JPH08188989A - 紙塗被液用接着剤及び塗被液組成物 - Google Patents

紙塗被液用接着剤及び塗被液組成物

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JPH08188989A
JPH08188989A JP33747094A JP33747094A JPH08188989A JP H08188989 A JPH08188989 A JP H08188989A JP 33747094 A JP33747094 A JP 33747094A JP 33747094 A JP33747094 A JP 33747094A JP H08188989 A JPH08188989 A JP H08188989A
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monomer
weight
meth
acrylate
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JP33747094A
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Yuji Nakahara
雄二 中原
Katsunori Yomi
勝則 世見
Yutaka Saido
豊 道祖
Yasuhiro Hidaka
康博 日高
Isamu Matsuoka
勇 松岡
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原紙の両面に、顔料及び接着剤を主成分とす
る塗被液を、ブレードコーティング法により塗被する塗
被紙の製造方法に於いて、塗被速度が1500m/mi
n以上の高速度で、耐ブリスター性と印刷強度の両方に
優れる塗被紙を得ること。 【構成】 塗被液の主成分である接着剤の一部として、
平均粒子径が300〜700Åでゲル含量が50〜90
%であり、且つ粒子内にゲル含量の分布を持たせた共重
合体ラテックスを使用する事を特徴とする紙塗被液用の
接着剤及びその接着剤を用いた塗被液組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な紙塗被液用接着
剤及び塗被液組成物に関するものであり、更に詳しくは
ブレードコーティング法に於いて高速度での塗被性に優
れ、且つ耐ブリスター性と印刷強度の両方に優れる塗被
紙を製造するための紙塗被液用接着剤、及びその接着剤
を用いた塗被液組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷物のカラー化、包装用紙の高
級化等の要求から印刷・出版用或いは包装用として大量
の顔料塗被紙が使用され、その使用量は更に拡大してい
る。この様な顔料塗被紙の使用量増加に対応するため、
塗被紙を生産するコーターの速度は、より高速化して来
ている。塗被紙は顔料と接着剤とを主成分とする塗被液
を紙に塗被し乾燥して製造される。塗被液は通常ブレー
ドコーティング法により塗被されるが、塗被速度が速く
なるとブレードの先端に塗被液の微小な固化物(スタラ
クタイトと呼ばれる)が付着したり、塗被液がブレード
の裏側に回ったり(ブリーディングと呼ばれる)し、こ
れ等がストリーク等のトラブルをもたらす。このため、
塗被速度を或る程度以上に上げる事は困難であった。こ
のスタラクタイトやブリーディングと云った現象は、ブ
レードと紙面の間での高せん断速度下に於ける塗被液の
異常流動によって発生すると考えられている。この異常
流動の問題を如何に解決するかが、ブレードコーティン
グ法で良好な品質の塗被紙を良好な生産性で製造するた
めの重大な課題となっている。
【0003】この問題を解決する方法の一つは、塗被液
の固形分濃度を下げる事である。しかし、この方法によ
ると乾燥部の乾燥負荷が増大する事、乾燥中に塗被層内
での接着剤の不均一な再分布(バインダーマイグレーシ
ョンと呼ばれる)が起こり、インキの転移ムラが発生し
易くなる等の問題が生じる。別の方法としては、特開昭
57-176972号公報に粒子径の小さな顔料を使用する方法
が提案されているが、顔料の価格が高くなること、塗被
液の粘度が高くなり過ぎること等の問題があった。更に
特表昭60-501219号公報には、粒子径の異なる2種類の
ラテックスを混合して使用する方法が、ブレードコーテ
ィングに於ける高速塗被適性の向上のために提案されて
いる。しかし、この方法では塗被速度を上げることは可
能となるが、塗被層の充填性が高くなり過ぎるために、
出来上った塗被紙はインキの着肉性が悪く、また耐ブリ
スター性が劣る等、印刷用紙としての適性に劣るもので
あった。
【0004】また、印刷の分野に於いても、大量の需要
に対応するため印刷機の高速化と多色化の傾向が益々強
くなって来ている。このため塗被紙、延いては塗被紙用
の接着剤には、従来にも増して諸物性の向上、特に印刷
強度と耐ブリスター性の両方を同時に向上させる事が要
求される様になって来ている。この様な要求に応えるた
め、紙塗被用の接着剤として使用される共重合体ラテッ
クスに就いて、種々の改良がなされて来た。中でも、ラ
テックスのゲル含量、即ちラテックスを乾燥して形成さ
せた皮膜のベンゼン,トルエン,テトラヒドロフラン等
の溶媒に対する不溶解部分の割合が、印刷強度と耐ブリ
スター性に支配的である事が確認されており、この面か
ら色々な改良が行われて来た。例えば、特公昭57-10237
号公報,特公昭59-3598号公報では、ラテックスを特定
の範囲の重合体組成とゲル含量に調節する事で、優れた
性能を発揮させることが提案されている。また、特開昭
62-117897号公報では特定の重合体組成を持った低ゲル
含量のラテックスと高ゲル含量のラテックスとを特定の
範囲の比率で混合する事により、印刷強度と耐ブリスタ
ー性の両方を向上出来るとされている。
【0005】処で、塗被紙の印刷強度は、使用するラテ
ックスのゲル含量が75〜95重量%の範囲で最も高くなる
のに対して、耐ブリスター性はゲル含量の低いもの程良
好な事が一般的に知られている。従って、印刷強度と耐
ブリスター性を同時に向上させる事は非常に困難な事で
あり、結局これまでは、ラテックスのゲル含量を適当な
範囲で動かす事により、印刷強度と耐ブリスター性の何
れかを多少犠牲にし、妥協せざるを得なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、最近
のコーター及び印刷機の高速化に対応する事が出来ず、
印刷強度と耐ブリスター性の両方に優れる紙塗被液用の
接着剤、及び、より高速のコーターで塗被可能な紙塗被
液組成物の出現が強く求められているのが現状である。
本発明者等はこの様な状況に鑑み、現在の印刷用塗被紙
の印刷強度と耐ブリスター性の両方を同時に向上する事
が可能で、しかも塗被液の濃度を60重量%以上の高濃度
に保ったままで1500m/min以上の高速度塗被適性を有す
る紙塗被液用接着剤に就いて鋭意検討の結果、本発明を
完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a)脂肪族共役ジエン系単量体・・・・・・・・20〜50重量部 b)エチレン系不飽和カルボン酸単量体・・・ 0.1〜 5重量部 c)共重合可能な他の単量体・・・・・・・・・49〜79重量部 から成る単量体を2段に分割し乳化共重合させて得られ
た共重合体ラテックスであって、第1段として、上記の
全単量体混合物の20〜80重量%に、上記の全単量体量に
対して架橋剤として1分子内に2個以上のビニル基を有
する単量体を0.1〜5重量部を混合し、乳化剤の存在下
で乳化共重合を行なわせ重合転化率が90%以上で、且つ
その乳化共重合体のゲル含量が85重量%以上となった時
点に於いて、第2段として、残りの単量体混合物と、重
合連鎖移動剤とを添加して重合を完結させた、平均粒子
径が300〜700Åでゲル含量が50〜90重量%の共重合体ラ
テックスである紙塗被液組成物用の接着剤並びに該接着
剤と顔料を含有して成る紙塗被液組成物を提供するもの
である。
【0008】ここで、高速での塗被適性を改善するため
に粒子径の小さなラッテクスを使用する方が良い事は既
に知られている。しかし、従来のラテックスの粒子径を
小さくするのみでは、印刷強度と耐ブリスター性を同時
に向上することは困難であった。本発明者等は使用する
ラテックスのゲル含量の範囲及び粒子内のゲル分布を特
定の範囲に限定する事により、印刷時の印刷強度と耐ブ
リスター性の両方に優れる塗被紙を、塗被液の濃度を60
重量%以上の高濃度に保ったままで塗被速度1500m/min
以上の高速で生産可能な塗被液組成物が得られる事を見
い出したものである。
【0009】以下に、本発明に就いて詳しく説明する。
本発明のラテックスの粒子径は300〜700Åが最適で、粒
子径が700Åを超えると充分な高速適性が得られず、300
Å未満のものでは本発明の粒子内にゲル含量の分布を持
たせる事が困難となり、耐ブリスター性と強度との両方
に優れた塗被紙を製造することが困難となる。
【0010】本発明に使用されるラテックスの場合、脂
肪族共役ジエン系単量体の使用量は20〜50重量%の範囲
であることが必要で20重量%未満では重合体が脆くなり
過ぎて印刷強度が低下し、50重量%を超すと軟らかくな
り過ぎて再び印刷強度が低下する。脂肪族共役ジエン系
単量体の例としては、1,3-ブタジエン、2-クロロ-1,3-
ブタジエン、イソプレンを挙げる事が出来る。
【0011】エチレン系不飽和カルボン酸単量体の使用
量は0.1〜5重量%でなれけばならず、0.1重量%未満で
はラテックスの安定性が悪く塗被液を調製した後、高速
で塗被する際に凝集し、ストリークの発生等のトラブル
を惹き起こす。また、5重量%を超えると塗被液の粘度
が増大し充分な高速塗被性が得られない。エチレン系不
飽和カルボン酸単量体の例としては、アクリル酸,メタ
クリル酸,クロトン酸,イタコン酸,フマル酸,マレイ
ン酸等が挙げられ、それ等は単独若しくは2種以上混合
して使用される。
【0012】共重合可能な他の単量体の例としては、ス
チレン,α−メチルスチレン,クロロスチレン等の芳香
族ビニル化合物、メチル(メタ)アクリレート,エチル
(メタ)アクリレート,ブチル(メタ)アクリレート,
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート,ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エ
ステル類、(メタ)アクリロニトリ等のシアン化ビニル
類が挙げられ、それ等は単独若しくは2種以上を混合し
て使用される。
【0013】本発明のラテックスの重合は、2段階の重
合過程で行われる。第1段の重合で、前記の全単量体混
合物{a)+b)+c)}の20〜80重量%に、前記全単
量体量に対して1分子内に2個以上のビニル基を有する
単量体0.1〜5.0重量部を混合し、乳化剤の存在下で乳化
共重合を行なわせ、重合転化率が90%以上で、且つその
乳化共重合体のゲル含量が85重量%以上となった時点
で、第2段として、残りの単量体混合物と、重合連鎖移
動剤とを添加して重合を完結させる事が必要である。第
1段の重合に於いて使用される1分子内に2個以上のビ
ニル基を有する単量体の使用量は、前記の全単量体混合
物{a)+b)+c)}に対して0.1〜5.0重量部必要
で、0.1重量部未満では第1段と第2段の間に明確なゲ
ルの分布が形成されず、塗被紙の耐ブリスター性を向上
させる事が困難となり、5.0重量部を超えると架橋が密
になり過ぎるため塗被液の印刷強度が低下する。1分子
内に2個以上のビニル基を有する単量体としては、ジビ
ニルベンゼン,アリル(メタ)アクリレート,エチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート,グリセリントリ
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0014】第2段の重合は、第1段の重合が重合転化
率が90%以上となった時点で始められる事が必要で、重
合転化率90%未満では第1段のゲル含量が充分に上がら
ず、塗被紙の印刷強度を向上する事が困難となる。第1
段と第2段の単量体の割合は、第1段が単量体総量の中
の20〜80重量%である事が必要である。第2段の重合が
完結した時点でのラテックスは、中心部が密に架橋しゲ
ル含量が高く、周辺部は架橋が少なくゲル含量の少ない
高温で流動性のある共重合体で、架橋の程度で見た場合
に異層構造を有するラテックスの構造を採っている。第
1段の単量体量が20重量%未満では、架橋した中心部の
量が少ないため、全体のゲル含量を本発明の範囲におさ
めようとすると第2段のゲル含量を高くしなければなら
ず、塗被紙に充分な耐ブリスター性を与えることが出来
なくなり、また80重量%を超えても周辺部のゲル含量の
低い共重合体の量が少ないため塗被紙に充分な耐ブリス
ター性を与えることが困難となる。
【0015】本発明のラテックスの製造に使用される界
面活性剤としては、通常のアニオン性界面活性剤、例え
ば高級アルコール硫酸エステル塩,アルキルスルホン酸
塩,アルキルアリルスルホン酸塩等が使用出来る。ま
た、ノニオン性界面活性剤も、単独若しくはアニオン性
界面活性剤と併用して使用出来る。本発明のラテックス
のゲル含量の調整には重合連鎖移動剤が使用されるが、
その連鎖移動剤の例としては、オクチルメルカプタン,
n-ドデシルメルカプタン,tert-ドデシルメルカプタ
ン,n-ヘキサデシルメルカプタン,tert-ヘキサデシル
メルカプタン等のメルカプタン類、テトラエチルチウラ
ニウムスルフィド,ペンタフェニルエタン等の炭化水素
類等が挙げられる。これ等の連鎖移動剤は、単独若しく
は2種以上組み合わせて使用することが出来る。また、
使用方法としては、一括添加,分割添加または連続添加
の何れの方法を採っても良い。
【0016】本発明の塗被液組成物には、上記共重合体
ラテックスを塗被顔料100重量部に対して5〜25重量部
配合する。配合量が5重量部未満であると得られる塗被
紙の印刷強度が低下し、また25重量部を超えるとインキ
乾燥性が遅くなり、白紙光沢も低下して好ましくない。
また塗被液の粘度を調整するため、一般に使用されるデ
ンプン,変性デンプン,カゼイン等の天然系の接着剤を
1〜8重量部併用することも可能である。本発明の塗被
液組成物に使用される塗被顔料としては、通常の塗被紙
用に使用されるクレー,カオリン,炭酸カルシウム,サ
チンホワイト,水酸化アルミニウム,硫酸バリウム等の
1種または2種以上が混合して使用される。更に分散
剤,消泡剤,剥離剤も使用することが出来る。
【0017】
【作用】本発明の紙塗被用組成物を用いた場合、塗被速
度1500m/min以上の高速で塗被可能であり、しかも印刷
時のインキ着肉性に優れ、耐ブリスター性と印刷強度の
両方に優れる塗被紙が得られる理由は必ずしも明確では
ないが、本発明のラテックスの粒子径を小さくしたこと
により、より大きな粒子径を持った一般のラテックスを
使用するのに比べ、顔料とラテックスの充填性が増加
し、また本発明のラテックスのゲル含量に分布を持たせ
たことにより、ラテックス表層の低ゲル含量部分ではラ
テックス同士や顔料との接着性と耐ブリスター性が向上
し、更にラテックス粒子内部の高ゲル含量化により凝集
力が向上し、これ等の効果が重なり、高速塗被適性と耐
ブリスター性、印刷強度の両方に優れる塗被液が得られ
たものと考えられる。
【0018】
【実施例】次に、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これ等によって本発明は何等制約を受けるもの
ではない。なお、実施例中の部数及び%は、特に断わら
ない限りそれぞれ重量部、重量%を示している。また実
施例に於ける諸物性の測定は、次の方法で行った。 〔ゲル含量の測定〕共重合体ラテックス試料をpH7に
調節した後、ガラス板上に流延し、50℃で24時間乾燥し
てラテックスフィルムを作製した。その後、ラテックス
フィルム約1gを精秤し、100mlのトルエン中に入れ24
時間室温で放置溶解し、一般定量用の濾紙で濾過した
後、瀘液のトルエンを留去し乾燥してトルエン可溶分の
重量を求めた。ゲル含量は、次式により算出した。 〔粒子径の測定〕共重合体ラテックス試料をpH7に調
節した後、イオン交換水を用いて希釈し、MALVER
N社製 商品名ZETASIER 11cを用いて測定し
た。
【0019】実施例,比較例 〔共重合体ラテックスの製造〕窒素で置換したオートク
レーブの中に、水,各単量体,ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム(日本油脂社製,商品名ニューレックス
H)、過硫酸カリウムを表1,表2の各欄に示す割合で
仕込み、内部を撹拌させながら、表1,表2に示す反応
時間、65℃で第1段の重合反応を行わせた。続いて、表
1,表2の各欄に示す第2段の各単量体,連鎖移動剤
(n-ドデシルメルカプタン)をオートクレーブの中に圧
入し、更に12時間重合反応を行わせた。上記反応の後、
ラテックス固形分に対して約200ppmとなる様にシリコン
系消泡剤を加え、減圧下で未反応の単量体の除去及び濃
縮を行い、固形分濃度及びpHを調整し、表1,表2に示
すラテックスを製造し、且つその性状を測定し、その結
果を同表に記載した。
【0020】〔紙塗被液組成物の調製〕表1,表2の組
成で調製した共重合体ラテックスを合成バインダーとし
て用い、顔料,天然バインダー(酸化澱粉)及び分散剤
を表3に示す配合組成(乾燥重量部)で混合し、紙塗被
液組成物(カラー)を調製した。
【0021】〔塗被紙の調製〕表3の配合組成で調製し
た各塗被液組成物を、塗被液塗被部がファウンテン−ブ
レード方式であり、ブレード刃形式がベベル型であるパ
イロットコーターにより1600m/minの塗被速度で原紙上
に塗被し、その時のブレード上のスタラクタイト,ブリ
ーディングの発生状況を目視で観察し評価した。結果
は、○(スタラクタイト、ブリーディングの発生しない
もの)、△(発生が認められるもの)、×(発生の著し
いもの)の3段階で評価した。この評価結果を、表3中
に高速塗被適性として纏めて示す。なお、原紙には70g/
m2のコート原紙を用い塗被量は片面14±0.5g/m2とし
た。この様にして製造された塗被紙を、恒温恒湿室(20
℃、65%RH)にて24時間調湿した後、テストスーパー
カレンダー(由利ロール社製)を用い、温度50℃、線圧
60kg/cm、速度10m/minの条件で4回スーパーカレンダー
掛けを行った。
【0022】以上の方法により得られた塗被紙の白紙光
沢,印刷光沢,印刷強度(ドライピック,ウェットピッ
ク),耐ブリスター性を次の様な方法で評価した。
【0023】白紙光沢:村上色彩技術研究所製の光沢度
計を用い、75°光沢を測定した。
【0024】印刷光沢:RI−II型印刷試験機を用い、
サカタインクス社製のオフセット印刷用インキ(商品名
ダイヤトーンニューGSL紅)(タック値:TV=12)
を0.25cc使用して印刷を行い1昼夜放置後、村上色彩技
術研究所製の光沢度計を用いて75°光沢を測定した。
【0025】ドライピック:RI−II型印刷試験機を用
い、東京インキ社製のピッキングテスト用インキ(タッ
ク値:TV=24)を用いて印刷を行い、ピッキングの程
度を肉眼で判定した。結果は、5(全くピッキングを起
こさないもの)から1(最も悪いもの)の5段階で評価
し、5回の試験の平均値で示した。
【0026】ウェットピック:RI−II型印刷試験機を
用い、モルトンロールで試験片上に給水を行い、その直
後にサカタインクス社製のオフセット印刷用インキ(商
品名ダイヤトーンニューGSL紅)(タック値:TV=
12)を用いて印刷を行い、ピッキングの程度を肉眼で判
定した。結果は、5(全くピッキングを起こさないも
の)から1(最も悪いもの)の5段階で評価し、5回の
試験の平均値で示した。
【0027】耐ブリスター性:RI−II型印刷試験機を
用い、東洋インキ社製のオフセット印刷用インキ(商品
名TKニューブライト617墨)を用いて試験片の両面
に印刷を行う。印刷後の試験片を、恒温恒湿室(20℃、
65%RH)にて24時間調湿した後、加熱した炉の中を0.
5秒間で通過させ、ブリスターの発生した時の最低温度
を示した。
【0028】これ等の評価結果は表3中に纏めた。表3
から明らかな様に、本発明の実施例1〜7は高速塗被適
性に優れ、且つ耐ブリスター性と印刷強度(ドライピッ
ク,ウェットピック)の両方に優れていることが判る。
共重合体ラテックスの平均粒子径が300Å未満である比
較例8では印刷強度が低下した。共重合体ラテックスの
平均粒子径が700Åを超える比較例9では充分な高速塗
被適性が得られなかった。
【0029】共重合体ラテックスの乳化共重合に際し
て、第1段の重合に、1分子内に2個以上のビニル基を
有する単量体を使用しなかった比較例10では、高速塗
被適性に優れ印刷強度も良好であるが、耐ブリスター性
が低下した。1分子内に2個以上のビニル基を有する単
量体を5部以上使用した比較例11では、印刷強度が低
下した。共重合体ラテックスのゲル含量が90%を超えた
比較例12、及び50%未満の比較例13では耐ブリスタ
ー性には優れるものの、印刷強度が低下した。第1段の
重合転化率が90%未満でゲル含量が85%未満であった比
較例14では、印刷強度が低下した。共重合体ラテック
スの乳化共重合に際して、第1段の重合する単量体混合
物の割合が、全単量体混合物の20%未満である比較例1
5、及び80%を超える比較例16では耐ブリスター性が
低下した。
【0030】共重合体ラテックスを製造する際の単量体
混合物中の脂肪族共役ジエン系単量体の量が、20重量部
未満であった比較例17では印刷強度が著しく低下し
た。また、脂肪族共役ジエン系単量体の量が50重量部を
超えた比較例18に於いても印刷強度が低下した。共重
合体ラテックスを製造する際の単量体混合物中のエチレ
ン系不飽和カルボン酸単量体量が5重量部を超えた比較
例19では、塗被液の粘度が著しく増大し、充分な高速
塗被適性が得られなかった。また、エチレン系不飽和カ
ルボン酸単量体を使用しなかった比較例20では高速塗
被適性、印刷適性共に劣るものであった。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【発明の効果】本発明は、粒子内にゲルの分布を持たせ
た平均粒子径が300〜700Åの共重合体ラテックスを使用
することによって、塗被紙の品質を向上し、なお且つコ
ーターのブレード部でスタラクタイトやブリーディング
等のトラブルを発生させずに、高速で塗被紙の生産を可
能にしたものである。
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a)脂肪族共役ジエン系単量体・・・・・・・・20〜50重量部 b)エチレン系不飽和カルボン酸単量体・・・0.1〜5重量部 c)共重合可能な他の単量体・・・・・・・・・49〜79重量部 から成る単量体を2段に分割し乳化共重合て得られた
共重合体ラテックスであって、第1段として、上記の全
単量体混合物の20〜80重量%に、上記の全単量体量
に対して架橋剤として1分子内に2個以上のビニル基を
有する単量体を0.1〜5重量部を混合し、乳化剤の存
在下で乳化共重合を行なわせ重合転化率が90%以上
で、且つその乳化共重合体のゲル含量が85重量%以上
となった時点、第2段として、残りの単量体混合物
と、重合連鎖移動剤とを添加して重合を完結させた、平
均粒子径が300〜700Åでゲル含量が50〜90重
量%の共重合体ラテックスである紙塗被液組成物用接着
並びに該接着剤と顔料を含有して成る紙塗被液組成物
を提供するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】以下に、本発明に就いて詳しく説明する。
本発明のラテックスの粒子径は300〜700Åが最適
で、粒子径が700Åを超えると充分な高速適性が得ら
れず、300Å未満のものでは本発明の粒子内にゲル含
量の分布を持たせる事が困難となり、耐ブリスター性と
強度との両方に優れた塗被紙を製造するが困難とな
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明に使用されるラテックスの場合、脂
肪族共役ジエン系単量体の使用量は20〜50重量%の
範囲であるが必要で20重量%未満では重合体が脆く
なり過ぎて印刷強度が低下し、50重量%を超すと軟ら
かくなり過ぎて再び印刷強度が低下する。脂肪族共役ジ
エン系単量体の例としては、1,3−ブタジエン、2−
クロロ−1,3−ブタジエン、イソプレンを挙げる事
が出来る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】エチレン系不飽和カルボン酸単量体の使用
量は0.1〜5重量%でなれけばならず、0.1重量
%未満ではラテックスの安定性が悪く塗被液を調製した
後、高速で塗被する際に凝集し、ストリークの発生等の
トラブルを惹き起こす。また、5重量%を超えると塗被
液の粘度が増大し充分な高速塗被性が得られない。エチ
レン系不飽和カルボン酸単量体の例としては、アクリル
酸,メタクリル酸,クロトン酸,イタコン酸,フマル
酸,マレイン酸等が挙げられ、それ等は単独若しくは2
種以上混合して使用される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】共重合可能な他の単量体の例としては、ス
チレン,α−メチルスチレン,クロロスチレン等の芳香
族ビニル化合物、メチル(メタ)アクリレート,エチル
(メタ)アクリレート,ブチル(メタ)アクリレート,
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート,ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エ
ステル類、(メタ)アクリロニトリ等のシアン化ビニ
ル類が挙げられ、それ等は単独若しくは2種以上を混合
して使用される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明のラテックスの重合は、2段階の重
合過程で行われる。第1段の重合で、前記の全単量体混
合物{a)+b)+c)}の20〜80重量%に、前記
全単量体量に対して1分子内に2個以上のビニル基を有
する単量体0.1〜5.0重量部を混合し、乳化剤の存
在下で乳化共重合を行なわせ、重合転化率が90%以上
で、且つその乳化共重合体のゲル含量が85重量%以上
となった時点で、第2段として、残りの単量体混合物
と、重合連鎖移動剤とを添加して重合を完結させる事が
必要である。第1段の重合に於いて使用される1分子内
に2個以上のビニル基を有する単量体の使用量は、前記
単量体混合物総量{a)+b)+c)}に対して0.
1〜5.0重量部必要で、0.1重量部未満では第1段
と第2段の間に明確なゲルの分布が形成されず、塗被紙
の耐ブリスター性を向上させる事が困難となり、5.0
重量部を超えると架橋が密になリ過ぎるため塗被液の印
刷強度が低下する。1分子内に2個以上のビニル基を有
する単量体としては、ジビニルベンゼン,アリル(メ
タ)アクリレート,エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート,グリセリントリ(メタ)アクリレート等が挙
げられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本発明の塗被液組成物には、上記共重合体
ラテックスを塗被顔料100重量部に対して5〜25重
量部配合する。配合量が5重量部未満であると得られる
塗被紙の印刷強度が低下し、また25重量部を超えると
インキ乾燥性が遅くなり、白紙光沢も低下して好ましく
ない。また塗被液の粘度を調整するため、一般に使用さ
れるデンプン,変性デンプン,カゼイン等の天然系の接
着剤を1〜8重量部併用することも可能である。本発明
の塗被液組成物に使用される塗被顔料としては、通常の
塗被紙用に使用されるクレー,カオリン,炭酸カルシウ
ム,サチンホワイト,水酸化アルミニウム,硫酸バリウ
ム等の1種または2種以上が混合して使用される。更に
分散剤,消泡剤,剥離剤も使用することが出来る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】ウェットピック:RI−型印刷試験機を
用い、モルトンロールで試験片上に給水を行い、その直
後にサカタインクス社製オフセット印刷用インキ(商品
名ダイヤトーンニューGSL紅)(タック値:TV=1
2)を用いて印刷を行い、ピッキングの程度を肉眼で判
定した。結果は、5(全くピッキングを起こさないも
の)から1(最も悪いもの)の5段階で評価し、5回の
試験の平均値で示した。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】耐ブリスター性:RI−II型印刷試験機
を用い、東洋インキ社製オフセット印刷用インキ(商品
名TKニューブライト617墨)を用いて試験片の両面
に印刷を行う。印刷後の試験片を、恒温恒湿室(20
℃、65%RH)にて24時間調湿した後、加熱した炉
の中を0.5秒間で通過させ、ブリスターの発生した時
の最低温度を示した。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】共重合体ラテックスの乳化共重合に際し
て、第1段の重合に、1分子内に2個以上のビニル基を
有する単量体を使用しなかった比較例10では、高速塗
被適性に優れ印刷強度も良好であるが、耐ブリスター性
が低下した。1分子に2個以上のビニル基を有する単量
体を5部以上使用した比較例11では、印刷強度が低下
した。共重合体ラテックスのゲル含量が90%を超えた
比較例12、及び50%未満の比較例13では耐プリス
ター性には優れるものの、印刷強度が低下した。第1段
の重合転化率が90%未満でゲル含量が85%未満であ
った比較例14では、印刷強度が低下した。共重合体ラ
テックスの乳化共重合に際して、第1段重合する単量
体混合物の割合が、全単量体混合物の20%未満である
比較例15、及び80%を超える比較例16では耐ブリ
スター性が低下した。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【表1】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【表2】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 109/10 JDN // B05D 5/00 Z (72)発明者 日高 康博 山口県岩国市飯田町2−8−1 日本製紙 株式会社化成品開発研究所内 (72)発明者 松岡 勇 山口県岩国市飯田町2−8−1 日本製紙 株式会社岩国技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)脂肪族共役ジエン系単量体・・・・・・・・20〜50重量部 b)エチレン系不飽和カルボン酸単量体・・・ 0.1〜 5重量部 c)共重合可能な他の単量体・・・・・・・・・49〜79重量部 から成る単量体を2段に分割し乳化共重合させて得られ
    た共重合体ラテックスであって、 第1段として、上記の全単量体混合物の20〜80重量%
    に、上記の全単量体量に対して架橋剤として1分子内に
    2個以上のビニル基を有する単量体を0.1〜5.0重量部混
    合し、乳化剤の存在下で乳化共重合を行なわせ重合転化
    率が90%以上で、且つその乳化共重合体のゲル含量が85
    重量%以上となった時点に於いて、 第2段として、残りの単量体混合物と、重合連鎖移動剤
    とを添加して重合を完結させた、平均粒子径が300〜700
    Åでゲル含量が50〜90重量%の共重合体ラテックスであ
    る紙塗被液用接着剤。
  2. 【請求項2】 1分子内に2個以上のビニル基を有する
    単量体が、 ジビニルベンゼン,(メタ)アクリル酸アリル,エチレ
    ングリコールのジ(メタ)アクリレート グリセリンのトリ(メタ)アクリレートの群から選ばれ
    た何れかである請求項1に記載の紙塗被液用接着剤。
  3. 【請求項3】 顔料,ラテックス,デンプンを主成分と
    する紙塗被液組成物に於いて、ラテックスとして a)脂肪族共役ジエン系単量体・・・・・・・・20〜50重量部 b)エチレン系不飽和カルボン酸単量体・・・ 0.1〜 5重量部 c)共重合可能な他の単量体・・・・・・・・・49〜79重量部 から成る単量体を2段に分割し乳化共重合させて得られ
    た共重合体ラテックスであって、 第1段として、上記の全単量体混合物の20〜80重量%
    に、上記の全単量体量に対して架橋剤として1分子内に
    2個以上のビニル基を有する単量体0.1〜5.0重量部を混
    合し、乳化剤の存在下で乳化共重合を行なわせ重合転化
    率が90%以上で、且つその乳化共重合体のゲル含量が85
    重量%以上となった時点に於いて、 第2段として、残りの単量体混合物と、重合連鎖移動剤
    とを添加して重合を完結させた、平均粒子径が300〜700
    Åでゲル含量が50〜90重量%の共重合体ラテックスを使
    用する事を特徴とする紙塗被液組成物。
  4. 【請求項4】 1分子内に2個以上のビニル基を有する
    単量体が、 ジビニルベンゼン,(メタ)アクリル酸アリル,エチレ
    ングリコールのジ(メタ)アクリレート グリセリンのトリ(メタ)アクリレートの群から選ばれ
    た何れかである請求項3に記載の紙塗被液組成物。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006124863A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Daio Paper Corp 印刷用塗工紙の製造方法
JP2006124864A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Daio Paper Corp 印刷用塗工紙の製造方法
US7470744B2 (en) * 2006-04-12 2008-12-30 Baker Hughes Incorporated Copolymers useful as demulsifiers and clarifiers
JP2011049177A (ja) * 2010-11-01 2011-03-10 Nippon Zeon Co Ltd 二次電池電極用スラリー、電池用電極および二次電池
KR20130018654A (ko) 2010-03-31 2013-02-25 제이에스알 가부시끼가이샤 공중합체 라텍스, 그리고 그것을 함유하는 조성물 및 그의 응용 제품
JP2013067922A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Jsr Corp 紙塗工用組成物および塗工紙

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