JPH08195690A - 多重放送受信装置 - Google Patents

多重放送受信装置

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JPH08195690A
JPH08195690A JP380595A JP380595A JPH08195690A JP H08195690 A JPH08195690 A JP H08195690A JP 380595 A JP380595 A JP 380595A JP 380595 A JP380595 A JP 380595A JP H08195690 A JPH08195690 A JP H08195690A
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JP
Japan
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information processing
multiplex broadcast
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data
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JP380595A
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Jiro Tanaka
二郎 田中
Norio Isshiki
功雄 一色
Kazuo Hirano
和夫 平野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組合せられた情報処理装置に、それが要求す
る種類の情報を受信される多重放送から抽出して送出す
る多重放送受信装置を提供することである。 【構成】 ナビゲーション装置2と組合せて使用され、
主放送および少なくとも1種類以上の情報を含む副放送
からなる多重放送を受信するFM多重放送受信装置1に
おいては、アンテナ10、FM受信回路11、フィルタ
12、復調回路13および誤り訂正回路14により多重
放送が受信され、その中の情報が抽出されてマイコン1
5に与えられると、マイコン15は抽出された情報のう
ち予めナビゲーション装置2が要求する種類に該当の情
報を選択してナビゲーション装置2に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多重放送受信装置に関
し、特に、たとえばカーナビゲーション装置などの情報
処理装置と組合せて使用され、これら情報処理装置に受
信内容を供給するための多重放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】特開
平6−224796号公報には車両に予め搭載されたカ
ーナビゲーション装置に関連して設けられたFM多重放
送受信装置が開示される。なお、カーナビゲーション装
置とは、たとえば方位センサや距離センサに基づいて自
車の相対位置を推測する推測航法、人工衛星から発せら
れる電波を受信して自車の絶対位置を測定する衛星航法
(Global Positioning Syste
m)などを利用して、現在位置を地図画面上にリアルタ
イムで表示したり、渋滞などに関する交通情報などを加
味して目的地までのルートを自動探索・表示したりする
装置である。また、FM多重放送は音楽、ニュースなど
のアナログ音声情報からなるFMステレオ放送である主
放送と地域毎の交通情報・気象情報のデジタル情報から
なる副放送とを1つの電波に乗せて送信するものであ
る。
【0003】この公報に開示の多重放送受信装置は複数
の放送局からのFM多重放送を受信するが、利用者によ
り所定地域が指定されると、応じてこの指定地域にかか
る放送局からのFM多重放送を受信し、受信された多重
放送内容に含まれる地域情報を次段のナビゲーションシ
ステムに与えるように構成されている。
【0004】従来は、上述したように受信した情報の選
択としては指定地域に該当の情報を選択するものが知ら
れている。しかしながら、ナビゲーションシステムと組
合せてFM多重放送受信装置を使用する場合に、FM多
重放送で送信されてくる情報から、ナビゲーションシス
テムが要求する種類に該当の情報を選択してシステムに
供給するような装置であることも望ましく、従来、この
ような多重放送受信装置はなかった。
【0005】それゆえに、この発明の目的は、組合せら
れた情報処理装置に、それが要求する種類の情報を受信
される多重放送内容から抽出して送出する多重放送受信
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の多重放
送受信装置は、情報処理装置と組合せて使用され、主放
送および少なくとも1種類以上の情報を含む副放送から
なる多重放送を受信する装置であり、多重放送を受信
し、受信放送から前述の情報を抽出する情報受信抽出手
段と、抽出された情報のうち情報処理装置が要求する種
類に該当の情報を選択して情報処理装置に送出する制御
手段とを備えて構成される。
【0007】請求項2に記載の多重放送受信装置は、請
求項1に記載の受信装置の制御手段がさらに、種類判定
手段、送出判定手段および送出手段とを備えて構成され
る。
【0008】種類判定手段は情報受信抽出手段により抽
出された情報が情報処理装置が要求する種類に該当の情
報か否か判定し、送出判定手段は要求種類に該当と判定
された抽出情報を情報処理装置に送出すべきか否か判定
し、送出手段は送出判定手段により送出すべきと判定さ
れたことに応じて、抽出情報を情報処理装置に送出する
よう構成される。
【0009】請求項3に記載の多重放送受信装置は、請
求項2に記載の受信装置の送出判定手段がさらに更新判
定手段を含むよう構成される。
【0010】請求項3に記載の多重放送受信装置が受信
する情報は、その内容が前回放送された内容から更新さ
れたか否かを示す更新フラグを含み、更新判定手段は、
前述の種類判定手段により要求種類に該当と判定された
抽出情報の更新フラグが該情報の内容が更新されたこと
を示すことに応じて、該抽出情報を情報処理装置に送出
すべきと判定するよう構成される。
【0011】請求項4に記載の多重放送受信装置は、請
求項2または3に記載の多重放送受信装置においてその
送出手段がさらに、編集送出手段を含む。
【0012】編集送出手段は、前述の送出判定手段によ
り送出すべきと判定された複数の抽出情報を、情報処理
装置で処理可能な単位に編集して情報処理装置に送出す
るよう構成される。
【0013】請求項5に記載の多重放送受信装置は、請
求項1ないし4のいずれかに記載の多重放送受信装置に
おいて、情報処理装置は車両に搭載されるナビゲーショ
ンのための装置であるよう構成される。
【0014】
【作用】請求項1に記載の多重放送受信装置では、情報
受信抽出手段および制御手段により、受信された多重放
送中の情報のうち、情報処理装置が要求する種類に該当
の情報のみが選択的に情報処理装置に送出される。
【0015】請求項2に記載の多重放送受信装置では、
情報受信抽出手段により受信放送中から抽出された情報
は、種類判定手段によりその種類が情報処理装置の要求
種類に該当すると判定され、かつ送出判定手段により情
報処理装置に送出すべきと判定されると、応じて送出手
段により情報処理装置に送出される。
【0016】請求項3に記載の多重放送受信装置では、
要求種類に該当の抽出情報は、送出判定手段の更新判定
手段により、その更新フラグが該情報の内容が更新され
たことを示すと判定されたときに情報処理装置に送出す
べきものと判定される。
【0017】請求項4に記載の多重放送受信装置では、
受信放送から抽出された情報のうち情報処理装置に送出
すべき複数の情報は、編集送出手段により情報処理装置
で処理可能な単位に編集された後に情報処理装置に送出
される。
【0018】請求項5に記載の多重放送受信装置では、
情報処理装置はナビゲーション装置であるので、種類判
定手段によりナビゲーション装置の要求する種類に該当
の情報のみが受信情報から抽出され、抽出された情報は
送出判定手段によりナビゲーション装置に送出すべきも
のと判定されたとき、言い換えれば更新判定手段により
抽出情報の内容が前回放送分のそれから更新されている
と判定されたときに限って、送出手段によりナビゲーシ
ョン装置に送出される。さらにこの送出時、編集送出手
段により送出すべき複数の情報はナビゲーション装置で
処理可能な単位に編集された後に送出される。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しこの発明の一実施例を詳
細に説明する。
【0020】図1は、この発明の一実施例によるナビゲ
ーション装置と組合せて用いられた状態のFM多重放送
受信装置のブロック構成図である。図2は、図1に示さ
れるFM多重放送受信装置内のメモリの内容を部分的に
示す図である。図3は、この発明の一実施例による周波
数変換されたFM多重信号を示す図である。図4は、こ
の発明の一実施例によるデータパケットの主要部の構成
を示す図である。図5は、この発明の一実施例によるF
M多重放送受信装置のナビゲーション装置へのデータ送
出手順を示すフローチャートである。
【0021】図1においてFM多重放送受信装置1はナ
ビゲーション装置と組合せて用いられて、アンテナ1
0、アンテナ10を介してFM多重放送を受信するFM
受信回路11、受信されたFM多重放送から多重信号成
分を抽出するフィルタ12、抽出された多重信号成分を
元のデータに復調する復調回路13、復調されたデータ
に対して誤り訂正を行なう誤り訂正回路14、装置1自
体を集中制御するためのマイコン(マイクロコンピュー
タの略)15、マイコン15の処理に関連したデータを
記憶するためのメモリ16およびナビゲーション装置2
を通信接続するための通信インタフェース17を含む。
【0022】ナビゲーション装置2はFM多重放送受信
装置1を通信接続するための通信インタフェース21、
インタフェース21を介した受信装置1とのデータの送
受信処理と並行してナビゲーション装置2が搭載された
車両の位置検出処理、地図表示処理および経路探索処理
などを行なう処理部22および外部(乗員)との間でデ
ータ入出力を行なうための入出力部23を含む。
【0023】なお、通信インタフェース17および21
は、たとえばRS−232Cに準じたものを用いて、調
歩同期式の通信手順に従いデータのやりとりをすると想
定する。
【0024】動作においてFM受信回路11はアンテナ
10からの入力をベースバンドに、すなわち図3に示さ
れるような信号に変換する。図3に示されるように周波
数変換された信号はFMステレオ信号とパイロット信号
とFM多重信号とのコンポジット信号であるので、76
kHzを中心周波数とする帯域通過型のフィルタ12を
通過させることによりFM和(L+R)信号、FM差
(L−R)信号およびパイロット信号が除去されて、多
重信号を取出すことができる。次に、この多重信号を復
調回路13でL−MSK(Level−Control
led−MSK)復調し、誤り訂正回路14で誤り訂正
することにより、誤りが訂正されたデータがマイコン1
5に与えられる。
【0025】上述のようにして得られたデータは、図4
に示されるようなBIC(ブロック識別符号)、CRC
符号およびチェックビット(CB)などの通信操作のた
めの情報が付加されたデータパケットPAである。CR
C符号およびチェックビットCBは誤り検出(訂正)の
ための情報である。FM多重放送方式では、BIC、デ
ータパケットPA、CRCおよびチェックビットCBを
一単位にして、これを272個ずつまとめて送信する方
式が採用される。
【0026】データパケットPAは、さらにプリフィッ
クスPFおよびデータブロックDBを含み、プリフィッ
クスPFは該データパケットPAが示す情報の種類など
を表わし、データブロックDBが情報そのものを表わ
す。
【0027】さらにプリフィックスPFはサービス識別
SI、復号識別フラグF1、情報終了フラグF2、更新
フラグF3、データグループ番号GNおよびデータパケ
ット番号PNを含む。サービス識別SIは主に番組内容
の種別、すなわち対応のデータブロックDBの内容の種
別、たとえば、文字情報、図形情報、交通情報、付加情
報などを指定する。
【0028】復号識別フラグF1は誤り訂正処理に関す
るものであり、情報終了フラグF2は対応のデータグル
ープ番号GNで伝送されるデータグループの伝送が終了
するか否かを示すものである。
【0029】更新フラグF3は、あるデータグループ番
号で伝送するデータグループが更新された場合は1イン
クリメントして送信され、更新されていない場合は前回
送出した更新フラグF3と同じフラグで送信される。つ
まり、前述したデータパケットPAの内容が表わす交通
情報などの内容が既に1度放送されたものであるか、あ
るいはその内容が前回放送よりも新しく変更されたもの
であるかを示す。
【0030】データグループ番号GNは、データグルー
プが送信される際に割当てられるデータグループ毎の番
号を示し、データパケット番号PNは各データグループ
番号毎に伝送するデータパケットの番号を示す。このよ
うに、データグループ番号GNおよびデータパケット番
号PNは該データパケットPAの情報をさらに細かく区
別する情報である。たとえばデータグループ番号GNが
Aでデータパケット番号PNがBであるデータパケット
PAのブロックDBが示す情報は「交差点Cの渋滞情
報」を示し、ある時刻に「交差点Cは渋滞中」を示すデ
ータパケットを受信したとする。その後、同じデータグ
ループ番号GNおよびデータパケット番号PNを有した
データパケットPAが受信されたときには、その更新フ
ラグF3をチェックすることで、その交通情報が更新さ
れたか、またはその交通情報が前回放送分と同じである
かが判定できる。
【0031】図1に戻り、マイコン15は受信して得ら
れた図4のデータパケットPAを入力して、メモリ16
の内容を参照しながら入力パケットPAはナビゲーショ
ン装置2から要求されている情報の種類に該当のパケッ
トであり、その情報内容が前回放送分の内容から更新さ
れたことを判定した場合に、該入力パケットPAを通信
インタフェース17を介してナビゲーション装置2に送
出する。
【0032】ここで、メモリ16の構成について説明す
る。図2に示されるようにメモリ16はメモリ領域M1
およびM2を含む。領域M2にはナビゲーション装置2
が入力を要求する情報(この場合交通情報)の種類を示
すデータの種別RDが受信装置1のマイコン15に与え
られ、マイコン15がこれを受理し領域M2に格納す
る。領域M1にはナビゲーション装置2に送出された各
データパケットPAに対して送出データDi(i=1、
2、3、…)が順次格納される。送出データDiには対
応のデータパケットPAの更新フラグF3、データグル
ープ番号GNおよびデータパケット番号PNが更新フラ
グ161、データグループ番号162およびデータパケ
ット番号163にしてそれぞれ格納される。
【0033】マイコン15は受信して入力した各データ
パケットPAについて、そのデータグループ番号GNお
よびデータパケット番号PNに基づいてメモリ16の送
出データDiを検索する。検索結果、入力パケットPA
のデータグループ番号GNおよびデータパケット番号P
Nとそれぞれ一致する番号162および163を含むデ
ータDiが得られると、該入力パケットPAの更新フラ
グF3とそのデータDiに対応のフラグ161とが比較
される。比較結果、両フラグが同じであれば、該入力パ
ケットPAが示す情報は前回放送分の内容から更新され
ていない、すなわち既に装置2に送出のものと判定され
て、該入力パケットPAは捨てられる(削除される)
が、両フラグが異なれば、該入力パケットPAが示す情
報は前回放送分の内容から更新されている、すなわち装
置2に未送出と判定されて、該入力パケットPAはナビ
ゲーション装置2に送出されるとともに、送出されたこ
とを示すために対応するメモリ16中のデータDiのフ
ラグ161が今回送出されたパケットPAのフラグF3
で更新される。
【0034】前述の検索結果、入力パケットPAのデー
タグループ番号GNおよびデータパケット番号PNとそ
れぞれ一致する番号162および163を含むデータD
iが得られなければ、該入力パケットPAは新規の情報
を示すと判定されて、ナビゲーション装置2に送出され
るとともに、その更新フラグF3、データグループ番号
GNおよびデータパケット番号PNがフラグ161、番
号162および163のそれぞれにセットされた新たな
送出データDiがメモリ16に追加格納される。
【0035】次に、図5のフローチャートに従って、F
M多重放送受信装置1からナビゲーション装置2へのデ
ータ送出手順について説明する。なお、このフローチャ
ートはプログラムとして予めメモリ16にストアされて
マイコン15により実行される。
【0036】まず、ナビゲーション装置2は要求する情
報が交通情報である旨を示す要求データ種別RDをマイ
コン15に与えるので、マイコン15は与えられた要求
データ種別RDを受理しメモリ16の領域M2に格納す
る(S1)。
【0037】次に、マイコン15は前段の回路により処
理されて得られたデータパケットPAを入力し、該入力
パケットPAのデータブロックDBが示す情報はナビゲ
ーション装置2が要求する種類の情報であるか否かを入
力パケットPAのサービス識別SIがメモリ16の要求
データ種別RDに一致するか否かに従って判定する(S
2)。このとき、入力パケットPAのサービス識別SI
が要求データ種別RDに不一致であれば、該入力パケッ
トPAが示す情報は交通情報ではないので該入力パケッ
トPAは削除されるが(S3)、一致であれば該入力パ
ケットPAが示す交通情報の内容は前回放送分から更新
されているか否か、または新規入力情報を示すパケット
PAであるかを判定する(S4)。
【0038】詳細には、入力パケットPAのデータグル
ープ番号GNおよびデータパケット番号PNに基づいて
メモリ16の送出データDiを検索し、検索結果入力パ
ケットPAの番号GNおよびPNにそれぞれ一致する番
号162および163を含む送出データDiが得られれ
ば、さらに該送出データDiに対応の更新フラグ161
と入力パケットPAの更新フラグF3とが比較される。
比較結果、一致すれば該入力パケットPAの情報は前回
放送分から更新されていないので送出の必要なしと判定
され削除されるが(S5)、不一致であれば該入力パケ
ットPAの情報は前回放送分から更新されているので送
出すべきと判定されて、該入力パケットPAはナビゲー
ション装置2に送出されるとともに対応の送出データD
iのフラグ161が該入力パケットPAの更新フラグF
3で更新される(S6)。
【0039】一方、検索結果、入力パケットPAの番号
GNおよびPNにそれぞれ一致する番号162および1
63を含む送出データDiが得られなければ、該入力パ
ケットPAは、その交通情報が新規のものと判定され
て、ナビゲーション装置2に送出されるとともに、メモ
リ16にその内容が送出データDiにして追加格納され
る(S6)。
【0040】ところで、ナビゲーション装置2は多重放
送受信装置1からのデータの受信処理に並行して、位置
検出処理、地図表示処理および経路探索処理などナビゲ
ーション特有の処理を行なっているので、不必要なデー
タ(この場合、交通情報以外の情報あるいは繰返し放送
される同じ情報)を受信することは処理負荷を高くする
ことになって処理速度の低下を招く。これを解消するた
めに、ナビゲーション装置2側に放送局から送信される
データを十分に蓄えることのできるバッファを準備し
て、ここに送信データを一時的に記憶し、他の処理負荷
が低いときに、このバッファ内のデータを一括処理する
といった方法も考えられるが、バッファ追加に伴う装置
2のコストアップ、あるいは情報の一括処理方式では装
置2の特徴である情報のリアルタイムな供給が損なわれ
てマンマシンインタフェースが劣るなどの問題が避けら
れず、根本的な解消策とはなり得ない。
【0041】そこで本実施例では上述したように、ナビ
ゲーション装置2で不必要なデータの受信が行なわれな
いように受信装置1が装置2への送出データを要求デー
タ種別RDおよび更新フラグF3に基づいて調整し最適
化を図っているので、このような不都合は効果的に防止
される。
【0042】なお、実施例ではナビゲーション装置2へ
のデータ送出をデータパケット毎に実施するようにした
が、装置2での処理負荷をさらに低減するために、装置
2で処理可能な情報の単位、たとえばデータグループ単
位、番組単位にデータパケットを編集した後にナビゲー
ション装置2へ送出するようにしてもよい。また、装置
2が要求する種類の情報は交通情報としたが、他の種類
の情報、例えば天気予報であってもよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の多重放送受信装置によ
れば、組合せて使用される情報処理装置に、その情報処
理に関して要求される種類の情報のみを受信される放送
中から選択的に抽出して与えることができるという効果
がある。
【0044】請求項2によれば上述した請求項1に係る
多重放送受信装置が、種類判定手段、送出判定手段およ
び送出手段を用いて、放送中から抽出された情報のう
ち、情報処理装置が要求する種類のものであり、かつ情
報処理装置に送出すべきものと判定された情報のみが情
報処理装置に送出されるので、情報処理装置に必要とさ
れない情報が与えられることはなくなって、その分情報
処理装置における処理負荷が軽減されるという効果があ
る。
【0045】請求項3によれば、上述した請求項2に係
る多重放送受信装置の送出判定手段がさらに更新判定手
段を含んで、要求種類に該当の受信情報のうち、その内
容が前回放送分のそれとは更新されているもののみ情報
処理装置に送出されるので、全く同じ内容の情報が重複
して(繰返して)情報処理装置に与えられることはなく
なって情報処理装置における処理負荷がさらに軽減され
るとともに処理効率の向上が図られるという効果があ
る。
【0046】請求項4によれば、上述した請求項2また
は3に係る多重放送受信装置がさらに編集送出手段を含
んで、情報処理装置に送出すべき情報を個々に送出する
のではなく、これら複数の情報を情報処理装置で処理可
能な単位に編集した後に送出するので、情報処理装置に
おいて多重放送受信装置との情報入出力処理に関する負
荷が大幅に低減されるという効果がある。
【0047】請求項5によれば上述した請求項1ないし
4のいずれかに係る多重放送受信装置に組合せられる情
報処理装置は車両に搭載されるナビゲーション装置であ
るので、ナビゲーション装置に受信される多重放送中か
ら要求種類に該当の情報のみを選択的に抽出して与える
ことができる多重放送受信装置を得ることができるとい
う効果がある。
【0048】また、ナビゲーション装置には要求する種
類に該当しない不要な情報は与えられないとともに、内
容が更新されていない、すなわち同じ内容の情報が繰返
し与えられることはなく、さらにナビゲーション装置は
複数の情報が処理可能な単位にまとめられた後に与えら
れるので負荷が軽減されて、その分受信情報を加味した
ナビゲーション処理の効率が向上するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるナビゲーション装置
と組合せられた状態のFM多重放送受信装置のブロック
構成図である。
【図2】図1に示されたFM多重放送受信装置内のメモ
リの内容を部分的に示す図である。
【図3】この発明の一実施例による周波数変換されたF
M多重信号を示す図である。
【図4】この発明の一実施例によるデータパケットの主
要部の構成を示す図である。
【図5】この発明の一実施例によるFM多重放送受信装
置のナビゲーション装置へのデータ送出手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 FM多重放送受信装置 2 ナビゲーション装置 10 アンテナ 11 FM受信回路 12 フィルタ 13 復調回路 14 誤り訂正回路 15 マイコン 16 メモリ 17,21 通信インタフェース 22 処理部 Di 送出データ(i=1、2、3、…) RD 要求データ種別 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置と組合せて使用され主放送
    および少なくとも1種類以上の情報を含む副放送からな
    る多重放送を受信する多重放送受信装置であって、 前記多重放送を受信し、受信放送から前記情報を抽出す
    る情報受信抽出手段と、 前記情報受信抽出手段により抽出された前記情報のうち
    前記情報処理装置が要求する種類に該当の情報を選択し
    て前記情報処理装置に送出する制御手段とを備えた、多
    重放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段はさらに、 前記情報受信抽出手段により抽出された前記情報が前記
    情報処理装置が要求する種類に該当の情報か否か判定す
    る種類判定手段と、 前記種類判定手段により前記要求種類に該当と判定され
    た前記抽出情報を前記情報処理装置に送出すべきか否か
    判定する送出判定手段と、 前記送出判定手段により送出すべきと判定されたことに
    応じて、前記抽出情報を前記情報処理装置に送出する送
    出手段とを備えた、請求項1に記載の多重放送受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記情報はさらに、その内容が前回放送
    された内容から更新されたか否かを示す更新フラグを含
    み、 前記送出判定手段はさらに、 前記種類判定手段により前記要求種類に該当と判定され
    た前記抽出情報の前記更新フラグが該情報の内容が更新
    されたことを示すことに応じて、該抽出情報を前記情報
    処理装置に送出すべきと判定する更新判定手段を含む、
    請求項2に記載の多重放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記送出手段はさらに、 前記送出判定手段により送出すべきと判定された複数の
    前記抽出情報を、前記情報処理装置で処理可能な単位に
    編集して前記情報処理装置に送出する編集送出手段を含
    む、請求項2または3に記載の多重放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置は車両に搭載されるナ
    ビゲーションのための装置である、請求項1ないし4の
    いずれかに記載の多重放送受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6978152B1 (en) 1999-08-11 2005-12-20 Hitachi, Ltd. Digital broadcasting system for providing program and data to a vehicle

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