JPH08193698A - 配管ジョイント付スチ―ムトラップ - Google Patents
配管ジョイント付スチ―ムトラップInfo
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- JPH08193698A JPH08193698A JP2105695A JP2105695A JPH08193698A JP H08193698 A JPH08193698 A JP H08193698A JP 2105695 A JP2105695 A JP 2105695A JP 2105695 A JP2105695 A JP 2105695A JP H08193698 A JPH08193698 A JP H08193698A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入口側に別途開閉弁を設けずにスチ―ムトラ
ップの分解等ができ、スチ―ムトラップの開弁不能時に
蒸気をほとんど漏出せずに復水を排出できる配管ジョイ
ント付スチ―ムトラップを得る。 【構成】 第1の通路8と第2の通路10を一側面に有
するトラップケ―シング2と、第1の通路に連通する第
1の連結路9と第2の通路に連通する第2の連結路11
を有しトラップケ―シングに回動自在に着脱される配管
ジョイント部材3と、トラップケ―シングと配管ジョイ
ント部材を連結する接続部材4とを具備し、第2の通路
に第1の通路を囲む環状溝を設けた配管ジョイント付ス
―ムトラップにおいて、第1の連結路に連通孔14を有
し第1の連結路と第1の通路とを連通遮断する切替弁体
13を回動自在に配置し、第1の連結路から分岐して第
2の連結路に連通する開口16を設けると共に、切替弁
体に連通孔から分岐して開口に連通するオリフィス孔1
5を設けて第1の連結路と開口とを連通遮断するように
する。
ップの分解等ができ、スチ―ムトラップの開弁不能時に
蒸気をほとんど漏出せずに復水を排出できる配管ジョイ
ント付スチ―ムトラップを得る。 【構成】 第1の通路8と第2の通路10を一側面に有
するトラップケ―シング2と、第1の通路に連通する第
1の連結路9と第2の通路に連通する第2の連結路11
を有しトラップケ―シングに回動自在に着脱される配管
ジョイント部材3と、トラップケ―シングと配管ジョイ
ント部材を連結する接続部材4とを具備し、第2の通路
に第1の通路を囲む環状溝を設けた配管ジョイント付ス
―ムトラップにおいて、第1の連結路に連通孔14を有
し第1の連結路と第1の通路とを連通遮断する切替弁体
13を回動自在に配置し、第1の連結路から分岐して第
2の連結路に連通する開口16を設けると共に、切替弁
体に連通孔から分岐して開口に連通するオリフィス孔1
5を設けて第1の連結路と開口とを連通遮断するように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸気系から蒸気は排出す
ることなく、凝縮水である復水を自動的に系外に排出す
るスチ―ムトラップに関し、特に、種々の配管取り付け
状態に応じてスチ―ムトラップを取り付けることのでき
るものに関する。
ることなく、凝縮水である復水を自動的に系外に排出す
るスチ―ムトラップに関し、特に、種々の配管取り付け
状態に応じてスチ―ムトラップを取り付けることのでき
るものに関する。
【0002】スチ―ムトラップは、蒸気配管や蒸気使用
装置に取り付けられるのであるが、復水を効率良く排出
するために、蒸気配管や蒸気使用装置の下部末端に取り
付けられる場合が多い。これらの下部末端においては、
スチ―ムトラップの取り付けスペ―スや取り付け方向
が、その他の配管や装置により限定されたものとなって
しまうことが多かった。そこでトラップの取り付けスペ
―スや方向が限定されたものになっていたとしても、比
較的広範囲の対象に取り付けることができるトラップと
して、配管ジョイント付のスチ―ムトラップが用いられ
ている。
装置に取り付けられるのであるが、復水を効率良く排出
するために、蒸気配管や蒸気使用装置の下部末端に取り
付けられる場合が多い。これらの下部末端においては、
スチ―ムトラップの取り付けスペ―スや取り付け方向
が、その他の配管や装置により限定されたものとなって
しまうことが多かった。そこでトラップの取り付けスペ
―スや方向が限定されたものになっていたとしても、比
較的広範囲の対象に取り付けることができるトラップと
して、配管ジョイント付のスチ―ムトラップが用いられ
ている。
【0003】
【従来の技術】従来の配管ジョイント付スチ―ムトラッ
プは、例えば特開平6−159591号公報に示されて
いる。これは、入口あるいは出口となる第1及び第2の
通路を一側面に有するトラップケ―シングと、第1の通
路に連通する第1の連結路及び第2の通路に連通する第
2の連結路を有しトラップケ―シングに回動自在に着脱
される配管ジョイント部材と、トラップケ―シングと配
管ジョイント部材を連結する接続部材とを具備し、第2
の通路と第2の連結路の連結部の少なくとも一方側に、
第1の通路あるいは第1の連結路を囲む環状溝を設ける
と共に、第1の連結路を遮断する閉止部材を設けたもの
である。
プは、例えば特開平6−159591号公報に示されて
いる。これは、入口あるいは出口となる第1及び第2の
通路を一側面に有するトラップケ―シングと、第1の通
路に連通する第1の連結路及び第2の通路に連通する第
2の連結路を有しトラップケ―シングに回動自在に着脱
される配管ジョイント部材と、トラップケ―シングと配
管ジョイント部材を連結する接続部材とを具備し、第2
の通路と第2の連結路の連結部の少なくとも一方側に、
第1の通路あるいは第1の連結路を囲む環状溝を設ける
と共に、第1の連結路を遮断する閉止部材を設けたもの
である。
【0004】上記従来のものは、配管ジョイント部材と
接続部材をトラップケ―シングに対して相対的に回動
し、接続部材を介してトラップケ―シングと配管ジョイ
ント部材を連結固定することにより、種々の配管取り付
け状態に応じてスチ―ムトラップを設置できるものであ
る。またスチ―ムトラップを分解点検したり取り替えた
りする場合には、閉止部材を操作して第1の連結路を遮
断して、流体がスチ―ムトラップへ流入しないようにす
ることにより、配管ジョイント部材の上流側に別途開閉
弁を設けなくてもスチ―ムトラップの分解等ができるも
のである。
接続部材をトラップケ―シングに対して相対的に回動
し、接続部材を介してトラップケ―シングと配管ジョイ
ント部材を連結固定することにより、種々の配管取り付
け状態に応じてスチ―ムトラップを設置できるものであ
る。またスチ―ムトラップを分解点検したり取り替えた
りする場合には、閉止部材を操作して第1の連結路を遮
断して、流体がスチ―ムトラップへ流入しないようにす
ることにより、配管ジョイント部材の上流側に別途開閉
弁を設けなくてもスチ―ムトラップの分解等ができるも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
スチ―ムトラップが開弁不能に陥ると、復水を排出でき
なくなるので、上流側に復水を滞留して蒸気使用装置で
の生産性の低下あるいは蒸気使用装置の損傷を来たす問
題があった。従って本発明の技術的課題は、入口側に別
途開閉弁を設けることなくスチ―ムトラップの分解等が
できると共に、スチ―ムトラップの開弁不能時に蒸気を
ほとんど漏出することなく復水を排出することのできる
配管ジョイント付スチ―ムトラップを得ることである。
スチ―ムトラップが開弁不能に陥ると、復水を排出でき
なくなるので、上流側に復水を滞留して蒸気使用装置で
の生産性の低下あるいは蒸気使用装置の損傷を来たす問
題があった。従って本発明の技術的課題は、入口側に別
途開閉弁を設けることなくスチ―ムトラップの分解等が
できると共に、スチ―ムトラップの開弁不能時に蒸気を
ほとんど漏出することなく復水を排出することのできる
配管ジョイント付スチ―ムトラップを得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、入口あるいは
出口となる第1及び第2の通路を一側面に有するトラッ
プケ―シングと、第1の通路に連通する第1の連結路及
び第2の通路に連通する第2の連結路を有しトラップケ
―シングに回動自在に着脱される配管ジョイント部材
と、トラップケ―シングと配管ジョイント部材を連結す
る接続部材とを具備し、第2の通路と第2の連結路の連
結部の少なくとも一方側に、第1の通路あるいは第1の
連結路を囲む環状溝を設けた配管ジョイント付ス―ムト
ラップにおいて、第1の連結路に連通孔を有し第1の連
結路と第1の通路とを連通遮断する切替弁体を回動自在
に配置し、第1の連結路から分岐して第2の連結路に連
通する開口を設けると共に、切替弁体に連通孔から分岐
して開口に連通するオリフィス孔を設けて第1の連結路
と開口とを連通遮断するようにしたものである。
するために講じた本発明の技術的手段は、入口あるいは
出口となる第1及び第2の通路を一側面に有するトラッ
プケ―シングと、第1の通路に連通する第1の連結路及
び第2の通路に連通する第2の連結路を有しトラップケ
―シングに回動自在に着脱される配管ジョイント部材
と、トラップケ―シングと配管ジョイント部材を連結す
る接続部材とを具備し、第2の通路と第2の連結路の連
結部の少なくとも一方側に、第1の通路あるいは第1の
連結路を囲む環状溝を設けた配管ジョイント付ス―ムト
ラップにおいて、第1の連結路に連通孔を有し第1の連
結路と第1の通路とを連通遮断する切替弁体を回動自在
に配置し、第1の連結路から分岐して第2の連結路に連
通する開口を設けると共に、切替弁体に連通孔から分岐
して開口に連通するオリフィス孔を設けて第1の連結路
と開口とを連通遮断するようにしたものである。
【0007】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
連通孔とオリフィス孔を有する切替弁体を回動操作し、
第1の連結路と第1の通路とを連通状態とし第1の連結
路と開口とを遮断状態とすることにより、通常のスチ―
ムラップとしての作動を行うことができる。また第1の
連結路と第1の通路及び開口とを遮断状態とすることに
より、スチ―ムトラップへ流体が流入しないようにし
て、スチ―ムトラップの分解等を行うことができる。ま
た第1の連結路と開口とを適宜径のオリフィスを設けた
オリフィス孔を介して連通状態とすることにより、スチ
―ムトラップが開弁不能に陥った場合であっても復水を
排出することができる。オリフィス孔の孔径を蒸気使用
装置で発生する復水を排出できるだけの大きさとするこ
とにより、蒸気をほとんど漏出することなく復水を排出
することができる。
連通孔とオリフィス孔を有する切替弁体を回動操作し、
第1の連結路と第1の通路とを連通状態とし第1の連結
路と開口とを遮断状態とすることにより、通常のスチ―
ムラップとしての作動を行うことができる。また第1の
連結路と第1の通路及び開口とを遮断状態とすることに
より、スチ―ムトラップへ流体が流入しないようにし
て、スチ―ムトラップの分解等を行うことができる。ま
た第1の連結路と開口とを適宜径のオリフィスを設けた
オリフィス孔を介して連通状態とすることにより、スチ
―ムトラップが開弁不能に陥った場合であっても復水を
排出することができる。オリフィス孔の孔径を蒸気使用
装置で発生する復水を排出できるだけの大きさとするこ
とにより、蒸気をほとんど漏出することなく復水を排出
することができる。
【0008】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1及び図2参照)。本実施例においては、ス
チ―ムトラップとしてディスク式スチ―ムトラップを用
いた例を示す。図1は鉛直配管取り付け状態を示す断面
図であり、図2は図1における左側面図である。
明する(図1及び図2参照)。本実施例においては、ス
チ―ムトラップとしてディスク式スチ―ムトラップを用
いた例を示す。図1は鉛直配管取り付け状態を示す断面
図であり、図2は図1における左側面図である。
【0009】図1において、スチ―ムトラップ1のトラ
ップケ―シング2と配管ジョイント部材3を接続部材4
を介して図2に示すボルト5で固着する。配管ジョイン
ト部材3は、同軸上に上部に入口通路6と下部に出口通
路7を有し、その中央部にスチ―ムトラップ1の入口で
ある第1の通路8に連通する第1の連結路9を有すると
共に、第1の連結路9の下方にスチ―ムトラップ1の出
口である第2の通路10に連通する第2の連結路11を
有する。入口通路6と第1の連結路9の間に円筒状で多
数の細孔を有するスクリ―ン12を配置する。スクリ―
ン12の円筒内面は入口通路6と連通し、円筒外面は第
1の連結路9と連通する。
ップケ―シング2と配管ジョイント部材3を接続部材4
を介して図2に示すボルト5で固着する。配管ジョイン
ト部材3は、同軸上に上部に入口通路6と下部に出口通
路7を有し、その中央部にスチ―ムトラップ1の入口で
ある第1の通路8に連通する第1の連結路9を有すると
共に、第1の連結路9の下方にスチ―ムトラップ1の出
口である第2の通路10に連通する第2の連結路11を
有する。入口通路6と第1の連結路9の間に円筒状で多
数の細孔を有するスクリ―ン12を配置する。スクリ―
ン12の円筒内面は入口通路6と連通し、円筒外面は第
1の連結路9と連通する。
【0010】第1の連結路9に、切替弁体13を配置す
る。切替弁体13は上下に貫通した連通孔14と、連通
孔14から左方に貫通したオリフィス孔15を有する。
オリフィス孔15は、孔径が蒸気使用装置で発生する復
水を排出できるだけの大きさに適宜設計したものを用い
る。連通孔14の下方に第1の連結路9と第2の連結路
11を連通する開口16を設ける。図1に示す状態は、
切替弁体13により、第1の通路8への流路が遮断さ
れ、開口16への流路が連通した状態を示している。切
替弁体13には、図2に示す回動操作用のハンドル17
を連結している。
る。切替弁体13は上下に貫通した連通孔14と、連通
孔14から左方に貫通したオリフィス孔15を有する。
オリフィス孔15は、孔径が蒸気使用装置で発生する復
水を排出できるだけの大きさに適宜設計したものを用い
る。連通孔14の下方に第1の連結路9と第2の連結路
11を連通する開口16を設ける。図1に示す状態は、
切替弁体13により、第1の通路8への流路が遮断さ
れ、開口16への流路が連通した状態を示している。切
替弁体13には、図2に示す回動操作用のハンドル17
を連結している。
【0011】第2の通路10は、第1の通路8を囲む環
状溝18を介して第2の連結口11と連通する。環状溝
18は第2の通路10と第2の連結口11の少なくとも
一方側に設けることができる。環状溝18と第1の通路
8の端部には気密を維持するためのガスケット19,2
0を介在させる。接続部材4は平板リング状に形成して
内面に段部を設け、トラップケ―シング2に取り付けた
固定リング21と段部を嵌め合わせて、配管ジョイント
部材3に設けたフランジ部22と対向して配置し2本の
ボルト5で固着することにより、トラップケ―シング2
と配管ジョイント部材3を接続する。
状溝18を介して第2の連結口11と連通する。環状溝
18は第2の通路10と第2の連結口11の少なくとも
一方側に設けることができる。環状溝18と第1の通路
8の端部には気密を維持するためのガスケット19,2
0を介在させる。接続部材4は平板リング状に形成して
内面に段部を設け、トラップケ―シング2に取り付けた
固定リング21と段部を嵌め合わせて、配管ジョイント
部材3に設けたフランジ部22と対向して配置し2本の
ボルト5で固着することにより、トラップケ―シング2
と配管ジョイント部材3を接続する。
【0012】次に、スチ―ムトラップ1について説明す
る。トラップケ―シング2に蓋部材23を取り付けて、
内部に変圧室24を形成する。変圧室24内にディスク
弁25を自由状態で配置する。前記した第1の通路8が
変圧室24に連通する。また変圧室24は円筒状凹溝2
6を介して前記した第2の通路10と連通する。
る。トラップケ―シング2に蓋部材23を取り付けて、
内部に変圧室24を形成する。変圧室24内にディスク
弁25を自由状態で配置する。前記した第1の通路8が
変圧室24に連通する。また変圧室24は円筒状凹溝2
6を介して前記した第2の通路10と連通する。
【0013】次に作用を説明する。図1に示す配管取り
付け状態は、配管ジョイント部材3の入口通路6と出口
通路7を上から下へ鉛直縦方向に配置し、スチ―ムトラ
ップ1も同じく縦方向に取り付けた状態を示しており、
例えば、スチ―ムトラップ1を縦方向のままで、配管ジ
ョイント部材3の入口通路6と出口通路7を水平の横方
向に変更する場合は、ボルト5を緩めて配管ジョイント
部材3と接続部材4を90度回転することにより、配管
状態を適宜変更することができる。
付け状態は、配管ジョイント部材3の入口通路6と出口
通路7を上から下へ鉛直縦方向に配置し、スチ―ムトラ
ップ1も同じく縦方向に取り付けた状態を示しており、
例えば、スチ―ムトラップ1を縦方向のままで、配管ジ
ョイント部材3の入口通路6と出口通路7を水平の横方
向に変更する場合は、ボルト5を緩めて配管ジョイント
部材3と接続部材4を90度回転することにより、配管
状態を適宜変更することができる。
【0014】また図1に示す切替弁体13は、第1の通
路8への流路が遮断され、開口16への流路が連通した
状態を示している。この場合は、入口通路6側の復水が
スチ―ムトラップ1を介さずにオリフィス孔15を介し
て出口通路7側に抜けるので、スチ―ムトラップ1が開
弁不能に陥っていても、蒸気をほとんど漏出することな
く復水を排出することができる。
路8への流路が遮断され、開口16への流路が連通した
状態を示している。この場合は、入口通路6側の復水が
スチ―ムトラップ1を介さずにオリフィス孔15を介し
て出口通路7側に抜けるので、スチ―ムトラップ1が開
弁不能に陥っていても、蒸気をほとんど漏出することな
く復水を排出することができる。
【0015】次に図2に示すハンドル17を操作し、切
替弁体13を図1に示す状態から時計回り方向に90度
回転させることにより、第1の通路8への流路が連通さ
れ、開口16への流路が遮断される。この場合は、通常
のスチ―ムラップとして作動を行うことができる。即
ち、入口通路6から流入してくる復水と蒸気の混合流体
は、スクリ―ン12の細孔を通過することにより流体中
の異物が捕捉され、第1の連結路9と第1の通路8を経
てディスク弁25の下部に溜まる。変圧室24内の蒸気
圧力が自然放熱により低下すると、ディスク弁25を押
し下げる力よりも押し上げる力の方が強くなり、ディス
ク弁25が上昇して開弁する。ディスク弁25が開弁す
ると復水は円筒状凹溝26と第2の通路10及び環状溝
18と第2の連結路11を経て出口通路7に至り系外に
排除される。復水が排出され、蒸気が変圧室24内に流
入すると、ディスク弁25下面を通過する流体の速度が
瞬時に上昇して静圧低下を来たすと共に、変圧室24内
の蒸気圧力も上昇することにより、ディスク弁25は閉
弁して、蒸気の出口通路7側への排出を防止する。
替弁体13を図1に示す状態から時計回り方向に90度
回転させることにより、第1の通路8への流路が連通さ
れ、開口16への流路が遮断される。この場合は、通常
のスチ―ムラップとして作動を行うことができる。即
ち、入口通路6から流入してくる復水と蒸気の混合流体
は、スクリ―ン12の細孔を通過することにより流体中
の異物が捕捉され、第1の連結路9と第1の通路8を経
てディスク弁25の下部に溜まる。変圧室24内の蒸気
圧力が自然放熱により低下すると、ディスク弁25を押
し下げる力よりも押し上げる力の方が強くなり、ディス
ク弁25が上昇して開弁する。ディスク弁25が開弁す
ると復水は円筒状凹溝26と第2の通路10及び環状溝
18と第2の連結路11を経て出口通路7に至り系外に
排除される。復水が排出され、蒸気が変圧室24内に流
入すると、ディスク弁25下面を通過する流体の速度が
瞬時に上昇して静圧低下を来たすと共に、変圧室24内
の蒸気圧力も上昇することにより、ディスク弁25は閉
弁して、蒸気の出口通路7側への排出を防止する。
【0016】また図2に示すハンドル17を操作し、切
替弁体13を図1に示す状態から時計回り方向に180
度回転させることにより、第1の通路8及び開口16へ
の流路が遮断される。この場合は、スチ―ムトラップへ
流体が流入しないので、スチ―ムトラップの分解等を行
うことができる。
替弁体13を図1に示す状態から時計回り方向に180
度回転させることにより、第1の通路8及び開口16へ
の流路が遮断される。この場合は、スチ―ムトラップへ
流体が流入しないので、スチ―ムトラップの分解等を行
うことができる。
【0017】尚、本実施例においては、スチ―ムトラッ
プとしてディスク式スチ―ムトラップを用いた例を示し
たが、その他従来から使用されているトラップ、例え
ば、フロ―ト式トラップやバケット式トラップ、あるい
は、バイメタル式トラップやメンブレン式トラップを用
いることもできる。
プとしてディスク式スチ―ムトラップを用いた例を示し
たが、その他従来から使用されているトラップ、例え
ば、フロ―ト式トラップやバケット式トラップ、あるい
は、バイメタル式トラップやメンブレン式トラップを用
いることもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。連
通孔及びオリフィス孔を有し第1の通路及び開口への流
路を連通遮断する切替弁体を設けたことにより、入口側
に別途開閉弁を設けることなくスチ―ムトラップの分解
等ができると共に、スチ―ムトラップの開弁不能時に蒸
気をほとんど漏出することなく復水を排出することがで
きる。
通孔及びオリフィス孔を有し第1の通路及び開口への流
路を連通遮断する切替弁体を設けたことにより、入口側
に別途開閉弁を設けることなくスチ―ムトラップの分解
等ができると共に、スチ―ムトラップの開弁不能時に蒸
気をほとんど漏出することなく復水を排出することがで
きる。
【図1】図1は本発明の配管ジョイント付スチ―ムトラ
ップの実施例の断面図である。
ップの実施例の断面図である。
【図2】図2は図1の左側面図である。
1 スチ―ムトラップ 2 トラップケ―シング 3 配管ジョイント部材 4 接続部材 8 第1の通路 9 第1の連結路 10 第2の通路 11 第2の連結路 13 切替弁体 14 連通孔 15 オリフィス孔 16 開口 18 環状溝
Claims (1)
- 【請求項1】 入口あるいは出口となる第1及び第2の
通路を一側面に有するトラップケ―シングと、第1の通
路に連通する第1の連結路及び第2の通路に連通する第
2の連結路を有しトラップケ―シングに回動自在に着脱
される配管ジョイント部材と、トラップケ―シングと配
管ジョイント部材を連結する接続部材とを具備し、第2
の通路と第2の連結路の連結部の少なくとも一方側に、
第1の通路あるいは第1の連結路を囲む環状溝を設けた
ものにおいて、第1の連結路に連通孔を有し第1の連結
路と第1の通路とを連通遮断する切替弁体を回動自在に
配置し、第1の連結路から分岐して第2の連結路に連通
する開口を設けると共に、切替弁体に連通孔から分岐し
て開口に連通するオリフィス孔を設けて第1の連結路と
開口とを連通遮断するようにしたことを特徴とする配管
ジョイント付スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2105695A JPH08193698A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 配管ジョイント付スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2105695A JPH08193698A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 配管ジョイント付スチ―ムトラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08193698A true JPH08193698A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12044258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2105695A Pending JPH08193698A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 配管ジョイント付スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08193698A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274027A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Tlv Co Ltd | 気液分離器 |
JP2010096251A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Tlv Co Ltd | スチームトラップを具備したボール弁 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP2105695A patent/JPH08193698A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274027A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Tlv Co Ltd | 気液分離器 |
JP2010096251A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Tlv Co Ltd | スチームトラップを具備したボール弁 |
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