JPH0819605A - 吐出機能付微量液体注入装置 - Google Patents

吐出機能付微量液体注入装置

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Publication number
JPH0819605A
JPH0819605A JP6177559A JP17755994A JPH0819605A JP H0819605 A JPH0819605 A JP H0819605A JP 6177559 A JP6177559 A JP 6177559A JP 17755994 A JP17755994 A JP 17755994A JP H0819605 A JPH0819605 A JP H0819605A
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JP
Japan
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liquid
tubular portion
elastic member
capillary tube
side tubular
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Application number
JP6177559A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yagi
宏 八木
Hiroyuki Obana
裕之 尾花
Kamahiro Takai
鎌宏 高井
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回のフラッシュ作業により十分な流量の確
保が可能であり、内部に、特に、フラッシュ用流体の流
路中に気泡が残留することが少なく、さらに、容易に組
み立てることができる吐出機能付微量液体注入装置を提
供する。 【構成】 吐出機能付微量液体注入装置1は、毛細管2
と、毛細管2を装着する毛細管装着部3および吐出口4
を有する液体流入側筒状部5と、液体流入側筒状部5の
先端部5a付近に後端開口6aが配置され、毛細管2を
介して筒状部5と連通する液体流出側筒状部6と、筒状
部5と筒状部6を連結し、液体流入側筒状部5の吐出口
4を閉塞した弾性部材7と、弾性部材7に取り付けら
れ、押圧により弾性部材7を弾性変形させて吐出口4を
開放する弾性部材変形用部材8とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は観血的に血圧を測定する
血液動態圧測定システムなどに使用される吐出機能付微
量液体注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、観血的に血圧を測定する血液動
態圧測定に際しては、患者の動脈または静脈に、生理食
塩水などの無菌の液体を満たしたカテーテルを挿入す
る。そして、そのカテーテル内の液体の圧力変化を監視
することにより、血圧、血液流等に関する種々の有益な
データを得ることができる。この場合、カテーテルの先
端部から血液が流入してカテーテル内部で凝固すること
を防止するために、微量な液体を絶えずカテーテルの先
端部から患者に注入し続ける必要がある。通常、この液
体の注入には、毛細管を備えた微量液体注入装置が使用
されている。
【0003】そして、この微量液体注入装置は、一般
に、毛細管内に液体を流通させ微量の液体を注入する機
能に加え、カテーテル内に侵入した血液を排出したり、
あるいはカテーテル内への液体の充填およびシステム内
の空気を除去するためのプライミング操作を、短時間に
行うための吐出機能を備えている。
【0004】具体的には、特開昭62−281964号
公報に示すフラッシュデバイスがある。このフラッシュ
デバイスは、図8に示すように、本体Bには、毛細管C
により連通された2つの通路P1とP2を有し、毛細管
C内には、通路P3を有する。円筒2および環状キャッ
プ4により保持部Rが形成されており、保持部Rは、円
形弾性パッドPを圧縮して、流路P1とP2に連通する
ポートp1とp2間を密封するように押圧している。こ
のため、通常状態では、通路P1とP2は通路P3を介
してのみ連通している。パッドPの中心部には舌部Tが
設けられており、図9に示すように、この舌部を矢印方
向に引っ張り、パッドPをポートp1およびp2より引
き離すと、流路P1とP2を連通する流路が形成され大
量の液体が流れるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のフラッ
シュデバイスでは、フラッシュされた液体は、流路P1
よりポートp1内を流れるために直角に方向を変えて流
れ、ポートp1およびp2とパッド間を流れるために直
角に方向を変え、さらに、ポートp2内を流れるために
直角に方向を変えて流れ、そして、流路P2に合流する
ために、再度直角に方向を変える。このフラッシュデバ
イスでは、フラッシュされた液体の流路が4回方向を変
えて流れるため、蛇行した流路となっており、圧力損失
が高く、十分な流量の確保が困難であり、また、直交す
る部分、具体的には、ポートp1およびp2のエッジ部
分に気泡が残留しやすく気泡除去が容易でないという問
題もある。さらに、毛細管を流体流路に配設するに際し
て、例えば、本体部内面に突出部を形成し、該突出部内
に埋設したり、毛細管を内部に埋設した部材を液体流路
に配置する構造となっていた。このため、毛細管の埋設
に際して、毛細管内部の微量液体流通路が閉塞されてし
まうことがあり、さらに、そのような構造が吐出機能付
微量液体注入装置の組み立てを困難なものとしていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の目的
は、1回のフラッシュ作業により十分な流量の確保が可
能であり、内部に、特に、フラッシュ用流体の流路中に
気泡が残留することが少なく、さらに、毛細管を本体部
内等に埋設する必要がなく、毛細管を極めて簡単に流体
流路に配設することができ、また、毛細管内部の微量液
体流通路が閉塞されてしまうことがなく、さらに、毛細
管を含む各部材を極めて容易に組み立てることができる
吐出機能付微量液体注入装置を提供することにある。
【0007】上記目的を達成するものは、毛細管と、該
毛細管を装着するための毛細管装着部と吐出口とを有す
る液体流入側筒状部と、該液体流入側筒状部の先端部付
近に後端開口が配置され、前記毛細管を介して前記液体
流入側筒状部と連通する液体流出側筒状部と、前記液体
流入側筒状部および前記液体流出側筒状部とを液密状態
にて連結する筒状弾性部材と、弾性部材変形用部材とを
有し、前記吐出口は前記液体流出側筒状部の後端開口を
向いて開口し、該吐出口と前記液体流出側筒状部の後端
開口間に吐出用液体流路を形成しており、さらに、前記
筒状弾性部材は、該液体流路を遮断する内方に突出する
突出部を有し、前記弾性部材変形用部材は、押圧するこ
とにより前記突出部を弾性変形させ前記液体流路を開放
させるものである吐出機能付微量液体注入装置である。
【0008】そして、前記毛細管装着部は、本体部より
縮径した細径部であることが好ましい。また、前記液体
流入側筒状部は、前記細径部と、前記本体部と、両者を
連結する拡径部より一体に成形されていることが好まし
い。そして、前記吐出口は、前記拡径部に形成され、か
つ、前記液体流出側筒状部の後端開口の周縁部を向いて
いることが好ましい。また、前記弾性部材の前記突出部
は、前記吐出口を閉塞していることが好ましい。そし
て、前記吐出用流路は、流体流路とほぼ平行に、かつ直
線的に形成されていることが好ましい。また、前記液体
流入側筒状部および前記液体流出側筒状部の内面、前記
液体流入側筒状部の前記細径部の外面は、親水性処理が
されていることが好ましい。さらに、前記吐出機能付微
量液体注入装置は、圧力トランスデューサーと一体に成
形されていることが好ましい。
【0009】
【作用】本発明の吐出機能付微量液体注入装置は、弾性
部材7を弾性部材変形用部材8に取り付け、それを液体
流出側筒状部6に取れ付ける。そして、液体流入側筒状
部5の流体流入口5dより毛細管2を挿入して先端部に
設けられた毛細管装着部3に装着する。さらに、毛細管
2を装着した液体流入側筒状部5を弾性部材7等に取り
付けることにより組み立てることができるので、毛細管
2を本体部内等に埋設する必要がなく、毛細管2を極め
て簡単に流体流路5eに配設することができ、さらに、
毛細管2を含む各部材を軸方向に移動させることにより
極めて容易に組み立てることができる。
【0010】そこで、本発明の吐出機能付微量液体注入
装置を、図面を用いて説明する。図1は、本発明の吐出
機能付微量液体注入装置を有する圧力トランスデューサ
ーの一実施例の正面図であり、図2は、本発明の吐出機
能付微量液体注入装置を有する圧力トランスデューサー
の一実施例の平面図であり、図3は、図1のA−A線に
おける吐出機能付微量液体注入装置付近の断面図であ
り、図4は、図2のB−B線の断面図であり、図5は本
発明の吐出機能付微量液体注入装置の組立構造を説明す
るための分解斜視図である。
【0011】本発明の吐出機能付微量液体注入装置1
は、毛細管2と、毛細管2を装着するための毛細管装着
部3と吐出口4とを有する液体流入側筒状部5と、液体
流入側筒状部5の先端部付近に後端開口6aが配置さ
れ、毛細管2を介して液体流入側筒状部5と連通する液
体流出側筒状部6と、液体流入側筒状部5および液体流
出側筒状部6とを液密状態にて連結する筒状弾性部材7
と、弾性部材変形用部材8とを有し、吐出口4は液体流
出側筒状部6の後端開口6aを向いて開口し、吐出口4
と液体流出側筒状部6の後端開口6aとの間に吐出用液
体流路11を形成しており、さらに、筒状弾性部材7
は、液体流路11を遮断する内方に突出する突出部7d
を有し、弾性部材変形用部材8は、押圧することにより
突出部7dを弾性変形させ液体流路11を開放させるも
のである。なお、この実施例の吐出機能付微量液体注入
装置1は、図4に示すように、圧力トランスデューサー
20と一体に形成されている。
【0012】毛細管2は、微量の液体を流通させるもの
であり、図3に示すように、内部に微量液体流通部2a
を有している。本発明の微量液体注入装置1は、このよ
うな毛細管2を有しているので、血液動態圧測定システ
ム70に使用されて、患者の動脈または静脈内に留置さ
れるカテーテルの先端開口から微量の液体を注入するこ
とができるので、カテーテル内に血液が流入して凝固す
ることを防止できる。そして、この実施例の毛細管2
は、図3に示すように、細径に形成された先端部2bと
先端部2bの基端より拡径した拡径部2cと後部2dと
から形成されている。拡張部2cは、図3に示すよう
に、テーパー状に形成されている。
【0013】毛細管の形成材料としては、ガラス、また
は熱可塑性樹脂中、常温固化型のエポキシ系樹脂あるい
はポリエステル系樹脂、エポキシ樹脂、ポリプロピレ
ン、硬質塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、ナイロン、ポリアセタール、ポリエチレンテレフ
タレートなどが好適に使用できる。また、毛細管の全長
としては、3mm〜20mm、好ましくは、5mm〜1
0mmであり、内径としては、30μm〜100μm、
好ましくは、50μm〜70μmである、同心円状のも
が用いられる。また、毛細管2の内部通路の断面形状
は、真円のものに限られず、例えば、図10の(a)
(b)(c)(d)(e)に示すような、中心より半径
方向に伸びる細い空間とこの空間より枝分かれする空間
を有する複雑な形状をしたものを用いてもよい。この場
合、毛細管の全長としては、10mm〜30mm、好ま
しくは、20mm〜30mmである。
【0014】そして、毛細管2は、液体流入側筒状部5
の毛細管装着部3に取り付けられている。このように、
本発明の微量液体注入装置は、液体流入側筒状部がその
先端部に、毛細管を装着可能な毛細管装着部を有してい
るので、毛細管を筒状部内等に埋設する必要がなく、よ
って、埋設に際して、毛細管内の微量液体流通部が閉塞
されてしまうことがなく、毛細管を極めて容易に流体流
路に設置できる。また、毛細管2は、先端側に環状溝を
2つ有しており、この溝は、毛細管2を流体流入側筒状
部に固着する際の接着剤たまりとして用いられる。つま
り、毛細管2は、流体流入側筒状部5に固着される。ま
た、環状溝の代わりに、環状突起を設け、毛細管装着部
3に装着後、超音波、高周波なぢにより環状突起を溶融
して融着してもよい。
【0015】また、この実施例の液体流入側筒状部5
は、図3に示すように、毛細管装着部3が細径部に形成
されている。このように、この実施例の毛細管装着部3
は細径部に形成されており、図7に示すように、この細
径部の外面と後述する弾性部材7の内面とにより吐出用
流路11が形成されている。よって、細い流路のために
気泡が付着し易い吐出用流路11が、液体流入側筒状部
5の先端部5の付近に形成されるため、後述する液体流
出側筒状部6に気泡が付着することを防止することがで
き、気泡が筒状部6に取り付けられる圧力トランスデュ
ーサー20の血圧測定に影響を与えることを防止でき
る。
【0016】具体的には、この細径部は、毛細管2の先
端部2bの外径と略同一の内径を有しており、また、細
径部の先端外周部に、先端方向に向かって細径となるテ
ーパー部を有している。さらに、液体流入側筒状部5
は、先端部5aに前記細径部の基端と筒状本体部5bと
を一体的に連結する拡径部5cを有している。そして、
毛細管2を先端部2b側から、液体流入側筒状部5の後
端に設けられた液体流入口5dより挿入すると、先端部
2bが細径部内を貫通し、毛細管2の拡径部2cが、筒
状部5の拡径部5cの内面に当接して、それ以上前方に
移動しない状態で停止するように構成されている。毛細
管2はその状態で筒状部5に固着されるので、毛細管を
極めて容易に流体流路5eに配置できる。また、拡径部
に5cの内面のテーパーは、毛細管2の拡径部2cのテ
ーパーと同じとなっており、両者は面接触する。
【0017】さらに、流体流入側筒状部5は、図3に示
すように、拡径部5cに吐出口4を有している。吐出口
4は、カテーテル内に流入した血液を排出する場合やプ
ライミングをする場合などに流体を多量にフラッシュさ
せるためのものである。具体的には、この実施例の吐出
口4は、拡径部5cに形成された貫通孔となっている。
そして、吐出口4は、液体流出側筒状部6の後端開口6
a方向を向いて開口している。これにより、吐出口4と
液体流出側筒状部6の後端開口6aとの間に吐出用液体
流路11を形成している。
【0018】具体的には、吐出用液体流路11は、細径
部(毛細管装着部)5aの外面と、吐出用4を有する拡
径部5cの先端面と、液体流出側筒状部6の後端により
構成される環状空間である。そして、実際に吐出用液体
流路として機能するのは、上記環状空間内でかつ図7に
示すように、後述する弾性部材の突出部が上方に変形し
たときに形成される空間である。そして、この吐出時液
体流路は、吐出口4と閉塞している部分の突出部が上方
に引っ張られることにより形成されるので、吐出口4か
ら液体流出側筒状部6の後端開口6aに向かう直線的な
吐出時流路が形成される。そして、この流路は、液体流
路5eと略平行である。このように直線的な吐出時流路
が形成されるので、使用時に吐出用流路11内に気泡が
付着することがなく、また、圧力損失も小さく、液体の
吐出もスムーズである。また、吐出口4は一部材に予め
形成されているので、複数の部材を組み合わせて形成さ
れる吐出口に比して形成が容易で、吐出量等を設定し易
く吐出機能をより確実なものとすることができる。
【0019】また、液体流入側筒状部5は、図3に示す
ように、後述する弾性部材7の第1の環状部7aを挿入
するための弾性部材挿入部5fを有しており、さらに、
図4に示すように、液体流出側筒状部6の第3の係合部
6bと係合する第1の係合部5gと、圧力トランスデュ
ーサー20のハウジング20aに設けられた第4の係合
部20bと係合する第2の係合部5hを有している。液
体流入側筒状部5が、このような係合部5g、5hを有
することにより、液体流入側筒状部5の取り付け状態が
より良好なものとなる。
【0020】さらに、液体流入側筒状部5は、液体流入
口5dの外周部に、鍔状に突出するフランジ部(ルアー
ロック)5iを有しており、流入口5dの内面には、ル
アーテーパー部5jが形成されている。これにより、図
6に示す雌型ルアーコネクタ39を形成し、輸液供給ラ
イン50の端部に形成された雄型ルアーコネクタ40に
接続可能に構成されている。
【0021】なお、液体流入口5d付近の内面には、必
要に応じて、フィルタが取り付けられていてもよい。こ
のフィルタは、液体の流通方向に対して、通常、垂直方
向に取り付けられ、例えば、輸液バッグ(図示せず)か
ら流入する液体に異物が存在する場合、これをトラップ
して、毛細管2に異物が詰まることを防止するように機
能する。フィルタの取り付けは公知のインサート成形に
より容易に行うことができる。
【0022】液体流出側筒状部6は、液体流入側筒状部
5の先端部5a付近に、図3に示すように、後端開口6
aが配置され、毛細管2を介して液体流入側筒状部5と
連通している。具体的には、図4に示すように、筒状部
6の後端開口6a内の毛細管装着部3に、毛細管2を装
着した液体流入側筒状部5の先端部5aが挿入されてい
る。そして、毛細管2内の微量液体流通部2aを介し
て、液体流入側筒状部5の液体流通路5eと液体流出側
筒状部6の液体室6dが連通している。
【0023】そして、筒状部6の後端開口6aの内面
は、前記毛細管装着部3の先端外周に形成されたテーパ
ー部3aと略平行かつ接触しないように形成されたテー
パー部6eを有している。これにより、図7に示すよう
に、両テーパー部3a、6e間に、段差のない環状空間
を形成しており、この環状空間は上述した吐出時流路1
1と段差がなく連通している。このため、筒状部6の後
端開口6a部分に気泡が付着することを防止できる。ま
た、筒状部6は、図4に示すように、液体流入側筒状部
5の第1の係合部5gと係合する第3の係合部6bおよ
び弾性部材7を挿入するための弾性部材挿入部6cを有
している。
【0024】そして、この実施例の微量液体注入装置1
は、圧力トランスデューサー20と一体に成形されてい
る。このため、図4に示すように、液体室6dおよび三
方活栓24を介して、先端部に流体流出口6fが形成さ
れている。なお、流体流出口6f付近の外周部はテーパ
ー部を有しており、図6に示すように、患者側ライン6
0の後端に設けられた雌型コネクタ42と接続可能な雄
型コネクタ41を形成している。
【0025】液体流入側筒状部5または液体流出側筒状
部6の形成材料としては、ポリカーボネート、アクリル
樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル樹脂、ア
クリル−スチレン共重合体、アクリル−ブチレン−スチ
レン共重合体など種々のものが使用できる。特に好まし
くは、ポリカーボネート、アクリル樹脂・ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル樹脂である。なお、気泡の残
留を確認するために、透明なもので形成されていること
が好ましい。
【0026】また、液体流入側筒状部5および液体流出
側筒状部6の内面、液体流入側筒状部5の毛細管装着部
3の外面は、気泡の付着を防止するために、親水化処理
がされていることが好ましい。親水化処理としては、例
えば、プラズマ処理、コロナ処理、親水性樹脂コーティ
ングなどが挙げられる。
【0027】筒状弾性部材8は、液体流入側筒状部5お
よび液体流出側筒状部6を連結し、吐出用液体流路11
を遮断したり開放したりするためのものであり、具体的
には、液体流入側筒状部5の吐出口4を閉塞したり、開
放したりするためのものである。この実施例では、図5
に示すような外観形状を有している。具体的には、図3
に示すように、液体流入側筒状部5の弾性部材挿入部5
fに挿入して弾性部材7と液体流入側筒状部5を連結す
る第1の環状部7aと、液体流出側筒状部6の弾性部材
挿入部6cに挿入して弾性部材7と液体流出側筒状部6
を連結する第2の環状部7bと、後述する弾性部材変形
用部材8の弾性部材固定部8bと係合する弾性部材側係
合部7cと、液体流入側筒状部5の吐出口4を閉塞する
環状突出部7dを有している。そして、この実施例で
は、環状突出部7dの側面の一部が、吐出口4の表面に
接触し、吐出口4を直接閉塞し、さらに、環状突出部7
dの端面は、液体流入側筒状部5の毛細管装着部(細径
部)3の外周面と密着している。このため、吐出口4を
介した液漏を確実に防止している。
【0028】しかし、上述の実施例が好適であるが、こ
れに限られるものではない。例えば、環状突出部7dの
側面は吐出口4の表面に接触せず、環状突出部7dの端
面が液体流入側筒状部5の毛細管装着部(細径部)3の
外周面と密着しているものであってもよく、また、逆
に、環状突出部7dの側面の一部が吐出口4の表面に接
触し、吐出口4を直接閉塞しているが、環状突出部7d
の端面は液体流入側筒状部5の毛細管装着部(細径部)
3の外周面と密着していないものであってもよい。
【0029】筒状弾性部材7の形成材料としては、例え
ば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブタジ
エンゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム、クロロブレ
ムゴム、SBRなどの合成ゴムが好適に使用できる。よ
り好ましくは、シリコーンゴムである。
【0030】弾性部材変形用部材8は、弾性部材7に取
り付けられ、押圧により弾性部材7を弾性変形させて液
体流入側筒状部5の吐出口4を開放し、弾性部材8と液
体流入側筒状部5の細径部3の外面との間に吐出口4よ
りほぼ直線状に液体流出側筒状部6の後端開口6aに向
かう吐出時液体流路を形成する。この実施例の弾性部材
変形用部材8は、図5に示すように、押圧部8aと、押
圧部材側係合部8bと、両者を連結する湾曲部8cとを
有している。湾曲部8cの内部には弾性部材収納空間8
dが形成されている。
【0031】そして、弾性部材変形用部材8の押圧部8
aを押圧しない時には、弾性部材7は、図3に示す状態
にあり、弾性部材7の突出部7dの側面が吐出口4を閉
塞しており、吐出用流路11は流通不能、つまり、遮断
されている。そして、液体流入側筒状部5の流体流入口
9より流入した液体は、毛細管2の微量液体流路2aを
介してのみ、液体流出側筒状部6の液体室6dに流入す
る。他方、弾性部材変形用部材8の押圧部8aを押圧し
ている時は、図7に示すように、吐出口4を閉塞してい
た弾性部材7の突出部7dが、図中、上方に引張られ
て、変形し吐出口4を開放状態とするとともに、上述し
たように、弾性部材8と液体流入側筒状部5の細径部3
の外面との間に吐出口4よりほぼ直線状に液体流出側筒
状部6の後端開口6aに向かう吐出時液体流路を形成す
る。これにより、吐出用流路11は流通可能となり、液
体流入側筒状部5の流体流入口9より流入した液体は、
吐出用流路11から吐出される。
【0032】弾性部材変形用部材の形成材料としては、
ポリカーボネート、硬質ポリ塩化ビニル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)、ポリスチレン、ポリメ
チルメタクリレート(PMMA)、ポリサルフォン(P
SF)、ナイロン、ABS樹脂などの比較的硬質な樹
脂、ステンレスなどの金属が使用できる。
【0033】なお、この実施例の吐出機能付微量液体注
入装置1は、圧力トランスデューサー20に一体に成形
されている。圧力トランスデューサー20は、圧力を電
気信号に変換するものであり、図4に示すように、絶縁
性基板44と、絶縁性基板44に接着されたセンサチッ
プ45と、基板44上に形成され、センサチップ45の
出力信号を圧力波形表示装置30が読み取り可能な信号
に処理する集積回路と、圧力伝達媒体(絶縁体)47と
からなるセンサ内蔵部21を有している。さらに、圧力
トランスデューサー20は、液体流出側筒状部6の液体
室6dとセンサ内蔵部21とを連通する連通口46を有
しており、連通口46とセンサチップ45との間には圧
力伝達媒体47(例えば、シリコーンゲル)が充填され
ている。
【0034】そして、患者側ライン60(図6に示す)
および液体室6dに輸液が充填された状態で液体室6d
に伝達される圧力変動は、圧力伝達媒体47を介して、
センサチップ45のダイヤフラム(図示せず)に伝達さ
れる。センサチップ45のダイヤフラムはこの圧力によ
ってたわみ、ダイヤフラム表面に熱拡散処理により形成
された感圧ゲージ部の抵抗を変化させる。これにより集
積回路にて生ずる電気信号が絶縁性基板44に印刷処理
された配線および中継端子を経て、電気ケーブル23
(図6に示す)から圧力波形表示装置30に転送される
ように構成されている。
【0035】さらに、この実施例の圧力トランスデュー
サー20は、図1に示すように、三方活栓24を有して
いる。三方活栓24は活栓レバー25を操作することに
より、液体室6dと大気開放口26との連通路を遮断
し、流体流出口6fと液体室6dとを連通状態とする。
あるいは、液体室6dと流体流出口6fとの連通路を遮
断し、大気開放口26と液体室6dを連通状態とする。
具体的には、図1に示すように、レバー25が大気開放
口26側をOFFとする状態が、流体流出口6fと液体
室6dが連通した状態であり、図2に示すように、活性
レバー25が流体流出口6f側をOFFとする状態が、
大気開放口26と液体室6dが連通した状態となるよう
に構成されている。
【0036】さらに、この実施例の圧力トランスデュー
サー20は、図1に示すように、圧力波形補正装置27
を有している。圧力波形補正装置27は、三方活栓24
に開口部(図示せず)とを設け、該開口部に連通する抵
抗部(図示せず)と空気室(図示せず)を備え、三方活
栓24内部の液体を抵抗部を介して空気室に流入させる
ことにより、三方活栓24を経てセンサチップ45に伝
達される異常な圧力波にダンピングを与える。すなわ
ち、センサチップ45には、流路の流体共振特性によっ
て、患者の血圧波形に重畳して共振波形が伝達される。
そこで、三方活栓24を圧力波形補正装置27と流体的
に接続して、抵抗部の抵抗成分と空気室の容量成分とに
より流路を伝達する共振波形を平坦化して正確な圧力測
定を行うことができるように構成したものである。な
お、この実施例の圧力波形補正装置27は、ダンピング
レバー28を有しており、不要な場合には作動を停止さ
せることができる。
【0037】つぎに、本発明の吐出機能付微量液体注入
装置の組み立て方法について図面を参照して説明する。
本発明の吐出機能付微量液体注入装置を組み立てるに
は、まず、圧力トランスデューサー20のハウジング2
0aに液体流出側筒状部6を固着する。つぎに、図5に
示すように、弾性部材7を弾性部材変形用部材8の弾性
部材収納空間8dに位置させ、弾性部材7の係合部7c
を弾性部材変形用部材8の係合部8bに挿入して、弾性
部材7を弾性部材変形用部材8に取り付ける。そして、
弾性部材7を取り付けた弾性部材変形用部材8を、筒状
部6の軸方向に移動させて、図3に示すように、筒状部
6の弾性部材挿入部6c内に、弾性部材7の第2の環状
部7bを挿入する。
【0038】さらに、液体流入側筒状部5の流体流入口
5dより毛細管2を挿入して軸方向に移動させ、図5に
示すように、先端部2bを貫通させた状態で固着する。
毛細管2を装着した液体流入側筒状部5を筒状部6の軸
方向に移動させ、弾性部材部材挿入部5fに弾性部材7
の第1の環状部7aを挿入し、第1の係合部5gと液体
流出側筒状部6の第3の係合部6bとを係合させ、さら
に、第2の係合部5hと圧力トランスデューサー20の
ハウジング20に設けられた第4の係合部20とを係合
させた状態で固着する。このように、本発明の吐出機能
付微量液体注入装置は、毛細管を筒状部内等に埋設する
必要がなく、毛細管を極めて簡単に流体流路に配設する
ことができ、さらに、毛細管を含む各部材を軸方向に移
動させることにより極めて容易に組み立てることができ
るような構造を有している。
【0039】さらに、本発明の吐出機能付微量液体注入
装置の使用方法を、図面を用いて説明する。まず、図6
に示す各部を接続する。具体的には、輸液供給ライン5
0の端部に設けられた雄型ルアーコネクタ40を、微量
液体注入装置1の流体流入口5dに形成された雌型ルア
ーコネクタ39に挿入して接続し、圧力トランスデュー
サー20の端部に形成された雄型コネクタ41を患者側
ライン60の端部に取り付けられた雌型コネクタ42に
接続する。さらに、電気ケーブル23および専用コネク
タ29を介して、圧力トランスデュサー20を圧力波形
表示装置27に接続する。なお、圧力波形表示装置27
は、測定により得られた血圧波形を表示し、さらに、そ
の波形を記録する機能を有している。これにより、血液
動態測定システム70が構成される。
【0040】そして、血液動態圧測定に先立って、プラ
イミング操作を行う。具体的には、輸液バッグ(図示せ
ず)を圧力トランスデューサー20より上方に位置さ
せ、図2に示すように、三方活栓24の活栓レバー25
を倒して患者側をOFFとする。つぎに、輸液供給ライ
ン50のビン針34を輸液バッグに穿刺して、点滴筒3
1に輸液を1/3程度満たし、クレンメ32を緩める。
そして、微量液体注入装置1の弾性部材変形用部材8の
押圧部8aを押圧して、微量液体注入装置1を図7に示
す状態とする。具体的には、弾性部材変形用部材8aの
押圧に伴って、吐出口4を閉塞している弾性部材7が、
図中、上方に引張され、吐出口4を開放状態とする。こ
れにより、吐出用流路11は流通可能となり、輸液は、
輸液供給ライン50(ビン針34、点滴筒31、チュー
ブ35、クレンメ32、チューブ36および雄型ルアー
コネクタ40)、流体流入口5d、吐出口4、吐出用流
路11および液体流出口6fを流通して、圧力トランス
デューサー20の流体室6dに流入し、内部に存在して
いた空気を大気開放口26より外部に排出させる。そし
て、空気除去が終了したら弾性部材変形用部材8の押圧
を停止する。この時、微量液体注入装置1は、図3に示
す状態となり、輸液は毛細管2内の微量液体流通部2a
を介して微量流れる。
【0041】つぎに、図1に示すように、三方活栓24
の活栓レバー25を操作して、大気開放口側をOFFと
する。そして、微量液体注入装置1の弾性部材変形用部
材8の押圧部8aを押圧して、微量液体注入装置1を図
6に示す状態とする。この時、輸液は、接続口22を介
して患者側ライン60(雌型コネクタ42、チューブ3
7、三方活栓33、チューブ38、コネクタ43)内部
を流通する。これにより、患者側ライン60内部に存在
していた空気はコネクタ43の先端開口より外部に排出
される。そして、空気除去が終了したら弾性部材変形用
部材8の押圧を停止し、図3に示すように、輸液の流通
を微量液体流通部2aを介してのみ行われる微量流通状
態として、プライミング操作を終了する。
【0042】そして、血液動態圧測定を行うには、患者
側ライン60の先端部に取り付けられたコネクタ43を
カテーテル(図示せず)の後端部に接続する。そして、
微量液体注入装置1の弾性部材変形用部材8を押圧し
て、微量液体注入装置1を図7に示す状態とする。カテ
ーテルの先端開口から輸液が流出したら、弾性部材変形
用部材8の押圧を停止し、微量液体注入装置1を図3に
示す状態とする。カテーテルの先端開口から微量の輸液
が流出していることを確認して、カテーテルを患者の動
脈または静脈の所定部位に穿刺する。具体的には、この
時、輸液バッグ内の輸液は、輸液供給ライン50、吐出
機能付微量液体注入装置1の液体流入口5d、毛細管装
着部3、液体流出口6f、さらには、圧力トランスデュ
ーサー20の液体室6d、雄型コネクタ41、患者側ラ
イン60を介して、カテーテルの先端開口から極めて微
量だけ流れ続け、患者の血管内に注入される。よって、
血液がカテーテル内に侵入することを防止できる。
【0043】そして、上記過程において、患者の血圧
は、カテーテル、患者側ライン60を介し、生理食塩水
等の輸液を伝達媒体として、圧力トランスデューサー2
0により検出され、圧力トランスデューサー20は、そ
の圧力に比例した電圧を電気ケーブル23および専用コ
ネクタ29を介して、圧力波形表示装置30に出力す
る。その結果、圧力波形表示装置30は、患者の血圧値
をリアルタイムで表示し記憶する。なお、カテーテル内
に血液の流入が認められる場合は、上記と同様に、微量
液体注入装置1の弾性部材変形用部材8を押圧して、フ
ラッシュ状態とし、カテーテルの先端開口より血液を排
出することもできる。また、圧力波形補正装置27を作
動させる時は、ダンピングレバー28を操作してONと
することにより、共振波形の重畳を容易に排除できる。
【0044】
【発明の効果】本発明の吐出機能付微量液体注入装置
は、毛細管と、該毛細管を装着するための毛細管装着部
と吐出口とを有する液体流入側筒状部と、該液体流入側
筒状部の先端部付近に後端開口が配置され、前記毛細管
を介して前記液体流入側筒状部と連通する液体流出側筒
状部と、前記液体流入側筒状部および前記液体流出側筒
状部とを液密状態にて連結する筒状弾性部材と、弾性部
材変形用部材とを有し、前記吐出口は前記液体流出側筒
状部の後端開口を向いて開口し、該吐出口と前記液体流
出側筒状部の後端開口間に吐出用液体流路を形成してお
り、さらに、前記筒状弾性部材は、該液体流路を遮断す
る内方に突出する突出部を有し、前記弾性部材変形用部
材は、押圧することにより前記突出部を弾性変形させ前
記液体流路を開放させるものである。
【0045】特に、吐出用流体流路は液体流出側筒状部
の後端開口を向いて開口した吐出口と液体流出側筒状部
の後端開口間に形成されるため、ほぼ直線状となり圧力
損失が少なく、1回のフラッシュ作業により十分な流量
の確保が可能である。さらに、吐出用液体流路がほぼ直
線状であるため、流路内部およびその付近に気泡が残留
することが少なく、プライミングが容易である。さら
に、毛細管は毛細管装着部に装着するのみでよいので、
毛細管を本体部内等に埋設する必要がなく、毛細管を極
めて簡単に流体流路に配設することができ、毛細管内部
の微量液体流通路が閉塞されてしまうことがなく、さら
に、毛細管を含む各部材を極めて容易に組み立てること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吐出機能付微量液体注入装置
を有する圧力トランスデューサーの一実施例の正面図で
ある。
【図2】図2は、本発明の吐出機能付微量液体注入装置
を有する圧力トランスデューサーの一実施例の平面図で
ある。
【図3】図3は、図1のA−A線における吐出機能付微
量液体注入装置付近の断面図である。
【図4】図4は、図2のB−B線の断面図である。
【図5】図5は、本発明の吐出機能付微量液体注入装置
の組立構造を説明するための分解斜視図である。
【図6】図6は、本発明の吐出機能付微量液体注入装置
を使用した血液動態圧測定システムの概略図である。
【図7】図7は、本発明の吐出機能付微量液体注入装置
の作用を説明するための説明図である。
【図8】図8は、従来の吐出機能付微量液体注入装置の
断面図である。
【図9】図9は、図8に示した従来の吐出機能付微量液
体注入装置の作用を説明するための説明図である。
【図10】図10は、本発明の吐出機能付微量液体注入
装置に使用される毛細管の断面を示す図である。
【符号の説明】 1 吐出機能付微量液体注入装置 2 毛細管 2a 微量液体流通部 2b 先端部 2c 拡径部 2d 後部 3 毛細管装着部 3a テーパー部 4 吐出口 5 液体流入側筒状部 5a 先端部 5b 筒状部本体 5c 拡径部 5d 液体流入口 5e 液体流路 5f 弾性部材挿入部 5g 第1の係合部 5h 第2の係合部 5i フランジ部 5j ルアーテーパー部 6 液体流出側筒状部 6a 後端開口 6b 第3の係合部 6c 弾性部材挿入部 6d 液体室 6e テーパー部 6f 液体流出口 6g テーパー部 7 弾性部材 7a 第1の環状部 7b 第2の環状部 7c 係合部 7d 突出部 8 弾性部材変形用部材 8a 押圧部 8b 弾性部材固定部 8c 湾曲部 8d 弾性部材収納空間 11 吐出用流路 20 圧力トランスデューサー 20a ハウジング 20b 第4の係合部 21 センサ内蔵部 23 電気ケーブル 24 三方活栓 25 活栓レバー 50 輸液供給ライン 60 患者側ライン 70 血液動態圧測定システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61M 31/00 A61M 25/00 318 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛細管と、該毛細管を装着するための毛
    細管装着部と吐出口とを有する液体流入側筒状部と、該
    液体流入側筒状部の先端部付近に後端開口が配置され、
    前記毛細管を介して前記液体流入側筒状部と連通する液
    体流出側筒状部と、前記液体流入側筒状部および前記液
    体流出側筒状部とを液密状態にて連結する筒状弾性部材
    と、弾性部材変形用部材とを有し、前記吐出口は前記液
    体流出側筒状部の後端開口を向いて開口し、該吐出口と
    前記液体流出側筒状部の後端開口間に吐出用液体流路を
    形成しており、さらに、前記筒状弾性部材は、該液体流
    路を遮断する内方に突出する突出部を有し、前記弾性部
    材変形用部材は、押圧することにより前記突出部を弾性
    変形させ前記液体流路を開放させるものであることを特
    徴とする吐出機能付微量液体注入装置。
JP6177559A 1994-07-05 1994-07-05 吐出機能付微量液体注入装置 Pending JPH0819605A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011061942A1 (ja) 2009-11-20 2011-05-26 住友ベークライト株式会社 内径測定装置、そのプライミング方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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