JPH08193598A - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
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- JPH08193598A JPH08193598A JP569995A JP569995A JPH08193598A JP H08193598 A JPH08193598 A JP H08193598A JP 569995 A JP569995 A JP 569995A JP 569995 A JP569995 A JP 569995A JP H08193598 A JPH08193598 A JP H08193598A
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Abstract
部に覆われ、かつブレードと一体化したインデューサ部
を設けることにより、簡単な構成で入口衝突損失を低減
し吸い込み能力を高めたインペラを構成した電動送風機
を提供することを目的としている。 【構成】 一対の前面及び後面シュラウド21、22
と、ブレード24と、ブレード24と一体化し、かつ先
端を回転方向に曲げたインデューサ部26と、インデュ
ーサ部26の外周部を覆い、かつ前面シュラウド21と
一体化したリング部27により、インペラ吸込口23に
おいて、空気流はインデューサ部26に沿ってスムーズ
に流れ、その結果インペラ入口衝突損失を低減させて効
率の高めることができ、さらにインデューサ部26の変
形を抑えることが可能である。
Description
ラに関するものである。
って製作されたインペラが使用されている。
基づいて説明する。1はファンケースで、上部中央部に
はケース吸込口2を有しており、ケース吸込口2に対向
する開口部はモータフレーム3に圧入により取り付けら
れている。前記ファンケース1の内部にはインペラ4、
エアガイド5を設けている。6はモータ軸で、インペラ
4はこのモータ軸6にナット7により締め付けて取り付
けられている。8はモータである。
とにより、気流を発生させるのであるが、その流れの経
路は吸込口2→インペラ4の内部→エアガイド5→モー
タ8内部の順で、外部へと排出される。
は、図5に示すような構成となっている。即ち板金加工
された山型の形状を持つ前面シュラウド9と、平板形状
である後面シュラウド10との間には、湾曲する複数枚
のブレード11を具備している。
ケースは、図6に示すような構成となっている。即ちフ
ァンケース本体16にはケース吸込口17を有し、この
ケース吸込口17にはシール部18を備えてあり、この
シール部18はインペラの前記前面シュラウド9に有す
る前記吸込口13の内側に配する構成となっているもの
である。
来の構成では、前記インペラ本体15に対して垂直方向
に吸込口13から吸い込まれた空気流が、前面シュラウ
ド9及び後面シュラウド10、そしてブレード11で構
成される空間を通過し、インペラ外周の前記排出口14
から送り出されることになるわけなのだが、このとき前
記吸込口13を通過した直後の空気流の流れ方向が、直
角方向へと急激に変化するため、入口衝突損失が起こ
り、乱流発生の原因となり、吸い込み能力の低下につな
がるおそれがある。
決しようとするもので、外周部を前面シュラウドと一体
化したリング部に覆われたインデューサ部を設けること
により、簡単な構成で吸い込み能力を高めた電動送風機
用インペラを提供することを第一の目的としている。ま
た前面及び後面シュラウドに対してブレード上の上下の
かしめ位置を垂直に配し、ブレードの吸込側にシュラウ
ドと嵌合する突起部を設けることで、より強度の高い電
動送風機用インペラを提供することを第二の目的として
いる。またブレード枚数に対してインデューサ部の枚数
を少なくすることで、インペラ入口部の通路面積を広く
確保して空気流をスムーズに通過させ、さらに吸い込み
能力を高めた電動送風機用インペラを提供することを第
三の目的としているものである。
めの本発明の第一の手段は、一対の前面シュラウド及び
後面シュラウドと、この一対のシュラウド間に配した複
数枚のブレードを備え、前記ブレードの吸込口側には先
端を回転方向に曲げたインデューサ部を有し、前記前面
シュラウドの吸込口側にはインデューサ部の外周部を覆
い、かつ前記前面シュラウドと一体化したリング部を有
するインペラを備えた電動送風機とするものである。
の手段は、本発明の第一の手段の構成に加え、前記ブレ
ード上の複数の箇所において、前記前面及び後面シュラ
ウドに対して上下のかしめ位置を垂直に配したかしめ部
と、前記ブレードの吸込口側の上端または下端に前記前
面または後面シュラウドと嵌合する突起部を有するイン
ペラを構成した電動送風機とするものである。
の手段は、本発明の第一の手段の構成に加え、前記ブレ
ードの枚数より前記インデューサ部の枚数が少ないイン
ペラを構成した電動送風機とするものである。
周部を前面シュラウドと一体化したリング部に覆われた
インデューサ部を設けているので、簡単な構成で、空気
流の流れ方向の急激な変化を緩和することができ、空気
流はインデューサ部に沿ってスムーズに流れ、入口衝突
損失が減少し、吸い込み能力を向上するものである。
り、ブレード上の複数の箇所において、前面及び後面シ
ュラウドに対して上下のかしめ位置が垂直に配している
ため、強固にかしめられており、またブレードの吸込口
側の上端または下端に前面または後面シュラウドと嵌合
する突起部を有しているので、高速回転時のインデュー
サとブレード及びこれらの周辺部、さらには前面シュラ
ウドの変形度を小さくすることができるものである。
り、ブレード枚数に対してインデューサ部の枚数を少な
くしているため、インペラの入口面積を広く確保するこ
とができ、空気流がインデューサ部に沿って、よりスム
ーズに通過し、さらに吸い込み能力を向上するものであ
る。
て、図1に基づいて説明する。21・22は1対の前面
シュラウド・後面シュラウドを示している。23はイン
ペラ吸込口である。24は複数枚の湾曲したブレードで
あり、このブレード24は前面及び後面シュラウド21
・22とは複数個のかしめ部25によってかしめられて
いる。さらに前記ブレード25の吸込口側には、三次元
的な曲面を持たせるように先端を回転方向に曲げたイン
デューサ部26を有している。また27は前記インデュ
ーサ部26の外周部を覆うリング部であり、前記前面シ
ュラウド21と一体化している。28はインペラ本体で
ある。なお本実施例を構成するインペラは板金加工によ
るものである。
ペラ本体28が高速回転して吸込口23から空気流が前
記インペラ本体28内に流れ込むわけなのだが、前記吸
込口23近傍ではインデューサ部26に沿って空気流が
通過するのである。
ペラによれば、吸込口23から流入する空気流は、ブレ
ード24の吸込口側に一体となったインデューサ部26
に沿って通過するので、簡単な構成で、空気流の流れ方
向の急激な変化が緩和され、入口衝突損失が減少し、乱
流を発生させず、高い吸い込み能力を得ることができ
る。さらにインデューサ部26はリング部27によって
外周から押さえ付けられているので、遠心力や圧力によ
って外周方向に変形せず、設計形状を維持し空気流の流
れを乱さないものである。
て、図2・図3に基づいて説明する。31・32は前面
シュラウド・後面シュラウド、33はインペラ入口、3
4はブレード、35a・35bは上部かしめ部・下部か
しめ部、36はインデューサ部、37はリング部、38
はインペラ本体であるが、基本構成は前記第一の手段の
実施例と同様なので、重複する説明は省略するが、本実
施例では前記上部かしめ部35aと前記下部かしめ部3
5bが複数の箇所において、前記前面及び後面シュラウ
ド31・32に対し垂直に配してあり、さらに前記ブレ
ード34の吸込口側の上端及び下端に前記前面または前
記後面シュラウド31・32と嵌合する上端及び下端突
起部39・40を有する点が特徴である。なお本実施例
を構成するインペラは板金加工によるものである。
施例と同様の動作を示すものである。
ペラによれば、吸込口33から吸い込んだ空気流は、ブ
レード34の吸込口側に一体となったインデューサ部3
6に沿って通過するので、簡単な構成で、空気流の流れ
方向の急激な変化を緩和することができ、入口損失衝突
を減少させ、乱流を発生させず、高い吸い込み能力を得
ることができる。さらにインデューサ部36はリング部
37によって外周から押さえ付けられているので、遠心
力や圧力によって外周方向に変形せず、設計形状を維持
し空気流の流れを乱さないものである。また上部かしめ
部35aと下部かしめ部35bが複数の箇所において、
前記前面及び後面シュラウド31・32に対して垂直に
配してあるため、大きな力によるかしめに対して耐える
ことが可能で、その結果、前記前面及び後面シュラウド
31・32と前記ブレード34が強固にかしめられてお
り、さらに上端及び下端突起部39・40がそれぞれ前
面シュラウド31・後面シュラウド32と嵌合している
ことから、高速回転時のインデューサとブレード及びこ
れらの周辺部、さらには前面シュラウドの変形度を小さ
くすることができるものである。
て、図4に基づいて説明する。41・42は前面シュラ
ウド・後面シュラウド、43はインペラ入口、44はブ
レード、45はかしめ部、46はインデューサ部、47
はリング部、48はインペラ本体であるが、基本構成は
前記第一の手段の実施例と同様なので、重複する説明は
省略するが、本実施例では前記ブレード44の枚数に対
して前記インデューサ部46の枚数を少なくしている点
が特徴である。具体的には前記ブレード44枚数を9
枚、2枚おきにインデューサ部46を計3枚としてい
る。なお本実施例を構成するインペラは板金加工による
ものである。
施例と同様の動作を示すものである。
ペラによれば、吸込口43から吸い込んだ空気流は、ブ
レード44の吸込口側に一体となったインデューサ部4
6に沿って通過するわけだが、インデューサ部46の枚
数をブレード44の枚数より少なくすることによって、
インペラ入口部の通路面積を広く確保でき、入口速度の
増速を抑えて入口衝突損失を減少させることから、簡単
な構成で、空気流の流れ方向の急激な変化を緩和するこ
とができ、乱流を発生させず、さらに高い吸い込み能力
を得ることができる。さらにインデューサ部36はリン
グ部37によって外周から押さえ付けられているので、
遠心力や圧力によって外周方向に変形せず、設計形状を
維持し空気流の流れを乱さないものである。
44の枚数とインデューサ部46の枚数の公約数が等し
くなるようにして、さらにインディーサ部46をインペ
ラ吸込口43全周にわたって、極力均等に配置するほう
が空気流の乱れを少なくすることができるものである。
いて、インペラを板金加工によるものとしたが、切削加
工または樹脂成型加工によるものとしても構わないもの
とする。
ュラウドと一体化したリング部に覆われたインデューサ
部を設けているので、簡単な構成で、空気流の流れ方向
の急激な変化を緩和することができ、空気流はインデュ
ーサ部に沿ってスムーズに流れ、入口衝突損失が減少
し、高い吸い込み能力を得ることができ、さらにインデ
ューサ部の変形を抑えたインペラを有する電動送風機を
実現できるものである。
の箇所において、前面及び後面シュラウドに対向する上
下のかしめ位置が垂直に配しているため、強固にかしめ
ることが可能となり、またブレード吸込口側の上端また
は下端に前面または後面シュラウドと嵌合する突起を有
しているので、高速回転時のインデューサとブレード及
びこれらの周辺部、さらには前面シュラウドの変形度を
小さくすることができるインペラを有する電動送風機を
実現できるものである。
してインデューサ部の枚数を少なくしているため、イン
ペラの入口面積を広く確保し、入口速度の増速を抑えて
入口衝突損失を減少することから、空気流がインデュー
サ部に沿って、よりスムーズに通過し、さらに高い吸い
込み能力を得ることができ、さらにインデューサ部の変
形を抑えたインペラを有する電動送風機を実現できるも
のである。
用インペラの一部切り欠き斜視図
用インペラの断面図
用インペラの一部切り欠き斜視図
の断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の前面シュラウド及び後面シュラウ
ドと、この一対のシュラウド間に配した複数枚のブレー
ドを備え、前記ブレードの吸込口側には先端を回転方向
に曲げたインデューサ部を有し、前記前面シュラウドの
吸込口側にはインデューサ部の外周部を覆い、かつ前記
前面シュラウドと一体化したリング部を有するインペラ
を構成した電動送風機。 - 【請求項2】 ブレード上の複数の箇所において、前面
及び後面シュラウドに対して上下のかしめ位置を垂直に
配したかしめ部と、前記ブレードの吸込口側の上端また
は下端に前記前面または後面シュラウドと嵌合する突起
部を有するインペラを構成する請求項1記載の電動送風
機。 - 【請求項3】 ブレードの枚数よりインデューサ部の枚
数が少ないインペラを構成する請求項1記載の電動送風
機。
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1995
- 1995-01-18 JP JP00569995A patent/JP3617095B2/ja not_active Expired - Fee Related
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