JPH08192040A - 燃料改質器 - Google Patents

燃料改質器

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JPH08192040A
JPH08192040A JP7003661A JP366195A JPH08192040A JP H08192040 A JPH08192040 A JP H08192040A JP 7003661 A JP7003661 A JP 7003661A JP 366195 A JP366195 A JP 366195A JP H08192040 A JPH08192040 A JP H08192040A
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JP
Japan
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heat transfer
peripheral surface
cylindrical body
fuel reformer
reforming
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JP7003661A
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English (en)
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Naonobu Yokoyama
尚伸 横山
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0606Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants
    • H01M8/0612Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
    • H01M8/0625Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material in a modular combined reactor/fuel cell structure
    • H01M8/0631Reactor construction specially adapted for combination reactor/fuel cell
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱媒体と原料ガスとの間の熱伝達率のさらなる
向上を図った燃料改質器を提供する。 【構成】燃料改質器1は、従来例による改質管8に通流
ガイド体3を追加して備えるようにしている。通流ガイ
ド体3は金属製の丸棒材を用いて製作されており、外側
筒体83の内周面と外周面のそれぞれにそれぞれ2本づ
つ装着されている。従って通流ガイド体3は、外側環状
空間87および熱媒体通流路52の、外側筒体83に隣
接する部位に設置されることになる。これにより、外側
環状空間87を通流する原料ガス9a、および、熱媒体
通流路52を通流する熱媒体51の一部は、この通流ガ
イド体3に沿った螺旋状の通流路内を通流することにな
り、残りの原料ガス9aは、通流ガイド体3と中間筒体
81との間を、また、残りの熱媒体51は、通流ガイド
体3と炉容器7との間を通流することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炭化水素系の原燃料
を改質管に通流し、この原燃料を粒状改質触媒により水
蒸気改質して水素に富む改質ガスに改質する燃料電池発
電装置用等の燃料ガスの製造に使用される燃料改質器に
係わり、熱媒体と原料ガスとの間の熱伝達率のさらなる
向上を図った改良されたその構造に関する。
【0002】
【従来の技術】天然ガスやナフサ等の炭化水素系の原燃
料から、水蒸気を添加したうえで熱媒体により加熱しつ
つ粒状改質触媒により水素に富む改質ガスを生成し、こ
の改質ガスを一酸化炭素変成器等を経て燃料電池に供給
する燃料改質器として、改質反応に必要な熱量の供給方
法を改良した構成としたものが同じ出願人より出願され
特開平3−97602号公報により公知となっている。
【0003】図10は、上記による燃料改質器に対し
て、さらに粒状改質触媒への伝熱性能等に改良を加えた
従来例の燃料改質器の縦断面図であり、図11は、図1
0における改質管部分の図10におけるA−A断面図で
ある。図10,図11において、9は、改質管8と、改
質管8の内側に配設されたバーナ5と、改質管8の周囲
側部と下部とを覆う炉容器7と、炉容器7の外周部を覆
う断熱層72とを備えた燃料改質器である。改質管8
は、上下方向に直立した金属製で円筒状をした中間筒体
81と、これを挟んでその内外にそれぞれ間隔を設けて
同心円状に配設され、上部を中間筒体81と接合する金
属製の上部板85等で接続され、下部を中間筒体81の
下端から離してリング状で金属製の塞ぎ板84で接続さ
れた、それぞれ金属製の内側筒体82および外側筒体8
3とで形成されている。内側筒体82の中間筒体81に
対向する側の側面,すなわちその外周面には、その一端
を内側筒体82の外周面に溶接等により固着された金属
製の伝熱フィン821が、円周面に沿って複数本配列さ
れている。
【0004】このような構成により改質管8には、下端
部で互いに通じる内側環状空間86および外側環状空間
87の2重の環状空間が形成されることになる。外側環
状空間87の上部には原料ガス9aの入口871が設け
られ、内側環状空間86の上部には改質ガス9bの出口
861が設けられている。また内側環状空間86には、
粒状改質触媒61が充填されて触媒層6が形成されてい
る。触媒層6の上面は、粒状改質触媒(以降、単に触媒
と略称することがある。)61の飛散を防止するための
金網6aで覆われており、触媒層6の下部の外側環状空
間87との境界部位は、触媒61の流出を防止するため
の金網6bにより囲われている。
【0005】外側筒体83と炉容器7とで仕切られた空
間は、バーナ5が生成する熱媒体51を通流させる熱媒
体通流路52として使用される。炉容器7の熱媒体通流
路52の上部に当たる部位には、熱媒体出口71が設け
られている。炉容器7の下方および側部周囲には、熱媒
体51の温度を保持するための耐火断熱材製の断熱層7
2が配置され、また、内側筒体82の上部内側には、バ
ーナ5で生成された直後の特に高温の熱媒体51から内
側筒体82等を保護するために、耐火性断熱材製の断熱
層88が形成されている。
【0006】燃料改質器9では、バーナ5には燃料の入
口53からは燃料(燃料改質器9によって生成された改
質ガス9bの供給先が、燃料電池発電装置である場合に
は、燃料電池発電装置の運転時には燃料電池本体からの
排出燃料ガスもバーナ5用の燃料となる。)が導入さ
れ、空気入口54からの燃焼空気により燃焼し、燃焼ガ
スとしての高温の熱媒体51を生成する。熱媒体51は
改質管8が備える内側筒体82の内周面に沿って下方に
流れ、引続いて熱媒体通流路52を流れつつ、外側筒体
83の外周面に沿って上方に流れたうえで、熱媒体出口
71から外部に排出される。この間、熱媒体51は改質
管8の主として内側筒体82の内周面側から触媒層6
を、また、外側筒体83の外周面側から外側環状空間8
7内を通流する後記する原料ガス9aを、それぞれ加熱
するのである。
【0007】その際、触媒層6中の触媒61は、内側筒
体82および伝熱フィン821を介して熱媒体51から
熱を供給されて加熱される。これにより、燃料改質器9
では、触媒層6が十分に加熱されるように構成されてい
る。一方、原燃料と水蒸気とからなる原料ガス9aは入
口871から流入し、まず、外側環状空間87中を下向
きに流れ、その後中間筒体81の下端部で折返し、触媒
層6に入り、触媒層6中を上向きに流れる。この間、主
として外側環状空間87において熱媒体51によって加
熱される。熱媒体51で加熱された原料ガス9aは、熱
媒体51により加熱されて所要の温度とされた触媒61
の改質作用により、水素に富んだ改質ガス9bに改質さ
れる。このようにして得られた改質ガス9bは、改質ガ
ス9bの出口861から燃料改質器9の外部に供給され
ている。なお、熱媒体51による原料ガス9aの加熱を
容易にするために、熱媒体51,原料ガス9aが通流す
る、熱媒体通流路52,外側環状空間87の通流路の面
積を狭くし、熱媒体51,原料ガス9aの流速を高くす
ることで、それぞれのガス体と外側筒体83間の熱伝達
係数が向上するように考慮するのが一般である。これに
より、熱媒体51から原料ガス9aへの熱伝達が向上さ
れ、燃料改質器9から排出される熱媒体排出ガスの温度
を下げることができ、しかも、燃料改質器9の径方向寸
法を短縮することができている。
【0008】上述のような構成の燃料改質器9において
は、天然ガスのような原燃料を水蒸気改質する際には高
温の運転温度で改質反応が行なわれ、改質管9を形成し
ている例えば耐熱鋼の最高表面温度は、運転条件にもよ
るが900〜950〔℃〕にもなるものである。また上
述の燃料改質器9によって得られた水素に富む改質ガス
9bを燃料電池発電装置に使用する場合には、多くの場
合に、この改質ガス9bをさらに一酸化炭素変成器に通
流させ、一酸化炭素濃度を低減させた改質ガスとされて
いる。
【0009】また、熱媒体51から原料ガス9aへの熱
伝達を向上させる方法としては、前記した熱媒体通流路
52,外側環状空間87の通流路の面積を狭くする構成
(この構成は、炉容器7と外側筒体83との間の間隔,
外側筒体83と中間筒体81との間の間隔を狭くする構
成である。)の他に、熱媒体通流路52,外側環状空間
87に、熱伝導率を向上させるためのセラミックス製の
粒状体である伝熱粒子を充填する構成も知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る燃料改質器9は、粒状改質触媒61により、原燃料を
水蒸気改質を行うことで水素に富む改質ガス9bに改質
するに際し、触媒61を所要の温度に加熱することがで
き、効率良く改質ガス9bを生成することができるので
あるが、なお次記する問題が残存している。すなわち、
大容量な燃料改質器を製造するなどの場合には、熱媒体
51から原料ガス9aへの熱伝達をさらに向上させるこ
とが望ましくなる。これに対応させるとして、炉容器7
と外側筒体83との間の間隔,外側筒体83と中間筒体
81との間の間隔を狭くする構成によって熱伝達を向上
させる方法では、間隔をさらに狭くすることが要求され
るので、その製造が困難になる。また、伝熱粒子を充填
する構成によって熱伝達を向上させる方法では、伝熱粒
子の存在が、燃料改質器の重量,熱容量などの増加を招
くことになり、燃料改質器の始動時間の増大などの新た
な問題を生じることになっている。
【0011】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、熱媒体と原料ガス
との間の熱伝達率のさらなる向上を図った燃料改質器を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)改質管と、バーナとを備え、改質管は、筒状の中間
筒体と、この中間筒体を挟んでその内外にそれぞれ間隔
を設けて同心状に配設され,一方の端部を中間筒体の一
方の端部から離して互いに塞ぎ板で塞がれた内側筒体お
よび外側筒体と、中間筒体と内側筒体との間に作られた
空間に粒状改質触媒を充填することで形成された触媒層
とを有し、バーナは、改質管の内側部分に設置され、触
媒層を加熱するための熱媒体を、少なくとも、内側筒体
の内周面側および外側筒体の外周面側に供給するもので
あり、熱媒体により加熱された触媒層により,炭化水素
系の原燃料を水蒸気改質を行うことで水素に富む改質ガ
スに改質するものである、燃料改質器において、改質管
は、外側筒体の内周面,および/または,外側筒体の外
周面に、熱伝達促進体を備える構成とすること、また
は、 2)前記1項に記載の手段において、改質管が備える熱
伝達促進体は、外側筒体の内周面に原燃料の通流方向に
ほぼ沿わせて,および/または,外側筒体の外周面に熱
媒体の通流方向にほぼ沿わせて装着される、螺旋状体で
ある構成とすること、または、 3)前記1項に記載の手段において、改質管が備える熱
伝達促進体は、外側筒体の内周面,および/または,外
側筒体の外周面に螺旋状に巻き付けられて装着される、
原燃料用,および/または,熱媒体用の通流ガイド体で
ある構成とすること、さらにまたは、 4)前記1項に記載の手段において、改質管が備える熱
伝達促進体は、外側筒体の内周面,および/または,外
側筒体の外周面に装着される、金属製の伝熱体である構
成とすること、により達成される。
【0013】
【作用】この発明においては、燃料改質器において、 (1)改質管は、外側筒体の内周面,および/または,
外側筒体の外周面に、例えば、外側筒体の内周面に原燃
料の通流方向にほぼ沿わせて,および/または,外側筒
体の外周面に熱媒体の通流方向にほぼ沿わせて装着され
る螺旋状体である熱伝達促進体を備える構成とすること
により、原燃料,および/または,熱媒体は、螺旋状体
中を通流することとなり、螺旋状体が持つ螺旋形成部に
おいて旋回流にされることとなる。原燃料,熱媒体は、
この旋回流となることで外側筒体の内・外周面に垂直に
衝突するように流れる成分が生じることになる。この直
交する成分が存在することによって、外側筒体の内・外
周面に沿って形成されている境界層が、公知のことによ
って少なくともその厚さが実質的に薄くなることで、外
側筒体と、原燃料,および/または,熱媒体との間の熱
伝達係数が向上されることになる。
【0014】(2)前記(1)項において、熱伝達促進
体を、外側筒体の内周面,および/または,外側筒体の
外周面に螺旋状に巻き付けられて装着され、原燃料,お
よび/または,熱媒体の少なくと一部の通流方向をガイ
ドする、原燃料用,および/または,熱媒体用の通流ガ
イド体である構成とすることにより、原燃料,および/
または,熱媒体の少なくとも一部は、通流ガイド体によ
って形成される、外側筒体の内・外周面に沿った螺旋状
の通流路を通流することになる。また、残りの原燃料,
および/または,熱媒体は、外側筒体の内・外周面から
やや離れて通流することになる。螺旋状の通流路を通流
する原燃料,熱媒体は、通流路が螺旋状であることによ
って、従来技術の場合と比較して、外側筒体の内・外周
面に沿って流れる距離が長くなる。また、外側筒体の内
・外周面からやや離れて通流する原燃料,熱媒体の少な
くとも一部は、通流ガイド体が設置されている場所で
は、通流ガイド体と衝突することになり、原燃料,熱媒
体の流れに渦が発生される。渦が発生されることで、前
記(1)項の場合と同様に境界層の厚さが実質的に薄く
なる。これ等が総合されることによって、外側筒体と、
原燃料,および/または,熱媒体との間の熱伝達係数が
向上されることになる。
【0015】(3)前記(1)項において、熱伝達促進
体を、外側筒体の内周面,および/または,外側筒体の
外周面に装着される、金属製の伝熱体である構成とする
ことにより、外側筒体の内・外周面からの伝熱面積の増
加、または、伝熱面積の増加に加えて伝熱体が備える形
状による乱流効果によって、外側筒体と、原燃料,およ
び/または,熱媒体との間の熱伝達係数が向上されるこ
とになる。
【0016】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 実施例1;図1は、請求項1,2に対応するこの発明の
一実施例による燃料改質器の縦断面図であり、図2は、
図1における改質管部分の図1におけるB−B断面図で
ある。図1,図2において、図10,図11に示した従
来例による燃料改質器9と同一部分には同じ符号を付
し、その説明を省略する。なお図1,図2中には、図1
0,図11で付した符号については、代表的な符号のみ
を記した。
【0017】図1,図2において、1Aは、図10,図
11に示した従来例による燃料改質器9が備える改質管
8に、熱伝達促進体である螺旋状体2を追加して備える
ようにした燃料改質器である。螺旋状体2は、短冊状の
金属板を図示する形状に捩じることで螺旋状に形成した
ものである。この螺旋状体2は、改質管8が有する外側
筒体83の内周面と外周面のそれぞれに、溶接などの方
法によって装着されている。従って螺旋状体2は、改質
管8の外側環状空間87、および、改質管8と炉容器7
とで仕切られた空間である熱媒体通流路52に設置され
ることになる。これにより、この部位を通流する原料ガ
ス9aと熱媒体51のほとんどは、この螺旋状体2に沿
って通流することになる。
【0018】図1,図2に示す実施例では前述の構成と
したので、作用の項で述べたことにより、外側筒体83
と、原燃料9a,熱媒体51それぞれの間の熱伝達係数
が向上されることになる。 実施例2;図3は、請求項1,3に対応するこの発明の
一実施例による燃料改質器の縦断面図であり、図4は、
図3における改質管部分の図3におけるC−C断面図で
ある。図3,図4において、図10,図11に示した従
来例による燃料改質器9と同一部分には同じ符号を付
し、その説明を省略する。なお、図3,図4中には、図
10,図11で付した符号については、代表的な符号の
みを記した。
【0019】図3,図4において、1は、図10,図1
1に示した従来例による燃料改質器9が備える改質管8
に、熱伝達促進体である通流ガイド体3を追加して備え
るようにした燃料改質器である。通流ガイド体3は、金
属製の丸棒材を用いて製作されており、改質管8が有す
る外側筒体83の内周面と外周面のそれぞれに、溶接な
どの方法によって装着されている。図3,図4に示した
燃料改質器1では、通流ガイド体3は、外側筒体83の
内周面と外周面とに、それぞれ2本づつ,互いに対向す
る位置に装着されている。従って通流ガイド体3は、改
質管8の外側環状空間87、および、改質管8と炉容器
7とで仕切られた空間である熱媒体通流路52の、外側
筒体83に隣接する部位に設置されることになる。これ
により、外側環状空間87を通流する原料ガス9a、お
よび、熱媒体通流路52を通流する熱媒体51の一部
は、この通流ガイド体3に沿った螺旋状の通流路内を通
流することになる。残りの原料ガス9aは、通流ガイド
体3と中間筒体81との間を、また、残りの熱媒体51
は、通流ガイド体3と炉容器7との間を通流することに
なる。
【0020】図3,図4に示す実施例では前述の構成と
したので、作用の項で述べたことにより、外側筒体83
と、原燃料9a,熱媒体51それぞれの間の熱伝達係数
が向上されることになる。実施例2における今までの説
明では、通流ガイド体3は、その断面形状が円形である
丸棒材を用いているとしてきたが、これに限定されるも
のではなく、例えば、矩形,正方形の材料であっても、
また、円形,矩形などの外形を持つ管材や、断面形状が
C字形の材料であってもよいものである。
【0021】実施例3;図5は、請求項1,4に対応す
るこの発明の一実施例による燃料改質器の縦断面図であ
り、図6は、図5中に示した伝熱体の詳細図で、(a)
は図5のQ部における平面状に示したP矢視図であり、
(b)は図6(a)におけるD−D断面図である。図
5,図6において、図10,図11に示した従来例によ
る燃料改質器9と同一部分には同じ符号を付し、その説
明を省略する。なお図5中には、図10,図11で付し
た符号については、代表的な符号のみを記した。
【0022】図5,図6において、1Bは、図10,図
11に示した従来例による燃料改質器9が備える改質管
8に、伝熱体4を追加して備えるようにした燃料改質器
である。伝熱体4は、金属の薄板材を図6(b)に示し
たごとく波形に形成したものである。伝熱体4は、改質
管8が有する外側筒体83の内周面と外周面のそれぞれ
に溶接等によって装着され、伝熱体4と外側筒体83と
の相互間の伝熱が良好に行われるように配慮されてい
る。これにより、外側環状空間87を通流する原料ガス
9a、および、熱媒体通流路52を通流する熱媒体51
は、伝熱体4の波形となっている部分の間の空間を通流
することになる。
【0023】図5,図6に示す実施例では前述の構成と
したので、伝熱体4は、外側筒体83と比較して広い表
面積を持つことができている。原燃料9a,熱媒体51
は、実施例3の場合には、従来例の燃料改質器9の場合
の外側筒体83に加えて、この広い表面積を持つ伝熱体
4とも熱交換を行うことが可能となる。これにより、伝
熱面積が増加されることによって、外側筒体83と、原
燃料9a,熱媒体51それぞれの間の熱伝達係数が向上
されることになる。
【0024】実施例4;図7は、請求項1,4に対応す
るこの発明の異なる実施例による燃料改質器が備える伝
熱体の詳細図で、(a)は図5のQ部と同一部位におけ
る平面状に示したP矢視図であり、(b)は図7(a)
におけるE−E断面図である。図7において、4Aは、
金属の薄板材を図7に示したごとく、互いに1/2ピッ
チだけ波形の中心位置がずれた(A)部と(B)部と
が、原燃料9a,熱媒体51の通流方向(図7中に矢印
で示した。)に関して交互に配置されて、一体に形成さ
れたものである。伝熱体4Aは、実施例3の場合の伝熱
体4と全く同様に、改質管8が有する外側筒体83の内
周面と外周面のそれぞれに溶接等によって装着され、伝
熱体4Aと外側筒体83との相互間の伝熱が良好に行わ
れるように配慮されている。これにより、外側環状空間
87を通流する原料ガス9a、および、熱媒体通流路5
2を通流する熱媒体51は、伝熱体4Aの波形となって
いる部分の間の空間を通流することになる。
【0025】図7に示す実施例では前述の構成としたの
で、伝熱体4Aは、伝熱体4が持つ熱伝達係数向上の作
用・効果に加えて、次の作用・効果を持っている。すな
わち、伝熱体4Aの場合には、(A)部から(B)部
に、および、(B)部から(A)部に遷移する部位にお
いて、原料ガス9a,熱媒体51は、伝熱体4Aに衝突
することになるので、この部位の境界層の厚さが実質的
に薄くなることになる。また、この部位では、原料ガス
9a,熱媒体51の流れに渦が発生される。これ等のこ
とにより、実施例1,2の場合と同様な作用・効果も得
られることになり、伝熱体4Aでは、伝熱体4の場合よ
りも大きい熱伝達係数を持つことが可能となる。
【0026】実施例5;図8は、請求項1,4に対応す
るこの発明のさらに異なる実施例による燃料改質器の縦
断面図であり、図9は、図8中に示した伝熱体の図8の
S部における平面状に示したR矢から見た斜視図であ
る。図8,図9において、図10,図11に示した従来
例による燃料改質器9と同一部分には同じ符号を付し、
その説明を省略する。なお図8中には、図10,図11
で付した符号については、代表的な符号のみを記した。
【0027】図8,図9において、1Cは、図10,図
11に示した従来例による燃料改質器9が備える改質管
8に、複数の伝熱体4Bを追加して備えるようにした燃
料改質器である。伝熱体4Bは、金属の丸棒材製であ
り、図8,図9に示したごとく、改質管8が有する外側
筒体83の内周面と外周面のそれぞれに多数が、千鳥状
に配列されて装着されている。伝熱体4Bは、外側筒体
83との相互間の伝熱が良好に行われるように配慮し
て、溶接等によって装着されている。これにより、外側
環状空間87を通流する原料ガス9a、および、熱媒体
通流路52を通流する熱媒体51は、伝熱体4Bの間の
空間を通流することになる。
【0028】図8,図9に示す実施例では前述の構成と
したので、伝熱体4Bは第一に、伝熱体4等と同様に、
その表面における原料ガス9a,熱媒体51との熱交換
による熱伝達係数が向上する作用・効果を持っている。
また、伝熱体4Bが配置されている部位を通流する原料
ガス9a,熱媒体51は、その通流路中に林立している
伝熱体4Bと衝突しつつ通流することになる。伝熱体4
Bが千鳥状に配列されていると、伝熱体4Bに衝突する
原料ガス9a,熱媒体51の割合が増加する利点が有
る。伝熱体4Bは第二に、これによって、原料ガス9
a,熱媒体51の流れに渦が発生され、渦が発生される
ことによる実施例2の場合と同様な作用・効果が得られ
る。これ等のことにより、伝熱体4Bを装着することに
よって、外側筒体83は大きな熱伝達係数を持つことが
可能となる。
【0029】実施例5における今までの説明では、伝熱
体4Bは、その断面形状が円形である丸棒材を用いてい
るとしてきたが、これに限定されるものではなく、例え
ば、矩形,正方形の材料であってもよいものである。実
施例1〜5における今までの説明では、螺旋状体2、通
流ガイド体3、および、伝熱体4,4A,4Bは、改質
管8が有する外側筒体83の内周面と外周面のそれぞれ
に装着されるとしてきたが、これに限定されるものでは
なく、例えば、熱伝達係数の向上が一方の面だけでよい
場合には、外側筒体83の内周面だけ、あるいは、外側
筒体83の外周面だけに装着してもよいものである。
【0030】
【発明の効果】この発明においては、前述の構成とする
ことにより、燃料改質器の外側環状空間87を通流する
原料ガス9a、熱媒体通流路52を通流する熱媒体51
は、その流速を増大すること無しに、従って燃料改質器
の製造が容易な構成としながらも、熱媒体51と原料ガ
ス9aとの間の熱伝達率のさらなる向上を図ることが可
能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2に対応するこの発明の一実施例に
よる燃料改質器の縦断面図
【図2】図1における改質管部分の図1におけるB−B
断面図
【図3】請求項1,3に対応するこの発明の一実施例に
よる燃料改質器の縦断面図
【図4】図3における改質管部分の図3におけるC−C
断面図
【図5】請求項1,4に対応するこの発明の一実施例に
よる燃料改質器の縦断面図
【図6】図5中に示した伝熱体の詳細図で、(a)は図
5のQ部における平面状に示したP矢視図、(b)は図
6(a)におけるD−D断面図
【図7】請求項1,4に対応するこの発明の異なる実施
例による燃料改質器が備える伝熱体の詳細図で、(a)
は図5のQ部と同一部位における平面状に示したP矢視
図、(b)は図7(a)におけるE−E断面図
【図8】請求項1,4に対応するこの発明のさらに異な
る実施例による燃料改質器の縦断面図
【図9】図8中に示した伝熱体の図8のS部における平
面状に示したR矢から見た斜視図
【図10】従来例の燃料改質器の縦断面図
【図11】図10における改質管部分の図10における
A−A断面図
【符号の説明】
1 燃料改質器 3 通流ガイド体 51 熱媒体 52 熱媒体通流路 7 炉容器 8 改質管 81 中間筒体 83 外側筒体 87 外側環状空間 9a 原料ガス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】改質管と、バーナとを備え、 改質管は、筒状の中間筒体と、この中間筒体を挟んでそ
    の内外にそれぞれ間隔を設けて同心状に配設され,一方
    の端部を中間筒体の一方の端部から離して互いに塞ぎ板
    で塞がれた内側筒体および外側筒体と、中間筒体と内側
    筒体との間に作られた空間に粒状改質触媒を充填するこ
    とで形成された触媒層とを有し、 バーナは、改質管の内側部分に設置され、触媒層を加熱
    するための熱媒体を、少なくとも、内側筒体の内周面側
    および外側筒体の外周面側に供給するものであり、 熱媒体により加熱された触媒層により,炭化水素系の原
    燃料を水蒸気改質を行うことで水素に富む改質ガスに改
    質するものである、燃料改質器において、 改質管は、外側筒体の内周面,および/または,外側筒
    体の外周面に、熱伝達促進体を備えることを特徴とする
    燃料改質器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の燃料改質器において、 改質管が備える熱伝達促進体は、外側筒体の内周面に原
    燃料の通流方向にほぼ沿わせて,および/または,外側
    筒体の外周面に熱媒体の通流方向にほぼ沿わせて装着さ
    れる、螺旋状体であることを特徴とする燃料改質器。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の燃料改質器において、 改質管が備える熱伝達促進体は、外側筒体の内周面,お
    よび/または,外側筒体の外周面に螺旋状に巻き付けら
    れて装着され、原燃料,および/または,熱媒体の少な
    くと一部の通流方向をガイドする、原燃料用,および/
    または,熱媒体用の通流ガイド体であることを特徴とす
    る燃料改質器。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の燃料改質器において、 改質管が備える熱伝達促進体は、外側筒体の内周面,お
    よび/または,外側筒体の外周面に装着される、金属製
    の伝熱体であることを特徴とする燃料改質器。
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