JPH0818795B2 - ロープ牽引装置 - Google Patents

ロープ牽引装置

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JPH0818795B2
JPH0818795B2 JP5198976A JP19897693A JPH0818795B2 JP H0818795 B2 JPH0818795 B2 JP H0818795B2 JP 5198976 A JP5198976 A JP 5198976A JP 19897693 A JP19897693 A JP 19897693A JP H0818795 B2 JPH0818795 B2 JP H0818795B2
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Japan
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rope
sheave
insertion groove
side wall
wall portions
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    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H55/38Means or measures for increasing adhesion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/60Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans adapted for special purposes
    • B66D1/74Capstans
    • B66D1/7415Friction drives, e.g. pulleys, having a cable winding angle of less than 360 degrees
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pulleys (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴンドラ、エレベー
タ、クレーンなどの建設荷役運搬用巻上機などとして用
いられるロープ牽引装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴンドラ、エレベータ、クレーンなどの
建設荷役運搬用巻上機の一つにドラムにロープなどを巻
き取ったり、巻き戻したりすることなく、シーブに一回
巻回したままロープに沿って昇降などの移動を行うよう
にしたロープ牽引装置がある。
【0003】例えば、建築構造物などの壁面作業などに
使用されるゴンドラの移動用として用いられているロー
プ牽引装置は、図9に示すように、機枠1に設けられた
駆動軸2の外周に軸受を介して設けられ駆動機構(図示
せず)で駆動されるシーブ4を備えるとともに、このシ
ーブ4のV溝に1回巻き付けたロープ5を滑らないよう
に押付けるトラクション機構6を備えている。このトラ
クション機構6は、牽引側となるロープ5のシーブ4か
ら離れる部分の近傍にく字状の揺動アーム8が設けら
れ、その一端部に2つのローラ9,9′が設けられてロ
ープ5を緊張状態よりも内側に押し込むように配置さ
れ、他端部には、シーブ4に巻き付けられたロープ5を
押さえる押えローラ10,10′が揺れ腕11を介して
取付けられて構成されている。したがって、ロープ5が
緊張状態になると、ロープ5と接触している一端部のロ
ーラ9,9′が引き込まれ、これによって揺動アーム8
が揺動し、他端部の押えローラ10,10′によってシ
ーブ4内にロープ5が押さえられることになる。
【0004】また別のタイプのロープ牽引装置として、
特開平5−32395号公報に記載されたものがある。
このロープ牽引装置は、図10に示すように、ロープ1
2の側面と接する両側面板13をシーブ本体11と別体
の板ばねで構成し、これら両側面板13間の間隔がロー
プ12の直径よりも所定値だけ小さくなるようにして両
側面板13をシーブ本体11の円周方向に交互に、また
は対向する位置において、両側から、ボルト14により
シーブ本体11に取付けたものである。
【0005】弾性体からなる両側面板をシーブの円周方
向に交互にボルトでシーブに取付けることにより、この
両側面板間にロープを押込むと、両側面板はその間隔が
ロープ直径より狭いため、ボルトが取付けてない側の側
面板は反対方向に撓み、両側面板が全体として円周方向
に波状に撓む結果、ロープの張力によりロープの中心か
らボルト取付側の各側面板方向の分力が発生しロープと
両側面板間の摩擦力が増加し、シーブによるロープ押え
力が増大し、シーブからの動力の伝達が行われる。また
両側面板をシーブの円周方向において対向する位置にお
いて両側からボルトより取付ける場合は、ボルトによる
取付部においてはロープは挾圧変形する一方ボルトによ
って取付けられていない部分においては両側面板は両側
にふくらむようにして撓むので、ロープの張力によりボ
ルト取付部におけるロープの挾圧変形した部分にクサビ
効果が発生し、摩擦力が増加してシーブによるロープ押
え力が増大する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す従来のロー
プ牽引機構のトラクション機構6では、揺れ腕11に取
付けられた2つの押えローラ10,10′でシーブ4を
押さえるようにしているため、ワイヤロープ5には、シ
ーブ4のV溝との接触点を中心に前後の2点で繰返し曲
げモーメントが加わることや押えローラ10,10′が
ワイヤロープ5の撚りによって横方向の力を受けて滑る
ためワイヤロープ5の摩耗が生じること等のためワイヤ
ロープ5の寿命が短くなってしまうという問題がある。
また、ワイヤロープ5及びシーブ溝部に摩耗が生じてワ
イヤロープの中心直径が変化すると、揺動アーム8の揺
動前の状態が変化し、ワイヤロープ5によってローラ
9,9′が移動して得られる押え力、すなわち牽引力に
変化が生じ、不安定になるという問題がある。
【0007】また図10に示す板ばねからなる両側面板
13を使用するロープ牽引装置においては、板ばねが撓
むことにより板ばねを押えている部分すなわちボルト1
4による固定点に集中的に応力がかかり、このためボル
ト14およびボルト14を挿入する孔周辺の板ばねに充
分な強度が必要となる。したがって両側面板13を構成
する板ばねはこのボルト挿入孔周辺の応力が集中する部
分に必要とされる強度に応じてその板厚を選ばねばなら
ないので大きな板厚を必要とし、ボルト14の取付けと
相まってロープ牽引装置全体の重量を大きくし、装置の
小型、軽量化を妨げる。また、大きな板厚にすると、ワ
イヤロープに対する狭圧力が増加し、ワイヤロープの寿
命が低下する。また、板バネの撓み量が少なくなるため
に保持力が低下するという問題点を有する。
【0008】また板ばねをボルト止めしているため、板
ばねの組立および保守のための分解に手間がかかり、ま
た板ばね13およびシーブ本体11におけるボルト挿入
孔の加工等の工程を要するため製造コストが嵩むという
問題点がある。
【0009】さらに両側面板を板ばねで構成しており、
板ばねはその表面に切削加工等が困難であるため、両面
側板13によって形成されるロープ挿入溝にテーパをつ
ける等任意の断面形状を有するロープ挿入溝を形成する
ことが困難であった。
【0010】本発明は、上記従来の各ロープ牽引装置の
問題点にかんがみなされたものであって、ワイヤロープ
の摩耗等を生じることが少く寿命を延ばすことができる
とともに、安定した牽引力が得られ、さらに装置の構造
を簡素化し、軽量、小型化を実現し、さらに任意の断面
形状のロープ挿入溝を形成することができるロープ牽引
装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のロープ牽引装置は、牽引ロープが挿入される環状の
ロープ挿入溝を有するシーブの該ロープ挿入溝に牽引ロ
ープを挿入し該シーブを回転駆動することによって牽引
ロープを巻回しながらこの牽引ロープ上を移動するロー
プ牽引装置において、該ロープ挿入溝を形成するシーブ
の両側壁部をシーブと一体的に弾性体で形成し、ロープ
保持位置における該両側壁部間の間隔を牽引ロープの直
径よりも所定値だけ小さくなるようにしたことを特徴と
する。
【0012】
【作用】ロープ挿入溝を形成するシーブの両側壁部をシ
ーブと一体的に弾性体で形成し、ロープ保持位置におけ
る両側壁部間の間隔をロープの直径よりも小さくするこ
とにより、両側壁部間に牽引ロープが押込まれると、シ
ーブ両側壁部はその弾性力により両側から均一にロープ
の両側を挾圧して摩擦力を発生してロープを押え、シー
ブからの動力の伝達が行われる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面について詳
細に説明する。図1は本発明の1実施例によるシーブに
ロープを巻付けた状態を示す斜視図、図2はシーブの側
面図で上半分は図3のB−B矢視図、図3はシーブの正
面図である。また図4はロープ牽引装置の一部を破断し
て示す図、図5は図4中AA線による断面図である。
【0014】このロープ牽引装置15では、機枠16内
に設けられるシーブ20はその周面上の中央部にワイヤ
ロープ22を挿入するための環状のロープ挿入溝23が
形成されている。
【0015】このシーブ20は環状のものでその一側の
内周側に環状の凹部20a(図2)を有しこの環状凹部
20aおよび中央の開口部20bには図4に示すように
円板状のシーブ保持部材50の前端の段部50aが嵌合
し、シーブ20の内周側に円周方向に穿設されたボルト
穴20cに挿入されたボルト51によってシーブ保持部
材50に固定されている。このシーブ保持部材50は軸
受58を介して機枠16に回転自在に支持されている。
【0016】このシーブ20内にロープ22を確実に案
内するため図5に示すように機枠16には案内ローラ5
3,54,55が設けられている。またシーブ20のロ
ープ挿入溝内にごみが侵入することを防止するためのご
み除去用舌片56が機枠16に取付けられている。
【0017】シーブ20は駆動軸57(図5)を含む駆
動機構(図示せず)によって駆動されるが、この駆動機
構は周知のものであるのでその説明を省略する。
【0018】シーブ20が図示しない駆動機構により回
転駆動されると、ほぼ1回巻かれたワイヤロープ22が
機枠16に取付けられた案内ローラ53〜55によって
ロープ挿入溝23内に位置し、ロープ挿入溝を形成する
両側壁部23によって全周にわたってワイヤロープ22
が挾圧され、駆動力が伝達される。
【0019】また、ワイヤロープに吊荷重が掛り始める
と、吊荷重による引張力でワイヤロープは自然にシーブ
内に喰い込まれ駆動力が伝達される。
【0020】図6〜8は、ロープ挿入溝23の例を示す
部分断面図である。図6(a)はロープ挿入溝23をU
字形の断面形状とした実施例を示すものである。両側壁
部24,24はシーブ20と一体に形成されており、た
とえばSUS420J2ステンレス鋼等の弾性材からな
る弾性体として構成されている。このロープ挿入溝23
の両側壁部24,24のロープ22と接触する内側面2
4a,24aは半径方向に延長する相互に平行な平面を
構成しており、ロープ挿入溝23の底面25は略半円形
の断面形状に形成されている。この両側壁部24,24
の内側面間24a,24aの間隔Aはロープ22の径D
よりも所定値だけ小さくなるように設定されている。
【0021】ロープ22を案内ローラ53又は吊荷重の
引張力よってロープ挿入溝23の両側壁部24,24間
に押込まれると、図6(b)に示すように弾性材からな
る両側壁部24,24が両側に押拡げられ、ロープ22
は両側壁部24,24の内側面24a,24aおよび底
面25に接触し、押拡げられた両側壁部24,24には
その弾性力により両側から均一にロープ22の両側を挾
圧するように摩擦力が発生してロープ22を押え、シー
ブ20からロープ22への動力の伝達が行われる。
【0022】この実施例においては、両側壁部24,2
4の内側面24a,24aに加えて底面25との接触に
よりロープ22との間の摩擦力が増大し安定したロープ
保持力が得られるとともに、ロープ22がロープ挿入溝
23内で半径方向に移動することがないので、ロープ2
2の巻取り径が一定となり、したがって均一な昇降スピ
ードが得られる。
【0023】図7(a)はロープ挿入溝23をV字形の
断面形状とした実施例を示すものである。このロープ挿
入溝23の両側壁部24,24のロープ22と接触する
内側面24a,24aは相互に半径方向外側に向って次
第に拡がるテーパTを有する傾斜面に形成されており、
底面25は略平坦な円周面に形成されている。この両側
壁部24,24の内側面24a,24aのロープ保持位
置における間隔Aはロープ22の径Dよりも小さくなる
ように設定されている。テーパTとしては、たとえばロ
ープ挿入溝23の深さが15mm、外周端における内側
面間の間隔が7.8mm、外周端における側壁部の厚み
が2.5mmの場合10°程度のテーパが好適である。
【0024】ロープ22をロープ挿入溝23に押込まれ
ると、図7(b)に示すように両側壁部24,24が両
側に押拡げられ、ロープ22は両側壁部24,24の内
側面24a,24aに接触し、押拡げられた両側壁部2
4,24にはその弾性力により両側から均一にロープ2
2の両側を挾圧する挾圧力が作用するとともに、内側面
24a,24aが相互に傾斜面を形成する構成によるク
サビ効果による力が作用し、これらの力の合成による摩
擦力Fがロープ22に作用することによってロープ22
が押えられる。
【0025】図8(a)はロープ挿入溝23をV字形の
断面とU字形の断面を組合せた形状とした実施例を示す
ものである。このロープ挿入溝23の両側壁部24,2
4のロープ22と接触する内側面24a,24aは相互
に半径方向外側に向って次第に拡がるテーパTを有する
傾斜面に形成されており、底面25は略半円形の断面形
状に形成されている。この内側面24a,24aの中間
部のロープ保持位置における間隔Aはロープ22の径D
よりも小さくなるように設定されている。
【0026】ロープ22をロープ挿入溝23に押込まれ
ると、図8(b)に示すように両側壁部24,24が両
側に押拡げられ、ロープ22は両側壁部24,24の内
側面24a,24aおよび底面25に接触し、両側壁部
24,24にはその弾性力によりロープ22を挾圧する
挾圧力が作用するとともにクサビ効果による力が作用し
てこれらの力の合成による摩擦力がロープ22に作用す
る。またロープ22と底面45の接触による摩擦力の増
大およびロープ22の巻取り径が一定になることによる
昇降スピードの均一化が得られる。
【0027】なお、図7および図8の実施例において
は、ロープ挿入溝23がV字形に形成されていることに
より、ロープの径が摩耗やプレテンション等により小さ
くなった場合でも、大径の場合よりもロープ22がロー
プ挿入溝23の奥の位置において同様に両側壁部24,
24を押拡げるので、大径の場合とほぼ等しいロープ挾
圧力が得られる。したがって、V字形断面のロープ挿入
溝の場合はロープ径の変化が生じても常に安定した牽引
力が得られ信頼性が向上する。これに対し図9の従来装
置ではたとえロープ挿入溝がV字形断面を有していたと
してもロープ径が変化するとこれに応じて搖動アームの
回動量が変化し、これに伴って押えローラによるロープ
押え力が変化するので常に安定した牽引力が得られな
い。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ロ
ープ挿入溝を形成するシーブの両側壁部をシーブと一体
的に弾性体で形成し、ロープ保持位置における両側壁部
間の間隔をロープの直径よりも小さくすることにより、
両側壁部間に牽引ロープを押込むと、シーブ両側壁部は
その弾性力により両側から均一にロープの両側を挾圧し
て摩擦力を発生してロープを押え、シーブからの動力の
伝達が行われる。したがってシーブの全周から均一にロ
ープを挾圧することができるので、従来の押えローラに
よってシーブを押える装置のように吊荷重を保持させる
為の押えローラが不用で小型、軽量化することができ、
また、ロープに曲げモーメントが加わることがなく、ま
た押えローラによって横方向の力が加わることによりロ
ープが滑ることがないので、ロープの摩耗が少くロープ
の寿命を延ばすことができる。
【0029】また特開平5−32395号公報記載の板
ばねからなる両側面板をボルトでシーブ本体に固定した
装置に比べると、ロープ挿入溝を形成する両側壁部がシ
ーブと一体的に弾性体で形成されており、ボルトを一切
使用していないので、従来装置のようにボルトによる固
定点に集中的に応力がかかることがなく、ロープ挿入溝
の両側壁部に全周にわたり均一に分散して応力がかか
る。この応力は上記板ばねを使用する従来装置において
ボルト挿入孔周辺の板ばねに集中的にかかる応力よりも
はるかに小さいので、本発明においてはロープ挿入溝の
両側壁部の厚みは従来装置の板ばねの板厚よりも小さく
することができ、ボルトの省略と相まってロープ牽引装
置全体を小型、軽量化することができる。またロープ面
を全周にわたり均一に押えることができるので、ロープ
の寿命を延ばすことができる上に安定したロープ保持力
を得ることができる。
【0030】また、特開平5−32395号公報記載の
装置に比べて、取付けボルトがないので、シーブの分解
・組立てが簡単であり、シーブの保守点検がはるかに容
易である上に、板ばねおよびシーブ本体におけるボルト
挿入孔の加工等の手間がかからないので、製造も容易で
あり、製造コストを低減することができる。
【0031】さらに、ロープ挿入溝の両側壁部をシーブ
と一体的に構成することにより、両側壁部は円板状の材
料鋼を切削加工することにより形成することができ、し
たがってテーパ面等任意の断面形状を有するロープ挿入
溝を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるシーブを示す斜視図で
ある。
【図2】同シーブの側面図であり、上半分は図3のBB
線による矢視図である。
【図3】同シーブの正面図である。
【図4】ロープ牽引装置の一部を破断して示す図であ
る。
【図5】図4中AA線による矢視図である。
【図6】シーブのロープ挿入溝の1例を示す部分断面図
である。
【図7】ロープ挿入溝の他の例を示す部分断面図であ
る。
【図8】ロープ挿入溝のさらに他の例を示す部分断面図
である。
【図9】従来のロープ牽引装置の1例を示す断面図であ
る。
【図10】従来のロープ牽引装置の他の例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
20 シーブ 22 牽引ロープ 23 ロープ挿入溝 24 側壁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牽引ロープが挿入される環状のロープ挿
    入溝を有するシーブの該ロープ挿入溝に牽引ロープを挿
    入し該シーブを回転駆動することによって牽引ロープを
    巻回しながらこの牽引ロープ上を移動するロープ牽引装
    置において、該ロープ挿入溝を形成するシーブの両側壁
    部をシーブと一体的に弾性体で形成し、ロープ保持位置
    における該両側壁部間の間隔をロープがロープ挿入溝に
    収容されていない時はロープの直径よりも所定値だけ小
    さくなるようにし、かつ両側壁部はロープがロープ挿入
    溝に挿入された時、弾性的に押拡げられてロープを収容
    しかつロープをロープ保持位置において把持するような
    弾性を有する材料からなることを特徴とするロープ牽引
    装置。
JP5198976A 1993-07-16 1993-07-16 ロープ牽引装置 Expired - Lifetime JPH0818795B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5198976A JPH0818795B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 ロープ牽引装置
US08/268,340 US5515790A (en) 1993-07-16 1994-06-30 Rope traction device
CA002127431A CA2127431C (en) 1993-07-16 1994-07-05 Rope traction device
EP94110565A EP0638511B1 (en) 1993-07-16 1994-07-07 Rope traction device
DE69413767T DE69413767T2 (de) 1993-07-16 1994-07-07 Kabelzugvorrichtung
US08/562,422 US5626081A (en) 1993-07-16 1995-11-24 Rope traction device
US08/562,419 US5638756A (en) 1993-07-16 1995-11-24 Rope traction device

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JPH0733391A JPH0733391A (ja) 1995-02-03
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EP (1) EP0638511B1 (ja)
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CA (1) CA2127431C (ja)
DE (1) DE69413767T2 (ja)

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