JPH08188556A - 炭素原子数4〜6のアルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエステルを分離もしくは製造する方法 - Google Patents

炭素原子数4〜6のアルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエステルを分離もしくは製造する方法

Info

Publication number
JPH08188556A
JPH08188556A JP7263060A JP26306095A JPH08188556A JP H08188556 A JPH08188556 A JP H08188556A JP 7263060 A JP7263060 A JP 7263060A JP 26306095 A JP26306095 A JP 26306095A JP H08188556 A JPH08188556 A JP H08188556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylic acid
alkanediol
acid monoester
extraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7263060A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3834081B2 (ja
Inventor
Toni Dr Dockner
ドックナー トニ
Helmut Lermer
レルマー ヘルムート
Ulrich Rauh
ラウ ウルリヒ
Gerhard Dr Nestler
ネストラー ゲルハルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPH08188556A publication Critical patent/JPH08188556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3834081B2 publication Critical patent/JP3834081B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C67/58Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by liquid-liquid treatment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 C4〜C6−アルカンジオールの(メト)アク
リル酸モノエステルおよびC4〜C6−アルカンジオール
を含有する水溶液から塩化メチレンとは異なる有機溶剤
を用いての抽出によってC4〜C6−アルカンジオールの
(メト)アクリル酸モノエステルを分離する方法。 【解決手段】 C1〜C4−アルカンカルボン酸およびC
1〜C5−アルカノールからなるエステル、4〜8個のC
原子を有する単一のジアルキルエーテルおよび混合した
ジアルキルエーテル、ならびにこのような有機溶剤から
なる混合物を包含する群からの有機溶剤を抽出剤として
使用する。 【効果】 使用された抽出剤の副反応は、本質的に確認
することができない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C4〜C6−アルカ
ンジオールの(メト)アクリル酸モノエステルおよびC
4〜C6−アルカンジオールを含有する水溶液から有機溶
剤を用いての抽出によってC4〜C6−アルカンジオール
の(メト)アクリル酸モノエステルを分離する方法に関
する。
【0002】“(メト)アクリル酸”は、短く略記され
て使用されており、かつアクリル酸またはメタクリル酸
を表わす。
【0003】
【従来の技術】C4〜C6−アルカンジオールの(メト)
アクリル酸モノエステルは、公知である(例えば、Ullm
ann's Encyclopaedie der technischen Chemie, Polyac
ryl-Verbindungen bis Quecksilber, 第19巻、第4
版、Chemie社刊(1980)、第10頁)。この化合物
は、二官能性(ヒドロキシル基およびモノエチレン性不
飽和基)のために重要な出発化合物である。例えば、こ
の化合物は、ビニル系不飽和コモノマーとして例えば結
合剤として適した、ラジカル重合によって製造される重
合体の場合に好適である。しかし、前記化合物は、アル
コール性化合物として重合体類縁物の反応にも好適であ
る(例えば、縮合反応または付加反応)。
【0004】C4〜C6−アルカンジオールの(メト)ア
クリル酸モノエステルを、適当な共留剤を用いての共沸
蒸留によって生じる水の除去下に酸エステル化触媒の存
在下で相応するアルカンジオールを用いての(メト)ア
クリル酸の直接のエステル化によって製造することは、
一般に知られている(例えば、ドイツ連邦共和国特許第
1518572号明細書および欧州特許出願公開第46
5853号明細書)。アルコールは、酸エステル化触媒
の影響下に一般に、例えばエーテル形成のような副反応
を生じる傾向があるので、エステル化は、僅かに過剰量
のアルカンジオールを用いて行なわれるにすぎない。こ
のような条件下で通常、著量で相応するジエステルが形
成され、したがって生成物混合物として一般に、本質的
に −共留剤、 −アルカンジオール、 −モノエステルおよび −ジエステル からなるようなものが得られ、このものから望ましいモ
ノエステルが分離されなければならない。
【0005】要求される分離のための課題の欠点は、 − アルカンジオール、モノエステルおよびジエステル
の沸点が減少された圧力下であっても高められた温度で
あり; − アルカンジオール、モノエステルおよびジエステル
の沸点が極めて接近しており; − ビニル系不飽和モノエステルおよびジエステルが殊
に縮合された段階で高められた温度で高められた重合傾
向を示すことにある。
【0006】出発酸としてのアクリル酸およびアルカン
ジオールとしての1,4−ブタンジオールの場合には、
重要な沸点は、常圧(1atm)下で例えば次のとおり
である: − 1,4−ブタンジオール:230℃(Roempp Chemi
e Lexikon, 第9版,Thieme Verlag, Stuttgart, 198
9); − 1,4−ブタンジオールモノアクリレート:約23
0℃(TechnischeInformation TI/ED 1331 d 1987, BAS
F AG); − 1,4−ブタンジオールジアクリレート:約225
℃(UllmannsEncyklopaedie der techniechen Chemie,
第19巻, Verlag Chemie,Weinheim, 1980, 第9頁)。
【0007】この前提条件下では、精溜による分離は経
済的視点から実際に問題にならない(ドイツ連邦共和国
特許出願公開第4228397号明細書、第1頁参
照)。ドイツ連邦共和国特許第1518572号明細書
には、生成物混合物を分離するために、この生成物混合
物に水を添加し、かつ水相中でジエステルを抽出剤で抽
出することが推奨されている。特に、抽出剤としては、
ジエステルを含有する有機抽出液相を直接にエステル化
に返送することができるようにするために、同時に共留
剤としてエステル化に適当であるものが使用される。さ
もなければ、抽出剤の使用前に共留剤は、反応混合物と
場合によっては蒸留により分離すべきあろう。同時に共
留剤として機能しうる抽出剤は、例えば65〜120℃
の沸点(1atmで)を有する脂肪族炭化水素および脂
環式炭化水素、例えばヘキサン、ヘプタン、シクロヘキ
サンまたはメチルシクロヘキサンであり、この場合シク
ロヘキサンは、特に有利である。前記の抽出の場合に
は、水相として、本質的に水、アルカンジオールおよび
望ましい価値のある生成物としてのアルカンジオールの
(メト)アクリル酸モノエステルからなる水溶液が生じ
る。
【0008】この水溶液から出発して、この成分の記載
された沸点を考慮しながらモノエステルおよびアルカン
ジオールへの精溜による分離は本質的に排除される。実
際には、水の蒸留による分離を考えることができるが、
しかし、この場合には、多数の使用目的には殆ど使用す
ることができない、アルカンジオールで汚染されたモノ
エステルが得られるであろう(例えば、アルカンジオー
ルは、ラジカル重合の際に規則的な作用を有するために
望ましい分子量を損ないうるかまたはジイソシアネート
との反応の際に望ましくない架橋を導きうる)。
【0009】ドイツ連邦共和国特許第1518572号
明細書には、問題の解決として、モノエステルを水溶液
から適当な有機溶剤を用いての抽出によって分離しかつ
引続きこの抽出剤を蒸留により除去することが提案され
ている。このように適当で、課された課題を満足に解決
する抽出剤として、専ら塩化メチレンが明示されてい
る。しかし、塩化メチレンの使用についての欠点は、記
載されていない毒性が懸念されることである。
【0010】欧州特許出願公開第465853号明細書
には、前記方法で生成物混合物中の反応されていないア
ルカンジオールの含量を最少にするために、著量の添加
され前形成されたジエステルの存在下にエステル化を実
施することが推奨されている。更に、欧州特許出願公開
第465853号明細書には、生成物混合物から触媒作
用を有する酸を洗浄除去し、その後に水の不在下でジエ
ステル化合物をドイツ連邦共和国特許第1518572
号明細書にも推奨されているように相応する抽出剤を用
いて直接に抽出し、この抽出の際に抽出剤中に移るモノ
エステルをさらに同じ抽出剤から水で洗浄除去し、その
際に生じる水相をモノエステルに富んだ抽出相と合わ
せ、かつジエステルをエステル化に返送することが推奨
されている。モノエステルおよび微少量のアルカンジオ
ールを含有する水相に関連して、低沸点成分を蒸留によ
り分離することが専ら推奨されている。
【0011】こうして、専らアルカンジオールで汚染さ
れたモノエステルが得られることは、欠点である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、C4〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリル酸
モノエステルおよびC4〜C6−アルカンジオールを含有
する水溶液から塩化メチレンとは異なる有機溶剤を用い
ての抽出によってC4〜C6−アルカンジオールの(メ
ト)アクリル酸モノエステルを分離する方法を提供する
ことであり、この場合この有機溶剤は、抽出による効果
の点で塩化メチレンと本質的に等しいが、しかし、危険
性は減少される。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題の解決のため、
1〜C4−アルカンカルボン酸およびC1〜C5−アルカ
ノールからなるエステル、4〜8個のC原子を有する単
一のジアルキルエーテルおよび混合したジアルキルエー
テル、ならびに記載された有機溶剤の混合物を包含する
群からの有機溶剤を抽出剤として使用することを特徴と
する、C4〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリル
酸モノエステルおよびC4〜C6−アルカンジオールを含
有する水溶液から有機溶剤との抽出によってC4〜C6
アルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエステルを
分離する方法が見い出された。
【0014】
【発明の実施の形態】好ましい本発明による抽出剤は、
酢酸またはプロピオン酸およびC3〜C5−アルカノー
ル、殊にC4−アルカノールからなるエステル、殊にイ
ソブチルアセテートである。更に、特に4〜6個のC原
子を有するジアルキルエーテル、殊にメタノールおよび
第三ブタノールからのエーテルが適当である。その上、
前記の有機溶剤の混合物は、本発明による抽出剤として
適当である。
【0015】本発明により使用すべき抽出剤は、常圧で
の沸点(一般に<150℃)が抽出により吸収すべき
(メト)アクリル酸モノエステルの場合と十分に異なる
ことを示し、このことは、有機抽出剤の次の1回の蒸留
による分離を保証する。
【0016】更に、抽出作用は、吸収すべき(メト)ア
クリル酸モノエステルとは異なり本質的に塩化メチレン
の場合に相応する。即ち、同一容量の抽出剤を使用する
ことを前提条件下にこの抽出剤は、C4〜C6−アルカン
ジオールの(メト)アクリル酸モノエステルを含有する
水溶液との接触の際にこの水溶液から25℃で本質的に
同一の平衡量のモノエステル、例えば塩化メチレンを吸
収することを可能にする。
【0017】本発明による方法の多の有利な性質は、本
発明により使用すべき抽出剤を塩化メチレンと比較可能
な程度にC4〜C6−アルカンジオールとこのC4〜C6
アルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエステルと
の間で選択することができることにある。
【0018】また、水中での本発明により使用すべき抽
出剤の溶解度は、塩化メチレンの相応する溶解度と比較
可能な方法の場合には、僅かであり、このことは、水を
含有する溶液中への抽出剤の移行を最少にする。
【0019】本発明により使用すべき抽出剤もしくは塩
化メチレン中での水の溶解度を考慮した場合には、同一
の相対的割合が当てはまる。
【0020】換言すれば、本発明により使用すべき抽出
剤は、意外なことに本質的に同じ効果をもって公知技術
の側で同じ目的にとって望ましい塩化メチレンに代わる
ことができる。
【0021】C4〜C6−アルカンジオールの(メト)ア
クリル酸モノエステルを製造するためにドイツ連邦共和
国特許第1518572号明細書に記載の方法を使用す
る場合には、 − C4〜C6−アルカンジオール >0〜15重量%、 − C4〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリル酸
モノエステル >0〜15重量%、 − 他の化合物(例えば、(メト)アクリル酸、触媒の
酸、ジエステル、重合抑制剤等)3重量%までおよび − 残量としての水 を含有する水溶液がしばしば生じる。
【0022】本発明による方法は、殊にこのような前記
溶液からC4〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリ
ル酸モノエステルを抽出により分離するために適当であ
る。
【0023】このことは、殊に1,4−ブタンジオール
および/または1,6−ヘキサンジオールの相応するエ
ステル化の範囲内で水溶液が生成されている場合に当て
はまる。この1,6−ヘキサンジオールは、殊に所属す
る酸がアクリル酸である場合に関連する。
【0024】しかし、勿論、本発明による方法は、C4
〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエ
ステルを前記のモノエステルを経て欧州特許出願公開第
465853号明細書に記載のC4〜C6−アルカンジオ
ールの(メト)アクリル酸モノエステルの製造法の範囲
内で生じるなお水およびC4〜C6−アルカンジオールを
含有する溶液から抽出により分離するためにも適当であ
る。
【0025】一般に、本発明による方法は、10〜60
℃、特に20〜40℃、特に有利に20〜30℃の温度
で実施される。温度が増大するにつれて、副反応の確率
は高まる。本発明によれば抽出の間の熱の経過は、重要
ではない。通常、本発明によれば、抽出は常圧(1at
m)で使用される。しかし、抽出は、高められた圧力
(作業圧15atmまで)で使用することもできる。
【0026】本発明によれば、抽出は、意外なことに、
本発明による抽出剤が例えば加水分解または類似の副反
応に対して敏感であるとしても、本発明による抽出剤の
云うに値する損失を生じることなく、酸性の出発水溶液
の場合にも、中性の出発水溶液の場合にも、また塩基性
の出発水溶液の場合にも使用することができる。
【0027】一般に、出発水溶液は、エステル化の範囲
内で使用される触媒の酸を含有する。また、この出発水
溶液の一部は、有機抽出相中に移り、かつこの有機抽出
相中で抽出剤の蒸留による分離の際に残留する。望まし
い(メト)アクリル酸モノエステル中でこのような酸不
純物が支障がある場合には、この酸不純物は、例えば水
または水相で洗浄除去することができる。
【0028】それ自体常用の抽出装置、殊に充填塔は、
本発明による抽出の実施のために適当である。この充填
塔中で、抽出剤および水溶液は、特に対向流で案内さ
れ、この場合有利には、特に重い相は塔の塔頂部から供
給される。勿論、本発明による処理過程は、全ての残り
の処理過程と同様に常用量の常用の重合抑制剤中のC4
〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエ
ステルへの途中で実施される。このことは、次の実施例
中にも記載されている。このように使用すべき重合抑制
剤としては、殊にフェノチアジン、ヒドロキノンおよび
ヒドロキノンモノメチルエーテルがこれに該当する。
【0029】次の例につき発明を詳説する。
【0030】
【実施例】
例(全ての処理過程は、常用量の重合抑制剤中で実施さ
れる。) − 1,4−ブタンジオール6重量%、 − 1,4−ブタンジオールモノアクリレート8重量
%、 − 他の化合物<3重量%および − 残量としての水 を含有し、かつドイツ連邦共和国特許第1518572
号明細書に記載の処理形式による1,4−ブタンジオー
ルモノアクリレートの製造の範囲内で生じる酸水溶液1
00mlを25℃および1atmでそれぞれ種々の抽出
剤100mlと内部接触させた。相分離を行なった後、
抽出平衡でつぎのものを測定した: a)水相中の抽出剤の溶解度(LE、水相に対する重量
%での記載); b)有機相中の水の溶解度(LW、有機相に対する重量
%での記載); c)塩化メチレンの1,4−ブタンジオールモノアクリ
レートに対する抽出による効果、この場合この抽出によ
る効果(塩化メチレン中に溶解された量の1,4−ブタ
ンジオールモノアクリレート)は、任意に100の値に
対応させた(EW); d)抽出剤の選択度(S);Sの測定のために、抽出平
衡で存在する有機相をガスクロマトグラフィー分析し、
かつ簡単な方法で1,4−ブタンジオールモノアクリレ
ート(分子)と1,4−ブタンジオール(分母)の重量
比に対応した面積のピークをSに対する基準として記載
した。
【0031】使用された抽出剤を含めて得られた結果
は、次の表に示されている。この表は、付加的に1at
mでの沸点(Sdp、℃)を包含している。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】使用された抽出剤の副反応は、本質的に
確認することができなかった。
【0034】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート レルマー ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ボッケンハイマー シュトラーセ 12 (72)発明者 ウルリヒ ラウ ドイツ連邦共和国 リンブルガーホーフ アルベルト−アインシュタイン−アレー 37 (72)発明者 ゲルハルト ネストラー ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ムンデンハイマー シュトラーセ 170

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C4〜C6−アルカンジオールの(メト)
    アクリル酸モノエステルおよびC4〜C6−アルカンジオ
    ールを含有する水溶液から有機溶剤を用いての抽出によ
    ってC4〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリル酸
    モノエステルを分離する方法において、C1〜C4−アル
    カンカルボン酸およびC1〜C5−アルカノールからなる
    エステル、4〜8個のC原子を有する単一のジアルキル
    エーテルおよび混合したジアルキルエーテル、ならびに
    このような有機溶剤からなる混合物を包含する群からの
    有機溶剤を抽出剤として使用することを特徴とする、C
    4〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエ
    ステルの分離方法。
  2. 【請求項2】 (メト)アクリル酸を全てのアルカンジ
    オールを用いて酸エステル化触媒の存在下に共留剤を用
    いての共沸蒸留によって生成される水の除去下にエステ
    ル化し、生成物混合物を副生成物として生じるジエステ
    ルを含有する有機溶液ならびに使用されるアルカンジオ
    ールおよび(メト)アクリル酸モノエステルを含有する
    水溶液中に抽出により分離し、引続き(メト)アクリル
    酸モノエステルを使用されるアルカンジオールおよび
    (メト)アクリル酸モノエステルを含有する水溶液から
    抽出剤を用いて抽出により分離し、かつ次いで抽出剤お
    よび(メト)アクリル酸モノエステルを分離することに
    より、C4〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリル
    酸モノエステルを製造する方法において、C1〜C4−ア
    ルカンカルボン酸およびC1〜C5−アルカノールからな
    るエステル、4〜8個のC原子を有する単一のジアルキ
    ルエーテルおよび混合したジアルキルエーテル、ならび
    にこのような有機溶剤からなる混合物を包含する群から
    の有機溶剤を、水相からの(メト)アクリル酸モノエス
    テルの抽出のための抽出剤として使用することを特徴と
    する、C4〜C6−アルカンジオールの(メト)アクリル
    酸モノエステルの製造方法。
JP26306095A 1994-10-11 1995-10-11 炭素原子数4〜6のアルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエステルを分離もしくは製造する方法 Expired - Fee Related JP3834081B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4436245A DE4436245A1 (de) 1994-10-11 1994-10-11 Verfahren zur Abtrennung eines (Meth)acrylsäuremonoesters eines C¶4¶- bis C¶6¶-Alkandiols aus einer einen (Meth)acrylsäuremonoester eines C¶4¶- bis C¶6¶-Alkandiols und das C¶4¶- C¶6¶-Alkandiol enthaltenden wäßrigen Lösung
DE4436245.5 1994-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08188556A true JPH08188556A (ja) 1996-07-23
JP3834081B2 JP3834081B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=6530443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26306095A Expired - Fee Related JP3834081B2 (ja) 1994-10-11 1995-10-11 炭素原子数4〜6のアルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエステルを分離もしくは製造する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5618971A (ja)
EP (1) EP0706990B1 (ja)
JP (1) JP3834081B2 (ja)
DE (2) DE4436245A1 (ja)
DK (1) DK0706990T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522812A (ja) * 2000-02-17 2003-07-29 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト α,β−不飽和カルボン酸エステルの製法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115461321A (zh) * 2020-04-22 2022-12-09 帝斯曼知识产权资产管理有限公司 制备α,ω-烷二醇单硝酸酯的方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA630187A (en) * 1961-10-31 Union Carbide Corporation Process for separation of esters of acrylic acids from alcohols
US3162677A (en) * 1962-06-20 1964-12-22 Dow Chemical Co Purification of glycol esters
DE1518572A1 (de) 1965-07-20 1969-01-30 Basf Ag Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Monoestern zweiwertiger Alkohole
JP2884433B2 (ja) 1990-07-11 1999-04-19 三菱レイヨン株式会社 4―ヒドロキシブチルアクリレート又はメタクリレートの製造法
DE4228397A1 (de) 1992-08-26 1994-03-03 Roehm Gmbh Verfahren zur Herstellung von Hydroxyalkyl(meth)acrylsäureestern

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522812A (ja) * 2000-02-17 2003-07-29 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト α,β−不飽和カルボン酸エステルの製法
JP4758586B2 (ja) * 2000-02-17 2011-08-31 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア α,β−不飽和カルボン酸エステルの製法

Also Published As

Publication number Publication date
DE4436245A1 (de) 1996-04-18
EP0706990B1 (de) 1998-08-19
DE59503252D1 (de) 1998-09-24
EP0706990A1 (de) 1996-04-17
DK0706990T3 (da) 1999-02-08
JP3834081B2 (ja) 2006-10-18
US5618971A (en) 1997-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1041062B1 (en) Method for refining (meth)acrylic acid
EP0551111B1 (en) Process for purifying acrylic acid to high purity in the production of acrylic acid
US3962074A (en) Process for separating acrylic acid from aqueous solutions
US5968322A (en) Process for preparing refined acrylic esters
DE10144490A1 (de) Verfahren zur Herstellung von (Meth)acrylsäureestern
JPH05246941A (ja) アクリル酸製造においてアクリル酸を高純度に精製する方法
US4142058A (en) Method of separating and purifying methacrylic acid
JPH08188556A (ja) 炭素原子数4〜6のアルカンジオールの(メト)アクリル酸モノエステルを分離もしくは製造する方法
KR0184885B1 (ko) 4-하이드록시부틸 (메트)아크릴레이트의 제조방법
JP4096427B2 (ja) ヒドロキシアルキルアクリレートの製造方法
JPH0617337B2 (ja) α,β―モノオレフィン性不飽和モノカルボン酸のアルキルエステルの製法
EP0721932B1 (en) Process for purifying alpha,beta-unsaturated esters
JP3798453B2 (ja) 混合物からの(メト)アクリル酸と炭素原子数4〜6のアルカンジオールとのジエステルの分離方法、ならびに(メト)アクリル酸と炭素原子数4〜6のアルカンジオールとのモノエステルの製造方法
JP3044694B2 (ja) メタクリル酸グリシジルの精製方法
JP3880128B2 (ja) アクリル酸の回収方法
JPH0853392A (ja) 4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートの製造方法
US3392091A (en) Distillation of aqueous acetic acid in presence of water entraining byproducts
JPH07330672A (ja) α,β−不飽和カルボン酸からのカルボニル不純物の除去方法
JPS5892638A (ja) メタクリル酸の連続的エステル化法
US6479696B1 (en) Method for synthesis and process inhibition of isobornyl (meth)acrylate
JPH09301921A (ja) (メタ)アクリル酸エステルの製造方法及び製造装置
JPH07126214A (ja) 4−ヒドロキシブチルアクリレートの製造方法
JPH0147451B2 (ja)
US2249525A (en) Purification of vitamin a esters
DE10063176A1 (de) Verfahren zur Herstellung von (Meth)acrylsäureestern

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees