JPH0819206A - 樹脂モールド型電動機 - Google Patents

樹脂モールド型電動機

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Publication number
JPH0819206A
JPH0819206A JP14750494A JP14750494A JPH0819206A JP H0819206 A JPH0819206 A JP H0819206A JP 14750494 A JP14750494 A JP 14750494A JP 14750494 A JP14750494 A JP 14750494A JP H0819206 A JPH0819206 A JP H0819206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
press
stator
resin
thermal expansion
Prior art date
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Pending
Application number
JP14750494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mukaide
宏 向出
Mototeru Kondo
元輝 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の温度が変化してもブラケットの固定
強度が低下しない樹脂モールド型電動機を提供する。 【構成】 固定子をモールド樹脂2で一体に固定し、ブ
ラケットのモールド樹脂インロー部へのブラケット圧入
部内径にブラケットより熱膨張率の大きい環状部品を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラケットで軸受を支持
する樹脂モールド型電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電動機への小型化,低騒音化の要
求が厳しくなってきており、樹脂モールド型電動機は空
調機器,石油ファンヒータ,エアクリーナなどの各種家
電製品に数多く使用されるようになった。
【0003】従来、この種の樹脂モールド型電動機はブ
ラケットの固定方法について、精度,信頼性,コスト,
作業性などの面から様々な方法が採用されている。特
に、コスト,作業性を考慮してブラケットを固定するネ
ジやリベットを用いない方向にすすんでいる。
【0004】以下、従来の樹脂モールド型電動機のブラ
ケットの固定方法について説明する。
【0005】図3は従来例のブラケット固定の組立てを
示す電動機断面図である。図に示すように、固定子1は
固定子鉄心に巻線をほどこし本体モールド樹脂2により
一体にモールド固定されている。固定子1と対向させて
いる回転子4は軸5に固定され、軸受6を介してブラケ
ット3,7で回転支持されている。前記ブラケット7は
本体モールド樹脂2により一体にモールド固定されてお
り、他方のブラケット3は固定子1と回転子4とのエア
ギャップ精度を出すように固定子本体モールド樹脂2に
設けられたインロー溝部2a内に圧入固定されている。
【0006】上記のように、ネジやリベットによる固定
を行わずにブラケット3をモールド樹脂2のインロー部
に圧入するだけで保持している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述したような
モールド型電動機では、ブラケットを固定子モールド樹
脂のインロー穴部に圧入することにより固定しているの
で、電動機を長時間運転して電動機が発熱した場合、モ
ールド樹脂とブラケットの膨張率の差によって圧入強度
が著しく低下し、ブラケットが弛緩したり脱落したりす
るという課題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、電動
機を長時間連続運転した時でもブラケットの圧入強度が
低下せず信頼性の高いブラケットの固定手段を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、ブラケットの固定子モールド樹脂インロー
部へのブラケット圧入部内径側に熱膨張率がブラケット
より大きい環状部品を圧入するか、熱膨張率がブラケッ
トより大きい材料を満たしてブラケットを固定するもの
である。
【0010】
【作用】この構成により、電動機が連続長時間運転によ
り発熱した時でもブラケットの固定強度が低下せず信頼
性が高くなる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、図1〜図2において従来のも
のと同じ構成の部分については、従来例と同じ符号を付
しその説明を省略する。
【0012】図1は本発明の一実施例のブラケットの固
定部分を示す部分断面図である。図に示すように、ブラ
ケット3の固定子モールド樹脂インロー部2aへのブラ
ケット圧入部内径側3aに熱膨張率がブラケットより大
きい環状部品8をブラケット3a部に圧入固定してい
る。
【0013】図2は本発明の一実施例のブラケットの固
定部分を示す部分断面図である。図に示すように、ブラ
ケット3の固定子モールド樹脂インロー部2aへのブラ
ケット圧入部内側に凹部3bを設け、前記凹部3bに熱
膨張率がブラケットより大きい材料9を満たし固化させ
た構成である。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、本体モー
ルドのブラケットインロー圧入部にブラケットより熱膨
張率の大きい環状部品を圧入することにより、またはブ
ラケットより熱膨張率の大きい材料を満たすことにより
下記の効果が得られる。 (1)ブラケットを固定子に固定するのに際し、ネジや
リベットを用いる必要がなく作業性を大幅に向上するこ
とができる。 (2)電動機が長時間運転により発熱してもブラケット
の固定強度が低下せず信頼性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電動機の部分断面図
【図2】本発明の一実施例における電動機の部分断面図
【図3】従来例の電動機組立て断面図
【符号の説明】
1 固定子 2 モールド樹脂 3,7 ブラケット 4 回転子 5 軸 6 軸受 8 環状部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を巻回した固定子と、前記固定子と
    対向する回転子を回転自在に支持する軸受と、前記軸受
    を保持するブラケットとを備え、前記固定子を樹脂で一
    体にモールド固定し、前記モールド樹脂の固定子内径と
    同軸上の樹脂穴内径に前記ブラケットを圧入し、前記ブ
    ラケットのブラケット圧入部内径側に熱膨張率がブラケ
    ットより大きい環状部品を圧入してなる樹脂モールド型
    電動機。
  2. 【請求項2】 ブラケットのブラケット圧入部内径側に
    熱膨脹率がブラケットより大きい材料を満たしてなる請
    求項1記載の樹脂モールド型電動機。
JP14750494A 1994-06-29 1994-06-29 樹脂モールド型電動機 Pending JPH0819206A (ja)

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