JPH08191243A - レベル変換回路 - Google Patents

レベル変換回路

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JPH08191243A
JPH08191243A JP7001504A JP150495A JPH08191243A JP H08191243 A JPH08191243 A JP H08191243A JP 7001504 A JP7001504 A JP 7001504A JP 150495 A JP150495 A JP 150495A JP H08191243 A JPH08191243 A JP H08191243A
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真二 三田
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    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018507Interface arrangements
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    • H03K19/018528Interface arrangements of complementary type, e.g. CMOS with at least one differential stage

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低消費電力且つ高速でありながら、LSIの
製造プロセスや動作条件がばらついた場合でも、安定し
た出力電圧を得ることが可能なレベル変換回路を提供す
ることである。 【構成】 CMOSレベルの差動信号である第1のCM
OSレベル信号とその反転信号の第2のCMOSレベル
信号とを入力し、この入力信号に基づいた電流を出力す
る第1の入力部と、前記第1の入力部の出力に基づい
て、前記PECLレベルの差動信号である第1のPEC
Lレベル信号とその反転信号の第2のPECLレベル信
号とを出力する第1の変換出力部と、第1及び第2の電
流制御信号により前記第1の変換出力部の出力電流を制
御して、それぞれ前記第1及び第2のPECLレベル信
号における高レベル及び低レベルを決定する第1の電流
制御部とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小振幅インターフェー
スであるPECLインターフェース等に利用され、CM
OSレベルからPECLレベルへ電圧レベルの変換を行
うレベル変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレベル変換回路として
は、例えば図6に示すようなものがあった。図6は、従
来のCMOS−PECLレベル変換回路の一構成例を示
す回路図である。
【0003】このCMOS−PECLレベル変換回路
は、CMOSレベル(0V〜5V)の差動信号A,AN
(Aの反転信号)がそれぞれ印加される入力端子10
1,102を有し、そのうち入力端子102には、Pチ
ャネルMOSトランジスタ(以下、P−MOSという)
103のゲートが接続されている。P−MOS103
は、P−MOS104と共に電源Vdd(5V)と出力
端子105との間に接続されている。
【0004】同様に、入力端子101には、P−MOS
106のゲートが接続されている。P−MOS106
は、P−MOS107と共に電源Vddと出力端子10
8との間に接続されている。さらに、出力端子105,
108にはそれぞれ抵抗Rtを介して電源Vt(3V)
が接続されている。なお、各抵抗Rtは、それぞれ伝送
線の特性インピーダンスZtとマッチングしている。
【0005】そして、出力端子105,108からは、
PECLレベル(3.3V〜4.1V)の差動信号Z,
ZN(Zの反転信号)がそれぞれ出力されるようになっ
ている。以下、“L”レベルのPECLレベル信号Z,
ZNを出力する場合の電流はIolとし、“H”レベル
を出力する場合の電流はIohとする。
【0006】前記P−MOS104,107は、常にオ
ンしており、電流Iolが流れるようにトランジスタサ
イズ(ゲート幅)によって調節されている。また、P−
MOS103,106は、オン時に、電流Iohから電
流Iolを差し引いた電流Ioh−Iolが流れるよう
にトランジスタサイズによって調整されている。
【0007】CMOSレベルの信号A(=“L”レベ
ル),信号AN(=“H”レベル)が入力端子101,
102に入力されると、P−MOS103はオフ、P−
MOS106はオンするので、出力端子105の電流は
Iolとなり、“L”レベルのPECLレベル信号Zを
出力する。一方、出力端子108の電流はIohとな
り、“H”レベルのPECLレベル信号ZNを出力す
る。
【0008】逆に、CMOSレベルの信号A(=“H”
レベル),信号AN(=“L”レベル)が入力される
と、同様にして出力端子105は“H”レベルのPEC
Lレベル信号Zを出力し、出力端子108は“L”レベ
ルのPECLレベル信号ZNを出力する。
【0009】このようにして、CMOSレベルの差動信
号をPECLレベルの差動信号に変換することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のレベル変換回路では、トランジスタサイズによっ
て出力の電流や電圧を決定しているため、LSIの製造
プロセスや、電源・温度・伝送線の特性インピーダンス
等の動作条件がばらついた場合に、出力電圧が大きく変
動するという問題があった。
【0011】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、LSIの製造
プロセスや動作条件がばらついた場合であっても、変動
の少ない安定した出力電圧を得ることができるレベル変
換回路を提供することである。またその他の目的は、動
作条件がばらついた場合であっても、変動の少ない安定
した出力電圧を得ることができ、しかも高速動作が可能
なレベル変換回路を提供することである。さらに、低消
費電力且つ高速でありながら、LSIの製造プロセスや
動作条件がばらついた場合でも、安定した出力電圧を得
ることが可能なレベル変換回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、CMOSレベルの差動信号を
PECLレベルの差動信号に変換するレベル変換回路に
おいて、前記CMOSレベルの差動信号である第1のC
MOSレベル信号とその反転信号の第2のCMOSレベ
ル信号とを入力し、この入力信号に基づいた電流を出力
する第1の入力部と、前記第1の入力部の出力に基づい
て、前記PECLレベルの差動信号である第1のPEC
Lレベル信号とその反転信号の第2のPECLレベル信
号とを出力する第1の変換出力部と、第1及び第2の電
流制御信号により前記第1の変換出力部の出力電流を制
御して、それぞれ前記第1及び第2のPECLレベル信
号における高レベル及び低レベルを決定する第1の電流
制御部とを備えたことにある。
【0013】第2の発明の特徴は、上記第1の発明にお
いて、前記第1の入力部、前記第1の変換出力部及び前
記第1の電流制御部とそれぞれ同一構成の第2の入力
部、第2の変換出力部及び第2の電流制御部を設けると
共に、前記第2の変換出力部から出力される第3のPE
CLレベル信号に基づいて第1のフィードバック信号を
生成する第1の信号生成手段と、前記第2の変換出力部
から出力される前記第3のPECLレベル信号の反転信
号である第4のPECLレベル信号に基づいて第2のフ
ィードバック信号を生成する第2の信号生成手段とを設
け、前記第1及び第2のフィードバック信号を前記第2
の電流制御部にフィードバックし、且つ前記第2の入力
部の入力信号を第1及び第2の電源としてレプリカバイ
アス回路を構成し、前記レプリカバイアス回路から出力
される前記第1及び第2のフィードバック信号をそれぞ
れ前記第1及び第2の電流制御信号としたことにある。
【0014】第3の発明の特徴は、第1及び第2のノー
ドと共通ノードとの間にそれぞれ接続され、CMOSレ
ベルの差動信号である第1のCMOSレベル信号とその
反転信号の第2のCMOSレベル信号とに基づき交互に
オン/オフ動作する第1及び第2のスイッチング用トラ
ンジスタと、前記第1のノードに流れる電流に応じて、
PECLレベルの差動信号のうちの第1のPECLレベ
ル信号を第1の出力ノードへ出力する第1の変換出力部
と、前記第2のノードに流れる電流に応じて前記第1の
PECLレベル信号の反転信号の第2のPECLレベル
信号を第2の出力ノードへ出力する第2の変換出力部
と、第1の電流制御信号に基づき前記共通ノードに流れ
る電流を制御する第1の電流制御用トランジスタと、第
2の電流制御信号に基づき前記第1のノードに流れる電
流を制御する第2の電流制御トランジスタと、前記第2
の電流制御信号に基づき前記第2のノードに流れる電流
を制御する第3の電流制御トランジスタとを備えたこと
にある。
【0015】第4の発明の特徴は、上記第3の発明にお
いて、前記第1及び第2のスイッチング用トランジス
タ、前記第1乃至第3の電流制御用トランジスタ並びに
前記第1及び第2の変換出力部とそれぞれ同一構成の第
3及び第4のスイッチング用トランジスタ、第4乃至第
6の電流制御用トランジスタ並びに第3及び第4の変換
出力部を設けると共に、前記第3の変換出力部から第3
の出力ノードへ出力される第3のPECLレベル信号に
基づいて第1のフィードバック信号を生成する第1の信
号生成手段と、前記第4の変換出力部から第4の出力ノ
ードへ出力される前記第3のPECLレベル信号の反転
信号である第4のPECLレベル信号に基づいて第2の
フィードバック信号を生成する第2の信号生成手段とを
設け、前記第1のフィードバック信号を前記第4の電流
制御用トランジスタの制御電極にフィードバックし、前
記第2のフィードバック信号を前記第5及び第6の電流
制御用トランジスタの制御電極にフィードバックし、且
つ前記第3及び第4のスイッチング用トランジスタの各
制御電極にそれぞれ第1と第2の電源を接続してレプリ
カバイアス回路を構成し、前記レプリカバイアス回路か
ら出力される前記第1のフィードバック信号を前記第1
の電流制御信号として前記第1の電流制御用トランジス
タの制御電極に供給し、前記第2のフィードバック信号
を前記第2の電流制御信号として前記第2及び第3の電
流制御用トランジスタの各制御電極にそれぞれ供給する
ように構成したことにある。
【0016】第5の発明の特徴は、上記第4の発明にお
いて、前記第1の電源と前記第1の出力ノードとの間に
接続され、前記第2のCMOSレベル信号に基づいて導
通制御される第1の低消費電力用トランジスタと、前記
第1の電源と前記第2の出力ノードとの間に接続され、
前記第1のCMOSレベル信号に基づいて導通制御され
る第2の低消費電力用トランジスタとを設け、前記レプ
リカバイアス回路に、前記第1の電源と前記第3の出力
ノードとの間に接続され且つ制御電極が前記第2の電源
に接続された第3の低消費電力用トランジスタと、前記
第1の電源と前記第4の出力ノードとの間に接続され且
つ制御電極が前記第1の電源に接続された第4の低消費
電力用トランジスタとを設けたことにある。なお、ここ
で、上記第1,第2,第3,第4の低消費電力用トラン
ジスタは同一構成となっている。
【0017】第6の発明の特徴は、上記第5の発明にお
いて、前記第1乃至第4の低消費電力用トランジスタの
制御電極を第2の電源に接続したことにある。
【0018】第7の発明の特徴は、第1の電源と共通ノ
ードとの間に接続され、CMOSレベルの差動信号のう
ちの第1のCMOSレベル信号を反転して第1のノード
へ出力する第1のCMOSインバータと、第1の電源と
共通ノードとの間に接続され、前記第1のCMOSレベ
ル信号の反転信号の第2のCMOSレベル信号を反転し
て第2のノードへ出力する第2のCMOSインバータ
と、前記共通ノードと第2の電源との間に接続され、第
1の電流制御信号に基づき該共通ノードに流れる電流を
制御する第1の電流制御用トランジスタと、前記第1の
電源と第1の出力ノードとの間に接続され第2の電流制
御信号に基づき導通制御される第1の出力トランジスタ
を有し、前記第1のノードに流れる電流に応じてPEC
Lレベルの差動信号のうちの第1のPECLレベル信号
を前記第1の出力ノードへ出力する第1の変換出力部
と、前記第1の電源と第2の出力ノードとの間に接続さ
れ前記第2の電流制御信号に基づき導通制御される第2
の出力トランジスタを有し、前記第2のノードに流れる
電流に応じて前記第1のPECLレベル信号の反転信号
の第2のPECLレベル信号を前記第2の出力ノードへ
出力する第2の変換出力部とを備えたことにある。
【0019】第8の発明の特徴は、上記第7の発明にお
いて、前記第1及び第2のCMOSインバータ、前記第
1及び第2の変換出力部、前記第1の電流制御用トラン
ジスタ並びに前記第1及び第2の出力トランジスタとそ
れぞれ同一構成の第3及び第4のCMOSインバータ、
第3及び第4の変換出力部、第2の電流制御用トランジ
スタ並びに第3及び第4の出力トランジスタを設けると
共に、前記第3の変換出力部から第3の出力ノードへ出
力される第3のPECLレベル信号に基づいて第1のフ
ィードバック信号を生成する第1の信号生成手段と、前
記第4の変換出力部から第4の出力ノードへ出力される
前記第3のPECLレベル信号の反転信号である第4の
PECLレベル信号に基づいて第2のフィードバック信
号を生成する第2の信号生成手段とを設け、前記第1の
フィードバック信号を前記第2の電流制御用トランジス
タの制御電極にフィードバックすると共に、前記第2の
フィードバック信号を前記第3及び第4の出力トランジ
スタの制御電極にフィードバックし、且つ前記第3及び
第4のCMOSインバータの入力側にそれぞれ前記第1
と第2の電源をそれぞれ接続してレプリカバイアス回路
を構成し、前記レプリカバイアス回路から出力される前
記第1及び第2のフィードバック信号をそれぞれ前記第
1及び第2の電流制御信号としたことにある。
【0020】
【作用】上述の如き構成の第1の発明によれば、第1の
入力部は、第1のCMOSレベル信号と第2のCMOS
レベル信号とに基づいた電流を出力し、第1の変換出力
部は、前記第1の入力部の出力に基づいて、第1のPE
CLレベル信号と第2のPECLレベル信号とを出力す
る。その際に、第1の電流制御部は、第1及び第2の電
流制御信号により第1の変換出力部の出力電流を制御し
て、それぞれ第1及び第2のPECLレベル信号におけ
る高レベル及び低レベルを決定する。これにより、2種
類の第1及び第2の電流制御信号をLSIの製造プロセ
スや動作条件などのばらつきを補償するものにすること
により、LSIの製造プロセスや電源・温度・伝送線の
特性インピーダンス等の動作条件がばらついた場合で
も、第1及び第2のPECLレベル信号はほとんど変動
することがなくなる。
【0021】第2の発明によれば、上記第1の発明にお
いて、レプリカバイアス回路から出力される第1及び第
2のフィードバック信号をそれぞれ前記第1及び第2の
電流制御信号としたので、LSIの製造プロセスや動作
条件などのばらつきを補償するための第1及び第2の電
流制御信号を簡易かつ正確に生成することができる。
【0022】第3の発明によれば、第1及び第2のスイ
ッチング用トランジスタは、第1と第2のCMOSレベ
ル信号とに基づき交互にオン/オフ動作し、共通ノード
の電流を第1ノード側へ流すかあるいは第2のノード側
へ流すかの切り替えを行う。第1の変換出力部は、第1
のノードに流れる電流に応じて第1のPECLレベル信
号を第1の出力ノードへ出力し、第2の変換出力部は、
前記第2のノードに流れる電流に応じて第2のPECL
レベル信号を第2の出力ノードへ出力する。その際、第
2の電流制御用トランジスタは、第1の電流制御用トラ
ンジスタと共働して第1のPECLレベル信号の高レベ
ル及び低レベルを決定し、第3の電流制御用トランジス
タは、前記第1の電流制御用トランジスタと共働して前
記第2のPECLレベル信号の高レベル及び低レベルを
決定する。これにより、2種類の第1及び第2の電流制
御信号をLSIの製造プロセスや動作条件などのばらつ
きを補償するものとすることにより、LSIの製造プロ
セスや動作条件等がばらついた場合でも、第1及び第2
のPECLレベル信号はほとんど変動することがなくな
る。さらに、第1と第2のCMOSレベル信号とに基づ
いて、共通ノードの電流を第1ノード側へ流すかあるい
は第2のノード側へ流すかの切り替えを行うだけで第1
及び第2のPECLレベル信号を出力するので、動作が
高速となる。
【0023】第4の発明によれば、上記第3の発明のレ
ベル変換回路に用いられる、LSIの製造プロセスや動
作条件などのばらつきを補償するための第1及び第2の
電流制御信号をより簡単かつ正確に生成することができ
る。
【0024】第5の発明によれば、第1及び第2の低消
費電力用トランジスタは、それぞれ第1または第2の出
力ノードより高レベルを出力するときに導通状態とな
り、この時の出力電流の一部は該第1または第2の低消
費電力用トランジスタへ流れるので、消費電力が減少す
る。
【0025】第6の発明によれば、第1及び第2の低消
費電力用トランジスタが常に導通状態であり、高レベル
/低レベル出力時の出力電流の一部は該第1及び第2の
低消費電力用トランジスタへ流れるので、消費電力が減
少する。
【0026】第7の発明によれば、低レベル出力時の出
力電流は、第1及び第2の出力トランジスタを第2の電
流制御信号で制御することにより出力する。また、高レ
ベル出力時の出力電流のうち低レベル出力時の出力電流
までを第1及び第2の出力トランジスタの電流とし、そ
れ以外の電流を例えばカレントミラーを用いて第1の電
流制御信号で制御するので、消費電力が減少する。さら
に、第1と第2のCMOSレベル信号とに基づいて、第
1及び第2のCMOSインバータにより共通ノードの電
流を第1ノード側へ流すかあるいは第2のノード側へ流
すかの切り替えを行うだけで第1及び第2のPECLレ
ベル信号を出力するので、動作が高速となる。
【0027】第8の発明によれば、上記第7の発明のレ
ベル変換回路に用いられる、LSIの製造プロセスや動
作条件などのばらつきを補償するための第1及び第2の
電流制御信号をより簡単かつ正確に生成することができ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の第1実施例に係るレベル変換回
路の回路図である。
【0029】このレベル変換回路は、CMOSレベルの
差動信号をPECLレベルの差動信号に変換するもので
あり、第1の入力部の第1及び第2のスイッチング用ト
ランジスタをそれぞれ構成するNチャネルMOSトラン
ジスタ(以下、N−MOSという)1,2を有してい
る。
【0030】N−MOS1,2の各ゲートには、それぞ
れ入力端子3,4を介してCMOSレベルの差動信号で
ある第1のCMOSレベル信号Aとその反転信号の第2
のCMOSレベル信号ANとが入力され、該N−MOS
1,2はこれらのCMOSレベルの差動信号により交互
にオン/オフ動作する。
【0031】N−MOS1,2の各ドレインはそれぞれ
第1及び第2のノードN1,N2に接続され、各ソース
は共通ノードN3に接続されている。第1のノードN1
には、カレントミラーの構造を有するP−MOS5,6
が接続され、そのカレントミラーの出力側であるP−M
OS6のドレインには、出力端子7(第1の出力ノー
ド)が接続されている。このカレントミラーによれば、
P−MOS5,6のトランジスタサイズの比が、G5:
G6=1:nのとき(但し、G5,G6はそれぞれP−
MOS5,6のゲート幅)、P−MOS6の電流(出力
電流)はP−MOS5の電流の約n倍となる。
【0032】同様に、第2のノードN2には、カレント
ミラーの構造を有するP−MOS8,9が接続され、そ
のカレントミラーの出力側であるP−MOS9のドレイ
ンには出力端子10(第2の出力ノード)が接続されて
いる。このカレントミラーによれば、P−MOS8,9
のトランジスタサイズの比が、G8:G9=1:nのと
き(但し、G8,G9はそれぞれP−MOS8,9のゲ
ート幅)、P−MOS9の電流(出力電流)はP−MO
S8の電流の約n倍となる。
【0033】そして、前記共通ノードN3には、第1の
電流制御信号RF1により導通制御されるN−MOS1
1(第1の電流制御用トランジスタ)のドレインが接続
され、そのソースが接地電源Vssに接続されている。
さらに、前記第1のノードN1には、第2の電流制御信
号RF2により導通制御されるN−MOS12(第2の
電流制御用トランジスタ)のドレインが接続され、その
ソースが接地電源Vssに接続されている。同様に、前
記第2のノードN2には、第2の電流制御信号RF2に
より導通制御されるN−MOS13(第3の電流制御用
トランジスタ)のドレインが接続され、そのソースが接
地電源Vssに接続されている。
【0034】これによって、P−MOS5の電流はN−
MOS12の電流とN−MOS1の電流とを合わせたも
のとなり、同様に、P−MOS8の電流はN−MOS1
3の電流とN−MOS2の電流とを合わせたものとな
る。
【0035】また、出力端子7,10にはそれぞれ抵抗
Rtを介して電源Vt(3V)が接続され、出力端子
7,10からは、PECLレベル(3.3V〜4.1
V)の差動信号である第1のPECLレベルZとその反
転信号の第2のPECLレベルZNがそれぞれ出力され
るようになっている。なお、各抵抗Rtはそれぞれ伝送
線の特性インピーダンスZtとマッチングし、出力端子
7側の抵抗RtとP−MOS5,6とで第1の変換出力
部が、また出力端子10側の抵抗RtとP−MOS8,
9とで第2の変換出力部がそれぞれ構成されている。
【0036】“H”レベルを出力する時の出力電流(I
oh)は、(4.1−3)/Rtであり、“L”レベル
を出力するときの出力電流(Iol)は(3.3−3)
/Rtである。また、N−MOS12の電流は、N−M
OS13の電流とほぼ同じ(Ioh/n)であり、上述
したようにそれぞれゲートに供給される第2の電流制御
信号RF2によって制御されている。さらに、N−MO
S11の電流は(Ioh−Iol)/nであり、前述し
たようにゲートに供給される第1の電流制御信号RF1
によって制御されている。第1及び第2の電流制御信号
RF1,RF2は、LSIの製造プロセスや動作条件な
どのばらつきを補償するものであり、後述するように、
レプリカバイアス回路によって発生されるようになって
いる。
【0037】次に、以上のように構成されるレベル変換
回路の動作を説明する。
【0038】CMOSレベルの信号A(=“L”レベ
ル),信号AN(=“H”レベル)が入力端子3,4に
入力されると、N−MOS1はオフ、N−MOS2はオ
ンするので、P−MOS5の電流はN−MOS12の電
流と等しくIol/nである。また、P−MOS6の電
流はカレントミラーによってP−MOS5のn倍の出力
電流Iolが流れるので、出力端子7には“L”レベル
のPECLレベル信号Zが出力される。
【0039】このとき、P−MOS8の電流はN−MO
S13の電流とN−MOS11の電流を合わせたものと
なり、Ioh/nである。また、P−MOS9の電流は
カレントミラーによってP−MOS8のn倍の出力電流
Iohが流れるので、出力端子10には“H”レベルの
PECLレベルZNが出力される。
【0040】逆に、CMOSレベルの信号A(=“H”
レベル),信号AN(=“L”レベル)が入力された場
合も、同様にして出力端子7は“H”レベルのPECL
レベル信号Zを出力し、出力端子10は“L”レベルの
PECLレベル信号ZNを出力する。
【0041】図2は、前記電流制御信号RF1,RF2
を発生するレプリカバイアス回路を含んだ本実施例のC
MOS−PECLレベル変換回路の回路図である。
【0042】このCMOS−PECLレベル変換回路
は、上記図1に示すレベル変換回路をレベル変換部50
とし、このレベル変換部50に、電流制御信号RF1,
RF2を発生するレプリカバイアス回路60が接続され
て構成されている。
【0043】バイアス回路60は、上述のレベル変換部
50と同一構成の回路を含むものである。すなわち、上
述のレベル変換部50におけるN−MOS1,2、P−
MOS5,6、P−MOS8,9、N−MOS11,1
2,13及び抵抗Rtと、それぞれ同一構成(トランジ
スタサイズも同じ)のN−MOS1a,2a(第3及び
第4のスイッチングトランジスタ)、P−MOS5a,
6a、P−MOS8a,9a、N−MOS11a,12
a,13a及び抵抗Rt’が同一の製造プロセスで形成
されている。
【0044】そして、このバイアス回路の出力、つまり
出力端子7a(第3の出力ノード)へ出力される第3の
PECLレベル信号ZBが“H”レベルに、出力端子1
0a(第4の出力ノード)へ出力される第4のPECL
レベル信号ZNBが“L”レベルになるように、第2の
入力部を構成するN−MOS1a,2aの各ゲートに
は、それぞれ第1の電源Vddと第2の電源Vssとが
入力されている。
【0045】さらに、該バイアス回路60には、オペア
ンプ21,22(第1及び第2の信号生成手段)が設け
られている。そのうちオペアンプ21の負極入力側には
前記PECLレベル信号ZBが入力され、その正極入力
側には“H”レベルの基準電圧VOHBが入力され、そ
のオペアンプ21の出力である第1の電流制御信号RF
1(第1のフィードバック信号)がN−MOS11aの
ゲートへ供給されている。これによってPECLレベル
信号ZBが基準電圧VOHBと等しくなるようにフィー
ドバックされている。
【0046】同様に、オペアンプ22の負極入力側には
前記PECLレベル信号ZNBが入力され、その正極入
力側には“L”レベルの基準電圧VOLBが入力され、
そのオペアンプ22の出力である第2の電流制御信号R
F2(第2のフィードバック信号)がN−MOS12
a,13aのゲートへ供給されている。これによってP
ECLレベル信号ZNBが基準電圧VOLBと等しくな
るようにフィードバックされている。
【0047】前記オペアンプ21,22から出力される
前記第1及び第2の電流制御信号RF1,RF2(第1
及び第2のフィードバック信号)は、前述した製造プロ
セスや動作条件等がばらついた場合にも、ZB=VOH
B,ZNB=VOLBとなるように電流を制御し、前記
レベル変換部50へ供給される。
【0048】図2に示すレベル変換回路におけるバイア
ス回路60は、レベル変換部50と同じ製造プロセスで
形成された同一構成の回路を含むレプリカバイアス回路
であるので、レベル変換部50に動作条件にばらつきが
生ずれば、そのばらつき成分はバイアス回路60の同一
構成回路にも発生することになる。そして、このばらつ
き成分を補償するように電流制御信号RF1,RF2が
設定され、この電流制御信号RF1,RF2により、レ
ベル変換部50の出力電流Ioh,Iolが制御され
る。つまりPECLレベル信号Z,ZNの“H”レベル
及び“L”レベルが決定される。
【0049】従って、LSIの製造プロセスや電源・温
度・伝送線の特性インピーダンス等の動作条件がばらつ
いた場合でも、レベル変換部50の出力電圧(PECL
レベル信号Z,ZN)はほとんど変動しない。
【0050】また、本実施例では、ばらつきに応じて設
定された電流制御信号RF1,RF2は一定であるの
で、N−MOS11,12,13の電流が一定となり、
信号A,ANによって、N−MOS11の電流をN−M
OS1側/N−MOS2側のいずれに流すかを切り換え
ているだけでPECLレベル信号Z,ZNを出力してい
るので、動作が高速となる。
【0051】さらに、レベル変換回路が複数必要な場合
にもバイアス回路は1個のみ設ければよい。
【0052】また、本実施例では、電流の直流的なパス
が存在するが、カレントミラーに使用しているトランシ
ズタ(P−MOS5,6、P−MOS8,9)のサイズ
比(G5:G6、G8,G9)を大きくすれば回路内部
の電流を小さくすることができる。
【0053】図3は、本発明の第2実施例に係るレベル
変換回路の回路図であり、図2と共通の要素には同一の
符号を付して説明を省略する。
【0054】上記第1実施例のレベル変換回路では、前
述したようにカレントミラーに使用しているトランシズ
タのサイズ比を大きくすることによって消費電力を小さ
くすることもできるが、本実施例では、“H”レベルを
出力するときにオンするような低消費電力用トランジス
タを設けて、この第1実施例よりも一層低消費電力化を
図ったものである。
【0055】具体的には、上記の図2に示すレベル変換
部50において、電源Vddと出力端子7との間に接続
されCMOSレベル信号ANによりオン/オフ制御され
るP−MOS31(第1の低消費電力用トランジスタ)
と、電源Vddと出力端子10との間に接続されCMO
Sレベル信号Aによりオン/オフ制御されるP−MOS
32(第2の低消費電力用トランジスタ)とを設けてレ
ベル変換部50aを構成する。
【0056】そして、バイアス回路60には、電源Vd
dと出力端子7aとの間に接続され且つ制御電極が電源
Vssに接続されたP−MOS31a(第3の低消費電
力用トランジスタ)と、電源Vddと出力端子10aと
の間に接続され且つ制御電極が電源Vddに接続された
P−MOS32a(第4の低消費電力用トランジスタ)
とを設けて、レプリカバイアス回路60aを構成する。
なお、ここで、上記P−MOS31,32,31a,3
2aは同一構成となっている。
【0057】“H”レベルの出力電流Iohは、上記第
1実施例ではカレントミラー用のP−MOS6または9
に全て流れていたが、本実施例では、出力電流Iohの
一部を低消費電力用トランジスタであるP−MOS31
または32に流すことにより、カレントミラー用のP−
MOS6または9の電流が減るため回路内部の消費電力
は減少する。この場合、低消費電力用トランジスタの電
流は出力電流Iohよりも小さくなければならない。
【0058】図4は、本発明の第3実施例に係るレベル
変換回路の回路図であり、図3と共通の要素には同一の
符号を付して説明を省略する。
【0059】本実施例のレベル変換回路は、上記図3に
示す回路(第2実施例)において、P−MOS31,3
2,31a,32a(前記第1〜第4の低消費電力用ト
ランジスタ)の制御電極を第2の電源Vssに接続して
レベル変換部50b及びバイアス回路60bを構成し、
低消費電力化を図ったものである。
【0060】本実施例のレベル変換回路によれば、低消
費電力用トランジスタであるP−MOS31,32,3
1a,32aが常にオンしており、出力電流IolとI
ohの一部を該低消費電力用トランジスタに流すことに
より、カレントミラー用のP−MOS6または9の電流
を減らし、回路内部の消費電力が減少する。この場合、
前記低消費電力用トランジスタの電流は出力電流Iol
より小さくなければならない。
【0061】図5は、本発明の第4実施例に係るレベル
変換回路の回路図である。
【0062】本実施例のレベル変換回路も、低消費電力
且つ高速でありながら、上述の動作条件がばらついた場
合でも、出力電圧であるPECLレベル信号Z,ZNを
安定化することができるようにしたものである。
【0063】具体的に説明すると、図5に示すように本
実施例のレベル変換部50cは、図3のレベル変換部5
0bにおいて、N−MOS1,2で構成される入力部
を、P−MOS41とN−MOS42から成る第1のC
MOSインバータと、P−MOS43とN−MOS44
から成る第2のCMOSインバータとで構成し、電流制
御用トランジスタであるN−MOS12,13を削除し
たものである。
【0064】これに伴ってバイアス回路60cも同様の
構成にする。即ち、P−MOS41aとN−MOS42
aから成る第3のCMOSインバータと、P−MOS4
3aとN−MOS44aから成る第4のCMOSインバ
ータとで構成し、N−MOS12a,13aを削除す
る。
【0065】そして、P−MOS31,32をそれぞれ
第1及び第2の出力トランジスタとして、オペアンプ2
2から出力される第2の電流制御信号RF2によりオン
/オフ制御すると同様に、バイアス回路60c側のP−
MOS31a,32aにも第2の電流制御信号RF2に
よりオン/オフ制御するように構成する。
【0066】なお、本実施例では、カレントミラー5,
6、第1の出力トランジスタのP−MOS31及び抵抗
Rtで第1の変換出力部が構成され、カレントミラー
8,9、第2の出力トランジスタのP−MOS32及び
抵抗Rtで第2の変換出力部が構成されている。また、
これに対応する第3及び第4の変換出力部がバイアス回
路60c側に構成されている。
【0067】本実施例のレベル変換回路によれば、出力
電流Iolはカレントミラーを用いずにP−MOS3
1,32を電流制御信号RF2で制御することにより出
力している。また、出力電流IohのうちのIolまで
を前記P−MOS31,32の電流とし、それ以外の電
流をカレントミラーを用いて電流制御信号RF1で制御
する。これによって、カレントミラー用のトランジスタ
の電流が減少するので回路内部の消費電力を低減するこ
とができる。
【0068】なお、上述の第2,第3及び第4実施例の
示した低消費電力化の手法は、それぞれ組み合わせて使
用することも可能である。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、LSIの製造プロセスや電源・温度・伝送線
の特性インピーダンス等の動作条件などがばらついた場
合でも、出力電圧の第1及び第2のPECLレベル信号
を安定化することが可能となる。
【0070】第2の発明によれば、第1の発明のレベル
変換回路に用いられる、LSIの製造プロセスや動作条
件などのばらつきを補償するための第1及び第2の電流
制御信号を簡易かつ正確に生成することができる。
【0071】第3の発明によれば、LSIの製造プロセ
スや動作条件等がばらついた場合でも、出力電圧の第1
及び第2のPECLレベル信号を安定化することがで
き、しかも高速動作が可能となる。
【0072】第4の発明によれば、第3の発明のレベル
変換回路に用いられる、LSIの製造プロセスや動作条
件などのばらつきを補償するための第1及び第2の電流
制御信号をより簡単かつ正確に生成することができる。
【0073】第5の発明によれば、低消費電力且つ高速
でありながら、LSIの製造プロセスや動作条件等がば
らついた場合でも、出力電圧の第1及び第2のPECL
レベル信号を安定させることが可能となる。
【0074】第6の発明によれば、第5の発明と同様の
効果を得ることができる。
【0075】第7の発明によれば、第5の発明と同様の
効果を得ることができる。
【0076】第8の発明によれば、第7の発明のレベル
変換回路に用いられる、LSIの製造プロセスや動作条
件などのばらつきを補償するための第1及び第2の電流
制御信号をより簡単かつ正確に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るレベル変換回路の回
路図である。
【図2】レプリカバイアス回路を含んだ第1実施例のC
MOS−PECLレベル変換回路の回路図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るレベル変換回路の回
路図である。
【図4】本発明の第3実施例に係るレベル変換回路の回
路図である。
【図5】本発明の第4実施例に係るレベル変換回路の回
路図である。
【図6】従来のCMOS−PECLレベル変換回路の一
構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2 N−MOS(第1及び第2のスイッチング用ト
ランジスタ) 5,6 P−MOS(カレントミラー) 7,10 出力端子(第1及び第2の出力ノード) 8,9 P−MOS(カレントミラー) 11,12,13 N−MOS(第1、第2及び第3の
電流制御用トランジスタ) 21,22 オペアンプ(第1及び第2の信号生成手
段) 31,32 P−MOS(第1及び第2の低消費電力用
トランジスタ) 41,42 第1のCMOSインバータ 43,44 第2のCMOSインバータ 60,60a,60b,60c レプリカバイアス回路 Z,ZN 第1及び第2のPECLレベル信号 N1,N2 第1及び第2のノード A,AN 第1及び第2のCMOSレベル信号 RF1,RF2 第1及び第2の電流制御信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CMOSレベルの差動信号をPECLレ
    ベルの差動信号に変換するレベル変換回路において、 前記CMOSレベルの差動信号である第1のCMOSレ
    ベル信号とその反転信号の第2のCMOSレベル信号と
    を入力し、この入力信号に基づいた電流を出力する第1
    の入力部と、 前記第1の入力部の出力に基づいて、前記PECLレベ
    ルの差動信号である第1のPECLレベル信号とその反
    転信号の第2のPECLレベル信号とを出力する第1の
    変換出力部と、 第1及び第2の電流制御信号により前記第1の変換出力
    部の出力電流を制御して、それぞれ前記第1及び第2の
    PECLレベル信号における高レベル及び低レベルを決
    定する第1の電流制御部とを備えたことを特徴とするレ
    ベル変換回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の入力部、前記第1の変換出力
    部及び前記第1の電流制御部とそれぞれ同一構成の第2
    の入力部、第2の変換出力部及び第2の電流制御部を設
    けると共に、 前記第2の変換出力部から出力される第3のPECLレ
    ベル信号に基づいて第1のフィードバック信号を生成す
    る第1の信号生成手段と、前記第2の変換出力部から出
    力される前記第3のPECLレベル信号の反転信号であ
    る第4のPECLレベル信号に基づいて第2のフィード
    バック信号を生成する第2の信号生成手段とを設け、 前記第1及び第2のフィードバック信号を前記第2の電
    流制御部にフィードバックし、且つ前記第2の入力部の
    入力信号を第1及び第2の電源としてレプリカバイアス
    回路を構成し、 前記レプリカバイアス回路から出力される前記第1及び
    第2のフィードバック信号をそれぞれ前記第1及び第2
    の電流制御信号としたことを特徴とする請求項1記載の
    レベル変換回路。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のノードと共通ノードとの
    間にそれぞれ接続され、CMOSレベルの差動信号であ
    る第1のCMOSレベル信号とその反転信号の第2のC
    MOSレベル信号とに基づき交互にオン/オフ動作する
    第1及び第2のスイッチング用トランジスタと、 前記第1のノードに流れる電流に応じて、PECLレベ
    ルの差動信号のうちの第1のPECLレベル信号を第1
    の出力ノードへ出力する第1の変換出力部と、 前記第2のノードに流れる電流に応じて、前記第1のP
    ECLレベル信号の反転信号の第2のPECLレベル信
    号を第2の出力ノードへ出力する第2の変換出力部と、 第1の電流制御信号に基づき前記共通ノードに流れる電
    流を制御する第1の電流制御用トランジスタと、 第2の電流制御信号に基づき前記第1のノードに流れる
    電流を制御する第2の電流制御トランジスタと、 前記第2の電流制御信号に基づき前記第2のノードに流
    れる電流を制御する第3の電流制御トランジスタとを備
    えたことを特徴とするレベル変換回路。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のスイッチング用トラ
    ンジスタ、前記第1乃至第3の電流制御用トランジスタ
    並びに前記第1及び第2の変換出力部とそれぞれ同一構
    成の第3及び第4のスイッチング用トランジスタ、第4
    乃至第6の電流制御用トランジスタ並びに第3及び第4
    の変換出力部を設けると共に、 前記第3の変換出力部から第3の出力ノードへ出力され
    る第3のPECLレベル信号に基づいて第1のフィード
    バック信号を生成する第1の信号生成手段と、前記第4
    の変換出力部から第4の出力ノードへ出力される前記第
    3のPECLレベル信号の反転信号である第4のPEC
    Lレベル信号に基づいて第2のフィードバック信号を生
    成する第2の信号生成手段とを設け、 前記第1のフィードバック信号を前記第4の電流制御用
    トランジスタの制御電極にフィードバックし、前記第2
    のフィードバック信号を前記第5及び第6の電流制御用
    トランジスタの制御電極にフィードバックし、且つ前記
    第3及び第4のスイッチング用トランジスタの各制御電
    極にそれぞれ第1と第2の電源を接続してレプリカバイ
    アス回路を構成し、 前記レプリカバイアス回路から出力される前記第1のフ
    ィードバック信号を前記第1の電流制御信号として前記
    第1の電流制御用トランジスタの制御電極に供給し、前
    記第2のフィードバック信号を前記第2の電流制御信号
    として前記第2及び第3の電流制御用トランジスタの各
    制御電極にそれぞれ供給するように構成したことを特徴
    とする請求項3記載のレベル変換回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の電源と前記第1の出力ノード
    との間に接続され、前記第2のCMOSレベル信号に基
    づいて導通制御される第1の低消費電力用トランジスタ
    と、前記第1の電源と前記第2の出力ノードとの間に接
    続され、前記第1のCMOSレベル信号に基づいて導通
    制御される第2の低消費電力用トランジスタとを設け、 前記レプリカバイアス回路に、 前記第1の電源と前記第3の出力ノードとの間に接続さ
    れ且つ制御電極が前記第2の電源に接続され前記第1の
    低消費電力用トランジスタと同一構成の第3の低消費電
    力用トランジスタと、前記第1の電源と前記第4の出力
    ノードとの間に接続され且つ制御電極が前記第1の電源
    に接続され前記第2の低消費電力用トランジスタと同一
    構成の第4の低消費電力用トランジスタとを設けたこと
    を特徴とする請求項4記載のレベル変換回路。
  6. 【請求項6】 前記第1乃至第4の低消費電力用トラン
    ジスタの制御電極を第2の電源に接続したことを特徴と
    する請求項5記載のレベル変換回路。
  7. 【請求項7】 第1の電源と共通ノードとの間に接続さ
    れ、CMOSレベルの差動信号のうちの第1のCMOS
    レベル信号を反転して第1のノードへ出力する第1のC
    MOSインバータと、 第1の電源と共通ノードとの間に接続され、前記第1の
    CMOSレベル信号の反転信号の第2のCMOSレベル
    信号を反転して第2のノードへ出力する第2のCMOS
    インバータと、 前記共通ノードと第2の電源との間に接続され、第1の
    電流制御信号に基づき該共通ノードに流れる電流を制御
    する第1の電流制御用トランジスタと、 前記第1の電源と第1の出力ノードとの間に接続され第
    2の電流制御信号に基づき導通制御される第1の出力ト
    ランジスタを有し、前記第1のノードに流れる電流に応
    じてPECLレベルの差動信号のうちの第1のPECL
    レベル信号を前記第1の出力ノードへ出力する第1の変
    換出力部と、 前記第1の電源と第2の出力ノードとの間に接続され前
    記第2の電流制御信号に基づき導通制御される第2の出
    力トランジスタを有し、前記第2のノードに流れる電流
    に応じて前記第1のPECLレベル信号の反転信号の第
    2のPECLレベル信号を前記第2の出力ノードへ出力
    する第2の変換出力部とを備えたことを特徴とするレベ
    ル変換回路。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2のCMOSインバー
    タ、前記第1及び第2の変換出力部、前記第1の電流制
    御用トランジスタ並びに前記第1及び第2の出力トラン
    ジスタとそれぞれ同一構成の第3及び第4のCMOSイ
    ンバータ、第3及び第4の変換出力部、第2の電流制御
    用トランジスタ並びに第3及び第4の出力トランジスタ
    を設けると共に、 前記第3の変換出力部から第3の出力ノードへ出力され
    る第3のPECLレベル信号に基づいて第1のフィード
    バック信号を生成する第1の信号生成手段と、 前記第4の変換出力部から第4の出力ノードへ出力され
    る前記第3のPECLレベル信号の反転信号である第4
    のPECLレベル信号に基づいて第2のフィードバック
    信号を生成する第2の信号生成手段とを設け、 前記第1のフィードバック信号を前記第2の電流制御用
    トランジスタの制御電極にフィードバックすると共に、
    前記第2のフィードバック信号を前記第3及び第4の出
    力トランジスタの制御電極にフィードバックし、且つ前
    記第3及び第4のCMOSインバータの入力側にそれぞ
    れ前記第1と第2の電源をそれぞれ接続してレプリカバ
    イアス回路を構成し、 前記レプリカバイアス回路から出力される前記第1及び
    第2のフィードバック信号をそれぞれ前記第1及び第2
    の電流制御信号としたことを特徴とする請求項7記載の
    レベル変換回路。
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