JPH08191160A - 圧電トランス及びその制動容量値の調整方法 - Google Patents

圧電トランス及びその制動容量値の調整方法

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JPH08191160A
JPH08191160A JP7001193A JP119395A JPH08191160A JP H08191160 A JPH08191160 A JP H08191160A JP 7001193 A JP7001193 A JP 7001193A JP 119395 A JP119395 A JP 119395A JP H08191160 A JPH08191160 A JP H08191160A
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piezoelectric
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length
electrode
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JP7001193A
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Katsunori Kumasaka
克典 熊坂
Futoshi Shiotani
太志 塩谷
Yasuyoshi Nakamura
僖良 中村
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的小さな負荷抵抗に適し、また広い範囲
の負荷抵抗の変化に容易に対応可能で、しかも、高いQ
による高昇圧比と大振幅時の発熱の抑制を可能とし、更
に煩雑な分極工程を排除可能な圧電トランスを提供する
こと。 【構成】 自発分極を座標系のZ軸として有するニオブ
酸リチウム圧電単結晶で、且つ前記座標系をそのX軸の
まわりに120〜170°回転した座標系を更にその
Z′軸のまわりに−20〜20°回転した座標系のX′
軸及びZ′軸に対して側面が平行になるように切り出さ
れたものから成る圧電振動子矩形板11の長さ方向の一
端面からおよそ長さの2分の1の領域に、厚さ方向で相
対向する第1側の対向電極12,13を形成し、残り2
分の1の領域の両側面、或いは残り2分の1の領域の上
下面の内の少なくとも一方の面の前記両側面近傍に前記
長さ方向に平行な相対向する第2側の対向電極14,1
5を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子式複写機や静電式
空気清浄器などに用いられる直流高電圧電源や、液晶デ
ィスプレー用バックライト点灯用のインバータ電源に用
いられる圧電トランスに関し、負荷インピーダンスの異
なる用途にも容易に適用可能な圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の圧電トランスの構造の概略
を示す斜視図である。図4において、圧電振動子矩形板
1には長さ方向のおよそ半分の部分にその厚さ方向で相
対向する対向電極2及び対向電極3が形成され、これら
対向電極2,3が形成された部分から遠い方の圧電振動
子矩形板1の長さ方向端面に電極4が形成されている。
図中白抜き矢印は分極方向を示す。
【0003】図5は従来の圧電トランスの動作原理の説
明図であり、図5(a)は圧電振動子矩形板の断面図、
図5(b)は圧電振動子矩形板が長さ方向振動の1波長
共振モードで振動している場合の変位分布であり、図5
(c)はその時の歪分布を示している。図5(a)にお
いて、電極3をアース端子とし、電極2に圧電振動子矩
形板1の長さ方向振動の1波長共振モードの共振周波数
に等しい周波数の電圧を印加すると圧電振動子矩形板1
は図5(b),(c)に示すように振動する。この時、
電極3と端面電極4との間には圧電効果により電圧を発
生する。
【0004】圧電トランスの電気的な等価回路は図6の
ように表わされる。図6(a)は、それぞれの変成比φ
1及びφ2の1次側及び2次側の電気−機械変換の変成
器を含む場合であり、m,s,rはそれぞれ、機械振動
系の等価質量、等価スティフネス及び等価抵抗である。
また、Cd1 及びCd2 はそれぞれ、1次側及び2次側
の制動容量である。更に、RL は負荷抵抗である。図6
(b)は図6(a)の回路を1次側から見た場合の等価
回路である。図6(b)において、等価回路は各定数は
次式で与えられる。
【0005】L=m/φ1 2 , C=φ1 2 /s, R
=r/φ1 2 Cd2 ′=A1 2 /A2 2 ・Cd2 , RL ′=A2 2
/A1 2 ・RL 図6(b)の等価回路における等価直列インダクタンス
L、等価直列キャパシタンスC2次側の制動容量Cd2
′の直列回路の共振周波数で励振すると等価直列イン
ダクタンスLの端子電圧と等価直列キャパシタンスCと
2次側の制動容量Cd2 ′の直列接続した合計のキャパ
シタンスの端子には、(1)式で与えられる振幅の極性
の逆の出力電圧が発生する。
【0006】 VL =−Vc =Qm ・V1 …(1) ここで、Qm は直列共振回路のQであり、V1 は入力電
圧である。
【0007】したがって、圧電トランスの出力電圧は
(1)式で表わされる入力電圧のQm倍の電圧が、等価
直列キャパシタンスCと2次側の制動容量Cd2 ′とで
分圧された電圧となる。したがって、高い出力電圧を得
るためには、(2)式で表される2次側の容量比γ2 の
値が小さいことが要求される。
【0008】 γ2 =Cd2 ′/C …(2) 一方、圧電トランスに負荷抵抗RL を接続した場合、負
荷抵抗RL により、実効的なQm の値が低下し、負荷抵
抗RL が小さくなると出力電圧が急激に低下する。更
に、圧電トランスの効率は、負荷抵抗RL の値が2次側
の制動容量Cd2の共振周波数でのインピーダンス1/
(ωr ・Cd2 )に等しい時に最大になることが知られ
ている。
【0009】したがって、圧電トランスが使用される負
荷抵抗の条件により、必要な出力電圧と効率の両方を満
足させる条件を求める必要がある。
【0010】しかし、図4及び図5に示した従来の圧電
トランスにおいて、結合振動の無い長さ振動モードで励
振しようとした場合、幅と長さの比を4倍以上にする必
要があり、2次側の電極間距離が大きくなり、制動容量
Cd2 の値が小さくなる。したがって、図4のタイプの
圧電トランスでは、負荷抵抗RL が大きい時に、出力電
圧が大きくなり、効率も高くなる。一方、この圧電トラ
ンスの負荷抵抗RL が小さいときは、出力電圧と効率が
大幅に低下する。
【0011】図4に示した従来の圧電トランスの構造に
おいて、2次側の制動容量Cd2 の値を大きくしようと
すると、2次側の電極間距離を短くするか、圧電振動子
矩形板の厚さを厚くする必要がある。しかし、圧電振動
子矩形板の厚さを厚くすることは、1次側の制動容量C
d1 の値が小さくなり、出力電圧の低下を招くことにな
り、2次側の電極間距離を短くすることは、圧電振動子
矩形板の幅を小さくしないと結合振動を生じさせること
になり、幅を小さくするとまた2次側の制動容量Cd2
が小さくなり、設計の自由度は極めて狭いものであっ
た。
【0012】また、振動子に圧電セラミックを用いた場
合は、Qが低く所望の高い昇圧比が得られないことはも
とより、大振幅振動時の発熱によりQが大幅に低下し特
性が劣化してしまい、最悪の場合はキリュー点温度以上
の発熱が生じ結果として圧電の効果を失ってしまうとい
う欠点があった。
【0013】更に圧電セラミックの場合は振動子の作成
工程において所望の構成に分極処理を行う必要があり、
トランスの量産を考えた場合には非常に複雑な製造工程
が必要であった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は以上に
示した従来の圧電トランスの欠点を除去し、比較的小さ
な負荷抵抗に適し、しかも、ニオブ酸リチウム単結晶圧
電振動子矩形板の寸法、電極寸法を変化させることによ
り、広い範囲の負荷抵抗の変化に容易に対応可能な圧電
トランスを提供し、またニオブ酸リチウム単結晶の振動
子を用いることにより10000以上の高いQによる高
昇圧比と大振幅時にも発熱の抑制を実現した圧電トラン
スを実現し、更に製造工程においても自発分極を有する
ことによる煩雑な分極工程の排除を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、自発分極を座標系(X,Y,Z)のZ軸として有
するニオブ酸リチウム圧電単結晶であって、且つ前記座
標系をそのX軸のまわりに120〜170°回転した座
標系(X,Y′,Z′)を、更にそのZ′軸のまわりに
−20〜20°回転した座標系(X′,Y″,Z′)の
X′軸及びZ′軸に対して、側面が平行になるように切
り出されたニオブ酸リチウム圧電単結晶から成る圧電振
動子矩形板の長さ方向の一端面からおよそ該圧電振動子
矩形板の長さの2分の1の領域に、厚さ方向で相対向す
る第1側の対向電極を形成し、前記圧電振動子矩形板の
残り2分の1の領域の両側面、或いは前記残り2分の1
の領域の上下面の内の少なくとも一方の面の前記両側面
近傍に前記長さ方向に平行な相対向する第2側の対向電
極を形成し、前記第1側の対向電極を1次側電極、前記
第2側の対向電極を2次側電極としたことを特徴とする
圧電トランスが得られる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、前記圧電振
動子矩形板の前記第1側の対向電極を設けた側の前記長
さ方向一端面から前記圧電振動子矩形板の長さの4分の
1の部位で前記第1側の対向電極の一方の電極の一部が
除去され、該除去部分に帰還用の電極が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の圧電トランスが得られ
る。
【0017】請求項3記載の発明によれば、前記残り2
分の1の領域の両側面に形成した前記第2側の対向電極
の一部を、それぞれ前記第2側の電極が形成された側の
前記圧電振動子矩形板の長さ方向の他端面から前記圧電
振動子矩形板のほぼ4分の1の位置を中心にして前記圧
電振動子矩形板の上面或いは下面に延長し、該延長部分
をリード引出部としたことを特徴とする請求項1又は請
求項2記載の圧電トランスが得られる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、前記第1側
の対向電極の長さを前記圧電振動子矩形板の長さ方向一
端面から前記圧電振動子矩形板の長さの4分の1の位置
を中心にして前記圧電振動子矩形板の長さの10分の3
から10分の4の長さとし、同様に、前記第2側の対向
電極の長さを前記圧電振動子矩形板の長さ方向他端面か
ら前記圧電振動子矩形板の長さの4分の1の位置を中心
にして前記圧電振動子矩形板の長さの10分の3から1
0分の4の長さとしたことを特徴とする請求項1乃至請
求項3記載の圧電トランスが得られる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項4記載の圧電トランスにおいて、前記圧電振動
子矩形板の厚さ或いは幅、又は前記1次側及び前記2次
側電極の寸法を変化させることにより前記圧電振動子矩
形板の1次側及び2次側の制動容量値を調整することを
特徴とする圧電トランスの制動容量値の調整方法が得ら
れる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の圧電トランスの第1の実施例
の構造の概略を示す斜視図であり、ニオブ酸リチウム単
結晶から成る圧電振動子矩形板11の長さ方向の一端面
からおよそ圧電振動子矩形板11の長さの2分の1の領
域のほぼ全面に厚さ方向で相対向する第1側の対向電極
12及び対向電極13を形成し、残りの2分の1の領域
の両側面に、第2側の対向電極14,15が形成されて
いる。この圧電振動子矩形板11を構成するニオブ酸リ
チウム圧電単結晶は、自発分極を座標系(X,Y,Z)
のZ軸として有するニオブ酸リチウム圧電単結晶であっ
て、且つ前記座標系をそのX軸のまわりに120〜17
0°回転した座標系(X,Y′,Z′)を、更にその
Z′軸のまわりに−20〜20°回転した座標系
(X′,Y″,Z′)のX′軸及びZ′軸に対して、側
面が平行になるように切り出されたものである。図1で
白抜き矢印はニオブ酸リチウム単結晶の自発分極Z軸で
ある。また図1において、第1側の対向電極12,13
を1次側電極として、圧電振動子矩形板11の1波長共
振モードの共振周波数にほぼ等しい周波数の電圧を印加
すると、逆圧電横効果により圧電振動子矩形板11は長
さ方向に共振する。このとき第2側の対向電極14,1
5を2次側電極とすると、圧電横効果により、電極14
〜電極15間に出力電圧を発生する。このようにして圧
電トランスを構成することができる。
【0021】図1に示した圧電トランスでは、以下のよ
うにすることにより、1次側及び2次側の制動容量値を
調整することができる。
【0022】1)圧電振動子矩形板11の厚さを薄く変
化させると、1次側の制動容量の値が大きくなり、同時
に2次側の制動容量の値は小さくなる。
【0023】逆に厚さを厚くした場合は、1次側の制動
容量の値が小さくなり、同時に2次側の制動容量の値は
大きくなる。
【0024】2)圧電振動子矩形板の幅を小さく変化さ
せると、1次側の制動容量の値が小さくなり、同時に2
次側の制動容量の値は大きくなる。
【0025】逆に幅を大きくした場合は、1次側の制動
容量の値が大きくなり、同時に2次側の制動容量の値は
小さくなる。
【0026】このように、用途に合わせて、最適の設計
が可能となる。
【0027】表1に長さ20mm、厚さ0.5mm、の
圧電振動子矩形板を用いて図1に示す構造の圧電トラン
スを構成した場合の特性例を示す。
【0028】
【表1】
【0029】尚、側面に設けた第2側の対向電極14,
15のリード線を取り付けるために、図1に点線で示す
ように、第2側の対向電極14,15の一部を圧電振動
子矩形板11の上面(下面でも良い)に延長してリード
取付部14a,15aを形成しても良い。また、このリ
ード取付部14a,15aの位置は、振動の節となるの
が好ましいので、圧電振動子矩形板11の長さ方向にお
いて、第2の対向電極14,15が設けられている方の
長さ方向端面から、圧電振動子矩形板11の長さの1/
4の距離の点にすると良い。
【0030】図2は本発明の圧電トランスの第2の実施
例の構造の概略を示す斜視図であり、圧電振動子矩形板
11の長さ方向の一端面からおよそ圧電振動子矩形板1
1の長さの2分の1の領域のほぼ全面に厚さ方向で相対
向する第1の対向電極12及び対向電極13を形成し、
残りの2分の1の少なくとも上下面の内の一方の面(本
実施例の場合、上面)の、両側面の近傍に、長さ方向と
平行な第2側の対向電極14′及び対向電極15′が形
成されている。図2において、白抜矢印はニオブ酸リチ
ウム圧電単結晶の自発分極Z軸を示す。このニオブ酸リ
チウム圧電単結晶は、第1の実施例のものと同じ構成を
有するものである。図2において、第1側の対向電極1
2,13を1次側電極として、圧電振動子矩形板11の
1波長共振モードの共振周波数にほぼ等しい周波数の電
圧を印加すると、逆圧電横効果により圧電振動子矩形板
11は長さ方向に共振する。このとき第2側の対向電極
14′,15′を2次側電極とすると、圧電横効果によ
り、電極14〜電極15′間に出力電圧を発生する。こ
のようにして圧電トランスを構成することができる。
【0031】図2の場合も図1の場合とほぼ同様の作用
をするため、ほぼ同じ効果を得ることができる。
【0032】図3は本発明の第3の実施例の構造を示す
斜視図であり、図2に示した構造の圧電トランスに、更
に自励発振回路を構成するための帰還電極16を付加し
たものである。帰還電極16を圧電振動子矩形板11の
上面に形成された第1側の対向電極12の一部を除去
し、図3に示すように、圧電振動子矩形板11の長さ方
向一端面から圧電振動子矩形板11の長さの4分の1の
位置に形成することにより実現したものである。
【0033】尚、上述した圧電振動子矩形板の厚さや幅
を変化させて1次側及び2次側の制動容量値を調整する
方法以外に、本発明の圧電トランスでは、圧電横効果の
振動を効率良く励振できる電極寸法範囲である振動の節
の点を中心に、2分の1波長の長さの60%から80%
の範囲で、1次側及び2次側のそれぞれの電極の寸法を
変化させ、これにより1次側及び2次側の制動容量を調
整することが可能であり、最適な負荷抵抗の範囲を更に
広くすることができる。
【0034】具体的に言えば、第1側の対向電極12,
13は、圧電振動子矩形板11の対向電極12,13を
設けた側の長さ方向一端面から圧電振動子矩形板11の
長さの1/4の距離(図1のa)の点を中心にして圧電
振動子矩形板11の長さの3/10から4/10に渡る
長さ(図1のb)に選ぶのが良い。第2側の対向電極1
4,15或いは14′,15′も圧電振動子矩形板11
の長さ方向他端面から圧電振動子矩形板11の長さの1
/4の距離(図1のa)の点を中心にして圧電振動子矩
形板11の長さの3/10から4/10の渡る長さ(図
1のb)に選ぶと良い。
【0035】
【発明の効果】以上示したように、本発明によれば、ニ
オブ酸リチウム単結晶圧電振動子矩形板の長さを一定
(共振周波数一定)の状態で、その厚さや幅、或いは電
極の寸法を変化させることにより、1次側及び2次側の
制動容量の値を幅広く変化させることが可能であり、広
い負荷抵抗範囲の用途に対して、所望の出力電圧を効率
良く発生させることが可能な圧電トランスを得ることが
可能となり、実用的な効果は非常に大きい。
【0036】また、ニオブ酸リチウム単結晶の振動子を
用いることにより10000以上の高いQによる高昇圧
比と大振幅時にも発熱の抑制を実現した圧電トランスを
実現し、更に製造工程においても自発分極を有すること
による煩雑な分極工程の排除することが可能となり、実
用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電トランスの第1の実施例の構造概
略図である。
【図2】本発明の圧電トランスの第2の実施例の構造概
略図である。
【図3】本発明の圧電トランスの第3の実施例の構造概
略図である。
【図4】従来の圧電トランスの構造の概略を示す斜視図
である。
【図5】図4に示す圧電トランスの動作説明図である。
【図6】圧電トランスの一般的な電気的等価回路図であ
る。
【符号の説明】
11 圧電振動子矩形板 12 第1側の対向電極 13 第1側の対向電極 14 第2側の対向電極 14′ 第2側の対向電極 15 第2側の対向電極 15′ 第2側の対向電極 16 帰還用電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 僖良 宮城県仙台市泉区南中山3丁目18−2

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自発分極を座標系(X,Y,Z)のZ軸
    として有するニオブ酸リチウム圧電単結晶であって、且
    つ前記座標系をそのX軸のまわりに120〜170°回
    転した座標系(X,Y′,Z′)を、更にそのZ′軸の
    まわりに−20〜20°回転した座標系(X′,Y″,
    Z′)のX′軸及びZ′軸に対して、側面が平行になる
    ように切り出されたニオブ酸リチウム圧電単結晶から成
    る圧電振動子矩形板の長さ方向の一端面からおよそ該圧
    電振動子矩形板の長さの2分の1の領域に、厚さ方向で
    相対向する第1側の対向電極を形成し、前記圧電振動子
    矩形板の残り2分の1の領域の両側面、或いは前記残り
    2分の1の領域の上下面の内の少なくとも一方の面の前
    記両側面近傍に前記長さ方向に平行な相対向する第2側
    の対向電極を形成し、前記第1側の対向電極を1次側電
    極、前記第2側の対向電極を2次側電極としたことを特
    徴とする圧電トランス。
  2. 【請求項2】 前記圧電振動子矩形板の前記第1側の対
    向電極を設けた側の前記長さ方向一端面から前記圧電振
    動子矩形板の長さの4分の1の部位で前記第1側の対向
    電極の一方の電極の一部が除去され、該除去部分に帰還
    用の電極が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の圧電トランス。
  3. 【請求項3】 前記残り2分の1の領域の両側面に形成
    した前記第2側の対向電極の一部を、それぞれ前記第2
    側の電極が形成された側の前記圧電振動子矩形板の長さ
    方向の他端面から前記圧電振動子矩形板のほぼ4分の1
    の位置を中心にして前記圧電振動子矩形板の上面或いは
    下面に延長し、該延長部分をリード引出部としたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の圧電トランス。
  4. 【請求項4】 前記第1側の対向電極の長さを前記圧電
    振動子矩形板の長さ方向一端面から前記圧電振動子矩形
    板の長さの4分の1の位置を中心にして前記圧電振動子
    矩形板の長さの10分の3から10分の4の長さとし、
    同様に、前記第2側の対向電極の長さを前記圧電振動子
    矩形板の長さ方向他端面から前記圧電振動子矩形板の長
    さの4分の1の位置を中心にして前記圧電振動子矩形板
    の長さの10分の3から10分の4の長さとしたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3記載の圧電トランス。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4記載の圧電トラン
    スにおいて、前記圧電振動子矩形板の厚さ或いは幅、又
    は前記1次側及び前記2次側電極の寸法を変化させるこ
    とにより前記圧電振動子矩形板の1次側及び2次側の制
    動容量値を調整することを特徴とする圧電トランスの制
    動容量値の調整方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7651655B2 (en) 2004-12-24 2010-01-26 Ngk Insulators, Ltd. Production methods of dielectric layer and dielectric element, dielectric element, and piezoelectric transformer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7651655B2 (en) 2004-12-24 2010-01-26 Ngk Insulators, Ltd. Production methods of dielectric layer and dielectric element, dielectric element, and piezoelectric transformer

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