JPH05123404A

JPH05123404A - 医療用カテーテル集成体

Info

Publication number: JPH05123404A
Application number: JP3285002A
Authority: JP
Inventors: Jean M Bonaldo; エム．ボナルドジーン
Original assignee: Care Medical Devices Inc
Current assignee: Care Medical Devices Inc
Priority date: 1990-10-30
Filing date: 1991-10-30
Publication date: 1993-05-21
Also published as: US5154703A; EP0484092A1; CA2054547A1

Abstract

(57)【要約】【目的】血液が流れ出ないカテーテル集成体として特
に有用な、血液の逆流を防止するための医療用装置を提
供する。【構成】カテーテルハウジングの中の流体通路はカテ
ーテルから上流の通路を横断して延びる自動封鎖バルブ
要素によって封鎖される。中空の針がバルブ要素の下流
でカテーテル・ハウジングに保持されている。カテーテ
ルハウジングのもう一方の端へ液体分与医療器具を取付
けることでバルブ要素を針の方へ下流へ押し付けるよう
にし、こうしてバルブ要素を貫通して液体通路を開くよ
うにする。医療器具を取付外すことで、弾力的に片寄ら
されたバルブ要素が針から離れて上方へ移動するように
させるので、これにより、中空針を通って延びている液
体通路を再封鎖・再閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は医療の実践に使用する
ためのカテーテルに関する。カテーテルは長年医療に利
用されてきており、血管とか、体内にある血管と同様な
通路あるいは空洞に挿入するように設計されていて、液
体を流し込んだり引き抜いたりするのを可能にさせ、あ
るいは、連続して液体を流し込んだり引き抜いたりする
ために、血管への通路を開放し続けるようにするもので
ある。カテーテルは、体内へ挿入するために、通常カニ
ューレ上の設置されていて、カニューレが血管あるいは
空洞を貫通した場合、カテーテルは適所に移動されるの
で、カニューレが引き抜かれてしまっても、開口を維持
するようになる。

【０００２】

【従来の技術】米国特許第４，９１７，６６９号(Bonao
do氏）は、カテーテルを挿入するために使用されるカニ
ューレに付いている汚染された血液に医療を受ける人が
接触することで感染されるのを回避するための、新規な
カテーテル挿入構造を利用している。この特許では、ハ
ウジングは、カテーテルを担持しているカニューレがカ
テーテルを適所に設置した状態にしたままこのハウジン
グの中へ引っ込められた後、患者の血管の中へ一旦挿入
されてしまったカニューレを、完全に閉じ込めて囲むよ
うになっている。そしてカテーテル挿入具がその後カテ
ーテル集成体から引き抜かれる。しかしながら、従来に
おいては、カニューレが取り外された時、カテーテルは
血管からの血液をカテーテルを通して流し戻すようし、
血液が外に出て患者やベッド等にかかるようになるの
で、これによって、また別の人に将来触れられるかもし
れない物が潜在的に汚染されることになるし、見た眼の
問題も生じる。この問題は、カテーテルからカニューレ
が引き抜かれる間、カテーテルが入ってゆく皮膚のあた
りの所でカテーテル上に付き添いの医療従事者が指を置
くことによって、カニューレが引き抜かれている間は手
で血液の流れる止めるようにして、最小限にくい止める
ことができ得るかもしれない。しかしながら、指で圧力
かけていたのをやめた時、カテーテルを通って血液が引
き続いて逆もどりして流れるようになる。

【０００３】米国特許第４，８９４，０５２号はこの問
題のあるカテーテルを開示している。この米国特許第
４，８９４，０５２号に示された装置においては、カテ
ーテル用のホルダに既に挿入されてしまったカニューレ
担持プラグがカニューレを引き抜くために患者の血管か
ら引き抜かれた後に、前記装置を通って血液が逆ものり
して流れるのを防ぐためにカテーテル上に圧力を加える
必要があり、一方で、患者の血管の中に流し込まれるべ
き液体が運ばれる液体伝送線のような適切な医療装置が
ルアー型の相捕的取付け手段によって開口端の所でカテ
ーテルホルダへ接続されている。この米国特許のコラム
７，１１〜１６行、及びコラム８，３０〜４１行を参照
すること。しかし、このやり方は、付き添い人はルアー
取付け具を互いにかみ合せるのと同時に血液の逆戻りを
防ぐために片手でカテーテルに圧力をかけ続けるという
ことを要求されるので、そうでなければまた、一人がル
アー取付け具を合わせ、もう一人が血液の流れる止める
ためにカテーテルの上に圧力をかけるというように、二
人の付き添い人が要求されるので、中々難しいものがあ
る。

【０００４】この問題を解決するための初期の試みとい
うのが米国特許第３，９１５，１６８号に開示されてお
り、ここでは、相応のゴムまたはプラスチックチューブ
が液体管理装置をカテーテルへ接続するために使用され
ている。このチューブは曲げられているため、血管に穴
をあけるために該チューブの内壁を通してカテーテルへ
とカニューレを挿入するようにさせる。カニューレはそ
の後チューブの内壁を通して血管から引きぬかれ、引き
抜き時にチューブは再封鎖される。しかし、この装置は
引き抜いた後の汚染された注射針の保護については考慮
にいれていないし、注射針が、可撓性のあるチューブを
通して挿入されたときに、カテーテルに入るためのカテ
ーテル担持ハブにある小さな中央の穴を通過するように
させるために、非常な熟練と手さばきが要求されるので
ある。

【０００５】米国特許第４，８４２，５９１号はこの問
題を回避するためにもくろまれたカテーテルを集成体を
開示している。この装置は、そこから液体通路が述べて
いるカテーテルハウジングを有している。予め形成され
たスリットのある弾性隔膜が液体通路の中に前記通路を
封鎖するように設置されている。注射器がカテーテルハ
ウジングの中に挿入された時、前記隔膜より上流に配置
されている可動の環状プラグが注射器に係合されるの
で、隔膜に対して下流方向へ力が加えられるようにな
り、このことにより、注射器から放出された液体を通路
を通して通させるために隔膜スリットを開かせるであ
る。注射器が引き抜かれた時、隔膜の弾性が環状プラグ
をそのオリジナルの上流位置へ戻すので、隔膜スリット
は封鎖されるようになる。しかしこの装置は本質的に予
め形成されたスリットを持っているということに不利な
点があって、このようなスリットは漏れやすい上に、デ
ィスク形隔膜を収容するために用いられる２分割ハウジ
ングのために、経済的に製造することにおいて困難が生
じるのである。予め形成された隔壁スリットを開くため
に環状プラグを利用するということは、注射器を引き抜
く際に隔膜スリットを閉じるのに必要な弾性力をもたら
すために、米国特許第４，０４２，５９１号に示された
隔膜の厚みを要求されるのは明らかである。故に、薄膜
スリット設計は、本質的にスリットを通しての漏れの影
響を受けやすく、繰り返し使用する時には特にそうであ
る。

【０００６】米国特許第４，６５７，５３６号には、チ
ェック・バルブ型の終端を有するカテーテルが示されて
いて、このカテーテルは、相当の高流体圧が発生され
る、移植された注入ポンプあるいはこれと同等のものと
一緒に使用するのに特にもくろまれたものである。この
装置においては、カテーテル先端は、硬いプラグと該プ
ラグの上流を横断してそこを横切った穴形とでふさがれ
るようになっている。弾力性のあるスリーブがカテーテ
ル先端を囲んでいるので、この横切った穴を封鎖するよ
うになる。この弾力のあるスリーブは、患者に投入され
た時、液体の逆流を防ぎ、その一方、スリーブを拡げる
ために液体が効果的に圧力を加えられた時に前方へ流れ
るようにする。しかし、この型の装置は、カテーテル先
端が塞がれているために、このことにより、患者の血管
へカテーテルを挿入する時に使用するためのカニューレ
の挿入を不可能にしまうので、静脈カテーテルとして使
用するのにはふさわしくない。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本願発明によれば、カテ
ーテル集成体は、上流端と下流端にの間に延びている縦
方向の通路を有するハウジングを含んでおり、このハウ
ジングは前記縦方向の通路と液体連通している下流端か
ら外側に延びているカテーテル・チューブを有してい
る。中空の針がハウジングの下流端に隣接している前記
縦方向通路に設置され、それが上流へ進み、流体通路に
カテーテル・チューブを供給するようになる。針は、ハ
ウジング上流端の方に向かっていて、ハウジング上流端
より短く終った針先端の所で終端する。ハウジング下流
端とハウジング上流端との間のハウジング縦方向通路に
配置されたバルブ手段は、針先端よって穴を開けられた
後自動封鎖する材料で作られていて且つ針先端とハウジ
ング上流端との間の縦方向通路を横断して配置されたい
るバルブ要素を含んでいて、このバルブ手段は、通常、
カテーテル及びバルブ要素の所の針先端の上流にある中
空針とを通過して延びている液体通路を閉じようにな
る。このバルブ手段は、ハウジング上流端に垂直に隣接
するように縦方向通路内に摺動自在に配置されているバ
ルブ・アクチュエータを含んでおり、このバルブ・アク
チュエータは、ハウジング上流端へ医療器具を取付ける
ことによってその垂直位置からハウジング下流端へ縦方
向へ動かされた時、針先端に対してバルブ要素を押し付
け、この針先端で穴をあけられた後に針の上へ前記バル
ブ要素を押し付けるように作動され得る。これによっ
て、バルブ要素の所で垂直に終端している流体通路はバ
ルブ要素を通過して延びるので、バルブ要素が針先端に
よって貫通された時に、ハウジング上流端及びカテーテ
ルとの間の液体の直接連通がもたらされるようになり、
医療器具の中に含有された液体を、ハウジングを通して
カテーテル・チューブへ流れるようにするものである。
バルブ要素は針先端に対して弾力性あるように設置され
ているので、医療器具がカテーテル集成体から取り除か
れたとき、バルブ要素は針先端の上流に移動し、カテー
テル・チューブとバルブ要素のにおける中空針とを通過
して延びている液体通路を再び閉じるように穴を封鎖す
る。

【０００８】

【実施例】図１を参照すると、そこには本願発明に従っ
たカテーテル集成体１０の、右側面部分断面図が示され
ている。カテーテル１０は、患者の皮膚１６および肉を
通して血管１４に延びる、周知のどのようなカテーテル
チューブ材料でもよい従来の構造になるカテーテル１２
を含んでいる。説明上、血管が示されている。しかし、
本願発明のカテーテル集成体は、カテーテルが医療的に
使用される種々の適用方法に利用され得ることは理解さ
れよう。カテーテル１２は、下流端であるその一端２２
の所で、カテーテル・ハウジング２０へと、この下流端
２２に形成された穴を通過して延びている。カテーテル
は、針集成体２５のところで下流端２２内で終端してお
り、この針集成体２５は、拡大したカテーテル終端くぼ
み２８のところでカテーテル１２に隣接している針用ハ
ブ２６を含んでいる。このくぼみ２８は、ハウジング内
でカテーテルを適所に保持する役目をする。

【０００９】カテーテル・ハウジング２０は、カテーテ
ル・ハウジング２０の、下流端２２とは反対端のところ
に開放した上流端を持っている。下流端穴２４は下流端
２２から上方へ上流端３０の方へ向かって延びていて、
拡張した中央通路３２へと開いている。この中央通路３
２は穴２４から上流端３０へと延びている。本願の好ま
しい実施例においては、中央通路は、徐々に、内方に向
かって、開放上流端３０から針用ハブ２６へ向かってテ
ーパがついている。針用ハブ２６は、そこから上流にむ
かってそして針先端３６で終端する中空の針３４を持っ
ている。バルブ集成体３８が針用ハブ２６から上流に中
央通路３２の中に配置されていて、上流ハウジング端３
０に隣接して終端している。

【００１０】図１にあるように、中空針３４は、バルブ
集成体３８の第１スリーブ内に同軸に配置されている。
第１スリーブ４０は、該第１スリーブ４０の内径を横断
して延びるバルブ要素４２の中で終端しているので、カ
テーテル１２及び中空針３４を通過する液体通路を閉じ
るようになる。バルブ集成体３８は、ハウジングの上流
端３０に隣接したところからバルブ要素４２へと延びて
いる第２スリーブ４４を有している。

【００１１】バルブ集成体３８は針用ハブ２６と針先端
３７との間にある中空針３４の外側に形成された環状の
円錐形になるリム４７によって針用ハブ２６に固着され
ているので、第１スリーブ４０の内面に係合するように
なり、これによって、ハブ２６に対してスリーブ４０を
適所に固定するようになる。所望とあらば、相捕的な円
錐形くぼみが第１スリーブ４０に形成され得るが、多く
の実施例においては、このスリーブは、環状リム４６上
に延ばされた時、針用ハブ２６に隣接する針３４上に第
１スリーブ４０を適切に保持するのを保証するに充分に
効果的に針３４へ固定される。

【００１２】バルブ・アクチュエータ５０はハウジング
上流端３０と隣接するように上流端３０に中に配置され
ており、バルブ要素４２に隣接して終端するように中央
通路３２の方へ下流へ延びている。このバルブ要素５０
は、図１では、第２スリーブ４４とほぼ同軸に配置され
ているように見られ、第２スリーブの上流端５４と係合
する基部５２を持っている。この基部５２はその中に形
成された開口５６を有しているので、上流端から下流へ
向かう液体通路を提供することとなり、この上流端はバ
ルブ要素４２によって封鎖される、同じように、針３４
を通過してカテーテル１２からの上流への液体の通過は
バルブ要素４２の反対端によって封鎖される。バルブ・
アクチュエータ５０は、接着剤，熱融合，あるいはリム
４６のカニューレのようなものと同様の構造になる従来
の手段（不図示）によって第２スリーブ４４へ固定され
る。

【００１３】針用ハブは中央通路に形成されたくぼみに
鎖錠するようにハウジング２０に圧力かけて嵌められる
ので、針用ハブ２６の外周に対して相補的な形状をして
いるので、針３４はハウジング２０に固定される。バル
ブ集成体３８はそれ故にまた、中央通路３２内に針３４
と縦方向に同軸に整列して固定されるのである。それ
故、バルブ・アクチュエータ５０，バルブ集成体３８，
中空針３４及びハウジング下流端穴２４は皆互いに対し
て同軸に整列しているので、ハウジング下流端２４から
バルブ要素４２によって封鎖されるハウジング上流端３
０への円筒形の液体通路をもたらすのである。

【００１４】バルブ要素４２，そして好ましい実施例に
おいては、バルブ・スリーブ４０，４４は皆、針先端３
６がバルブ要素４２貫通し、その後そこから引き抜かれ
た時、バルブ要素４２が再度封鎖するので、上流端３０
或いは下流端２４のいずれかから通過する流体の通路に
対して前述した円筒形縦方向の液体通路を封鎖するよう
になる。ハウジング２０は、上流端で、そして拡大した
フランジ部分５７の所で終端し、この拡大フランジ部分
５７は、好ましい実施例では、医療器具を互いに固定関
係に接続するために医療業務で一般に使用するルアー型
取付け具と合うのにふさわしいものである。

【００１５】図２を参照してみると、そこには図１の装
置が示されているが、その装置には医療器具５８が取付
けられている。説明する上で、医療器具５８は、ＩＶル
アー管鎖錠取付具６２のところで終端しているシンプル
なＩＶ管６０である。図２にあるように、鎖錠取付具６
２には一連の螺旋形の歯６４があり、その上にフランジ
部分５７が、カテーテル集成体１０及び医療器具５８と
の間に液体がぴったりと合うように、ねじがきられてい
る。鎖錠取付具６２は、ＩＶ管６０にある穴６８に直接
連通する、その間に形成された穴６６を有している。螺
旋形歯６４は鎖錠取付具６２にある中空くぼみ７０内に
形成されている。鎖錠取付具６２には、くぼみ７０内で
そこから伸びた、中央のテーパのついた環状ステム７２
があり、取付穴６６を通って延びている。ステム７２は
環状面７４で終端している。

【００１６】図２に見られるように、環状ステム面７４
は、バルブ・アクチュエータ５０の基部５２に係合して
いるので、バルブ・アクチュエータ５０及びバルブ集成
体第２スリーブ４４を針用ハブ２６の方へ下流に押すよ
うにする。バルブ要素４２は針先端３６によって貫通さ
れているので、針３４の周囲に封鎖を形成する環状部４
２Ａのような輪郭をしている。バルブ集成体の第１スリ
ーブ４０は、バルブ要素４２が針３４上を下流に移動さ
れるようにするために、ルアー型取付具６２のハウジン
グ・フランジ５６上でねじを付けることによって、バル
ブ・アクチュエータ５２上に行使される圧力に呼応し
て、外方へ拡張されて縦方向へ収縮されているのが見ら
れる。故に、ルアー型取付具６２が図２に示されたよう
にハウジング２０のフランジ５６へ嵌められた時、液体
通路は、カテーテル１０，針用ハブ２６，針３４，バル
ブ集成体第２スリーブ４４およびバルブ・アクチュエー
タ基部開口５６を通って、医療器具５８の環状ステム７
２へと延びる。

【００１７】鎖錠取付具６２がハウジング・フランジ５
６から取り外された時、第１スリーブ４０の弾性が、バ
ルブ要素４２を図１に示された配置へ針先端の上流へ戻
して移動するようにさせるので、これによって、バルブ
要素４２のところでカテーテルに通っている液体通路を
再び封鎖し、カテーテル上に指で圧力をかける必要な
く、カテーテルを通して血液が逆流するのを、あるいは
またカテーテル・ハウジング上流端３０の外へ血液が逆
流するのを排除する。カテーテル集成体１０は、血液が
逆流する危険性なく、ハウジング２０の上流端３０をふ
さぐ必要なく、いつまでもこのような使い捨ての状態の
ままに捨て置かれ得る。別の医療器具がカテーテル集成
体１０へ取付けられる場合、そのルアー型取付具は、血
液の逆流を防ぐためにカテーテルに指で圧力を加えると
いう必要なく、フランジ５６上に合わされる。

【００１８】バルブ集成体３８が、前述したように、流
血しないカテーテルに使用されるために特有に適用され
た特別の実施例で説明されてきた。しかし、バルブ集成
体３８及び付随する構成分子は、一般的に、種々の液体
を伝送するために医療分野で使用される得る。その結
果、本願発明は、もっと広く実行する場合には、流血し
ないカテーテルに使用するのに限られることはない。本
願の流血しないカテーテルの種々の構成分子は従来の医
療等級プラスチックから鋳造される。例えば、第１スリ
ーブ４０，バルブ要素４２及び第２スリーブは、ペンシ
ルバニア州フィラデルフィアのウエスト・カンパニーに
より処方・鋳造された、８０ＳｈｏｒｅＡｕｒｏｍ
ｅｔｅｒ硬度へ公式化された７３７７−３０ゴムのよう
な医療等級ラテックスでできた一体品として鋳造され得
る。バルブ・アクチュエータ５０は、デラウエア州ウィ
ルミントンのハイモントユー．エス．エイ．による等
級ＰＤ−６２６ｐｒｏ−ｆａｘポリプロピレンのよ
うな医療等級ポリプロピレンから鋳造された射出成形物
であり得る。カテーテル２０はまた、ミシガン州ミッド
ランドのダウ・ケミカル・カンパニーによって製造され
る、２００−１５ポリカーボネイト樹脂のような医療等
級ポリカーボネイトでできた単一品として鋳造された射
出成形物であり得る。前述した材料は単に例示のために
のみ挙げられたものであり、本願発明を実行するのに制
限を加えるつもりはなく、本願発明は特許請求の範囲の
みで限定されるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、使用する前の、本願発明に従った流血
しないカテーテルの右側面断面図である。

【図２】図２は、図１に示された本願発明の装置の、使
用される時の図である。

【図３】図３は、本願発明の流血しないカテーテルの、
使用している最中の斜視図である。

【符号の説明】

１０カテーテル集成体１２カテーテル２０カテーテル・ハウジング２２ハウジング下流端２６針用ハブ３０ハウジング上流端３２中央通路３４中空針３６針先端３８バルブ集成体４２バルブ要素５０バルブ・アクチュエータ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】医療用カテーテル集成体装置が、その上流端と下流端の間でその中に延びている縦方向の
通路を有するハウジングと、前記下流端の上流にあって該下流端と液体連通するよう
に前記縦方向の通路に設置された中空の針手段であっ
て、前記針手段はハウジング上流端の方に向かっていて
その長さよりも短く終端している針先端の中で終端して
いる中空の針を含み、これによって、前記中空針を通っ
て上流にハウジング下流端から液体通路がもたされるよ
うになる中空針手段と、前記ハウジング下流端とハウジング上流端との間にある
前記ハウジングの縦方向通路内に配置されていて、前記
針先端によって穴を開けられた後自動封鎖する材料で作
られるバルブ要素を有しているバルブ手段であって、前
記バルブ要素は、針先端とハウジング上流端の間で前記
縦方向通路を横断して垂直に配置されていて、ハウジン
グ下流端と針先端の中空針上流を通過して形成された液
体通路を垂直に閉じるように作動するようになるバルブ
手段と、バルブ手段に隣接している縦方向通路内に摺動自在に配
置されていて、針先端によって貫通された後該針の上に
前記バルブ要素を下流へ押し付けるためにハウジング下
流方向へその正常な位置から縦方向へ動かされるれるこ
とによって付勢される時に作動し得るバルブ・アクチュ
エータとから成り、このことにより、バルブ要素の所で垂直方向に終端して
いる液体通路が、ハウジング上流端と直接流体連通する
ように、前記バルブ要素から延び出るようになる、医療
用カテーテル集成体。
【請求項２】請求項１に記載した装置において、前記
アクチュエータ手段は、消勢した場合にその垂直位置へ
戻るように弾性的に偏寄らされて、バルブ手段が、該ア
クチュエータ手段の消勢勢時に針先端の通路上流を再封
鎖するように作動するようになる、医療用カテーテル集
成体。
【請求項３】請求項２に記載した装置が更に、ハウジ
ング下流端から外方へ向かって延びていて且つそれに固
着されているカテーテル・チューブ手段を含んでいるの
で、前記液体通路が前記カテーテル・チューブ手段を通
過して延びるようになり、これによって、前記カテーテ
ル・チューブ手段は前記ハウジング下流端を通って中空
針と液体連通するようになる、医療用カテーテル集成
体。
【請求項４】医療用のカテーテル集成体装置が、その上流端と下流端の間でその中に延びている縦方向の
通路を有するハウジングと、上流にあって液体連通するように前記下流端に隣接する
縦方向通路に設置された針手段であって、前記針手段は
ハウジング上流端の方に向かっていてその長さよりも短
く終端している針先端の中で終端している中空の針を含
み、これによって、前記中空針を通って上流にハウジン
グ下流端から液体通路がもたされていてるようになる中
空針手段と、前記ハウジング下流端とハウジング上流端との間で前記
ハウジングの縦方向通路内に配置されていて、前記針先
端によって穴を開けられた後自動封鎖する材料で作られ
るバルブ要素を有しているバルブ手段であって、前記バ
ルブ要素は、針先端とハウジング上流端の間で前記縦方
向通路を横断して垂直に配置されていて、ハウジング下
流端と針先端の中空針上流を通過して形成された液体通
路を垂直に閉じるように作動するもので、前記バルブ手
段は、ハウジング上流端に垂直に隣接するように縦方向
通路内に摺動可能に配置され、前記ハウジング下流方向
へその垂直位置から縦方向へ移動した時に、針先端によ
って貫通された後で針の上にバルブ要素を押し付けるよ
うに作動するバルブ・アクチュエータ手段を含み、このことにより、前記バルブ要素の所で垂直に終端して
いる液体通路が、該バルブ要素が針先端によって貫通さ
れた時にハウジング上流と直接流体連通するようにバル
ブ要素から延び出るようになる、医療用カテーテル集成
体。
【請求項５】請求項４に記載した装置において、縦方
向通路は上流端と下流端との間に端から端まで内方へ向
かったテーパがついているようになる、医療用カテーテ
ル集成体。
【請求項６】請求項４又は請求項５に記載した装置に
おいて、前記針手段は前記中空針を取り囲む針用ハブを
含んでおり、このハブによって前記中空針が前記通路に
据え付けられ、該針用ハブは前記中空針を通る以外の液
体の流れに対して前記縦方向通路を閉じるようになる、
医療用カテーテル集成体。
【請求項７】請求項６に記載した装置において、前記
装置はハウジング下流端から外方に延びてそれに固着さ
れているカテーテル・チューブ手段を含んでいるので、
前記液体通路は前記カテーテル・チューブ手段を通過し
て延びるようになり、これによって前記カテーテル・チ
ューブ手段はハウジング下流端を通過して前記中空針手
段と液体連通するようになる、医療用カテーテル集成
体。
【請求項８】医療用のカテーテル集成体装置が、第１の直径の上流端と第１の直径よりも狭い第２の直径
の下流端の間に延びる中央通路を有するハウジングと、前記通路に据え付けられていて、前記下流端に隣接した
前記ハウジングに固着されて、前記ハブを通って延びて
いる開口を形成するために前記通路の中で同軸に整列さ
れるように前記ハブから上流に向けられた中空の針を含
んでいる針手段と、前記ハブら上流に向かう通路を閉じるように前記下流端
と前記ハブとの間にある通路内に配置されたバルブ手段
であって、このバルブ手段にあっては、前記針手段は、
前記バルブ手段を針手段へ保持するようにするために前
記ハブに隣接して前記バルブ手段を係合するためのバル
ブ係合手段を含んでおり、前記バルブ手段は、前記通路
内に同軸に配置されていて前記バルブ係合手段によって
係合される第１の中空円筒形要素と、前記第１円筒形要
素と同軸に整列されていて、前記第１円筒形要路と前記
ハウジング上流端の間に配置されていて、上流端に隣接
する一端のところで終端している第２の中空円筒形用を
とを含んでおり、更に前記バルブ手段は、軸に対して垂
直であるように、前記第１円筒形要素及び第２円筒形要
素の間に接続されているバルブ要素を含んでおり、この
ことにより、前記第１及び第２円筒形要路を通って延び
ている円筒形内部通路を閉じるようになり、前記バルブ
要素は前記針で穴を開けられた後は自動封鎖する材料で
作られようになるバルブ手段と、前記バルブ手段第２要素を取り囲むように前記中央通路
に配置された案内手段であって、前記案内手段は、バル
ブ手段第２要素に対してハウジング内に同軸に配置され
ている中空円筒形要素と、同軸に配置された要素に対し
て垂直になる基部要素を有しており、該基部要素はハウ
ジング上流端に隣接するバルブ手段第２要素の前記端に
係合し、前記案内手段基部要素はバルブ手段の内部通路
と同軸に整列されるようにその中に形成された開口を有
しているようになる案内手段と、中央通路に同軸に配置されるようになっていて、ハウジ
ング下流端から延び出るようにハウジング下流端へ固着
されたカテーテル・チューブ手段と、から成る医療用カ
テーテル集成体。
【請求項９】医療用のカテーテル集成体装置が、断面が円形をしていて、第１半径の上流ハウジング端と
前記第１半径よりも狭い第２半径の下流ハウジング端の
間に延びている断面ほぼ円形になる縦方向の通路を有す
る縦方向にテーパのついたハウジングであって、前記ハ
ウジングと通路は同一方向にテーパがついているように
なるハウジングと、前記通路の中で前記ハウジングに固着されていて、前記
下流端に隣接して配置された針用ハブを有している針手
段であって、中空の針が前記通路と同軸に整列されて前
記上流端の方へ向くように前記下流端を通って延びてい
るようになる針手段と、前記針手段を取り囲むように前記上流端と前記ハブとの
間の前記通路内に配置されていて、通路内の針の周囲で
同軸になる第１の中空円筒形要素と、前記第１円筒形要
素に対して同軸に整列しており、前記第１円筒形要素と
前記ハウジング上流端との間に配置された第２の中空円
筒形要素とを含んでおり、上流端に隣接して終端してい
るバルブ手段であって、バルブ要素が、その軸に対して
垂直になるように前記第１円筒形要素と第２円筒形要素
間に接続されており、このことによって、前記第１及び
第２円筒形要素を通って延びている円筒形内部通路を閉
じるようになり、前記バルブ手段は前記針で穴を開けら
れた後は自動封鎖する材料で作られるようになるバルブ
手段と、前記ハブに隣接している針手段へ前記バルブ手段を固着
させるための係合手段と、同軸になるように前記バルブ手段第２要素の周囲に配置
された案内手段であって、前記案内手段は前記バルブ手
段第２要素に対してハウジング内に同軸に配置された中
空の同軸要素と同軸要素に対して垂直になる基部要素と
を持っており、該同軸要素はハウジング上流端に隣接し
た同軸要素の一端を閉じるようになり、前記案内手段基
部要素はバルブ手段内部通路と同軸に整列されるように
その中に形成された開口を有しているようになる案内手
段と、ハブの下流で中央通路内に同軸に配置され、ハウジング
下流の第２端から延び出るカテーテル・チューブ手段
と、から成る医療用カテーテル集成体。
【請求項１０】医療用のカテーテル集成体装置が、断面が円形をしていて、第１半径の上流ハウジング端と
前記第１半径よりも狭い第２半径の下流ハウジング端の
間に延びている縦方向にテーパのついた中央通路を有す
る縦方向にテーパのついたハウジングであって、前記ハ
ウジングと通路は同一方向にテーパがついているように
なるハウジングと、前記通路の中に据え付けられていて、前記下流端に隣接
して前記通路内で前記ハウジングへ固着された針用ハブ
を有している針手段であって、中空の針が前記通路と同
軸に整列されて前記上流端の方へ向くように前記下流端
を通って延びているようになる針手段と、前記針手段を取り囲むように前記上流端と前記ハブとの
間の前記通路内に配置されたバルブ手段であって、前記
針手段は、前記バルブ手段を前記針手段へ保持するよう
に前記ハブに隣接して該バルブ手段をしっかりと係合さ
せるためのバルブ係合手段を含んでおり、前記バルブ手
段は、通路と同軸にあり前記バルブ係合手段によって係
合される第１の中空円筒形要素と、前記第１の中空円筒
形要素と同軸に整列されていて前記第１円筒形要素と前
記ハウジング上流端との間に配置された第２の中空円筒
形要素とを含んでおり、上流端に隣接して終端している
バルブ手段であって、バルブ要素が、その軸に対して垂
直になるように前記第１円筒形要素と第２円筒形要素間
に接続されており、このことによって、前記第１及び第
２円筒形要素を通って延びている円筒形内部通路を閉じ
るようになり、前記バルブ手段は前記針で穴を開けられ
た後は自動封鎖する材料で作られるようになるバルブ手
段と、同軸になるように前記バルブ手段第２要素と前記ハウジ
ング上流端との間に配置されて、前記ハウジング第１端
に隣接している前記バブル第２手段を取り囲むために前
記中央通路へ延びている案内手段であって、前記案内手
段は、円筒形になるそして前記バルブ手段に対してハウ
ジング内で同軸に配置された中空の同軸要素と、前記同
軸要素に対して垂直になる第２要素とを持っており、該
第２要素はハウジング上流端に隣接した同軸要素の一端
を閉じるようになり、前記案内手段第２要素はバルブ手
段内部通路と同軸に整列されるようにその中に形成され
た開口を有しているようになる案内手段と、中央通路内に同軸に配置され、ハウジング下流の第２端
から延び出るようにハウジングに固着されたカテーテル
・チューブ手段と、から成る医療用カテーテル集成体。