JPH08192717A - シートベルトアンカー装置 - Google Patents

シートベルトアンカー装置

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JPH08192717A
JPH08192717A JP2343895A JP2343895A JPH08192717A JP H08192717 A JPH08192717 A JP H08192717A JP 2343895 A JP2343895 A JP 2343895A JP 2343895 A JP2343895 A JP 2343895A JP H08192717 A JPH08192717 A JP H08192717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
body floor
vehicle body
seat
webbing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2343895A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Kageyama
浩一郎 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP2343895A priority Critical patent/JPH08192717A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リアシート側における足元スペースの減少お
よび見映えの低下がなく、しかも瞬時にウェビング係止
部材を車体側へロック状態とさせる。 【構成】 車体フロア22上にスライド自在に設けられ
たフロントシート21の側部に、ウェビング係止部材2
8と、ベース部材30とを設ける。車体フロア22に収
容溝27を設け、収容溝27に内に車体フロア22にベ
ース部材30bの下端部を支持するアンカーステー36
を収容する。アンカーステー36の前後端部36a,3
6aを車体フロア22に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用シートベルト
のアンカー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば実
開平4−123754号公報に記載されたものが知られ
ている。すなわち図9に示すように、車室内のフロア1
には、車体前後方向に移動自在に設けられたシートの側
部に位置して、前後方向に長尺状のアンカーステー2が
設けられている。アンカーステー2は、後端部に略Z形
状に折曲された取付フランジ部2aを有する板状の部材
であって、その取付フランジ2aが取付ボルト3によっ
てフロア1に固定されることにより、フロア1から立ち
上がった片持ち状態を維持されている。また、アンカー
ステー2の下縁には、延在方向に沿って鋸歯状の係止歯
2bが形成されるとともに、アンカーステー2は摩擦係
数の低い合成樹脂製のカバー4によって被覆されてい
る。
【0003】一方、前記アンカーステー2には、ウェビ
ング係止部材5がアンカーステー2に沿ってスライド自
在に遊嵌されている。ウェビング係止部材5は、その前
端側の上部が、シートクッションの側部に突設された支
持アーム(図示せず)に枢着ピン6を介して回動可能に
支持されており、その後端側の上部に設けられたウェル
ドナット7に、シートベルトのウェビングの端部(図示
せず)が連結固定されている。また、前記ウェビング係
止部材5には、左右方向に延在する係止ピン8がアンカ
ーステー2の下縁側に近接して設けられている。なお、
係止ピン8は、シートクッションが前後にスライド位置
を調整される際、前記カバー4に摺接するだけで、前記
アンカーステー2の複数の凹凸2b・・・に係合するこ
とがないようになっている。
【0004】そして、かかる構造においては、車両の衝
突時などにシートベルトからからウェビング係止部材5
に過大な引張荷重が入力されると、シートクッションと
共にウェビング係止部材5が枢着ピン6を中心に上方に
回動し、その後端側が急激に引き上げられる。これに伴
い係止ピン8がアンカーステー2の下縁の手近な係止歯
2bにガイド4を押し退けて係合する。このとき、図1
0に示すように、アンカーステー2がウェビング係止部
材5の係合部位にて、くの字型に折曲変形することによ
り、ウェビング係止部材5がアンカーステー2と確実に
係合される。又このとき、前記アンカーステー2の略Z
形状に折曲されていた取付フランジ部2aが伸長変形し
た後、取付ボルト3に支持されることによって、シート
ベルトからウェビング係止部材5に入力した引張荷重
が、アンカーステー2を介してフロア1すなわち車体側
に受け止められる。これにより、シートベルトを着用し
た乗員を強固に拘束できるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシートベルトアンカー装置にあっては、アン
カーステー2が、フロントシート1の側部に車体フロア
から立ち上がった形で設けられている。このため、フロ
ントシート1を前方へスライド移動した際には、その後
端部側が外部に突出して、リアシートの足元の自由スペ
ースが制約されるばかりか見映えが悪化するという問題
があった。
【0006】また、アンカーステー2が片持ち状であ
り、引張荷重が入力したときにはアンカーステー2が、
ウェビング係止部材5の係合部位にて、くの字型に折曲
変形するとともに、後端部の取付フランジ部2aが伸長
変形するため、それらの変形に要する分だけ、ウェビン
グ係止部材5の車体側へのロックに遅れが生じるという
問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、リアシート側における足元スペー
スの減少および見映えの低下がなく、しかも瞬時にウェ
ビング係止部材を車体側へロック状態とすることができ
るシートベルトアンカー装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、車体フロア上に車体前後方向へス
ライド自在に設けられたシートの側部に、ウェビングの
端部を係止するウェビング係止部材と、該ウェビング係
止部材に連結されたベース部材とを設けるとともに、前
記ウェビング係止部材に上方への引張荷重が入力された
際に、前記ベース部材に支持されるアンカー支持部材を
車体フロアに固定たシートベルトアンカー装置におい
て、前記車体フロアのシート側方に、前記アンカー支持
部材を収容する収容溝を形成すると共に、前記アンカー
支持部材の前後両端部を車体フロアに固定したものとし
た。
【0009】
【作用】前記構成においては、アンカー支持部材が車体
フロアの収容溝の内部に収容されて、隠蔽された形にな
っているため、たとえフロントシートを前方へスライド
させてもアンカー支持部材が突出することがない。
【0010】また、アンカー支持部材は、前後両端部が
車体フロアに固定されているため、ウェビング係止部材
に過大な引張荷重が入力されても、折曲変形することが
ない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。図1は本発明に係るシートベルトアンカー装置の
第1実施例を示す図であって、車室内にはフロントシー
ト21が、車体フロア22の上面に固定された前後ステ
ム23,24上に設けられている。フロントシート21
は、前後ステム23,24上に固定された左右一対のロ
アレール25と該ロアレール25にスライド自在に係合
したアッパレール26を介して車体前後方向へスライド
自在に設けられている。また、前記車体フロア22のフ
ロントシート21左側方には、収納溝27が形成されて
おり、この収納溝27は、車体前後方向へ細長く形成さ
れて、その長さがフロントシート21の前後長より若干
長く設定されている。
【0012】フロントシート21のシートクッションの
左側面21aには、ウェビング係止部材28が配設され
るとともに、ウェビング29の端部舌片が係止されてい
る。また、前記アッパレール26の左側面には、ベース
部材30がブラケット片31によって上下方向へ摺動自
在に支持されている。ベース部材30は、本体32が図
2にも示すように折曲剛性の比較的高いワイヤ状に形成
され、上端部に前記ウェビング係止部材28の下部が連
結されるとともに、下端部に可撓リング状の係止環33
が形成されている。また、本体32の前記ブラケット片
31上下位置には、該ベース部材30の上下方向の最大
移動位置を規制する円環状の上下ストッパ34,35が
かしめ固定されている。
【0013】さらに、前記ベース部材30の係止環33
は、アンカー支持部材であるアンカーステー36に外挿
されている。アンカーステー36は、図1及び図3に示
すように車体前後方向へ延在するとともに、厚肉状のパ
イプ材によって形成されており、その全部が前記車体フ
ロア22の収容溝27内に隠蔽状態に収容されている。
また、アンカーステー36の前後端部36a,36bは
上方に折曲されており、収容溝27の前後端に設けられ
た固定ブラケット37,38によって車体フロア22に
固定されている。また、アンカーステー36の下面に
は、図3にも示すようにベース部材30に上方向の引張
荷重が作用した際に、前記係止環33が係止する係合溝
39が長手方向の等間隔位置に連続して複数形成されて
いる。
【0014】以上の構成からなる本実施例においては、
通常時は、フロントシート21がアッパレール26を介
してロアレール25上を車体前後方向へスライド移動す
ると、ブラケット片31に支持されたベース部材30及
びウェビング係止部材28が同方向へ同期移動する。こ
こで、係止環33は、ベース部材30が上側ストッパ3
4がブラケット片31の上縁に当たる位置まで下降して
いるため、アンカーステー36の係合溝39に係止ロッ
クすることなく、前後方向へベース部材30と一緒に自
由にスライド移動する。
【0015】そして、車両の衝突等によりフロントシー
ト21上の乗員に前方への力が作用すると、ウェビング
29を介してウェビング係止部材28及びベース部材3
0に上方への過大な引張荷重が作用する。このため、係
止環33の下端部がアンカーステー36の所定の係合溝
39に係止ロックして、該アンカーステー36が引張荷
重を支持して車体フロア22に確実に伝達するため、ベ
ース部材30の所定以上の上方移動を確実に規制するこ
とができる。これによって、乗員の飛び出し等を確実に
防止できる。
【0016】また、アンカーステー36の前後両端部3
6a,36bが車体フロア22に固定されており、従来
のように片持ち状態ではないため、アンカーステー36
が入力荷重を受けとき、該アンカーステー36が折曲す
ることがない。よって、従来例で示したもののように折
曲変形により、ウェビング係止部材28における車体側
へのロックが遅れることがなく、瞬時にウェビング係止
部材28を車体側へロック状態とすることができる。し
かも、アンカーステー36は、収容溝27内に完全に隠
蔽状態に収容されているため、リアシートに着座した者
の足元スペースが拡大するとともに、フロントシート2
1をたとえ前方へ移動させてもアンカーステー36によ
る見映えの悪化が防止される。
【0017】なお、本実施例においては、アンカーステ
ー36に係合溝39を設け、ウェビング係止部材28に
引張荷重が入力したとき係合溝39に係止環33の下端
部が係止ロックするものを示したが、前述したようにア
ンカーステー36が前記荷重の入力時には変形しない構
造であるため、係合溝39を廃止することもできる。そ
の場合には、アンカーステー36の製造が簡単になるた
めコストの低下が図れる。
【0018】また、図4及び図5は本発明の第2実施例
を示す図であって、車体フロア22の収容溝27内に収
容されたアンカーステー46は、横断面略矩形状に形成
され、本体46aの対向する上端片を内側に対称形状に
巻き込んで、間にガイド溝46bを形成したガイドレー
ル46c,46dで構成されており、該両ガイドレール
46c,46dの下部に長手方向の等間隔位置に係合溝
49が複数形成されている。
【0019】一方、ベース部材30は、本体32が第1
実施例と同様にワイヤ状であって、本体32の下端部に
前記ガイド溝46b内に係合したスライド自在な略逆T
字形のスライド部40が連結されている。また、このス
ライド部材40の平板状底部40aの上面には、前記係
合溝49に適宜係止する係止爪43が前後左右に一対づ
つ突設されている。
【0020】したがって、本実施例によれば、通常はベ
ース部材本体32の前後方向の移動に伴い、スライド部
40がガイド溝46b内を前後にスライド移動するが、
上方への引張荷重が作用すると、スライド部40が上昇
して係合溝49に係止爪43が係止して、スライド部4
0の移動が規制される。また、アンカーステー46は、
車体フロア22の収容溝27内に収容され、かつ前後両
端部が車体フロア22に固定されているため、第1実施
例と同様の作用効果を得ることができる。
【0021】また、図6及び図7は、本発明の第3実施
例を示す図であって、車体フロア22の収容溝27に収
容されたアンカーステー56は、折曲剛性の比較的低い
ワイヤで形成される一方、ベース部材30は、本体32
下端部にプレート片50が連結されるとともに、該プレ
ート片50にコ字形の嵌合部51が設けられている。ま
た、このプレート片50と嵌合部51の両側片52,5
3には、前記アンカーステー56が挿通する挿通孔50
a,52a,53aが同軸上に貫通形成されており、こ
の挿通孔50a,52a,53aの各孔縁が係合部を構
成している。
【0022】したがって、本実施例によれば、ベース部
材30の本体32に上方への引張荷重が作用すると、プ
レート片50が図8に示すように上方へ引き上げられる
ため、該プレート片50の挿通孔50aと嵌合部51の
両側片52,53の挿通孔52a,53aの軸心がずれ
て、該両側片52,53間のアンカーステー56の一部
が湾曲状に折曲変形して各挿通孔50a,52a,53
aの孔縁に強固に係止ロックし、ベース部材30の移動
を確実に阻止する。このため、ベース部材30の引張荷
重を、アンカーステー56で確実に受け止めることが可
能になる。よって、第1実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明において
は、アンカー支持部材を、車体フロアの収容溝に収容し
たため、リアシートの着座者の足元スペースが拡大する
とともに、シートを前方へ移動させても、アンカー支持
部材による見映えの悪化を防止でき、外観品質の向上が
図れる。
【0024】しかも、アンカー支持部材の前後両端部
を、車体フロアに固定したため、支持剛性が向上し、引
張荷重が入力際におけるアンカー支持部材の折曲変形が
防止される。よって、瞬時にウェビング係止部材を車体
側へロック状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本実施例の部分拡大斜視図である。
【図3】本実施例の要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す要部斜視図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】本実施例の作用を示す図6のB−B線断面図で
ある。
【図9】従来のシートベルトアンカー装置を示す側面図
である。
【図10】図9のシートベルトアンカー装置における衝
突時の作用を示す側面図である。
【符号の説明】
21 フロントシート 22 車体フロア 27 収容溝 28 ウェビング係止部材 30 ベース部材 33 係止環 36,46,56 アンカーステー(アンカー支持部
材) 39 係合溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロア上に車体前後方向へスライド
    自在に設けられたシートの側部に、ウェビングの端部を
    係止するウェビング係止部材と、該ウェビング係止部材
    に連結されたベース部材とを設けるとともに、前記ウェ
    ビング係止部材に上方への引張荷重が入力された際に、
    前記ベース部材が支持されるアンカー支持部材を車体フ
    ロアに固定たシートベルトアンカー装置において、 前記車体フロアのシート側方に、前記アンカー支持部材
    を収容する収容溝を形成するとともに、前記アンカー支
    持部材の前後両端部を車体フロアに固定したことを特徴
    とするシートベルトアンカー装置。
JP2343895A 1995-01-18 1995-01-18 シートベルトアンカー装置 Pending JPH08192717A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2343895A JPH08192717A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 シートベルトアンカー装置

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JP2343895A JPH08192717A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 シートベルトアンカー装置

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JPH08192717A true JPH08192717A (ja) 1996-07-30

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ID=12110514

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2343895A Pending JPH08192717A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 シートベルトアンカー装置

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JP (1) JPH08192717A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010162951A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シート装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010162951A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シート装置

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