JPS6350474Y2 - - Google Patents

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JPS6350474Y2
JPS6350474Y2 JP13547181U JP13547181U JPS6350474Y2 JP S6350474 Y2 JPS6350474 Y2 JP S6350474Y2 JP 13547181 U JP13547181 U JP 13547181U JP 13547181 U JP13547181 U JP 13547181U JP S6350474 Y2 JPS6350474 Y2 JP S6350474Y2
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JP
Japan
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washer
shaft
rotor
bearing metal
burr
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JP13547181U
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JPS5840595U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電子部品等を冷却する冷却用送風機
の改良に関するものである。
複写機や各種計器類に実装された電子部品を冷
却する送風機は、小形に構成することが要求され
るため、軸流送風機が多く用いられている。この
種の送風機はステータ側に設けられた筒状の軸受
支持部内に含油軸受メタルを支持して、該軸受メ
タルによりロータの軸を支持する構造を有してお
り、ロータの軸のスラストを受け止めるための部
材と上記軸受メタルの端面との間に通常プラスチ
ツクからなるワツシヤを介在させている。このワ
ツシヤはロータの軸との間に間隙を形成しないよ
うにロータ軸に或程度きつく嵌合されるが、プラ
スチツクからなるワツシヤをロータ軸にきつく嵌
合させるとワツシヤの内周部が変形してバリが生
じるのを避けられない。このバリがワツシヤと含
油軸受メタル間に介在するとバリによつてワツシ
ヤと軸受メタルとの間の回転が規制されてワツシ
ヤとロータ軸のスラストを受け止める部材との間
で相対的な回転が生じ易くなる。そのため、ワツ
シヤがロータ軸のスラストを受け止める部材に対
して摺動しつつ回転する状態になり、摺動音が大
きくなる上に、ワツシヤの摩耗が激しくなつて軸
受部の寿命が短くなる欠点があつた。
本考案の目的は、摺動音を少なくし、ワツシヤ
の摩耗を抑制して寿命を長くできるようにした冷
却用送風機を提供することにある。
以下図面を参照して本考案の冷却用送風機を詳
細に説明する。
第1図乃至第3図は本考案が対象とする冷却用
送風機の全体的な構成を示したもので、これらの
図において1は、軸線方向の両端の開口部にフラ
ンジ部101,101を有する筒状のフレームで
ある。この例ではフレーム1のフランジ部10
1,101が正方形の角部に丸味を付した形状に
形成され、各フランジ部の角部付近に取付孔10
2が形成されている。2はアルミダイキヤスト等
からなるステータカバーで、このステータカバー
は略円形の主部201から4本の腕部202を接
線方向に突出させた形状を有し、腕部202,2
02,……の端部はフレーム1の一方のフランジ
部101に螺入または係入されたビスまたはパイ
プ状リベツトの如き固定手段3により該一方のフ
ランジ部101に固定されている。ステータカバ
ー2の主部201のフレーム1側の面の中央部に
はフレーム1内に該フレームと同心的に突出する
円筒状の軸受支持部203が突設され、この軸受
支持部203を同心的に囲むようにして環状部2
04が形成されている。環状部204の内周面が
開口端側から所定の厚さだけ切削されてステータ
嵌合用インロー部205が形成され、このインロ
ー部にステータの電機子4が嵌合されている。電
機子4は鋼板を積層してなる環状鉄心401にボ
ビン402を嵌着してこのボビンに電機子コイル
403を巻回したもので、環状鉄心401がステ
ータカバーの環状部204の内周のインロー部2
05に嵌合されて位置決めされており、電機子コ
イル403とステータカバー2との間には絶縁紙
5が挿入されている。電機子コイル403の巻始
め及び巻終りにつながるリード線5a,5bはス
テータカバー2を貫通して設けられた孔205を
通して外部に引出された後ステータカバー2の1
つの腕部202に添わせてフランジ部101の角
部付近まで案内され、更に腕部202の端部及び
フランジ部101を貫通して設けられたリード線
挿通孔207を通してフレーム1の側面側に引出
されている。
6はロータで、このロータは、一端が閉じた中
空円筒状に形成されたアルミダイキヤストからな
るロータ本体601の周壁部にステータの環状鉄
心401の内周に所定のギヤツプを介して対向す
る回転子鉄心602を鋳込んだもので、ロータ本
体601の閉鎖端部の中央に軸603の一端が固
着されている。軸603は、前記ステータカバー
の軸受支持部203の内周にその両端から圧入さ
れた含油軸受メタル7a,7bの内周に嵌合され
て回転自在に支持されており、ステータ電機子4
とロータ6とにより誘導電動機が構成されてい
る。ロータ本体601のステータカバーと反対側
に位置する端部外周には樹脂により一体成形され
たプロペラフアン8が取付けられている。このプ
ロペラフアンはカツプ状体801の外周に羽根8
02を突設したもので、カツプ状体801がステ
ータの環状鉄心401の外周をギヤツプを介して
囲むように配置され、カツプ状体801の底壁の
中央に設けられた孔803にロータ本体601の
端部が嵌着されている。
上記と同様の構造を有する従来の冷却用送風機
においては、第4図に示すように、ロータの軸6
03の両端部に潤滑性の良好な樹脂からなるワツ
シヤ9a′及び9b′を嵌合させてワツシヤ9a′を軸
受メタル7aとロータ本体601の閉鎖端部との
間に介在させ、またワツシヤ9b′を軸603の端
部に嵌着したサークリツプ10と軸受メタル7b
との間に介在させていた。ワツシヤ9a′及び9
b′は軸603のスラストを受け止める部材(この
場合はロータ本体601の閉鎖端部壁とサークリ
ツプ10)と軸受メタル7a及び7bとの間に介
在して軸受メタルの摩耗を防止し、摺動音の低減
を図るためのものであるが、これらのワツシヤを
軸603にゆるく嵌合させるようにした場合に
は、含油軸受メタル7a,7bに付着している油
によつてワツシヤ9a′及び9b′がそれぞれ軸受メ
タル7a及び7bの端面に貼付いてワツシヤ9
a′及び9b′が固定され、ロータ本体601の端部
壁及びサークリツプ10がそれぞれワツシヤ9
a′及び9b′に対して摺動しつつロータが回転する
状態になり易い。そのため摺動音が大きくなり、
ワツシヤ9a′及び9b′の摩耗が激しくなるという
問題があつた。そこでワツシヤ9a′及び9b′を軸
603にきつく嵌合させてこれらのワツシヤを確
実に軸603とともに回転させるようにしたもの
が提案されたが、この場合は、ワツシヤ9a′及び
9b′を軸603に嵌合させる際にワツシヤの内周
部が変形してバリが生じ、このバリが軸603の
スラストを受け止める部材または軸受メタルとの
間に介在することになつてロータの軸方向のガタ
をなくすための調整が難しくなる欠点があつた。
また特にワツシヤと軸受メタルとの間にバリが介
在した場合には、そのバリによつてワツシヤと軸
受メタルとの間の回転が規制されるため、ワツシ
ヤと軸のスラストを受け止める部材との間で相対
的な回転が生じてやはり摺動音が大きくなり、ワ
ツシヤの摩耗が激しくなつて軸受部の寿命が短く
なる欠点があつた。
上記のような欠点を解消するため、本考案にお
いては、第6図に示すように内周部の少なくとも
一端に環状のバリ収容溝901を有するワツシヤ
9a,9bを用い、これらのワツシヤを第5図に
示すように軸603にきつく嵌合させる。この場
合各ワツシヤは、軸603に嵌合させる際にバリ
が生じる側にバリ収容溝901を位置させて配置
する。第5図に示した例では、軸603のステー
タカバー2側の端部からワツシヤ9a,9bを嵌
合させるため、各ワツシヤのステータカバー側の
端部内周にバリが生じる。そのため各ワツシヤは
そのバリ収容溝901をステータカバー側に向け
て配置されている。
上記のように構成すれば、ワツシヤ9a,9b
に生じるバリは、バリ収容溝901の内側の空所
に収容されるため、サークリツプ10とワツシヤ
9aとの間及び軸受メタル7aとワツシヤ9aと
の間にバリが介在することがない。そのためロー
タの軸方向の位置出しを問題なく行なうことがで
きる。またワツシヤ9aのバリによりワツシヤ9
aの軸受メタル7aに対する回転が規制されるこ
とがない。したがつて常にワツシヤ9a,9bが
軸603に固定された状態で含油軸受メタル7
a,7bの端面を摺動しつつ回転する状態とな
り、摺動音が低減する。
上記の実施例ではワツシヤの内周部の一端にの
みバリ収容溝を形成したが、ワツシヤの厚味が十
分ある場合にはワツシヤの内周部の両端にバリ収
容溝を形成することができる。また上記の実施例
ではワツシヤの内周部の一端を斜めに面取りする
ことによりバリ収容溝を形成しているが、このバ
リ収容溝はワツシヤの周方向に連続した環状の溝
であればよく、その断面形状は任意である。更に
ワツシヤをロータの軸603の両端にそれぞれ複
数個ずつ配置することもできる。
以上のように、本考案によれば、ロータの軸に
嵌合されて含油軸受メタルと軸のスラストを受け
止める部材との間に介在するワツシヤの内周部に
バリ収容溝を形成したので、ワツシヤを軸にきつ
く嵌合させる際に生じるバリがワツシヤと軸受メ
タルとの間及びワツシヤとスラスト受け止め用部
材との間にそれぞれ介在するのを防ぐことがで
き、ロータの軸方向のガタをなくすための調整を
確実に行なうことができる。また常時ワツシヤが
軸受メタルの端面に対して摺動する状態になるの
で、ワツシヤの摩耗を抑制できる上に摺動音の低
減を図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が対象とする冷却用送風機の外
観の一例を示す斜視図、第2図は同送風機の構造
の一例を示す拡大断面図、第3図は同送風機の背
面図、第4図は従来のこの種の送風機の軸受部の
構造を示す要部拡大断面図、第5図は本考案の一
実施例を示す要部拡大断面図、第6図は本考案で
用いるワツシヤの一例を示す断面図である。 1……フレーム、2……ステータカバー、20
3……軸受支持部、4……電機子、6……ロー
タ、603……ロータの軸、7a,7b……含油
軸受メタル、8……プロペラフアン、9a,9b
……ワツシヤ、901……バリ収容溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステータ側に設けられた軸受支持部に含油軸受
    メタルが取付けられて該軸受メタルにロータの軸
    が支持され、前記ロータの軸にきつく嵌合された
    ワツシヤが前記軸受メタルの端面と前記ロータの
    軸のスラストを受け止める部材との間に配置され
    ている冷却用送風機において、前記ワツシヤの内
    周部の少なくとも一端に該ワツシヤの周方向に連
    続する環状のバリ収容溝が形成され、前記ワツシ
    ヤを前記軸に嵌合する際に該ワツシヤに生じるバ
    リが前記バリ収容溝の内側の空所に収容されるよ
    うにしたことを特徴とする冷却用送風機。
JP13547181U 1981-09-14 1981-09-14 冷却用送風機 Granted JPS5840595U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13547181U JPS5840595U (ja) 1981-09-14 1981-09-14 冷却用送風機

Applications Claiming Priority (1)

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JP13547181U JPS5840595U (ja) 1981-09-14 1981-09-14 冷却用送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5840595U JPS5840595U (ja) 1983-03-17
JPS6350474Y2 true JPS6350474Y2 (ja) 1988-12-26

Family

ID=29928835

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JP13547181U Granted JPS5840595U (ja) 1981-09-14 1981-09-14 冷却用送風機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615499Y2 (ja) * 1988-03-18 1994-04-20 日本サーボ株式会社 ファンモータ
JPH0615503Y2 (ja) * 1988-04-19 1994-04-20 東北沖電気株式会社 ファンモータの共鳴音防止構造
JP4567346B2 (ja) * 2004-02-18 2010-10-20 フルタ電機株式会社 農事用等の撹拌扇

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JPS5840595U (ja) 1983-03-17

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