JPH08187U - 温風暖房器 - Google Patents

温風暖房器

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Publication number
JPH08187U
JPH08187U JP3891691U JP3891691U JPH08187U JP H08187 U JPH08187 U JP H08187U JP 3891691 U JP3891691 U JP 3891691U JP 3891691 U JP3891691 U JP 3891691U JP H08187 U JPH08187 U JP H08187U
Authority
JP
Japan
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room temperature
thermal power
air
flow rate
air flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP3891691U
Other languages
English (en)
Inventor
久郎 原
欣也 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichi Co Ltd
Original Assignee
Dainichi Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dainichi Co Ltd filed Critical Dainichi Co Ltd
Priority to JP3891691U priority Critical patent/JPH08187U/ja
Publication of JPH08187U publication Critical patent/JPH08187U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 [目的] 冷気が床付近に滞留することを抑制して、速
やかに快適な暖房状態を得る。 [構成] バーナ2が着火し、最大火力の燃焼が継続し
て室温が設定温度に達すると、大風量維持手段8が動作
する。そして大風量維持手段8はこれより暫くの間送風
量を大に維持するので、室内空気が盛んに対流し、この
対流により床付近に冷気が滞留することが抑制されるの
で、暖まりの遅い床面が有効に暖められる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ファンヒータやFF式暖房器といった温風暖房器の改良に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の温風暖房器を図4により説明すると、温度センサ1が検知した 室温と設定温度の差から火力演算手段3がバーナ2の火力を演算し、演算された 火力から送風量決定手段6が送風量を決定すると共に、この送風量に応じて送風 機9の回転数が変化する。よって、室温が低いときバーナ2は最大火力で燃焼を 開始し、燃焼熱は送風機9からの送風と混合し温風となって機外に排出される。 そして室温が上昇して設定温度に達すると、以後は設定温度を維持する燃焼量で 済むことから、徐々に火力が小さくなり、適当な火力付近で安定燃焼する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記したように室温が設定温度に達して火力が小さくなっていくと きは、送風機9の回転数が低くなることにより送風量が減じ、空気対流が弱くな って暖まりの遅い床付近に冷気が滞留する結果、室温の割に寒く感じるものであ った。 この考案は上記した課題を解決できる温風暖房器を得ることを目的になされた ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために本考案の温風暖房器は、バーナと、室温を検知 する温度センサと、室温と設定温度の差からバーナの火力を演算する火力演算手 段と、演算された火力から送風量を決定する送風量決定手段と、決定された送風 量に応じて回転数が変化する送風機とを有する温風暖房器において、運転を開始 してから室温が設定温度に達したか否かを判定する判定手段を設けると共に、こ の判定手段が到達と判定した以後の適当時間、送風量を大に維持する大風量維持 手段を設けた構成である。
【0005】
【作用】
係る構成において、機器の運転により室温が設定温度まで上昇すると、これよ り大風量維持手段が動作するために、以後暫くの間は送風量の多い状態が継続す る。つまり送風機が高回転数で駆動し続け、火力が小さくなっても室内空気が盛 んに対流することから、床付近に冷気が滞留することを抑制できるのである。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を灯油を燃料とする温風暖房器により説明する。図 1において、1は室温を検知する温度センサとしてのサーミスタ、2はバーナで ある。サーミスタ1により検知された室温は火力演算手段3に入力し、ここで室 温と設定温度の差からバーナ2の火力が演算される。4は送油ポンプ、5は灯油 を加熱気化する気化器である。
【0007】 6は送風量決定手段であり、該手段6は小火力時における温風温度の低下を抑 制する等のために、演算された火力に基づいて適正な送風量を決定する。7は運 転開始、即ちバーナ2が着火してから室温が設定温度に達したか否かを判定する 判定手段である。判定手段7の判定結果が入力する大風量維持手段8は、判定結 果が到達になると同時に動作して送風量を大に維持すると共に、始動から適当時 間経過した後に停止する。なお、係る大送風量を維持するためには、送風量決定 手段6が決定した送風量に優先して所定の大送風量を割り当てる、あるいは決定 された送風量に適当な仮想送風量を加えることにより風量の減少を抑制する等、 種々の方法が採用できる。9は送風量に応じて回転数が変化する送風機である。 また10はタンクである。
【0008】 上記した構成において、タンク10内の灯油は送油ポンプ4の始動に伴って気 化器5に圧送され、気化ガスとなりバーナ2に噴出して着火燃焼する。そして着 火した後、室温が設定温度より低いときは火力演算手段3が最大火力を演算し、 送風量決定手段6が送風量を大とするので、バーナ2の燃焼熱は高回転数で回転 する送風機9からの送風と混合し、室内に勢いよく排出して暖房に供される。
【0009】 最大火力の燃焼が継続して室温が設定温度に達すると、判定手段7の判定結果 に基づいて大風量維持手段8が動作するので、引き続き大送風量の状態が継続す る。つまり図2および図3に示したように、最大火力から火力が漸減していく暫 くの間は大送風量であり、温風温度が低下して浮力も小さいことから温風がより 遠方まで達する。
【0010】 このように大風量維持手段8が動作する間は、室内空気が盛んに対流すること から、暖まりの遅い床付近に冷気が滞留しにくくなる。よって、床面が有効に暖 められて室内の温度分布が平準化するので、寒さを感じない快適な暖房空間が速 やかに得られるのである。
【0011】 そして大風量維持手段8は、室温が設定温度に達した後の火力減少が部屋の広 さや断熱性能等により大きく相違することに鑑み、少なくとも火力が図2に示す 所定火力Q以下となるまで、あるいは図3のように所定時間Tが経過するまで動 作する。このようにすれば、速やかに火力が小火力となってしまったときに大送 風量が継続して室内に冷風が排出されたり、且又火力が所定火力Q以下にならな くて大送風量の状態が長時間継続するといった不具合を完全に防止できる。
【0012】 次に所定時間Tが経過した等により大風量維持手段8が停止すると、代わって 送風量決定手段6が動作する。故に送風量は、それまでの大送風量から送風量決 定手段6が決定した送風量まで減じて通常燃焼に移行することとなるが、送風量 が急変するときは送風音も大きく変化することにより使用者に不安を与える恐れ があるので、図示の如く段階的に送風量を減少させるようにすることが望ましい 。
【0013】
【考案の効果】
以上に説明したとおり本考案の温風暖房器は、運転を開始してから室温が設定 温度に達したか否かを判定する判定手段と、この判定手段が到達と判定した以後 の適当時間、前記送風量を大に維持する大風量維持手段を備えている。よって、 室温が設定温度に達した以後も大送風量の状態が暫くの間継続し、室内空気が盛 んに対流して冷気が床付近に滞留することが抑制されるので、速やかに快適な暖 房空間が得られるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の温風暖房器に関する全体構成
図である。
【図2】実施例の温風暖房器における火力、送風量、室
温の時系列変化図である。
【図3】実施例の温風暖房器における火力、送風量、室
温の時系列変化図である。
【図4】従来の温風暖房器に関する全体構成図である。
【符号の説明】
1 温度センサ(サーミスタ) 2 バーナ 3 火力演算手段 6 送風量決定手段 7 判定手段 8 大風量維持手段 9 送風機

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナと、室温を検知する温度センサと、
    室温と設定温度の差からバーナの火力を演算する火力演
    算手段と、演算された火力から送風量を決定する送風量
    決定手段と、決定された送風量に応じて回転数が変化す
    る送風機とを有する温風暖房器において、運転を開始し
    てから室温が設定温度に達したか否かを判定する判定手
    段を設けると共に、この判定手段が到達と判定した以後
    の適当時間、送風量を大に維持する大風量維持手段を設
    けたことを特徴とする温風暖房器。
  2. 【請求項2】大風量維持手段は、少なくとも火力が所定
    以下となるまで、あるいは所定時間経過するまで動作す
    ることを特徴とする温風暖房器。
JP3891691U 1991-04-25 1991-04-25 温風暖房器 Pending JPH08187U (ja)

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JP3891691U JPH08187U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 温風暖房器

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JP3891691U JPH08187U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 温風暖房器

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JPH08187U true JPH08187U (ja) 1996-02-02

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ID=12538536

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JP3891691U Pending JPH08187U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 温風暖房器

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