JP2561945Y2 - ドレントラップ - Google Patents
ドレントラップInfo
- Publication number
- JP2561945Y2 JP2561945Y2 JP10229191U JP10229191U JP2561945Y2 JP 2561945 Y2 JP2561945 Y2 JP 2561945Y2 JP 10229191 U JP10229191 U JP 10229191U JP 10229191 U JP10229191 U JP 10229191U JP 2561945 Y2 JP2561945 Y2 JP 2561945Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- stop
- inlet
- drain
- port
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Details Of Valves (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は蒸気や圧縮空気配管系に
取り付けてそこに発生するドレンを自動的に排出するド
レントラップに関し、特に、入口に止弁を配置して強制
的に遮断できるようにしたものに関する。この強制遮断
機構を備えることにより、弁口の開閉を司どる弁体や弁
口を形成する弁座が摩耗した場合に、弁ケ―シングを分
解して弁体や弁座の修理交換を行うことができる。
取り付けてそこに発生するドレンを自動的に排出するド
レントラップに関し、特に、入口に止弁を配置して強制
的に遮断できるようにしたものに関する。この強制遮断
機構を備えることにより、弁口の開閉を司どる弁体や弁
口を形成する弁座が摩耗した場合に、弁ケ―シングを分
解して弁体や弁座の修理交換を行うことができる。
【0002】
【従来の技術】強制遮断機構を備えたドレントラップと
して、実公昭48−36263号公報に示されたものが
ある。これは、蒸気配管系に発生するドレンを自動的に
排出するバケットフロ―ト式スチ―ムトラップであり、
弁ケ―シングで入口と弁口と出口を形成し、弁ケ―シン
グ内に配置した弁体で弁口を開閉すると共に、入口に止
弁口を形成し、止弁口を強制的に遮断する止弁を設けた
ものである。通常は止弁口を開いた位置に止弁を操作し
て使用する。入口の流体は止弁口を通って弁体側に流
れ、弁体が弁口を自動的に開閉してドレンを出口に排出
する。弁体等の修理交換時には止弁を操作して止弁口を
閉じ、弁体側への流体の流れを遮断して、弁ケ―シング
を分解する。
して、実公昭48−36263号公報に示されたものが
ある。これは、蒸気配管系に発生するドレンを自動的に
排出するバケットフロ―ト式スチ―ムトラップであり、
弁ケ―シングで入口と弁口と出口を形成し、弁ケ―シン
グ内に配置した弁体で弁口を開閉すると共に、入口に止
弁口を形成し、止弁口を強制的に遮断する止弁を設けた
ものである。通常は止弁口を開いた位置に止弁を操作し
て使用する。入口の流体は止弁口を通って弁体側に流
れ、弁体が弁口を自動的に開閉してドレンを出口に排出
する。弁体等の修理交換時には止弁を操作して止弁口を
閉じ、弁体側への流体の流れを遮断して、弁ケ―シング
を分解する。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】この場合、止弁が止
弁口を閉じたときには入口側のドレンを排出することが
できないので、入口にドレンが多量に滞留してウォ―タ
ハンマが発生したり、蒸気使用機器の効率が低下したり
する問題がある。従って、本考案の技術的課題は、止弁
が止弁口を閉じたときに入口にドレン滞留せしめないよ
うにすることである。
弁口を閉じたときには入口側のドレンを排出することが
できないので、入口にドレンが多量に滞留してウォ―タ
ハンマが発生したり、蒸気使用機器の効率が低下したり
する問題がある。従って、本考案の技術的課題は、止弁
が止弁口を閉じたときに入口にドレン滞留せしめないよ
うにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本考案の技術的手段は、弁ケ―シング
で入口と弁口と出口を形成し、弁ケ―シング内に配置し
た弁体で弁口を開閉して入口のドレンを出口に自動的に
排出するドレントラップであって、入口に止弁口を形成
し、止弁口を強制的に遮断する止弁を設けたものにおい
て、止弁に止弁口の閉弁時に入口を系外に連通する排水
通路を形成したものである。
するために講じた本考案の技術的手段は、弁ケ―シング
で入口と弁口と出口を形成し、弁ケ―シング内に配置し
た弁体で弁口を開閉して入口のドレンを出口に自動的に
排出するドレントラップであって、入口に止弁口を形成
し、止弁口を強制的に遮断する止弁を設けたものにおい
て、止弁に止弁口の閉弁時に入口を系外に連通する排水
通路を形成したものである。
【0005】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
止弁に止弁口の閉弁時に入口を系外に連通する排水通路
を形成したので、止弁が止弁口を閉じたときには、入口
は止弁に形成した排水通路を通して系外に連通する。従
って、入口のドレンは止弁の排水通路を通して系外に流
出するので、入口にドレンが滞留することがない。
止弁に止弁口の閉弁時に入口を系外に連通する排水通路
を形成したので、止弁が止弁口を閉じたときには、入口
は止弁に形成した排水通路を通して系外に連通する。従
って、入口のドレンは止弁の排水通路を通して系外に流
出するので、入口にドレンが滞留することがない。
【0006】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を説明する(図1
参照)。本実施例はディスク式スチ―ムトラップに適用
したものである。本体1に蓋体2をねじ結合して内部に
変圧室3を形成する。本体1に入口4と出口5をほぼ同
一軸上に形成する。本体1の中心に入口4を変圧室3に
連通せしめる内弁口6を形成し、内弁口6の外周囲に変
圧室3を出口5に連通せしめる環状の外弁口7を形成す
る。内弁口6と外弁口7により環状の内輪弁座8と、環
状の外輪弁座9を形成する。内輪弁座8と外輪弁座9は
同心円状でその上面に同一平面の弁座面を形成する。変
圧室3内に内外輪弁座8,9に離着座して内外弁口6,
7を開閉する円板状の弁体10を配置する。
参照)。本実施例はディスク式スチ―ムトラップに適用
したものである。本体1に蓋体2をねじ結合して内部に
変圧室3を形成する。本体1に入口4と出口5をほぼ同
一軸上に形成する。本体1の中心に入口4を変圧室3に
連通せしめる内弁口6を形成し、内弁口6の外周囲に変
圧室3を出口5に連通せしめる環状の外弁口7を形成す
る。内弁口6と外弁口7により環状の内輪弁座8と、環
状の外輪弁座9を形成する。内輪弁座8と外輪弁座9は
同心円状でその上面に同一平面の弁座面を形成する。変
圧室3内に内外輪弁座8,9に離着座して内外弁口6,
7を開閉する円板状の弁体10を配置する。
【0007】内弁口6の下端に止弁口11を形成する。
止弁口11を開閉する止弁12を止弁口11の下方に配
置する。止弁12は本体1の底壁にねじ結合したプラグ
13と、プラグ13にねじ結合したプラグ14内を通し
て、プラグ14から突出し、中段部に形成した雄ねじ部
15をプラグ14に形成した雌ねじ部にねじ結合してい
る。この止弁12の雄ねじ部15をねじ進退させること
により、図1に示すように止弁口11を閉じた位置と、
図2に示すように止弁口11を開けた位置に操作するこ
とができる。
止弁口11を開閉する止弁12を止弁口11の下方に配
置する。止弁12は本体1の底壁にねじ結合したプラグ
13と、プラグ13にねじ結合したプラグ14内を通し
て、プラグ14から突出し、中段部に形成した雄ねじ部
15をプラグ14に形成した雌ねじ部にねじ結合してい
る。この止弁12の雄ねじ部15をねじ進退させること
により、図1に示すように止弁口11を閉じた位置と、
図2に示すように止弁口11を開けた位置に操作するこ
とができる。
【0008】止弁12に排水通路16を形成する。排水
通路16の一端は図1に示すように、止弁12が止弁口
11を閉じた状態において入口4に連通し、他端はフロ
―ト17を配置したフロ―ト室18に連通する。排水通
路16の一端は図2に示すように、止弁12が止弁口1
1を開けた状態では入口4と遮断されている。フロ―ト
室18の下端に系外に連通するフロ―ト弁口19を形成
する。フロ―ト17は止弁12が止弁口11を閉じた状
態において、フロ―ト室18に流入するドレンの液面と
共に浮上降下してフロ―ト弁口19を開閉し、ドレンを
自動的に系外に排出する。止弁口11の下方とプラグ1
3の上面との間に入口4から流入するゴミ等の異物を補
足するスクリ―ン20を配置する。本体1の底壁とプラ
グ13の間の気密をガスケット21で保つ。止弁12と
プラグ13の間の気密をパッキング22で保つ。
通路16の一端は図1に示すように、止弁12が止弁口
11を閉じた状態において入口4に連通し、他端はフロ
―ト17を配置したフロ―ト室18に連通する。排水通
路16の一端は図2に示すように、止弁12が止弁口1
1を開けた状態では入口4と遮断されている。フロ―ト
室18の下端に系外に連通するフロ―ト弁口19を形成
する。フロ―ト17は止弁12が止弁口11を閉じた状
態において、フロ―ト室18に流入するドレンの液面と
共に浮上降下してフロ―ト弁口19を開閉し、ドレンを
自動的に系外に排出する。止弁口11の下方とプラグ1
3の上面との間に入口4から流入するゴミ等の異物を補
足するスクリ―ン20を配置する。本体1の底壁とプラ
グ13の間の気密をガスケット21で保つ。止弁12と
プラグ13の間の気密をパッキング22で保つ。
【0009】通常は図2に示すように、止弁12が止弁
口11を開いた位置に操作して使用する。入口4の流体
は止弁口11を通って内弁口6へ流れる。周知のディス
ク式スチ―ムトラップの作動により、弁体10が自動的
に内外弁口6,7を開閉してドレンを出口5に排出す
る。弁体10等の修理交換時には止弁12を操作して止
弁口11を閉じ、内弁口6への流体の流入を遮断する。
そして、本体1と蓋体2を分解して弁体10等を修理交
換する。上記実施例ではディスク式スチ―ムトラップを
示したが、本考案はすべての型式のスチ―ムトラップに
適用することができる。
口11を開いた位置に操作して使用する。入口4の流体
は止弁口11を通って内弁口6へ流れる。周知のディス
ク式スチ―ムトラップの作動により、弁体10が自動的
に内外弁口6,7を開閉してドレンを出口5に排出す
る。弁体10等の修理交換時には止弁12を操作して止
弁口11を閉じ、内弁口6への流体の流入を遮断する。
そして、本体1と蓋体2を分解して弁体10等を修理交
換する。上記実施例ではディスク式スチ―ムトラップを
示したが、本考案はすべての型式のスチ―ムトラップに
適用することができる。
【0010】
【考案の効果】本考案は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本考案によれば、止弁が止弁口を閉じたとき
には、止弁の排水通路を通して入口のドレンを系外に排
出できるので、入口にドレンが滞留することがない。従
って、ウォ―タハンマが発生したり、蒸気使用機器の効
率が低下したりすることがない。
記のように本考案によれば、止弁が止弁口を閉じたとき
には、止弁の排水通路を通して入口のドレンを系外に排
出できるので、入口にドレンが滞留することがない。従
って、ウォ―タハンマが発生したり、蒸気使用機器の効
率が低下したりすることがない。
【図1】本考案のドレントラップの実施例のディスク式
スチ―ムトラップの断面図である。
スチ―ムトラップの断面図である。
【図2】図1の止弁の開弁状態を示す断面図である。
1 本体 2 蓋体 3 変圧室 4 入口 5 出口 6 内弁口 7 外弁口 10 弁体 11 止弁口 12 止弁 16 排水通路 17 フロ―ト 19 フロ―ト弁口
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と弁口と出口を形成
し、弁ケ―シング内に配置した弁体で弁口を開閉して入
口のドレンを出口に自動的に排出するドレントラップで
あって、入口に止弁口を形成し、止弁口を強制的に遮断
する止弁を設けたものにおいて、止弁に止弁口の閉弁時
に入口を系外に連通する排水通路を形成したドレントラ
ップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10229191U JP2561945Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | ドレントラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10229191U JP2561945Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | ドレントラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545394U JPH0545394U (ja) | 1993-06-18 |
JP2561945Y2 true JP2561945Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=14323512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10229191U Expired - Fee Related JP2561945Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | ドレントラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561945Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP10229191U patent/JP2561945Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0545394U (ja) | 1993-06-18 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |