JP2584211Y2 - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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JP2584211Y2
JP2584211Y2 JP6523592U JP6523592U JP2584211Y2 JP 2584211 Y2 JP2584211 Y2 JP 2584211Y2 JP 6523592 U JP6523592 U JP 6523592U JP 6523592 U JP6523592 U JP 6523592U JP 2584211 Y2 JP2584211 Y2 JP 2584211Y2
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JP
Japan
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stator core
peripheral surface
inner hole
bearing tube
winding frame
Prior art date
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JP6523592U
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English (en)
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JPH0631359U (ja
Inventor
山崎  進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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  • Brushless Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばファンを一体
的に有し、そのファンを介して冷却用空気を送風する小
型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器などにはその機体内の温度上昇
を抑えるために、ファンを一体的に備えるDCブラシレ
ス式の小型モータが組み込まれている。
【0003】この種の小型モータの構造を図5ないし図
7に示し、符号1が合成樹脂製のケースで、このケース
1の内側の中心部に円筒状のベアリングチューブ2が一
体に形成され、このベアリングチューブ2の外周にステ
ータ3が設けられている。
【0004】ベアリングチューブ2の内部には例えば焼
結含油合金からなるベアリング4を介してシャフト5が
回転自在に支持され、このシャフト5の端部にロータ6
が取り付けられ、このロータ6に前記ステータ3の外周
を囲むように円環状のマグネット7が取り付けられてい
る。そしてロータ6の外周に一体的にファン8が設けら
れ、ロータ6の回転によりこのファン8を介して空気を
送風し、この空気でOA機器内の電子部品などを冷却す
るようになっている。
【0005】ステータ3は、図6および図7に示すよう
に、ステータコア10と合成樹脂製の巻枠11とで構成
され、巻枠11がステータコア10に射出成形により一
体的に組み合わされ、この巻枠11にコイル12が巻き
付けられている。
【0006】ステータ3のステータコア10および巻枠
11はそれぞれ内孔10a,11aを有し、これら内孔
10a,11aが同心的に重なるように配置し、これら
内孔10a,11aがベアリングチューブ2の外周に圧
入されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の構成においては、ステータコア10および巻枠1
1の内孔10a,11aの内周面がベアリングチューブ
2の外周面に密着し、このためモータの駆動に応じてコ
イル12やステータコア10に発生する熱がその密着部
分からベアリングチューブ2を通してベアリング4に伝
導し、このような熱の伝導でベアリング4の温度が上昇
し、その潤滑性が悪化してモータの寿命が低下してしま
う難点がある。
【0008】この考案はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、ベアリングに対す
る熱伝導を抑えてその潤滑性の悪化を防止することがで
きる小型モータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案はこのような目
的を達成するために、ステータコアに、射出成形により
合成樹脂製の巻枠を組み合わせてステータを構成し、ス
テータコアおよび巻枠の内孔をベアリングチューブの外
周に嵌合してステータをベアリングチューブに取り付け
てなる小型モータにおいて、巻枠の内孔の内周面には、
その周方向に均等的に配置し、かつステータコアの内孔
の内周面にまで延出する複数の突起を一体に成形し、こ
れら突起によりステータコアおよび巻枠の内孔の内周面
と、前記ベアリングチューブの外周面との間に隙間を設
けるようにしたものである。
【0010】
【作用】このような構成の小型モータにおいては、ステ
ータコアおよび巻枠がその内孔に設けられた複数の突起
を介してベアリングチューブの外周面に接触するだけ
で、その内孔の内周面とベアリングチューブの外周面と
の間に隙間が介在し、したがってモータの駆動に応じて
コイルやステータコアに熱が発生しても、その熱が前記
隙間により遮断されてベアリングチューブへほとんど伝
導することがなく、このためベアリングチューブの内側
に配置するベアリングの温度上昇が抑えられ、その潤滑
性の低下が防止される。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例について図1ない
し図4を参照して説明する。なお、従来の構成と対応す
る部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0012】ステータコア10の内孔10aの内周面に
は、その周方向に沿って均等的に複数の切欠溝20が形
成されている。これら切欠溝20は内孔10aの軸方向
に沿って配置し、それぞれ断面がほぼ半円状をなしてい
る。
【0013】巻枠11の内孔11aの内周面には、その
周方向に沿って均等的に複数のビード状の突起21が一
体に形成されている。これら突起21は内孔11aの軸
方向に沿って配置するとともに、ステータコア10に形
成された前記切欠溝20内に延出し、これら突起21が
巻枠11の内孔11aの内周面およびステータコア10
の内孔10aの内周面からその中心側に1mm程度の高さ
で突出している。
【0014】このような突起21は、巻枠11を射出成
形してステータコア10に組み合わせるときに同時に成
形されるもので、その工程について説明すると、次の通
りである。
【0015】すなわち、その射出成形時において、図4
に示すように、ステータコア10の内孔10aの内側に
射出成形用の中子の金型aが配置される。この金型aの
外周面には切欠溝20に対向するガイド溝bが形成され
ていて、このガイド溝bがステータコア10の下方にま
で延びている。そして金型aの外周側に溶融樹脂が射出
され、この樹脂により巻枠11が成形されるが、このと
きその溶融樹脂の一部がガイド溝bを通してステータコ
ア10の内孔10aに形成された切欠溝20内に流入
し、これによりガイド溝bの断面形状に対応し、かつ巻
枠11の内孔11aからステータコア10の内孔10a
に亘って連続する突起21が成形される。こののち、ス
テータコア10および巻枠11の内孔10a,11aが
ベアリングチューブ2の外周に圧入される。
【0016】このような構成においては、ステータコア
10および巻枠11の内孔10a,11aの内周面に均
等的に複数の突起21が形成されているから、ステータ
コア10および巻枠11はこれら突起21を介してベア
リングチューブ2の外周面に接触するだけで、内孔10
a,11aの内周面とベアリングチューブ2の外周面と
の間には1mm程度の隙間hが形成される。
【0017】したがって、モータの駆動に応じてコイル
12やステータコア10に熱が発生しても、その熱が前
記隙間hにより遮断されてベアリングチューブ2へほと
んど伝導することがなく、このためこのベアリングチュ
ーブ2の内側に配置するベアリング4の温度上昇が抑え
られ、その潤滑性の低下が防止される。
【0018】なお、この考案は送風用として構成される
小型モータに適用する場合に限らず、他の目的に使用さ
れる小型モータにおいても同様に適用することが可能
で、またベアリングも焼結含油合金に限らず、ボールベ
アリングなどを用いても差し支えなく、さらにベアリン
グチューブを黄銅などの金属で形成するような場合であ
ってもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
ステータコアおよび巻枠の内孔の内周面に均等的に形成
された突起により、その内孔の内周面とベアリングチュ
ーブの外周面との間に隙間が形成され、したがってモー
タの駆動に応じてコイルやステータコアに熱が発生して
も、その熱が前記隙間により遮断されてベアリングチュ
ーブへほとんど伝導することがなく、このためベアリン
グチューブの内側に配置するベアリングの温度上昇を抑
えてその潤滑性の低下を防止でき、これによりモータの
長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る小型モータの要部の
横断面図。
【図2】図1中のA−A線に沿う縦断面図。
【図3】その小型モータにおけるベアリングチューブと
巻枠との嵌合部分の断面図。
【図4】その小型モータにおけるステータコアに射出成
形により巻枠を形成する工程を説明するための平面図。
【図5】従来の小型モータの平面図。
【図6】その小型モータの要部の横断面図。
【図7】その小型モータの要部の縦断面図。
【符号の説明】
2…ベアリングチューブ 3…ステータ 10…コア 10a…内孔 11…巻枠 11a…内孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/16 - 5/173 H02K 5/20 H02K 1/04 H02K 1/18 H02K 21/22 H02K 29/00 - 29/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータコアに、射出成形により合成樹脂
    製の巻枠を組み合わせてステータを構成し、ステータコ
    アおよび巻枠の内孔をベアリングチューブの外周に嵌合
    してステータをベアリングチューブに取り付けてなる小
    型モータにおいて、 巻枠の内孔の内周面には、その周方向に均等的に配置
    し、かつステータコアの内孔の内周面にまで延出する複
    数の突起が一体に成形され、これら突起によりステータ
    コアおよび巻枠の内孔の内周面と、前記ベアリングチュ
    ーブの外周面との間に隙間が設けられていることを特徴
    とする小型モータ。
JP6523592U 1992-09-18 1992-09-18 小型モータ Expired - Lifetime JP2584211Y2 (ja)

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JPH0631359U JPH0631359U (ja) 1994-04-22
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