JPH08192730A - 車輪の段差乗り上げ検出装置 - Google Patents

車輪の段差乗り上げ検出装置

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JPH08192730A
JPH08192730A JP461595A JP461595A JPH08192730A JP H08192730 A JPH08192730 A JP H08192730A JP 461595 A JP461595 A JP 461595A JP 461595 A JP461595 A JP 461595A JP H08192730 A JPH08192730 A JP H08192730A
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speed
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Nobuhiko Makino
信彦 牧野
Shoichi Masaki
彰一 正木
Akemi Kinoshita
朱美 木下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輪の段差乗り上げを検出するとともに、そ
の段差乗り上げの衝撃により、車輪速度が落ち込んでブ
レーキ液圧の減圧制御が開始されるのを防止する。 【構成】 車輪速度VW が、段差判定の基準となる速度
を上回っている時間CT1 を演算し、その演算された時
間CT1 が、段差判定の基準となる時間に相当すること
を判定し、さらに、前記車輪速度VW が、段差判定の基
準となる速度を上回っている間の最大車輪加速度dVW
を段差判定の基準となる最大車輪加速度KGPより大きい
ことを判定し、それらの判定結果に基づいて車輪の段差
乗り上げを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車輪が路面の段差に
乗り上げたことを検出する装置と、その装置を用いたア
ンチスキッド制御装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】アンチスキッド制御装置は、ブレーキン
グ中に、車輪がロック傾向になるとブレーキ液圧を緩や
かに減圧して車輪のロックを回避し、逆に車輪がロック
傾向を解除された状態になるとブレーキ液圧を緩やかに
増圧することにより、車輪がロックしないようにブレー
キ制御を行うものである。そして、そのブレーキ液圧の
増減は、車輪速度が推定車体速度から落ち込んだか、ま
た、推定車体速度まで復帰したかの判定結果に基づいて
行われる。
【0003】ところで、ブレーキング中に、車輪が路面
の段差を乗り越える場合において、車輪が、段差から降
りるときに一瞬宙に浮いて空転するため、車輪速度が落
ち込む。かかる場合に、車輪速度が、ブレーキ液圧の減
圧制御が開始される車輪速度にまで落ち込むと、アンチ
スキッド制御装置が車輪がロック傾向にあると判断する
ため、ブレーキ液圧の減圧が開始される。そして、車輪
が再び路面に接地し、車輪速度が回復すると、アンチス
キッド制御装置が、車輪のロック傾向が解除されたと判
断し、再び車輪がロックしないようにするため、ブレー
キ液圧の緩やかな増圧制御を開始する。
【0004】すなわち、本来、車輪の段差乗り越しの前
後において、車輪の制動力が一定していることが望まし
いが、車輪が接地してからの車輪速度の回復を、アンチ
スキッド制御装置が、車輪のロック傾向が解除されたこ
とによる回復であると判断し、再び車輪がロックしない
ようにブレーキ液圧の緩やかな増圧を行ってしまう。し
たがって、車輪が段差から降りて接地しても、しばらく
ブレーキ液圧の緩やかな増圧が続いて制動力が落ちるた
め、運転者のブレーキフィーリングに違和感が生じる。
【0005】そこで、従来は、車輪速度が落ち込んでか
ら復帰するまでの時間を計測し、その時間の長さに基づ
いて、車輪速度の落ち込みが、低μ路走行の車輪のスリ
ップによるものか、車輪が段差から降りるときの空転に
よるものかの路面判定を行ない、その判定結果が、車輪
が段差から降りるときの空転によるものであるという場
合に、ブレーキ液圧を急増圧して前記減速量の追従遅れ
を解消しようとするものが知られている(特開平5−2
94226号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車輪が、ブ
レーキング中に段差に乗り上げた場合を考えると、その
乗り上げの衝撃によって、図10中のに示すように車
輪速度VW が推定車体速度VSBから大きく持ち上がり、
その後、図10中のに示すように、車輪速度VW が推
定車体速度VSBを境に増減する現象が現れる。
【0007】そして、かかる現象によって、車輪速度V
W が、アンチスキッド制御装置が減圧制御を開始する基
準にまで落ち込むと、前述のように、アンチスキッド制
御装置がブレーキ液圧の減圧制御を開始してしまい、ブ
レーキフィーリングの違和感が生じる。しかしながら、
前記従来のものは、一旦、ブレーキ液圧の減圧制御が開
始され、その後しばらくブレーキ液圧の緩やかな増圧が
続いてしまうことによるブレーキフィーリングの違和感
を解消しようとするものであるため、ブレーキ液圧の減
圧制御が開始されることを防止することはできない。
【0008】したがって、この発明の目的は、車輪が段
差に乗り上げたことを検出するとともに、車輪の段差乗
り上げによりブレーキ液圧の減圧制御が開始されてしま
うことを防止することができる車輪の段差乗り上げ検出
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、車輪速度(V
w )、推定車体速度(VSB)および車輪加速度(dVw
)を演算する演算手段(S2、S3、S4)と、前記
演算手段(S2、S3、S4)により演算された車輪速
度(Vw )が、前記演算手段(S2、S3、S4)によ
り演算された推定車体速度(VSB)を基準として設定さ
れた段差判定速度(VSB+KV1 )を上回っている上回
り時間(CT1 )を演算する上回り時間演算手段(SA
2、SA3)と、前記上回り時間演算手段(SA2、S
A3)により演算された上回り時間(CT1 )が、段差
乗上げ判定基準の時間(KT11≦CT1 ≦KT12)に相
当することを判定する第1の判定手段(SA7)と、前
記演算手段(S2、S3、S4)により演算された車輪
速度(Vw )が前記段差判定速度(VSB+KV1 )を上
回っている間の最大車輪加速度(dVwp)が、段差乗上
げ判定基準の最大車輪加速度(KGP)より大きいことを
判定する第2の判定手段(SA8)とを備え、前記第1
の判定手段(SA7)および第2の判定手段(SA8)
の判定結果に基づいて、車輪が段差に乗り上げたことを
検出するという技術的手段を採用する。
【0010】請求項2に記載の発明では、車輪速度(V
w )、推定車体速度(VSB)および車輪加速度(dVw
)を演算する演算手段(S2、S3、S4)と、前記
演算手段(S2、S3、S4)により演算された車輪速
度(Vw )が、前記演算手段(S2、S3、S4)によ
り演算された推定車体速度(VSB)を基準として設定さ
れた段差判定速度(VSB+KV1 )を上回っている上回
り時間(CT1 )を演算する上回り時間演算手段(SA
2、SA3)と、前記上回り時間演算手段(SA2、S
A3)により演算された上回り時間(CT1 )が、段差
乗上げ判定基準の時間(KT11≦CT1 ≦KT12)に相
当することを判定する第1の判定手段(SA7)と、前
記演算手段(S2、S3、S4)により演算された車輪
速度(Vw )が前記段差判定速度(VSB+KV1 )を上
回っている間の最大車輪加速度(dVwp)が、段差乗上
げ判定基準の車輪加速度(KGP)より大きいことを判定
する第2の判定手段(SA8)と、前記演算手段(S
2、S3、S4)により演算された車輪速度(Vw )
が、前記演算手段(S2、S3、S4)により演算され
た推定車体速度(VSB)を下回り、再び前記推定車体速
度(VSB)に復帰する状態が、車輪が段差に乗り上げる
ときの衝撃によるものであることを判定する第3の判定
手段(SA103)と、を備え、前記第1の判定手段
(SA7)、第2の判定手段(SA8)および第3の判
定手段(SA103)の判定結果に基づいて、車輪が段
差に乗り上げたことを検出するという技術的手段を採用
する。
【0011】請求項3に記載の発明では、車輪速度(V
w )、推定車体速度(VSB)および車輪加速度(dVw
)を演算する演算手段(S2、S3、S4)と、前記
演算手段(S2、S3、S4)により演算された車輪速
度(Vw )が、車輪がロックする傾向の大きさにまで低
下して、ブレーキ液圧の減圧開始基準に達したときに
は、ブレーキ液圧を減圧制御し、前記車輪速度(Vw )
が、車輪がロックする傾向が解除される大きさにまで上
昇して、ブレーキ液圧の減圧開始基準から離れたときに
はブレーキ液圧を増圧制御する制御信号を出力するブレ
ーキ液圧制御手段(27)と、を有したアンチスキッド
制御装置において、前記演算手段(S2、S3、S4)
により演算された車輪速度(Vw )が、前記演算手段
(S2、S3、S4)により演算された推定車体速度
(VSB)を基準として設定された段差判定速度(VSB+
KV1 )を上回っている上回り時間(CT1 )を演算す
る上回り時間演算手段(SA2、SA3)と、前記上回
り時間演算手段(SA2、SA3)により演算された上
回り時間(CT1 )が、段差乗上げ判定基準の時間(K
T11≦CT1 ≦KT12)に相当することを判定する第1
の判定手段(SA7)と、前記演算手段(S2、S3、
S4)により演算された車輪速度(Vw )が前記段差判
定速度(VSB+KV1 )を上回っている間の最大車輪加
速度(dVwp)が、段差乗上げ判定基準の最大車輪加速
度(KGP)より大きいことを判定する第2の判定手段
(SA8)と、前記第1の判定手段(SA7)および第
2の判定手段(SA8)の判定結果に基づいて、車輪が
段差に乗り上げたことが検出された場合に、前記ブレー
キ液圧制御手段(27)によるブレーキ液圧の減圧制御
感度を低下させる減圧制御感度低下手段(SB10、S
B11)と、を備えるという技術的手段を採用する。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載のアンチスキッド制御装置において、前記第1の判定
手段(SA7)および第2の判定手段(SA8)の判定
結果に基づいて、車輪が段差に乗り上げたという判断結
果が出されている場合において、前記車輪速度(Vw )
が、前記減圧制御感度低下手段により下げられた感度で
減圧制御が行われた場合に、前記ブレーキ液圧制御手段
(27)によるブレーキ液圧の増圧を助長する増圧助長
手段(SC3)を備えるという技術的手段を採用する。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0014】
【発明の作用効果】請求項1ないし請求項2に記載の発
明によれば、前記技術的手段を備えているため、車輪が
段差に乗り上げたことを検出することができる。したが
って、その検出により、車輪の段差乗り上げ時に車輪速
度が推定車体速度を境に変動する現象を予測することが
できるため、車輪速度の落ち込みによりブレーキ液圧が
減圧制御されてしまうことを防止する対策を施すことが
可能となる。
【0015】なお、請求項2に記載の発明によれば、車
輪速度が、推定車体速度を下回り、再び前記推定車体速
度に復帰する状態が、車輪が段差に乗り上げるときの衝
撃によるものであることを判定することにより、判定項
目が増えるため、より一層精度の高い車輪の段差乗り上
げの検出をすることができる。また、請求項3に記載の
発明によれば、前記技術的手段を備えているため、車輪
が段差に乗り上げた後にブレーキ液圧制御手段がブレー
キ液圧の減圧制御を開始する基準を下げることができ
る。したがって、車輪が段差に乗り上げた衝撃によっ
て、車輪速度が、ブレーキ液圧制御手段がブレーキ液圧
の減圧制御を開始する基準にまで落ち込んだ場合でも、
減圧制御されてしまうことがないため、ブレーキフィー
リングの違和感を解消することができる。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
前記技術的手段を備えているため、仮に減圧制御が開始
されても、ブレーキ液圧の増圧が助長されるため、ブレ
ーキフィーリングの違和感を解消することができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明にかかる車輪の段差乗り上げ
検出装置とアンチスキッド制御装置の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1は、この発明にかかる車輪の段
差乗り上げ検出装置を備えたアンチスキッド制御装置を
示す説明図である。ブレーキペダル20は、真空ブース
タ21を介して、ブレーキ液が充填されたマスタシリン
ダ8に連結されている。ブレーキペダル20を踏み込む
と、マスタシリンダ8にブレーキ液圧が発生し、この液
圧は、左前輪FL、右前輪FR、左後輪RL、右後輪R
Rの各車輪にそれぞれ設けられたホイールシリンダ1,
2,3,4に供給され、ブレーキ作用が行われる。
【0018】マスタシリンダ8は、互いに同じ圧力のブ
レーキ液圧を発生する2つの圧力室(図示せず)を有
し、各圧力室にはそれぞれブレーキ液を供給する供給管
40,50が接続されている。供給管40は連通管4
1,42に、供給管50は連通管51,52にそれぞれ
分岐している。連通管41は、電磁弁11aを介してホ
イールシリンダ1に連通するブレーキ管43と接続され
ている。同様に、連通管42は、電磁弁11cを介して
ホイールシリンダ4に連通するブレーキ管44と接続さ
れている。連通管51は、電磁弁11bを介してホイー
ルシリンダ2に連通するブレーキ管53と接続されてい
る。同様に、連通管52は、電磁弁11dを介してホイ
ールシリンダ3に連通するブレーキ管54と接続されて
いる。
【0019】また、ホイールシリンダ3,4に接続され
るブレーキ管54,44の途中には公知のプロポーショ
ニングバルブ12,13が取り付けられている。このプ
ロポーショニングバルブ12,13は、ブレーキ液圧が
一定液圧を超えると、それ以降の後輪側液圧を前輪側液
圧に対して一定の比で減じることにより、前後輪の制動
力配分を理想配分に近づけるものである。
【0020】各車輪には、電磁ピックアップ式の車輪速
度センサ15,16,17,18がそれぞれ取り付けら
れ、各車輪速度センサによって検出された信号は制御装
置(以下、ECUと略す)27に入力される。そして、
ECU27は、入力された信号に基づいて車輪速度、車
輪加速度、推定車体速度などを演算し、その演算結果に
基づいて後述する路面の段差判定やアンチスキッド制御
などを行う。また、ECU27は、前記演算結果に基づ
いた制御信号を電磁弁11a〜11dに対して出力し、
各ホイールシリンダ1〜4のブレーキ液圧を制御する。
【0021】電磁弁11a〜11dは、3ポート3位置
型の電磁弁で、図1のA位置においては、連通管41と
ブレーキ管43、連通管42とブレーキ管44、連通管
51とブレーキ管53、連通管52とブレーキ管54と
をそれぞれ連通させる。B位置においては、連通管41
からブレーキ管43及び枝管47、連通管42からブレ
ーキ管44及び枝管48、連通管51からブレーキ管5
3及び枝管57、連通管52からブレーキ管54及び枝
管58へのそれぞれの連通を遮断する。C位置において
は、ブレーキ管43と枝管47、ブレーキ管44と枝管
48、ブレーキ管53と枝管57、ブレーキ管54と枝
管58とをそれぞれ連通させる。
【0022】枝管47及び48は排出管61に、枝管5
7は及び58は排出管71にそれぞれ接続されている。
排出管61はリザーバ10aに、排出管71はリザーバ
10bにそれぞれ接続されている。これらリザーバ10
a,10bは、各電磁弁11a〜11dがC位置のと
き、各ホイールシリンダ1〜4から排出されるブレーキ
液を一時的に蓄えるものである。
【0023】ポンプ9aはリザーバ10aに蓄積された
ブレーキ液を、ポンプ9bはリザーバ10bに蓄積され
たブレーキ液をそれぞれ汲み上げてマスタシリンダ8側
へ還流させる。チェック弁7a,7bは、それぞれリザ
ーバ10a,10bから汲み上げたブレーキ液が再びリ
ザーバ側に逆流するのを防止するためのものであり、チ
ェック弁8a,8bは、それぞれ汲み上げたブレーキ液
が供給管40,50から再びポンプ側に逆流するのを防
止するためのものである。
【0024】次に、ECU27が、車輪が路面の段差に
乗り上げたことを判定するまでの過程を図2および図3
のフローチャートに基づいて説明する。図2は、ECU
27に組み込まれているメインプログラムのフローチャ
ート、図3は、車輪の段差乗り上げを判定するフローチ
ャートである。なお、ECU27は、各車輪に対して同
様の処理を行うため、ここでは1車輪に対しての処理の
みを示す。
【0025】まず、ステップS1において、ECU27
が初期化され、ステップS2において、車輪速度Vw が
演算される。次にステップS3とステップS4におい
て、前記車輪速度Vw に基づいて推定車体速度VSBと車
輪加速度dVw がそれぞれ演算される。そして、ステッ
プS5では段差乗り上げの検出が行われ、その段差乗り
上げの検出は、図3のフローチャートにしたがって行わ
れる。
【0026】図3のステップSA1において、段差判定
を示す段差判定フラグf1=1であるか否かが判定さ
れ、段差判定フラグf1=1ではないと判定された場合
はステップSA2に進む。ステップSA2では、車輪速
度Vw から推定車体速度VSBを減算した値(以下、上回
り速度と略す)が、予め設定された設定車輪速度KV1
(例えば5km/h)より大きいか否かが判定される。
つまり、車輪速度は、車輪が路面の平坦部を通過してい
る間は推定車体速度と略等しいが、車輪が路面の段差に
乗り上げた瞬間は大きくなることから、車輪速度Vw が
推定車体速度VSBよりも一定値以上大きくなったとき
は、車輪が路面の段差に乗り上げたものと予測する。
【0027】次に、上回り速度が設定車輪速度KV1 よ
り大きいと判断されるとステップSA3に進み、上回り
速度が設定車輪速度KV1 上回っている上回り時間をカ
ウントするタイムカウンタCT1 に“1”がインクリメ
ントされ、上回り時間の計測が開始される。次にステッ
プSA4へ進み、車輪加速度dVw が、メモリされてい
る最大車輪加速度dVwpより大きいか否かが判定され、
車輪加速度dVw が最大車輪加速度dVwpより大きいと
判定されるとステップSA5において最大車輪加速度d
Vwpとして車輪加速度dVw がセットされ、段差判定の
処理が終了する。ここで、最大車輪加速度dVwpは、タ
イムカウンタCT1 のカウント中の正の最大車輪加速度
を示す。なお、ステップSA4における判定が否定的で
ある場合は、段差判定の処理が終了する。
【0028】そして、タイムカウンタCT1 のカウント
中に上回り速度が設定車輪速度KV1 より小さくなると
ステップSA6へ進み、前記タイムカウンタCT1 =0
であるか否かが判定され、タイムカウンタCT1 =0で
はないと判定されるとステップSA7へ進み、前記タイ
ムカウンタCT1 が予め設定された設定上回り時間KT
11(例えば20ms)以上で、かつ設定上回り時間KT
12(例えば40ms)以下であるか否かが判定される。
【0029】つまり、上回り時間が20msより小さい
場合は、それは路面のノイズなどによるものであり、ま
た上回り時間が40msより大きい場合は、それは加速
時のスリップなどによるものであり、上回り時間が20
ms以上40ms以下の場合は段差乗り上げによるもの
であると予測する。タイムカウンタCT1 が設定上回り
時間KT11以上で、かつ設定上回り時間KT12以下であ
ると判定されるとステップSA8へ進み、最大車輪加速
度dVwpが予め設定された設定車輪加速度KGP(例えば
8G)より大きいか否かが判定される。つまり、車輪が
路面の段差に乗り上げた瞬間は、最大車輪加速度が大き
くなることから、最大車輪加速度dVwpが例えば8Gよ
り大きい場合は、車輪が段差に乗り上げたものと予測す
る。
【0030】そして、最大車輪加速度dVwpが設定車輪
加速度KGPより大きいと判定されるとステップSA9へ
進み、段差判定フラグf1に“1”がセットされ、車輪
が段差に乗り上げたという判定が出されたことになる。
次にステップSA10へ進み、段差判定フラグf1を立
てている時間を決定するタイムカウンタCT2 として、
時間KT2 (例えば0.5 S)がセットされる。そして、
ステップSA11においてタイムカウンタCT1 がリセ
ットされ、さらにステップSA12において最大車輪加
速度dVwpがリセットされる。
【0031】なお、ステップSA1において、既に段差
判定フラグf1=1である場合は、ステップSA13へ
進み、タイムカウンタCT2 から“1”がディクリメン
トされ、ステップSA14においてタイムカウンタCT
2 =0であるか否かが判定される。そして、CT2 =0
であると判定されるとステップSA15へ進み、段差判
定フラグf1がリセットされる。
【0032】このように、この実施例の車輪の段差乗り
上げ検出装置によれば、上回り速度、上回り時間および
最大車輪加速度をそれぞれ設定値と比較することによ
り、車輪が路面の段差に乗り上げたことを検出すること
ができる。なお、この実施例において、ステップS2〜
S4までが演算手段に、ステップSA2およびSA3が
上回り時間演算手段に、ステップSA7が第1の判定手
段に、ステップSA8が第2の判定手段にそれぞれ相当
する。また、ステップSA2では、Vw >(VSB+KV
1 )を判定してもよいし、(Vw −KV1 )>VSBを判
定してもよい。
【0033】ところで、図10中のに示すように、車
輪が段差に乗り上げて車輪速度Vwが推定車体速度VSB
を大きく上回る前に、車輪速度Vw が推定車体速度VSB
を下回っているが、これは車輪が段差に衝突した衝撃に
より、車輪速度Vw が落ち込むことに起因するものであ
る。つまり、このように車輪速度が推定車体速度を所定
量下回り、再び推定車体速度に復帰して、すぐに推定車
体速度を所定量上回るという現象は、車輪の段差乗り上
げ特有の現象であり、低μ路における車輪のスリップに
よるものとは明らかに現象が異なる。
【0034】そこで、その車輪速度が推定車体速度を下
回ってから、再び推定車体速度に復帰するまでの状態
が、車輪が段差に衝突したときの衝撃による状態である
ことを判定し、その後さらに前記段差判定を行えば、よ
り一層正確に車輪の段差乗り上げを検出することができ
る。なお、車輪速度が推定車体速度を下回ってから、再
び推定車体速度に復帰するまでの状態が、車輪が段差に
衝突したときの衝撃による状態であることを正確に判定
するためには、車輪速度が推定車体速度を下回っている
時間や、ブレーキ液圧の減圧制御を行った場合には、そ
の減圧時間を検出することが好適である。
【0035】図4は、前記ブレーキ液圧の減圧制御が行
われている時間のカウント処理を示すフローチャート、
図5は、図4のフローチャートにしたがってカウントさ
れた減圧時間を所定時間と比較して、段差判定を行うた
めのフローチャートである。なお、図4のフローチャー
トのプログラムは、図2のステップS7のブレーキ液圧
の制御に含まれており、減圧があったか否かを一定時間
(例えば5ms.)ごとに検出するようになっている。
【0036】まず、ステップSA100において、前回
(例えば5ms.前)に減圧があったか否かが判定さ
れ、減圧があったと判定されると、次のステップSA1
01において、今回、すなわち前回から続いて減圧が検
出されているか否かが判定され、続いて検出されている
と判定されると、次のステップSA102において、減
圧タイマCT4 に“1”がインクリメントされる。そし
て、このカウントされた時間CT4 は、図5のステップ
SA103において、予め設定された時間KT4以上で
あるか否かが判定され、時間KT4 以下であると判定さ
れると、次のステップSA9において、段差判定フラグ
f1 がセットされる。
【0037】なお、図4のステップSA100におい
て、前回、減圧がなかったと判定された場合は、ステッ
プSA104へ進み、今回初めて減圧があったか否かが
判定され、今回初めて減圧があったと判定されると、次
のステップSA105において、減圧タイマCT4 がリ
セットされる。このように、車輪速度が推定車体速度を
大きく上回る前に、減圧制御が行われた場合には、減圧
されていた時間を所定時間と比較することにより、より
一層正確な段差判定を行うことができる。なお、ステッ
プSA103が、第3の判定手段に相当する。
【0038】次に、前記車輪の段差乗り上げであるとい
う判定結果が出された場合の、ブレーキ液圧の減圧基準
を下げる制御を図面に基づいて説明する。この制御は、
図2のステップS6において実行され、具体的には図6
のフローチャートに基づいて実行される。図8はそのタ
イムチャートである。まず、ステップSB1において、
車輪加速度dVw が正か負かが判定され、車輪加速度d
Vw が正、すなわち車輪速度が元の車輪速度に回復中で
あると判定されるとステップSB2へ進み、車輪加速度
dVw が、メモリされた最大車輪加速度dVwP2 より大
きいか否かが判定され、大きいと判定されるとステップ
SB3へ進み、最大車輪加速度dVwP2 として車輪加速
度dVw がホールドされる。これらステップSB2およ
びSB3は、車輪回復後の変動を加味して後の減圧開始
基準の低下を正確に行うための補正処理であり、たとえ
ば最大車輪加速度が路面ノイズによって0.2 〜0.3 G程
度の影響を受けることを考慮したものである。
【0039】一方、ステップSB1において、車輪加速
度dVw が落ち込んでいると判定されるとステップSB
4に進み、最大車輪加速度dVwP2 が予め設定された設
定車輪加速度KGP2 (例えば0.5 G)より大きいか否か
が判定される。そして、大きいと判定されるとステップ
SB5へ進み、ブレーキ液圧の減圧基準を下げているタ
イムカウンタ(以下、減圧基準低下時間と略す)CT3
として、予め設定された設定減圧基準低下時間KT3 が
セットされ、ステップSB6において最大車輪加速度d
VwP2 が“0”に更新され、ステップSB7へ進む。ス
テップSB4は、後の減圧開始基準の低下を正確に行う
ための補正処理であり、たとえば車輪回復時の正のGの
大きさから車輪回復後の変動を予測するものである。
【0040】次に、ステップSB7においてタイムカウ
ンタCT3 =0であるか否かが判定され、CT3 =0で
はないと判定されると、ステップSB8においてタイム
カウンタCT3 が、タイムカウンタCT3 から“1”を
ディクリメントしたものに更新される。そして、ステッ
プSB9へ進み、段差判定フラグf1=1であるか否か
が判定され、段差判定フラグf1=1であると判定され
た場合は、ステップSB10へ進む。
【0041】ステップSB10においては、ECU27
がブレーキ液圧を減圧制御する基準となる基準車輪速度
VA が、基準車輪速度VA からΔVA2を減算した基準車
輪速度(VA −ΔVA2)に更新される。つまり、本来は
車輪速度が基準車輪速度VAまで落ち込むと、ECU2
7が、車輪がロック傾向にあると判断するため、ブレー
キ液圧の減圧制御が開始されるが、図8に示すように、
基準車輪速度VA がΔVA2分だけ低下することにより、
ブレーキ液圧の減圧基準が下がるため、車輪速度VW が
基準車輪速度VA に達しても減圧制御が開始されること
がない。
【0042】次に、ステップSB11において、基準車
輪加速度GA が、基準車輪加速度GA からΔGA2を減算
した基準車輪加速度(GA −ΔGA2)に更新され、図8
に示すように、ブレーキ液圧の減圧基準が下がるため、
車輪加速度dVw が基準車輪加速度GA に達しても減圧
制御が開始されることがない。一方、ステップSB9に
おいて、制御フラグf1=1ではない、すなわち段差判
定が行われていないと判定されるとステップSB12へ
進み、基準車輪速度VA が、基準車輪速度VA からΔV
A1(ΔVA1<ΔVA2)を減算した基準車輪速度(VA −
ΔVA1)に更新され、ステップSB13において、基準
車輪加速度GAが、基準車輪加速度GA からΔGA1を減
算した基準車輪加速度(GA −ΔGA1)に更新される
(ΔGA1<ΔGA2)。なお、ΔVA1およびΔGA1は、車
輪速度および車輪加速度が、サスペンションの振動な
ど、見掛け上のスリップの影響を受けて落ち込む量を考
慮した補正値である。
【0043】このように、車輪が段差に乗り上げ、その
衝撃により車輪速度が大きく落ち込み、減圧基準となる
基準車輪速度に達しても、ブレーキ液圧の減圧制御が開
始されないため、運転者のブレーキペダルの踏み込み量
に対する減速量の追従遅れがなくなり、ブレーキフィー
リングの違和感を解消することができる。なお、ΔVA2
およびΔGA2の大きさは、車体のバネ剛性の大きさなど
によって適宜増減して設定することができる。また、ス
テップSB10およびSB11のいずれかの処理のみを
実行させるようにプログラムすることもできる。この実
施例において、ステップSB10およびSB11が減圧
制御感度低下手段に相当する。なお、減圧制御感度を低
下させる手法として、減圧開始基準を低下させる他に、
減圧制御時の減圧勾配を緩やかにするようにしても良
い。この勾配の変更は、電磁弁の駆動デューティ比を変
更することによって実現することができる。
【0044】次に、ブレーキ液圧の制御が行われている
ときに、車輪が路面の段差に乗り上げたときの衝撃が大
きく、車輪速度が前記下げられた減圧基準に達してしま
った場合のブレーキ液圧の制御について説明する。図7
は、ブレーキ液圧を保持するポジションを備えたアンチ
ロックブレーキ制御装置によるブレーキ液圧の制御を示
すフローチャート、図9はそのタイムチャートである。
なお、図7のプログラムは図2のステップS7のブレー
キ液圧の制御に含まれている。
【0045】まず、ステップSC1において、ブレーキ
液圧を増圧させるパルス信号が出力されているか否か、
すなわちアンチスキッド制御が開始されているか否かが
判定され、開始されていると判定されるとステップSC
2へ進み、段差判定フラグf1=1であるか否か、すな
わち前記段差乗り上げの判定が行われているか否かが判
定され、行われていると判定されるとステップSC3へ
進み、ブレーキ液圧を急増圧させるパルス信号が出力さ
れる(パルス増2出力)。また、ステップSC2におい
て段差判定フラグf1=1ではないと判定された場合
は、ステップSC4へ進み、ブレーキ液圧を緩やかに増
圧させるパルス信号が出力される(パルス増1出力)。
【0046】したがって、図9に示すように、車輪速度
の落ち込みにより、一瞬ブレーキ液圧が低下するが、パ
ルス増2で示すように、即座にブレーキ液圧が急増圧さ
れるため、運転者のブレーキペダルの踏み込み量に対す
る減速度の追従遅れがなくなり、ブレーキフィーリング
の違和感を解消することができる。なお、ブレーキ液圧
の保持ポジションのないアンチスキッド制御装置を用い
る場合は、図9のブレーキ液圧の上昇勾配が段付きのな
いリニアなものとなる。
【0047】なお、ステップSC1〜SC3が急増圧手
段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる車輪の段差乗り上げ検出装置
を備えたアンチスキッド制御装置の説明図である。
【図2】メインプログラムのフローチャートである。
【図3】車輪の段差乗り上げを検出するに至るまでの処
理過程を示すフローチャートである。
【図4】減圧タイマCT4 がカウントするに至るまでの
処理過程を示すフローチャートである。
【図5】減圧タイマCT4 をも用いた場合の、車輪の段
差乗り上げを検出するに至るまでの処理過程を示すフロ
ーチャートである。
【図6】ブレーキ液圧の減圧基準を下げる制御過程を示
すフローチャートである。
【図7】ブレーキ液圧を急増圧する制御過程を示すフロ
ーチャートである。
【図8】ブレーキ液圧の減圧基準を下げる制御をした場
合のタイムチャートである。
【図9】ブレーキ液圧を急増圧する制御をした場合のタ
イムチャートである。
【図10】段差乗り上げ時の車輪速度と推定車体速度と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1,2,3,4・・ホイールシリンダ、15,16,1
7,18・・車輪速度センサ、27・・ECU。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪速度、推定車体速度および車輪加速
    度を演算する演算手段と、 前記演算手段により演算された車輪速度が、前記演算手
    段により演算された推定車体速度を基準として設定され
    た段差判定速度を上回っている上回り時間を演算する上
    回り時間演算手段と、 前記上回り時間演算手段により演算された上回り時間
    が、段差乗上げ判定基準の時間に相当することを判定す
    る第1の判定手段と、 前記演算手段により演算された車輪速度が前記段差判定
    速度を上回っている間の最大車輪加速度が、段差乗上げ
    判定基準の最大車輪加速度より大きいことを判定する第
    2の判定手段とを備え、 前記第1の判定手段および第2の判定手段の判定結果に
    基づいて、車輪が段差に乗り上げたことを検出すること
    を特徴とする車輪の段差乗り上げ検出装置。
  2. 【請求項2】 車輪速度、推定車体速度および車輪加速
    度を演算する演算手段と、 前記演算手段により演算された車輪速度が、前記演算手
    段により演算された推定車体速度を基準として設定され
    た段差判定速度を上回っている上回り時間を演算する上
    回り時間演算手段と、 前記上回り時間演算手段により演算された上回り時間
    が、段差乗上げ判定基準の時間に相当することを判定す
    る第1の判定手段と、 前記演算手段により演算された車輪速度が前記段差判定
    速度を上回っている間の最大車輪加速度が、段差乗上げ
    判定基準の車輪加速度より大きいことを判定する第2の
    判定手段と前記演算手段により演算された車輪速度が、
    前記演算手段により演算された推定車体速度を下回り、
    再び前記推定車体速度に復帰する状態が、車輪が段差に
    乗り上げるときの衝撃によるものであることを判定する
    第3の判定手段と、 を備え、 前記第1の判定手段、第2の判定手段および第3の判定
    手段の判定結果に基づいて、車輪が段差に乗り上げたこ
    とを検出することを特徴とする車輪の段差乗り上げ検出
    装置。
  3. 【請求項3】 車輪速度、推定車体速度および車輪加速
    度を演算する演算手段と、 前記演算手段により演算された車輪速度が、車輪がロッ
    クする傾向の大きさにまで低下して、ブレーキ液圧の減
    圧開始基準に達したときには、ブレーキ液圧を減圧制御
    し、前記車輪速度が、車輪がロックする傾向が解除され
    る大きさにまで上昇して、ブレーキ液圧の減圧開始基準
    から離れたときにはブレーキ液圧を増圧制御する制御信
    号を出力するブレーキ液圧制御手段と、 を有したアンチスキッド制御装置において、 前記演算手段により演算された車輪速度が、前記演算手
    段により演算された推定車体速度を基準として設定され
    た段差判定速度を上回っている上回り時間を演算する上
    回り時間演算手段と、 前記上回り時間演算手段により演算された上回り時間
    が、段差乗上げ判定基準の時間に相当することを判定す
    る第1の判定手段と、 前記演算手段により演算された車輪速度が前記段差判定
    速度を上回っている間の最大車輪加速度が、段差乗上げ
    判定基準の最大車輪加速度より大きいことを判定する第
    2の判定手段と、 前記第1の判定手段および第2の判定手段の判定結果に
    基づいて、車輪が段差に乗り上げたことが検出された場
    合に、前記ブレーキ液圧制御手段によるブレーキ液圧の
    減圧制御感度を低下させる減圧制御感度低下手段と、 を備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の判定手段および第2の判定手
    段の判定結果に基づいて、車輪が段差に乗り上げたとい
    う判断結果が出されている場合において、前記車輪速度
    が、前記減圧制御感度低下手段により下げられた感度で
    減圧制御が行われた場合に、前記ブレーキ液圧制御手段
    によるブレーキ液圧の増圧を助長する増圧助長手段を備
    えたことを特徴とする請求項3に記載のアンチスキッド
    制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6302500B1 (en) 1998-10-08 2001-10-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Device for detecting vehicle speed of four-wheeled vehicles for use in ABS
JP2011217516A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2012218489A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Denso Corp 段差乗り上げ検出装置
CN107117150A (zh) * 2016-02-25 2017-09-01 南京理工大学 基于数据融合的车辆防滑控制系统与防滑控制方法

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