２１を介して土が供給されるのである。
【０００８】前記搬送コンベア５により送られてくる播
種済の育苗箱１は、この搬送コンベア５から上下搬送装
置１０に送り込まれて行く。次に、この育苗箱１の上下
搬送装置１０への送り込みの構造について詳述すると図
１及び図２に示すように搬送コンベア５の終端には、下
側の第１分岐搬送路１２としての第１分岐コンベアに対
して、この上側に第２分岐搬送路１３としての第２分岐
コンベアが配置されると共に、第２分岐コンベア１３の
前端の横軸芯Ｐ１周りに、上下駆動される振り分け装置
１４としての補助コンベアが取り付けられている。
種済の育苗箱１は、この搬送コンベア５から上下搬送装
置１０に送り込まれて行く。次に、この育苗箱１の上下
搬送装置１０への送り込みの構造について詳述すると図
１及び図２に示すように搬送コンベア５の終端には、下
側の第１分岐搬送路１２としての第１分岐コンベアに対
して、この上側に第２分岐搬送路１３としての第２分岐
コンベアが配置されると共に、第２分岐コンベア１３の
前端の横軸芯Ｐ１周りに、上下駆動される振り分け装置
１４としての補助コンベアが取り付けられている。
【０００９】以上の構造により、搬送コンベア５より送
られて来た育苗箱１の１つ１ａが補助コンベア１４の上
昇状態で第１分岐コンベア１２に送られると、補助コン
ベア１４が下降して次の育苗箱１ｂが補助コンベア１４
を介して第２分岐コンベア１３に送り込まれるのであ
る。つまり、補助コンベア１４の上下動により、搬送コ
ンベア５から送られてくる育苗箱１が第１分岐コンベア
１２と第２分岐コンベア１３とに交互に振り分けられて
行くのである。
られて来た育苗箱１の１つ１ａが補助コンベア１４の上
昇状態で第１分岐コンベア１２に送られると、補助コン
ベア１４が下降して次の育苗箱１ｂが補助コンベア１４
を介して第２分岐コンベア１３に送り込まれるのであ
る。つまり、補助コンベア１４の上下動により、搬送コ
ンベア５から送られてくる育苗箱１が第１分岐コンベア
１２と第２分岐コンベア１３とに交互に振り分けられて
行くのである。
【００１０】そして、第１分岐コンベア１２の搬送速度
よりも補助コンベア１４及び第２分岐コンベア１３の搬
送速度を高速に設定してあり、図２に示すように第１分
岐コンベア１２側に送られた育苗箱１ａの次の育苗箱１
ｂ（第２分岐コンベア１３側に送られるもの）が、第１
分岐コンベア１２側の育苗箱１ａに追い付いて行き、後
述する上下搬送装置１０の直前位置において、第１分岐
コンベア１２側の育苗箱１ａと第２分岐コンベア１３側
の育苗箱１ｂが上下に並ぶのである。
よりも補助コンベア１４及び第２分岐コンベア１３の搬
送速度を高速に設定してあり、図２に示すように第１分
岐コンベア１２側に送られた育苗箱１ａの次の育苗箱１
ｂ（第２分岐コンベア１３側に送られるもの）が、第１
分岐コンベア１２側の育苗箱１ａに追い付いて行き、後
述する上下搬送装置１０の直前位置において、第１分岐
コンベア１２側の育苗箱１ａと第２分岐コンベア１３側
の育苗箱１ｂが上下に並ぶのである。
【００１１】そして、第２分岐コンベア１３に対しては
図１に示すように、チェーン等の無端回動帯（図示せ
ず）に一対のアーム１５ａが固定されたような送り込み
機構１５が設けられており、この送り込み機構１５の送
り込み速度は第１分岐コンベア１２の搬送速度と同一に
設定してある。これにより、図２に示すように上下に並
んだ育苗箱１ａ，１ｂが送り込み機構１５及び第１分岐
コンベア１２により一緒に上下搬送装置１０内に送り込
まれて行くのである。
図１に示すように、チェーン等の無端回動帯（図示せ
ず）に一対のアーム１５ａが固定されたような送り込み
機構１５が設けられており、この送り込み機構１５の送
り込み速度は第１分岐コンベア１２の搬送速度と同一に
設定してある。これにより、図２に示すように上下に並
んだ育苗箱１ａ，１ｂが送り込み機構１５及び第１分岐
コンベア１２により一緒に上下搬送装置１０内に送り込
まれて行くのである。
【００１２】次に前記上下搬送装置１０について詳述す
ると、図３及び図１に示すように上下一対のスプロケッ
ト１０ｂに巻回されたチェーン等の無端回動帯１０ｃ
に、多数の支持片１０ａが取り付けられており、この無
端回動帯１０ｃが第１分岐コンベア１２の左右に配置さ
れているのである。これにより、前述のように同時に送
り込まれてきた２組の育苗箱１ａ，１ｂは上下搬送装置
１０内の一対のストッパー１０ｄで止められ、支持片１
０ａで支えられて上方に送られるのであり、その際の上
方への送りストロークは育苗箱１の２箇分に相当する。
ると、図３及び図１に示すように上下一対のスプロケッ
ト１０ｂに巻回されたチェーン等の無端回動帯１０ｃ
に、多数の支持片１０ａが取り付けられており、この無
端回動帯１０ｃが第１分岐コンベア１２の左右に配置さ
れているのである。これにより、前述のように同時に送
り込まれてきた２組の育苗箱１ａ，１ｂは上下搬送装置
１０内の一対のストッパー１０ｄで止められ、支持片１
０ａで支えられて上方に送られるのであり、その際の上
方への送りストロークは育苗箱１の２箇分に相当する。
【００１３】前記上下搬送装置１０の上端においては、
図３及び図１に示すように支持片１０ａが左右に逃げて
育苗箱１から外れると、この育苗箱１が落下して下の育
苗箱１の上に乗る。このように、上下搬送装置１０の上
端において２組の育苗箱１が積み重ねられたような状態
となると、この２組の育苗箱１が移し換え装置１６によ
り出芽台車１７に移し換えられて行くのである。この移
し換え装置１６はチェーン等の無端回動帯（図示せず）
に３組のアーム１６ａが固定された構造をしている。
又、出芽台車１７はエレベータ１８上に載せられてお
り、育苗箱１が出芽台車１７に積み重ねられる度にエレ
ベータ１８が下降して行く。以上のように、所定段数の
育苗箱１が出芽台車１７に積み上げられると、この出芽
台車１７が出芽室（図示せず）に運ばれて行くのであ
る。
図３及び図１に示すように支持片１０ａが左右に逃げて
育苗箱１から外れると、この育苗箱１が落下して下の育
苗箱１の上に乗る。このように、上下搬送装置１０の上
端において２組の育苗箱１が積み重ねられたような状態
となると、この２組の育苗箱１が移し換え装置１６によ
り出芽台車１７に移し換えられて行くのである。この移
し換え装置１６はチェーン等の無端回動帯（図示せず）
に３組のアーム１６ａが固定された構造をしている。
又、出芽台車１７はエレベータ１８上に載せられてお
り、育苗箱１が出芽台車１７に積み重ねられる度にエレ
ベータ１８が下降して行く。以上のように、所定段数の
育苗箱１が出芽台車１７に積み上げられると、この出芽
台車１７が出芽室（図示せず）に運ばれて行くのであ
る。
【００１４】〔発明の実施の第１別形態〕図５に示すよ
うに、第１及び第２分岐コンベア１２，１３を備えた場
合に、上下搬送装置１０の支持片１０ａの上下間隔を図
１の上下搬送装置１０の２倍に設定する。そして、第２
分岐コンベア１３側の育苗箱１ｂを上下搬送装置１０内
に直ぐに送り込まずに図５の位置で止めておいて、第１
分岐コンベア１２側の育苗箱１ａが上下搬送装置１０内
に送り込まれ、上下搬送装置１０により第２分岐コンベ
ア１３の位置にまで上昇操作されると、送り込み機構１
５により第２分岐コンベア１３側の育苗箱１ｂを上下搬
送装置１０内に送り込んで先の育苗箱１ａの上に積み重
ねるように構成してもよい。
うに、第１及び第２分岐コンベア１２，１３を備えた場
合に、上下搬送装置１０の支持片１０ａの上下間隔を図
１の上下搬送装置１０の２倍に設定する。そして、第２
分岐コンベア１３側の育苗箱１ｂを上下搬送装置１０内
に直ぐに送り込まずに図５の位置で止めておいて、第１
分岐コンベア１２側の育苗箱１ａが上下搬送装置１０内
に送り込まれ、上下搬送装置１０により第２分岐コンベ
ア１３の位置にまで上昇操作されると、送り込み機構１
５により第２分岐コンベア１３側の育苗箱１ｂを上下搬
送装置１０内に送り込んで先の育苗箱１ａの上に積み重
ねるように構成してもよい。
【００１５】〔発明の実施の第２別形態〕又、第１及び
第２分岐コンベア１２，１３を備えて、上下搬送装置１
０の支持片１０ａの上下間隔を図１の上下搬送装置１０
の２倍に設定した場合であるが、図６に示すように、第
１分岐コンベア１２で送り込まれて支持片１０ａに支え
られた育苗箱１ａに対して、送り込み機構１５により送
り込まれてきた第２分岐コンベア１３側の育苗箱１ｂ
が、上下搬送装置１０内で落下して先の育苗箱１ａの上
に積み重ねられるようにしてもよい。又、前述の構成で
は上下搬送装置１０内へ育苗箱１を送り込む専用の送り
込み機構１５を設けているが、このような機構を設けず
に第１及び第２分岐コンベア１２，１３の送り作用のみ
で育苗箱１を上下搬送装置１０内に送り込むようにして
もよい。上下搬送装置１０は１組の無端チェーンにフォ
ーク状の支持アームを取り付け、この支持アームに育苗
箱１をのせつけるようにしてもよく、又、育苗箱１を下
方に送るような構造としてもよい。
第２分岐コンベア１２，１３を備えて、上下搬送装置１
０の支持片１０ａの上下間隔を図１の上下搬送装置１０
の２倍に設定した場合であるが、図６に示すように、第
１分岐コンベア１２で送り込まれて支持片１０ａに支え
られた育苗箱１ａに対して、送り込み機構１５により送
り込まれてきた第２分岐コンベア１３側の育苗箱１ｂ
が、上下搬送装置１０内で落下して先の育苗箱１ａの上
に積み重ねられるようにしてもよい。又、前述の構成で
は上下搬送装置１０内へ育苗箱１を送り込む専用の送り
込み機構１５を設けているが、このような機構を設けず
に第１及び第２分岐コンベア１２，１３の送り作用のみ
で育苗箱１を上下搬送装置１０内に送り込むようにして
もよい。上下搬送装置１０は１組の無端チェーンにフォ
ーク状の支持アームを取り付け、この支持アームに育苗
箱１をのせつけるようにしてもよく、又、育苗箱１を下
方に送るような構造としてもよい。
【００１６】
【発明の効果】以上のように育苗箱処理施設において、
下側の育苗箱に対し上側の育苗箱を横方向からスライド
させて積み重ねるように構成することによって、育苗箱
の積み重ねの際の衝撃を小さくすることができた。これ
により、搬送コンベアから支持台までの育苗箱の搬送位
置で、育苗箱を複数個に積み重ね支持台に積み重ねるよ
うに構成して育苗箱処理施設の処理能力を高めながら、
複数個積み重ねの際における育苗箱の土及び種籾の移動
等を抑えて、育苗箱の土及び種籾の移動等による発芽及
び成育の不良を未然に防止することができた。
下側の育苗箱に対し上側の育苗箱を横方向からスライド
させて積み重ねるように構成することによって、育苗箱
の積み重ねの際の衝撃を小さくすることができた。これ
により、搬送コンベアから支持台までの育苗箱の搬送位
置で、育苗箱を複数個に積み重ね支持台に積み重ねるよ
うに構成して育苗箱処理施設の処理能力を高めながら、
複数個積み重ねの際における育苗箱の土及び種籾の移動
等を抑えて、育苗箱の土及び種籾の移動等による発芽及
び成育の不良を未然に防止することができた。
【００１７】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】搬送コンベア、上下搬送装置及び第１・第２分
岐コンベアの構造を示す側面図
岐コンベアの構造を示す側面図
【図２】第１・第２分岐コンベア上の育苗箱が上下搬送
装置内に送り込まれる直前の状態を示す側面図
装置内に送り込まれる直前の状態を示す側面図
【図３】上下搬送装置の概略正面図
【図４】自動播種プラント全体の概略側面図
【図５】第１別形態における上下搬送装置付近の側面図
【図６】第２別形態における上下搬送装置付近の側面図
１ 育苗箱 ５ 搬送コンベア １０ 上下搬送装置 １１ 播種装置 １２，１３ 分岐搬送路 １４ 振り分け装置 １５ 送り込み機構 １６ 移し換え装置 １７ 出芽台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年１１月７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 育苗箱処理施設
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機での植付作
業において用いられているマット状苗を作る育苗箱の育
苗箱処理施設に関する。
業において用いられているマット状苗を作る育苗箱の育
苗箱処理施設に関する。
【０００２】
【従来の技術】前述のような育苗箱処理施設の一例が、
特開昭６３−７１０２５公報に開示されている。この育
苗箱処理施設では、播種の終了した育苗箱（前記公報の
第１図中の１）が、搬送装置（前記公報の第１図中の
５）により搬送されて、搬送装置からの育苗箱が上下搬
送装置（前記公報の第１図中の１０）により、上下方向
の複数段に上下間隔を置いて支持されながら順次上方に
持ち上げられていく。育苗箱を積み重ね支持可能な支持
台（前記公報の第１図中の１３）が、上下搬送装置の側
部に備えられており、上下搬送装置の上端部からの育苗
箱が支持台側に搬送されて、支持台に積み重ねられる。
特開昭６３−７１０２５公報に開示されている。この育
苗箱処理施設では、播種の終了した育苗箱（前記公報の
第１図中の１）が、搬送装置（前記公報の第１図中の
５）により搬送されて、搬送装置からの育苗箱が上下搬
送装置（前記公報の第１図中の１０）により、上下方向
の複数段に上下間隔を置いて支持されながら順次上方に
持ち上げられていく。育苗箱を積み重ね支持可能な支持
台（前記公報の第１図中の１３）が、上下搬送装置の側
部に備えられており、上下搬送装置の上端部からの育苗
箱が支持台側に搬送されて、支持台に積み重ねられる。
【０００３】この場合、搬送装置から支持台までの育苗
箱の搬送位置において（前記公報の第１図及び第２図で
は上下搬送装置の上端部）、育苗箱が複数個（前記公報
の第１図及び第２図では上下２個）に積み重ねられて、
この複数個の育苗箱が支持台に積み重ねられるように構
成している。以上のように複数個の育苗箱を支持台に積
み重ねていくことにより、１個ずつ育苗箱を支持台に積
み重ねていく構成に比べて、所定時間内での育苗箱の処
理能力を高めることができる。
箱の搬送位置において（前記公報の第１図及び第２図で
は上下搬送装置の上端部）、育苗箱が複数個（前記公報
の第１図及び第２図では上下２個）に積み重ねられて、
この複数個の育苗箱が支持台に積み重ねられるように構
成している。以上のように複数個の育苗箱を支持台に積
み重ねていくことにより、１個ずつ育苗箱を支持台に積
み重ねていく構成に比べて、所定時間内での育苗箱の処
理能力を高めることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述の育苗箱処理施設
では育苗箱の搬送位置において、下側の育苗箱に対し上
側の育苗箱を押し出さずにそのままの状態で垂直に落下
させて、下側の育苗箱に積み重ねるように構成されてい
る。これにより、上側の育苗箱が下側の育苗箱に落下し
た際の衝撃が大きなものとなり、育苗箱内の土や種籾が
移動し乱されて、その後の発芽及び成育に支障をきたす
おそれがある。本発明は育苗箱処理施設において、搬送
装置から支持台までの育苗箱の搬送位置で、育苗箱を複
数個に積み重ね支持台に積み重ねるように構成して処理
能力を高めながら、育苗箱を積み重ねる際の土及び種籾
の移動等を抑えることを目的としている。
では育苗箱の搬送位置において、下側の育苗箱に対し上
側の育苗箱を押し出さずにそのままの状態で垂直に落下
させて、下側の育苗箱に積み重ねるように構成されてい
る。これにより、上側の育苗箱が下側の育苗箱に落下し
た際の衝撃が大きなものとなり、育苗箱内の土や種籾が
移動し乱されて、その後の発芽及び成育に支障をきたす
おそれがある。本発明は育苗箱処理施設において、搬送
装置から支持台までの育苗箱の搬送位置で、育苗箱を複
数個に積み重ね支持台に積み重ねるように構成して処理
能力を高めながら、育苗箱を積み重ねる際の土及び種籾
の移動等を抑えることを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 〔構成〕本発明の特徴は育苗箱処理施設を次のように構
成することにある。播種後の育苗箱を搬送する搬送装置
と、搬送装置からの育苗箱を上下方向の複数段に上下間
隔を置いて支持して上方又は下方に送る上下搬送装置
と、上下搬送装置の上端部又は下端部からの育苗箱を積
み重ねて支持する支持台とを備えると共に、搬送装置か
ら支持台までの育苗箱の搬送位置において、下側の育苗
箱に対し、搬送位置の上側の育苗箱を搬送方向に沿って
前方に押し出し、下側の育苗箱の上に積み重ねて、複数
個に積み重ねるように構成してある。
成することにある。播種後の育苗箱を搬送する搬送装置
と、搬送装置からの育苗箱を上下方向の複数段に上下間
隔を置いて支持して上方又は下方に送る上下搬送装置
と、上下搬送装置の上端部又は下端部からの育苗箱を積
み重ねて支持する支持台とを備えると共に、搬送装置か
ら支持台までの育苗箱の搬送位置において、下側の育苗
箱に対し、搬送位置の上側の育苗箱を搬送方向に沿って
前方に押し出し、下側の育苗箱の上に積み重ねて、複数
個に積み重ねるように構成してある。
【０００６】〔作用〕前述の〔構成〕により、本発明で
は下側の育苗箱に対して上側の育苗箱が横方向からスラ
イドするようにして積み重ねられる状態となるのであ
り、従来の技術のように下側の育苗箱に対し上側の育苗
箱を垂直に落下させて積み重ねる構成に比べて、積み重
ねの際の衝撃が小さくなる。
は下側の育苗箱に対して上側の育苗箱が横方向からスラ
イドするようにして積み重ねられる状態となるのであ
り、従来の技術のように下側の育苗箱に対し上側の育苗
箱を垂直に落下させて積み重ねる構成に比べて、積み重
ねの際の衝撃が小さくなる。
【０００７】
【発明の実施の形態】図２に示すように、積み重ね状態
にある空の育苗箱１を送るフィードコンベア２、このフ
ィードコンベア２からの育苗箱１を吊り下げた状態で作
業レベルまで下降させるエレベータ３及び、積み重ねら
れている育苗箱１を一つずつ取り出して搬送装置５に送
り出す育苗箱供給装置４等で育苗箱供給系が構成されて
いる。搬送装置５で送られてくる育苗箱１に床土を供給
する床土供給部６、床土に水を散布する灌水部７、床土
上に種子を蒔く播種部８、及び播種後の育苗箱１に対し
て覆土を行う覆土部９等で播種装置１１が構成されてい
る。床土供給部６及び覆土部９へは揚送コンベア１９、
中間コンベア２０及び正逆転コンベア２１を介して土が
供給される。
にある空の育苗箱１を送るフィードコンベア２、このフ
ィードコンベア２からの育苗箱１を吊り下げた状態で作
業レベルまで下降させるエレベータ３及び、積み重ねら
れている育苗箱１を一つずつ取り出して搬送装置５に送
り出す育苗箱供給装置４等で育苗箱供給系が構成されて
いる。搬送装置５で送られてくる育苗箱１に床土を供給
する床土供給部６、床土に水を散布する灌水部７、床土
上に種子を蒔く播種部８、及び播種後の育苗箱１に対し
て覆土を行う覆土部９等で播種装置１１が構成されてい
る。床土供給部６及び覆土部９へは揚送コンベア１９、
中間コンベア２０及び正逆転コンベア２１を介して土が
供給される。
【０００８】搬送装置５により送られてくる播種済の育
苗箱１は、搬送装置５から上下搬送装置１０に送り込ま
れていく。次に、この育苗箱１の上下搬送装置１０への
送り込みの構造について説明する。図１及び図２に示す
ように、搬送装置５の終端に下側の第１分岐搬装置１２
と、この上側に第２分岐搬送装置１３が配置され、第２
分岐搬送装置１３の前端の横軸芯Ｐ１周りに、上下駆動
される補助搬送装置１４が取り付けられている。
苗箱１は、搬送装置５から上下搬送装置１０に送り込ま
れていく。次に、この育苗箱１の上下搬送装置１０への
送り込みの構造について説明する。図１及び図２に示す
ように、搬送装置５の終端に下側の第１分岐搬装置１２
と、この上側に第２分岐搬送装置１３が配置され、第２
分岐搬送装置１３の前端の横軸芯Ｐ１周りに、上下駆動
される補助搬送装置１４が取り付けられている。
【０００９】以上の構造により、搬送装置５より送られ
て来た一つの育苗箱１ａが補助搬送装置１４の上昇状態
で第１分岐搬送装置１２に送られると、補助搬送装置１
４が下降して、次の育苗箱１ｂが補助搬送装置１４を介
して第２分岐搬送装置１３に送り込まれる。このように
補助搬送装置１４の上下動により、搬送装置５から送ら
れてくる育苗箱１が、第１分岐搬送装置１２と第２分岐
搬送装置１３とに交互に振り分けられていく。
て来た一つの育苗箱１ａが補助搬送装置１４の上昇状態
で第１分岐搬送装置１２に送られると、補助搬送装置１
４が下降して、次の育苗箱１ｂが補助搬送装置１４を介
して第２分岐搬送装置１３に送り込まれる。このように
補助搬送装置１４の上下動により、搬送装置５から送ら
れてくる育苗箱１が、第１分岐搬送装置１２と第２分岐
搬送装置１３とに交互に振り分けられていく。
【００１０】第２分岐搬送装置１３に対して図１及び図
２に示すように、チェーン等の無端回動帯（図示せず）
に一対のアーム１５ａが固定されたような送り込み機構
１５が設けられており、送り込み機構１５の送り込み速
度を第１分岐搬送装置１２の搬送速度と同一に設定して
いる。上下搬送装置１０は図１及び図２に示すように、
上下一対のスプロケット（図示せず）に巻回されたチェ
ーン等の無端回動帯（図示せず）に、多数の支持片１０
ａが取り付けられており、この無端回動帯が第１分岐搬
送装置１２の左右に配置されている。
２に示すように、チェーン等の無端回動帯（図示せず）
に一対のアーム１５ａが固定されたような送り込み機構
１５が設けられており、送り込み機構１５の送り込み速
度を第１分岐搬送装置１２の搬送速度と同一に設定して
いる。上下搬送装置１０は図１及び図２に示すように、
上下一対のスプロケット（図示せず）に巻回されたチェ
ーン等の無端回動帯（図示せず）に、多数の支持片１０
ａが取り付けられており、この無端回動帯が第１分岐搬
送装置１２の左右に配置されている。
【００１１】前述のような第１及び第２分岐搬送装置１
２，１３を備えることにより、図１に示すように、第１
分岐搬送装置１２で送り込まれて支持片１０ａに支えら
れた育苗箱１ａに対し、送り込み機構１５により前方に
押し出された第２分岐搬送装置１３側の育苗箱１ｂが、
上下搬送装置１０内で先の育苗箱１ａの上に積み重ねら
れ、この積み重ねられた状態で育苗箱１が上下搬送装置
１０により上方に送られていく。これにより、下側の育
苗箱１ａに対して、上側の育苗箱１ｂが横方向からスラ
イドするようにして積み重ねられる状態となるのであ
り、水平方向の前進速度成分と鉛直方向の落下速度成分
とにより、上側の育苗箱１ｂが斜め下向きに滑りながら
下側の育苗箱１ｂに積み重ねられる状態となって、育苗
箱１ａ，１ｂの積み重ねの際の衝撃が小さくなる。
２，１３を備えることにより、図１に示すように、第１
分岐搬送装置１２で送り込まれて支持片１０ａに支えら
れた育苗箱１ａに対し、送り込み機構１５により前方に
押し出された第２分岐搬送装置１３側の育苗箱１ｂが、
上下搬送装置１０内で先の育苗箱１ａの上に積み重ねら
れ、この積み重ねられた状態で育苗箱１が上下搬送装置
１０により上方に送られていく。これにより、下側の育
苗箱１ａに対して、上側の育苗箱１ｂが横方向からスラ
イドするようにして積み重ねられる状態となるのであ
り、水平方向の前進速度成分と鉛直方向の落下速度成分
とにより、上側の育苗箱１ｂが斜め下向きに滑りながら
下側の育苗箱１ｂに積み重ねられる状態となって、育苗
箱１ａ，１ｂの積み重ねの際の衝撃が小さくなる。
【００１２】図２に示すように上下搬送装置１０の上端
において、２組の育苗箱１が移し換え装置１６により支
持台１７に移し換えられていく。この移し換え装置１６
はチェーン等の無端回動帯（図示せず）に３組のアーム
１６ａが固定された構造をしている。支持台１７はエレ
ベータ１８上に載せられており、育苗箱１が支持台１７
に積み重ねられる度にエレベータ１８が下降していく。
以上のように、所定段数の育苗箱１が支持台１７に積み
上げられると、この支持台１７が出芽室（図示せず）に
運ばれていく。
において、２組の育苗箱１が移し換え装置１６により支
持台１７に移し換えられていく。この移し換え装置１６
はチェーン等の無端回動帯（図示せず）に３組のアーム
１６ａが固定された構造をしている。支持台１７はエレ
ベータ１８上に載せられており、育苗箱１が支持台１７
に積み重ねられる度にエレベータ１８が下降していく。
以上のように、所定段数の育苗箱１が支持台１７に積み
上げられると、この支持台１７が出芽室（図示せず）に
運ばれていく。
【００１３】〔発明の実施の別形態〕図３に示すよう
に、第１及び第２分岐搬送装置１２，１３を備えた場
合、第２分岐搬送装置１３側の育苗箱１ｂを上下搬送装
置１０内に直ぐに送り込まずに図３に示す位置で止めて
おいて、第１分岐搬送装置１２側の育苗箱１ａが上下搬
送装置１０内に送り込まれ、上下搬送装置１０により第
２分岐搬送装置１３の位置にまで上昇操作されると、送
り込み機構１５により第２分岐搬送装置１３側の育苗箱
１ｂを上下搬送装置１０内に押し出して、先の育苗箱１
ａの上に積み重ねるように構成してもよい。
に、第１及び第２分岐搬送装置１２，１３を備えた場
合、第２分岐搬送装置１３側の育苗箱１ｂを上下搬送装
置１０内に直ぐに送り込まずに図３に示す位置で止めて
おいて、第１分岐搬送装置１２側の育苗箱１ａが上下搬
送装置１０内に送り込まれ、上下搬送装置１０により第
２分岐搬送装置１３の位置にまで上昇操作されると、送
り込み機構１５により第２分岐搬送装置１３側の育苗箱
１ｂを上下搬送装置１０内に押し出して、先の育苗箱１
ａの上に積み重ねるように構成してもよい。
【００１４】又、前述の構成では上下搬送装置１０内へ
育苗箱１を送り込む専用の送り込み機構１５を設けてい
るが、このような送り込み機構１５を設けずに第１及び
第２分岐搬送装置１２，１３の搬送作用のみで、育苗箱
１を上下搬送装置１０内に押し出すようにしてもよい。
上下搬送装置１０は１組の無端チェーンにフォーク状の
支持アームを取り付け、この支持アームに育苗箱１を載
せ付けるようにしてもよく、又、育苗箱１を下方に送る
ような構造としてもよい。
育苗箱１を送り込む専用の送り込み機構１５を設けてい
るが、このような送り込み機構１５を設けずに第１及び
第２分岐搬送装置１２，１３の搬送作用のみで、育苗箱
１を上下搬送装置１０内に押し出すようにしてもよい。
上下搬送装置１０は１組の無端チェーンにフォーク状の
支持アームを取り付け、この支持アームに育苗箱１を載
せ付けるようにしてもよく、又、育苗箱１を下方に送る
ような構造としてもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上のように育苗箱処理施設において、
下側の育苗箱に対し上側の育苗箱を横方向からスライド
させて積み重ねるように構成することによって、育苗箱
の積み重ねの際の衝撃を小さくすることができた。これ
により、搬送装置から支持台までの育苗箱の搬送位置
で、育苗箱を複数個に積み重ね支持台に積み重ねるよう
に構成して育苗箱処理施設の処理能力を高めながら、複
数個積み重ねの際における育苗箱の土及び種籾の移動等
を抑えて、育苗箱の土及び種籾の移動等による発芽及び
成育の不良を未然に防止することができた。
下側の育苗箱に対し上側の育苗箱を横方向からスライド
させて積み重ねるように構成することによって、育苗箱
の積み重ねの際の衝撃を小さくすることができた。これ
により、搬送装置から支持台までの育苗箱の搬送位置
で、育苗箱を複数個に積み重ね支持台に積み重ねるよう
に構成して育苗箱処理施設の処理能力を高めながら、複
数個積み重ねの際における育苗箱の土及び種籾の移動等
を抑えて、育苗箱の土及び種籾の移動等による発芽及び
成育の不良を未然に防止することができた。
【００１６】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】搬送装置、上下搬送装置、第１及び第２分岐搬
送装置、送り込み機構付近の構造を示す側面図
送装置、送り込み機構付近の構造を示す側面図
【図２】育苗箱の処理の全体の流れを示す側面図
【図３】〔発明の実施の別形態〕における搬送装置、上
下搬送装置、第１及び第２分岐搬送装置、送り込み機構
付近の構造を示す側面図
下搬送装置、第１及び第２分岐搬送装置、送り込み機構
付近の構造を示す側面図
【符号の説明】 １ 育苗箱 ５ 搬送装置 １０ 上下搬送装置 １７ 支持台
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
Claims (1)
- 【請求項１】 播種後の育苗箱（１）を搬送する搬送装
置（５）と、前記搬送装置（５）からの育苗箱（１）を
上下方向の複数段に上下間隔を置いて支持して上方又は
下方に送る上下搬送装置（１０）と、前記上下搬送装置
（１０）の上端部又は下端部からの育苗箱（１）を積み
重ねて支持する支持台（１７）とを備えると共に、 前記搬送装置（５）から前記支持台（１７）までの育苗
箱（１）の搬送位置において、下側の育苗箱（１）に対
し、前記搬送位置の上側の育苗箱（１）を搬送方向に沿
って前方に押し出し、前記下側の育苗箱（１）の上に積
み重ねて、複数個に積み重ねるように構成してある育苗
箱処理施設。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7262649A JP2644463B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 育苗箱処理施設 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7262649A JP2644463B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 育苗箱処理施設 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63258107A Division JP2659231B2 (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 育苗箱処理施設 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08196108A true JPH08196108A (ja) | 1996-08-06 |
| JP2644463B2 JP2644463B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=17378717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7262649A Expired - Fee Related JP2644463B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 育苗箱処理施設 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2644463B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116280839A (zh) * | 2023-05-25 | 2023-06-23 | 迈卡格物流系统设备(江苏)有限公司 | 一种高层巷道堆垛机 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60190571A (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-28 | インタ−ナシヨナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−シヨン | 無電解銅めつき方法 |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP7262649A patent/JP2644463B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60190571A (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-28 | インタ−ナシヨナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−シヨン | 無電解銅めつき方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116280839A (zh) * | 2023-05-25 | 2023-06-23 | 迈卡格物流系统设备(江苏)有限公司 | 一种高层巷道堆垛机 |
| CN116280839B (zh) * | 2023-05-25 | 2023-07-25 | 迈卡格物流系统设备(江苏)有限公司 | 一种高层巷道堆垛机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2644463B2 (ja) | 1997-08-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |